JP4545070B2 - 傘の上ろくろ - Google Patents

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本発明は傘の上ろくろに関し、特に製作時における組立てが容易であるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、一般に金属製部材からなる支柱および親骨と容易に分別して廃棄することができる、例えば樹脂製部材からなる上ろくろに関するものである。
通常の傘は、金属製部材(支柱、親骨,支え骨等)と、一般に合成樹脂(以下単に「樹脂」と呼ぶ)からなる非金属製部材(手元、上ろくろ、下ろくろ、石突き、シート等)から構成されているが、各部材は恒久的にあるいは分解が極めて困難な状態で連結されている。すなわち、樹脂製の上ろくろは留め釘によって金属製の支柱に固定され、また樹脂製の上ろくろと金属製親骨との連結は、根元部に形成した孔に順次針金(抱き針)を挿通した親骨の根元部を上ろくろの親骨収容溝に収容した後、上記針金を上ろくろの外周の溝に巻き付け、かつこの針金の両端を捩り合わせることにより行なっていた。
したがって、従来の傘は、製作時における組立てに手間がかかるのみでなく、壊れた傘を廃棄する場合に、金属製部材と非金属製部材とを分離して分別廃棄することが困難なため、貴重な資源のリサイクルを困難にしていた。
最近、特に環境汚染問題がクローズアップされている中、傘の分別廃棄を義務付ける地方自治体も多くなってきたために、傘の金属製部材と非金属製部材との分別廃棄を容易にすることが要望されている。
そこで、本出願人は先に、組立てが容易であるとともに、廃棄時に金属製部材と樹脂等の非金属製部材とを容易に分別することも可能な傘の上ろくろを提案した(特許文献1)。
この特許文献1には、複数本の金属性親骨の根元部を収容する複数の親骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の親骨枢支部を備えて、金属製支柱の所定位置に嵌装固定される非金属製の上ろくろが開示されており、この上ろくろは、支柱が挿通される中心孔を備えて上記親骨枢支部の上方に同軸的に連接された円筒状部を有し、この円筒状部は、支柱の上ろくろ位置決め穴に係入し得る係合突起を中心孔の内周面に備え、かつ石突きが螺装される雄ねじを外周面に形成している。
そして、上記係合突起を支柱の上ろくろ位置決め穴に係入させた状態で支柱の所定位置の嵌装された上記円筒状部への石突きの螺装により、上ろくろが支柱に固定されるように構成されている。
また、この上ろくろにおいては、支柱への取付けおよび取外しを容易にするために、上記円筒状部が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が上ろくろに固定的に形成され、上記一方の半円筒体に対し軸線と略平行な方向に延びるヒンジ部を介してこの一方の半円筒体に連結された、上記係合突起を内周面に備えた他方の半円筒体が、上記ヒンジ部に沿って折り曲げられて上記円筒状部を構成するようになっている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された抱き針を用いない親骨枢支構造を備えた上ろくろは、親骨の根元部を収容する複数の親骨収容溝がフランジ状の親骨枢支部の下端面の周縁に沿って放射状に開口しているとともに、各親骨収容溝には、親骨の根元部の両側に突設された一対の突軸を枢支するための親骨枢支溝が、親骨収容溝と直交するようにフランジ部を上下に貫通して形成され、さらに各親骨枢支溝の両端部の下端には、上記突軸が親骨支持溝から外れないように親骨支持溝の下部を塞いでいる鉤状の係止片が突設された構成を有するものである。
したがって、このような親骨枢支構造は、製作上の困難さを有する上に、機械強度の点でも問題があり、さらに上ろくろを支柱から取り外すのは容易でああっても、上ろくろから親骨を取り外すのが困難なために、分別廃棄の点でも問題があった。
特開2001−333809号公報
そこで本発明は、傘の上ろくろにおいて上述した製作上の問題、機械強度的な問題および分別廃棄上の問題を一挙に解決することが可能な傘の上ろくろを提供することを目的とするものである。
なお、以下の説明において、上部または上方は傘の石突き側を意味し、下部または下方は傘の手元側を意味するものとする。
本発明は、親骨の根元部を収容する複数の親骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の親骨枢支部を備えて、支柱の所定位置に嵌装固定される上ろくろであって、支柱が挿通される中心孔を備えて上記親骨枢支部の上方に同軸的に連接された円筒状部を有し、この円筒状部は、支柱の上ろくろ位置決め穴に係入し得る係合突起を中心孔の内周面に備え、かつ石突きが螺装される雄ねじを外周面に形成してなり、上記係合突起を支柱の上ろくろ位置決め穴に係入させた状態で支柱の所定位置に嵌装された上記円筒状部への石突きの螺装により、支柱に固定されるように構成され、枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた親骨の上記突軸を支持するための突軸支持溝が、上記親骨枢支部の上面に開口する態様で各親骨収容溝の両側に所定の深さに形成され、上記突軸が上記突軸支持溝にて支持された態様ですべての親骨の根元部が親骨収容溝にそれぞれ収容された後に上記円筒状部の根元に嵌着される蓋部材により、上記突軸支持溝が蓋をされるように構成されてなる傘の上ろくろにおいて、
この上ろくろは第1部材、第2部材および第3部材によって構成されている。上記第1部材は、中心孔の周囲に前記親骨枢支部を形成したフランジ状の環状体からなる。上記第2部材は、上記支柱が挿通される中心孔と、上記蓋部材が嵌着されるフランジ部と、このフランジ部の下方に連接された、上記第1部材に対して分離不能かつ相互回転不能に凹凸係合する態様で上記第1部材の中心孔に弾性的に挿入嵌着される円筒状の嵌着部と、上記フランジ部の上方に連接された、外周面に雄ねじを備えた半円筒体とによって構成されている。上記第2部材の嵌着部は、この嵌着部に対し弾性を与えるために下端から軸線方向に上方へ延びる溝を備えている。上記第3部材は、外周面に雄ねじを備えかつ内周面に上記係合突起を形成した半円筒体からなり、上記第2部材の半円筒体に側方から添着されて、上記第2部材とともに上記円筒状部を形成する。上記蓋部材は、ゴムまたは弾力性を有する樹脂材料からなる弾性材料で形成された、前記円筒状部の根元よりも僅かに小さい内径を有する環状体からなり、弾性により内径を拡大させて前記円筒状部の根元に嵌着せしめられ、かつ内径を縮小させようとする弾性により嵌着状態を保つものである。
上記第3部材は、上記第2部材とは別部材として形成することができる
あるいは、上記第3部材は、軸線と略平行な方向に延びるヒンジ部を介して上記第2部材の半円筒体に連結された構成とすることもでき、この場合は、上記第3部材がヒンジ部に沿って折り曲げられて上記円筒状部を構成することになる。
本発明によれば、枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた親骨の上記突軸を支持するための突軸支持溝が、親骨枢支部の上面に開口する態様で、各親骨収容溝の両側に所定の深さに形成され、上記突軸が上記突軸支持溝にて支持された態様ですべての親骨の根元部が親骨収容溝にそれぞれ収容された後に上記円筒状部の根元に嵌着される蓋部材により、上記突軸支持溝が蓋をされるように構成されていることにより、上記突軸支持溝を蓋部材で蓋をするだけで、上記突軸が上記突軸支持溝と蓋部材との間の空間に枢支されることになり、上ろくろに対する親骨の根元部の取付けが極めて容易になる。
特に上記蓋部材が、上ろくろの円筒状部の根元に嵌着されたのみで上記突軸支持溝に蓋をした状態を保ち得る弾性材料で形成された環状体からなるため、上ろくろを支柱に嵌装するのに先立って、すべての親骨の根元部を親骨収容溝にそれぞれ収容した状態で上記円筒状部の根元に蓋部材を嵌着するだけで、上ろくろと親骨の根元部との結合状態が保たれるから、傘の組立て作業の効率化を図ることができる。
特に、上ろくろの円筒状部が、軸線を含む面に沿って2分割された一対の半円筒体からなり、これら一対の半円筒体のうちの一方が上ろくろに固定的に形成され、この一方の半円筒体とは別部材として形成された、または軸線と略平行な方向に延びるヒンジ部を介して一方の半円筒体に連結された、係合突起を内周面に備えた第3部材である他方の半円筒体が、一方の半円筒体に側方から添着されて上記円筒状部を構成するようになっているため、この円筒状部に螺着された石突きを外し、かつ蓋部材を円筒状部から抜き取るだけで、親骨および支柱と、上ろくろとを簡単に分離することができ、これによって、特に親骨および支柱が金属製で、上ろくろが樹脂製である場合に、極めて容易に分別廃棄を行なうことができる。
また、親骨の根元部の突軸を支持した上ろくろの突軸支持溝が開口する親骨枢支部の上面には、蓋部材およびシートを介して石突きが螺着されるため、蓋部材が親骨枢支部の上面から外れる恐れも、親骨の根元部が親骨収容溝から抜け出すおそれも全くなく、十分な機械的強度を備えた親骨枢支構造を得ることができる。
さらに、上ろくろの親骨枢支部と円筒状部とがそれぞれ第1および第2部材として別部材にて形成され、上記円筒状部の下端部が上記親骨枢支部の中心孔内に嵌着されて、分離不可能な状態に一体化されるように構成されているため、上ろくろを単一部品で構成する場合に比較して、上ろくろの製作が格段に容易になる利点がある。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による上ろくろを備えた傘の上端部を傘が閉じた状態で示す断面図、図2はその支柱を除く分解断面図である。
図1および図2において、この傘1の上端部は、上ろくろ位置決め穴2aを備えた金属製の支柱2と、この支柱2の先端部に嵌装固定される樹脂製の上ろくろ3と、この上ろくろ3に根元部を枢着される複数の金属製親骨4と、これら親骨4に沿って張架された布製または樹脂製シートSと、上ろくろ3に対し上方から嵌着される環状の蓋部材5と、支柱2の先端が挿入される中心穴6aおよび雌ねじ6bを備えて上ろくろ3に螺装される樹脂製の石突き6とから構成されている。
樹脂製の上ろくろ3は、図3(a)〜(d)に示す親骨枢支部を構成する第1部材10と、この第1部材10に下端部を嵌着される、図4(a)〜(c)に示すような第2部材20と、この第2部材20と組み合わされて支柱2に対する係着部を構成する、図4(a),(b)に示すような第3部材30とからなる。
図3(a)〜(d)に平面図、側面図、底面図、および図3(a)のA−A線に沿った断面図で示す第1部材10は、中心孔11と、平坦な上面12および底面13を備えたフランジ状の環状体からなり、その周壁には、8個の親骨収容溝14が、上面12から底面13にまで貫通する態様で、略等間隔に放射状に形成されている。
第1部材10の上面12の各親骨収容溝14の両側には、親骨4の根元部の両側に突出する、枢軸となる突軸(図7(a)参照)を支持するための突軸支持溝15が、第1部材10の上面12から所定の深さに形成されて、第1部材10の上面12に開口している。また、第1部材10の底面13には、所定の周方向の幅Dを有する、第2部材20に対する回り止め部16,16を直径上の2箇所に残して、中心孔11の周縁を巡って形成された浅い溝17が中心孔11と同軸的に形成されている。
図4(a)〜(c)に平面図、側面図、および底面図で示す第2部材20は、支柱2が挿通される中心孔21と、蓋部材5の嵌着部となるフランジ部22と、このフランジ部22の下方に連接された、第1部材10の中心孔11に弾性的に挿入嵌着される円筒状の嵌着部23と、フランジ部22の上方に連接された、外周面に雄ねじを備えた半円筒体24とによって構成されている。
上記嵌着部23は、第1部材10の中心孔11に嵌合する円筒状部25と、この円筒状部25の下端に形成された、円筒状部25よりも大径で先細の係着部26と、第1部材10の底部の回り止め部16,16と係合するべく、係着部26の直径上の2箇所に形成された一対の凹部27,27と、嵌着部23に弾性を与えるために下端から軸線方向に上方へ延びる溝28,28とを備えている。
したがって、第2部材20の凹部27,27と第1部材10の回り止め部16,16との相対位置を合わせた状態で、第2部材20の嵌着部23の下端部を上方から第1部材10の中心孔11に宛がって下方へ押圧することにより、第2部材20の係着部26が弾性的に縮径されて中心孔11内に挿入され、かつ係着部26が第1部材10の溝17から突出した時点で係着部26が弾性的に拡径されて、第1部材10と第2部材20とが、相互回転を阻止された態様で、分離不可能な状態に一体化される。
図4(a),(b)の平面図、側面図において、第2部材0の傍らに示されている第3部材30は、外周面に雄ねじを備えた半円筒体からなり、この第3部材30と、第2部材20の半円筒体24とは、完全な円筒体がその軸線を含む面に沿って2分割された関係にあり、第3部材30が第2部材20の半円筒体24に側方から添着されて、石突き6が螺装される連続した雄ねじを備えた完全な円筒体を形成するようになっている。
第3部材30の内周面には、支柱2の上ろくろ位置決め穴2aに係入し得る係合突起31が形成されている。
また、円筒体の切断面に相当する端面の一方、例えば第2部材20の半円筒体24の端面には係合突起29が形成され、第3部材30の端面には、上記係合突起29が係入し得る窪み32が形成されている。
図5(a)〜(c)は、上記第1部材10に上記第2部材20が嵌着されて構成された上ろくろ3を第3部材30とともに示す平面図、側面図および底面図である。
図6は、第2部材の別の実施の形態を示し、この第2部材20′は、係合突起31を内周面に備えた半円筒体30′が、軸線と略平行な方向に延びるヒンジ線Hを有するヒンジ部33を介して一方の半円筒体24に連結され、半円筒体30′がヒンジ部33に沿って折り曲げられて、石突き6が螺装される完全な円筒体を形成するようになっている。
図7(a)は、親骨4の根元部を示す底面図で、この根元部4aは、親骨枢支部を構成する第1部材10の親骨収容溝14内に挿入可能なように平に潰されて、そこに枢軸となる突軸40が取り付けられている。この突軸40としては、例えば市販の円筒状鳩目金具を、親骨4の根元部4aに形成された孔に挿入して根元部4aの両側に突出させ、かつその両端をフランジ状に潰して抜止めとしたものを用いることができる。
そして、突軸40を備えた全ての親骨4の根元部4aは、図7(b)に示すように第1部材10の上面12に開口する突軸支持溝15に突軸40を支持させた状態で親骨収容溝14に収容される。
図8(a),(b)は、上ろくろ3の第1部材10の上面12に蓋をする蓋部材5の平面図および側面図を示す。この蓋部材5は、第1部材10の直径に略等しい外径と、第2部材20のフランジ部22の外径よりも僅かに小さい内径と、フランジ部22の厚さよりも若干厚めの厚さとを有する環状体からなり、かつゴム、弾力性を有する樹脂材料等の弾性材料で形成されている。
したがって、突軸40を備えた全ての親骨4の根元部4aは、図7(b)に示すように第1部材10の上面12に開口する突軸支持溝15に突軸40を支持させた状態で親骨収容溝14に収容された後、上記蓋部材5を上方からフランジ部22に嵌着して、突軸支持溝15に蓋をすることができ、しかもこの嵌着状態を自らの弾性で保つことができる。
このことは、上ろくろ3を支柱2に取り付ける以前に、全ての親骨の根元部4aを図7(b)に示す状態に上ろくろ3に取り付けた後、この蓋部材5をフランジ部22に嵌着するだけで、親骨4の根元部4aが上ろくろ3から外れることなく枢支されることを意味し、傘製作時の作業性を向上させることができる。
そして、このように親骨4を取り付け、かつ蓋部材5にて第1部材10の上面12に蓋をした上ろくろ3を、支柱2の上端から挿通し、支柱2の位置決め穴2aに対応する位置において、第3部材30をその係合突起31を位置決め穴2aに係入させた状態で第2部材20の半円筒体24に側方から添着して(図6に示す第2部材20′の場合は、ヒンジ部33から折り曲げて)円筒体を構成し、この円筒体に対し、シートSを介して石突き6を螺着することにより、上ろくろ3は強固に支柱2に嵌装固定される。
なお、特にスプリングの弾発力によって開く自動開き傘の場合には、支柱2に形成された上ろくろ位置決め穴2aのエッジが、図1に示すように、内側に湾曲していることが好ましい。これは、傘が開くときにスプリングの弾発力によって上ろくろ3が下方から衝撃を受けた場合に、位置決め穴2aのエッジによって係合突起31が損傷するのを防止するためである。
一方、傘の廃棄時にこの上ろくろ3を支柱2から取り外す場合には、先ず石突き6を回して上ろくろ3から取り外し、次いでシートSを外してから蓋部材5を抜くことにより、係合突起31を備えた第3部材30が分離し(図6に示す第2部材20′の場合は、ヒンジ部33から開き)、かつ親骨4の根元部4aが上ろくろ3から外れ、極めて容易に上ろくろ3を支柱2から上方へ抜き去ることができる。
このようにして、金属製部材からなる支柱2および親骨4と、樹脂製部材からなる上ろくろ3ならびに樹脂製または布製のシートSとが容易に分離され、分別廃棄が可能になる。
本発明による上ろくろを備えた傘の上端部を傘が閉じた状態で示す断面図である。 図1の傘の上端部の、支柱を除く分解断面図である。 図3(a)〜(d)は、上ろくろの構成部品である第1部材の平面図、側面図、底面図および図3(a)のA−A線に沿った断面図である。 図4(a)〜(c)は、上ろくろの構成部品である第2部材を第3部材とともに示す平面図、側面図および底面図である。 図5(a)〜(c)は、第3部材とともに示す上ろくろの平面図、側面図および底面図である。 図6(a),(b)は、上ろくろの第2部材の他の実施の形態を示す平面図および側面図である。 図7(a)は、親骨の根元部の底面図、図7(b)は、親骨の根元部が図5の上ろくろの親骨収容溝に収容された状態を示す平面図である。 図8(a),(b)は、蓋部材の平面図および側面図である。
符号の説明
1 傘
2 支柱
3 上ろくろ
4 親骨
6 石突き
10 上ろくろの第1部材
14 親骨収容溝
15 突軸支持溝
20 上ろくろの第2部材
22 フランジ部
23 嵌着部
24 半円筒体
30 上ろくろの第3部材(半円筒体)
31 係合突起
40 突軸

Claims (1)

  1. 親骨の根元部を収容するための複数の親骨収容溝を周縁に放射状に備えたフランジ状の親骨枢支部を備え、支柱の所定位置に嵌装固定される傘の上ろくろであって、
    前記支柱が挿通される中心孔を備えて前記親骨枢支部の上方に同軸的に連接された円筒状部を有し、該円筒状部は、前記支柱の上ろくろ位置決め穴に係入し得る係合突起を前記中心孔の内周面に備え、かつ石突きが螺装される雄ねじを外周面に形成してなり、前記係合突起を前記支柱の前記上ろくろ位置決め穴に係入させた状態で前記支柱の所定位置に嵌装された前記円筒状部への前記石突きの螺装により、前記支柱に固定されるように構成され、枢軸となる突軸を根元部の両側に備えた前記親骨の前記突軸を支持する突軸支持溝が、前記親骨枢支部の上面に開口する態様で各親骨収容溝の両側に所定の深さに形成され、前記突軸が前記突軸支持溝にて支持された態様ですべての親骨の根元部が前記親骨収容溝にそれぞれ収容された後に前記円筒状部の根元に嵌着される蓋部材により、前記突軸支持溝が蓋をされるように構成されてなる傘の上ろくろにおいて、
    中心孔の周囲に前記親骨枢支部を形成したフランジ状の環状体からなる第1部材と、
    前記支柱が挿通される中心孔と、前記蓋部材の嵌着部となるフランジ部と、該フランジ部の下方に連接された、前記第1部材に対して分離不能かつ相互回転不能に凹凸係合する態様で前記第1部材の中心孔に弾性的に挿入嵌着される円筒状の嵌着部と、前記フランジ部の上方に連接された、外周面に雄ねじを備えた半円筒体とからなる第2部材と、
    外周面に雄ねじを備えかつ内周面に前記係合突起を形成した半円筒体からなり、前記第2部材の半円筒体に側方から添着されて、前記第2部材とともに前記円筒状部を形成する第3部材とによって構成されてなり、
    前記第2部材の前記円筒状の嵌着部が、該嵌着部に対し弾性を与えるために下端から軸線方向に上方へ延びる溝を備えており、
    前記蓋部材が、ゴムまたは弾力性を有する樹脂材料からなる弾性材料で形成された、前記円筒状部の根元よりも僅かに小さい内径を有する環状体からなり、弾性により内径を拡大させて前記円筒状部の根元に嵌着せしめられ、かつ内径を縮小させようとする弾性により嵌着状態を保つものであることを特徴とする傘の上ろくろ。
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