JP2884596B2 - 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法

Info

Publication number
JP2884596B2
JP2884596B2 JP1126438A JP12643889A JP2884596B2 JP 2884596 B2 JP2884596 B2 JP 2884596B2 JP 1126438 A JP1126438 A JP 1126438A JP 12643889 A JP12643889 A JP 12643889A JP 2884596 B2 JP2884596 B2 JP 2884596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer layer
layer
semi
element isolation
active layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1126438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0249465A (ja
Inventor
照夫 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1126438A priority Critical patent/JP2884596B2/ja
Publication of JPH0249465A publication Critical patent/JPH0249465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2884596B2 publication Critical patent/JP2884596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 第3頁 産業上の利用分野 第5頁 従来の技術 第6頁 発明が解決しようとする課題 第7頁 課題を解決するための手段 第8頁 作用 第11頁 実施例 第11頁 発明の効果 第24頁 〔概 要〕 GaAs ICなど化合物半導体装置の素子分離帯の構造と
形成方法に関し、 サイドゲート効果を解消させ、且つ、集積度を向上さ
せることを目的とし、 本発明の第1構造の化合物半導体装置は、半絶縁性半
導体基板に上部がチャネル層となるバッフア層を介して
積層された能動層を有する積層基板に、複数のトランジ
スタを含む半導体素子が形成され、さらに、隣接する前
記半導体素子間に素子分離帯が形成された化合物半導体
装置において、前記トランジスタと、該トランジスタの
ソース電圧とほぼ同じソース電圧が印加されしかも他の
電極には該ソース電圧以上の電圧が印加される隣接トラ
ンジスタとの間に設けられ、かつ、前記バッフア層の表
面またはその内部に達するように形成された第1の素子
分離帯と、前記トランジスタと、該トランジスタのソー
ス電圧より低い電圧が印加される隣接半導体素子との間
に設けられ、かつ、前記半導体基板の表面またはその内
部に達するように形成された第2の素子分離帯との2種
類の素子分離帯を備えて構成する。
本発明の第2構造の化合物半導体装置は、半絶縁性半
導体基板上に、該半絶縁性半導体基板より高抵抗な、ま
たは半導体素子の能動層とは異種導電型の第2バッフア
層と、該第2バッフア層を覆い上部がチャネル層となる
第1バッフア層と、該第1バッフア層を覆う能動層とを
有する積層基板に、複数のトランジスタを含む半導体素
子が形成され、さらに、隣接する前記半導体素子間に素
子分離帯が形成された化合物半導体装置において、前記
トランジスタと、該トランジスタのソース電圧とほぼ同
じソース電圧が印加されしかも他の電極には該ソース電
圧以上の電圧が印加される隣接トランジスタとの間に設
けられ、かつ、前記第1バッフア層の表面またはその内
部に達するように形成された第1の素子分離帯と、前記
トランジスタと、該トランジスタのソース電圧より低い
電圧が印加される隣接半導体素子との間に設けられ、か
つ、前記第2バッフア層の表面またはその内部に達する
第2の素子分離帯との2種類の素子分離帯を備えて構成
する。
前記第1構造の化合物半導体装置の素子分離帯の製造
方法は、半絶縁性半導体基板に上部チャネル層となるバ
ッフア層を介して能動層を積層した後、2種類の複数の
素子分離帯を形成するに際し、前記2種類の複数の素子
分離帯を形成する位置に、化学エッチングにより前記能
動層の表面側から前記バッフア層の表面またはその内部
に達する複数の溝を形成する工程と、一方の種類の素子
分離帯に対応する前記溝に、注入イオンに基づく不活性
体が前記半絶縁性半導体基板の表面またはその内部に達
するようにイオン注入を行う工程とを含み、または、半
絶縁性半導体基板に上部がチャネル層となるバッフア層
を介して能動層を積層した後、2種類の複数の素子分離
帯を形成するに際し、一方の種類の素子分離帯に対応す
る位置に、化学エッチングにより前記能動層の表面側か
ら前記バッフア層の表面またはその内部に達する溝を形
成する工程と、前記溝に、注入イオンに基づく不活性体
が前記半絶縁性半導体基板の表面またはその内部まで達
するようにイオン注入を行う工程と、他方の種類の素子
分離帯に対応する位置に、前記能動層の表面側から、注
入イオンに基づく不活性体が前記バッフア層の表面また
はその内部に達するようにイオン注入を行う工程とを含
むことを特徴とする。
前記第2構造の化合物半導体装置の素子分離帯の製造
方法は、半絶縁性半導体基板に、該半絶縁性半導体基板
より高抵抗な、または能動層とは異種導電型の第2バッ
フア層と、該第2バッフア層を覆う第1バッフア層と、
能動層とを順次積層した後、2種類の複数の素子分離帯
を形成するに際し、前記2種類の複数の素子分離帯を形
成する位置に、化学エッチングにより前記能動層の表面
側から前記第1バッフア層の表面またはその内部に達す
る複数の溝を形成する工程と、一方の種類の素子分離帯
に対応する前記溝に、注入イオンに基づく不活性体が前
記第2バッフア層の表面またはその内部に達するように
イオン注入を行う工程とを含み、または、半絶縁性半導
体基板に、該半絶縁性半導体基板より高抵抗な、または
能動層とは異種導電型の第2バッフア層と、該第2バッ
フア層を覆う第1バッフア層と、能動層とを順次積層し
た後、2種類の複数の素子分離帯を形成するに際し、一
方の種類の素子分離帯に対応する位置に、化学エッチン
グにより前記能動層の表面側から前記第1バッフア層の
表面またはその内部に達する溝を形成する工程と、前記
溝に、注入イオンに基づく不活性体が前記第2バッフア
層の表面またはその内部に達するようにイオン注入を行
う工程と、他方の種類の素子分離帯に対応する位置に、
前記能動層の表面側から、注入イオンに基づく不活性体
が前記第1バッフア層の表面またはその内部に達するま
でイオン注入を行う工程とを含むことを特徴とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は化合物半導体装置とその製造方法に係り、特
にGaAs ICなど化合物半導体装置の素子分離帯の構造と
その形成方法に関する。
最近、超高速デバイスとして化合物半導体IC(集積回
路)が検討されているが、その素子分離は高集積化のた
めに特に重要な課題で、本発明はそのような化合物半導
体装置の素子分離帯構造に関している。
〔従来の技術〕
第10図(a),(b)は従来のHEMTIC(HEMT素子から
なるIC)の断面図を示しており、両図に共通して記号1
は半絶縁性GaAs基板,2はi−GaAs層からなるバッフア層
(膜厚5000Å),3はn−AlGaAs層からなる電子供給層
(膜厚400Å),4はn−GaAs層からなるコンタクト層
(膜厚1000Å),5(…部分)は二次元電子層(2DEG),6
はゲート電極,7,8はソース電極およびドレイン電極で、
T1,T2,T3はHEMT素子を示している。なお、ここに、電子
供給層3とコンタクト層4とは素子動作に直接関係する
層であるから総称して能動層とも呼んでいる。
且つ、第10図(a)はバッフア層2まで達する素子分
離帯9が設けられた例で、第10図(b)はGaAs基板1ま
で達する素子分離帯10が設けられた例である。これらの
素子分離帯はリソグラフィ技術を利用して選択的に化学
エッチングして溝状に空隙化する分離法、あるいは、酸
素イオン(O+)を注入して不活性化(高抵抗化)する分
離法が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第10図(a)に示すバッフア層2まで達す
る素子分離帯9はコンタクト層4,電子供給層3,二次元電
子層5まで分離するため、一応の素子間分離の効果があ
るものの、サイドゲート効果のためにデバイス特性が安
定しないと云う問題が起きる。サイドゲート効果とは、
n型能動層を有する素子からなるICにおいて、例えば、
第10図(a)に示す素子T2のソースにゲートやドレイン
の印加電圧より低い0Vの電圧を印加して動作している
時、隣接素子T1がソース、または、ドレインに素子T2の
ソース電圧より低い−3Vの電圧を印加していたり、ある
いは、−3Vのゲート電圧を印加していたりすると、素子
T2のスレーショルド電圧Vthが変化する現象のことであ
る。即ち、隣接素子T1がT2のソース電圧より電圧で動作
している時に素子T2はその影響を受けてVth特性を変動
すると云うもので、これは品質上の大きな欠陥になる。
このサイドゲート効果は素子分離帯の深さおよび幅に直
接大きく関係するが、その原因は主に半絶縁性GaAs基板
とバッフア層との界面にあることが知られている(IEEE
Electron Device Letters Vol.EDL−8 No.6 p280(198
7)参照)。
従って、素子分離帯の深さを深くして、半絶縁性GaAs
基板まで達する素子分離帯を形成すれば、サイドゲート
効果はほぼ解消できる。第10図(b)はそのGaAs基板の
表面またはその内部まで達する深い素子分離帯10を設け
た例を示している。しかし、そのように、素子分離帯の
深さを深くすれば、その幅が拡大して、例えば、0.7μ
mの深さにすると幅は2〜3μmに拡がり、ICの集積度
を阻害する問題が起こる。
本発明はこのような問題点を軽減させて、サイドゲー
ト効果を解消させ、且つ、集積度を向上させることを目
的とした化合物半導体装置とその製造方法を提案するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
その課題は、次のような第1構造または第2構造の化
合物半導体装置によって解決することができる。
第1図(a)に示す原理図のように、第1構造の化合
物半導体装置(以下第1構造ICと称する)は、半絶縁性
半導体基板11に上部がチャネル層となるバッフア層12を
介して積層された能動層13を有する積層基板に、複数の
トランジスタを含む半導体素子が形成され、さらに、隣
接する前記半導体素子間に素子分離帯が形成された化合
物半導体装置において、前記トランジスタと、該トラン
ジスタのソース電圧とほぼ同じソース電圧が印加されし
かも他の電極には該ソース電圧以上の電圧が印加される
隣接トランジスタとの間に設けられ、かつ、前記バッフ
ア層の表面またはその内部に達するように形成された第
1の素子分離帯19と、前記トランジスタと、該トランジ
スタのソース電圧より低い電圧が印加される隣接半導体
素子との間に設けられ、かつ、前記半導体基板の表面ま
たはその内部に達するように形成された第2の素子分離
帯20との2種類の素子分離帯を備えることを特徴とす
る。
第1図(b)に示す原理図のように、第2構造の化合
物半導体装置(以下第2構造ICと称する)は、半絶縁性
半導体基板11上に、該半絶縁性半導体基板より高抵抗
な、または半導体素子の能動層とは異種導電型の第2バ
ッフア層12″と、該第2バッフア層を覆い上部がチャネ
ル層となる第1バッフア層12′と、該第1バッフア層を
覆う能動層13とを有する積層基板に、複数のトランジス
タを含む半導体素子が形成され、さらに、隣接する前記
半導体素子間に素子分離帯が形成された化合物半導体装
置において、前記トランジスタと、該トランジスタのソ
ース電圧とほぼ同じソース電圧が印加されしかも他の電
極には該ソース電圧以上の電圧が印加される隣接トラン
ジスタとの間に設けられ、かつ、前記第1バッフア層の
表面またはその内部に達するように形成された第1の素
子分離帯19と、前記トランジスタと、該トランジスタの
ソース電圧より低い電圧が印加される隣接半導体素子と
の間に設けられ、かつ、前記第2バッフア層の表面また
はその内部に達する第2の素子分離帯25との2種類の素
子分離帯を備えることを特徴とする。
一方、第1構造ICの製造方法は、半絶縁性半導体基板
に上部がチャネル層となるバッフア層を介して能動層を
積層した後、2種類の複数の素子分離帯を形成するに際
し、前記2種類の複数の素子分離帯を形成する位置に、
化学エッチングにより前記能動層の表面側から前記バッ
ファ層の表面またはその内部に達する複数の溝を形成す
る工程と、一方の種類の素子分離帯に対応する前記溝
に、注入イオンに基づく不活性体が前記半絶縁性半導体
基板の表面またはその内部に達するようにイオン注入を
行う工程とを含み、あるいは、 半絶縁性半導体基板に上部がチャネル層となるバッフ
ア層を介して能動層を積層した後、2種類の複数の素子
分離帯を形成するに際し、一方の種類の素子分離帯に対
応する位置に、化学エッチングにより前記能動層の表面
側から前記バッフア層の表面またはその内部に達する溝
を形成する工程と、前記溝に、注入イオンに基づく不活
性体が前記半絶縁性半導体基板の表面またはその内部ま
で達するようにイオン注入を行う工程と、他方の種類の
素子分離帯に対応する位置に、前記能動層の表面側か
ら、注入イオンに基づく不活性体が前記バッフア層の表
面またはその内部に達するようにイオン注入を行う工程
とを含むことを特徴とする。
他方、第2構造ICの製造方法は、 半絶縁性半導体基板に、該半絶縁性半導体基板より高
抵抗な、または能動層とは異種導電型の第2バッフア層
と、該第2バッフア層を覆う第1バッフア層と、能動層
とを順次積層した後、2種類の複数の素子分離帯を形成
するに際し、前記2種類の複数の素子分離帯を形成する
位置に、化学エッチングにより前記能動層の表面側から
前記第1バッフア層の表面またはその内部に達する複数
の溝を形成する工程と、一方の種類の素子分離帯に対応
する前記溝に、注入イオンに基づく不活性体が前記第2
バッフア層の表面またはその内部に達するようにイオン
注入を行う工程とを含み、あるいは、 半絶縁性半導体基板に、該半絶縁性半導体基板より高
抵抗な、または能動層とは異種導電型の第2バッフア層
と、該第2バッフア層を覆う第1バッフア層と、能動層
とを順次積層した後、2種類の複数の素子分離帯を形成
するに際し、一方の種類の素子分離帯に対応する位置
に、化学エッチングにより前記能動層の表面側から前記
第1バッフア層の表面またはその内部に達する溝を形成
する工程と、前記溝に、注入イオンに基づく不活性体が
前記第2バッフア層の表面またはその内部に達するよう
にイオン注入を行う工程と、他方の種類の素子分離帯に
対応する位置に、前記能動層の表面側から、注入イオン
に基づく不活性体が前記第1バッフア層の表面またはそ
の内部に達するまでイオン注入を行う工程とを含むこと
を特徴とする。
尚第1図において、同図(a)は第1構造ICの断面図
で同図(c)のAA断面、同図(b)は第2構造ICの断面
で同図(c)のAA断面、同図(c)は平面図である。
〔作 用〕
即ち、本発明は、隣接した半導体素子のソース電圧が
略同じで、他の電極にはソース電圧より高い電圧が印加
される半導体素子相互間の素子分離帯は、第1構造ICの
バッフア層(または、第2構造ICの第一バッフア層)の
表面またはその内部に達する浅い分離帯である第1の素
子分離帯を設け、隣接したトランジスタの一方のトラン
ジスタのソース電圧が他方のトランジスタのソース電圧
より低いトランジスタ間の素子分離帯は、第1構造ICの
半導体基板(または、第2構造ICの第2バッフア層)の
表面またはその内部に達する深い素子分離帯である第2
の素子分離帯の2種類の素子分離帯を設けることによ
り、第1構造ICまたは第2構造ICのいずれにおいても、
第1の素子分離帯を第2の素子分離帯よりも深さを浅く
形成することができるため、特に第1の素子分離帯の幅
を狭く形成することができ、その結果十分な素子分離を
行うと共に半導体素子全体の集積度を向上させることが
できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例によつて詳細に説明す
る。
第2図は本発明にかかる第1構造ICの実施例(I)の
断面図を示しており、T1,T2,T3はHEMT素子,29は第1の
素子分離帯,30は第2の素子分離帯で、その他の記号は
第10図と同一部位に同一記号が付けてある。このHEMT素
子のうち、T2はソース印加電圧が0Vであつて、このソー
ス電圧が素子T2に印加する電圧では最も低い電圧であ
る。また、素子T3にもT2と同じ電圧が印加する。一方、
素子T1には−3Vのソース電圧が印加されており、そのた
め、サイドゲート効果によつて素子T2,T3のVthが変化す
るから、素子T1の周囲に設ける素子分離帯を半絶縁性Ga
As基板1の表面またはその内部まで達する第2の素子分
離帯30とし、他の素子T2,T3相互の周囲に設ける素子分
離帯をバッフア層2の表面またはその内部(その上部は
二次電子ガスが発生するチャネルとなる)まで達する第
1の素子分離帯29とする。且つ、第1の素子分離帯29お
よび第2の素子分離帯30の上部を溝状に空隙化し、第2
の素子分離帯30の下部をイオン注入によって不活性体化
した構成としている。そうすれば、第1の素子分離帯29
は浅いために幅を狭くすることができ、更に、第2の素
子分離帯30は不活性体の部分が素子分離帯の下部のみに
なるために横方向への拡がりが少なくなつて、その幅も
比較的に狭くできる。そのために、集積度を向上するこ
とができ、且つ、サイドゲート効果を解消させることが
できる。
次に、第3図(a)〜(b)は実施例(I)の製造方
法の工程順断面図を示しており、順を追つて説明する
と、第3図(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板1
(Crドープ)上にi−GaAs層(ノンドープ)からなるバ
ッフア層2(膜厚5000Å)を成長し、次にSiをドープし
てn−AlGaAs層からなる電子供給層3(膜厚400Å)と
n−GaAs層からなるコンタクト層4(膜厚1000Å)とを
MBE法やMOCVD法によつてエピタキシャル成長し、リソグ
ラフィ技術を用いて第1,第2の素子分離帯領域を化学エ
ッチングして、バッフア層2の表面またはその内部にま
で達する溝21を形成する。この時、エッチング剤は弗酸
+過酸化水素の混合希釈液を用いる。
次いで、第3図(b)に示すように、再びリソグラフ
ィ技術を用いて第2の素子分離帯領域のみを露出させた
レジスト膜マスク(図示せず)を形成し、露出させた第
2の素子分離帯にGaAs基板1の表面またはその内部に達
する深さまで酸素イオンを注入して不活性体22にする。
イオン注入は加速電圧100〜200KeV,ドーズ量1012/cm2
度の条件でおこなう。そうすれば、例えば、第1の素子
分離帯29の幅を1μm程度、第2の素子分離帯30の幅を
1.5μm程度にすることができる。以降は公知の製法に
よつて電極を形成して第2図に示す構造に完成させる。
次に、第4図は本発明にかかる第1構造ICの実施例
(II)の断面図を示しており、その記号は39が第1の素
子分離帯,40は第2の素子分離帯で、他の記号は第2図
と同一部位に同一記号が付けてある。このHEMT素子も同
様に、T2,T3には略同じ値のソース電圧が印加されて、
素子T1にはT2,T3のソース電圧より低い電圧が印加され
るため、素子T1の周囲に設ける素子分離帯を半絶縁性Ga
As基板1まで達する第2の素子分離帯40にし、他の素子
T2,T3の周囲に設ける素子分離帯をバッフア層2の表面
またはその内部まで達する第1の素子分離帯39にしてい
る。しかし、第2図に示す実施例(I)と異なる点は、
第2の素子分離帯40の上部を空隙にし、第2の素子分離
帯40の下部および第1の素子分離帯39を不活性体とした
構成である。そうすれば、同様に幅の狭い第1の素子分
離帯を設け、更に、第2の素子分離帯40の幅も比較的に
狭くできて、集積度を向上させることができ、且つ、サ
イドゲート効果を解消させることができる。
次に、第5図(a)〜(b)は実施例(II)の製造方
法の工程順断面図を示しており、第5図(a)に示すよ
うに、半絶縁性GaAs基板1上にi−GaAs層からなるバッ
フア層2(膜厚5000Å)とn−AlGaAs層からなる電子供
給層3(膜厚400Å)とn−GaAs層からなるコンタクト
層4(膜厚1000Å)とをエピタキシャル成長し、リソグ
ラフィ技術を用いて第2の素子分離帯領域を化学エッチ
ングして、バッフア層2の表面またはその内部にまで達
する溝21を形成する。
次いで、第5図(b)に示すように、再びリソグラフ
ィ技術を用いて第1,第2の素子分離帯領域を露出させた
レジスト膜マスク(図示せず)を形成し、露出させた第
1,第2の素子分離帯に酸素イオンを注入して不活性体22
にする。その時、第2の素子分離帯では、GaAs基板1の
表面またはその内部に達する深さまでイオン注入し、第
1の素子分離帯では、バッフア層2の表面またはその内
部に達する深さまでイオン注入する。そうすれば、第1
の素子分離帯39および第2の素子分離帯40の幅を実施例
(I)と同様に狭くすることができる。
なお、第3図,第5図で説明した素子分離帯の形成方
法において、半絶縁性GaAs基板1の第2の素子分離帯部
分に予め酸素イオンを注入して不活性体化しておき、次
に、バッフア層2,電子供給層3,コンタクト層4をエピタ
キシャル成長すれば、より一層サイドゲート効果を抑止
できる。
次に、第6図は本発明にかかる第2構造ICの実施例
(III)の断面図を示しており、記号1は半絶縁性GaAs
基板,2″は高抵抗なi−GaAs層からなる第2バッフア層
(膜厚500Å),2′はi−GaAs層からなる第1バッフア
層(膜厚5000Å),3はn−AlGaAs層からなる電子供給層
(膜厚400Å),4はn−GaAs層からなるコンタクト層
(膜厚1000Å),29が第1の素子分離帯,35は第2の素子
分離帯で、T1,T2,T3はHEMT素子である。この第2構造IC
が第1構造ICと異なる構成はバッフア層2の代わりに第
2バッフア層2″(膜厚500Å)と第1バッフア層2′
(膜厚5000Å)とを設けたことにあり、この第2バッフ
ア層2″は半絶縁性GaAs基板1,第1バッフア層2′より
も高抵抗で、第1バッフア層2′と同じi−GaAs層から
なるものの結晶欠陥の多い結晶層である。且つ、HEMT素
子T2,T3には略同じ値のソース電圧が印加されて、素子T
1にはT2,T3のソース電圧より低い電圧が印加される構成
であり、素子T1の周囲に設ける素子分離帯を第2バッフ
ア層2″の表面またはその内部まで達する第2の素子分
離帯35にし、他の素子T2,T3の周囲に設ける素子分離帯
を第1バッフア層2′の表面またはその内部まで達する
第1の素子分離帯29としており、その素子分離帯の構造
は第2図に示す第1構造ICと同様に第1の素子分離帯29
および第2の素子分離帯35の上部を溝状に空隙にし、第
2の素子分離帯35の下部を不活性体化した構成である。
そうすれば、第1の素子分離帯29の幅を狭くすることが
でき、更に、第2の素子分離帯35は不活性体の部分が横
方向への拡がりが少なくなつて、高集積化させることが
でき、しかも、高抵抗な第2バッフア層2″が介在する
ために、GaAs基板とバッフア層との界面だけでなく、バ
ッフア層やGaAs基板が関与したサイドゲート効果を殆ど
完全に抑止することができる。
次に、第7図(a)〜(b)は実施例(III)の製造
方法の工程順断面図を示しており、順を追つて説明する
と、第7図(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板1
(Crドープ)上に第2バッフア層2″(膜厚500Å)と
第1バッフア層2′(膜厚5000Å)と電子供給層3(膜
厚400Å)とコンタクト層4(膜厚1000Å)とをエピタ
キシャル成長し、リソグラフィ技術を用いて第1,第2の
素子分離帯領域を化学エッチングして、第1バッフア層
2′の表面またはその内部にまで達する溝21を形成す
る。この際、第2バッフア層2″はMBE法により基板温
度を200℃として成長し、第1バッフア層2′は基板温
度を680℃として成長させるが、このように基板温度を
低温にして成長するとトラップの多い単結晶層が得ら
れ、半絶縁性GaAs基板よりも高抵抗な第2バッフア層
2″が形成される(特願昭63−194956号参照)。
次いで、第7図(b)に示すように、再びリソグラフ
ィ技術を用いて第2の素子分離帯領域のみを露出させた
レジスタ膜マスク(図示せず)を形成し、露出させた第
2の素子分離帯にGaAs基板1の表面またはその内部に達
する深さまで酸素イオンを注入して不活性体22にする。
そうすれば、第1の素子分離帯29の幅を1μm程度、第
2の素子分離帯35の幅を1.5μm程度にすることができ
る。以降は公知の製法によつて電極を形成して第6図に
示す構造に完成させる。
次に、第8図は本発明にかかる第2構造ICの実施例
(IV)の断面図を示しており、その記号は39が第1の素
子分離帯,45は第2の素子分離帯で、他の記号は第6図
と同一部位に同一記号が付けてある。このHEMT素子も同
様に、T2,T3には略同じ値のソース電圧が印加されて、
素子T1にはT2,T3のソース電圧より低い電圧が印加され
るため、素子T1の周囲に設ける素子分離帯を第2バッフ
ア層2″の表面またはその内部まで達する第2の素子分
離帯45にし、他の素子T2,T3の周囲に設ける素子分離帯
を第1バッフア層2′の表面またはその内部まで達する
第1の素子分離帯39にしている。第6図に示す実施例
(III)と異なる点は、第2の素子分離帯45の上部を空
隙にし、第2の素子分離帯45の下部および第1の素子分
離帯39を不活性体とした構成で、その素子分離帯の構造
は第4図に示す第1構造ICと同様である。且つ、高抵抗
な第2バッフア層2″が介在するために、サイドゲート
効果の抑制は完全におこなわれる。
次に、第9図(a)〜(b)は実施例(IV)の製造方
法の工程順断面図を示しており、第9図(a)に示すよ
うに、半絶縁性GaAs基板1(Crドープ)上に第2バッフ
ア層2″(膜厚500Å)と第1バッフア層2′(膜厚500
0Å)と電子供給層3(膜厚400Å)とコンタクト層4
(膜厚1000Å)とをエピタキシャル成長し、リソグラフ
ィ技術を用いて第2の素子分離帯領域を化学エッチング
して、第1バッフア層2′の表面またはその内部にまで
達する溝21を形成する。この際、第2バッフア層2″は
MBE法により基板温度を200℃として成長し、第1バッフ
ア層2′は基板温度を680℃として成長する。
次いで、第9図(b)に示すように、再びリソグラフ
ィ技術を用いて第1,第2の素子分離帯領域を露出させた
レジスト膜マスク(図示せず)を形成し、露出させた第
1,第2の素子分離帯に酸素イオンを注入して不活性体22
にする。その時、第2の素子分離帯では、第2バッフア
層2″の表面またはその内部に達する深さまでイオン注
入し、第1の素子分離帯では、第1バッフア層2′の表
面またはその内部に達する深さまでイオン注入する。そ
うすれば、第1の素子分離帯39および第2の素子分離帯
45の幅を実施例(III)と同様に狭くすることができ
る。
また、上記の第6図ないし第9図で説明した第2構造
化合物半導体ICにおいては、MBE法によつて基板温度200
℃で成長した高抵抗なGaAs層を第2バッフア層とした
が、同様に低い基板温度(例えば200℃)で成長した高
抵抗なAlGaAs層、MBE法やMOCVD法で成長した他の方法で
形成した高抵抗なAlGaAs層やGaAs層、あるいは、n−Al
GaAs層からなる電子供給層3,n−GaAs層からなるコンタ
クト層4から構成されたn−能動層とは反対導電型のp
−AlGaAs層やp−GaAs層などのサイドゲート抑制効果の
ある層を第2バッフア層として設けても良い。
更に、上記に説明した実施例は酸素イオンを注入して
不活性体化したが、酸素イオン以外のプロトン,ヘリウ
ム,硼素,燐などの基板を不活性体化することの可能な
他のイオンを注入してもよい。
且つ、第2図〜第9図に示す実施例においては、バッ
フア層2または第1バッフア層2′を膜厚5000Åにして
いるが、この膜厚が4000Å以下になれば第2図〜第5図
の実施例では基板・バッフア層界面の影響のため、ま
た、第6図〜第9図の実施例では高抵抗バッフア層2″
の影響のために素子特性が劣化し、例えば、第1バッフ
ア層を2000Åとすると、相互コンダクタンスGm,K値は約
10〜30%程度低下する。そのため、バッフア層は数千Å
程度に厚く形成することが重要である。従って、本発明
にかかる構造はこのバッフア層の膜厚に原因するところ
が大きいものである。
更に、上記の実施例は低電圧が印加されるHEMT素子の
周囲に深い第2の素子分離帯を設けた例であるが、その
逆に、高電圧が印加されるHEMT素子の周囲に深い第2の
素子分離帯を設けても同様の効果がある。その際、数の
少ない方の素子を深い第2の素子分離帯で包囲する方式
を採ることが高集積化のために得策である。
更に補足説明すれば、第2の素子分離帯は上記のよう
に異電圧が印加されるHEMT素子の周囲を完全に包囲する
構成にすることが最適であるが、設計上から止むを得ぬ
場合には部分的に途切れた第2の素子分離帯を設けても
サイドゲート効果の抑制に相当の効果が得られる。
上記のように、本発明にかかる構造は化合物半導体IC
を一層高集積化し、且つ、Vthを一定化するなど素子特
性を安定にすることができる大きな効果のあるものであ
る。
なお、上記実施例はHEMT素子からなるICで説明した
が、MESFET(金属半導体電界効果トランジスタ)素子な
どの他の化合物半導体素子からなるICにも適用できるこ
とは云うまでもない。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば安定
な特性をもつた化合物半導体ICを高密度に形成すること
ができて、超高速ICの今後の発展に大きく寄与するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は原理図、 第2図は本発明にかかる第1構造ICの実施例(I)の断
面図、 第3図(a),(b)は実施例(I)の製造方法の工程
順断面図、 第4図は本発明にかかる第1構造ICの実施例(II)の断
面図、 第5図(a),(b)は実施例(II)の製造方法の工程
順断面図、 第6図は本発明にかかる第2構造ICの実施例(III)の
断面図、 第7図(a),(b)は実施例(III)の製造方法の工
程順断面図、 第8図は本発明にかかる第2構造ICの実施例(IV)の断
面図、 第9図(a),(b)は実施例(IV)の製造方法の工程
順断面図、 第10図(a),(b)は従来のHEMTICの断面図である。 図において、 1は半絶縁性GaAs基板、 2はi−GaAs層からなるバッフア層、 2′は第1バッフア層、2″は第2バッフア層、 3はn−AlGaAs層からなる電子供給層、 4はn−GaAs層からなるコンタクト層、 5は二次元電子層(2DEG)、 6はゲート電極、 7,8はソース電極およびドレイン電極、 T1,T2,T3はHEMT素子、または、半導体素子、 9,19,29,39は第1の素子分離帯、 10,20,25,30,35,40,45は第2の素子分離帯、 11は半絶縁性基板、 12はバッフア層、 12′は第1バッフア層、 12″は第2バッフア層、 13は能動層、 21は溝、22は不活性体 を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 27/095 H01L 27/098 H01L 29/775 - 29/778 H01L 29/80 - 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性半導体基板に上部がチャネル層と
    なるバッフア層を介して積層された能動層を有する積層
    基板に、複数のトランジスタを含む半導体素子が形成さ
    れ、さらに、隣接する前記半導体素子間に素子分離帯が
    形成された化合物半導体装置において、 前記トランジスタと、該トランジスタのソース電圧とほ
    ぼ同じソース電圧が印加されしかも他の電極には該ソー
    ス電圧以上の電圧が印加される隣接トランジスタとの間
    に設けられ、かつ、前記バッフア層の表面またはその内
    部に達するように形成された第1の素子分離帯と、 前記トランジスタと、該トランジスタのソース電圧より
    低い電圧が印加される隣接半導体素子との間に設けら
    れ、かつ、前記半導体基板の表面またはその内部に達す
    るように形成された第2の素子分離帯との2種類の素子
    分離帯を備えている ことを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 【請求項2】半絶縁性半導体基板上に、該半絶縁性半導
    体基板より高抵抗な、または半導体素子の能動層とは異
    種導電型の第2バッフア層と、該第2バッフア層を覆い
    上部がチャネル層となる第1バッフア層と、該第1バッ
    フア層を覆う能動層とを有する積層基板に、複数のトラ
    ンジスタを含む半導体素子が形成され、さらに、隣接す
    る前記半導体素子間に素子分離帯が形成された化合物半
    導体装置において、 前記トランジスタと、該トランジスタのソース電圧とほ
    ぼ同じソース電圧が印加されしかも他の電極には該ソー
    ス電圧以上の電圧が印加される隣接トランジスタとの間
    に設けられ、かつ、前記第1バッフア層の表面またはそ
    の内部に達するように形成された第1の素子分離帯と、 前記トランジスタと、該トランジスタのソース電圧より
    低い電圧が印加される隣接半導体素子との間に設けら
    れ、かつ、前記第2バッフア層の表面またはその内部に
    達する第2の素子分離帯との2種類の素子分離帯を備え
    ている ことを特徴とする化合物半導体装置。
  3. 【請求項3】半絶縁性半導体基板に上部がチャネル層と
    なるバッフア層を介して能動層を積層した後、2種類の
    複数の素子分離帯を形成するに際し、 前記2種類の複数の素子分離帯を形成する位置に、化学
    エッチングにより前記能動層の表面側から前記バッフア
    層の表面またはその内部に達する複数の溝を形成する工
    程と、 一方の種類の素子分離帯に対応する前記溝に、注入イオ
    ンに基づく不活性体が前記半絶縁性半導体基板の表面ま
    たはその内部に達するようにイオン注入を行う工程とを
    含む ことを特徴とする素子分離帯の製造方法。
  4. 【請求項4】半絶縁性半導体基板に上部がチャネル層と
    なるバッフア層を介して能動層を積層した後、2種類の
    複数の素子分離帯を形成するに際し、 一方の種類の素子分離帯に対応する位置に、化学エッチ
    ングにより前記能動層の表面側から前記バッフア層の表
    面またはその内部に達する溝を形成する工程と、 前記溝に、注入イオンに基づく不活性体が前記半絶縁性
    半導体基板の表面またはその内部まで達するようにイオ
    ン注入を行う工程と、 他方の種類の素子分離帯に対応する位置に、前記能動層
    の表面側から、注入イオンに基づく不活性体が前記バッ
    フア層の表面またはその内部に達するようにイオン注入
    を行う工程とを含む ことを特徴とする素子分離帯の製造方法。
  5. 【請求項5】半絶縁性半導体基板に、該半絶縁性半導体
    基板より高抵抗な、または能動層とは異種導電型の第2
    バッフア層と、該第2バッフア層を覆う第1バッフア層
    と、能動層とを順次積層した後、2種類の複数の素子分
    離帯を形成するに際し、 前記2種類の複数の素子分離帯を形成する位置に、化学
    エッチングにより前記能動層の表面側から前記第1バッ
    フア層の表面またはその内部に達する複数の溝を形成す
    る工程と、 一方の種類の素子分離帯に対応する前記溝に、注入イオ
    ンに基づく不活性体が前記第2バッフア層の表面または
    その内部に達するようにイオン注入を行う工程とを含む ことを特徴とする素子分離帯の製造方法。
  6. 【請求項6】半絶縁性半導体基板に、該半絶縁性半導体
    基板より高抵抗な、または能動層とは異種導電型の第2
    バッフア層と、該第2バッフア層を覆う第1バッフア層
    と、能動層とを順次積層した後、2種類の複数の素子分
    離帯を形成するに際し、 一方の種類の素子分離帯に対応する位置に、化学エッチ
    ングにより前記能動層の表面側から前記第1バッフア層
    の表面またはその内部に達する溝を形成する工程と、 前記溝に、注入イオンに基づく不活性体が前記第2バッ
    フア層の表面またはその内部に達するようにイオン注入
    を行う工程と、 他方の種類の素子分離帯に対応する位置に、前記能動層
    の表面側から、注入イオンに基づく不活性体が前記第1
    バッフア層の表面またはその内部に達するまでイオン注
    入を行う工程とを含む ことを特徴とする素子分離帯の製造方法。
JP1126438A 1988-05-24 1989-05-18 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法 Expired - Fee Related JP2884596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1126438A JP2884596B2 (ja) 1988-05-24 1989-05-18 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12787088 1988-05-24
JP63-127870 1988-05-24
JP1126438A JP2884596B2 (ja) 1988-05-24 1989-05-18 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0249465A JPH0249465A (ja) 1990-02-19
JP2884596B2 true JP2884596B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=26462621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1126438A Expired - Fee Related JP2884596B2 (ja) 1988-05-24 1989-05-18 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2884596B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523593A (en) * 1992-03-30 1996-06-04 Hitachi, Ltd. Compound semiconductor integrated circuit and optical regenerative repeater using the same
JPH07263644A (ja) * 1994-03-17 1995-10-13 Hitachi Ltd 化合物半導体集積回路
JP2663869B2 (ja) * 1994-07-28 1997-10-15 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
JP3005938B2 (ja) 1998-01-08 2000-02-07 松下電子工業株式会社 半導体装置及びその製造方法
US7135753B2 (en) 2003-12-05 2006-11-14 International Rectifier Corporation Structure and method for III-nitride monolithic power IC
JP5242068B2 (ja) * 2007-03-23 2013-07-24 古河電気工業株式会社 GaN系半導体デバイスおよびその製造方法
WO2015125471A1 (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 パナソニック株式会社 電界効果トランジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0249465A (ja) 1990-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4830980A (en) Making complementary integrated p-MODFET and n-MODFET
EP1261035A2 (en) Enhancement- and depletion-mode phemt device and method of forming same
EP0206274B1 (en) High transconductance complementary ic structure
KR100697137B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
US3873372A (en) Method for producing improved transistor devices
US4717685A (en) Method for producing a metal semiconductor field effect transistor
JP2884596B2 (ja) 化合物半導体装置、および素子分離帯の製造方法
JPS59207667A (ja) 半導体装置
EP0165433A2 (en) High-speed field-effect transistor
JP2630446B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10173137A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3373386B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2626220B2 (ja) 電界効果トランジスタ及びその製造方法
JP2000195871A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP5415715B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06104290A (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JP3653652B2 (ja) 半導体装置
EP0276981B1 (en) Semiconductor integrated circuit device and method of producing same
JPH01302742A (ja) 化合物半導体装置およびその製造方法
JP2815642B2 (ja) 電界効果トランジスタ
JPS58147130A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6332273B2 (ja)
JPH06163602A (ja) 高電子移動度トランジスタ及びその製造方法
JPH05283439A (ja) 半導体装置
JP3038720B2 (ja) 電界効果トランジスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees