JP5378020B2 - 傘の手元の取付け構造 - Google Patents

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本発明は、製作時における組立てが容易であるのみでなく、修理、交換および分解が容易で、分解後は材質別に分別することができ、さらに再利用を可能にすることを目的とした傘に関し、特に中軸(支柱)に対する手元の取付け構造に関するものである。
通常の傘は、金属製部材(中軸、親骨,支え骨等)と、一般に合成樹脂(以下単に「樹脂」と呼ぶ)からなる非金属製部材(手元、上ろくろ、下ろくろ、シート等)から構成されているが、各部材は恒久的にあるいは分解が極めて困難な状態で連結されている。
したがって、従来の傘は、製作時における組立てに手間がかかるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、金属製部材と非金属製部材とを分離して分別廃棄することが困難なため、貴重な資源のリサイクルを困難にしていた。
最近、特に環境汚染問題がクローズアップされている中、傘の分別廃棄を義務付ける地方自治体も多くなってきたために、傘の金属製部材と非金属製部材との分別廃棄を容易にすることが要望されている。また、高級傘においては、修理および部品の交換が容易なことが要望されている。
本出願人等は、先に特許文献1に開示されているような傘の手元の取付け構造を提案した。この傘は、中軸に形成した環状溝に嵌着されたストップリングと手元固定キャップとによって中軸の手元本体からの抜け止め手段を構成するとともに、中軸の下端に形成した切欠きを、手元本体の中軸挿入孔の底端に形成した係合部に係合させて、中軸と手元本体との相対回転を防止している。
特開2008−125955号公報
しかしながら、特許文献1に開示された傘の手元取付け構造においては、中軸挿入孔を有する端部に雄ねじを形成するとともに、手元本体の中軸挿入孔の底端に、中軸の下端に対する係合部を形成する必要があった。そのため、手元の取付けおよび取外しが容易であり、かつ中軸に対する手元の回転方向の抵抗力が高いという長所は有するものの、中軸および手元の構造が複雑になるという欠点を有するものであった。
上述の事情に鑑み、本発明の目的は、より簡単な構造を有しながら、中軸に対する手元の強固な取付けを可能にし、かつ中軸に対する手元の取付けおよび取外しを容易にした傘の手元の取付け構造を提供することにある。
なお、以下の説明において、上下方向は中軸の軸線方向を意味し、かつ上部または上方は傘の石突き側を意味し、下部または下方は傘の手元側を意味するものとする。
本発明による傘の手元の取付け構造は、中軸挿入孔を上方に開口させた状態で手元本体内に固着されたスリーブ部材が、その周壁に、開口端から軸線方向に所定の深さに延びる縦溝と、この縦溝から第iの周方向(上方から見て例えば反時計方向)に延出する係合凹部とを備えており、この係合凹部に係入し得る係合ピンを外周面から突出させた中軸が、上記係合ピンを上記スリーブ部材の縦溝に沿って下降させる態様で上記中軸挿入孔に挿入され、次いで第1の周方向に回動されて、上記係合ピンを上記係合凹部内に係入させた後、上記縦溝に、上記第1の周方向とは反対の第2の周方向(上方から見て例えば時計方向)への中軸の回動を阻止し得る取り外し可能な係止部材が挿入装着されることにより、手元が中軸に取り外し可能に固定されるようにしたことを特徴とする。
この場合、上記スリーブ部材の縦溝の開口端の縁部に、上記係止部材に形成された係合突起が弾性的に係入し得る係合凹部が形成され、この係合凹部に対する上記係合突起の弾性的な係入により、上記係止部材が装着位置に保持されることが好ましい。
上記係止部材の一部が上記係合突起を備えた弾性片を形成しており、この弾性片は、上記係合突起が上記スリーブ部材の係合凹部から脱出するように撓まされることにより、上記係止部材の装着位置からの取外しを可能にするものであることが好ましい。
本発明によれば、手元本体内に固着されたスリーブ部材が、その周壁に、開口端から軸線方向に所定の深さに延びる縦溝と、この縦溝から第1の周方向(上方から見て例えば反時計方向)に延出する係合凹部とを備えており、この係合凹部に係入し得る係合ピンを外周面から突出させた中軸が、上記係合ピンを上記スリーブ部材の縦溝に沿って下降させる態様で上記中軸挿入孔に挿入され、次いで第1の周方向に回動されて、上記係合ピンを上記係合凹部内に係入させた後、上記縦溝に、上記第1の周方向とは反対の第2の周方向(上方から見て例えば時計方向)への中軸の回動を阻止し得る取り外し可能な係止部材が挿入装着されることにより、手元が中軸に固定されるように構成されているから、構造が簡単で、かつ手元の取付けおよび取外しが極めて容易であり、かつ手元が中軸に対して高い軸線方向の抵抗力を有するのみでなく、回転方向にも高い抵抗力を備えることができる。
本発明による取付け構造を実施した傘の手元部分を示す正面図 図1の手元部分の一部を断面とした分解正面図 スリーブ部材の平面図 手元を中軸に取り付ける第1工程を示す一部を断面とした正面図 図4の5A−5A線に沿った拡大断面図 図6の5B−5B線に沿った拡大断面図 図8の5C−5C線に沿った拡大断面図 図8の5D−5D線に沿った拡大断面図 手元を中軸に取り付ける第2工程を示す一部を断面とした正面図 手元を中軸に取り付ける第3工程を示す一部を断面とした正面図 手元が中軸に取り付けられた状態を示す一部を断面とした正面図 係止部材の抜き出し方法の説明図 係止部材の別の構成を示す正面図
以下、図面を参照して本発明による傘の手元の取付け構造の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明による取付け構造を実施した傘の手元部分を示す正面図、図2はその一部を断面とした分解正面図である。
図1および図2において、中軸2の下端部に取り付けられる手元1は、手元本体3と、この手元本体3内に挿入固着されたスリーブ部材4と、このスリーブ部材4内に中軸2を固定するための係止部材5とから構成されている。中軸2の外周面には係合ピン6が突設されている。この係合ピン6は必ずしも中軸2に固定されている必要はなく、中軸2に形成した孔に遊びがないように挿入されたものでもよい。
図3に平面図で示されている樹脂製のスリーブ部材4は、その中軸挿入孔10を上方に開口させた状態で手元本体3内に固着されており、その周壁には、中軸挿入孔10への中軸2の下端部の挿入時における係合ピン6の通路となる縦溝11が中軸挿入孔10の開口端(上端)から軸線方向に所定の深さに形成され、さらにこの縦溝11の底端からは、上記係合ピン6に係合し得る係合凹部12が、図3の反時計方向に延出している。スリーブ部材4の縦溝11の一方の(図の左側の)縁部には、係止部材5に形成された後述する小さい係合突起23と係合する係合凹部13が開口端の近傍に形成されている。
スリーブ部材4の縦溝11に上方から挿入嵌合される樹脂製の係止部材5は、その上端から途中まで縦溝20が形成されていることにより、縦溝20の左側の部位の先端が図の右方へ撓み得る弾性片21を形成しており、かつこの弾性片21の左側縁部に上述した係合突起23が突設されている。また、弾性片21の左側縁部の上端には、傘の分解に際して手元1を中軸から取り外すために、係止部材5の上方への抜出しに用いられる工具30のピン31(図9参照)の先端に係合し得る切欠き22が形成されている。
なお、上記スリーブ部材4は、図示のような上下が開口した円筒体に限定されるものではなく、有底のものでもよい。また、上記係止部材5に形成された係合突起23は、係止部材5の弾性片21の弾性的変形によって係合凹部13への係入および係合凹部13からの脱出が容易な位置に形成されていればよい。そして係合突起23の形状は、係合凹部13からの脱出が容易なような形状、例えば半球状が好ましい。さらに上記切欠き22は、図9の正面図に示すように、楔状に斜め下方に切り込まれた断面形状を有しているのが好ましい。
以上の構成を有する手元1を中軸2の取り付ける手順は下記の通りである。
(1)先ず手元本体3内に挿入固着されたスリーブ部材4に対して、中軸2の下端部をその係合ピン6がスリーブ部材4の縦溝11に沿って下降して縦溝11に達するまで中軸挿入孔10に挿入し、図4および図5Aに示す状態とする。
(2)次に、中軸2を図5Aの反時計方向へ回動させて、図6および図5Bに示すように係合ピン6をスリーブ部材4の係合凹部12に係合させる。
(3)次に、図7に示すように、係止部材5をスリーブ部材4の縦溝11内に上方から挿入する。その際に、係止部材5の係合突起23が縦溝11の開口端の左縁に当接するが、係合突起23が係止部材5の弾性片21上に形成されているため、弾性片21が撓み、係止部材5の縦溝11内へのさらなる挿入が許容され、係止部材5の下端が縦溝11の底端に達した時点で、係止部材5の係合突起23がスリーブ部材4の係合凹部13内に係入して、係止部材5が縦溝11内に係止される。同時に、係止部材5の右縁の下端部が係合ピン6に左方から当接して、図8および図5Cに示す状態となり、スリーブ部材4に対する中軸2の図5Cの時計方向への回動が阻止され、中軸2に対して手元1が強固に固定される。
次に、中軸2に固定された手元1を中軸2から取り外す場合の、係止部材5の抜き出し方法について、図9を参照して説明する。
係止部材5の抜き出しに用いられる工具30は、係止部材5の弾性片21の左縁部の上端に形成された切欠き22に先端部が係入し得るピン31を備えており、このピン31の先端部を切欠き22に係入して弾性片21を図の右方へ撓ませ、弾性片21側の係合突起23をスリーブ部材4側の係合凹部13から脱出させてから、スリーブ部材4の縦溝11のコーナー部Pを支点として工具30の手許側を下方へ押すことにより、梃子の原理を利用して係止部材5を縦溝11内から浮き上がらせることができる。したがって、係止部材5の上端部を掴んで上方へ抜き出すことができ、中軸2をスリーブ部材4から抜き出すことが可能になる。
このようにして、手元1と中軸2とが容易に分離され、中軸と手元1の分別廃棄および手元1の交換等を実行することができる。
なお、上記係止部材5が柔軟性を有する樹脂で形成される場合、縦溝20は必ずしも上端が上方に開口していなくともよい。例えば図10に示す係止部材5′のように、縦溝20′の上端に薄い橋絡部25を形成していてもよい。その場合も、図9の場合と同様に、工具30を部分21′の上端の切欠き22に作用させることにより、橋絡部分25がひしゃげて部分21′が右方へ撓み、係止部材5′を抜き出すことが可能になる。この場合は、縦溝20′の上端が橋絡部25により閉塞されているから、見栄えが良くなる効果がある。
1 傘の手元
2 中軸
3 手元本体
4 スリーブ部材
5,5′ 係止部材
6 係合ピン
10 中軸挿入孔
11,20,20′ 縦溝
12,13 係合凹部
21 弾性片
22 切欠き
23 係合突起
25 橋絡部
30 工具
31 ピン

Claims (3)

  1. 中軸挿入孔を上方に開口させた状態で手元本体内に固着されたスリーブ部材が、その周壁に、開口端から軸線方向に所定の深さに延びる縦溝と、該縦溝から第1の周方向に延出する係合凹部とを備えており、該係合凹部に係入し得る係合ピンを外周面から突出させた中軸が、前記係合ピンを前記スリーブ部材の縦溝に沿って下降させる態様で前記中軸挿入孔に挿入され、次いで第1の周方向に回動されて、前記係合ピンを前記係合凹部内に係入させた後、前記縦溝に、前記第1の周方向とは反対の第2の周方向への前記中軸の回動を阻止し得る取り外し可能な係止部材が挿入装着されることにより、手元が中軸に取り外し可能に固定されるようにしたことを特徴とする、傘の手元の取付け構造。
  2. 前記スリーブ部材の縦溝の縁部に、前記係止部材に形成された係合突起が弾性的に係入し得る係合凹部が形成され、該係合凹部に対する前記係合突起の弾性的な係入により、前記係止部材が装着位置に保持されることを特徴とする請求項1記載の傘の手元の取付け構造。
  3. 前記係止部材の一部が前記係合突起を備えた弾性片を形成しており、該弾性片は、前記係合突起が前記スリーブ部材の係合凹部から脱出するように撓まされることにより、前記係止部材の装着位置からの取外しを可能にするものであることを特徴とする請求項2記載の傘の手元の取付け構造。
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