JP2008132884A - ワイパブレード及びブレードラバー - Google Patents

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Abstract

【課題】装着された板バネ部材がブレードラバーから外れることを好適に防止することができるワイパブレードを提供する。
【解決手段】レバー部材12の各保持部12cからブレードラバー13を長手方向に長く突出させて保持する構成のワイパブレード11では、そのブレードラバー13のレバー部材12の保持部12c間(長手方向中央部分X2)において、自身の柔軟性の確保やレバー部材12等との干渉防止等の観点からフィン部13cを形成しないフィン非形成部とされ、そのフィン非形成部の長手方向中央部付近においてバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の変形を抑制する肉厚部13fが形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、板バネ部材としてのバッキングが装着されたブレードラバーを備えてなるワイパブレード及びそのブレードラバーに関するものである。
従来、板バネ部材としてのバッキングが長手方向に沿って装着されたブレードラバーを1つのレバー部材で保持し、そのレバー部材の両端に設けられる保持部からブレードラバーを長手方向に長く突出させて払拭面の湾曲に自由に追従させる追従端部を有してなるワイパブレードが知られている(例えば特許文献1参照)。このような構成のワイパブレードでは、レバー部材の保持部から付与されるワイパアームからの払拭面側への押圧力をバッキングにてブレードラバーの長手方向に分散させ、その押圧力が追従端部側にも伝達されている。
しかしながら、レバー部材両端の保持部から長手方向に長く突出するブレードラバーの追従端部は、レバー部材による制限を受けないことから、高速走行時に受ける走行風によって払拭面から浮き上がり易くなっている。そのため、ブレードラバーの追従端部の上面には、走行風を払拭面側への押圧力に変換するフィン部が形成されている。
一方、レバー部材の保持部間においては、自身の柔軟性の確保や、払拭面の湾曲追従時にブレードラバーのフィン部がレバー部材等と干渉するのを防止する目的等からフィン部を形成しない区間とされ、ブレードラバーの払拭面に対する湾曲追従性を妨げない構成とされている。
特開2005−231499号公報
ところで、寒冷地等において払拭面とブレードラバーとが凍結により貼り付いてしまう場合がある。このような貼り付きを解除すべくワイパブレードを払拭面から持ち上げるようにワイパアームを起立させようとすると、ワイパアームに連結されるレバー部材からブレードラバーが引き離されるように払拭面側に引っ張られることになる。
このような場合、フィン部を設けたことによってブレードラバーの上部がある程度の剛性を有するブレードラバーの追従端部部分では、側方に開口するバッキングの収容溝の変形が抑えられるため、その溝からバッキングは外れ難い。しかしながら、フィン部が形成されないレバー部材の保持部間においてはブレードラバーの上部(収容溝の上側壁部)の剛性が低いため、ブレードラバーが払拭面側に引っ張られると、バッキングの収容溝の開口が大きく開くように該収容溝の上側壁部に変形が生じ、バッキングがその溝から外れてしまう虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、装着された板バネ部材がブレードラバーから外れることを好適に防止することができるワイパブレード及びそのブレードラバーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、払拭面を払拭するための長尺のブレードラバーを保持する一対の保持部が所定間隔を有して設けられるレバー部材を備え、前記ブレードラバーの長手方向に沿って形成され側方に開口する収容溝内に板バネ部材が装着されたそのブレードラバーを前記レバー部材の各保持部から長手方向に長く突出させて前記払拭面の湾曲に追従させる追従端部を構成し、走行風を受けて前記払拭面側への押圧力を生じさせるフィン部を前記レバー部材の各保持部から長手方向外側に突出させる前記追従端部の上面に立設するとともに、それより内側ではそのフィン部を形成しないフィン非形成部として構成したワイパブレードであって、前記ブレードラバーにおける前記フィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、前記収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられていることをその要旨とする。
この発明では、レバー部材の各保持部からブレードラバーを長手方向に長く突出させて保持する構成のワイパブレードでは、そのブレードラバーのレバー部材の保持部間において、自身の柔軟性の確保やレバー部材等との干渉防止等の観点からフィン部を形成しないフィン非形成部とされるとともに、そのフィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、板バネ部材を収容する収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられる。つまり、ブレードラバーの上面をフィン非形成部として一様に平坦面等としたのでは、柔軟ではあるものの板バネ部材を収容する収容溝の上側壁部の剛性が不足する箇所が生じるため、そのフィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられる。これにより、フィン非形成部の所定箇所に設けた変形抑制部により、ブレードラバーの柔軟性を維持しつつも、収容溝の上側壁部の剛性が高められ該収容溝の開口が開くような変形が防止されるため、装着された板バネ部材がブレードラバーから外れることが好適に防止される。従って、例えば、払拭面との凍結によりブレードラバーが貼り付き、それを解除しようとワイパブレードを払拭面から持ち上げるような場合に、レバー部材からブレードラバーが引き離されるような力が該ラバーに作用しても、変形抑制部により収容溝の開口が開くような収容溝の上側壁部の変形が防止され、装着された板バネ部材の外れが防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパブレードにおいて、前記変形抑制部は、前記ブレードラバーにおける前記収容溝の上側壁部を肉厚とした肉厚部よりなることをその要旨とする。
この発明では、変形抑制部は、ブレードラバーにおける収容溝の上側壁部を肉厚とした肉厚部よりなることから、変形抑制部を容易に形成でき、部品点数も増加しない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイパブレードにおいて、前記変形抑制部は、前記ブレードラバーの長手方向に間隔を有して複数箇所に設けられていることをその要旨とする。
この発明では、変形抑制部は、ブレードラバーの長手方向に間隔を有して複数箇所に設けられる、即ち長手方向に分割して設けられることから、ブレードラバーの柔軟性を維持しつつも収容溝の上側壁部の剛性を高くでき、収容溝の開口が開くような収容溝の上側壁部の変形が好適に防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記変形抑制部は、前記ブレードラバーにおける前記フィン非形成部の中央部付近に少なくとも1つが設けられていることをその要旨とする。
この発明では、収容溝の上側壁部の剛性が高いフィン部を有する部位から最も離間したフィン非形成部の中央部付近がその剛性が低くなるため、そのフィン非形成部の中央部付近に少なくとも1つの変形抑制部が設けられることで、収容溝の上側壁部の剛性を的確に向上でき、収容溝の開口が開くような収容溝の上側壁部の変形がより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記ブレードラバーは、一対の前記板バネ部材を装着すべく幅方向両側に一対の前記収容溝が形成されるものであり、前記変形抑制部は、対をなす前記収容溝の各上側壁部に跨って設けられていることをその要旨とする。
この発明では、変形抑制部は、対をなす収容溝の各上側壁部に跨って設けられることから、各収容溝の上側壁部の剛性を各上側壁部に個々に設けなくても向上でき、各収容溝の開口が開くような各収容溝の上側壁部の変形がより確実に防止できる。
請求項6に記載の発明は、長手方向に沿って形成され側方に開口する収容溝内に板バネ部材が装着されてワイパブレードのレバー部材にて保持されるものであり、長手方向両側の上面にそれぞれ走行風を受けて払拭面側への押圧力を生じさせるフィン部を立設するとともに、それより内側ではそのフィン部を形成しないフィン非形成部とされるブレードラバーであって、前記フィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、前記収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられていることをその要旨とする。
この発明では、レバー部材の各保持部からブレードラバーを長手方向に長く突出させて保持する構成の請求項1のようなワイパブレードに用いられ、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
従って、上記記載の発明によれば、装着された板バネ部材がブレードラバーから外れることを好適に防止することができるワイパブレード及びそのブレードラバーを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、本実施の形態におけるワイパブレード11を示す。ワイパブレード11は、自動車のフロントガラス1の払拭面1aを払拭するものであり、ワイパモータの駆動により所定角度で回動するワイパアーム(ともに図示略)の先端部に着脱可能に装着されるものである。ワイパブレード11は、レバー部材12、ブレードラバー13及びバッキング14を備えてなる。
レバー部材12は、金属板材をプレス加工して形成されるものであり、長手方向長さがワイパブレード11(ブレードラバー13)の3分の1程度で構成されている。レバー部材12の長手方向中央部には連結部12aが設けられ、該連結部12aにはクリップ部材15がワイパブレード11の幅方向に沿って装着される連結ピン16にて回動可能に連結されている。このクリップ部材15は、ワイパアームの先端部と着脱可能に連結するものである。尚、クリップ部材15は、レバー部材12の連結部12aとの摺動を円滑にするダンパ15aとともに装着される。連結部12aの長手方向両側には、同方向に沿ってそれぞれ延出形成される一対のアーム部12bが一体に設けられている。
アーム部12bの先端部、即ちレバー部材12の長手方向両端部には、ブレードラバー13を保持するための保持部12cが一体に設けられている。保持部12cは、対をなす爪状部が幅方向内側にそれぞれ突出されて構成されており、ブレードラバー13を長手方向長さの略3等分した2位置をそれぞれ保持する。また、アーム部12bには、山折り状に折り曲げられて、車両前進時の走行風を受けると保持部12cを通じてブレードラバー13を払拭面1a側に押圧する押圧力を生じさせるフィン部12dが設けられている。
ブレードラバー13は、弾性材料にて長尺に形成され、図3(a)(b)に示すように、幅方向両側で開口し幅方向に沿った凹状をなすバッキング収容溝13aが形成され、ブレードラバー13の長手方向略全体に亘って形成されている。また、各バッキング収容溝13aの下側には、長手方向略全体に亘ってそれぞれ保持溝13bが形成されている。そして、保持溝13bにはレバー部材12の保持部12cを構成する一対の爪状部が長手方向から挿入され、該保持部12cの保持溝13bへの挿入によりブレードラバー13がレバー部材12に対して保持される。尚、保持溝13b内には一方の保持部12cの爪状部と係止するための図示しない係止部が設けられており、相互の係止により、使用時にブレードラバー13がレバー部材12から抜け落ちることが防止されている。
ブレードラバー13のバッキング収容溝13aには、ブレードラバー13と同等の長手方向長さを有する板バネ部材としての一対のバッキング14がそれぞれ収容されている。バッキング14は、該バッキング14の装着時のブレードラバー13の長手方向中央部が反払拭面側に凸をなし払拭面1aの曲率よりも大きな曲率の湾曲形状に形成されている。そして、バッキング14は、レバー部材12の保持部12cから伝達される前記ワイパアームからの払拭面1a側への押圧力をブレードラバー13の長手方向に分散させている。因みに、ブレードラバー13の両端部には、このバッキング14の抜け等を防止するためのキャップ17がそれぞれ装着されている。
ブレードラバー13の上面13xには、レバー部材12の両端部(保持部12c)から長手方向に突出する部分、即ち払拭面1aの湾曲に自由に追従すべくレバー部材12にて保持されない自由端からなる追従端部X1において、アーム部12bに設けられるフィン部12dと外観形状が連続するように長手方向両端部に向かって連続する断面略三角形状のフィン部13cが立設されている。フィン部13cは、幅方向一方側に走行風が当たる受風面13dを有しており、頂部13eが幅方向中心線よりも他方側にオフセットされている。そして、フィン部13cに走行風が当たることで、前記フィン部12dと同様に、ブレードラバー13を払拭面1a側に押圧する押圧力が生じるようになっている。
一方、ブレードラバー13のレバー部材12の保持部12c間(追従端部X1間)である長手方向中央部分X2は、フィン部13cを形成しないフィン非形成部とされ、上面13xが平坦面とされている。つまり、ブレードラバー13は、自身の柔軟性の確保とともに、払拭面1aに対する湾曲追従時に中央部分X2のレバー部材12や連結ピン16との干渉を防止し、払拭面1aに対する湾曲追従性を妨げない構成とされている。
また、ブレードラバー13の長手方向中央部分X2の上面13xには、長手方向中央線L0(この場合、レバー部材12の保持部12c間の中央部でもある)を挟む両側に所定間隔を有して同形状の変形抑制部としての肉厚部13fがそれぞれ形成されている。肉厚部13fは、上面13x側から見て略四角形状をなし、フィン部12dの1/4程度の高さで略台形状に立設(肉盛り)されてなる。肉厚部13fは、ブレードラバー13の幅方向一側から他側に横断するように設けられ、ブレードラバー13の幅方向両側にそれぞれ設けられるバッキング収容溝13aの各上側壁部13a1間に跨るように設けられている。
つまり、上面13xが平坦面をなしているブレードラバー13の長手方向中央部分X2では、自身の柔軟な湾曲追従を可能とする反面、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1の厚みを薄くしてしまい、その上側壁部13a1の剛性が低くなりがちである。そこで、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1が上側に撓んで該収容溝13aの開口が広げられるような変形が生じ易くなることを本実施の形態では考慮し、ブレードラバー13の長手方向中央部分X2の上面13xに肉厚部13fが設けられている。これにより、肉厚部13fを設けた部分の上側壁部13a1の剛性が高くなることから、肉厚部13f部分を中心に長手方向中央部分X2全体のバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の上側への変形(バッキング収容溝13aの開口部が広げられようとする変形)が抑制される。
例えば寒冷地等において、払拭面1aとブレードラバー13とが凍結により貼り付き、この貼り付きを解除しようとワイパブレード11を払拭面1aから持ち上げるようにワイパアームを起立させようとする場合がある。このような場合では、ワイパアームに連結されるレバー部材12からブレードラバー13が引き離されるように払拭面1a側に引っ張られることになる。このような事態に対し、本実施の形態では肉厚部13fにて長手方向中央部分X2の上側壁部13a1の上側への変形が抑制されてバッキング収容溝13aの開口が大きく開くような変形が抑制されるため、装着されたバッキング14がブレードラバー13(バッキング収容溝13a)から外れることが好適に防止されるようになっている。また、このようなブレードラバー13の凍結による貼り付きに限らず、ブレードラバー13の払拭面1aとの摩擦力が大きな場合にも、ブレードラバー13の払拭部が払拭面1aとの摩擦力で引っ張られることとなり、バッキング収容溝13aの開口部が広げられようとするが、肉厚部13fにより上側壁部13a1の変形が抑制されるため、この場合においてもバッキング14がブレードラバー13から外れることが好適に防止される。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)レバー部材12の各保持部12cからブレードラバー13を長手方向に長く突出させて保持する構成の本実施の形態のワイパブレード11では、そのブレードラバー13のレバー部材12の保持部12c間(長手方向中央部分X2)において、自身の柔軟性の確保やレバー部材12等との干渉防止等の観点からフィン部13cを形成しないフィン非形成部とされるとともに、そのフィン非形成部における長手方向中央部付近に、バッキング(板バネ部材)14を収容するバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の変形を抑制する肉厚部13fが形成されている。つまり、ブレードラバー13の上面13xをフィン非形成部として一様に平坦面等としたのでは、柔軟ではあるもののバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の剛性が不足する箇所が生じるため、そのフィン非形成部の長手方向中央部付近にバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の変形を抑制する肉厚部13fが形成される。これにより、肉厚部13fにより、ブレードラバー13の柔軟性を維持しつつも、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1の剛性が高められ該収容溝13aの開口が開くような変形が防止されるため、装着されたバッキング14がブレードラバー13から外れることを好適に防止することができる。従って、例えば、払拭面1aとの凍結によりブレードラバー13が貼り付き、それを解除しようとワイパブレード11を払拭面1aから持ち上げるような場合に、レバー部材12からブレードラバー13が引き離されるような力が該ラバー13に作用しても、肉厚部13fによりバッキング収容溝13aの開口が開くような収容溝13aの上側壁部13a1の変形が防止され、装着されたバッキング14の外れを防止することができる。
(2)本実施の形態では、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1の変形を抑制する変形抑制部として、その上側壁部13a1を肉厚とした肉厚部13fとしたことから、上側壁部13a1の変形を抑制する変形抑制部を容易に形成でき、部品点数も増加しない。
(3)本実施の形態では、肉厚部13fは、ブレードラバー13の長手方向に間隔を有し長手方向中央線L0を挟んだ2箇所に設けられる、即ち長手方向に分割して設けられることから、ブレードラバー13の柔軟性を維持しつつもバッキング収容溝13aの上側壁部13a1の剛性を高くでき、バッキング収容溝13aの開口が開くような収容溝13aの上側壁部13a1の変形を好適に防止することができる。
(4)本実施の形態では、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1の剛性が高いフィン部13cを有する追従端部X1から最も離間したフィン非形成部(長手方向中央部分X2)の中央部付近がその剛性が低くなるため、その中央部付近(中央線L0の両側)に肉厚部13fを設けることで、バッキング収容溝13aの上側壁部13a1の剛性を的確に向上でき、バッキング収容溝13aの開口が開くような収容溝13aの上側壁部13a1の変形をより確実に防止することができる。
(5)本実施の形態では、肉厚部13fは、対をなすバッキング収容溝13aの各上側壁部13a1に跨って設けられることから、各収容溝13aの上側壁部13a1の剛性を各上側壁部13a1に個々に設けなくても向上でき、各収容溝13aの開口が開くような各収容溝13aの上側壁部13a1の変形をより確実に防止することができる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、上側壁部13a1の変形を抑制する変形抑制部をその上側壁部13a1を肉厚とした肉厚部13fとしたが、肉厚部13fに相当する部分を別体で形成し、ブレードラバー13の上面13xに接着や貼着等により後付けしてもよい。この場合、肉厚部13fに相当する後付け部材をブレードラバーと同材料としてもよく、また異なる材料にて形成してもよい。例えば、所定の剛性を有する樹脂材料でその後付け部分を形成してもよい。
・上記実施の形態では、ブレードラバー13の長手方向中央線L0を挟んだ2箇所に間隔を有して肉厚部13fを設けたが、肉厚部13fの数や配置位置を適宜変更してもよい。また、肉厚部13fを上面13x側から見て略四角形状で略台形状に立設させて形成したが、肉厚部の形状も適宜変更してもよい。また、肉厚部13fを一対のバッキング収容溝13aの各上側壁部13a1に跨るように設けたが、個々の上側壁部13a1に対して設けてもよい。
次に、上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 請求項6に記載のブレードラバーにおいて、
前記変形抑制部は、前記収容溝の上側壁部を肉厚とした肉厚部よりなることを特徴とするブレードラバー。
(ロ) 請求項6又は上記(イ)に記載のブレードラバーにおいて、
前記変形抑制部は、長手方向に間隔を有して複数箇所に設けられていることを特徴とするブレードラバー。
(ハ) 請求項6,上記(イ)(ロ)のいずれか1項に記載のブレードラバーにおいて、
前記変形抑制部は、前記フィン非形成部の中央部付近に少なくとも1つが設けられていることを特徴とするブレードラバー。
(ニ) 請求項6,上記(イ)〜(ハ)のいずれか1項に記載のブレードラバーにおいて、
一対の前記板バネ部材を装着すべく幅方向両側に一対の前記収容溝が形成されるものであり、
前記変形抑制部は、対をなす前記収容溝の各上側壁部に跨って設けられていることを特徴とするブレードラバー。
これら(イ)〜(ニ)では、それぞれ上記した請求項2〜5と同様の作用効果を有している。
本実施の形態におけるワイパブレードの組立後の状態を示す斜視図である。 本実施の形態におけるワイパブレードの分解斜視図である。 (a)はフィン部部分のブレードラバーの断面図、(b)は肉厚部部分のブレードラバーの断面図である。
符号の説明
1a…払拭面、11…ワイパブレード、12…レバー部材、12c…保持部、13…ブレードラバー、13a…収容溝としてのバッキング収容溝、13a1…上側壁部、13c…フィン部、13f…変形抑制部としての肉厚部、13x…上面、14…板バネ部材としてのバッキング、X1…追従端部、X2…フィン非形成部である長手方向中央部分。

Claims (6)

  1. 払拭面を払拭するための長尺のブレードラバーを保持する一対の保持部が所定間隔を有して設けられるレバー部材を備え、前記ブレードラバーの長手方向に沿って形成され側方に開口する収容溝内に板バネ部材が装着されたそのブレードラバーを前記レバー部材の各保持部から長手方向に長く突出させて前記払拭面の湾曲に追従させる追従端部を構成し、走行風を受けて前記払拭面側への押圧力を生じさせるフィン部を前記レバー部材の各保持部から長手方向外側に突出させる前記追従端部の上面に立設するとともに、それより内側ではそのフィン部を形成しないフィン非形成部として構成したワイパブレードであって、
    前記ブレードラバーにおける前記フィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、前記収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられていることを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1に記載のワイパブレードにおいて、
    前記変形抑制部は、前記ブレードラバーにおける前記収容溝の上側壁部を肉厚とした肉厚部よりなることを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパブレードにおいて、
    前記変形抑制部は、前記ブレードラバーの長手方向に間隔を有して複数箇所に設けられていることを特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記変形抑制部は、前記ブレードラバーにおける前記フィン非形成部の中央部付近に少なくとも1つが設けられていることを特徴とするワイパブレード。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記ブレードラバーは、一対の前記板バネ部材を装着すべく幅方向両側に一対の前記収容溝が形成されるものであり、
    前記変形抑制部は、対をなす前記収容溝の各上側壁部に跨って設けられていることを特徴とするワイパブレード。
  6. 長手方向に沿って形成され側方に開口する収容溝内に板バネ部材が装着されてワイパブレードのレバー部材にて保持されるものであり、長手方向両側の上面にそれぞれ走行風を受けて払拭面側への押圧力を生じさせるフィン部を立設するとともに、それより内側ではそのフィン部を形成しないフィン非形成部とされるブレードラバーであって、
    前記フィン非形成部の長手方向の少なくとも1箇所に、前記収容溝の上側壁部の変形を抑制する変形抑制部が設けられていることを特徴とするブレードラバー。
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