JP2001332567A - 電界効果トランジスタの保護回路 - Google Patents

電界効果トランジスタの保護回路

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JP2001332567A JP2000150349A JP2000150349A JP2001332567A JP 2001332567 A JP2001332567 A JP 2001332567A JP 2000150349 A JP2000150349 A JP 2000150349A JP 2000150349 A JP2000150349 A JP 2000150349A JP 2001332567 A JP2001332567 A JP 2001332567A
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光宏 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターンレイアウトに対する制約及びプロセ
ス工程を増やすことなく作製できる構成の電界効果トラ
ンジスタの保護回路を提供する。 【解決手段】 本電界効果トランジスタの保護回路10
は、ショットキーゲートHFETの保護回路であって、
縦続接続させた5個の順方向のダイオード12からなる
ダイオード列14と、1個の逆方向のダイオード16と
を並列接続した回路であって、HFETのゲート電極に
接続されたゲート線Vggは、保護回路10を介して接
地されている。ダイオード12、16は、ショットキー
ゲートHFETと一体的に形成されたダイオードであっ
て、GaAs基板上に成膜されたn + −GaAsキャッ
プ層と、n+ −GaAsキャップ層上に形成されたショ
ットキー電極とからなるショットキーバリア・ダイオー
ドとして構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタの保護回路に関し、更に詳細には、電界効果トラン
ジスタ、特にJFET、MESFET、HFET等のゲ
ート電極をサージ破壊から保護し、FETの耐サージ性
を高める保護回路であって、所要プロセス工程数を少な
くするために、FETと一体的に形成されたダイオード
を保護素子とする、FETの保護回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】GaAs系等の化合物半導体層の積層構
造を有する化合物半導体系の電界効果トランジスタは、
電子移動度が高く、良好な高周波特性を有するので、携
帯電話などの高周波領域の分野で広く用いられている。
ところで、化合物半導体系電界効果トランジスタのゲー
ト電極は、その耐サージ性が、所望の用途、構造、寸法
の電界効果トランジスタに要求される程、高くないこと
が知られている。特に、パワーアンプやアンテナスイッ
チのバイアス調節用回路等で用いられている、ゲート幅
の小さい、例えばゲート幅が10μmから20μmのJ
FET、MESFET、HFET等の化合物半導体系電
界効果トランジスタは、ゲート電極の耐サージ性が極め
て低く、20Vから30Vのサージ電圧でゲート電極の
耐圧が破壊されることがある。
【0003】JFETは、接合型電界効果トランジスタ
(JFET:Junction Field Effect Transistor)の略
記であって、pn接合を利用して電流変調を行う素子で
ある。MESFETは、ショットキーバリアゲート型電
界効果トランジスタ(MESFET:Metal-Semiconduc
tor Field Effect Transistor )の略記であって、ショ
ットキー接合を利用して電流変調を行う素子である。ま
た、HFETは、ヘテロ接合型電界効果トランジスタ
(HFET:Heterojunction Field Effect Transisto
r)の略記であって、ヘテロ接合を利用して電流変調を
行う素子である。
【0004】そこで、耐サージ性を高めて、FETのゲ
ート電極を破壊から保護するために、保護素子を備え、
FETを保護する保護回路がFETのゲート電極に設け
られている。ここで、図5及び図6を参照して、従来の
保護回路の構成を説明する。図5は従来例1の保護回路
の構成を示す回路図、図6(a)及び(b)は、それぞ
れ、従来例2の二つの例を示す回路図である。従来例1
の保護回路70は、図5に示すように、逆方向のダイオ
ード72を介して、FETのゲート電極に接続するVg
gを接地させるともに、逆方向のダイオード74を介し
てVggをドレイン線Vddに接続させた回路である。
【0005】従来例2の第1の保護回路76は、図6
(a)に示すように、順方向のpn接合ダイオード78
と逆方向のnp接合ダイオード80とを縦続接続させた
ダイオード列を介してVggを接地させたpnp型保護
回路である。従来例2の第2の保護回路82は、図6
(b)に示すように、逆方向のnp接合ダイオード84
と順方向のpn接合ダイオード86とを縦続接続させた
ダイオード列を介してVggを接地させたnpn型保護
回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の保護回路は、それぞれ、以下に説明するような問題が
あった。高周波領域で動作させるGaAsMESFET
のような電界効果トランジスタでは、グランド線を大き
くすること、即ちグランド線を強化することにより、高
周波特性の低下、即ち高周波領域でのゲインの低下を防
いでいるが、従来例1の保護回路では、図5に示す構成
から判るように、バイアス調整用の端子、つまりゲート
端子とドレイン端子とを相互に近付けることが必要にな
る。この結果、ゲート端子とドレイン端子とを相互に近
付けることがパターンレイアウトに対する制約となっ
て、パターンレイアウト上で好ましくないという問題が
あった。また、従来例2の第1及び第2の保護回路で
は、所望の耐サージ性を確保できないという問題があっ
た。
【0007】ところで、化合物半導体基板上に化合物半
導体層の積層構造をエピタキシャル成長させてなる化合
物半導体系のFETの場合には、保護素子を形成するた
めに別途にチャネル濃度を調節するようなことはプロセ
ス上から出来ない。そのため、例えば、FETのサージ
耐圧を向上させる際には、FETのゲート、ドレイン間
の距離を長く設定することにより、サージ耐圧の向上を
図っている。このように、化合物半導体系のFETで
は、レイアウトを調整することにより、耐サージ性の向
上を図ること以外には、耐サージを向上させる方法がな
かった。
【0008】しかし、近年、電源電圧の低下に伴い、F
ETの所要のゲート・ドレイン間耐圧が小さくて済むよ
うにまって、ゲート・ドレイン間の距離は狭くなり、例
えば、ゲート・ドレイン間距離がレイアウトのデザイン
ルールの最小寸法にまで縮小されるようになっている。
このような場合、保護素子としてのダイオードのDC耐
圧を更に小さくする必要があるにもかかわず、FETの
パターンレイアウト上で、ダイオードの接合間距離を狭
めることが出来なくなってきた。一方、ショットキー電
極やpn接合電極を例えばドーピング濃度の高い、つま
りキャリア濃度の高いn+ 領域に設けることにより、D
C耐圧を小さくすることができるものの、同時にリーク
電流が増加するといった問題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、電界効果トラン
ジスタのパターンレイアウトを制約することなく、かつ
プロセス工程を増やすことなく作製できる構成の電界効
果トランジスタの保護回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するためには、電界効果トランジスタの保護回路、
特に バイアス調整回路の保護回路に対して必要な条件
は、次の3条件であると考えた。 (1)電源電圧が印加された状態で、保護回路のリーク
電流が少ないこと (2)バイアス調整回路の最初に設けられたトランジス
タ、ダイオードの耐圧よりも、耐圧が小さいこと、及び (3)対サージ耐圧が大きいこと、 これらの3条件を満足する電界効果トランジスタの保護
回路として、順方向のダイオードと逆方向のダイオード
とを並列に接続したダイオード・ユニットを有する保護
回路を着想し、研究を重ねて、本発明を発明するに到っ
た。
【0011】上記目的を達成するために、本発明に係る
電界効果トランジスタの保護回路は、電界効果トランジ
スタのゲート電極をサージ破壊から保護する保護回路で
あって、複数個の順方向の第1のダイオードを縦続接続
させた列と、逆方向の第2のダイオードとを並列接続さ
せてなるダイオード列を備え、ダイオード列を介して、
電界効果トランジスタのゲート電極を接地していること
を特徴としている。
【0012】本発明では、ダイオード列内の第1のダイ
オード及び第2のダイオードの数は、任意であって、例
えば第1のダイオードが複数個で、第2のダイオードが
一つであっても良い。第1及び第2のダイオードが複数
個の場合には、第1及び第2のダイオードは、それぞ
れ、順次、縦続接続される。また、第1のダイオードが
複数個で、第2のダイオードが第1のダイオードと同じ
数であっても良い。本発明では、ダイオード一つ一つの
リーク電流が大きいものの、ダイオードを複数個、例え
ば2個のダイオードを縦続接続することにより、一つの
ダイオードに印加される電圧が、保護素子として一つの
ダイオードしか有しない場合にダイオードに印加される
電圧の半分になり、リーク電流を抑えることができる。
【0013】本発明では、保護回路のリーク電流が、電
界効果トランジスタに要求されるゲート電極の最大定格
のリーク電流値以下になるように、ダイオード列の順方
向の第1のダイオードの数が定められている。即ち、順
方向の第1のダイオードの数は、上述のようにして定め
られた数以上であれば良い。換言すれば、ゲート電極の
最大定格のリーク電流値が小さいときには、第1のダイ
オードの数を増やし、逆にゲート電極の最大定格のリー
ク電流値が大きいときには、第1のダイオードの数を減
らす。本発明の保護回路のリーク電流が小さくなるの
で、保護回路を付設した回路全体としての消費電力を抑
えることができる。
【0014】本発明の好適な実施態様では、ダイオード
列のダイオードは、ドーピング濃度の高いn型領域上に
設けられたショットキー電極として、ドーピング濃度の
高いn型領域とpn接合する電極として形成されてい
る。
【0015】本発明の更に好適な実施態様では、電界効
果トランジスタが、接合型電界効果トランジスタ(JF
ET)、ショットキーバリアゲート型電界効果トランジ
スタ(MESFET)、及びヘテロ接合型電界効果トラ
ンジスタ(HFET)のいずれかであって、ダイオード
が、化合物半導体の基板上の電界効果トランジスタと一
体的に形成された化合物半導体素子として構成されてい
る。これにより、化合物半導体基板上に作成されるバイ
アス調整回路に対する保護回路を、プロセス工程を増や
すことなく、また、バイアス調整回路のパターンレイア
ウトを制約することなく、形成することができる。
【0016】本発明に係る電界効果トランジスタの保護
回路は、電界効果トランジスタの種類に制約なく適用で
きる。特に、携帯電話、PHS、高周波を扱うシステム
に搭載した電子機器等で多用されるパワーアンプ、アン
テナスイッチ、ローノイズアンプ、ミキサー等の回路に
設けられた化合物半導体系の電界効果トランジスタの保
護回路として最適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、実
施形態例に基づいて本発明をより詳細に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る電界効果トランジスタの
保護回路の実施形態の一例であって、図1は本実施形態
例の電界効果トランジスタの保護回路の回路図及び図2
は保護回路を構成するダイオードの構造を示す断面図で
ある。本実施形態例の電界効果トランジスタの保護回路
10は、図1に示すように、MMIC(モノリシック・
マイクロIC)に設けられたショットキーゲートHFE
Tの保護回路であって、縦続接続させた5個の順方向の
ダイオード12からなるダイオード列14と、1個の逆
方向のダイオード16とを並列接続した回路であって、
HFETのゲート電極に接続されたゲート線Vggは、
保護回路10を介して接地されている。
【0018】本実施形態例の保護回路10を構成するダ
イオード12、16は、ゲート電極をサージ破壊から保
護すべきショットキーゲートHFETと一体的に形成さ
れたダイオードであって、図2に示すように、GaAs
基板18上に成膜されたn+−GaAsキャップ層20
と、n+ −GaAsキャップ層20上に形成されたショ
ットキー電極22とからなるショットキーバリア・ダイ
オードとして構成されている。n+ −GaAsキャップ
層20は、アイソレーション領域(素子分離領域)24
によって相互に分離された素子形成領域26に設けら
れ、n型ドーピング濃度、即ちn型のキャリア濃度が高
い、望ましくは、2×1018cm-3以上のキャリア濃度
の層である。
【0019】ショットキー電極22は、WN(窒化タン
グステン)などの高融点金属又はTi/Pt/Auなど
の積層金属膜としてn+ −GaAsキャップ層20上に
形成され、絶縁膜28によって相互に絶縁されている。
ダイオード12とダイオード16のショットキー電極2
2は、AuやAlなどの配線材料からなる配線30によ
って、相互に接続されている。
【0020】ダイオード列14を構成する、順方向のダ
イオード12の数は、Vggの電圧によって決められ
る。つまり、バイアス調整端子に入力される電圧(Vg
gの電圧)が印加された状態で、保護回路10に電流が
流れないような数のダイオード12が直列に縦続接続さ
れている。例えば、単純なHEMTの場合に、ショット
キーバリア・ダイオードの立上がり電圧が0.8V程
度、Vggの電圧が3VのDC電圧であるとき、順方向
の縦積みダイオード12の数は4個以上、逆方向に繋げ
るダイオードを1個にすることで、保護回路10の役割
が果たされる。立ち上がり電圧0.8Vのショットキー
バリア・ダイオードを4個直列に縦続接続させることに
より、順方向の立ち上がり電圧は3.2Vとなるので、
Vggの3V電源電圧が印加された状態でのリーク電流
は、極めて僅かである。バイアス調整端子にプラスのサ
ージ電圧が印加され、保護回路10に対する印加電圧が
3.2Vに達したとき、保護回路10のショットキーバ
リア・ダイオードに順方向電流が流れ始め、バイアス調
整回路に過大電流が流れるのを防止することができる。
また、マイナスのサージ電圧がバイアス調整端子に印加
されたときには、−0.8Vの印加電圧で逆方向に接続
されたダイオード16に電流が流れ、バイアス調整回路
に過大電流が流れるのを防止することができる。
【0021】本実施形態例の保護回路10を作製するに
は、MMICを構成するショットキーゲートHFETを
作製する工程と同じ工程で、GaAs基板18上にn+
−GaAsキャップ層20をエピタキシャル成長させ、
次いでアイソレーション領域24によって素子形成領域
26を相互に素子分離する。次いで、成長させたn+
GaAsキャップ層20をエッチングすることなく、n
+ −GaAsキャップ層20上にスパッタ法等によって
ショットキーゲートHFETのゲート電極と同じ金属材
料を使ってショットキー電極22を形成する。電極材料
として、例えばスパッタ法によってWN(窒化タングス
テン)などの高融点金属を堆積させたり、或いは電子銃
蒸着法(e−gun蒸着法)によってTi/Pt/Au
などの積層金属膜を形成しても良い。次いで、ショット
キー電極22同士をAuやAlなどの配線材料からなる
配線30で接続する。
【0022】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る電界効果トランジスタの
保護回路の実施形態の別の例であって、本実施形態例の
電界効果トランジスタの保護回路は、保護素子として、
ショットキー・バリア・ダイオードに代えてpn接合ダ
イオードを用いていることを除いて、実施形態例1と同
じ構成を備えている。ヘテロ接合を有するFET(HF
ET)には、例えば、特開平11−150264号公報
(特願平9−249217)に示されるようなデバイス
がある。ここで、図3を参照して、前掲公報に開示され
ているHFETの構成を説明する。図3は、HFETの
構成を示す断面図である。本例のHFET40は、図3
に示すように、GaAs基板42上に、順次、成膜され
たバッファ層44、AlGaAsからなる第2の障壁層
46、InGaAsからなるチャネル層48、及び、A
lGaAsからなる第1の障壁層50の積層構造を有す
る。
【0023】第1の障壁層50は、n型不純物を含むキ
ャリア供給領域50aと、不純物を含まない高抵抗領域
50bと、p型不純物を含むp型低抵抗領域50cとか
ら構成されている。p型低抵抗領域50cは、不純物の
拡散により高抵抗領域50bに埋め込まれたゲート電極
52に接して形成されている。図3中、54及び56
は、それぞれ、ソース電極及びドレイン電極である。上
述のHFET40は、n+ 層50bにp型不純物を拡散
した構造50cを備えている。p型不純物の拡散深さ
が、n+ 層50bの厚さ以上であっても、n+層の厚さ
以下であってもかまわない。
【0024】本実施形態例では、pn接合ダイオード
は、n+ 層50bとp型低抵抗領域50cとで構成され
る。上述のHFET40の保護回路としては、ショット
キーバリア・ダイオードを用いるよりも、本実施形態例
のように、pn接合ダイオード又はpinダイオードを
用いた方が、ダイオードの立上がり電圧が大きいので、
直列に繋ぐダイオードの数を少なくすることができる。
本実施形態例で保護素子として用いたpn接合ダイオー
ドの作用は、実施形態例1のショットキー・バリア・ダ
イオードと同じである。
【0025】実施形態例3 本実施形態例は、本発明に係る保護回路をRF(高周波
信号)の入力端子に適用した実施形態の一例であって、
図4は本実施形態例の保護回路の回路図である。本実施
形態例の保護回路60は、図4に示すように、縦続接続
させた5個の順方向のダイオード62からなるダイオー
ド列64と、縦続接続させた5個の逆方向のダイオード
66からなるダイオード列68とを並列接続した回路で
あって、HFETのゲート電極に接続されたゲート線V
ggは、保護回路60を介して接地されている。本実施
形態例の保護回路60は、逆方向にも充分なDC耐圧を
必要としているので、逆方向にも5個のダイオード66
を直列に接続している。これにより、順方向、逆方向と
もに十分なDC耐圧を確保することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、複数個の順方向の第1
のダイオードの列と、逆方向の第2のダイオードとを並
列接続させたダイオード列を備え、ダイオード列を介し
て、電界効果トランジスタのゲート電極を接地すること
により、電界効果トランジスタのパターンレイアウトを
制約することなく、電界効果トランジスタの保護回路を
形成することができる。また、本発明に係る保護回路の
リーク電流は従来に比べて小さいので、保護回路を付設
した電界効果トランジスタ全体の消費電力を抑制するこ
とができる。また、本発明に係る保護回路は、化合物半
導体のエピタキシャル基板上に電界効果トランジスタと
一体的に形成された化合物半導体素子として構成し、電
界効果トランジスタの形成と同時に保護回路を形成する
ことができるので、保護回路を形成するために、別途、
プロセス工程が必要になるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の電界効果トランジスタの保護回
路の回路図である。
【図2】保護回路を構成するダイオードの構造を示す断
面図である。
【図3】HFETの構成を示す断面図である。
【図4】実施形態例3の電界効果トランジスタの保護回
路の回路図である。
【図5】従来例1の保護回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】図6(a)及び(b)は、ぞれぞれ、従来例2
の二つの例を示す回路図である。
【符号の説明】
10……実施形態例1の電界効果トランジスタの保護回
路、12……順方向のダイオード、14……ダイオード
列、16……逆方向のダイオード、18……GaAs基
板、20……n+ −GaAsキャップ層、22……ショ
ットキー電極、24……アイソレーション領域、26…
…素子形成領域、28……絶縁膜、30……配線、40
……HFETの一例、42……GaAs基板、44……
バッファ層、46……AlGaAsからなる第2の障壁
層、48……InGaAsからなるチャネル層、50…
…AlGaAsからなる第1の障壁層、50a……n型
不純物を含むキャリア供給領域、50b……不純物を含
まない高抵抗領域、50c……p型不純物を含むp型低
抵抗領域、52……ゲート電極、54……ソース電極、
56……ドレイン電極、60……実施形態例3の電界効
果トランジスタの保護回路、62……順方向のダイオー
ド、64……ダイオード列、66……逆方向のダイオー
ド、68……ダイオード列、70……従来例1の保護回
路、72……逆方向のダイオード、74……順方向のダ
イオード、76……従来例2の第1の保護回路、78…
…順方向のダイオード、80……逆方向のダイオード、
82……従来例2の第2の保護回路、84……逆方向の
ダイオード、86……順方向のダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/778

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタのゲート電極をサ
    ージ破壊から保護する保護回路であって、 複数個の順方向の第1のダイオードを縦続接続させた列
    と、逆方向の第2のダイオードとを並列接続させてなる
    ダイオード列を備え、 ダイオード列を介して、電界効果トランジスタのゲート
    電極を接地していることを特徴とする電界効果トランジ
    スタの保護回路。
  2. 【請求項2】 ダイオード列のダイオードは、ドーピン
    グ濃度の高いn+ 型層とn+ 型層上に設けられたショッ
    トキー電極とからなるショットキーバリア・ダイオード
    として、又はドーピング濃度の高いn+ 型層とpn接合
    するpn接合ダイオードとして形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の電界効果トランジスタの保護
    回路。
  3. 【請求項3】 保護回路のリーク電流が、電界効果トラ
    ンジスタに要求されるゲート電極の最大定格のリーク電
    流値以下になるように、ダイオード列の順方向の第1の
    ダイオードの数が定められていることを特徴とする請求
    項1に記載の電界効果トランジスタの保護回路。
  4. 【請求項4】 電界効果トランジスタが、接合型電界効
    果トランジスタ、ショットキーバリアゲート型電界効果
    トランジスタ、及びヘテロ接合型電界効果トランジスタ
    のいずれかであって、 ダイオードが、化合物半導体の基板上に電界効果トラン
    ジスタと一体的に形成された化合物半導体素子として構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の電界効
    果トランジスタの保護回路。
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