JP2008125955A - リサイクル傘の手元の取付け構造 - Google Patents

リサイクル傘の手元の取付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008125955A
JP2008125955A JP2006316826A JP2006316826A JP2008125955A JP 2008125955 A JP2008125955 A JP 2008125955A JP 2006316826 A JP2006316826 A JP 2006316826A JP 2006316826 A JP2006316826 A JP 2006316826A JP 2008125955 A JP2008125955 A JP 2008125955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
middle shaft
shaft
bone
umbrella
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006316826A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Hayashi
俊光 林
Koji Ohara
孝二 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MOONBAT CO Ltd
YOUM Co KK
Misuzu Seiko KK
Original Assignee
MOONBAT CO Ltd
YOUM Co KK
Misuzu Seiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MOONBAT CO Ltd, YOUM Co KK, Misuzu Seiko KK filed Critical MOONBAT CO Ltd
Priority to JP2006316826A priority Critical patent/JP2008125955A/ja
Publication of JP2008125955A publication Critical patent/JP2008125955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Abstract

【課題】傘の中軸に対する手元の取付けおよび取外しを容易にし、かつ中軸に対する手元の回転方向の抵抗力を高める。
【解決手段】中軸2に形成した環状溝81に嵌着されたストップリング93と手元固定キャップ92とによって中軸2の手元本体90からの抜け止め手段を構成し、中軸2の下端に形成した切欠き83を、手元本体90の中軸挿入孔82の底端に形成した係合部94に係合させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、製作時における組立てが容易であるのみでなく、修理および分解が容易で、材質別に分別することができ、さらに再利用を可能にすることを目的としたリサイクル傘に関し、特に手元の取付け構造に関するものである。
通常の傘は、金属製部材(中軸、親骨,支え骨等)と、一般に合成樹脂(以下単に「樹脂」と呼ぶ)からなる非金属製部材(手元、上ろくろ、下ろくろ、シート等)から構成されているが、各部材は恒久的にあるいは分解が極めて困難な状態で連結されている。
したがって、従来の傘は、製作時における組立てに手間がかかるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、金属製部材と非金属製部材とを分離して分別廃棄することが困難なため、貴重な資源のリサイクルを困難にしていた。
最近、特に環境汚染問題がクローズアップされている中、傘の分別廃棄を義務付ける地方自治体も多くなってきたために、傘の金属製部材と非金属製部材との分別廃棄を容易にすることが要望されている。
本出願人は、先に特許文献1に開示されているような傘の手元の取付け構造を提案した。この傘は、その手元本体が中軸(支柱)挿入孔を備えた中軸保持部を有し、上記中軸挿入孔に挿入された中軸が、上記中軸保持部に螺着される手元固定キャップにより手元本体に固定されるように構成されている。そして中軸には手元位置決め孔が形成され、中軸保持部の内周面には、上記手元位置決め孔に係入し得る係合突起が形成されている。
特開2001−275727号公報
しかしながら、特許文献1に開示された傘の手元取付け構造においては、手元本体の中軸保持部の内周面に形成された係合突起の手元位置決め孔への挿入を容易にするために、中軸保持部にその先端から軸線方向に割溝を設けたり、あるいは、軸線と平行なヒンジ線を介して互いに連結された一対の半円筒体で形成したりする必要があった。そのため、中軸保持部の構成が複雑で、かつ中軸に対する手元の回転方向の抵抗力が弱いという欠点を有するものであった。
上述の事情に鑑み、本発明の目的は、取外しが容易であるのみでなく、構造が簡単で、かつ中軸に対する手元の回転方向の抵抗力を高めた傘の手元の取付け構造を提供することにある。
なお、以下の説明において、上部または上方は傘の石突き側を意味し、下部または下方は傘の手元側を意味するものとする。
本発明は、軸挿入孔を有する端部の外周面に雄ねじを形成した手元本体と、上記中軸が挿通される軸孔を備えかつ上記手元本体の雄ねじに螺着される雌ねじを軸孔の手元本体側に形成した手元固定キャップとを有する傘の手元の取付け構造において、
上記中軸の下端部に、上記手元本体の中軸挿入孔からの中軸の抜け止め手段を構成するストップリングが嵌着される環状溝が形成され、
上記ストップリングは、上記環状溝に嵌着された状態における外径が、手元固定キャップの軸孔の内径よりも大径でかつ上記雌ねじの内径よりも小径となるように形成されており、上記ストップリングを上記環状溝に嵌着した中軸の下端部を手元本体の中軸挿入孔に挿入した後、上記手元固定キャップを上記雄ねじに螺着することにより、中軸が手元本体に固定されるようにしたことを特徴とするものである。
上記中軸の下端と手元本体の中軸挿入孔の底端との間に、中棒と手元本体との間の相対的回転を防止する凹凸係合手段が設けられており、この凹凸係合手段は、中軸の下端部の一部に形成された切欠きと、中軸挿入孔の底端に形成された、上記切欠きと係合する係合部とから構成することができる。
本発明によれば、中軸に形成した環状溝に嵌着されたストップリングと手元固定キャップのみで中軸の手元本体からの抜け止め手段を構成することができるから、構造が簡単で、かつ手元の取付けおよび取外しが極めて容易となる利点がある。
また、中軸の下端と手元本体の中軸挿入孔の底端との間に、中棒と手元本体との間の相対的回転を防止する凹凸係合手段を設けたことにより、中軸に対する手元の回転方向の抵抗力を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明による傘の手元の取付け構造の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明による手元の取付け構造を備えた傘の閉状態における全体構成を、一部を省略して示す概略図である。
図1において、この傘1は、金属製の中軸(支柱)2と、この中軸2の上端部に嵌装固定された合成樹脂製の上ろくろ3と、この上ろくろ3に根元部を枢着された複数の金属製親骨4と、これら親骨4に沿って張架された布製または樹脂製の生地(シート)Sと、上ろくろ3を生地Sとともに中軸2に固定する陣笠5と、中軸2に摺動自在に嵌装された合成樹脂製の下ろくろ6と、この下ろくろ6に根元部を枢着されかつ先端部を親骨4の中間部の点Pにおいて枢着された複数の金属製支え骨8と、中軸2の下端部に固定された合成樹脂製の手元10とを備えている。中軸2の上端には石突き14が嵌着されている。
また、この傘1の閉状態において、下ろくろ6を手元10に近接した位置に係止するための金属製留め金(はじき)12が、中軸2の外周面から突出する方向にばね付勢された態様で中軸2に出没自在に設けられている。
図2は、図1の傘1の上端部の分解正面図である。なお、図2においては、一対の上ろくろ位置決め孔16を備えた中軸2が、その軸線の周りで90°回転した状態で示されている。上ろくろ3は、上ろくろ本体18と、親骨枢支ディスク20と、親骨外れ防止ナット22とによって構成されている。上ろくろ3の上には生地Sを介して陣笠5が螺着される。
図3A〜図3Dは上ろくろ本体18を示し、図3Aは平面図、図3Bは正面図、図3Cは底面図、図3Dは図3Aの3D−3D線に沿う断面図である。
この上ろくろ本体18は、中軸2の上ろくろ位置決め穴16に係入される互いに対向する一対の突起24,24を内周面に備えた中軸挿通孔26と、親骨4の根元部を収容するための8個の親骨収容溝28を周縁にほぼ等間隔に放射状に形成した円板状のフランジ30とを同軸的に備えた円筒体からなり、フランジ30の上方には、環状の親骨枢支ディスク20が嵌着される円筒部31が連接され、さらにこの円筒部31の上方には、雄ねじ32が上端まで形成されているとともに、この上端から軸線を含む面に沿って下方へ延びる一対の割溝34,34が設けられている。
上ろくろ本体18の内周面に形成されている上記一対の突起24,24は、図3Aおよび図3Cから明らかなように、上記割り溝34,34および軸線を含む面に対して軸線上で直交する面上にあり、かつ上記円筒部31からフランジ30に亘る内周面に形成されている。そして上記割り溝34,34は、上ろくろ本体18の上端から軸線と平行に下方へ向かってフランジ30を通過してフランジ30の下方まで延びている。
フランジ30には、一つの同心円上に整列する8個のディスク位置決め孔36が、隣接する親骨収容溝28,28の間の位置においてフランジ30を貫通して形成されている。
図4A〜図4Dは親骨枢支ディスク20を示し、図4Aは平面図、図4Bは正面図、図4Cは底面図、図4Dは図4Aの4D−4D線に沿った断面図である。
上ろくろ本体18のフランジ30上に添接可能に構成された親骨枢支ディスク20は、上ろくろ本体18のフランジ30とほぼ同径の外径と、上ろくろ本体18の円筒部31に嵌着可能な内径の軸孔37とを備えて環状に構成され、フランジ30の親骨収容溝28に対応する8個の親骨収容溝38を備えている。またその底面には、フランジ30の8個のディスク位置決め孔36に嵌合する8本の位置決め突起40を備え、この親骨枢支ディスク20がフランジ30上に添接されると、双方の親骨収容溝28,38が一致するように構成されている。
親骨枢支ディスク20の上面には、親骨4の根元部に形成された突軸44(図5A)を枢支するための突軸枢支溝42が、各親骨収容溝38の両側に親骨収容溝38と直交するように形成されている。また、親骨枢支ディスク20の上面の軸孔37の周囲には突縁46が形成されている。
図5Aは、親骨4の根元部を示す底面図、図5Bは親骨4の根元部が親骨枢支ディスク20に枢支された状態を示す平面図である。親骨4の根元部4aは、上記親骨収容溝28,38内に挿入可能なように平に潰されるとともに、枢軸となる突軸44が一体に形成されている。そして、突軸44を備えた全ての親骨4の根元部4aを、図5Bに示すように親骨枢支ディスク20の上面に開口する親骨収容溝38および突軸枢支溝42に取り付けると、図5Bに示す状態となる。
図6A,図6Bは親骨外れ防止ナット22の断面図および底面図を示し、その軸孔47の内周面には、上ろくろ本体18の円筒部31の雄ねじ32に螺着される雌ねじ48を備え、かつ底面の軸孔47の周囲には、親骨枢支ディスク20の突縁46に嵌着される環状凹部50を備えている。この親骨外れ防止ナット22は、図5Bに示すようにすべての親骨4の根元部4aを取り付けた親骨枢支ディスク20に上方から嵌着することによって、親骨4の外れ防止して、上ろくろ3に対する親骨4の取り付け作業を容易にする機能を有する。
なお、親骨外れ防止ナット22の代わりに、上ろくろ本体18の円筒部31の根元に比較的きつく嵌着される親骨外れ防止リングを用いてもよい。
以上のような構成を有する上ろくろ本体18および親骨枢支ディスク20を備えた上ろくろ3を中軸2に取り付ける場合には、先ず上ろくろ本体18の突起24,24と、中軸2の上ろくろ位置決め孔16,16との方位を整合させた態様で上ろくろ本体18を上方から中軸2に挿入するが、突起24,24が中軸2に当接すると、割溝34,34が突起24,24よりも下方まで延びていることにより、上ろくろ本体18が弾性的に開いて中軸2の外周面における突起24,24の摺動が許容され、突起24,24が上ろくろ位置決め孔16,16に係入した時点で、上ろくろ本体18は原状に復帰する。
次に、上方から中軸2に挿入した親骨枢支ディスク20を上ろくろ本体18の円筒部31に嵌着し、親骨枢支ディスク20の位置決め突起40を上ろくろ本体18のフランジ30の位置決め孔36に嵌合させた状態で、親骨枢支ディスク20にすべての親骨4の根元部を枢支させた後、親骨枢支ディスク20の上方に露出する雄ねじ32に親骨外れ防止ナット22を螺着して親骨枢支ディスク20の上面に蓋をする。
図7A,図7Bは陣笠と呼ばれる固定部材5の断面図および底面図を示し、この陣笠5は、その中軸2に挿通する軸孔51の中間部に、上ろくろ本体18の雄ねじ32に嵌着される雌ねじ52を備え、かつその底面に、親骨外れ防止ナット22を収容する凹部52を備えている。そして、中軸2が挿通される中心孔(図示せず)を備えた生地Sを親骨外れ防止ナット22上に被せた後、陣笠5を上ろくろ本体18の雄ねじ32の上端部に螺着することにより、上ろくろ3が中軸2に強固に固定される。
次に、中軸2に摺動自在に嵌装される下ろくろ6は、図8A〜図8Dに示す支え骨枢支部材54と、この支え骨枢支部材54の下側に連結される、図9A〜図9Cに示すような下ろくろ本体56とから構成されている。
図8Aは支え骨枢支部材54の平面図、図8Bは正面図、図8Cは底面図、図8Dは図8Aの8D−8D線に沿った断面図である。
中軸2が通る軸孔57を備えた支え骨枢支部材54は、支え骨8の根元部を収容するための8個の支え骨収容溝58を軸孔57の周囲にほぼ等間隔に放射状に形成した比較的厚い環状の支え骨枢支ディスク部60と、このディスク部60の下面から同軸的に一体に垂設された、下ろくろ本体56との連結用円筒部62とから構成され、ディスク部60の下面には、図5Aに示した親骨4の場合と同様に支え骨8の根元部に形成された突軸(図示せず)を枢支するための、突軸枢支溝42と同様の突軸枢支溝64が、各支え骨収容溝58の両側に支え骨収容溝58と直交するように形成されている。またディスク部60の下面には、下ろくろ本体56に対して支え骨枢支部材54を位置決めするための位置決め穴66も開口している。連結用円筒部62の外周には、係合突条68が環設されている。
図9Aは下ろくろ本体56の平面図、図9Bはその正面図、図9Cは図9Aの9C−9Cに沿った断面図である。上記支え骨枢支部材54の軸孔57と同径の軸孔67を有し、かつ傘1の開閉操作時の掴み部となる細長い円筒部70を備えた下ろくろ本体56は、支え骨枢支部材54のディスク部60とほぼ同径のフランジ70を上端に備え、上面中央には、支え骨枢支部材54の円筒部62を取り外し可能に嵌着させる凹部72が同軸的に開口している。凹部72の内周面には、支え骨枢支部材54の円筒部62の外周面に形成された突条68と係合する溝74が環設されている。また、円筒部70の周面には、「はじき」と呼ばれる留め金12を出没させる細長い開口部76が形成されている。
フランジ70の上面には、支え骨枢支部材54の位置決め用孔66に係入する2本の位置決め用突起78,78が凹部72を挟んで対向しており、さらに、突起78,78と90°偏位した位置のフランジ70の周縁の上面の2箇所には、その部位のフランジ部分が下方へ湾曲した態様でフランジ70の厚さとほぼ同一の深さを有する凹溝80,80が形成されている。これら凹溝80,80は、支え骨枢支部材54が下ろくろ本体56に嵌着された場合に、ディスク部60との間に間隙を形成し、支え骨枢支部材54を下ろくろ本体56から取り外す場合には、適当な取外し用工具の先端をこの間隙に挿入し、かつこの工具をこじることにより、係合突条68と係合溝74との係合が外れて、支え骨枢支部材54と下ろくろ本体56とを分離させることができ、これによって、支え骨8が下ろくろ6から外れるようになっている。
図10は、中軸2の下端部とともに示す手元10の一部を断面とした分解正面図である。この手元10は、中軸2の下端部の挿入孔82を有する端部の外周に雄ねじ84を形成した合成樹脂製の手元本体90と、中軸2が挿通される軸孔86を備えかつ手元本体90の雄ねじ84に螺着される雌ねじ88を軸孔86の手元本体90側に形成した手元固定キャップ92とを有する。
手元本体90の中軸挿入孔82に挿入される中軸2の端部には、下端から所定距離だけ隔てた位置に環状溝81が形成され、この環状溝81に、中軸2が中軸挿入孔82から抜け出るのを防止する抜け手段を手元固定キャップ92とともに構成するストップリング93が嵌着される。中軸2の先端縁の一部には回転防止用の切欠き83が形成されている。
上記ストップリング93は、環状溝81に嵌着された状態における外径が、手元固定キャップ92の軸孔86の内径よりも大径でかつ雌ねじ88の内径よりも小径になるように形成されている。
一方、手元本体90の中軸挿入孔82の底端には、中軸2の切欠き83と係合する係合部94が設けられている。図11Aは手元本体90の要部の平面図を示し、図11Bは図10の11B−11B線に沿った断面図である。この係合部94は、中軸2の切欠き83が約90°の角度間隔を保って4個形成されている場合には、図11Aおよび図11Bに示すように、十字状の突縁からなり、中軸2の切欠き83が約180°の角度間隔を保って2個形成されている場合には、図11Cに示すようにI字状の突縁からなる。
このような構成を有する手元10を中軸2に取り付ける場合には、先ず手元固定キャップ92を中軸2の環状溝81が設けられている部位よりも上方まで挿入して環状溝81を手元固定キャップ92の下端よりも下方に露出させ、この環状溝81にストップリング93を嵌着する。一方、手元本体90の雄ねじ84の根元には予めワッシャ95を嵌めておく。次に中軸2の下端部を手元本体90の中軸挿入孔82に挿入し、中軸2の切欠き83を係合部94に係合させる。次に手元固定キャップ92を手元本体90の雄ねじ84に螺着すると、図12に示す状態となり、手元10が中軸2に強固に、かつ取外し可能に固定される。
次に親骨4に対する生地(シート)の取付け構造について図13および図14A,図14Bを参照して説明する。図13は生地Sの部分的裏面図、図14Aは図13のA部の拡大図、図14Bは生地Sのループ状片96に親骨を挿通した状態を示す図13のA部の拡大図である。
本実施の形態においては、8本の親骨4が上ろくろ3を中心にして取り付けられる生地Sの裏面の親骨4との接触部に、各親骨4がそれぞれ挿通されるループ状片96が予め生地Sに縫い込まれている。
生地Sに対するループ状片96の取付け位置は、親骨4の両端のほぼ中間に対応する位置で、かつ親骨4に対する支え骨8の枢支点P(図1参照)よりも先端側に設定される。そして、親骨4に対する生地(シート)Sの取付けに際しては、親骨4の組付けに先立って8本の親骨4を所謂「お猪口」状態にすることにより、各親骨4の露先側からそれぞれループ状片96を親骨4に挿入することができ、これによって生地Sと8本の親骨4とを容易に結合することができる。
次に、上述のような構成を有する傘1の、廃棄に際しての好ましい分解手順について説明する。
(1)先ず、傘1を開いた状態で、支え骨枢支部材54を前記した態様で下ろくろ本体56から外し、すべての支え骨8の根元部を支え骨枢支部材54から外す。
(2)陣笠5を緩む方向に回して上ろくろ本体18の円筒状部分31から外して中軸2から抜き取り、次いで親骨外れ防止ナット22を円筒状部分31から外して、すべての親骨4の根元部を親骨枢支ディスク20から外して、親骨4を生地Sおよび支え骨8とともに中軸2から取り去る。この際、親骨4を所謂「お猪口」状態にすることにより、生地Sのループ状片96を各親骨4の露先側に抜くことにより、生地Sを親骨4から外すことができる。
(3)親骨枢支ディスク20、上ろくろ本体18、支え骨枢支部材54および下ろくろ本体56を中軸2から上方へ抜き去る。
(4)手元10の手元固定キャップ92を緩む方向に回して手元本体90から外し、中軸2を手元本体90から抜き去り、次いで手元固定キャップ92を中軸2の上方へ抜き去る。
このようにして、金属製部材と樹脂製部材とが容易に分離され、完全な分別廃棄を可能にする。
本発明による手元の取付け構造を備えた傘の閉状態における全体構成を、一部を省略して示す概略図 傘の上端部の分解正面図 上ろくろ本体の平面図 上ろくろ本体の正面図 上ろくろ本体の底面図 図3Aの3D−3D線に沿う断面図 親骨枢支ディスクの平面図 親骨枢支ディスクの正面図 親骨枢支ディスクの底面図 図4Aの4D−4D線に沿った断面図 親骨の根元部の底面図 親骨の根元部が親骨枢支ディスクに枢支された状態を示す平面図 親骨外れ防止ナットの断面図 親骨外れ防止ナットの底面図 陣笠の断面図 陣笠の底面図 支え骨枢支部材の平面図 支え骨枢支部材の正面図 支え骨枢支部材の底面図 図8Aの8D−8D線に沿った断面図 下ろくろ本体の平面図 下ろくろ本体の正面図 図9Aの9C−9Cに沿った断面図 中軸の下端部とともに示す一部を断面とした手元の分解正面図 手元本体の要部の拡大平面図 図10の11B−11B線に沿った拡大断面図 図11Bの変形を示す拡大断面図 中軸と手元との結合状態を示す断面図 生地の部分的裏面図 図13のA部の拡大図 生地のループ状片に親骨を挿通した状態を示す図13のA部の拡大図
符号の説明
1 傘
2 中軸
3 上ろくろ
4 親骨
6 下ろくろ
8 支え骨
10 手元
12 支え骨
16 上ろくろ位置決め穴
18 上ろくろ本体
20 親骨枢支ディスク
22 親骨外れ防止ナット
24 係合突起
28,38 親骨収容溝
30 フランジ
34 割溝
42,64 突軸枢支溝
54 支え骨枢支部材
90 手元本体
92 手元固定キャップ
96 ループ状片

Claims (2)

  1. 中軸挿入孔を有する端部の外周面に雄ねじを形成した手元本体と、前記中軸が挿通される軸孔を備えかつ前記手元本体の雄ねじに螺着される雌ねじを前記軸孔の手元本体側に形成した手元固定キャップとを有する傘の手元の取付け構造において、
    前記中軸の下端部に、前記手元本体の中軸挿入孔からの前記中軸の抜け止め手段を構成するストップリングが嵌着される環状溝が形成され、
    前記ストップリングは、前記環状溝に嵌着された状態における外径が、前記手元固定キャップの軸孔の内径よりも大径でかつ前記雌ねじの内径よりも小径となるように形成されており、前記ストップリングを前記環状溝に嵌着した前記中軸の下端部を前記手元本体の中軸挿入孔に挿入した後、前記手元固定キャップを前記雄ねじに螺着することにより、前記中軸が前記手元本体に固定されるようにしたことを特徴とするリサイクル傘の手元の取付け構造。
  2. 前記中軸の下端と前記手元本体の中軸挿入孔の底端との間に、前記中棒と前記手元本体との間の相対的回転を防止する凹凸係合手段が設けられ、該凹凸係合手段は、前記中軸の下端部の一部に形成された切欠きと、前記中軸挿入孔の底端に形成された、前記切欠きと係合する係合部とからなることを特徴とする請求項1記載の手元の取付け構造。
JP2006316826A 2006-11-24 2006-11-24 リサイクル傘の手元の取付け構造 Pending JP2008125955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006316826A JP2008125955A (ja) 2006-11-24 2006-11-24 リサイクル傘の手元の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006316826A JP2008125955A (ja) 2006-11-24 2006-11-24 リサイクル傘の手元の取付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008125955A true JP2008125955A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39552362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006316826A Pending JP2008125955A (ja) 2006-11-24 2006-11-24 リサイクル傘の手元の取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008125955A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467327U (ja) * 1977-10-21 1979-05-12
JPH0639191Y2 (ja) * 1989-11-28 1994-10-12 大日本スクリーン製造株式会社 ガラス管用ユニオン継手
JPH07158782A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Inax Corp 配管及び配管の連結方法
JP2000205473A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Nippon Light Metal Co Ltd 管体の伸縮継手
JP2001275727A (ja) * 2000-01-26 2001-10-09 Misuzu Seiko Kk
JP2003033210A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Matsumoto Toru Shoten:Kk 傘の柄取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467327U (ja) * 1977-10-21 1979-05-12
JPH0639191Y2 (ja) * 1989-11-28 1994-10-12 大日本スクリーン製造株式会社 ガラス管用ユニオン継手
JPH07158782A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Inax Corp 配管及び配管の連結方法
JP2000205473A (ja) * 1999-01-11 2000-07-25 Nippon Light Metal Co Ltd 管体の伸縮継手
JP2001275727A (ja) * 2000-01-26 2001-10-09 Misuzu Seiko Kk
JP2003033210A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Matsumoto Toru Shoten:Kk 傘の柄取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106073069B (zh) 设计成安装在可移除的支承件上的手表
JP2007212352A (ja) 腕時計及び時計用バンド
JP4243811B2 (ja) リサイクル傘
JP3125230U (ja) 分解可能ブラシ
JP4637814B2 (ja) リサイクル傘の上ろくろ
JP2008125955A (ja) リサイクル傘の手元の取付け構造
JP2008125954A (ja) リサイクル傘の下ろくろ
CN109471352A (zh) 表壳、包括其的腕表和腕表套件
JP4637646B2 (ja) 分別廃棄を可能にした自動開き傘
JP2008029801A (ja) 着脱自在、交換自在および再生自在の構造を有する環境保護的傘
JP2008125956A (ja) リサイクル傘の手元の取付け構造
US20050150086A1 (en) Wristwatch
JP2010213897A (ja) 傘の構成部品の取付け構造
JP2007097992A (ja) 分別廃棄を可能にした傘
JP2001275727A (ja)
JP4545070B2 (ja) 傘の上ろくろ
JP5378020B2 (ja) 傘の手元の取付け構造
JP3245738U (ja) 素手で容易に取り付け・取り外しすることのできる傘のろくろ構造及びその傘の骨組み
KR20090000930U (ko) 먼지제거용 핸드롤러
JP5716940B1 (ja) グリップ取替ステッキ
JP2009136361A (ja) リサイクル傘
JP3244316U (ja) 傘式の簡易サウナ構築用器具
WO2017150700A1 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP3129327U (ja)
JP3245131U (ja) 素手で分解できる中棒と傘部品の連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20100622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101207