JP2007097992A - 分別廃棄を可能にした傘 - Google Patents

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Abstract

【課題】傘の手元を、組立て時の支柱への取付け、および分別廃棄時の支柱からの取外しが容易で、かつ手開き傘にも自動開き傘にも適用可能な構造にする。
【解決手段】手元本体100の支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、一方の半円筒体104が手元本体100に固定的に形成され、支柱2の手元位置決め穴25に係入し得る係合突起111を内周面に備えた他方の半円筒体110が、一方の半円筒体104に側方から添接されて、外周面に雄ねじを形成した円筒体を構成し、この円筒体に手元保持部材120を螺着する。
【選択図】図32

Description

本発明は傘に関し、特に製作時における組立てが容易であるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、金属製部材と非金属製部材とを容易に分別して廃棄することができる傘に関するものである。
近年、使用上の便利さから、自動開き傘(ジャンプ傘とも言う)が多数販売されるようになってきた。典型的な自動開き傘の構成は、手開き式傘と同様に、支柱の先端に固定されたた上ろくろと、支柱に摺動自在に嵌着されてその摺動動作により傘を開閉する下ろくろとに加えて、上ろくろと下ろくろとの間において支柱に摺動自在に嵌着された中ろくろを備えており、手開き式傘では下ろくろに枢支されている受け骨の根元部が上記中ろくろに枢支され、下ろくろには、受け骨の中間部に先端を枢着された細く短い支え骨の根元部が枢支されるようになっている。中ろくろと下ろくろとの間には強力なコイルスプリングが縮装され、支柱の手元の近接した位置には、支柱の外周面から突出する方向に付勢された態様で出没自在な留め金が設けられているとともに、この留め金を支柱内に没入させるための押しボタンが留め金と手元との間に設けられている。
そして、下ろくろを手に持って手元側に引き寄せることにより傘をつぼめると、支え骨および受け骨を介して中ろくろが下ろくろに接近することにより、コイルスプリングが圧縮され、その状態で傘は、下ろくろが留め金によって手元の近接した位置に係止された閉状態となる。
この閉状態で押しボタンを押圧すると、留め金による係止を解除された下ろくろがコイルスプリングの弾発力で中ろくろとともに勢い良く支柱上を上ろくろに向かって摺動して傘が開くように構成されている。
ところで、通常の傘は、手開き式または自動開き式を問わず、一般に金属製部材(支柱、親骨,受け骨、支え骨等)と、一般に合成樹脂(以下単に「樹脂」と呼ぶ)からなる非金属製部材(手元、上ろくろ、下ろくろ、中ろくろ、石突き等)から構成されているが、各部材は恒久的にあるいは分解が極めて困難な状態で連結されている。すなわち、樹脂製の上ろくろは留め釘によって金属製の支柱に固定され、また樹脂製の上ろくろと金属製親骨との連結、ならびに樹脂製の下ろくろまたは中ろくろと金属製受け骨または支え骨との連結は、傘骨の根元部に形成した孔に順次挿通した針金(抱き針)をろくろの外周の溝に巻き付け、かつこの針金の先端を捩り合わせることにより行なっていた。
したがって、従来の傘は、製作時における組立てに手間がかかるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、シートは比較的容易に外せても、金属製部材と非金属製部材とを分離して分別廃棄することが困難なため、貴重な資源のリサイクルを困難にしていた。最近、特に環境汚染問題がクローズアップされている中、傘の分別廃棄を義務付ける地方自治体も多くなってきたために、この分別廃棄を容易にすることが課題となっている。
そこで、本出願人は先に、組立てが容易であるとともに、廃棄時に金属製部材と樹脂等の非金属製部材とを容易に分別することが可能な手開き式の傘を提案した(特許文献1)。
特開2001−275727号公報
ところで、手開き式の傘においては、一般に金属製である支柱に固定された樹脂製の上ろくろおよび手元を支柱から容易に取り外せること、ならびに金属製の親骨および受け骨の根元部を樹脂製の上ろくろおよび下ろくろから容易に取り外せることが可能な構成になってさえいれば、金属製部材と非金属製部材との分別廃棄が容易であるが、自動開き傘においては、前述のように、傘を開くための強力なコイルスプリングが中ろくろと下ろくろとの間に縮装されているため、このコイルスプリングをその弾発力が完全に消勢された状態で分解できるようにしなければ、分解が困難であるのみでなく危険を伴うものである。
上述の事情に鑑み、本願第1の発明は、分別廃棄のための分解に伴う自動開き傘特有の問題点を効果的に解決することを目的とするものである。
一方、上記特許文献1に開示された手開き式の傘の傘においては、その手元が、支柱が挿通される支柱挿通孔を備えた円筒状の支柱保持部を有する手元本体と、この手元本体の支柱保持部の外周に被冠される手元固定部材とからなり、上記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体への上記手元固定部材の螺着により、上記支柱挿通孔に挿通された支柱に上記手元が取り外し可能に固定されるように構成されている。
上記手元本体の円筒状の支柱保持部は、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が前記手元本体に固定的に形成され、上記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して上記一方の半円筒体に連結された他方の半円筒体が、ヒンジ部に沿って折り曲げられて上記一方の半円筒体に側方から添接され、上記円筒状の支柱保持部を構成するようになっている。
そして、上記一対の半円筒体の一方の内周面には、支柱に形成された手元位置決め穴に係入し得る係合突起が設けられ、支柱の所定位置に手元が固定されるように構成されている。
ところで、上記のような構成を有する手元においては、支柱に対する支持強度を所定のレベルに保つために、上記支柱保持部が比較的長い軸線方向の長さを有し、これに対応して、上記支柱保持部の外周に被冠される手元固定部材も比較的長い軸線方向の長さを有する。そして、この手元を支柱に取り付ける場合には、先ず手元固定部材を支柱の根元部に挿入し、支柱保持部を取り付けるのに必要な比較的長い支柱部分を手元固定部材の下端から下方に露出させた状態で、この支柱部分に手元本体の支柱保持部を、上述のように、一方の円筒体に対し他方の半円筒体をヒンジ部に沿って折り曲げて側方から添接する態様で円筒体を形成し、同時に上記係合突起を支柱の手元位置決め穴に係入させてから、上記支柱保持部に被冠した手元固定部材を支柱保持部の根元の雄ねじに螺着するようになっている。
すなわち、最初に手元固定部材を支柱に挿入する場合、支柱保持部を形成する他方の半円筒体を一方の半円筒体に側方から添接するのに必要な比較的長い支柱部分を手元固定部材の下端から下方に露出させるために、手元固定部材を支柱に比較的深く挿入する必要がある。
しかしながら、自動開き傘においては、前述のように、傘を開くための押し釦が手元に比較的近接して設けられる関係で、支柱への手元の取付けに先立って手元固定部材を支柱に挿入した場合に、手元固定部材が上記押し釦に当接することにより、手元固定部材の下端からは、短い支柱部分が露出するに過ぎず、上記のような組付け方法を採用することが不可能になる。
そこで、本願第2の発明は、自動開き傘に使用した場合でも、上述のような問題が生じるのを回避した、支柱から容易に取外して分別廃棄することができる手元を備えた傘を提供することを目的とするものである。
さらに、本願第3の発明は、自動開き傘に使用した場合でも、上述のような問題が生じるのを回避した、支柱から容易に取外して分別廃棄することができる手元を提供することを目的とするものである。
なお、以下の説明において、上部または上方は傘の石突き側を意味し、下部または下方は傘の手元側を意味するものとする。
本願第1の発明は、前述のような構成を有する自動開き傘における新規な構成を有する中ろくろに関する発明であって、
上記中ろくろが、
上記受け骨の根元部を収容するための複数の受け骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の受け骨枢支部と、上記支柱が挿通される中心孔を備えて上記受け骨枢支部の下方に同軸的に連接された円筒状部とを備えた中ろくろ本体と、
この中ろくろ本体の上記円筒状部に嵌着される環状蓋部材とからなり、
枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた上記受け骨の上記突軸を収容する突軸収容溝が、上記受け骨枢支部の下面に開口する態様で、各受け骨収容溝の両側に形成され、
上記突軸が上記突軸収容溝に収容された態様ですべての受け骨の根元部が前記受け骨収容溝にそれぞれ収容された状態で、上記突軸収容溝が上記蓋部材により蓋をされ、かつこの蓋部材が、その下面に加わる前記コイルスプリングの付勢力により、上記受け骨枢支部の下面に圧接されてなることを特徴とするものである。
本願第2および第3の発明は、手開き傘および自動開き傘の双方に適用し得る新規な構成を有する手元を備えた傘およびその手元に関する発明であって、
支柱が挿通される支柱挿通孔を備えた円筒状の支柱保持部を有する手元本体と、この手元本体の支柱保持部の外周に被冠される手元固定部材とからなり、上記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体への上記手元固定部材の螺着により、上記支柱挿通孔に挿通された前記支柱に取り外し可能に固定されるように構成された手元において、
上記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が上記手元本体に固定的に形成され、上記支柱の手元位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備え他方の半円筒体が上記一方の半円筒体に側方から添接されて、上記外周面に雄ねじを形成した円筒体を構成してなることを特徴とするものである。
上記他方の半円筒体は、上記手元本体とは別部材として形成されたものであっても、あるいは上記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して上記一方の半円筒体に連結されたものであってもよい。
また、上記手元本体の円筒状の支柱保持部も、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が上記手元本体に固定的に形成され、他方の半円筒体が、上記一方の半円筒体に側方から添接されて、上記円筒状の支柱保持部を構成してなることが好ましい。
この場合も、他方の半円筒体が、上記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して上記一方の半円筒体に連結されたものであっても、あるいは手元本体とは別別部材として形成されたものであってもよいが、上記他方の半円筒体の内周面に、内方へ膨出する平坦面が形成されていることが好ましい。
また、上記他方の半円筒体が、上記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して上記一方の半円筒体に連結されたものである場合には、一対の半円筒体の双方の外周面に、上記ヒンジ部に沿った平坦部分が形成されていることが好ましい。
さらに、上記手元本体の円筒状の支柱保持部の外周面が、上方へ向かうにつれて縮径されるテーパー面を形成し、上記手元固定部材の内周面が、上記支柱保持部の外周面に密着し得るテーパー面を形成してなることが好ましい。
本願第1の発明によれば、中ろくろが、受け骨の根元部を収容するための複数の受け骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の受け骨枢支部と、支柱が挿通される中心孔を備えて上記受け骨枢支部の下方に同軸的に連接された円筒状部とを備えた中ろくろ本体と、この中ろくろ本体の上記円筒状部に嵌着される環状蓋部材とからなり、枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた上記受け骨の上記突軸を収容する突軸収容溝が、上記受け骨枢支部の下面に開口する態様で、各受け骨収容溝の両側に形成され、上記突軸が上記突軸収容溝に収容された態様ですべての受け骨の根元部が前記受け骨収容溝にそれぞれ収容された状態で、上記突軸収容溝が上記蓋部材により蓋をされ、かつこの蓋部材が、その下面に加わる前記コイルスプリングの付勢力により、上記受け骨枢支部の下面に圧接されているので、上記蓋部材を中ろくろ本体に固定する手段を必要としないから、中ろくろに対する受け骨の取付けが極めて容易となる。
また、廃棄に際して上ろくろを支柱から取り外しさえすれば、中ろくろは上記蓋部材と分離して上方へ移動させることができ、それによって受け骨枢支部の受け骨収容溝および突軸収容溝を受け骨枢支部の下面に露出させることができる。
したがって、受け骨の根元部を簡単に受け骨枢支部から取り外すことができるとともに、中ろくろを支柱から上方へ抜き去ることができ、その際に、中ろくろと下ろくろとの間に縮装されているコイルスプリングも消勢されるから、安全に傘を分解することができる。
また、本願第2および第3の発明によれば、手元本体の支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が上記手元本体に固定的に形成され、上記支柱の手元位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えた他方の半円筒体が、上記一方の半円筒体に側方から添接されて、上記外周面に雄ねじを形成した円筒体を構成するようになっているから、自動開き傘における手元の支柱への取付けに際し、最初に支柱に挿入された手元固定部材が傘を開くための押し釦に当接して、手元固定部材の下端からは短い支柱部分しか露出しない場合であっても、その露出した支柱部分に手元位置決め穴を形成しておけば、支柱の根元部に挿入した手元本体の円筒状支柱保持部を手元固定部材内に挿入することによって、外周面に雄ねじを備え内周面に係合突起を備えた他方の半円筒体を一方の半円筒体に添接させて、上記係合突起を支柱の手元位置決め穴に係入させた態様で、外周面に雄ねじを備えた円筒体を形成することが可能になる。
したがって、支柱に挿入されている手元固定部材を上記外周面に雄ねじを備えた円筒体に螺着することによって、支柱の所定位置に手元を強固に固定することができ、また、上記円筒体と手元固定部材との螺合状態を解除することによって、手元を容易に支柱から取り外すことができる。そして、このような構成を有する手元は、自動開き傘と手開き傘との双方に共用することができる利点がある。
また、支柱保持部は、支柱に形成された手元位置決め穴に係入し得る係合突起を備えていないので、必ずしも一対の半円筒体として形成されていなくてもよいが、一対の半円筒体のうちの一方が上記手元本体に固定的に形成され、他方の半円筒体が、上記一方の半円筒体に側方から添接されて、上記円筒状の支柱保持部を構成するようになっている場合の方が支柱からの取外しが容易となる。
その場合に、他方の半円筒体の内周面に、内方へ膨出する平坦面が形成されている場合には、手元固定部材を樹脂製の手元本体に螺着した場合に、上記平坦面が支柱に圧着されて弾性的に凹み、支柱保持部がより強固に支柱を保持することができる。
そして、他方の半円筒体が、軸線に沿って延びるヒンジ部を介して一方の半円筒体に連結されている場合、他方の半円筒体をヒンジ部に沿って折り曲げて円筒体とする場合、ヒンジ部が上記円筒体の外周面から外方へ突出して、手元固定部材の被冠の障害になるおそれがあるが、一対の半円筒体の双方の外周面に、上記ヒンジ部に沿った平坦部分が形成されていることにより、その分ヒンジ部の位置が上記円筒体の半径方向内方へ変位するから、上述のようなおそれは解消される。
さらに、手元本体の円筒状の支柱保持部の外周面が、上方へ向かうにつれて縮径されるテーパー面を形成し、手元固定部材の内周面が、支柱保持部の外周面に密着し得るテーパー面を形成している場合には、支柱保持部の手元固定部材への挿入が容易になるとともに、より強固に手元を支柱に固定することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による傘の一実施形態の開状態における全体構成を、一部を省略して示す概略図である。
図1において、自動開き傘である傘1は、一般に金属製である支柱2と、この支柱2の先端部に嵌装固定された樹脂製の上ろくろ3と、この上ろくろ3に根元部を枢着された複数の金属製親骨4と、これら親骨4に沿って張架された布製または樹脂製シートSと、支柱2に摺動自在に嵌装された樹脂製の中ろくろ6と、この中ろくろ6に根元部を枢着されかつ先端部を親骨4の中間部の点Pにおいて枢着された複数の金属製受け骨8と、中ろくろ6の下方において支柱2に摺動自在に嵌装された樹脂製の下ろくろ10と、この下ろくろ10に根元部を枢着されかつ先端部を受け骨8の中間部の点Qにおいて枢着された細く短い複数の金属製支え骨12と、中ろくろ6と下ろくろ10との間に縮装された金属製コイルスプリング14と、支柱2の根元部に固定された樹脂製の手元16とを備えている。
また、この傘1の閉状態において、中ろくろ6と下ろくろ10との間に圧縮されたコイルスプリング14の付勢力に抗して、下ろくろ10を手元16に近接した位置に係止するための金属製留め金18が、支柱2の外周面から突出する方向にばね付勢された態様で支柱2に出没自在に設けられている。そして、この留め金18を支柱2内に没入させて下ろくろ10の係止を解除し、傘1をコイルスプリング14の弾発力で開かせるための押しボタン20が支柱2の手元16に近接した位置に設けられている。
さらに、支柱2の先端には樹脂製の石突き22が、後述するように樹脂製蓋部材23およびシートSを介して上ろくろ3に螺着された態様で設けられ、また、上ろくろ3と中ろくろ6との間の支柱部分には、円筒状の樹脂製ストッパ(間筒)24とゴム製クッションリング26とが嵌装されて、傘1が開いたときの衝撃を緩和するとともに、支柱2上の中ろくろ6の位置を規定している。ストッパ24の外周にはその上端から軸線に方向に切り込まれたスリット24aが形成され(図25参照)、このスリット24aから、支柱2に取り付けられた上ろくろ係止ピン27の係止部27dが突出している(図17参照)。
図2は、支柱2の正面図を示し、支柱2の外表面に対し出没自在に設けられた上述した留め金18および押しボタン取付け用突起19aを一体に備えた金属製部材19(図3参照)を支柱2の外周面に臨ませるスリット21を備えていることに加えて、手元16側には手元位置決め穴25が形成され、石突き22側には、上ろくろ位置決め穴28と、上ろくろ係止ピン27の係止部27dを突出させるスリット29とが形成されている。
図3は、傘1の閉状態において支柱2に係止された樹脂製の下ろくろ10を、樹脂製の中ろくろ6および手元16とともに示す断面図である。樹脂製の押ボタン20は、例えばこれを強く上方へ捻ることによって、押しボタン取付け用突起19aから取り外せるように構成されている。留め金18および押しボタン取付け用突起19aを一体に備えた金属製部材19は、留め金18に関してボタン取付け用突起19a側とは反対側において支柱2内に延びるスプリング部19bを備え、このスプリング部19bの作用で、留め金18およびボタン取付け用突起19aが支柱2の外周面から突出する方向にばね付勢されている。
図4(a)〜(c)に平面図、断面図および底面図を示す下ろくろ10は、上端にフランジ状の支え骨枢支部30を備えた環状体9と、この環状体9の内周に下方から螺着されるスプリング収容筒11と、枢支リング13とからなり、図5(a)〜(c)に平面図、断面図および底面図で示すように、螺着強度確保のための角ねじからなる雌ねじ31を内周に備えた環状体9は、その支え骨枢支部30の周縁に、複数の支え骨収容溝32を放射状に備え、下面には、図7に示すような金属製枢支リング13を取外し可能に嵌着させる溝34を、すべての支え骨収容溝32と交差する態様で同軸的に備えている。
図6に断面図で示すスプリング収容筒11は、図3に示すように、中ろくろ6の下部円筒体部42(図14参照)に巻装されたコイルスプリング14を収容するための上方に開口する空洞33を内部に備え、上部外周には、環状体9の内周の雌ねじ31に下方から螺装される角ねじからなる雄ねじ35を備え、下部には支柱2に摺動自在に嵌装される小径円筒体部36が連接されている。そして、空洞33の下端には、コイルスプリング14の下端を受ける段部11aが小径円筒体部36との境界部に形成されている。また、小径円筒体部36の中間部には、図3に示すように留め金18を側方へ突出させるための軸線方向に延びるスリット37が形成されている。
支え骨枢支部30の下面の溝34に嵌着される枢支リング13は、図7(a)の平面図および図7(b)の支え骨12の根元部12aとともに示す断面図から明らかなように、継ぎ目のないリング状の金属製スプリングであることが好ましいが、図8(a),(b)に示すように、両端を重ね合わせたリング状スプリング13′であってもよい。
上記のような構成を有する環状体9にスプリング収容筒11が下方から螺着され、かつ支え骨枢支部30の下面の溝34に枢支リング13が嵌着されて構成された下ろくろ10の上記支え骨枢支部30に対し、図9(a),(b)に示すように、鉤状、例えばU字状に形成された支え骨12の根元部12aを支え骨収容溝32内において枢支リング13に引っ掛けるだけで支え骨12の根元部12aがそのU字の底部分において枢支リング13に取外し可能に枢支される。これは、コイルスプリング14の付勢力に基づいて、中ろくろ6および受け骨8を介して支え骨12を先端側に引っ張る力が常に支え骨12に対して作用しているからである。
このように、下ろくろ10の支え骨枢支部の支え骨収容溝32すべてに臨むように支え骨枢支部の下面に嵌着された枢支リング13に、U字状に形成された支え骨12の根元部12aを引っ掛けるだけで支え骨12の根元部12aを外れるおそれなしに下ろくろ10に枢支させることができので、下ろくろ10に対する支え骨12の根元部12aの取付け、取外しが極めて容易であり、枢支リング13が支え骨枢支部から取外し可能であることと相俟って、金属製部材と樹脂製部材との分別廃棄が容易になる。
図10(a),(b)は、図4に示した下ろくろ10とは構成を異にする別の下ろくろ10′を示し、図10(a)は平面図、図10(b)は、図10(a)のb−b線に沿った断面図である。この下ろくろ10′は、図11(a)〜(c)に示すような、周縁に複数の支え骨収容溝32を供えた支え骨枢支部30を備えた環状体9′に対し、図12(a)〜(c)に示すような、周縁に複数の支え骨収容溝32を備えたフランジ38を有するスプリング収容筒11′が上方から嵌着されるように構成されており、環状体9′は図5に示す環状体9よりもフランジ38の厚さ分だけ軸線方向寸法が短く形成されている。また、このフランジ38の下面には、その支え骨収容溝32の位置を環状体9′の支え骨収容溝32に合致させるための位置決め用の突起39,39が形成され、これに対応して、環状体9′の上面には、上記突起39,39が係入する凹み40,40が形成されている。それ以外の部分については、図4に示した下ろくろ10と同様の構成を有するので、同一部分には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
さらに図13(a),(b)は、スプリング収容筒11″の上端に支え骨枢支部30が一体に設けられた構成を有する下ろくろ10″の平面図および断面図を示す。
次に、受け骨8の根元部を枢支する中ろくろ6について説明する。この樹脂製の中ろくろ6は、図14に拡大して示すように、環状の受け骨枢支部41と、この受け骨枢支部41から同軸的に下方へ延びる円筒体部42と、受け骨枢支部41から円筒体部42に亘って上下に貫通する中心孔47とを備えて支柱2に摺動自在に嵌装される中ろくろ本体46と、中心孔49を備えて上記円筒体部42に下方から嵌着される、図15に同じく拡大して示すような環状の樹脂製蓋部材48とから構成されている。
図14(a)〜(c)に平面図、断面図および底面図で示す中ろくろ本体46の受け骨枢支部41は、その周縁に、上下に貫通する複数の受け骨収容溝43を放射状に備え、下面には、受け骨8の根元部の両側に設けられた後述する枢軸となる突軸50(図16参照)を収容する突軸収容溝44が開口している。これら突軸収容溝44は、各受け骨収容溝43の両側に亘って各受け骨収容溝43と直交するように、受け骨枢支部41の下面から所定の高さに形成されている。中ろくろ本体46の下部円筒部42は、コイルスプリング14が外周面上に巻装されるスプリング巻装部を構成している。
中ろくろ本体46の受け骨枢支部41の下面は、図15(a),(b)に平面図および正面図で示すような、受け骨枢支部41と略同径の環状蓋部材48で蓋をされるようになっており、この蓋部材48は、中ろくろ本体46の下部円筒部42が挿通される中心孔49と、平坦な下面48aおよび上面48bとを備えている。
図16(a)は、受け骨8の根元部を示す底面図で、この根元部8aは、中ろくろ本体46の受け骨枢支部41の受け骨収容溝43内に挿入可能なように平に潰されて、そこに枢軸となる突軸50が取り付けられている。この突軸50としては、例えば市販の円筒状鳩目金具を、受け骨8の根元部8aに形成された孔に挿入して根元部8aの両側に突出させ、かつその両端をフランジ状に潰して抜止めとしたものを用いることができる。
そして、突軸50を備えた全ての受け骨8の根元部8aを、図16(b)に示すように受け骨枢支部41の下面41aに開口する受け骨収容溝43および突軸収容溝44に取り付けた後、蓋部材48を中ろくろ本体46の円筒部42に下方から嵌着することによって、受け骨収容溝43および突軸収容溝44が蓋部材48で蓋をされる。そしてこの蓋部材48の下面48aに加わるコイルスプリング14の付勢力により、蓋部材48の上面48bが受け骨枢支部41の下面41aに圧接されることによって、図16(c)に示すように、受け骨8の根元部8aが中ろくろ6に枢支される。
このような構成により、中ろくろ本体46を支柱2に沿って上方へ抜けば、蓋部材48が中ろくろ本体46の受け骨枢支部41の下面41aから離れ、受け骨8の根元部8aが露出するから、これによって受け骨8の根元部8aを直ちに受け骨枢支部41から下方へ取り外すことができ、金属製部材と樹脂製部材との分別廃棄が容易になる。
次の図17は、傘1の閉状態において支柱2の先端部に取外し可能に固定されている上ろくろ3を、石突き22、ストッパ24等ともに示す断面図、図18は、傘1の上端部の、支柱2を除く分解断面図である。
図17および図18において、この傘1の上端部は、上ろくろ位置決め穴28を備えた金属製の支柱2と、この支柱2の先端部に嵌装固定される樹脂製の上ろくろ3と、この上ろくろ3に根元部を枢着される複数の金属製親骨4と、これら親骨4に沿って張架された布製または樹脂製シートSと、上ろくろ3に対し上方から嵌着される環状の蓋部材23と、支柱2の先端が挿入される中心穴22aおよび雌ねじ22bを備えて上ろくろ3に螺装される樹脂製の石突き22とから構成されている。
樹脂製の上ろくろ3は、図19(a)〜(d)に示す親骨枢支部を構成する第1部材60と、この第1部材60に下端部を嵌着される、図20(a)〜(c)に示すような第2部材70と、この第2部材70と組み合わされて支柱2に対する係着部を構成する、図20(a),(b)に示すような第3部材80とからなる。
図19(a)〜(d)に、平面図、側面図、底面図、および図19(a)のA−A線に沿った断面図で示す第1部材60は、中心孔61と、平坦な上面62および底面63を備えたフランジ状の環状体からなり、その周壁には、8個の親骨収容溝64が、上面62から底面63にまで貫通する態様で、略等間隔に放射状に形成されている。
第1部材60の上面62の各親骨収容溝64の両側には、親骨4の根元部の両側に突出する、前記した受け骨8の突軸50(図16参照)と同様の枢軸となる突軸90(図23(a)参照)を支持するための突軸支持溝65が、第1部材60の上面62から所定の深さに形成されて、第1部材60の上面62に開口している。また、第1部材60の底面63には、所定の周方向の幅Dを有する、第2部材70に対する回り止め部66,66を直径上の2箇所に残して、中心孔61の周縁を巡って形成された浅い溝67が中心孔61と同軸的に形成されている。
図20(a)〜(c)に平面図、側面図、および底面図で示す第2部材70は、支柱2が挿通される中心孔71と、蓋部材23の嵌着部となるフランジ部72と、このフランジ部72の下方に連接された、第1部材60の中心孔61に弾性的に挿入嵌着される円筒状の嵌着部73と、フランジ部72の上方に連接された、外周面に雄ねじを備えた半円筒体74とによって構成されている。
上記嵌着部73は、第1部材60の中心孔71に嵌合する円筒状部75と、この円筒状部75の下端に形成された、円筒状部75よりも大径で先細の係着部76と、第1部材60の底部の回り止め部66,66と係合するべく、係着部76の直径上の2箇所に形成された一対の凹部77,77と、嵌着部73に弾性を与えるために下端から軸線方向に上方へ延びる溝78,78とを備えている。
したがって、第2部材70の凹部77,77と第1部材60の回り止め部66,66との相対位置を合わせた状態で、第2部材70の嵌着部73の下端部を上方から第1部材60の中心孔61に宛がって下方へ押圧することにより、第2部材70の係着部76が弾性的に縮径されて中心孔61内に挿入され、かつ係着部76が第1部材60の溝67から突出した時点で係着部76が弾性的に拡径されて、第1部材60と第2部材70とが、相互回転を阻止された態様で、分離不可能な状態に一体化される。
図20(a),(b)の平面図、側面図において、第1部材60の傍らに示されている第3部材80は、外周面に雄ねじを備えた半円筒体からなり、この第3部材80と、第2部材70の半円筒体74とは、完全な円筒体がその軸線を含む面に沿って2分割された関係にあり、第3部材80が第2部材70の半円筒体74に側方から添接されて、石突き22が螺装される連続した雄ねじを備えた完全な円筒体を形成するようになっている。
第3部材80の内周面には、支柱2の上ろくろ位置決め穴28に係入し得る係合突起81が形成されている。
また、円筒体の切断面に相当する端面の一方、例えば第2部材70の半円筒体74の端面には係合突起79が形成され、第3部材80の端面には、上記係合突起79が係入し得る窪み82が形成されている。
図21(a)〜(c)は、上記第1部材60に上記第2部材70が嵌着されて構成された上ろくろ3を第3部材80とともに示す平面図、側面図および底面図である。
図22は、第2部材の別の実施の形態を示し、この第2部材70′は、係合突起81を内周面に備えた半円筒体80′が、軸線と略平行な方向に延びるヒンジ線Hを有するヒンジ部83を介して一方の半円筒体74に連結され、半円筒体80′がヒンジ部83に沿って折り曲げられて半円筒体74に側方から添接されて、石突き22が螺装される完全な円筒体を形成するようになっている。
図23(a)は、親骨4の根元部を示す底面図で、この根元部4aは、親骨枢支部を構成する第1部材60の親骨収容溝64内に挿入可能なように平に潰されて、そこに枢軸となる突軸90が取り付けられている。この突軸90としては、例えば市販の円筒状鳩目金具を、親骨4の根元部4aに形成された孔に挿入して根元部4aの両側に突出させ、かつその両端をフランジ状に潰して抜止めとしたものを用いることができる。
そして、突軸90を備えた全ての親骨4の根元部4aは、図23(b)に示すように、第1部材60の上面62に開口する突軸支持溝65に突軸90を支持させた状態で親骨収容溝64に収容される。
図24(a),(b)は、上ろくろ3の第1部材60の上面62に蓋をする蓋部材23の平面図および側面図を示す。この蓋部材23は、第1部材60の直径に略等しい外径と、第2部材70のフランジ部72の外径よりも僅かに小さい内径と、フランジ部72の厚さよりも若干厚めの厚さとを有する環状体からなり、かつゴム、弾力性を有する樹脂材料等の弾性材料で形成されている。
したがって、突軸90を備えた全ての親骨4の根元部4aは、図23(b)に示すように第1部材60の上面62に開口する突軸支持溝65に突軸90を支持させた状態で親骨収容溝64に収容された後、上記蓋部材23を上方からフランジ部72に嵌着して、突軸支持溝65に蓋をすることができ、しかもこの嵌着状態を自らの弾性で保つことができる。
このことは、上ろくろ3を支柱2に取り付ける以前に、全ての親骨の根元部4aを図23(b)に示す状態に上ろくろ3に取り付けた後、この蓋部材23をフランジ部72に嵌着するだけで、親骨4の根元部4aが上ろくろ3から外れることなく枢支されることを意味し、傘製作時の作業性を向上させることができる。
そして、このように親骨4を取り付け、かつ蓋部材23にて第1部材60の上面62に蓋をした上ろくろ3を、支柱2の上端から挿通し、支柱2の位置決め穴28に対応する位置において、第3部材80を、その係合突起81を位置決め穴28に係入させた状態で第2部材70の半円筒体24に側方から添接して(図22に示す第2部材70′の場合は、ヒンジ部83から折り曲げて)円筒体を構成し、この円筒体に対し、シートSを介して石突き22を螺着することにより、上ろくろ3は強固に支柱2に嵌装固定される。
なお、特にコイルスプリング14の弾発力によって開く自動開き傘の場合には、支柱2に形成された上ろくろ位置決め穴28のエッジが、図17に示すように、内側に湾曲していることが好ましい。これは、傘1が開くときにコイルスプリング14の弾発力によって上ろくろ3が下方から衝撃を受けた場合に、位置決め穴28のエッジによって係合突起81が損傷するのを防止するためである。
一方、傘1の廃棄時にこの上ろくろ3を支柱2から取り外す場合には、先ず石突き22を回して上ろくろ3から取り外し、次いでシートSを外してから蓋部材23を抜き取ることにより、係合突起81を備えた第3部材80を分離させることができ(図22に示す第2部材70′の場合は、ヒンジ部83から開くことができ)、かつ親骨4の根元部4aが上ろくろ3から外れるので、極めて容易に上ろくろ3を支柱2から上方へ抜き去ることができる。
このようにして、金属製部材からなる支柱2および親骨4と、樹脂製部材からなる上ろくろ3ならびに樹脂製または布製のシートSとが容易に分離され、分別廃棄が可能になる。
ところで、この自動開き傘1は、前述したように、傘1が閉じている状態では、留め金18によって支柱2に係止されている下ろくろ10と中ろくろ6との間で圧縮された状態にあるコイルスプリング14の付勢力が中ろくろ6から受け骨8を介して親骨4に伝達され、親骨4には常に開方向の力が作用している。したがって、廃棄時の分解に際して、万一傘1が閉じている状態で支柱2に対する上ろくろ3の係合状態を解除した場合には、コイルスプリング14の弾発力で上ろくろ3が急激に手元側に引き寄せられる態様で傘1が急激に開き、危険を伴うおそれがある。
そこで、図17に示すような形状を有する上ろくろ係止ピン27が、支柱2に取外し可能に取り付けられている。この上ろくろ係止ピン27においては、2本のアーム27b,27cが開き方向にばね付勢された態様で中間のコイル部27aから延びており、一方のアーム27bは直線状に形成されて支柱2の内面に添接され、他方のアーム27cには外方へ膨出する係止部27dが形成されて、この係止部27dが、図2にも示されている支柱2のスリット29と、図25に示す円筒状ストッパ24の一端から延びるスリット24aとを通って、上ろくろ3の下面に近接した位置に突出して、上ろくろ3を下方へ移動しないように係止しており、上述のような不測事態の発生を防止している。そして、傘が開いている状態で上ろくろ3と支柱2との係合状態を解除し、かつ親骨4を上ろくろ3から取り外した後は、中ろくろ6および下ろくろ10を支柱2から抜き去るときの障害にならないように、この上ろくろ係止ピン27は、ストッパ24等を支柱2に沿って上方へ移動させると、その係止部27dが弾性的に支柱2の内部へ引っ込むように構成されている。
図26は、図17に示されているストッパ24回りの構造の変形を示し、図26においては、図17と同じ構造の上ろくろ係止ピン27が用いられているが、ストッパ24が図17とは上下を反対にした状態で支柱2に緩挿されるとともに、クッションリング26に代えて、緩衝用コイルスプリング91が上ろくろ3とストッパ24との間に介装されている。したがって上ろくろ3は、コイルスプリング91およびストッパ24を介して係止ピン27により、下方へ移動しないように係止されることになる。
次に、図1および図3に示されている樹脂製の手元16は、図27(a),(b)に示す手元本体100と、図28(a)〜(c)に拡大して示すように、外周に雄ねじ113を形成しかつ支柱2の手元位置決め穴25に係入し得る係合突起111を内周面に備えた、手元本体100とは別部材からなる短い半円筒体110と、手元本体100および半円筒体110を支柱2に取外し可能に固定するための、図29(a),(b)に示す円筒状の手元固定部材120とから構成されている。
図27(a),(b)に平面図および正面図で示す手元本体100は、支柱2の根元部が挿入される穴101を備えたU字状の把手部102と、この把手部102の上端に一体に連接された、外周に雄ねじ103を備えた短い半円筒体部104と、この半円筒体部104の上端から同軸的に上方に比較的長く延びる半円筒体部105と、長手方向に延びるヒンジ部106を介して上記半円筒体部105に連結されている半円筒体部107とから構成されている。半円筒体部104と半円筒体110、および半円筒体部105と107は、支柱2が挿通される中心孔の軸線を含む面に沿って円筒体が2分割された状態となっている。
そして、雄ねじ103を備えた半円筒体部104に、雄ねじ113を備えた半円筒体110を添接することにより、図30(a),(b)に平面図および側面図で示すように、双方の雄ねじ103,113が互いに連続して、外周に雄ねじを備えた円筒体115が形成され、また、手元本体100の半円筒体部107をヒンジ部106に沿って折り曲げて、半円筒体部105に添接することにより、同じく図30(a),(b)に示すように、中心孔109に挿入された支柱2を両側から保持する支柱保持部を構成する円筒体108が形成されるようになっている。この円筒体108の外周面は、上方へ向かうにつれて外径が縮小されるテーパー面になっている。
図29(a),(b)に平面図および縦断面図で示すように下方が開口した円筒状の手元固定部材120は、支柱2が挿通される孔121を備えた頂壁122と、手元本体100の一対の半円筒体部105,107で構成されるテーパー面を備えた円筒体108の外周面に密着し得るテーパー面を形成する内周面123と、手元本体100の半円筒体部104と半円筒体110とによって構成される、雄ねじを備えた円筒体115に螺着される雌ねじ部124とから構成されている。
以上のような構成を有する手元16を支柱2に取り付ける場合には、先ず図31に示すように、手元固定部材120を支柱2の根元部に挿入する。この場合、支柱2に設けられている押し釦20に手元固定部材120の頂壁122が当接した状態で、支柱2の手元位置決め穴25全体が手元固定部材120の下端面125よりも下方に露出するように、手元固定部材120の長さおよびこの長さに対応する手元本体100の各部の長さが設定されている。
次に、手元本体100の半円筒体部107をヒンジ部106から折り曲げて円筒体108としたものを支柱2の根元部から挿入し、かつ支柱2の根元部を手元本体100の穴101に挿入して、図32に示す状態とする。次いで雄ねじ113を備えた半円筒体110を、その係合突起111が上記手元位置決め穴25に係入される態様で、手元本体100の半円筒体部104に添接して、雄ねじを備えた円筒体115(図30参照)を形成し、次いでこの円筒体115に手元固定部材120の雌ねじ部124を螺着することによって、図33に示すように、手元16が支柱2の根元部に強固に、かつ取外し可能に固定される。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態においては、雄ねじ113を備えた短い半円筒体110が、手元本体100の半円筒体部107から分離した形態の別部材となっているが、手元16をこのような構成にした理由は、図31からも明らかなように、自動開き傘においては、傘1を開くための押し釦20が比較的手元16に近接して設けられている関係で、支柱2の手元位置決め穴に係入させる係合突起を半円筒体部107の内周面に形成することが不可能であるからである。そして、手元16をこのような構成にしておけば、手開き傘と自動開き傘とに共用することができる利点がある。
なお、上述とは反対に、支柱保持部を構成する半円筒体107が手元本体100とは別部材とし手形成され、かつ雄ねじ113を備えた半円筒体110が、手元本体100の半円筒体部104にヒンジ結合された構成としてもよい。
一方、図33に示す固定状態から、手元固定部材120を回して雌ねじ部124と手元本体100側の円筒体115との螺合状態を解除し、そこに露出した半円筒体110を取り外すと、図32に示す状態となるから、手元16を支柱2から容易に取り外すことができる。
図34(a),(b)に平面図および正面図で示す手元本体100は、図27(a),(b)に示す手元本体100と略同様の構成を有するが、その要部の拡大図である図35(a),(b)から明らかなように、半円筒体105,107の外周面のヒンジ部106に沿った部分がそれぞれ平らに削られて平坦面105a,107aが形成され、その分ヒンジ部106の位置が、平坦面105a,107aを設けない場合よりも支柱保持体である円筒体の半径方向内方へ変位している。
したがって、他方の半円筒体107をヒンジ部106に沿って折り曲げて円筒体とした場合、図35(b)に示すように、ヒンジ部106が外方へ突出しても、手元固定部材120の被冠の障害になるおそれがなくなる。
また、支柱保持部の手元本体100側に固定された一方の半円筒体105に対しヒンジ部106を介して連結されている他方の半円筒体10の内周面に、内方へ膨出する適当な幅の平坦面107bが支柱保持部の高さ全体に亘って形成されている。
このように半円筒体10の内周面に平坦面107bが形成されていると、手元固定部材120を樹脂製の手元本体100に螺着した場合に、上記平坦面107bが円形の外周断面形状を有する支柱2に圧着されて弾性的に凹み、支柱保持部がより強固に支柱2保持することができる。
次に、上述のような構成を有する自動開き傘1の、廃棄に際しての好ましい分解手順について説明する。
(1)先ず傘1が開いている状態で、石突き22を回して上ろくろ3との螺合状態を解除し、石突き22を上ろくろ3から取り外し、係合突起81を備えた上ろくろ3の第3部材80も取り外す(図22に示す第2部材70′の場合はヒンジ部83から開く)。
(2)シートSを外し、かつ蓋部材23を抜き取ることにより、親骨4の根元部4aを取外し可能に露出させる。
(3)すべての親骨4の根元部4aを上ろくろ3の第1部材60から上方へ取り外し、上ろくろ3を支柱2から上方へ抜き取る。
(4)ストッパ24およびクッションゴム26を(図26の場合は、コイルスプリング91およびストッパ24を)支柱2から上方へ抜き取る。
(5)中ろくろ6の中ろくろ本体46を上方へ移動させ、受け骨枢支部41の下面41aと受け骨8の根元部8aとを露出させる。
(6)すべての受け骨8の根元部8aを受け骨枢支部41から下方へ取り外し、次いで中ろくろ本体46、蓋部材48およびコイルスプリング14を支柱2から上方へ抜き取る。
(7)下ろくろ10を若干上方へ移動させて、すべての支え骨12の根元部12aを、下ろくろ10の支え骨枢支部30が備えている枢支リング13から取り外し、下ろくろ10を支柱2から上方へ抜き取る。
(8)押しボタン取付け用突起19から押ボタン20を取り外す。
(9)手元16の手元固定部材120を回して手元本体100との螺合状態を解除し、そこに露出した半円筒体110を取り除く。
(10)手元本体100および手元固定部材120を支柱2から下方へ抜き取る。
このようにして、金属製部材と樹脂製部材とが容易かつ安全に分離され、完全な分別廃棄が可能になる。
本発明による傘が自動開き傘である場合の一実施形態の開状態における全体構成を、一部を省略して示す概略図である。 図1に示す自動開き傘に使用される支柱の正面図である。 図1に示す自動開き傘の閉状態において支柱に係止された下ろくろを中ろくろとともに示す縦断面図である。 図4(a)〜(c)は下ろくろの平面図、縦断面図および底面図である。 図5(a)〜(c)は図4の下ろくろが有する支え骨枢支部を備えた環状体の平面図、縦断面図および底面図である。 図4の下ろくろが有するスプリング収容筒の縦断面図である。 図7(a),(b)は支え骨の根元部を枢支する枢支リングの平面図および支え骨の根元部とともに示す縦断面図である。 図8(a),(b)は枢支リングの変形を示す平面図および正面図である。 図8(a),(b)は支え骨の根元部が下ろくろに枢支された状態を示す平面図および縦断面図である。 図10(a),(b)は下ろくろの他の実施の形態の平面図および縦断面図である。 図11(a)〜(c)は図10の下ろくろが有する支え骨枢支部を備えた環状体の平面図、図11(a)のb−b線に沿った縦断面図および底面図である。 図12(a)〜(c)は図10の下ろくろが有するスプリング収容筒の平面図、図12(a)のb−b線に沿った縦断面図および底面図である。 図13(a),(b)は下ろくろのさらに他の実施の形態の平面図および縦断面図である。 図14(a)〜(c)は中ろくろ本体の平面図、縦断面図および底面図である。 図15(a),(b)は中ろくろの蓋部材の平面図および正面図である。 図16(a)は受け骨の根元部の底面図、図16(b)は受け骨の根元部が中ろくろ本体の受け骨収容溝に収容された状態を示す底面図、図16(c)は中ろくろの縦断面図である。 図1に示す自動開き傘の上端部を傘が閉じた状態で示す縦断面図である。 図17の傘の上端部の、支柱を除く分解縦断面図である。 図19(a)〜(d)は、上ろくろの構成部品である第1部材の平面図、側面図、底面図および図3(a)のA−A線に沿った縦断面図である。 図20(a)〜(c)は、上ろくろの構成部品である第2部材を第3部材とともに示す平面図、側面図および底面図である。 図21(a)〜(c)は、第3部材とともに示す上ろくろの平面図、側面図および底面図である。 図22(a),(b)は、上ろくろの第2部材の他の実施の形態を示す平面図および側面図である。 図23(a)は、親骨の根元部の底面図、図23(b)は、親骨の根元部が図21の上ろくろの親骨収容溝に収容された状態を示す平面図である。 図24(a),(b)は、蓋部材の平面図および側面図である。 ストッパの側面図である。 図17示す自動開き傘の上端部の変形を示す縦断面図である。 図27(a),(b)は手元本体の平面図および正面図である。 図28(a)〜(c)は、外周に雄ねじを形成した短い半円筒体の拡大平面図、正面図および背面図である。 図29(a),(b)は手元固定部材の平面図および縦断面図である。 図30(a),(b)は手元本体の組立て状態を示す背面図および側面図である。 手元の支柱への取付け順序の説明に供する要部正面図である。 手元の支柱への取付け順序の説明に供する要部正面図である。 手元の支柱への取付け状態を示す縦断面図である。 図34(a),(b)は手元本体の別の実施の形態の平面図および正面図である。 図35(a),(b)は、図34の手元本体の構成の説明に供する拡大平面図および正面図である。
符号の説明
1 傘
2 支柱
3 上ろくろ
4 親骨
6 中ろくろ
8 受け骨
10 下ろくろ
12 支え骨
13 枢支リング
14 コイルスプリング
16 手元
20 押しボタン
22 石突き
46 中ろくろ本体
100 手元本体
120 手元固定部材

Claims (19)

  1. 支柱と、該支柱の先端部に嵌装固定された上ろくろと、該上ろくろに根元部を枢着された複数の親骨と、該親骨に沿って張架されたシートと、前記支柱に摺動自在に嵌装された中ろくろと、該中ろくろに根元部を枢着されかつ先端部を前記親骨の中間部に枢着された複数の受け骨と、前記中ろくろの下方において前記支柱に摺動自在に嵌装された下ろくろと、該下ろくろに根元部を枢着されかつ先端部を前記受け骨の中間部に枢着された複数の支え骨と、前記中ろくろと前記下ろくろとの間に縮装されたコイルスプリングと、該支柱の根元部に固定された手元と、前記支柱の外周面から突出する方向に付勢された態様で前記支柱に出没自在に設けられ、突出位置において前記下ろくろを前記手元に近接した位置に係止する留め金と、該留め金を前記支柱内に没入させることにより前記下ろくろの係止を解除して前記傘を前記コイルスプリングの弾発力で開かせるための押しボタンとを備えてなる傘において、
    前記中ろくろが、
    前記受け骨の根元部を収容するための複数の受け骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の受け骨枢支部と、前記支柱が挿通される中心孔を備えて前記受け骨枢支部の下方に同軸的に連接された円筒状部とを備えた中ろくろ本体と、
    該中ろくろ本体の前記円筒状部に嵌着される環状蓋部材とからなり、
    枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた前記受け骨の前記突軸を収容する突軸収容溝が、前記受け骨枢支部の下面に開口する態様で、各受け骨収容溝の両側に形成され、
    前記突軸が前記突軸収容溝に収容された態様ですべての受け骨の根元部が前記受け骨収容溝にそれぞれ収容された状態で、前記突軸収容溝が前記蓋部材により下方から蓋をされ、かつ該蓋部材が、該蓋部材の下面に加わる前記コイルスプリングの付勢力により、前記受け骨枢支部の下面に圧接されてなることを特徴とする、分別廃棄を容易にした傘。
  2. 支柱が挿通される支柱挿通孔を備えた円筒状の支柱保持部を有する手元本体と、該手元本体の支柱保持部の外周に被冠される手元固定部材とからなる手元を有し、前記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体への前記手元固定部材の螺着により、前記支柱挿通孔に挿通された前記支柱に前記手元が取り外し可能に固定されるように構成された傘において、
    前記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、該一対の半円筒体のうちの一方が前記手元本体に固定的に形成され、前記支柱の手元位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えた他方の半円筒体が前記一方の半円筒体に側方から添接されて、前記外周面に雄ねじを形成した円筒体を構成してなることを特徴とする、分別廃棄を可能にした傘。
  3. 前記他方の半円筒体が、前記手元本体とは別部材として形成されたものであることを特徴とする請求項2記載の傘。
  4. 前記他方の半円筒体が、前記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して前記一方の半円筒体に連結されたものであることを特徴とする請求項2記載の傘。
  5. 前記手元本体の前記円筒状の支柱保持部が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、該一対の半円筒体のうちの一方が前記手元本体に固定的に形成され、他方の半円筒体が、前記一方の半円筒体に側方から添接されて、前記円筒状の支柱保持部を構成してなることを特徴とする請求項2記載の傘。
  6. 前記他方の半円筒体が、前記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して前記一方の半円筒体に連結されたものであることを特徴とする請求項5記載の傘。
  7. 前記一対の半円筒体の双方の外周面に、前記ヒンジ部に沿った平坦部分が形成されていることを特徴とする請求項6記載の傘。
  8. 前記他方の半円筒体が、前記手元本体とは別部材として形成されたものであることを特徴とする請求項5記載の傘。
  9. 前記他方の半円筒体の内周面に、内方へ膨出する平坦面が形成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項記載の傘。
  10. 前記手元本体の前記円筒状の支柱保持部の外周面が、上方へ向かうにつれて縮径されるテーパー面を形成し、前記手元固定部材の内周面が、前記支柱保持部の外周面に密着し得るテーパー面を形成してなることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項記載の傘。
  11. 支柱が挿通される支柱挿通孔を備えた円筒状の支柱保持部を有する手元本体と、該手元本体の支柱保持部の外周に被冠される手元固定部材とからなり、前記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体への前記手元固定部材の螺着により、前記支柱挿通孔に挿通された前記支柱に取り外し可能に固定されるように構成された手元において、
    前記支柱保持部の根元に設けられた、外周面に雄ねじを形成した円筒体が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、該一対の半円筒体のうちの一方が前記手元本体に固定的に形成され、前記支柱の手元位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えた他方の半円筒体が前記一方の半円筒体に側方から添接されて、前記外周面に雄ねじを形成した円筒体を構成してなることを特徴とする手元。
  12. 前記他方の半円筒体が、前記手元本体とは別部材として形成されたものであることを特徴とする請求項11記載の手元。
  13. 前記他方の半円筒体が、前記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して前記一方の半円筒体に連結されたものであることを特徴とする請求項11記載の手元。
  14. 前記手元本体の前記円筒状の支柱保持部が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、該一対の半円筒体のうちの一方が前記手元本体に固定的に形成され、他方の半円筒体が前記一方の半円筒体に側方から添接されて、前記円筒状の支柱保持部を構成してなることを特徴とする請求項11記載の手元。
  15. 前記他方の半円筒体が、前記軸線を含む面に沿って延びるヒンジ部を介して前記一方の半円筒体に連結されたものであることを特徴とする請求項14記載の手元。
  16. 前記一対の半円筒体の双方の外周面に、前記ヒンジ部に沿った平坦部分が形成されていることを特徴とする請求項15記載の手元。
  17. 前記他方の半円筒体が、前記手元本体とは別部材として形成されたものであることを特徴とする請求項14記載の手元。
  18. 前記他方の半円筒体の内周面に、内方へ膨出する平坦面が形成されていることを特徴とする請求項14から17のいずれか1項記載の手元。
  19. 前記手元本体の前記円筒状の支柱保持部の外周面が、上方へ向かうにつれて縮径されるテーパー面を形成し、前記手元固定部材の内周面が、前記支柱保持部の外周面に密着し得るテーパー面を形成してなることを特徴とする請求項11から18のいずれか1項記載の手元。
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