JP2001332706A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001332706A
JP2001332706A JP2000147157A JP2000147157A JP2001332706A JP 2001332706 A JP2001332706 A JP 2001332706A JP 2000147157 A JP2000147157 A JP 2000147157A JP 2000147157 A JP2000147157 A JP 2000147157A JP 2001332706 A JP2001332706 A JP 2001332706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SGI応力の影響を軽減したペアトランジス
タを持つ半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 差動形態で動作する第1と第2MOSF
ETとを第1方向に並んで配置し、かかる第1と第2M
OSFETからなる組の複数個を上記第1方向と直交す
る第2方向に配置し、上記第1MOSFETと隣接する
第1素子形成領域との間に設けられる第1SGIと、上
記第2MOSFETと隣接する2素子形成領域との間に
設けられる第2SGIのそれぞれにおいて、上記第1S
GIから上記第1MOSFETの素子形成領域に向かう
応力と、上記第2SGIから上記第2MOSFETの素
子形成領域に向かう応力との差を軽減するように上記第
2方向に延長してダミーの素子形成領域を設けて応力干
渉防止パターンとしての役割を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、例えばダイナミック型RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)のセンスアンプ部の素子レイアウト
技術に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】256Mビットのような記憶容量を持つ
ダイナミック型RAM(以下、単にDRAMという)の
素子分離領域としてSGI(浅溝絶縁層)を用いるもの
がある。SGIでは、浅溝にシリコン酸化膜(SiO
2)系CVD膜を形成して素子分離領域として用いる。
このようなDRAMの例として、培風館発行「超LSI
メモリ」伊藤著がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7には、本願発明に
先立って検討された256MビットのDRAMに用いら
れているセンスアンプ部の活性領域およびゲート電極の
配置が示されている。この配置では、n型チャネルトラ
ンジスタが形成される領域とp型チャネルトランジスタ
が形成される領域のいずれの場合も、活性領域の左右に
おいて素子分離領域および別の活性領域の配置が異なっ
ている。つまり、n型チャネルトランジスタは、メモリ
セルとの間にはシェアードスイッチ用のトランジスタが
配置され、他方にはパワースイッチ用のトランジスタが
配置される。p型チャネルトランジスタは、上記n型チ
ャネルトランジスタとの間に上記パワースイッチ用トラ
ンジスタが配置され、他方にはプリチャージ回路を構成
するトランジスタが配置される。
【0004】同図の素子レイアウトパターンでは活性化
領域に斜線が付されており、構造断面ではそれと逆に素
子分離領域(SGI)に斜線が付されている。ただし、
斜線の方向は互いに逆向になっている。上記SGIから
の圧縮応力は、素子分離幅やその配置によって異なって
くるため、上記n型チャネルトランジスタが形成される
領域とp型チャネルトランジスタが形成される領域に加
わる圧縮応力は、活性領域の左右で異なってくる。通常
シリコン結晶は圧縮応力によってその特性が変化し、し
きい値電圧(以下、Vthという)への影響としてみて
みると100Mpaの圧縮応力で10数mV程度Vth
が低下する。
【0005】したがって、上記活性領域の左右で圧縮応
力に差が生じると、ペアトランジスタにVth差が生じ
てしまう。そのVth差が、そのままセンスアンプの感
度を低下させる。例えば、キャパシタに蓄積された電荷
が接合リーク電流によって減少して電荷量が図3の実線
に示すような経時変化すると、ワード線を選択状態にし
た時に選ばれるビット線に現れる信号電圧は、図3の実
線に示すような経時変化を示す。ここで、経過時間は、
キャパシタに情報を書き込みワード線を非選択状態にし
た時から選択状態にした時までの時間である。すなわ
ち、センスアンプの感度と信号電圧が一致する時間が情
報保持時間に対応する。
【0006】上記のようなVth差がそのままセンス感
度となる場合、図3に示すように、情報保持時間が短く
なってしまう。この結果、リフレツシュに必要なサイク
ルを半分にしなければならなくなり、リフレッシュ特性
が劣化してしまう。以上のように、素子の微細化を進め
るとSGI応力の影響を受けて、ペアトランジスタのV
th差が大きくなって、ペアトランジスタにオフセット
を生じしめてしまうことの結果、上記DRAMのセンス
アンプにあってはリフレッシュ特性を急激に劣化させて
しまうことが本願発明者等の研究によって明らかにされ
た。
【0007】この発明の目的は、SGI応力の影響を軽
減したペアトランジスタを持つ半導体集積回路装置を提
供することにある。この発明の他の目的は、素子の微細
化を図りつつ、動作マージンの改善を図ったペアトラン
ジスタを持つ半導体集積回路装置を提供することにあ
る。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特
徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる
であろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。差動形態で動作する第1と第2MOS
FETとを第1方向に並んで配置し、かかる第1と第2
MOSFETからなる組の複数個を上記第1方向と直交
する第2方向に配置し、上記第1MOSFETと隣接す
る第1素子形成領域との間に設けられる第1SGIと、
上記第2MOSFETと隣接する2素子形成領域との間
に設けられる第2SGIのそれぞれにおいて、上記第1
SGIから上記第1MOSFETの素子形成領域に向か
う応力と、上記第2SGIから上記第2MOSFETの
素子形成領域に向かう応力との差を軽減するように上記
第2方向に延長してダミーの素子形成領域を設けて応力
干渉防止パターンとしての役割を持たせる。
【0009】
【発明の実施の形態】図4には、この発明が適用される
ダイナミック型RAMの一実施例の概略レイアウト図が
示されている。同図の各回路ブロックは、公知の半導体
集積回路の製造技術によって、単結晶シリコンのような
1個の半導体基板上において形成される。同図の各回路
は、上記半導体基板上での幾何学的な配置にほぼ合わせ
て描かれている。この実施例では、メモリアレイは、全
体として4個に分けられて、メモリバンク(Bank)
0〜3を構成するようにされる。
【0010】上記メモリバンク0〜3は、半導体チップ
の長手方向に沿った上下に2個、左右に2個ずつに分割
されたメモリアレイに対応される。上記チップの長手方
向に沿った中央部分にアドレス入力回路、データ入出力
回路及びボンディングパッド列からなる周辺回路PER
Iが設けられる。この周辺回路PERIは、特に制限さ
れないが、ランダム・ロジック回路からなる各回路のレ
イアウトを合理的にするために、ランダム・ロジック回
路とボンディングパッドが並んで配置される。
【0011】上記図示しないが周辺回路PERIの例と
しては、昇圧電圧発生回路とその動作を制御する制御回
路、外部電源電圧VDDQを1/2に分圧して、差動回
路で構成された入力回路の参照電圧を形成する分圧回
路、入出力回路とそのクロックコントロール回路、Yプ
リデコーダとリード/ライトバッファ、周辺回路の動作
電圧を形成する降圧回路、VPP電圧が所望の電圧であ
るか否かを検出するVPPセンサ、上記降圧電圧VPE
RIを安定化する安定化容量、Xアドレスラッチ回路、
Yクロック回路、モードデコーダ/クロックバッファと
コマンド回路、Yカンウタとその制御回路、リフレッシ
ュ制御回路、ボンディングオプション回路、電源投入検
出回路等がある。
【0012】上述のように半導体チップの長手方向に沿
った上下に2個と、左右に2個ずつに分けられて合計4
個からなる各メモリアレイにおいて、長手方向に対して
左右方向の中間部にX系プリデコーダ回路ROWPDC
及び救済回路ROWRED、Y系プリデコーダ回路CO
LPDC及び救済回路COLREDが纏めて配置され
る。つまり、上記4個のメモリアレイにそれぞれ対応し
て、上記X系プリデコーダ回路ROWPDC及び救済回
路ROWRED、Y系プリデコーダ回路COLPDC及
び救済回路COLREDが上記左右2個ずつ設けられた
メモリアレイに対応して2組ずつ振り分けて設けられ
る。
【0013】上記メモリアレイの上記中間部分に沿って
前記同様にメインワードドライバ領域MWDが形成され
て、それぞれのメモリアレイに対応して下、上方側に延
長するように設けられたメインワード線をそれぞれが駆
動するようにされる。この構成では、前記同様なザブア
レイを用いた場合には、16個のサブアレイを貫通する
ようにメインワード線が延長される。特に制限されない
が、上記メモリアレイにおいて、上記チップ中央部分と
は反対側のチップ周辺側にYデコーダYDCが設けられ
る。
【0014】上記中央側に配置されたメインアンプMA
と周辺側に配置されたYデコーダYDCとにより上記4
分割されてなる各メモリアレイがそれぞれ挟さまれるよ
うに配置されるものである。この場合には、チップ中央
部には、縦方向と横方向に延長される配線チャンネルが
交差する部分が発生し、特に制限されないが、そこに安
定化容量Cが形成される。また、周辺回路等の隙間にも
分散して小さな容量値の安定化容量が適宜に設けられ
る。
【0015】この実施例においては、上記中央側に配置
されたメインアンプMAと周辺側に配置されたYデコー
ダYDCとにより上記4分割されてなる各メモリアレイ
が挟さまれるように配置される。上記メモリアレイは、
その1つが拡大して示されているように、複数のサブア
レイ15に分割される。かかるサブアレイ15は、それ
を挟むように配置されたセンスアンプ領域16、サブワ
ードドライバ領域17に囲まれて形成される。上記セン
スアンプアンプ領域16と、上記サブワードドライバ領
域17の交差部は交差領域18とされる。上記センスア
ンプ領域16に設けられるセンスアンプは、シェアード
センス方式により構成され、メモリセルアレイの両端に
配置されるセンスアンプを除いて、センスアンプを中心
にして左右に相補ビット線が設けられ、左右いずれかの
メモリセルアレイの相補ビット線に選択的に接続され
る。
【0016】1つのサブアレイ15は、図示しないが例
えば512本のサブワード線と、それと直交する512
対からなる相補ビット線(又はデータ線)とにより構成
される。なお、サブアレイには不良ワード線又は不良ビ
ット線の救済のために予備のワード線及び予備の相補ビ
ット線も設けられるものである。上記1つのメモリアレ
イにおいて、上記サブアレイがワード線の配列方向に1
6個設けられるから、全体としての上記サブワード線は
約8K分設けられ、ビット線の配列方向に16個設けら
れるから、相補ビット線は全体として約8K分設けられ
る。このようなメモリアレイが全体で4個設けられるか
ら、全体では4×8K×8K=256Mビットのような
記憶容量を持つようにされる。
【0017】上記1つのメモリアレイの分割されたサブ
アレイ15毎にサブワードドライバ(サブワード線駆動
回路)17が設けられる。サブワードドライバ17は、
上記のようにメインワード線に対して1/16の長さに
分割され、それと平行に延長されるサブワード線の選択
信号を形成する。この実施例では、メインワード線の数
を減らすために、言い換えるならば、メインワード線の
配線ピッチを緩やかにするために、特に制限されない
が、1つのメインワード線に対して、相補ビット線方向
に4本からなるサブワード線を配置させる。このように
メインワード線方向には8本に分割され、及び相補ビッ
ト線方向に対して4本ずつが割り当てられたサブワード
線の中から1本のサブワード線を選択するために、メイ
ンワードドライバMWDには図示しないサブワード選択
ドライバが配置される。このサブワード選択ドライバ
は、上記サブワードドライバの配列方向に延長される4
本のサブワード選択線の中から1つを選択する選択信号
を形成する。
【0018】図4のようなレイアウトを採用した場合に
おいて、Yアドレスが入力されると、アドレスバッファ
を通して上記メモリアレイの中間部に設けられた救済回
路、プリデコーダを介してチップの周辺側に配置された
YデコーダYDCに伝えられ、ここでY選択信号が形成
される。上記Y選択信号より1つのサブアレイの相補ビ
ット線が選択されて、それと反対側のチップ中央部側の
メインアンプMAに伝えられ、増幅されて図示しない出
力回路を通して出力される。
【0019】この構成は、一見すると信号がチップを引
き回されて読み出し信号が出力されるまでの時間が長く
なるように判断される。しかし、救済回路には、アドレ
ス信号をそのまま入力する必要があるので、救済回路を
チップ中央のいずれかに配置すると、不良アドレスであ
るか否かの判定結果をまってプリデコーダの出力時間が
決定される。つまり、プリデコーダと救済回路とが離れ
ていると、そこでの信号遅延が実際のY選択動作を遅ら
せる原因となる。
【0020】この実施例では、メモリアレイを挟んでメ
インアンプMAとYデコーダYDCが両側に配置される
ため、サブアレイの相補ビット線を選択するための信号
伝達経路と、選択された相補ビット線から入出力線を通
ってメインアンプMAの入力に至る信号伝達経路との和
は、いずれの相補ビット線を選択しようともメモリアレ
イを横断するだけの信号伝達経路となって上記のように
1往復するものの半分に短縮できるものである。これに
より、メモリアクセスの高速化が可能になるものであ
る。
【0021】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と交差
エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他はブ
ロック図として示されている。
【0022】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャネル)には負のバックバイアス
電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上記バ
ックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に設定
される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上記
ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択MOS
FETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧VP
Pとされる。
【0023】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0024】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたn型チャネ
ルの増幅MOSFETQ5,Q6及びp型チャネルの増
幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるCMO
Sラッチ回路で構成される。n型チャネルMOSFET
Q5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接続され
る。p型チャネルMOSFETQ7とQ8のソースは、
共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソース線C
SNとCSPには、それぞれパワースイッチMOSFE
Tが接続される。n型チャネルの増幅MOSFETQ5
とQ6のソースが接続された共通ソース線CSNには、
n型チャネルのパワースイッチMOSFETQ14によ
り接地電位に対応した動作電圧が与えられる。
【0025】特に制限されないが、上記p型チャネルの
増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共通
ソース線CSPには、内部電圧VDLを供給するn型チ
ャネルのパワーMOSFETQ15が設けられる。上記
n型チャネルのパワーMOSFETQ15のゲートに供
給されるセンスアンプ活性化信号SAPのハイレベルは
昇圧電圧VPPレベルの信号とされる。つまり、昇圧電
圧VPPは、約3.6Vであるので、上記n型チャネル
MOSFETQ15を十分にオン状態してソース側から
内部電圧VDLに対応した電圧を出力させることができ
る。
【0026】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリチ
ャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示しな
いが、上記クロスエリアにインバータ回路を設けて、そ
の立ち上がりや立ち上がりを高速にする。つまり、メモ
リアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行し
て、各クロスエリアに分散して設けられたインバータ回
路を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFE
TQ9〜Q11を高速に切り替えるようにするものであ
る。
【0027】上記クロスエリア18には、IOスイッチ
回路IOSW(ローカルIOとメインIOを接続するス
イッチMOSFETQ19,Q20)が置かれる。さら
に、図3に示した回路以外にも、必要に応じて、センス
アンプのコモンソース線CSPとCSNのハーフプリチ
ャージ回路、ローカル入出力線LIOのハーフプリチャ
ージ回路、メイン入出力線のVDLプリチャージ回路、
シェアード選択信号線SHRとSHLの分散ドライバ回
路等も設けられる。
【0028】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
【0029】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたn
型チャネルMOSFETQ19とQ20からなるIOス
イッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接続
されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続される。
【0030】上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス
信号を解読して形成された選択信号よりスイッチ制御さ
れれる。なお、IOスイッチ回路は、上記n型チャネル
MOSFETQ19とQ20のそれぞれにp型チャネル
MOSFETを並列に接続したCMOSスイッチ構成と
してもよい。シンクロナスDRAMのバーストモードで
は、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り
換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO1B
及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつの相
補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換えられ
る。
【0031】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VDDQにより動作させられ、上記プ
リデコーダは、それを降圧した降圧電圧VPERI(V
DD)により動作させられ、上記メインワードドライバ
12は、昇圧電圧VPPにより動作させられる。このメ
インワードドライバ12として、上記プリデコード信号
を受けるレベル変換機能付論理回路が用いられる。カラ
ムデコーダ(ドライバ)53は、上記アドレスバフッァ
51の時分割的な動作によって供給されるYアドレス信
号を受けて、上記選択信号YSを形成する。
【0032】上記メインアンプ61は、前記降圧電圧V
PERI(VDD)により動作させられ、外部端子から
供給される電源電圧VDDQで動作させられる出力バッ
ファ62を通して外部端子Dout から出力される。外部
端子Dinから入力される書き込み信号は、入力バッファ
63を通して取り込まれ、同図においてメインアンプ6
1に含まれるライトアンプ(ライトドライバ)を通して
上記メイン入出力線MIOとMIOBに書き込み信号を
供給する。上記出力バッファ62の入力部には、レベル
変換回路とその出力信号を上記クロック信号に対応した
タイミング信号に同期させて出力させるための論理部が
設けられる。
【0033】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDQは、第1の形態では3.3V
にされ、内部回路に供給される降圧電圧VPERI(V
DD)は2.5Vに設定され、上記センスアンプの動作
電圧VDLは1.8Vとされる。そして、ワード線の選
択信号(昇圧電圧)は、3.6Vにされる。ビット線の
プリチャージ電圧VBLRは、VDL/2に対応した
0.9Vにされ、プレート電圧VPLTも0.9Vにさ
れる。そして、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。
上記外部端子から供給される電源電圧VDDQは、第2
の形態として2.5Vのような低電圧にされてもよい。
このように低い電源電圧VDDQのときには、降圧電圧
VPERI(VDD)と、降圧電圧VDLを1.8V程
度と同じくしてもよい。
【0034】あるいは、外部端子から供給される電源電
圧VDDQは3.3Vにされ、内部回路に供給される降
圧電圧VPERI(VDD)とセンスアンプの動作電圧
VDLとを同じく2.0V又は1.8Vのようにしても
よい。このように外部電源電圧VDDQに対して内部電
圧は、種々の実施形態を採ることができる。
【0035】図6には、この発明が適用されるダイナミ
ック型RAMのセンスアンプ部の一実施例の回路図が示
されている。この実施例のMOSFETに付された回路
記号は、前記図5に示したものと対応している。センス
アンプの単位回路を前記説明したようにn型チャネルM
OSFETQ5とQ6及びp型チャネルMOSFETQ
7とQ8から構成される。これらのラッチ形態のn型チ
ャネルMOSFETQ5とQ6及びp型チャネルMOS
FETQ7とQ8のソースは、前記同じサブアレイに対
応して設けられる図示しない他の同様なセンスアンプを
構成するn型チャネルMOSFET及びp型チャネルM
OSFETのソースとをそれぞれ共通接続される共通ソ
ース線CSNとCSPに接続される。
【0036】上記共通ソース線CSNには、タイミング
信号SANを受けるn型チャネルMOSFETQ14を
介して動作電圧VSSAが供給され、上記共通ソース線
CSPには、タイミング信号SAPを受けるn型チャネ
ルMOSFETQ15を介して動作電圧VDLが供給さ
れる。この実施例では、上記センスアンプの一方の動作
電圧とされる接地電位VSSAは、前記周辺回路等から
のノイズの影響を受けないようにするために、その接地
電位VSSとは分離された接地線により外部端子から供
給される接地電位が与えられる。つまり、センスアンプ
に与えられる接地電位VSSAは、上記周辺回路や入出
力回路とは別に設けられた配線により外部端子から直接
的に回路の接地電位が与えられる。
【0037】上記ラッチ回路の一対の入出力ノード(セ
ンスノード)SATとSABには、それらを短絡するイ
コライズMOSFETQ11と、ハーフプリチャージ電
圧VBLRを上記センスノードSATとSABに伝える
プリチャージMOSFETQ9とQ10とからなるプリ
チャージ回路が設けられる。また、上記センスノードS
ATとSABは、ゲートにカラム選択信号YSが供給さ
れるカラムスイッチMOSFETQ12とQ13を介し
てローカル入出力線LIOTとLIOBに接続される。
上記カラム選択信号YSは、特に制限されないが、4対
のLIOに対応した上記選択スイッチMOSFETに共
通に供給される。そして、上記センスアンプ部を挟んで
左側に設けられる相補ビット線BLLT,BLLBとの
間には、シェアードスイッチMOSFETQ1とQ2が
設けられ、右側に設けられる相補ビット線BLRTとB
LRBとの間には、シェアードスイッチMOSFETQ
3とQ4が設けられる。
【0038】上記シェアードスイッチMOSFETQ1
とQ2のゲートには、制御信号SHLが供給され、上記
シェアードスイッチMOSFETQ3とQ4のゲートに
は、制御信号SHRが供給される。上記センスアンプ部
の左側の相補ビット線BLLTとBLLBとそれと直交
するように配置されたサブワード線SWL1,SWL2
等とのそれぞれの交点に前記のようなアドレス選択MO
SFETQmと記憶キャパシタCsからなるダイナミッ
ク型メモリセルが設けられる。同様に、上記センスアン
プ部の右側の相補ビット線BLRTとBLRBとそれと
直交するように配置されたサブワード線SWL3,SW
L4等とのそれぞれの交点に前記のようなアドレス選択
MOSFETQmと記憶キャパシタCsからなるダイナ
ミック型メモリセルが設けられる。
【0039】図1には、この発明に係るダイナミック型
RAMに用いられるセンスアンプ部の一実施例の構成図
が示されている。前記7と同様に同図の素子レイアウト
パターンでは活性化領域に斜線が付されており、構造断
面ではそれと逆に素子分離領域(SGI)に斜線が付さ
れている。ただし、斜線の方向は互いに逆向になってい
る。この実施例では、図7と同様に同図の上側から順に
シェアードスイッチMOSFETQ1−2、プリチャー
ジ回路を構成するMOSFETQ9−11、カラム選択
回路を構成するスイッチMOSFETQ12−13、C
MOSラッチ回路を構成するp型チャネル増幅MOSF
ETQ7−8、上記パワースイッチMOSFETQ14
とQ15の形成領域を挟んでCMOSラッチ回路を構成
するn型チャネル増幅MOSFETQ5−6、及びシェ
アードスイッチMOSFETQ3−4のように配置され
る。
【0040】上記カラムスイッチMOSFETQ12−
13とp型チャネルMOSFETQ7−8の間に設けら
れる活性化領域は、p型チャネルMOSFETが形成さ
れる図示しないn型ウェル領域、及びn型チャネルMO
SFETが形成される図示しないp型ウェル領域にVD
L又はVSSのようなバイアス電圧を与えるコンタクト
領域CONTとして用いられる。
【0041】上記パワースイッチMOSFETQ14と
Q15(同図ではそのうちの1つが示されている)は、
センスアンプ列に沿ってゲートが延長されるよう、例え
ば上記シェアードスイッチMOSFETQ1−2等に比
べてチャンネル幅が十分に大きく、言い換えるならば、
素子サイズが大きく形成されて大きな電流を流すことが
できるようにされる。このようにセンスアンプを駆動す
るパワースイッチMOSFETをセンスアンプ列に分散
配置した場合には、センスノードとパワースイッチMO
SFETとの間の距離が短くでき、サブアレイに設けら
れる複数のセンスアンプの動作タイミングを相互に均一
にすることができるとともに、クロスエリアを他の回路
(例えばメイン入出力線のサブ増幅回路)等を設けるた
めに有効利用することができる。
【0042】図1に示すように、センスアンプを構成す
るn型チャネルトランジスタ及びp型チャネルトランジ
スタの活性領域の近傍に別の活性領域が設けられる。つ
まり、上記各トランジスタQ5−6とQ7−8が隣接す
る素子分離領域SGIにいわばダミーの活性化領域が応
力干渉防止パターンとして設けられる。断面構造におい
て、上記ダミーの活性化領域によってSGIが分断され
ていることが判る。
【0043】この実施例のように、センスアンプを構成
するトランジスタの活性領域の近傍に別の活性領域(応
力干渉防止パターン)を設けると、その周辺からの受け
る応力は別に設けた活性領域に影響するものとなる。つ
まり、センスアンプを構成するトランジスタの活性領域
への応力は、別に設けた活性領域との間のSGI応力で
殆ど決まることになる。すなわち、この実施例において
別に設けた活性領域である応力干渉防止用パターンは、
その周辺からの応力差を吸収するような役割を果たすも
のとなる。
【0044】当然、センスアンプを構成するトランジス
タの活性領域と別に設けた活性領域との間のSGI応力
は、活性領域を別に設けない場合より大きくなる。しか
しながら、センスアンプを構成するトランジスタの活性
領域と別に設けた活性領域との間隔を同じにすれば、セ
ンスアンプを構成するトランジスタの活性領域左右で同
等の応力(応力中)となって、ペアMOSFETQ5と
Q6及びQ7とQ8のVth差を小さくすることができ
る。この結果、センスアンプのオフセットが低減でき、
その分感度が高くなって図3の特性図のように20mV
程度までの信号をセンスすることができ、情報保持時間
を前記図7のレイアウトの場合に比べて約2倍も長くす
ることができる。
【0045】基板表面が(100)面方位から数°オフ
アングルを持った基板を用いた場合には、図2に示すよ
うに、SGI側壁の傾きが上記トランジスタの活性領域
の両端で異なるものとなる。この場合には、側壁傾きが
大きい方のSGI幅を大きくし、側壁傾きが小さい方の
SGI幅を相対的に小さくする。具体的には、上記のよ
うにダミーの活性化領域(応力干渉防止パターン)を設
ける位置を調整して、上記トランジスタの活性化領域に
対する傾きが大のときには上記SGI幅を大きくし、傾
きが小の側ではSGI幅を小さく設定する。
【0046】この理由は、上記SGIはその密度が粗で
あるために上記大きな応力を発生させる傾き大のSGI
は、その幅を大きくしてSGI自体で発生する応力を小
さくする。つまり、SGI自体が応力を吸収してしまう
ので、その幅を大きくすることで予め発生する応力を小
さくしてトランジスタの活性化領域に与える応力を弱め
るものである。これに対して、傾き小のSGIでは、S
GI幅を相対的に小さくして傾き小に見合った大き目の
応力を発生させて、上記活性化領域に与える応力のバラ
ンスを採るものである。
【0047】上記のようにセンスアンプを構成するトラ
ンジスタの活性領域の近傍に、その周辺からの応力干渉
を少なくするために別の活性領域(応力干渉防止パター
ン又はダミー活性化領域)を設けことにより、活性領域
左右での応力起因のVth差を小さくできる。その分セ
ンスアンプの感度を高めることができるので、図3に示
したように極端な情報保持時間の短縮を防止できる。そ
の結果、リフレッシュ特性劣化を防止することができ
る。本願発明者による回路シュミレーションにおいて
は、図7のようなセンスアンプのレイアウトでは約50
mV程度あったペアトランジスタのVth差を20mV
程度以内にすることができ、情報保持時間を従来の15
0msから300msに約2倍に長くすることができ
た。
【0048】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 差動形態で動作する第1と第2MOSFETと
を第1方向に並んで配置し、かかる第1と第2MOSF
ETからなる組の複数個を上記第1方向と直交する第2
方向に配置し、上記第1MOSFETと隣接する第1素
子形成領域との間に設けられる第1SGIと、上記第2
MOSFETと隣接する2素子形成領域との間に設けら
れる第2SGIのそれぞれにおいて、上記第1SGIか
ら上記第1MOSFETの素子形成領域に向かう応力
と、上記第2SGIから上記第2MOSFETの素子形
成領域に向かう応力との差を軽減するように上記第2方
向に延長してダミーの素子形成領域を設けて応力干渉防
止パターンとしての役割を持たせることにより、上記第
1と第2MOSFETからなるペア素子のしきい値電圧
差を小さくすることができるという効果が得られる。
【0049】(2) 上記に加えて、上記第1SGIの
上記第1MOSFETの素子形成領域に対する第1側壁
の傾きが、上記第2SGIの上記第2MOSFETの素
子形成領域に対する第2側壁の傾きより大きいとき、上
記第1SGIにおける応力干渉防止用パターンと上記第
1側壁との間の幅を、上記第2SGIにおける応力干渉
防止用パターンと上記第2側壁との間の幅に比べて大き
くすることにより、基板表面が(100)面方位から数
°オフアングルを持った基板を用いた場合にも上記第1
と第2MOSFETからなるペア素子のしきい値電圧差
を小さくすることができるという効果が得られる。
【0050】(3) 上記に加えて、複数のワード線と
複数の相補ビット線対と及びこれらのワード線と相補ビ
ット線対に対応して設けられた複数のダイナミック型メ
モリセルからなるメモリセルアレイを持つダイナミック
型RAMにおいて、上記第1MOSFETと第2MOS
FETを、n型チャネルMOSFETにより構成される
一対と、p型チャネルMOSFETにより構成される一
対とによってCMOSラッチ回路を構成するものとし、
上記複数の相補ビット線対の信号を増幅するセンスアン
プとすることにより、動作マージンの改善を図ることが
できるという効果が得られる。
【0051】(4) 上記に加えて、上記CMOSラッ
チ回路は上記メモリセルアレイの2つの間に配置し、上
記2つのメモリセルアレイの間には、上記CMOSラッ
チ回路の他に、上記ビット線をプリチャージするプリチ
ャージ回路、上記2つのメモリセルアレイのビット線と
上記CMOSラッチ回路の入出力ノードとの間に設けら
れる選択スイッチ回路、及び上記CMOSラッチ回路の
入出力ノードと入出力線との間に設けられるカラムスイ
ッチ回路を設けことにより、高密度の回路レイアウトを
実現しつつ、動作マージンの改善、ひいてはメモリセル
の情報保持時間を長くすることができるという効果が得
られる。
【0052】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、セン
スアンプは、前記のようなシェアードセンスアンプ方式
のものの他、ビット線とセンスアンプとが一対一に対応
して設けちらるもの、あるいは1交点方式のものにも同
様に適用することができる。この発明に係るペアMOS
FET(トランジスタ)は、前記のようなセンスアンプ
を構成するものの他、多数のペア素子が並んで配置され
る各種MOSFET回路に広く利用することができる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。差動形態で動作する第1と第2MOS
FETとを第1方向に並んで配置し、かかる第1と第2
MOSFETからなる組の複数個を上記第1方向と直交
する第2方向に配置し、上記第1MOSFETと隣接す
る第1素子形成領域との間に設けられる第1SGIと、
上記第2MOSFETと隣接する2素子形成領域との間
に設けられる第2SGIのそれぞれにおいて、上記第1
SGIから上記第1MOSFETの素子形成領域に向か
う応力と、上記第2SGIから上記第2MOSFETの
素子形成領域に向かう応力との差を軽減するように上記
第2方向に延長してダミーの素子形成領域を設けて応力
干渉防止パターンとしての役割を持たせることにより、
上記第1と第2MOSFETからなるペア素子のしきい
値電圧差を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダイナミック型RAMに用いら
れるセンスアンプ部の一実施例を示す構成図である。
【図2】この発明の他の一実施例を示す概略形成領域断
面図である。
【図3】この発明を説明するためのメモリセルの情報記
憶特性図である。
【図4】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示す概略レイアウト図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMのセンス
アンプ部を中心にし一実施例の回路図である。
【図6】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
センスアンプ部の一実施例を示す回路図である。
【図7】本願発明に先立って検討された256Mビット
のDRAMに用いられているセンスアンプ部の構成図で
ある。
【符号の説明】
Q1〜Q20…MOSFET、XDC…Xデコーダ、Y
DC…Yデコーダ、MA…メインアンプ、MWD…メイ
ンワードドライバ、PERI…周辺回路、ROWPDC
…X系プリデコーダ回路、ROWRED…X系救済回
路、COLPDC…Y系プリデコーダ回路、COLRE
D…Y系救済回路、15…サブアレイ、16…センスア
ンプ領域、17…サブワードドライバ領域、18…交差
アリア、51…アドレスバッファ、52…プリデコー
ダ、11…メインローデコーダ、12…メインワードド
ライバ、53…カラムデコーダ、61…メインアンプ、
62…入力バッファ、63…出力バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/08 331 Fターム(参考) 5F032 AA34 BA08 CA23 5F048 AA07 AB01 AC03 BG11 5F083 AD00 GA12 GA30 LA03 LA10 NA01 ZA10 ZA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動形態で動作し、第1方向に並んで設
    けられる第1と第2MOSFETの複数組が上記第1方
    向と直交する第2方向に配置され、 上記第1MOSFETと隣接して設けられる第1素子形
    成領域との間に設けられる第1SGIと、 上記第2MOSFETと隣接して設けられる2素子形成
    領域との間に設けられる第2SGIとを備え、 上記第1と第2SGIのそれぞれにおいて、上記第1S
    GIから上記第1MOSFETの素子形成領域に向かう
    応力と、上記第2SGIから上記第2MOSFETの素
    子形成領域に向かう応力との差を軽減するように上記第
    2方向に延長されるダミーの素子形成領域を応力干渉防
    止パターンとして設けてなることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1SGIの上記第1MOSFETの素子形成領域
    に対する第1側壁の傾きが、上記第2SGIの上記第2
    MOSFETの素子形成領域に対する第2側壁の傾きよ
    り大きいとき、上記第1SGIにおける応力干渉防止用
    パターンと上記第1側壁との間の幅を、上記第2SGI
    における応力干渉防止用パターンと上記第2側壁との間
    の幅に比べて大きくしてなることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 複数のワード線と複数の相補ビット線対と及びこれらの
    ワード線と相補ビット線対に対応して設けられた複数の
    ダイナミック型メモリセルからなるメモリセルアレイを
    更に備え、 上記第1MOSFETと第2MOSFETは、n型チャ
    ネルMOSFETにより構成される一対と、p型チャネ
    ルMOSFETにより構成される一対とによってCMO
    Sラッチ回路を構成するものであり、上記複数の相補ビ
    ット線対の信号を増幅するセンスアンプを構成するもの
    であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記CMOSラッチ回路は上記メモリセルアレイの2つ
    の間に配置され、 上記2つのメモリセルアレイの間には、上記CMOSラ
    ッチ回路の他に、上記ビット線をプリチャージするプリ
    チャージ回路、上記2つのメモリセルアレイのビット線
    と上記CMOSラッチ回路の入出力ノードとの間に設け
    られる選択スイッチ回路、及び上記CMOSラッチ回路
    の入出力ノードと入出力線との間に設けられるカラムス
    イッチ回路を含むものであることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
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