JP5461023B2 - 縄跳び - Google Patents

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本発明は、紐の両端に、掌で握るハンドルが取り付けられた縄跳び、特に、紐の両端とハンドルとの連結部分にコイルばねが設けられた縄跳びに関する。
紐の両端部、すなわち一方の端部と他方の端部のそれぞれにハンドルを取り付けた縄跳びにおいて、紐の端部とハンドルとの連結部近傍に、スプリングを装着したものが知られている(例えば、特許文献1)。
このものは、ハンドルにおける紐との連結側に棚台を設け、基端側に抜け止めが形成された棒状のスプリングを、この棚台に貫通させて先端側を外側に突出させ、この突出された先端に紐の端部を連結するようにしている。
この縄跳びによると、ハンドルを握って紐を回転させた際に、棒状のスプリングが湾曲して、その復元力によって、回転力が増強されるようになっている。
実開昭63−189267号公報
しかしながら、上述の縄跳びによると、棚台を貫通している棒状のスプリングは、棚台に対して自由に回転してしまうので、紐が回転されてスプリングが湾曲された際に、その復元力の一部がスプリング自体を回転させてしまうため、紐の回転を十分に助長することができないという問題があった。
そこで、本発明は、紐の回転を助長することができ、例えば、二重跳びを容易に行うことができ、かつ紐が高回転しても抜けにくく、しかも縄の長さ調整が簡単にできる縄跳びを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、長く延びる紐と、前記紐の両端にそれぞれ取り付けられた2つのハンドルユニットとを備えた縄跳びに関する。この発明に係る縄跳びは、前記ハンドルユニットは、軸心に沿って基端側から前記紐の端部が取り付けられる先端側に向かって延びる略筒状に形成されるとともに、前記軸心上における前記先端に形成された第1開口部と、前記第1開口部に連続する内周面に前記基端側に向かって直径が大きくなるストッパ面とを有するハンドルと、前記第1開口部から突出される円筒部と、前記円筒部の基端側に連続するとともに前記ストッパ面に倣って形成されて前記ストッパ面に当接される拡開部とを有するコイルスプリングと、前記拡開部の内面に倣って形成され、前記拡開部に挿入されて前記ストッパ面との間に前記拡開部を挟持する押圧面と、前記スプリングの軸心を貫通する前記紐の端部を係止する係止部とを有するスプリング押さえと、を備え、前記ストッパ面、前記拡開部、前記押圧面が、円錐台状に形成されている、ことを特徴とする。なお、円錐台状には、これに近似した形状も含むものとする。つまり、直線状に限らず、滑らかに外側に向かって凸状、あるいは逆に内側に向かった凸状に形成してもよい。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の縄跳びにおいて、前記スプリング押さえは、先端側に形成されて、前記紐の端部が前記軸心に沿って貫通される透孔と、基端側に形成されて、前記透孔を貫通した前記紐の端部を折り返して保持して前記紐の端部が抜けるのを防止する保持部とを有する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の縄跳びにおいて、前記紐の端部を屈曲させて屈曲状態で前記保持部に保持させる紐抜け止め具を有する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の縄跳びにおいて、前記紐抜け止め具は、前記紐の直径と略同寸の、相互に隣接する2個の透孔を有し、前記紐の端部を一方の透孔と他方の透孔とに連続して挿通させて前記紐の端部を屈曲させる、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の縄跳びにおいて、前記ハンドルは、基端に、前記スプリング及び前記スプリング押さえの通過を許容する第2開口部を有する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の縄跳びにおいて、前記スプリング押さえは、前記押圧面の基端側に筒状部を有し、前記筒状部は、外周面を周方向に複数等分する位置のそれぞれに突設されて前記軸心方向に沿って延びて、前記ハンドルの内周面に接触する軸方向リブを有する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、使用者が左の掌で一方のハンドルを握り、右の掌で他方のハンドルを握って紐を回転させると、この回転によりスプリングがハンドルの第1開口部近傍で湾曲して、スプリングの弾性力に伴う復元力が、回転方向に作用する。このため、スプリングにより回転が助長され、回転が円滑に行われる。したがって、例えば、二重跳び、三重跳び等の高回転の縄跳びがやりやすくなる。この際、スプリングの拡開部をハンドルのストッパ面とスプリング押さえの押圧面との間で挟持することにより、拡開部を、傾斜した広い面積で、しかも軸心を基準として高い精度で位置決め固定して不要に回転することを防止できるので、紐が回転してスプリングが湾曲した際の復元力を、無駄なく有効に回転方向に作用させることができる。また、紐の端部をスプリング押さえの係止部によって固定しているので、紐の回転が早くなった場合でも、紐が外れるのを防止することができる。また、ストッパ面、前記拡開部、前記押圧面が円錐台状に形成されているので、形状が単純で製造が容易である。
請求項2の発明によれば、保持部により、紐の端部がスプリング押さえから外れることを有効に防止することができる。
請求項3の発明によれば、紐抜け部を使用することで、紐の抜け止めをさらに確実なものとすることができる。
請求項4の発明によれば、紐抜け止め具は、紐の端部を2個の透孔に挿入させて、保持部に係合指せる簡単な動作で、紐の抜け止めを確実に行うことができる。
請求項5の発明によれば、ハンドルの基端部の第2開口部を介して、スプリング及びスプリング押さえを挿脱することができるので、組み立てや紐の長さ調整が容易となる。
請求項6の発明によれば、スプリング押さえは、ハンドルの内周面に接触する軸方向リブを有しているので、ハンドルの内側に対する挿脱が一層容易であるとともに、ハンドルの内側に挿入した際には、スプリング押さえを高い精度で、軸心上に位置決めすることができる。したがって、このスプリング押さえによって位置決め固定されるスプリングも、高い精度で軸心上に位置決め固定される。

以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図11を参照して、本発明に係る縄跳びの一例として、実施形態1の縄飛び1について説明する。
ここで、図1は、ハンドル20、スプリング(コイルスプリング)30、スプリング押さえ40、紐抜け止め具50からなるハンドルユニットHの、紐10が通った状態の分解斜視図である。図2(a)は、軸心(中心軸)Cを含む平面できったハンドルユニットHの断面図、(b)は、紐10が抜けた状態のハンドルユニットHの分解斜視図である。図3は、軸心Cを含む平面で切ったハンドルユニットHを模式的に示す断面図である。図4は、ハンドル20を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に左側面図、一部破断正面図、右側面図である。図5は、スプリング30を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に左側面図、正面図、右側面図である。図6は、スプリング押さえ40を説明する図であり、(a),(b),(c),(d),(e)は、この順に上面図、左側面図、正面図、右側面図、A−A線矢視図である。図7は、紐抜け止め具50を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に上面図、正面図、右側面図である。図8は、他の紐抜け止め具60を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に上面図、正面図、右側面図である。図9(a)は、他の紐抜け止め具60の使用例を説明する図であり、(a)は、ハンドルユニットHの、軸心Cを含む平面で切った断面図、(b)は、ハンドルユニットHの分解斜視図である。図10は、縄跳び1の使用状態を説明する図である。図11は、縄跳び1の、回転力が増加する原理を説明する図である。
図10に示すように、縄跳び1は、長く延びる紐10と、この紐10の両端にそれぞれ取り付けられた2個のハンドルユニットHとを備えている。ただし、図10では、一方のハンドルユニットHのみを図示している。使用者は、縄跳びをする際に、一方のハンドルユニットHを左の掌で握り、また、他方のハンドルユニットHを右の掌で握って、紐10を回転させることになる。なお、2個のハンドルユニットHは、同じ構造であるので、以下の説明では、一方のハンドルユニットHについてのみ説明する。
ハンドルユニットHは、図1〜図3に示すように、ハンドル20と、スプリング30と、スプリング押さえ40と、紐抜け止め具50とを備えている。
紐10は、例えば、縄跳び1の使用者が、一方(左)のハンドルユニットHを左の掌で握り、他方(右)のハンドルユニットHを右の掌で握って、一人で縄跳びをする際にその長さが、ほぼ好適な長さとなるように設定されている。なお、後述するように、紐の長さについては、使用者の身長等に応じて、簡単に長さ調整ができるようになっている。紐10の材質としては、ビニル等の合成樹脂や、繊維で編まれたものを使用することができる。なお、紐10の材質としては特に限定されるものではない。紐10の一方の端部11は、図1,図3に示すように、スプリング30、スプリング押さえ40、紐抜け止め50を介して、一方のハンドル20に取り付けられる。
ハンドル20は、図3,図4に示すように、軸心Cに沿って基端20a側から、紐10の端部11が取り付けられる先端20b側に向かって延びる略円筒状に形成されている。ハンドル20全体としては、先端20b側が縮径する先細りの円筒状に形成されていて、これに伴って内周面21も先端20b側が縮径するように形成されている。ハンドル20の先端20bには、第1開口部22が形成され、また、基端20aには、この第1開口部22よりも大径の第2開口部24が形成されている。この第2開口部24を介して、後述するスプリング30及びスプリング押さえ40がハンドル20の内側に挿脱できるようになっている。ハンドル20の内周面には、第1開口部22に連続するストッパ面23が形成されている。ストッパ面23は、第1開口部22に連続する先端側から基端側に向かうにしたがって、その内径が大きくなるテーパ状に形成されている。さらに、図示例では、円錐台状に形成されている。このストッパ面23には、次に説明するスプリング30の拡開部32が当接される。なお、ハンドル20の形状は、略円筒状、略多角筒状(例えば、略六角筒状、略八角筒状)に形成することが可能である。
スプリング30は、図3,図5に示すように、先端側(図5(b)中の右側)に円筒部31を有し、基端側(図5(b)中の左側)に拡開部32を有するコイルスプリングによって構成されている。円筒部31は、図2(a),図3に示すように、ハンドル20の第1開口部22から外側に向けて突出されている。円筒部31の内径は、紐10の直径よりの少し大きく設定されている。拡開部32は、円筒部31の基端側に連続するように形成されていて、基端側ほど直径が大きくなるように形成されている。図示例では、ハンドル20のストッパ面23の形状に倣って円錐台状に形成されている。拡開部32は、その外周面を、図2(a)、図3に示すように、ハンドル20のストッパ面23に、これらの図中の左方から当接されている。これにより、スプリング30は、その軸心Cを、ハンドル20の軸心Cと、高い精度で一致させている。なお、スプリング30の拡開部32は、上述の円錐台状に代えて、これに近似した曲面状に形成してもよい。例えば、図5(b)に示す形状において、拡開部32の形状が、直線状に限らず、滑らかに外側に向かって凸状、あるいは逆に内側に向かった凸状に形成してもよい。
スプリング押さえ40は、先端側(図6(a),(c),(e)中の右側)に押圧面41を有し、基端側(図6(a),(c),(e)中の左側)に筒状部44を有していて、全体として先細りの円筒状に形成されている。押圧面41は、先端側から基端側に向かうほど外径が大きくなるテーパ状に形成されている。押圧面図示例では、スプリング30の拡開部32の内面の形状に倣って、円錐台状に形成されている。スプリング押さえ40は、スプリング30を位置決め固定する。すなわち、スプリング押さえ40は、ハンドル20の基端側の第2開口部24から挿入されて、その押圧面41をスプリング30の拡開部32の内周面に挿入して、ハンドル20のストッパ面23との間に、拡開部32を挟持している。これにより、拡開部32を広い面積で、確実の固定することができ、さらに、スプリング30全体を、その軸心Cがハンドル20の軸心と一致するように、高い精度で位置決め固定することができる。
スプリング押さえ40の円筒部44の外周面には、複数(図示例では6個)の軸方向リブ45が突設されている。軸方向リブ45は、筒状部44の外周面を6等分する位置のそれぞれに、軸心Cに沿って延びるように立設されている。スプリング押さえ40は、これらの軸方向リブ45により、ハンドル20の内側に対する挿脱が容易になるとともに、挿入された際に高い精度で軸心C上に配置される。
スプリング押さえ40の先端側には、図6(e)に示すように、透孔42が形成され、また、基端側には仕切り板43(係止部)が設けてある。透孔42は、紐10の直径よりも少し大きく形成されている。仕切り板43は、長方形状に形成されていて、図6(e)に示すように、基端側から先端側に向かって、スプリング押さえ40の全長の1/3程度まで延びるように配置されている。仕切り板43は、スプリング押さえ40の基端側の内側の空間を、図6(b)に示すように、領域43Aと領域43Bとに区画している。仕切り板43には、図6(e)に示すように、基端縁における軸心C上に、紐10の直径に対応して、半円形の凹部43aが形成されている。スプリング押さえ40は、紐10の端部11を係止する。すなわち、スプリング紐10の端部11は、図6(e)に示すスプリング押さえ40の透孔を、右方から左方に貫通した後、図6(b),図2(a)に示す、仕切り板43で仕切られた領域43Aを通過し、仕切り板43の凹部43aで折り返し、次に説明する紐抜け止め具50が装着された状態で、領域43Bに挿入される。スプリング押さえ40は、これにより、紐10の端部11を係止する。
紐抜け止め具50は、図7(a)〜(c)に示すように、略楕円形の板状に形成されていて、2個の透孔50a,50bが隣接するように穿設されている。また、略楕円形の板状の外周縁及び透孔50a,50bの内周縁は、縁取るように板厚が厚く形成されていて、紐抜け止め具50を補強している。これら透孔50a,50bの直径は、紐10の直径よりも僅かに大きく設定されている。紐抜け止め具50は、例えば、軟質の合成樹脂(プラスチック)によって形成されている。紐抜け止め具50は、図2(a)に示すように、紐10の端部11が一方の透孔50aに挿通された後、さらに他方の透孔50bに挿通された状態で、スプリング押さえ40の領域43Bに挿入される。これにより、紐10の端部11近傍は、姿勢が固定され、この状態で領域43Bに挿入される。このため、挿入された紐10の端部11近傍は、紐10を引き抜くように作用する力に対しては、端部10の一部が点Pで凹部43aに当接し、かつ紐抜け止め具50の一部が点Qでスプリング押さえ40の内周面46に接触(当接)するため、紐10の端部11が領域43Bから抜けることを確実に防止することができる。すなわち、図2(a)中の紐10に対して、右方に引き抜くような力が作用した場合、端部11近傍には、点Pを基準に右回りのモーメントが作用するが、点P,Q間の距離が、仕切り板43からスプリング押さえ40の内周面までの距離よりも十分大きいので、端部11近傍が領域43Bから抜け落ちることはない。なお、紐10の長さ調整をする場合には、図1に示すように、紐10におけるハンドル20の先端20b近傍の部分を、ハンドル20の基端20a側に向けて強く押し込むと、同図に示すように、スプリング押さえ40が、ハンドル20から抜ける。さらに、領域43Bに係止されている紐抜け防止具50を引き抜き、紐10の端部11を、透孔50b,50aから外す。そして、適宜な長さに切断する。その後、上述の逆の手順で、すなわち、端部11を透孔50a,50bに挿通させ、紐抜け止め具50を領域43Bに挿入し、この状態で、紐10におけるハンドル20の先端20b近傍の部分を図1中の右方に強く引っ張る。これにより、スプリング押さえ40の押圧面41がスプリング30の拡開部32の内面に挿入され、さらに、スプリング30の拡開部32の外周面がハンドル20のストッパ面23に押圧される。つまり、スプリング押さえ41の押圧面41とハンドル20のストッパ面23との間にスプリング30の拡開部32を強く挟持して、スプリング32を軸心C上に高い精度で位置決め固定することが出来る。
図10,図11を参照して、上述構成の縄跳び1の動作について説明する。図10に示すように、使用者が一方及び他方のハンドル20をそれぞれ左及び右の掌で握って回転させると、縄跳び1は、スプリング30の円筒部31は、その先端31b側が基端31a近傍を基準として、図示のように湾曲する。図11は、この状態を図10中の矢印K方向から見たようすを模式的に示す図である。同図中、紐10は、中心C0を基準として、矢印R方向に回転する。このとき、スプリング30の円筒部31の基端31aは、円形の軌跡C1上を移動し、また、先端31bは、軌跡C1よりも直径が大きい軌跡C2上を移動する。このとき、スプリング30の円筒部31は、図10に示すように湾曲するので、円筒部30には、その重心Gに、図11中の復元力Fが作用する。この復元力Fは、図示例では、中心の左側において、斜め右方に作用する。したがって、この復元力Fによって、紐10のおける、円筒部31に覆われている部分には、矢印R方向、つまり、紐10の回転を助長する方向の力が作用する。これにより、紐10の回転力が増大し、高回転を実現しやすくなり、例えば、二重跳びをやりやすくなる。さらに、本実施形態では、スプリング30は、その拡開部32が、ハンドル20のストッパ面23とスプリング押さえ40の押圧面41とによって挟持されて、高い精度で、軸心C上に位置決め固定されるので、スプリングが固定されていない場合(例えば、従来例)と比較して、スプリング30の復元力Fが、紐10の回転を助長する方向に有効に作用させることができる。つまり、紐10の高回転を実現しやすい。
次に、図8(a),(b)、図9(a),(b)を参照して、別の紐抜け止め具60について説明する。紐抜け止め具60は、小判をその長手方向にさらに伸ばしたような小判形の板状に形成されていて、長手方向に中心に相互に隣接するように2つの透孔60a,60bが形成されている。なお、小判形の外周縁及び透孔60a,60bの内周縁は、補強のため、板厚を厚くしている。この抜け止め具60の使用方法は、図7に示す上述の紐抜け止め具50と同様であるので、詳細についての説明は省略する。
この紐抜け止め具60によると、図9(a)に示すように、スプリング押さえ40の内側の仕切り板43によって仕切られた領域43Bに、紐10の端部11に装着された紐抜け止め具60を挿入すると、紐抜け止め具60の長手方向の一方の端部(図示例では左側の端部)が、スプリング押さえ40の左端縁から左方に突出する。したがって、紐抜け止め具60を領域43Bから引き抜く際に、この突出部分を掴んで引き抜くことができるので、その引き抜き動作が容易となる。
ハンドル20、スプリング30、スプリング押さえ40、紐抜け止め具50からなるハンドルユニットHの、紐10が通った状態の分解斜視図である。 (a)は、軸心(中心軸)Cを含む平面できったハンドルユニットHの断面図、(b)は、紐10が抜けた状態のハンドルユニットHの分解斜視図である。 軸心Cを含む平面で切ったハンドルユニットHを模式的に示す断面図である。 ハンドル20を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に左側面図、一部破断正面図、右側面図である。 スプリング30を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に左側面図、正面図、右側面図である。 スプリング押さえ40を説明する図であり、(a),(b),(c),(d),(e)は、この順に上面図、左側面図、正面図、右側面図、A−A線矢視図である。 紐抜け止め具50を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に上面図、正面図、右側面図である。 他の紐抜け止め具60を説明する図であり、(a),(b),(c)は、この順に上面図、正面図、右側面図である。 (a)は、他の紐抜け止め具60の使用例を説明する図であり、(a)は、ハンドルユニットHの、軸心Cを含む平面で切った断面図、(b)は、ハンドルユニットHの分解斜視図である。 縄跳び1の使用状態を説明する図である。 縄跳び1の、回転力が増加する原理を説明する図である。
1 縄跳び
10 紐
11 紐の端部
20 ハンドル
20a ハンドルの基端
20b ハンドルの先端
22 第1開口部
23 ストッパ面
24 第2開口部
30 スプリング(コイルスプリング)
31 円筒部
31a 円筒部の基端
31b 円筒部の先端
32 拡開部
40 スプリング押さえ
41 押圧面
42 スプリング押さえの透孔
43 仕切り板(保持部、係止部)
44 筒状部
45 軸方向リブ
50,60 紐抜け止め
50a,50b,60a,60b
紐抜け止め具の透孔
C 軸心
H ハンドルユニット

Claims (6)

  1. 長く延びる紐と、前記紐の両端にそれぞれ取り付けられた2つのハンドルユニットとを備えた縄跳びにおいて、
    前記ハンドルユニットは、
    軸心に沿って基端側から前記紐の端部が取り付けられる先端側に向かって延びる略筒状に形成されるとともに、前記軸心上における前記先端に形成された第1開口部と、前記第1開口部に連続する内周面に前記基端側に向かって直径が大きくなるストッパ面とを有するハンドルと、
    前記第1開口部から突出される円筒部と、前記円筒部の基端側に連続するとともに前記ストッパ面に倣って形成されて前記ストッパ面に当接される拡開部とを有するコイルスプリングと、
    前記拡開部の内面に倣って形成され、前記拡開部に挿入されて前記ストッパ面との間に前記拡開部を挟持する押圧面と、前記スプリングの軸心を貫通する前記紐の端部を係止する係止部とを有するスプリング押さえと、を備え、
    前記ストッパ面、前記拡開部、前記押圧面が、円錐台状に形成されている、
    ことを特徴とする縄跳び。
  2. 前記スプリング押さえは、先端側に形成されて、前記紐の端部が前記軸心に沿って貫通される透孔と、基端側に形成されて、前記透孔を貫通した前記紐の端部を折り返して保持して前記紐の端部が抜けるのを防止する保持部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の縄跳び。
  3. 前記紐の端部を屈曲させて屈曲状態で前記保持部に保持させる紐抜け止め具を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の縄跳び。
  4. 前記紐抜け止め具は、前記紐の直径と略同寸の、相互に隣接する2個の透孔を有し、前記紐の端部を一方の透孔と他方の透孔とに連続して挿通させて前記紐の端部を屈曲させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の縄跳び。
  5. 前記ハンドルは、基端に、前記スプリング及び前記スプリング押さえの通過を許容する第2開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の縄跳び。
  6. 前記スプリング押さえは、前記押圧面の基端側に筒状部を有し、前記筒状部は、外周面を周方向に複数等分する位置のそれぞれに突設されて前記軸心方向に沿って延びて、前記ハンドルの内周面に接触する軸方向リブを有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の縄跳び。
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