JP4108900B2 - 傘 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は傘に関し、特に、組立てが容易で、かつ金属製部品と、非金属製部品とを容易に分別して廃棄することができる傘に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、傘は金属製部品と、合成樹脂(以下単に「樹脂」と呼ぶ)、木等の非金属製部品から構成されているが、各部品は恒久的に連結されており、例えば、樹脂製の手元と金属製の支柱とは恒久的に固定され、樹脂製上ロクロ(石突き側の固定ロクロ)と金属製親骨との連結、ならびに樹脂製下ロクロ(手元側の摺動自在なロクロ)と金属製親骨支え軸(受け骨)との連結は、傘骨の端部に設けた孔に針金(抱き針)を順次挿通し、かつ針金の先端を捩り合わせることにより行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の傘は、傘骨使用後、消費者が金属製部品と非金属製部品とを分離して分別廃棄することが困難であり、廃棄部品の再利用を難しくしていた。最近、環境問題がクローズアップされている中、布の代わりにビニールやPET(ポリエチレンテレフタレート)を用いた使い捨ての傘が広く普及するにつれ、この廃棄上の問題の解決が課題になっている。
【0004】
さらに従来の傘では、傘骨の端部に設けた孔に針金(抱き針)を順次挿通し、かつ針金の先端を捩り合わせることにより、傘骨とロクロとの連結を行なっていたので作業性が悪く、作業の自働化も困難であった。
【0005】
さらに従来の傘では、上ロクロを釘等で支柱に固定していたから、廃棄の際に上ロクロを支柱から取り外すのが困難であった。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、廃棄の際に金属製部品と、非金属製部品とを容易に分離することができ、組立も容易で、かつ価格も安い傘を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、手元、支柱、親骨、親骨支え軸、上ロクロ、下ロクロおよび防水シートを構成部品とする傘において、上記構成部品が金属製部品と、樹脂または木のような非金属製部品とからなり、かつ少なくとも金属製部品と非金属製部品とが容易に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の傘において、手元が非金属製、支柱が金属製である場合、手元が支柱を受容する受容孔を備えた支柱保持部を有し、上記受容孔に挿入された支柱が、上記支柱保持部の外周に被冠されたキャップ部材により上記手元に固定されるように構成されていることが好ましい。
【0009】
その場合、上記支柱に手元位置決め穴が形成され、上記支柱保持部が上記手元位置決め穴に係入し得る係合突起を上記受容孔内周面に備えた弾性をもった筒体からなり、上記受容孔に挿入された支柱の手元位置決め穴に上記係合突起を係入させた上記支柱保持部の外周に上記キャップ部材が被冠される構成とすることができる。
【0010】
あるいは、上記支柱保持部は、支柱の軸線と平行な方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結された一対の半円筒体によって構成することができる。
【0011】
また、上記支柱保持部は、支柱の軸線方向と直交する方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結された一対の半円筒体によっても構成することもできる。
【0012】
上記支柱保持部の外周面に螺条を形成し、上記キャップ部材が支柱保持部の外周面に螺着されるようにしてもよい。
【0013】
親骨および/または親骨支え軸の根元部の両側に枢軸となる突軸を形成し、これに対応して、上ロクロおよび/または下ロクロに、上記突軸を枢支する溝と、この溝内に突出して上記突軸を係止する係止片とを形成することによって、親骨の根元部を上ロクロに、および/または、親骨支え軸の根元部を下ロクロに連結することが好ましい。
【0014】
また、親骨を、金属製の親骨本体と、この親骨本体の根元部が挿入固定される非金属製の親骨ケースとから構成することができるが、その場合、上ロクロの上記係止片に係止される上記突軸が上記親骨ケースの根元部に形成される。
【0015】
また、上記親骨ケースの根元部側とは反対側の端部に、前記親骨支え軸の先端部の枢支部を形成することができる。
【0016】
さらに、上記上ロクロがロクロ本体と固定部材とからなり、上記ロクロ本体は、複数の親骨枢支部を周縁に沿って略等間隔に開口させたフランジ部と、このフランジ部に同軸的に連接された弾性をもった細径部とからなり、この細径部の外周面に上記固定部が被冠されるように構成することができる。その場合、上記ロクロ本体の細径部は、支柱に形成された上ロクロ位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えており、上記固定部材は、上記ロクロ本体がその細径部の係合突起を支柱の上ロクロ位置決め穴に係入させて上記支柱に嵌装された状態で上記細径部の外周面に被冠される。
【0017】
上記固定部材は、上記上ロクロ本体の細径部の外周面に嵌着される固定リングとすることができる。また、上記上ロクロ本体の細径部の外周面に螺条を形成して、上記細径部の外周面に固定ナットを螺着してもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明の傘は、手元、支柱、親骨、親骨支え軸、上ロクロ、下ロクロおよび防水シートを構成部品とする傘において、上記構成部品が金属製部品と非金属製部品とからなり、例えば樹脂製の手元が金属製支柱から、金属製親骨が樹脂製の親骨支え軸および上ロクロから、樹脂製の上ロクロおよび下ロクロが金属製支柱からそれぞれ容易に取り外し可能に取り付けられているので、金属製部品と非金属製部品との分離が容易であり、廃棄後の再利用を容易にする効果がある。
【0019】
また、例えば樹脂からなる非金属製手元が、金属製支柱を受容する受容孔を備えた支柱保持部を有し、上記受容孔に挿入された支柱が、上記支柱保持部の外周に被冠されたキャップ部材により手元に固定されるように構成されている場合、組立ておよび分離が容易である。したがって、好みの手元に交換することも容易となる。
【0020】
特に、上記支柱保持部が支柱の手元位置決め穴に係入し得る係合突起を受容孔内周面に備えた弾性をもった筒体からなる場合、上記係合突起が受容孔の内周面に突出していても、支柱を上記受容孔に挿入すると、係合突起が支柱の表面で押されて支柱保持部が弾性的に外側に撓むことによって上記受容孔への支柱の挿入が可能になり、この挿入に伴って係合突起が手元位置決め穴に達すると、係合突起が弾性的に穴内に係入するから、支柱保持部は内側へ撓む。この状態で、予め支柱に嵌装しておいたキャップ部材を支柱保持部の外周面に嵌着すると、支柱保持部は外側へ撓めなくなるので、これにによって、手元を支柱にしっかりと固定することができ、しかも支柱に対する手元の取付けも容易である。
【0021】
また、上記支柱保持部の外周面に螺条が形成され、上記キャップ部材が上記支柱保持部の外周面に螺着されるように構成されている場合、上記組立ておよび分離がさらに容易となる。
【0022】
上記支柱保持部は、固定的であってもよいが、この支柱保持部を、支柱の軸線方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結された一対の半円筒体によって構成することにより、或るいは、上記支柱保持部を、支柱の軸線方向と直交する方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結された一対の半円筒体によっても構成することにより、両半円筒体をヒンジ線に沿って折り曲げることにより円筒体とすることができ、その逆に、円筒体をヒンジ線に沿って開くことができるから、支柱保持部に対する支柱の取付け、取外しが極めて容易となる。
【0023】
さらに、親骨および/または親骨支え軸の根元部の両側に、枢軸となる突軸を形成するとともに、上ロクロおよび/または下ロクロに、上記突軸を枢支する溝と、この溝に枢支された上記突軸を係止する係止片とを形成することにより、親骨の根元部を上ロクロに、または親骨支え軸の根元部を下ロクロに押し込むだけで、親骨を上ロクロに、および/または、親骨支え軸を下ロクロに連結することが可能になるから、親骨および/または親骨支え軸の取付けが極めて容易となる。また、傘の廃棄時に、親骨を上ロクロから、および/または、親骨支え軸を下ロクロから取り外す場合には、ある程度以上の力で親骨または親骨支え軸を引張れば、上記係止片が突軸に押されて塑性変形して親骨または親骨支え軸をを解放するから、親骨および/または親骨支え軸の取外しも極めて容易となる。
【0024】
また、親骨は、金属製の親骨本体と、この親骨本体の根元部が挿入固定される例えば樹脂製の親骨ケースとからなり、この親骨ケースの根元部に、上ロクロの親骨枢支部内の係止片に係止される上記突軸が形成されている場合、親骨本体を親骨ケースから抜き取るだけで、樹脂製部品と金属製部品とを分離させることができる。
【0025】
さらに、上ロクロのロクロ本体が、親骨枢支部を備えたフランジ部に、支柱の上ロクロ位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えた弾性をもった細径部が連接されていることにより、上記係合突起がロクロ本体の内周面から突出していても、ロクロ本体を支柱に嵌装すると、係合突起が支柱の表面で押されて細径部が弾性的に外側に撓むことによってロクロ本体の支柱へ嵌装が可能になり、この嵌装に伴って支柱の表面に沿って摺動した係合突起が上ロクロ位置決め穴に達すると、係合突起が弾性的に穴内に係入するから、細径部は内側へ撓む。この状態で細径部の外周面に固定リングのような固定部材を被冠すると、細径部は外側へ撓めなくなるので、これによって、ロクロ本体を支柱にしっかりと固定することができ、しかも支柱に対する上ロクロの取付けも容易になる。
【0026】
また、上記固定部材を、上記細径部の外周面に形成された雄ねじに螺着される固定ナットとした場合、固定部材が細径部から脱落し難く、かつ取外しも容易であるが、上記固定部材を単に細径部の外周面に嵌着される固定リングとした場合であっても、この固定リング上から防水シートが張架されるので、たとえ固定リングの嵌着状態が多少緩い場合あっても、防水シートによって固定リングのロクロ本体からの脱落が阻止され、上ロクロは支柱に保持された状態に保たれる。
【0027】
一方、傘の廃棄時には、防水シートを外し、固定リングまたは固定ナットを取り外すことにより、ロクロ本体を直ちに支柱から取り外すことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明による傘の第1の実施形態の構成を一部を省略して透視的に示す概略構成図である。傘1は、金属製の支柱2と、この支柱2の石突き2aの近傍に固定された樹脂製の上ロクロ4と、支柱2に摺動可能に取り付けられた樹脂製の下ロクロ6と、上ロクロ4に根元部を枢支された親骨8と、根元部を下ロクロ6に枢支され先端部を親骨8の中間部位に枢支された樹脂製の親骨支え軸10と、支柱2の根元部に着脱可能に取り付けられた樹脂製の手元12とを備えている。親骨8は、金属製の親骨本体14と、この親骨本体14の根元部を挿入固定した樹脂製の親骨ケース16とからなり、この親骨ケース16は、その根元部を上ロクロ4に枢支され、先端部において親骨支え軸10の他端を枢支している。
【0030】
また、上ロクロ4は、支柱に嵌装固定されて8本の親骨の根元部を枢支するロクロ本体5と、このロクロ本体5に被冠された固定リング18とからなる。上ロクロ4の上には、例えば布、ビニール、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルアセテート(PVA)等の防水シート19が張架され、これにより、固定リング18が支柱2から脱落するのを防止している。
【0031】
図2は、支柱2の正面図を示し、手元12側から石突き2a側に向かって順に、手元位置決め穴20、ハジキ22,24、ストッパ26および上ロクロ位置決め穴28を備えている。なお、下ロクロ6を支柱2上の所定の2箇所に係止するための2個のハジキ22,24は、支柱2の表面から突出方向にバネ付勢された態様で支柱2の表面から出没自在に設けられているが、開傘状態において親骨支え軸10の支柱2側が高くなるように傾斜していれば、上方(石突き2a側)のハジキ24は省略してもよい。
【0032】
図3(a)〜(d)は、手元の第1の実施形態を示す図で、図3(a)は手元本体の一部を断面とした正面図、図3(b)は平面図、図3(c)は側面図、図3(d)はキャップ部材の断面図である。また、図4は仮想線で示す支柱2に手元12が固定された状態を一部を断面として示す側面図である。
【0033】
この樹脂製の手元12は、把手30とこの把手30に一体に設けられた細径の支柱保持部32とからなる手元本体13と、上記支柱保持部32に嵌着されるキャップ部材40とから構成されている。
【0034】
手元本体13の支柱保持部32は、支柱2を受容する受容孔34を備えた円筒体からなり、この支柱保持部32には、その上端から下方に向かって円筒体の軸線方向に延びる2条のスリット36,36が軸対称に形成されている。また、支柱保持部32の支柱受容孔34の内壁の上端には、支柱2の手元位置決め穴20に係入し得る係合突起38が形成されて、受容孔34の内周面に突出している。この係合突起38は、支柱保持部32のスリット36,36に沿った直径に直交する直径上に形成され、支柱保持部32の係合突起38を備えている部分が、係合突起38が図3(c)の左右方向に偏位可能なように弾性を付与されている。
【0035】
図3(d)に示す円筒状キャップ部材40は、下方が開放されて支柱保持部32を受容する受容孔42を備え、その上端に支柱2を貫通させる円孔44が形成されている。このキャップ部材40は、把手30の支柱保持部32に隣接する部分の外径とほぼ同一の外径となるように形成されている。
【0036】
以上のような構成を有する手元12を支柱2に取り付ける場合には、予めキャップ部材40を支柱2に嵌装しておいて、支柱2の根元部を支柱保持部32の支柱受容孔34内に挿入する。この場合、係合突起38が受容孔34の内周面に突出していても、支柱2を受容孔34に挿入すると、係合突起が38支柱2の表面で押されて支柱保持部32が弾性的に外側に撓むことによって受容孔34内への支柱2の挿入が可能になり、この挿入に伴って支柱2の表面と相対的に摺動する係合突起38が手元位置決め穴20に達すると、係合突起38が弾性的に穴20内に係入するから、支柱保持部32は内側へ撓む。この状態で支柱保持部32の外周面にカップ部材40を嵌着すると、支柱保持部32は外側へ撓めなくなるので、これによって、図4に示すように、支柱2に手元本体13をしっかりと固定することができ、しかも支柱2に対する手元12の取付けも容易になる。そして、キャップ部材40を支柱保持部32から抜き去れば、手元本体13を支柱2から容易に取り外すことができる。
【0037】
次の図5(a)〜(d)は、手元の第2の実施形態を図3(a)〜(d)に対応させて示す図で、図5(a)は手元本体の一部を断面とした正面図、図5(b)は平面図、図5(c)は側面図、図5(d)はキャップ部材の断面図である。また、図6は仮想線で示す支柱2に手元12が固定された状態を一部を断面として示す正面図である。
【0038】
本実施の形態は、手元本体13の把手30と一体に設けられた支柱保持部32の根元部の外周面に雄ねじ46が形成され、これに対応して、キャップ部材40の内周面の下部に上記雄ねじ46に螺合する雌ねじ48が形成されていることおを除いては、図3に示す第1の実施の形態の手元と同一構成を有するので重複する説明は省略する。
【0039】
本実施の形態の場合、キャップ部材40が支柱保持部32に螺着されるから、手元12支柱2に対する手元12の取付け、取外しがより容易になる。
【0040】
図7(a),(b)は,手元の第3の実施形態における手元本体を示す正面図および平面図である。
【0041】
この手元本体13では、図5に示す支柱保持部32の雄ねじ46から上方部分が、支柱保持部32の軸線と平行な方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部32cを介して互いに連結された態様で左右に2分割され、このヒンジ部32cにより開閉できる2個の半円筒体32a,32bによって構成されている。両半円筒体32a,32bを図7(c)に示すように閉じると、支柱2を受容する受容孔34が形成される。半円筒体32a,32bの側縁には互いに係合する凹凸係合部32dが形成されている。また、両半円筒体32a,32bの内周面に多数の微細な突起32eが形成されていることにより、支柱保持部32による支柱2の保持力を高めることができる。キャップ部材40には、図5(d)に示したものを用いることができる。
【0042】
この構成の場合には、両半円筒体32a,32bを図7(a)に示すように開いた状態で、支柱2の根元部を把手30の穴内に挿入して、固定されている側の半円筒32aの係合突起38が支柱2の手元位置決め穴20に係入した状態にし、図7(c)に示すように、他方の半円筒32bを閉じて円筒状支柱保持部32を形成してから、図5(d)に示すキャップ部材40を螺着すればよい。
【0043】
本実施の形態によれば、支柱2に対する手元12の取付け、取外しがさらに容易となる。なお、半円筒体32bは、ヒンジ32cとともに半円筒体32aと一体成形で作成されるが、ヒンジ32cを省略して半円筒体32bを別体に形成してもよい。
【0044】
次の図8(a)〜(c)は、手元の第4の実施形態における手元本体を示す正面図、平面図および側面図である。
【0045】
本実施の形態では、手元本体13の支柱保持部132が、支柱保持部132の軸線方向と直交する方向に延びるヒンジ線を有する2個のヒンジ部132c,132cを介して互いに連結された態様で上下に2分割された半円筒体132a,132bからなる。これら半円筒体132a,132bの外周面には、互いに向きの異なる雄ねじ146a,146bがそれぞれ形成されている。この支柱保持部132は、ヒンジ部132cの位置で折り曲げることによって、全体として雄ねじ146を有する円筒形に構成される。そして円筒体を構成してから支柱2の根元部を挿入し、図9(a),(b)に断面図および底面図で示すような、雌ねじ148を内周面に備えた円筒状キャップ部材140を螺着すればよい。
【0046】
次の図10(a),(b)は、図1に示す樹脂成形品からなる親骨支え軸10の構成を示す正面図および一部を断面とした側面図である。親骨支え軸10の根元部(下ロクロ6に連結される部分)の図10(b)の側面図で見て両側には、この親骨支え軸10の下ロクロ6に対する枢軸となる突軸50,50が突設され、親骨支え軸10の先端部には、親骨ケース16に対する連結部52が形成されている。この連結部52は側面図で見てコ字状をなし、かつ突軸50,50と平行な方向に軸孔54,54が貫通している。
【0047】
図11(a)および(b)は、図10の親骨支え軸10の根元部を枢支する樹脂製の下ロクロ6の断面図および底面図である。
【0048】
下ロクロ6は、傘開閉時のつまみとして機能する円筒状ボス部56と、このボス部56の上部に連接して一体に形成されたフランジ部58とからなり、支柱2が挿通される軸孔59が上下に貫通している。フランジ部58の上端面58aの周縁には、各親骨支え軸10の根元部を収容する8個の親骨支え軸収容溝60が略等角度間隔を保って放射状の開口している。そして、親骨支え軸10の根元部の両側に突設された突軸50,50を収容するための親骨支え軸枢支溝62が、放射状の親骨支え軸収容溝60に直交するようにフランジ部58を上下に貫通してその上下端面58a,58bに開口している。溝62は溝60とともに親骨支え軸10の枢支部を形成しているとともに、各溝62の両端部の上端には、溝62内に枢支された突軸50,50が外れないように溝62の上部を塞ぐ鉤状の係止片64が溝62の下ロクロ6の中心側の壁面から延出する態様で突設されている。各係止片64の先端は斜め下方を向いている。
【0049】
図12(a)〜(d)は、下ロクロ6のフランジ部58に対し親骨支え軸10を連結するとこの作業手順を示す説明図である。
【0050】
すなわち、図12(a)に示すように、突軸50を備えた親骨支え軸10の根元部をフランジ部58の上方から、すなわち下ロクロ6の軸線と平行な方向から親骨支え軸収容溝60内に挿入すると、係止片64はその先端が斜め下方を向いているので、図12(b)に示すように係止片64が突軸50によって下方へ弾性的に撓ませられ、図12(c)に示すように、親骨支え軸10の溝60内への挿入が許容され、親骨支え軸10は下ロクロ6にスナップ係合される。そして親骨支え軸10を図12(d)に示すように上方に若干戻すことにより、係止片64が突軸50に押されて図12(a)に示す状態に戻され、これにより、親骨支え軸10の突軸50が上方へ脱出しないように係止片64によって係止された態様で、親骨支え軸10が下ロクロ6に連結される。
【0051】
図13は、親骨支え軸10が下ロクロ6に連結された状態を示す平面図である。親骨支え軸10は、図11(a)に仮想線示す水平状態から、垂直状態になるまで、突軸50を中心に約90°枢動することが可能な状態に下ロクロ6に連結される。
【0052】
このように、下ロクロ6が、根元部に突軸50を枢軸として備えた親骨支え軸10に対する枢支構造を有することにより、親骨支え軸10の根元部を収容溝60に押し込むだけで、親骨支え軸10を下ロクロ4に連結することが可能になるから、親骨支え軸10の取付けが極めて容易となる。また、傘の廃棄時に親骨支え軸10を下ロクロ6から取り外す場合には、ある程度以上の力で親骨支え軸10を引張ることにより、突軸50に押されて係止片64が塑性変形して親骨支え軸10を解放するから、親骨支え軸10の取外しも極めて容易となる。
【0053】
なお、上述の構成では、係止片64が親骨支え軸枢支溝62の下ロクロ6の中心側の壁面に形成されているが、上記壁面と対向する反対側の壁面に係止片64を形成してもよい。
【0054】
図14(a)〜(c)は、下ロクロのさらに他の変形例を示す平面図、断面図および側面図である。この下ロクロ106は、親骨支え軸10を横から、すなわち下ロクロ106の半径方向から挿入することができるような構成を有している。
【0055】
この場合、親骨支え軸収容溝160と直交する親骨支え軸枢支溝162が下ロクロ106のフランジ部158の外周面に開口し、親骨支え軸10の突軸50を係止するための係止片164が、フランジ部158の外周面における溝162内に形成されている。
【0056】
図15(a)は、本発明による傘における上ロクロの第1の実施形態が備えているロクロ本体の正面図を示し、図15(b)はその平面図を示す。また、図16(a)は固定リングの正面図を示し、図16(b)は、ロクロ本体に固定リングを嵌着した状態を示す断面図である。図16(c)はロクロ本体に親骨が枢支された状態を示す、一部を断面とした概略的底面図である。
【0057】
図15および図16において、樹脂製の上ロクロは、図15(a),(b)に示すようなロクロ本体5と、図16(a)に示すような固定リング18とから構成されている。ロクロ本体5は、フランジ部68と、このランジ部68の上部に同軸的に連接された円筒状細径部66とからなり、支柱2が挿通される軸孔69を中心に備えている。フランジ部68には、親骨ケース16の根元部を収容する8個の親骨収容溝70が、下端面の周縁に沿って略等角度間隔を保って放射状に開口している。
【0058】
各親骨収容溝70には、親骨ケース16の根元部の両側に突設された一対の突軸80,80を枢支するための親骨枢支溝72が、親骨収容溝70と直交するようにフランジ部68を上下に貫通して形成され、各親骨枢支溝72の両端部の下端には、図16(b)から特に明らかなように、溝72内に枢支された突軸80、80が溝72から外れないように溝70の下部を塞いでいる鉤状の係止片74が突設されている。各係止片74の先端は斜め上方を向いている。
【0059】
ロクロ本体5の細径部66には、その一つの直径に沿う位置において上端から下方へ延びる一対のスリット76、76が軸対称に形成されているとともに、細径部66の内周面には、スリット76、76を含む直径に対して略直交する直径に沿う位置に一対の係合突起78,78が突設されて、軸孔69内に突出している。そして、細径部66は、上記スリット76、76によって、係合突起78,78が図の左右方向に偏位可能なように弾性が付与されている。
【0060】
したがって、上ロクロ本体5を図16(b)に仮想線で示す支柱2に上方から嵌装しようとすると、係合突起78,78が支柱2の表面で押されて細径部66が弾性的に撓み、上ロクロ本体5の支柱2への嵌装が可能になる。
【0061】
一方、支柱2の所定位置には、上記係合突起78,78が係入し得る上ロクロ位置決め穴28,28が形成されており、ロクロ本体5の支柱2への嵌装に伴って支柱2の表面に沿って摺動した係合突起78,78が上ロクロ位置決め穴28,28に達すると、弾性的に穴28,28内にそれぞれ係入して、支柱2に仮止めされる。
【0062】
図16(a)に示す固定リング18は、ロクロ本体5の細径部66に嵌着し得る軸孔18aを有し、かつその外周面の上端にフランジ18bを備えている。そして、上述のように、係合突起78,78を支柱2の上ロクロ位置決め穴28,28に係入させた状態で支柱2に嵌装されたロクロ本体5の細径部66の外周面に上記固定リング18を嵌着することによって、上ロクロ本体5が支柱2にしっかりと固定される。
【0063】
このようにロクロ本体5の細径部66に嵌着された固定リング18には、図16(b)に仮想線で示すような防水シート19が上方から張架されるので、ロクロ本体5の細径部66に対する固定リング18の嵌合状態が多少緩い場合でも、固定リング18がロクロ本体5からの脱落するおそれはなく、上ロクロ4は支柱2に保持された状態に保たれる。
【0064】
一方、傘の廃棄時には、防水シート19を外し、固定リング18をそのフランジ18bを摘まんで細径部66から引き抜くことにより、ロクロ本体5を直ちに支柱2から取り外すことができる。
【0065】
図17は、本発明による上ロクロの第2の実施形態を図16(b)に対応させて示す断面図である。このロクロ本体5は、その細径部66が、図16(b)と同様にスリット76,76と係合突起78,78とを備えているが、細径部66外周には雄ねじ66aが形成され、これに対応して、固定リング18に代えて、内周面に雌ねじを備えた固定ナット25が固定部材として細径部66に螺装されるようになっている。親骨ケース16の枢支構造は図16(b)に示したものと同様である。
【0066】
このように、ロクロ本体5が、下ロクロ6と同様に、根元部に突軸80を枢軸として備えた親骨ケース16に対する枢支構造を有していることにより、図12と同様に、親骨ケース30の根元部を親骨収容溝70に押し込むだけで、親骨ケース16を上ロクロ4に連結することが可能になるから、親骨ケース16の取付けが極めて容易となる。また、傘の廃棄時に親骨ケース16を上ロクロ4から取り外す場合には、ある程度以上の力で親骨ケース16を引張ることにより、突軸80に押されて係止片74が塑性変形して親骨ケース16を解放するから、親骨ケース16の取外しも極めて容易となる。
【0067】
図18は、上ロクロのさらに他の変形例を示す断面図である。この上ロクロ104は、図16(b)および図17に示すロクロ本体5と同様の親骨ケース枢支部を備えたそのフランジ部168を有しているが、従来の上ロクロと同様に、ノックピンを用いた支柱2に対する固定構造を有している。すなわち、短い円筒部166をフランジ部168に連接して備え、この円筒部166に、ノックピン挿入用小孔167,167を備えているのみである。この場合は、支柱2側にノックピンが挿通される孔が設けられる。
【0068】
図19(a)〜(d)に親骨の構成を示す。この親骨8は、図19(a)に示すように、スチール製の親骨本体14と、この親骨本体14の根元部が図19(b)に示すように挿入される樹脂製の親骨ケース16とからなる。親骨本体14は親骨ケース16の根元まで挿入することによって強度が高められているが、親骨ケース16から容易に引き抜くことが可能である。親骨本体14は、一般的に図19(c)に示すように、ピアノ線のような丸い断面形状を有する鋼線で形成されるが、図19(d)に示すように、U字状の断面形状を有するものであってもよい。
【0069】
図20(a)〜(e)は、上記親骨ケース16の詳細な構成を示し、図20(a)は一部を断面とした正面図、図20(b)、(c)はそれぞれ左側面図および右側面図、図20(d),(e)はそれぞれ平面図および底面図である。この樹脂成形品からなる親骨ケース16は、図19(b)に示すように親骨本体14の根元部が挿入される細長い筒状部16aを有し、この筒状部16aの根元部、すなわち図20(a)〜(c)における上端部16bには、上ロクロ4に対する枢軸となる突軸80,80を備え、筒状部16aの先端部、すなわち図20(a)〜(c)における下端部には、側方へ突出する短いアーム部16cが設けられ、このアーム部16cの両面に、図10に示す親骨支え軸10の先端のコ字状をなす連結部52の軸孔54,54に枢着される短い突軸81,81が設けられている。
【0070】
図21(a),(b)は、親骨支え軸の変形を示す正面図および側面図である。この親骨支え軸110の根元部(下ロクロ6に連結される部分)には、図10に示す親骨支え軸10と同様に、下ロクロ6に対する枢軸となる突軸50,50が突設されているが、親骨ケースとの連結部である先端部にも突軸50,50と同様の突軸90,90が設けられている。
【0071】
この親骨支え軸110が連結される親骨ケース116が図22(a)〜(e)に示されており、図22(a)はその一部を断面とした正面図、図22(b)、(c)はそれぞれ左側面図および右側面図、図22(d)は底面図、図22(e)は図22(a)のE−E線に沿った断面図である。この樹脂成形品からなる親骨ケース116は、上ロクロ4に対する連結部が図20に示す親骨ケース16と同一構造を有するので、対応する部分に同一符号を付して示してあるが、図21に示す親骨支え軸110との連結部が図20に示す親骨ケース16とは異なる構成を有する。
【0072】
すなわち、親骨支え軸110との連結部は、前述した下ロクロ6における親骨支え軸10および上ロクロ4における親骨ケース16の枢支部と同様の構成を有し、親骨支え軸110の先端部を収容する収容溝260と、親骨支え軸110の先端部に形成された突軸90,90を収容するための横溝262,262と、各横溝262内に突出する可撓性を有する係止片264とを備えている。したがって、親骨支え軸110は親骨ケース116に対し、図12と同様の態様で連結されて、図23に示す状態となる。
【0073】
以上説明した親骨8は、金属製の親骨本体14と樹脂製の親骨ケ−ス16または116とから構成されているが、親骨全体を金属で形成することもできる。その場合、例えば図24(a),(b)に示すように、親骨108がU字状に断面形状を有し、その中間部のエッジに、親骨支え軸210の枢支部211が一体に形成される。この枢支部211は、親骨支え軸210の突軸100,100を枢支する溝213と、弾性係止片215,215を備えている。
【0074】
この場合、突軸100,100を備えた親骨支え軸210は、少なくとも先端部が金属で形成される。図25(a),(b)は、樹脂製の親骨支え軸の先端にかしめ付けられる、突軸100,100を備えた金属製チップの正面図および側面図であり、鍛造品または鋳造品で形成されている。また、図26(a),(b)は、板金プレス品からなる親骨支え軸の要部を示す平面図および側面図である。
【0075】
以上の説明で明らかなように、上述の実施の形態においては、手元12、支柱2、親骨8、親骨支え軸10、上ロクロ4、下ロクロ6および防水シート19を構成部品とする傘において、上記構成部品が金属製部品と非金属製部品とからなり、例えば樹脂製の手元12が金属製支柱2から、金属製親骨本体14が樹脂製の親骨ケース16から、樹脂製の上ロクロ4および下ロクロ6が金属製支柱2からそれぞれ容易に取り外し可能に取り付けられているので、金属製部品と非金属製部品との分離が容易であり、廃棄後の再利用を容易にする効果がある。
【0076】
また、例えば樹脂からなる手元12が、金属製支柱2を受容する受容孔34を備えた支柱保持部32を有し、上記受容孔34に挿入された支柱2が、上記支柱保持部32の外周に嵌着されたキャップ部材40により手元12に固定されるように構成されていることにより、組立ておよび分離が容易である。したがって、好みの手元12に交換することも容易となる。
【0077】
そして、上記支柱保持部32の外周面に雄ねじ46が形成され、上記キャップ部材40の内周面に、上記雄ねじ部46に螺合する雌ねじ48がされていることにより、上記組立ておよび分離がさらに容易となる。
【0078】
さらに、図7に示すように、支柱保持部32が、支柱2の軸線と平行な方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部32cを介して互いに連結された一対の半円筒体32a,32bによって構成することにより、あるいは、図8に示すように、支柱保持部132が、支柱2の軸線方向と直交する方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部132cを介して互いに連結された一対の半円筒体132a,132bによって構成されている場合、両半円筒体32a,32bまたは132a,132bをヒンジ線に沿って折り曲げることにより円筒体とすることができ、その逆に、円筒体をヒンジ線に沿って開くことができるから、支柱保持部32または132に対する支柱の取付け、取外しが極めて容易となる。
【0079】
さらに、親骨ケース16または116および親骨支え軸10または110の根元部の両側に、傘骨の枢軸となる突軸80または50を形成するとともに、上ロクロ4および下ロクロ6の骨枢支部に係止片64または74を形成して、骨また軸の根元部が、上記係止片64または74に上記突軸80,80または50,50を係止させた態様でロクロ4,6に連結されるように構成されていることにより、親骨ケース16または116および親骨支え軸10または110が、それぞれ上ロクロ4および下ロクロ6と、スナップ係合により連結されるので、組立ておよび分離が極めて容易となる。
【0080】
また、親骨8が、金属製の親骨本体14と、この親骨本体14の根元部が挿入固定される樹脂製の親骨ケース16または116とからなり、この親骨ケース16または116の根元部に、上ロクロ4または104,204の親骨枢支部内の係止片64または164に係止される突軸50,50が形成されていることにより、親骨本体14を親骨ケース16または116から抜き取るだけで、樹脂製部品と金属製部品とを分離させることができる。
【0081】
さらに、上ロクロ本体5が、支柱2の上ロクロ位置決め穴28に係入する78,78を備えた細径部66を上部に備え、固定リング18または固定ナット25が上記細径部66に嵌着または螺着され、上ロクロ本体5を支柱2に保持させるように構成した場合、支柱に対する上ロクロ本体5組付けおよび取り外しが極めて容易となり、さらに上記固定リング18または固定ナット25の上から防水シート19が張架されるので、固定リング18または固定ナット25のロクロ本体5からの脱落が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による傘の第1の実施形態の構成を一部を省略して透視的に示す概略構成図
【図2】図1に示す傘に使用される支柱の正面図
【図3】図3(a)は手元本体の第1の実施の形態の正面図、図3(b)はその平面図、図3(c)はその側面図、図3(d)はキャップ部材の断面図
【図4】図3(a)〜(c)に示す手元本体に図3(d)に示すキャップ部材が取り付けられた状態を示す部分的断面図
【図5】図5(a)は手元本体の第2の実施の形態の正面図、図5(b)はその平面図、図5(c)はその側面図、図5(d)はキャップ部材の断面図
【図6】図5(a)〜(c)に示す手元本体に図5(d)に示すキャップ部材が手元に取り付けられた状態を示す部分的断面図
【図7】図7(a)は手元本体の第3の実施の形態の正面図、図7(b)はその平面図、図7(c)はその支柱保持部を閉じた状態の平面図
【図8】図8(a)は手元本体の第4の実施の形態の正面図、図8(b)はその平面図、図7(c)はその側面図
【図9】図8の手元本体に螺装されるキャップ部材の断面図
【図10】図10(a)は親骨支え軸の第1の実施の形態の正面図、図10(b)はその一部を断面とした側面図
【図11】図11(a)は下ロクロの第1の実施の形態の断面図、図10(b)はその底面図
【図12】親骨支え軸を図11の下ロクロに連結するときの作業手順を示す説明図
【図13】図11の下ロクロに親骨支え軸が枢支された状態を示す、一部を断面とした平面図
【図14】図14(a)は下ロクロの第2の実施の形態に親骨支え軸が枢支された状態を示す平面図、図14(b)はその断面図、図14(c)はその側面図
【図15】図15(a)は上ロクロの第1の実施の形態におけるロクロ本体の正面図、図15(b)はその平面図
【図16】図16(a)は図15のロクロ本体に嵌着される固定リングの正面図、図16(b)は図15のロクロ本体に固定リングが嵌着された状態を示す断面図、図16(c)は上ロクロに親骨ケースが枢支された状態を示す、一部を断面とした底面図
【図17】上ロクロの第2の実施の形態を示す断面図
【図18】上ロクロの第3の実施の形態を示す断面図
【図19】図19(a)は親骨の分解図、図19(b)は親骨ケースに親骨本体を挿入する状態を示す説明図図19(c),(d)は親骨本体の変形例を示す斜視図
【図20】図20(a)は親骨ケースの一部を断面とした正面図、図20(b)、(c)はそれぞれ左側面図および右側面図、図20(d),(e)はそれぞれ平面図および底面図
【図21】図21(a)は親骨支え軸の変形例を示す側面図、図21(b)はその正面図
【図22】図22(a)は図21の親骨支え軸が連結される親骨ケースの一部を断面とした正面図、図22(b)、(c)はそれぞれ左側面図および右側面図、図22(d)は底面図、図22(e)は図22(a)のE−E線に沿った断面図
【図23】図22の親骨ケースに対する図21の親骨支え軸の連結部分の拡大断面図
【図24】図24(a)は親骨と親骨支え軸と連結部の変形例を示す部分拡大正面、図24(b)はその底面図
【図25】図25(a)は樹脂製の親骨支え軸の先端にかしめ付けられる金属製チップの正面図、図25(b)はその側面図
【図26】図26(a)は板金プレス品からなる親骨支え軸の要部を示す平面図、図26(b)はその側面図
【符号の説明】
1 傘
2 支柱
4 上ロクロ
5 上ロクロのロクロ本体
6 下ロクロ
8 親骨
10 親骨支え軸
12 手元
13 手元
14 親骨本体
16 親骨ケース
18 固定リング
19 防水シート
20 手元位置決め穴
28 上ロクロ位置決め穴
30 手元の把手
25 固定ナット
32 手元の支柱保持部
40 キャップ部材
50 突軸
64,74 係止片
66 細径部
58,68 フランジ部

Claims (7)

  1. 支柱と、該支柱の根元部に固定された手元と、前記支柱の上端部に嵌装固定された上ロ
    クロと、該上ロクロに根元部を枢支された親骨と、前記支柱に摺動自在に嵌装された下ロクロと、該下ロクロに根元部を枢支され先端部を前記親骨の中間部位に連結された親骨支え軸と、前記親骨に沿って張架された防水シートとを構成部品としてなる傘において、
    前記手元が非金属製部品からなり、前記支柱が金属製部品からなり、前記手元が前記支柱を受容する受容孔を備えた円筒状の支柱保持部を有し、前記受容孔に挿入された前記支柱が、前記支柱保持部の外周に着脱可能に被冠されたキャップ部材により前記手元に固定されるように構成され、かつ
    前記支柱保持部が、前記支柱の軸線と平行な方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結された一対の半円筒体からなり、該一対の半円筒体が前記ヒンジ線に沿って折り曲げられて円筒状に形成されていることを特徴とする傘。
  2. 前記手元の支柱保持部の外周面に螺条が形成され、前記キャップ部材が前記支柱保持部の外周面に螺着されることを特徴とする請求項記載の傘。
  3. 前記支柱が手元位置決め穴を備え、前記手元の支柱保持部を形成する前記一対の半円筒体のうちの一方の半円筒体の内周面に、前記受容孔に挿入された前記支柱の前記手元位置決め穴に係入し得る係合突起を備えてなることを特徴とする請求項または記載の傘。
  4. 前記一対の半円筒体のうちの一方が前記手元に一体に固定されてなることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載の傘。
  5. 前記支柱が上ロクロ位置決め穴を備え、前記上ロクロが、親骨枢支部を周縁に沿って略等間隔に開口させたフランジ部と、前記上ロクロ位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えて前記フランジ部に同軸的に連接された弾性を持った細径部とからなるロクロ本体と、前記係合突起を前記支柱の上ロクロ位置決め穴に係入させて前記支柱に嵌装された前記ロクロ本体の前記細径部の外周面に被冠される固定部材とを備えていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の傘。
  6. 前記固定部材が、前記ロクロ本体の細径部の外周面に嵌着される固定リングからなることを特徴とする請求項記載の傘。
  7. 前記ロクロ本体の細径部の外周面に螺条が形成され、前記固定部材が、前記細径部の外周面に螺着される固定ナットからなることを特徴とする請求項記載の傘。
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