JP5415715B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、GaAsなどの化合物半導体を用い、pチャネルトランジスタおよび保護素子を含む半導体装置の製造方法に関する。さらに詳しくは、pチャネルトランジスタを製造工程が簡単な接合型トランジスタの構造にすると共に、そのpチャネルトランジスタと同じ製造工程で保護素子も作り込むことができる半導体装置の製造方法に関する。
集積化回路の低消費電力化のため、Siを用いた集積回路では、CMOS(相補型回路)が用いられている。一方、マイクロ波デバイスでは、電子の移動度が高く、高周波・高速用に優れていることからGaAsなどの化合物半導体がSiに代って用いられ、このような化合物半導体を用いた集積化回路も実用化されており、化合物半導体を用いた回路でも、低消費電力の観点から相補型トランジスタが検討されている。そのため、一般的には電子よりも移動度が劣る正孔を利用したpチャネルトランジスタも必要となる。
このようなトランジスタ(以下、FETともいう)としては、たとえば図4(a)〜(b)に示されるような接合型FETまたはヘテロ接合を用いたMESFETが用いられている。これは、低消費電力の観点からノーマリ・オフ型の動作をさせるため、ゲート電圧の高い順方向電圧Vfによって、動作電圧範囲を広くしやすいためである。
このpチャネルの接合型FETは、図4(a)にその一例が示されるように、たとえばGaAsからなるp型チャネル層52のチャネル領域上に、GaAsからなるn+型半導体層54が選択的にエピタキシャル成長され、その両側のp型チャネル層52上にエピタキシャル成長されたGaAsからなるp+型コンタクト層53が設けられ、その両側のp+型コンタクト層53上に一対のソース・ドレイン電極55が、n+型半導体層54上にゲート電極56が、それぞれオーミックコンタクトするように設けられることにより形成されている。なお、51は、たとえばGaAsからなる半絶縁性の基板である。
図4(b)は、n+型半導体層54の選択成長をしないで、その部分のp型チャネル層52の表面にn型不純物を選択的に拡散することにより、n+型拡散領域58が形成されている点が異なるのみで、他の構成は、図4(a)と同様の構成であり、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略するが、図4(a)のFETと同様の特性のFETになっている。
前述のように、接合型FETを形成するには、ゲート電極とチャネル層との間にpn接合を形成するために、たとえばp型チャネル層52上にn+型半導体層54を選択的にエピタキシャル成長するか、またはn+型拡散領域58を選択的拡散により形成しなければならない。しかし、とくにGaAsのような化合物半導体の場合、そのエピタキシャル成長の温度は600℃程度であり、選択成長や選択拡散の温度は、この成長温度よりも低くないと、すでにエピタキシャル成長してあるチャネル層などの半導体層の不純物濃度や不純物層の厚さが変動して特性が悪化するという問題があり、低温での選択成長や拡散を行う必要がある。そのため、非常に高度な技術を必要とし、量産を考慮した場合、製造工程が非常に複雑になって、高価になったり、再現性や安定性に欠けて歩留りが低下したりするという問題がある。
また、MESFETでも、ノーマリ・オフ型にすることができるが、GaAsなどの化合物半導体では、そのショットキー接合する電極材料で、バリアハイト(電位障壁)の高い材料がないため、ゲート電圧の高い順方向電圧Vfによって、動作電圧範囲を広くすることができないという問題がある。さらに、pチャネルFETをESD(静電)ストレスに対して保護する必要性から、保護素子を内蔵する必要があり、できるだけ製造工程を増やすことなく保護素子も作り込むことが望まれる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、接合型FETを簡単な製造工程で形成しながら、その接合型FETと同じ工程で保護素子を形成することができるpチャネルFETと保護素子とを内蔵する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明による半導体装置の製造方法は、化合物半導体からなる基板上に設けられるn型コンタクト層上に、pチャネルトランジスタ用のp型チャネル層およびp型コンタクト層を連続してエピタキシャル成長して化合物半導体層からなる半導体積層部を形成する工程と、前記pチャネルトランジスタを形成する領域および保護素子を形成する領域に前記半導体積層部を残存させ、半導体回路素子の形成領域で前記半導体積層部をエッチングして前記n型コンタクト層を露出させると共に、前記pチャネルトランジスタ形成領域の一部も前記半導体積層部をエッチングして前記n型コンタクト層を露出させ、かつ、前記保護素子の形成領域の一部も前記半導体積層部の一部をエッチングして電極を形成できるように前記n型コンタクト層を露出させるか、前記n型コンタクト層で連結した2つのpn接合を形成できるように前記半導体積層部をエッチングする工程と、前記pチャネルトランジスタの形成領域において、チャネル領域の両側に前記p型コンタクト層が残存するように前記p型コンタクト層を前記p型チャネル層が露出するまでエッチングする工程と、前記pチャネルトランジスタの形成領域において、前記エッチングにより露出する前記n型コンタクト層表面にオーミック接触するようにゲート電極を形成する工程と、前記pチャネルトランジスタ形成領域の前記チャネル領域の両側に残存するp型コンタクト層上にソース・ドレイン電極を形成すると共に、前記保護素子形成領域の前記p型コンタクト層の表面に、前記保護素子の少なくとも一方の電極を形成する工程と、を具備し、前記pチャネルトランジスタは、接合型FETであり、前記p型チャネル層は、該接合型FETがノーマリ・オフ型動作となるよう、ゲート電圧が0でpチャネルが閉まる程度の不純物濃度と厚さに形成され、前記保護素子は、前記半導体積層部のpn接合により形成されることを特徴とする。
前記第p型チャネル層と前記p型コンタクト層との間にエッチングストップ層を介在させることにより、p型チャネル層のチャネル領域を損傷させることなく均一な厚さを保持して、p型コンタクト層のみをp型チャネル層上に形成することができる。
本発明によれば、n型半導体層上に、pチャネルFET用のp型チャネル層およびp型コンタクト層を積層し、接合型FETのゲート電極とチャネル層との間のpn接合を形成するための、チャネル層と異なる導電形層としてチャネル層の下側のn型半導体層を利用しているため、エッチングにより露出させたそのn型半導体層の表面にゲート電極を形成することにより、選択的エピタキシャル成長または選択的拡散を行うことなく接合型FETを形成することができる。しかも、そのn型半導体層上に積層した半導体積層部のpn接合により保護素子を形成しているため、接合型FETと同じ半導体層の積層構造で、その接合型FETと異なる領域のところにパターニングするだけでpn接合を有する保護素子を形成することができる。その結果、相補型回路を構成するためのnチャネルFETなどの回路素子を形成する場合には、n型半導体層の下側にnチャネル層を形成するなど、n型半導体層以下の層で素子を形成することができ、非常に簡単な製造工程で相補型FET用のpチャネルFETと保護素子とを形成することができる。
つぎに、図面を参照しながら本発明の半導体装置の製造法について説明する。本発明による半導体装置の製造方法は、化合物半導体からなり、pチャネルFET22とその保護素子23を有する半導体装置の製造方法で、図1に、その一実施形態により製造した半導体装置の、pチャネルFET22とnチャネルFET21と保護素子23の部分を示す断面構造が、図2に、図1の構造に、さらにアンドープ層6と第1および第2のエッチングストップ層4、8を介在させた例の製造工程を示す断面説明図が示されている。なお、図1および図2に示される例では、pチャネルFET22と保護素子23だけではなく、nチャネルFET21を、ノーマリ・オフ型FET21aとノーマリ・オン型FET21bの両方の例で示すと共に、保護素子23も通常のpn接合の保護素子23aの他に、pn−npの双方向の保護素子23bの例も併せて示してあるが、nチャネルFET21はノーマリ・オフ型FET21aとノーマリ・オン型FET21bの両方を必要とするものではなく、また、nチャネルFET21がなくても構わない。さらに、保護素子23も、この両方が必要な訳ではなく、いずれの構造の保護素子23でもpチャネルFET22と同じ製造工程で作り込むことができることを示してある。つぎに、本発明の製造方法を、図2に示される例で、図2の工程に従って説明する。
まず、図2(a)に示されるように、基板1上にnチャネルFET21用のn型チャネル層2とn+型(この例では、不純物濃度が相対的に大きいことを示すためn+型と記すが導電形はn型である、p型についても同様)コンタクト層3とをエピタキシャル成長する。そして、そのn+型コンタクト層3上に第1のエッチングストップ層4、n+型半導体層5、アンドープ層6、pチャネルFET22用のp型チャネル層7、第2のエッチングストップ層8、およびp+型コンタクト層9を積層する。この第1のエッチングストップ層4から上の積層部を便宜上半導体積層部10という。図2に示される例では、前述のように、第1および第2のエッチングストップ層4、8やn+型半導体層5やアンドープ層6が設けられているが、基本的構造としては、図1に示されるように、n+型コンタクト層3上にpチャネルトランジスタ22用のp型チャネル層7とp+型コンタクト層9とからなる半導体積層部10が形成されていればよい。
基板1は、たとえば半絶縁性のGaAs基板などを用いることができる。また、半導体積層部10の各半導体層も、GaAsなどの化合物半導体を用いることにより、電子移動度が大きく、マイクロ波に対しても高特性の回路素子を形成することができる。この場合、第1および第2のエッチングストップ層4、8は、GaAsからなる半導体層とエッチングレートを異ならせるための層であるから、AlGaAs系化合物とか、AlAs、InGaP系化合物などを用いることができ、3〜10nm程度の厚さに形成される。
+型コンタクト層3は、電極金属とのオーミックコンタクトを得ると共に、n+型半導体層5が無い場合には、接合型FETのpn接合を形成するための層であり、たとえば5×1018cm-3程度の高不純物濃度層として形成する。第1のエッチングストップ層4が設けられる場合には、n+型コンタクト層3またはn+型半導体層5など、その前後の層と同程度の不純物濃度に形成する。また、n+型半導体層5は、n+型コンタクト層3と同じ不純物濃度でもよいし、不純物濃度を変えてもよい。このn+型半導体層5を設けることにより、保護素子23の耐圧を高くすることができる。図2に示される例では、このn+型半導体層5上にアンドープ層6が設けられている。このアンドープ層6は、必ずしも設けられなくてもよいが、アンドープ層6を介在させることにより、保護素子23やpチャネルFET22のpn接合の逆方向耐圧を高くすることができ、トランジスタの動作電圧範囲を広くすることができるため好ましい。さらに、このアンドープ層6が挿入されることにより、接合容量を小さくすることができるため、pチャネルFET22のゲート容量(接合容量)CGSの低減を図ることができ、高周波特性を向上させることができる。
p型チャネル層7は、この例では、pチャネル接合型FET22をノーマリ・オフ(エンハンスメント;Eモード)型動作とするため、ゲート電圧が0でpチャネルが閉まる程度の不純物濃度と厚さに形成されており、1×1017〜5×1018cm-3程度の不純物濃度(たとえば5×1017cm-3程度)で、20〜100nm程度の厚さに形成されている。p+型コンタクト層9も、後述するソース・ドレイン電極16をp型チャネル層7とオーミックコンタクトさせる層で、充分に高濃度の不純物濃度、たとえば1×1019cm-3程度以上(たとえば3×1019cm-3程度)になるように、たとえばカーボンがドープされ、30nm以上の厚さに形成されている。
つぎに、図2(b)に示されるように、半導体積層部10のpチャネルFET22の領域と保護素子23の領域を残存させてnチャネルFET21などを形成する半導体回路素子の形成領域をエッチングして、n+型コンタクト層3を露出させる。この際、pチャネルFET22の領域の一部22a、およびpn接合型保護素子23aの領域の一部23a1もエッチングして、電極を形成し得るようにn+型コンタクト層3を露出させると共に、pn−npの双方向の保護素子23bの領域も2つのpn接合がn型コンタクト層3上で分離するようにエッチングしてパターニングする。この際、第1のエッチングストップ層4が存在する場合には、第1のエッチングストップ層4上のGaAsからなる半導体積層部をエッチングした後に、エッチング液を変えて、第1のエッチングストップ層4をエッチングする。これにより、GaAsからなるn+型コンタクト層3を殆ど損傷させることなく露出させることができる。なお、この第1のエッチングストップ層4は、その上下の層とほぼ同程度の不純物濃度に形成しておく。
その後、図2(c)に示されるように、nチャネルFET21の形成領域において、チャネル領域21aの両側のみにn+型コンタクト層3が残存し、チャネル領域21aのnチャネル層2が露出するように、また、各素子間でn型チャネル層2が露出するようにn+型コンタクト層3をパターニングする。なお、図1または図2に示されるように、ノーマリ・オン型のDモードとノーマリ・オフ型のEモードの両方を作り込む必要はないが、もし、そうする場合には、n型チャネル層2の不純物濃度および厚さをDモードに適するように形成しておき、Eモード用には、さらにn型チャネル層2をエッチングして薄くすることにより、Eモード動作をするようにするか、後述するゲート電極15の材料を変えることによっても形成することができる。さらに、pチャネルFET22の形成領域において、pチャネルFET22のチャネル領域22aの両側のみにp+型コンタクト層9が残存するように、p+型コンタクト層9をパターニングして第2のエッチングストップ層8またはp型チャネル層7を露出させる。この場合、p型チャネル層7とp+型コンタクト層9との間に第2のエッチングストップ層8が介在されている場合には、p+型コンタクト層9と同様にその露出している第2のエッチングストップ層8をエッチングしてp型チャネル層7を露出させてもよいし、そのまま第2のエッチングストップ層8を残存させてもよい。なお、第2のエッチングストップ層8は、半絶縁層でも、p型不純物のドープ層でもよい。
その後、図2(d)に示されるように、各素子間のn型チャネル層2の表面から、基板1内に達するように、たとえば酸素やホウ素などのイオンを打ち込むことにより、アイソレーション領域11を形成して、各素子を電気的に分離する。そして、nチャネルFET21の形成領域、pチャネルFET22の形成領域、およびpn接合保護素子23aの形成領域における、n+型コンタクト層3の表面に、nチャネルFET21のソース・ドレイン電極12、pチャネルFET22の接合型ゲート電極13およびpn接合保護素子23aの一方の電極14をそれぞれ形成する。
その後、図2(e)に示されるように、nチャネルFET21の形成領域におけるソース・ドレイン電極12間のn型チャネル層2の表面、pチャネルFET22の形成領域におけるp+型コンタクト層9の表面、およびpn接合保護素子23aと、pn−npの双方向保護素子23bのそれぞれのp+型コンタクト層9の表面に、それぞれnチャネルFET21のゲート電極15、pチャネルFET22のソース・ドレイン電極16、および保護素子23用の電極17をそれぞれ形成する。その結果、pn接合の保護素子23aは、n+型コンタクト層3上の一部露出領域に形成された電極14と、このp+型コンタクト層9上の電極17によりpn接合が形成され、また、2個の半導体積層部がn+型コンタクト層3を介して逆方向に接続された両端部のp+型コンタクト層9上の1組の電極17により、pn−npの双方向の保護素子23bが形成されている。
以上のように、図1に示されるようなnチャネルFET21およびpチャネルFET22とによる相補型回路と、保護素子23とを有する半導体装置を選択的エピタキシャル成長または選択的拡散を施すことなく、半導体層の積層とパターニングだけの簡単な製造工程で製造することができる。
図2に示される構造で製造した半導体装置のpチャネルFET22(ゲート幅は100μm)のI−V特性を図3に示す。なお、pチャネルFETであるため、nチャネルのFETに対して全て符号が逆になっている。図3(a)は、VGSに対するIDを示し、ピンチオフ電圧が、−0.2V程度のノーマリ・オフの特性が得られていることが分る。また、図3(b)は、VGSを変えたときのVDSに対するIDの変化を示す特性で、VDS=6Vまで良好な飽和特性が得られている。さらに、図3(c)は、ゲートの順方向特性を示す図で、pn接合特性になっており、ゲートの順方向電圧Vf=1.0V程度の広い動作範囲になると共に、pn接合保護素子23aの特性を表しており、pチャネルFET22と保護素子23との製造工程を共通化しても、共に特性を満たしていることを示している。さらに、図3(d)はゲートの逆方向特性を示しており、逆方向のブレークダウン電圧は約8Vになっており、アンドープ層6を介在させた効果も加わり、逆方向電圧に対しても非常に高い耐圧を有していることが分る。
以上のように、本発明によれば、選択的エピタキシャル成長または選択的拡散を行うことなく、簡単な製造工程で接合型FETを作り込むことができるため、pn接合を有する保護素子をpチャネルFETと同一の製造工程で得ることができる。さらに、ノーマリ・オフ型で、相補型回路を構成する場合でも、非常に簡単に製造することができると共に、非常に動作電圧範囲の広い半導体装置が得られる。
本発明の製造方法により得られる半導体装置の一例の断面説明図である。 本発明による半導体装置の製造方法の一実施形態を示す工程断面説明図である。 図2に示される実施形態により得られるpチャネルFETのI−V特性である。 従来の接合型FETの例を示す断面説明図である。
符号の説明
1 基板
2 n型チャネル層
3 n+型コンタクト層
4 第1のエッチングストップ層
5 n+型半導体層
6 アンドープ層
7 p型チャネル層
8 第2のエッチングストップ層
9 p+型コンタクト層
10 半導体積層部
11 アイソレーション領域
12 nチャネルFETのソース・ドレイン電極
13 pチャネルFETの接合型ゲート電極
14 保護素子の一方の電極
15 nチャネルFETのショットキゲート電極
16 pチャネルFETのソース・ドレイン電極
17 保護素子の他方の電極
21 nチャネルFET
22 pチャネルFET
23 保護素子

Claims (3)

  1. 化合物半導体からなる基板上に設けられるn型コンタクト層上に、pチャネルトランジスタ用のp型チャネル層およびp型コンタクト層を連続してエピタキシャル成長して化合物半導体層からなる半導体積層部を形成する工程と、
    前記pチャネルトランジスタを形成する領域および保護素子を形成する領域に前記半導体積層部を残存させ、半導体回路素子の形成領域で前記半導体積層部をエッチングして前記n型コンタクト層を露出させると共に、前記pチャネルトランジスタ形成領域の一部も前記半導体積層部をエッチングして前記n型コンタクト層を露出させ、かつ、前記保護素子の形成領域の一部も前記半導体積層部の一部をエッチングして電極を形成できるように前記n型コンタクト層を露出させるか、前記n型コンタクト層で連結した2つのpn接合を形成できるように前記半導体積層部をエッチングする工程と、
    前記pチャネルトランジスタの形成領域において、チャネル領域の両側に前記p型コンタクト層が残存するように前記p型コンタクト層を前記p型チャネル層が露出するまでエッチングする工程と、
    前記pチャネルトランジスタの形成領域において、前記エッチングにより露出する前記n型コンタクト層表面にオーミック接触するようにゲート電極を形成する工程と、
    前記pチャネルトランジスタ形成領域の前記チャネル領域の両側に残存するp型コンタクト層上にソース・ドレイン電極を形成すると共に、前記保護素子形成領域の前記p型コンタクト層の表面に、前記保護素子の少なくとも一方の電極を形成する工程、とを具備し、
    前記pチャネルトランジスタは、接合型FETであり、前記p型チャネル層は、該接合型FETがノーマリ・オフ型動作となるよう、ゲート電圧が0でpチャネルが閉まる程度の不純物濃度と厚さに形成され、
    前記保護素子は、前記半導体積層部のpn接合により形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記p型チャネル層と前記p型コンタクト層との間にエッチングストップ層を介在させることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記n型コンタクト層と前記p型チャネル層との間に、前記半導体積層部の一部としてアンドープ層を積層することを特徴とする請求項1または2いずれか記載の半導体装置の製造方法。
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