JP2007325677A - ハンドル付水筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易構成のハンドル出没機構を有し、製作容易で量産性に秀れると共に、安価に構成提供可能なハンドル付水筒を提供すること。
【解決手段】ハンドル体1の一方の端部に軸ピン5を設け、軸ピン5を枢着する軸受孔部6を水筒本体2の取付部3に設け、軸受孔部6を長孔形状に形成すると共にこの軸受孔部6の長さ方向の途中部に凸縁部6Aを設けて、この軸受孔部6の途中部を軸ピン5の径寸法より小さい小径部分6Bとし、ハンドル体1を水筒本体2周面より側方へ突出させると軸受孔部6先側に位置する軸ピン5が小径部分6Bを越えて軸受孔部6後側へ移動し、ハンドル体1を水筒本体2周面に沿設させると軸受孔部6後側に位置する軸ピン5が小径部分6Bを越えて軸受孔部6先側へと移動するハンドル出没機構4を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハンドル付水筒に関するものである。
例えば、ステンレス魔法瓶のような携帯用水筒のハンドル構造として、従来、このハンドルを持ち易くしたり、水筒に沿わせて邪魔にならないようにしたりできる、出没操作可能なハンドル構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実公平8−8747号公報
本発明は、このような出没操作可能なハンドルを備えた水筒の改良に係るもので、この特許文献1よりも簡易構成のハンドル出没機構を有し、製作容易で量産性に秀れると共に、安価に構成提供可能なハンドル付水筒を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
可撓性を有するハンドル体1の両端部を水筒本体2周面に設けた取付部3に枢着し、このハンドル体1の端部と取付部3との枢着部に、ハンドル体1を水筒本体2周面に対し出没操作可能とするハンドル出没機構4を設けたハンドル付水筒であって、前記ハンドル出没機構4は、前記ハンドル体1の少なくとも一方の端部に軸ピン5を設け、この軸ピン5を枢着する軸受孔部6を前記取付部3に設け、この軸受孔部6をハンドル体1の長さ方向に沿った長さを有する長孔形状に形成して、ハンドル体1を水筒本体2周面に沿設させた際に軸受孔部6の先側に軸ピン5が位置し、且つハンドル体1を水筒本体2周面より側方へ突出させた際に軸受孔部6の後側に軸ピン5が位置するように構成し、この軸受孔部6の長さ方向の孔縁の途中部に凸縁部6Aを設けて、この凸縁部6Aの存する部位の孔径寸法が前記軸ピン5の径寸法より小さい小径部分6Bとなるように軸受孔部6を構成し、ハンドル体1を水筒本体2周面に沿設させた状態から側方へ突出させると、軸受孔部6の先側に位置する軸ピン5が前記凸縁部6Aによる小径部分6Bを越えて軸受孔部6の後側へと移動し、ハンドル体1を側方へ突出させた状態から水筒本体2周面に沿設させると、軸受孔部6の後側に位置する軸ピン5が前記凸縁部6Aによる小径部分6Bを越えて軸受孔部6の先側へと移動するように構成されていることを特徴とするハンドル付水筒に係るものである。
また、前記取付部3は、対設する取付部材30を備えた構成として、この対設する取付部材30間に前記軸ピン5を設けたハンドル体1の端部を配設し得るように構成し、この各取付部材30に夫々前記軸受孔部6を設けて、この対向位置に存する各軸受孔部6に前記軸ピン5の両端部を枢着した構成としたことを特徴とする請求項1記載のハンドル付水筒に係るものである。
また、前記軸受孔部6と隣接状態にして肉抜き部7を形成し、この肉抜き部7により軸受孔部6の前記小径部分6Bを前記軸ピン5が越える際に、この小径部分6Bの孔縁が変形して軸ピン5が小径部分6Bを移動する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のハンドル付水筒に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ハンドル体使用時には水筒本体からハンドル体を突出させることができると共に、不使用時には水筒本体にハンドル体を沿わせてコンパクトにでき、しかも、この作用・効果を実現する本発明のハンドル出没機構は、少なくともハンドル体の一方の端部に軸ピンを設け、この軸ピンを備えたハンドル体端部を枢着する取付部に、長孔形状であって且つ途中部に凸縁部を設けることによる軸ピンの径より小さな小径部分を有する軸受孔部を設けるだけの構成のため、部品点数が少なく、製作も容易で量産性に秀れると共に、安価に構成提供可能であるなど、極めて実用性に秀れた画期的なハンドル付水筒となる。
また、請求項2記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のハンドル付水筒となる。
また、請求項3記載の発明においては、小径部分で軸ピンを軸受孔部の先側と後側とに保持する構成、即ちハンドル体が使用状態と不使用状態とで簡単に動かないように保持する構成でありながら、この小径部分を軸ピンが比較的容易に移動できる一層操作性に秀れた構成のハンドル付水筒となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、ハンドル体1を持って水筒を携帯したい場合は、水筒本体2周面に沿設しているハンドル体1を掴んで水筒本体2から離れる方向に引っ張ると、ハンドル出没機構4によりハンドル体1が水筒本体2周面より側方へ突出する。
具体的には、ハンドル体1の少なくとも一方の端部が、この端部が枢着されている取付部3から離れる方向に引っ張られ、これにより、取付部3の軸受孔部6の先側に位置していたハンドル体1端部の軸ピン5が、軸受孔部6途中部の凸縁部6Aによる小径部分6Bを越えて後側へと移動する。
そして、この小径部分6Bを通過すると、小径部分6Bは軸ピン5の径寸法より小径であるため、軸ピン5が簡単に軸受孔部6の先側へと移動することがなく、この軸受孔部6の後側に位置する状態が保持されて、ハンドル体1が水筒本体2周面より側方へ突出した状態(ハンドル体1の使用状態)が保持される。
また、このハンドル体1の使用状態から、ハンドル体1を使用しない状態へ切り替える場合は、突出しているハンドル体1を水筒本体2周面に向けて押圧すると、ハンドル出没機構4によりハンドル体1が水筒本体2周面に沿設する。
具体的には、ハンドル出没機構4により、ハンドル体1の少なくとも一方の端部が、この端部が枢着されている取付部3の先側へと押圧されて移動し、これにより、取付部3の軸受孔部6の後側に位置していたハンドル体1端部の軸ピン5が軸受孔部6途中部の凸縁部6Aによる小径部分6Bを越えて先側へと移動する。
そして、この小径部分6Bを通過すると、小径部分6Bは軸ピン5の径寸法より小径であるため、軸ピン5が簡単に軸受孔部6の後側へと移動することがなく、この軸受孔部6の先側に位置する状態が保持されて、ハンドル体1が水筒本体2周面に沿設した状態(ハンドル体1の不使用状態)が保持される。
従って、ハンドル体1使用時には水筒本体2からハンドル体1を突出させることができるし、不使用時には水筒本体2にハンドル体1を沿わせてコンパクトにでき、また、上記したようにハンドル体1の操作性も良好であり、しかも、このハンドル体1出没作動を実現する本発明のハンドル出没機構4は、少なくともハンドル体1の一方の端部に軸ピン5を設け、この軸ピン5を備えたハンドル体1端部を枢着する取付部3に、長孔形状であって且つ途中部に凸縁部6Aによる軸ピン5の径より小径な小径部分6Bを有する軸受孔部6を設けるだけの構成のため、部品点数が少なく、製作も容易で量産性に秀れると共に、安価に構成提供可能であるなど、極めて実用性に秀れたハンドル付水筒となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例の水筒本体2は、図1,図2に示すような円柱形のステンレス魔法瓶を図示している。
また、この水筒本体2の上方部と下端部の外周面に、樹脂製のリング帯13を付設し、この上下の各リング帯13の所定位置に取付部3を突出状態に一体成形して、この上下の各取付部3に可撓製を有するハンドル体1の両端部を枢着して、水筒本体2にハンドル体1を縦設状態に設けている。
また、本実施例のハンドル体1は、例えば合成ゴム製の可撓性を有する長尺帯状体とし、この長尺状のハンドル体1の両端部(上下両端部)に先細形状の樹脂製連結部1Aを突設し、この両端部夫々の連結部1Aの先端部に、前記取付部3への枢着軸となる軸ピン5を、その軸長さ方向がハンドル体1の長さ方向と直交するようにして付設すると共に、この各連結部1Aの(左右)両側に軸ピン5の両端部が突出するように設けている。
一方、このハンドル体1両端部の連結部1Aが枢着される前記各取付部3は、図1,図2に示すように正面から見て略転コ字形状を呈する形状に形成すると共に、双方の開放部側が上下対向状態となるようにして各リング帯13に一体成形されている。
そして、上下の各取付部3にハンドル体1両端部の各連結部1Aを軸ピン5により枢着しているが、本実施例では、この上下いずれかの枢着構造部に、即ち、図面では水筒本体2の上方部の取付部3とこれに対応する図面上側に配された連結部1Aとの枢着構造部に、ハンドル体1を水筒本体2周面に対し出没操作可能とするハンドル出没機構4を設けている。
本実施例のハンドル出没機構4について説明すると、水筒本体2上方部の取付部3に、図面上側に配した連結部1Aの軸ピン5を挿通軸支する軸受孔部6を設け、この軸受孔部6の形状を、ハンドル体1の長さ方向(図面上下方向)に沿った長さを有する長孔形状に形成して、ハンドル体1を水筒本体2周面に直線状にして沿設させた際には、軸受孔部6のハンドル体1に対する先側(図面上側)に、この軸受孔部6に軸支した軸ピン5が位置し、ハンドル体1を水筒本体2より側方へ湾曲状に突出させた際には、軸受孔部6のハンドル体1に対する後側(図面下側)に、この軸受孔部6に軸支した軸ピン5が位置するように構成している。
また、この軸受孔部6には、この軸受孔部6の長さ方向の途中部の孔縁に凸縁部6Aを設けて、この凸縁部6Aの存する部位の孔径寸法が前記軸ピン5の径寸法よりもやや小径な小径部分6Bとなるように構成し、この小径部分6Bを軸ピン5が通過する際には移動抵抗を生じて軸ピン5が簡単に通過できない構成としている。即ち、ハンドル体1を水筒本体2周面に沿設させた状態から、ハンドル体1を側方へ引っ張るように力を加えて湾曲突出させることで、軸受孔部6の先側に位置する軸ピン5が前記凸縁部6Aによる前記小径部分6Bを越えて後側へと移動し、ハンドル体1を側方へ湾曲突出させた状態から水筒本体2周面方向へ押圧するように力を加えて水筒本体2周面に沿設させることで、軸受孔部6の後側に位置する軸ピン5が前記凸縁部6Aによる小径部分6Bを越えて先側へと移動する構成としている。
更に具体的に説明すると、上方部の略転コ字形の取付部3は、下方に垂下する左右の遊離端部3Aに夫々取付部材30を設けてこの取付部材30が左右に対設する形状とし、この対設する取付部材30間に前記軸ピン5を設けたハンドル体1の上側の連結部1Aを配設し得るように構成し、この各取付部材30の対向内側面に夫々前記軸受孔部6を設け、この対向位置に存する各軸受孔部6に前記軸ピン5の両端部を挿通軸支した構成としている。
また、更に詳しくは、図3に示すように、前記軸受孔部6が貫通形成された方形板状の樹脂製の取付部材30を、前記取付部3と別部品とし、上方部の略転コ字形の取付部3は、その左右の遊離端部3Aの対向内側面に取付部材30を沿設配設し得るように設けると共に、この左右の遊離端部3Aと中間部の夫々の正面側にストッパ片部3Bを一体成形して、このストッパ片部3Bのない取付部3の下方から前記取付部材30を遊離端部3Aの内側面に沿設させると、ストッパ片部3Bにより取付部材30が取付部3の正面側に移動しようとすることが阻止される構成としている。
また、この取付部3の、水筒本体2の外周面に沿設状態となっている底面部に、前記左右の遊離端部3Aに沿設状態にして溝状の案内部3Cを設け、この案内部3Cに取付部材30の側縁部を嵌合させた状態で取付部材30を取付部3の奥側(図面上側)へと移動させる構成とし、更にこの案内部3Cの図面下側位置となる取付部3の底面部に落込穴3Dを形成する一方、落込穴3Dに嵌合する突起30Aを取付部材30の側縁部の下端に突設して、取付部材30を取付部3の奥側へと移動させて取付部材30の突起30Aを落込穴3Dに落込み嵌合させることにより、取付部3に対し取付部材30が位置決めされる構成としている。
従って、軸受孔部6を有する取付部材30を取付部3と別部品としたため、例えば、凸縁部6A付の軸受孔部6並びに突起30A並びに後述のピン孔30B並びに後述の肉抜き部7を備えた取付部材30を、樹脂成形などにより容易に設計実現可能となり、製作性・量産性に秀れる。
また、ハンドル体1の上側の連結部1Aを、水筒本体2上方の取付部3を取付する場合には、例えば、予め連結部1Aの左右に突出する軸ピン5の両端部に、前記軸受孔部6を介して取付部材30を引っ掛け、この取付部材30を引っ掛けたまま連結部1Aを取付部3の左右の遊離端部3A間に下方から押し込んでこの遊離端部3Aの内面に左右の取付部材30を沿設させて押し込み移動させると、やがて前記突起30Aが前記落込穴3Dに落込み嵌合して取付部材30が取付部3に位置決めされ、これにより軸受孔部6に軸支された軸ピン5により、連結部1Aが取付部3に対し抜け止め状態に且つ回動自在に枢着保持される(図4参照。)。このようにして連結部1Aの取付部3への組み付けも容易に行われ、量産性に秀れる構成としている。
そして、本実施例では、この各取付部材30と取付部3とを横方向に貫通する止着ピン8により取付部3に各取付部材30を確固に固定し、連結部1Aを取付部3に確固に枢着連結する構成としている。図中符号3E,30Bは止着ピン8を止着するピン孔である。
また、本実施例の凸縁部6Aは、各軸受孔部6の、水筒本体2の周面側に存する長手方向の孔縁部の、図面下方寄りの途中部に一体に凸設しており、この凸縁部6Aの形状は、図5〜図8に示すように、図面上側(軸受孔部6の先側)は下方(後方)へ向って緩やかに傾斜突出し、下側(軸受孔部6の後側)は上方(先方)へ向って急角度で傾斜突出し、更にこの上側縁と下側縁との連設縁部(凸縁部6Aの頂部)が凸湾曲縁となる形状に構成している。
また、この凸縁部6Aの下側(後側)に存する軸受孔部6の後側部位には、丁度軸ピン5が嵌り込む(嵌合する)ように軸受孔部6後側の孔形状を設定構成し、この軸受孔部6の後側部位に軸ピン5が嵌り込むことで位置決めされて、ハンドル体1が水筒本体2の周面から突出したハンドル体1の使用状態が良好に保持される構成としている(図6参照。)。
また、本実施例では、前記軸受孔部6と隣接状態にして、この軸受孔部6の前記小径部分6Bを前記軸ピン5が移動する際にこの小径部分6Bの変形を促す肉抜き部7を設けている。
具体的には、図6に示すように前記各取付部材30の、前記軸受孔部6の水筒本体2周面に対し外側となる隣接位置に軸受孔部6と同調する方向に長さを有する肉抜き部7を貫通形成している。そして、この肉抜き部7により、軸受孔部6の外側の孔縁部(前記凸縁部6A側の孔縁部と対向する孔縁部)が若干肉抜き部7方向へ撓み変形し易くなり、この撓みを生じることで図7に示すように小径部分6Bの径が広がり、これにより凸縁部6Aの頂部が湾曲縁であることもあってこの小径部分6Bを軸ピン5が越えて軸受孔部6の先側と後側とを行き来移動し得るように構成している。
従って、本実施例は、上記したように小径部分6Bで軸ピン5の通過移動に抵抗を付与してハンドル体1が使用状態と不使用状態とで簡単に動かないように保持する構成であるが、小径部分6Bを軸ピン5が通過する際には、肉抜き部7を設けたことによる軸受孔部6の変形により、さほど大きな力を加えずとも通過させることができる操作性に秀れた構成としている。
以上のように構成した本実施例のハンドル出没機構4は、ハンドル体1の一方の端部に軸ピン5を設け、この軸ピン5を備えたハンドル体1端部を取り付けする取付部3に、一体成形による凸縁部6A付の軸受孔部6等を有する一対の取付部材30を設けるだけで構成できるため、部品点数が少なく、製作も容易で量産性に秀れると共に、安価に構成提供可能となる。
次に、本実施例の作動を説明する。
ハンドル体1を持って水筒を携帯したい場合は、水筒本体2周面に直線状となって沿設しているハンドル体1を掴んで水筒本体2から離れる方向に引っ張って、ハンドル体1を水筒本体2より側方へ湾曲状に突出させる(図2,図6参照。)。
すると、ハンドル体1の少なくとも一方の端部がこの一方の端部が枢着されている取付部3から離れる方向に引っ張られて移動し、これにより、取付部3の軸受孔部6の先側に位置していたハンドル体1端部の軸ピン5が図7に示すように軸受孔部6途中部の凸縁部6Aによる小径部分6Bへと移動して、軸ピン5が小径部分6Bで引っ掛かる。
この引っ掛かりに抗してハンドル体1を更に引っ張るように力を加えると、肉抜き部7があることによって図8のように小径部分6Bの孔縁が撓み変形して径が大きくなり、この小径部分6Bを越えて軸ピン5が軸受孔部6の後側へと移動する(図5の状態から図6の状態へと移動する)。
そして、この小径部分6Bを越えると、小径部分6Bは軸ピン5の径寸法より小径であるため、軸ピン5が簡単に軸受孔部6の先側へと移動することがなく、また、軸受孔部6Aの後側は軸ピン5が丁度嵌り込むような形状となっているため、この軸受孔部6の後側に位置する状態が良好に保持され、ハンドル体1が水筒本体2より側方へ湾曲状に突出した状態が良好に保持される。
このハンドル体1使用状態から、ハンドル体1を使用しない状態へ切り替える場合は、湾曲状に突出しているハンドル体1を水筒本体2周面に向けて押圧して、ハンドル体1を水筒本体2周面に直線状にして沿設させる(図1,図5参照。)。
すると、ハンドル体1の少なくとも一方の端部がこの一方の端部が枢着されている取付部3の先側へと押圧されて移動し、これにより、取付部3の軸受孔部6の後側に位置して(嵌り込んで)いたハンドル体1端部の軸ピン5は、図面右斜め上方向にした逃げ道がないために図7に示すように軸受孔部6途中部の凸縁部6Aによる小径部分6Bへと移動して、軸ピン5が小径部分6Bで引っ掛かる。
この引っ掛かりに抗してハンドル体1を更に押圧するように力を加えると、肉抜き部7があることによって図8のように小径部分6Bの孔縁が撓み変形して径が大きくなり、この小径部分6Bを越えて軸ピン5が軸受孔部6の先側へと移動する(図6の状態から図5の状態に移動する。)。
そして、この小径部分6Bを越えると、小径部分6Bは軸ピン5の径寸法より小径であるため、軸ピン5が簡単に軸受孔部6の後側へと簡単には移動することがなく、この軸受孔部6の先側に位置する状態が保持され、ハンドル体1が水筒本体2周面に直線状となって沿設した状態が保持される。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例のハンドル体不使用状態を示す斜視図である。 本実施例のハンドル体使用状態を示す斜視図である。 本実施例の要部の分解斜視図である。 本実施例の要部の説明斜視図である。 本実施例のハンドル体不使用状態における、軸ピンと軸受孔部との関係を示す説明側断面図である。 本実施例のハンドル体使用状態における、軸ピンと軸受孔部との関係を示す説明側断面図である。 本実施例の軸ピンの軸受孔部での作動を示す部分拡大説明図である。 本実施例の軸ピンが小径部分を越えて移動しようとする状態を示した部分拡大説明図である。
符号の説明
1 ハンドル体
2 水筒本体
3 取付部
4 ハンドル出没機構
5 軸ピン
6 軸受孔部
6A 凸縁部
6B 小径部分
7 肉抜き部
30 取付部材

Claims (3)

  1. 可撓性を有するハンドル体の両端部を水筒本体周面に設けた取付部に枢着し、このハンドル体の端部と取付部との枢着部に、ハンドル体を水筒本体周面に対し出没操作可能とするハンドル出没機構を設けたハンドル付水筒であって、前記ハンドル出没機構は、前記ハンドル体の少なくとも一方の端部に軸ピンを設け、この軸ピンを枢着する軸受孔部を前記取付部に設け、この軸受孔部をハンドル体の長さ方向に沿った長さを有する長孔形状に形成して、ハンドル体を水筒本体周面に沿設させた際に軸受孔部の先側に軸ピンが位置し、且つハンドル体を水筒本体周面より側方へ突出させた際に軸受孔部の後側に軸ピンが位置するように構成し、この軸受孔部の長さ方向の孔縁の途中部に凸縁部を設けて、この凸縁部の存する部位の孔径寸法が前記軸ピンの径寸法より小さい小径部分となるように軸受孔部を構成し、ハンドル体を水筒本体周面に沿設させた状態から側方へ突出させると、軸受孔部の先側に位置する軸ピンが前記凸縁部による小径部分を越えて軸受孔部の後側へと移動し、ハンドル体を側方へ突出させた状態から水筒本体周面に沿設させると、軸受孔部の後側に位置する軸ピンが前記凸縁部による小径部分を越えて軸受孔部の先側へと移動するように構成されていることを特徴とするハンドル付水筒。
  2. 前記取付部は、対設する取付部材を備えた構成として、この対設する取付部材間に前記軸ピンを設けたハンドル体の端部を配設し得るように構成し、この各取付部材に夫々前記軸受孔部を設けて、この対向位置に存する各軸受孔部に前記軸ピンの両端部を枢着した構成としたことを特徴とする請求項1記載のハンドル付水筒。
  3. 前記軸受孔部と隣接状態にして肉抜き部を形成し、この肉抜き部により軸受孔部の前記小径部分を前記軸ピンが越える際に、この小径部分の孔縁が変形して軸ピンが小径部分を移動する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のハンドル付水筒。
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