JP2001332326A - 端 子 - Google Patents

端 子

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JP2001332326A
JP2001332326A JP2000153044A JP2000153044A JP2001332326A JP 2001332326 A JP2001332326 A JP 2001332326A JP 2000153044 A JP2000153044 A JP 2000153044A JP 2000153044 A JP2000153044 A JP 2000153044A JP 2001332326 A JP2001332326 A JP 2001332326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーム半田16、18の加熱、溶融で半田
付けされる端子20とパッド12、14の位置ずれ抑制
及び半田付け強度の向上を可能にすること。 【解決手段】 端子20の半田付け部32、34にその
中心O1、O2を結ぶ線分の垂直2等分線Zに関して対
称な形状の貫通孔36、38を形成し、その最小内壁面
間隔K1、最大内壁面間隔K2をパッド12、14間の
最小外壁面間隔P1、最大外壁面間隔P2と等しく形成
し、位置ずれで貫通孔36、38の内壁面の一部分がパ
ッド12、14の外壁面から外側へずれると、このずれ
た内壁面部分に溶融したクリーム半田16、18が回り
込み、その表面張力に起因する力が位置ずれを抑制す
る。この位置ずれ抑制で貫通孔36、38の内壁面の大
部分に半田フィレットを形成して半田付け強度を向上さ
せる。また切欠き40〜54は、位置ずれ抑制効果及び
半田付け強度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
上に形成された1つ又は1対のパッド(ランドともい
う。)の上にクリーム半田を介して載置される底板を具
備し、この底板のパッドに対応した部分に半田付け部を
形成した端子に関するものである。例えばアース端子に
関するものであり、プリント配線基板上に形成された1
対の接地用パッドにクリーム半田を印刷し、その上にア
ース端子の底板を載置し、リフロー槽内でクリーム半田
を加熱、溶融することによって底板の半田付け部をパッ
ドに半田付け固定し、アース端子の接触部にシールドケ
ースを押圧接触させることによって、シールドケースを
プリント配線基板上の接地用パッドに電気的に接続する
場合などに使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、1対のパッドの上にクリーム半田
を介して載置される底板を具備した端子は、この1対の
パッドに対応して底板に形成される半田付け部の形状
が、この2つの半田付け部の中心を結ぶ線分の垂直2等
分線に関して非対称な形状に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の端
子は、1対のパッドに対応して底板に形成される2つの
半田付け部の形状が非対称な形状に形成されていたの
で、リフロー槽内でクリーム半田を加熱、溶融して半田
付けしたときに、半田付け部とパッドの半田接続箇所に
位置ずれが生じ易いという問題点があった。また、半田
付け部とパッドの間に形成される半田フィレット(半田
盛り)の形状が小さいので、半田付け強度が弱いという
問題点があった。
【0004】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたもので、クリーム半田の加熱、溶融で半田付けさ
れる端子の半田付け部とパッドの位置ずれを抑制すると
ともに、半田付け強度を向上させることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プリ
ント配線基板上に形成された1対のパッドの上にクリー
ム半田を介して載置される底板を具備し、この底板の1
対のパッドのそれぞれに対応した部分に半田付け部を形
成した端子において、2つの半田付け部に、2つの半田
付け部の中心O1、O2を結ぶ線分の垂直2等分線Zに
関して対称な形状の貫通孔を形成し、2つの貫通孔の間
の最小内壁面間隔K1を、1対のパッド間の最小外壁面
間隔P1とほぼ等しく形成したことを特徴とする。この
ような構成において、何らかの原因でクリーム半田溶融
中に端子とパッドに位置ずれが生じ、最小内壁面間隔が
K1の2つの貫通孔の一方の内壁面の一部分がパッドの
外壁面より外側にずれると、このずれた内壁面部分につ
いて溶融クリーム半田が内壁面に沿って回り込み、溶融
クリーム半田の表面張力に起因する力が底板に対して位
置ずれをなくす方向に働き、端子とパッドの位置ずれを
抑制する。この端子とパッドの位置ずれ抑制によって貫
通孔の内壁面の大部分に溶融クリーム半田の半田フィレ
ットが形成され、半田フィレットの形状が大きくなって
半田付け強度が向上する。
【0006】請求項2の発明は、プリント配線基板上に
形成された1対のパッドの上にクリーム半田を介して載
置される底板を具備し、この底板の1対のパッドのそれ
ぞれに対応した部分に半田付け部を形成した端子におい
て、2つの半田付け部に、2つの半田付け部の中心O
1、O2を結ぶ線分の垂直2等分線Zに関して対称な形
状の貫通孔を形成し、2つの貫通孔の間の最大内壁面間
隔K2を1対のパッド間の最大外壁面間隔P2とほぼ等
しく形成したことを特徴とする。このような構成におい
て、何らかの原因でクリーム半田溶融中に端子とパッド
に位置ずれが生じ、最大内壁面間隔がK2の2つの貫通
孔の一方の内壁面の一部分がパッドの外壁面より外側へ
ずれると、このずれた内壁面部分について溶融クリーム
半田が内壁面に沿って回り込み、溶融クリーム半田の表
面張力に起因する力が底板に対して位置ずれをなくす方
向に働き、端子とパッドの位置ずれを抑制する。この端
子とパッドの位置ずれ抑制によって貫通孔の内壁面の大
部分に溶融クリーム半田の半田フィレットが形成され、
半田フィレットの形状が大きくなって半田付け強度が向
上する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、位置ずれ抑制効果と半田付け強度を更に向上
させるために、1対のパッドを、その配列方向に平行な
X軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向
の長さがLy(Lx≦Ly)の直角4角形状のパッド2
個で構成し、半田付け部の中心O1、O2を通る直線に
垂直な方向の長さWをLyより短く形成し、半田付け部
の中心O1、O2を通る直線に平行な方向に沿った相対
向する外側辺に切欠きを形成し、この切欠きの形状を中
心O1、O2を通る直線に関して対称な形状に形成す
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、簡単な構造の半田付け部によって位置ず
れ抑制効果と半田付け強度の向上を図るために、1対の
パッドを、その配列方向に平行なX軸方向の長さがL
x、その配列方向に垂直なY軸方向の長さがLy(Lx
≦Ly)の直角4角形状のパッド2個で構成し、2つの
貫通孔を、直径RがLxとほぼ等しい円形状の貫通孔2
個で構成する。
【0009】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、簡単な構造の半田付け部によって位置ず
れ抑制効果と半田付け強度の向上を図るために、1対の
パッドを、その配列方向に平行なX軸方向の長さがL
x、その配列方向に垂直なY軸方向の長さがLy(Lx
≦Ly)の直角4角形状のパッド2個で構成し、2つの
貫通孔を、1辺がLxとほぼ等しい正方形状の貫通孔2
個で構成する。
【0010】請求項6の発明は、プリント配線基板上に
形成されたパッドの上にクリーム半田を介して載置され
る底板を具備し、この底板のパッドに対応した部分に半
田付け部を形成した端子において、半田付け部にパッド
より若干小さい相似形状の貫通孔を形成したことを特徴
とする。このような構成において、何らかの原因でクリ
ーム半田溶融中に端子とパッドに位置ずれが生じ、貫通
孔の内壁面の一部分がパッドの外壁面より外側へずれる
と、このずれた内壁面部分について溶融クリーム半田が
内壁面に沿って回り込み、溶融クリーム半田の表面張力
に起因する力が底板に対して位置ずれをなくす方向に働
き、端子とパッドの位置ずれを抑制する。この端子とパ
ッドの位置ずれ抑制によって貫通孔の内壁面の大部分に
溶融クリーム半田の半田フィレットが形成され、半田フ
ィレットの形状が大きくなって半田付け強度が向上す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
により説明する。図1及び図2は、本発明によるアース
端子(端子の一例)の一実施形態例を示すものである。
図1において(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は底面図、図2において(a)は図1(b)の左側面
図、(b)は図1(b)の右側面図で、これらの図にお
いて、10はプリント配線基板、12、14は前記プリ
ント配線基板10上に形成された1対の接地用パッド
(以下、単にパッドと記述する。)、16、18は前記
パッド12、14上に印刷されたクリーム半田、20は
前記クリーム半田16、18を介して前記パッド12、
14上に載置されたアース端子である。
【0012】前記パッド12、14は、その配列方向に
平行なX軸方向の長さがLx(例えばLx=0.8m
m)、その配列方向に垂直なY軸方向の長さがLy(例
えばLy=1.1mm)(Ly>Lx)の直角4角形状
に形成されている。前記パッド12、14の間の最小外
壁面間隔はP1(例えばP1=0.8mm)に形成さ
れ、前記パッド12、14の間の最大外壁面間隔はP2
(例えばP2=2.4mm)に形成されている。
【0013】前記アース端子20は、板幅がW(例えば
W=1.0mm、W<Ly)の水平な矩形状導電板(例
えばりん青銅を材質とした板厚0.1mmの矩形状導電
板)で形成された底板22と、この底板22の一端側に
一体に連設された折返部24と、この折返部24の先端
部に一体に連設された接触部26とで構成されている。
【0014】前記底板22の前記パッド12、14に対
応した部分には、半田付け部32、34が形成されてい
る。前記半田付け部32、34には直径がR(R≒L
x)の円形状の貫通孔36、38が形成されている。前
記貫通孔36、38は、その中心が前記半田付け部3
2、34の中心O1、O2と一致して形成されている。
このため、図1(c)に示すように、中心O1、O2を
通る直線の方向をU軸方向、中心O1、O2を結ぶ線分
の垂直2等分線をZ、この垂直2等分線Zの方向をV軸
方向とすると、前記貫通孔36、38は垂直2等分線Z
に関して対称な形状となる。したがって、前記アース端
子20の半田付け部32、34を位置決めして前記パッ
ド12、14の上に載置したときに、図1(a)(c)
に示すようにU軸線がX軸線に一致するとともにV軸線
がY軸線に一致し、貫通孔32、34の間の最小内壁面
間隔K1がP1と同一(K1=P1)となり、貫通孔3
2、34の間の最大内壁面間隔K2がP2と同一(K2
=P2)となる。
【0015】前記底板22のU軸方向の相対向する外側
辺には切欠き40〜54が形成され、一方の外側辺(図
1(c)では上辺)に形成された切欠き40、42、4
4、46と他方の外側辺(図1(c)では下辺)に形成
された切欠き48、50、52、54とは、U軸線に関
して対称な形状に形成されている。前記切欠き40、4
2、48、50の一部(面積にして約1/4)は前記半
田付け部32の4隅部に位置し、切欠き40、48と切
欠き42、50は中心O1を通るV軸線に平行な線に関
して対称な形状に形成され、前記切欠き44、46、5
2、54の一部(面積にして約1/4)は前記半田付け
部34の4隅部に位置し、切欠き44、52と切欠き4
6、54は中心O2を通るV軸線に平行な線に関して対
称な形状に形成されている。このため、前記半田付け部
32、34は中心O1、O2に対して前後左右対称(図
1(c)では上下左右対称)な形状となる。
【0016】つぎに前記実施形態例の作用を図3(a)
(b)を併用して説明する。 (1)まず、プリント配線基板10上に形成されたパッ
ド12、14上に、クリーム半田印刷機などを用いてク
リーム半田16、18を印刷し、その上に部品装着機な
どを用いて小型軽量のアース端子20を載置して図1の
(a)〜(c)に示すような状態とする。ついで、リフ
ロー槽などを用いてクリーム半田16、18を加熱、溶
融し、アース端子20の底板22に形成された半田付け
部32、34を接地用パッド12、14に半田付け固定
する。このとき、アース端子20の半田付け部32、3
4とパッド12、14に位置ずれが生じていなければ、
溶融クリーム半田16a、18aが図3(b)に示すよ
うに貫通孔36、38の内壁面に均一、一様な状態で付
着して形成され、冷却後は貫通孔36、38の内壁面に
ほぼ同一形状の半田フィレットが形成され、大きな半田
付け強度が得られる。なお図3(b)では、図示を簡略
化するために、半田付け部32、34とパッド12、1
4の対向面間に介在する溶融クリーム半田16a、18
aの図示を省略している。また、アース端子20の切欠
き40、42、48、50と切欠き44、46、52、
54のうちの半田付け部32と34の4隅部に位置した
部分にも、溶融クリーム半田16a、18aの半田フィ
レット(図示省略)が形成され、半田付け強度を向上さ
せている。
【0017】(2)部品装着機によるアース端子20の
載置ずれ、リフロー槽での予備加熱のアンバランス、加
熱、溶融時のアース端子20の移動などの何らかの原因
によって、クリーム半田16、18の加熱、溶融中に図
3(a)に示すようにアース端子20とパッド12、1
4の間に左右方向の位置ずれが生じ、貫通孔36、38
の内壁面の右側部分がパッド12、14の外壁面から外
側へずれると、溶融クリーム半田16a、18aの表面
張力に起因する力によって、アース端子20が図中矢印
で示す左方向の力を受けて同図(b)に示す位置に移動
し、位置ずれが抑制される。これは、貫通孔36、38
の内壁面の右側部分がパッド12、14の外壁面から右
側へずれると、このずれた内壁面部分について溶融クリ
ーム半田16a、18aが円周内壁面に沿って回り込む
ことによるものと考えられる。また、図3(b)に示す
ようにアース端子20とパッド12、14の間の位置ず
れがなくなると、溶融クリーム半田16a、18aは、
貫通孔36、38の内壁面の殆ど全部に一様に付着する
ので、貫通孔36、38の内壁面とパッド12、14に
跨って形成される半田フィレットの形状が全体して大き
くなって半田付け強度が増す。
【0018】(3)また、図3(a)に示すようにアー
ス端子20とパッド12、14の間に左右方向の位置ず
れが生じると、切欠き40、48と切欠き42、50に
付着する溶融クリーム半田16aの量がアンバランスと
なるとともに、切欠き44、52と切欠き46、54に
付着する溶融クリーム半田18aの量がアンバランスと
なり、溶融クリーム半田16a、18aの表面張力に起
因する力によって半田付け部32、34のパッド12、
14に対する位置ずれが抑制される。また、アース端子
20の切欠き40〜54とパッド12、14に跨って半
田フィレットが形成されるので、切欠き40〜54のな
い場合と比べて半田フィレットの形状が大きくなって半
田付け強度が増す。
【0019】(4)また、図示は省略したが、クリーム
半田16、18の加熱、溶融中にアース端子20とパッ
ド12、14の間に前後方向(図1(c)では上下方
向)の位置ずれが生じると、切欠き40、42と切欠き
48、50に付着する溶融クリーム半田16aの量がア
ンバランスとなるとともに、切欠き44、46と切欠き
52、54に付着する溶融クリーム半田18aの量がア
ンバランスとなり、溶融クリーム半田16a、18aの
表面張力に起因する力によって半田付け部32、34の
パッド12、14に対する位置ずれが抑制される。
【0020】(5)溶融クリーム半田16a、18aの
冷却、固体化によって、アース端子20の半田付け部3
2、34をパッド12、14に半田付け固定した後に
は、アース端子20の接触部26にシールドケース(図
示省略)を押圧接触させ、折返部24の弾性力で接触部
26をシールドドケースに弾性接触させることによっ
て、このシールドケースがアース端子20を経、パッド
12、14を介してプリント配線基板10の接地パター
ンに電気的に接続される。
【0021】前記実施形態例では、簡単な構造の半田付
け部によって位置ずれ抑制効果と半田付け強度の向上を
図るために、端子の2つの半田付け部に形成する貫通孔
の直径RをパッドのX軸方向の長さLxと等しく(R=
Lx)して、位置決め時の2つの貫通孔の間の最小内壁
面間隔を1対のパッド間の最小外壁面間隔と同一(K1
=P1)に形成するとともに、2つの貫通孔間の最大内
壁面間隔を1対のパッド間の最大外壁面間隔と同一(K
2=P2)に形成した場合について説明したが、本発明
はこれに限るものでなく、2つの半田付け部に形成する
貫通孔が2つの半田付け部の中心O1、O2を結ぶ線分
の垂直2等分線Zに関して対称な形状であって、2つの
貫通孔の間の最小内壁面間隔を1対のパッド間の最小外
壁面間隔と等しく形成するか、または2つの貫通孔の間
の最大内壁面間隔を1対のパッド間の最大外壁面間隔と
ほぼ等しく形成した場合について利用することができ
る。
【0022】図4は2つの貫通孔の間の最小内壁面間隔
を1対のパッド間の最小外壁面間隔と等しく形成した場
合の一例を示すもので、図4において図1と同一部分は
説明を省略する。図4において、20aはアース端子、
22aは底板、32a、34aは半田付け部、36a、
38aは直径r1(r1<Lx)の貫通孔で、この貫通
孔36a、38aの中心は前記半田付け部32a、34
aの中心O1、O2と一致しない。前記貫通孔36a、
38aの間の最小内壁面間隔K1は、1対のパッド1
2、14間の最小外壁面間隔P1と等しく形成されてい
るが、最大内壁面間隔K2aは1対のパッド12、14
間の最大外壁面間隔P2とは等しくない。
【0023】つぎに図4の概略的な作用を図5を併用し
て説明する。 (1)アース端子20aの半田付け部32a、34aと
パッド12、14に位置ずれが生じていなければ、溶融
クリーム半田16a、18aが図5(b)に示すように
貫通孔36a、38aの内壁面に均一、一様な状態で付
着して形成され、冷却後は貫通孔36a、38aの内壁
面にほぼ同一形状の半田フィレットが形成され、大きな
半田付け強度が得られる。また、アース端子20aの切
欠き40、42、48、50と切欠き44、46、5
2、54のうちの半田付け部32aと34aの4隅部に
位置した部分にも、溶融クリーム半田16a、18aの
半田フィレット(図示省略)が形成され、半田付け強度
を向上させることができる。
【0024】(2)何らかの原因によってクリーム半田
16、18の加熱、溶融中に図5(a)に示すようにア
ース端子20aとパッド12、14の間に左右方向の位
置ずれが生じ、貫通孔36aの内壁面の右側部分がパッ
ド12の外壁面から外側へずれると、溶融クリーム半田
16aの表面張力に起因する力によって、アース端子2
0aの底板22aが図中矢印で示す左方向の力を受けて
同図(b)に示す位置に移動し、位置ずれが抑制され
る。これは、貫通孔36aの内壁面の右側部分がパッド
12の外壁面から右側へずれると、このずれた内壁面部
分について溶融クリーム半田16aが円周内壁面に沿っ
て回り込むことに起因するものと考えられる。また、図
5(b)に示すようにアース端子20aとパッド12、
14の間の位置ずれがなくなると、溶融クリーム半田1
6a、18aは、貫通孔36a、38aの内壁面の殆ど
全部に一様に付着するので、貫通孔36a、38aの内
壁面とパッド12、14に跨って形成される半田フィレ
ットの形状が全体して大きくなって半田付け強度が増
す。
【0025】(3)また、図5(a)に示すようにアー
ス端子20aとパッド12、14の間に左右方向の位置
ずれが生じると、切欠き40、48と切欠き42、50
に付着する溶融クリーム半田16aの量がアンバランス
となるとともに、切欠き44、52と切欠き46、54
に付着する溶融クリーム半田18aの量がアンバランス
となり、溶融クリーム半田16a、18aの表面張力に
起因する力によって半田付け部32a、34aのパッド
12、14に対する位置ずれが抑制される。また、アー
ス端子20aの切欠き40〜54とパッド12、14に
跨って半田フィレットが形成されるので、切欠き40〜
54のない場合と比べて半田フィレットの形状が大きく
なって半田付け強度が増す。
【0026】図6は2つの貫通孔の間の最大内壁面間隔
を1対のパッド間の最大外壁面間隔と等しく形成した場
合の一例を示すもので、図6において図1と同一部分は
説明を省略する。図6において、20bはアース端子、
22bは底板、32b、34bは半田付け部、36b、
38bは直径r2(r2<Lx)の貫通孔で、この貫通
孔36b、38bの中心は前記半田付け部32b、34
bの中心O1、O2と一致しない。前記貫通孔36b、
38bの間の最大内壁面間隔K2は、1対のパッド1
2、14間の最大外壁面間隔P2と等しく形成されてい
るが、最小内壁面間隔K1bは1対のパッド12、14
間の最小外壁面間隔P1とは等しくない。
【0027】つぎに図6の概略的な作用を図7を併用し
て説明する。 (1)アース端子20bの半田付け部32b、34bと
パッド12、14に位置ずれが生じていなければ、溶融
クリーム半田16a、18aが図7(b)に示すように
貫通孔36b、38bの内壁面に均一、一様な状態で付
着して形成され、冷却後は貫通孔36b、38bの内壁
面にほぼ同一形状の半田フィレットが形成され、大きな
半田付け強度が得られる。また、アース端子20bの切
欠き40、42、48、50と切欠き44、46、5
2、54のうちの半田付け部32bと34bの4隅部に
位置した部分にも、溶融クリーム半田16a、18aの
半田フィレット(図示省略)が形成され、半田付け強度
を向上させることができる。
【0028】(2)何らかの原因によってクリーム半田
16、18の加熱、溶融中に図7(a)に示すようにア
ース端子20bとパッド12、14の間に左右方向の位
置ずれが生じ、貫通孔36bの内壁面の左側部分がパッ
ド12の外壁面から外側へずれると、溶融クリーム半田
16aの表面張力に起因する力によって、アース端子2
0bが図中矢印で示す右方向の力を受けて同図(b)に
示す位置に移動し、位置ずれが抑制される。これは、貫
通孔36bの内壁面の左側部分がパッド12の外壁面か
ら左側へずれると、このずれた内壁面部分について溶融
クリーム半田16aが円周内壁面に沿って回り込むこと
によるものと考えられる。また、図7(b)に示すよう
にアース端子20bとパッド12、14の間の位置ずれ
がなくなると、溶融クリーム半田16a、18aは、貫
通孔36b、38bの内壁面の殆ど全部に一様に付着す
るので、貫通孔36b、38bの内壁面とパッド12、
14に跨って形成される半田フィレットの形状が全体し
て大きくなって半田付け強度が増す。
【0029】(3)また、図7(a)に示すようにアー
ス端子20bとパッド12、14の間に左右方向の位置
ずれが生じると、アース端子20bの切欠き40、48
と切欠き42、50に付着する溶融クリーム半田16a
の量がアンバランスとなるとともに、切欠き44、52
と切欠き46、54に付着する溶融クリーム半田18a
の量がアンバランスとなり、溶融クリーム半田16aの
表面張力に起因する力によって半田付け部32b、34
bのパッド12、14に対する位置ずれが抑制される。
【0030】前記実施形態例では、端子の底板に切欠き
を形成し、この切欠きの一部分が半田付け部に位置する
ように形成した場合について説明したが、本発明はこれ
に限るものでなく、切欠きを省略した場合についても利
用することができる。
【0031】前記実施形態例では、端子の2つの半田付
け部の中心O1、O2を結ぶ線分の垂直2等分線Zに平
行な方向(V軸方向)の長さWを、パッドの配列方向に
垂直なY軸方向の長さLyより小さく形成した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、前記
長さWを前記長さLyより大きく形成した場合について
も利用することができる。
【0032】前記実施形態例では、プリント配線基板上
に形成される1対のパッドを、その配列方向に平行なX
軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向の
長さがLyの直角4角形状のパッド2個で形成し、端子
の2つの半田付け部に形成される貫通孔が円形状に形成
された場合について説明したが、本発明はこれに限るも
のでなく、プリント配線基板上に形成される1対のパッ
ドが前記直角4角形状以外の形状(例えば正方形状や円
形状)のパッド2個で形成され、端子の2つの半田付け
部に形成される貫通孔が円形状以外の形状(楕円形状や
3角形状、4角形状などの多角形状)の貫通孔2個で形
成された場合についても利用することができる。
【0033】前記実施形態例では、各半田付け部に形成
される貫通孔の数が対応するパッドに対して1個とした
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、各半田付け部に形成される貫通孔の数が対応するパ
ッドに対して複数個とした場合についても利用すること
ができる。例えば、図4の貫通孔36a、38aが形成
された半田付け部32a、34aに、図6の貫通孔36
b、38bと同一構成の貫通孔を形成し、各半田付け部
に形成される貫通孔の数が対応するパッドに対して2個
とした場合についても利用することができる。
【0034】前記実施形態例では、プリント配線基板上
に形成されるパッドが2個、これに対応して端子の半田
付け部に形成される貫通孔が2個の場合について説明し
たが、本発明はこれに限るものでなく、プリント配線基
板上に形成されるパッドが1個、これに対応して端子の
半田付け部に形成される貫通孔が1個または複数個の場
合についても利用することができる。
【0035】例えば、図8に示すように、プリント配線
基板10A上に形成される1個のパッド12Aに対し
て、アース端子20Aの底板22Aの半田付け部32A
に形成される貫通孔36Aが1個、半田付け部32Aの
底板22Aの板幅W1がパッド12Aの対応する辺の長
さLy1より大きく、半田付け部32Aのパッド12A
に対応した部分に、パッド12Aより若干小さい相似形
状の貫通孔36Aを形成した場合についても利用するこ
とができる。
【0036】図8に示した実施形態例では、何らかの原
因でクリーム半田の溶融中に端子20Aとパッド12A
に左右方向の位置ずれが生じ、図8(a)に示すよう
に、貫通孔36Aの内壁面の右側部分がパッド12Aの
外壁面から外側にずれると、溶融クリーム半田の表面張
力に起因する力によって、アース端子20Aが図中矢印
で示す左方向の力を受けて同図(b)に示す位置に移動
し、位置ずれが抑制される。これは、貫通孔36Aの内
壁面の左側部分がパッド12の外壁面から左側へずれる
と、このずれた内壁面部分について溶融クリーム半田1
6aが内壁面に沿って回り込むことに起因するものと考
えられる。また、溶融クリーム半田の表面張力に起因す
る力によって、アース端子20Aが図中矢印で示す上下
方向の力を受けるが、上下方向の位置ずれがないときに
は、これらの力が釣り合うので上下方向へ移動しない。
さらに、位置ずれ抑制によって貫通孔36Aの内壁面の
大部分に溶融クリーム半田の半田フィレットが形成され
るので、半田付け強度を向上させることができる。
【0037】前記実施形態例では、端子がアース端子の
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、アース端子以外の端子であっても、プリント配線基
板上に形成された1つ又は1対のパッドの上にクリーム
半田を介して載置される底板を具備し、この底板のパッ
ドに対応した部分に半田付け部を形成した端子について
利用することができる。すなわち、リフロー槽でクリー
ム半田を加熱、溶融することによってプリント配線基板
に半田付けされる端子すべてについて利用することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、2つの半田付け部
に、2つの半田付け部の中心O1、O2を結ぶ線分の垂
直2等分線Zに関して対称な形状の貫通孔を形成し、2
つの貫通孔の間の最小内壁面間隔K1を、1対のパッド
間の最小外壁面間隔P1とほぼ等しく形成したので、何
らかの原因でクリーム半田溶融中に端子とパッドに位置
ずれが生じ、最小内壁面間隔がK1の2つの貫通孔の一
方の内壁面の一部分がパッドの外壁面より外側にずれる
と、溶融クリーム半田の表面張力に起因する力が底板に
対して位置ずれをなくす方向に働き、端子とパッドの位
置ずれを抑制することができる。さらに、端子とパッド
の位置ずれ抑制によって貫通孔の内壁面の大部分に溶融
クリーム半田の半田フィレットが形成されるので、半田
フィレットの形状を大きくして半田付け強度を向上させ
ることができる。
【0039】請求項2の発明は、2つの半田付け部に、
2つの半田付け部の中心O1、O2を結ぶ線分の垂直2
等分線Zに関して対称な形状の貫通孔を形成し、2つの
貫通孔の間の最大内壁面間隔K2を1対のパッド間の最
大外壁面間隔P2とほぼ等しく形成したので、何らかの
原因でクリーム半田溶融中に端子とパッドに位置ずれが
生じ、最大内壁面間隔がK2の2つの貫通孔の一方の内
壁面の一部分がパッドの外壁面より外側へずれると、溶
融クリーム半田の表面張力に起因する力が底板に対して
位置ずれをなくす方向に働き、端子とパッドの位置ずれ
を抑制することができる。さらに、端子とパッドの位置
ずれ抑制によって貫通孔の内壁面の大部分に溶融クリー
ム半田の半田フィレットが形成されるので、半田フィレ
ットの形状を大きくして半田付け強度が向させることが
できる。
【0040】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、1対のパッドを、その配列方向に平行なX軸
方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向の長
さがLyの直角4角形状のパッド2個とし、半田付け部
の中心O1、O2を通る直線に垂直な方向の長さWをL
yより短く形成し、半田付け部の中心O1、O2を通る
直線に平行な方向に沿った相対向する外側辺に切欠きを
形成し、この切欠きの形状を中心O1、O2を通る直線
に関して対称な形状に形成したので、位置ずれ抑制効果
と半田付け強度を更に向上させることができる。
【0041】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、1対のパッドを、その配列方向に平行な
X軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向
の長さがLyの直角4角形状のパッド2個とし、2つの
貫通孔を、直径RがLxとほぼ等しい円形状の貫通孔2
個としたので、簡単な構造の半田付け部によって位置ず
れ抑制効果と半田付け強度の向上を図ることができる。
【0042】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、1対のパッドを、その配列方向に平行な
X軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向
の長さがLyの直角4角形状のパッド2個とし、2つの
貫通孔を、1辺がLxとほぼ等しい正方形状の貫通孔2
個としたので、簡単な構造の半田付け部によって位置ず
れ抑制効果と半田付け強度の向上を図ることができる。
【0043】請求項6の発明は、プリント配線基板上に
形成されたパッドの上にクリーム半田を介して載置され
る底板を具備し、この底板のパッドに対応した部分に半
田付け部を形成した端子において、半田付け部にパッド
より若干小さい相似形状の貫通孔を形成したので、何ら
かの原因でクリーム半田溶融中に端子とパッドに位置ず
れが生じ、貫通孔の内壁面の一部がパッドの外壁面より
外側へずれると、溶融クリーム半田の表面張力に起因す
る力が底板に対して位置ずれをなくす方向に働き、端子
とパッドの位置ずれを抑制することができる。さらに、
端子とパッドの位置ずれ抑制によって貫通孔の内壁面の
大部分に溶融クリーム半田の半田フィレットが形成され
るので、半田フィレットの形状を大きくして半田付け強
度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端子の第1実施形態例を示すもの
で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図
である。
【図2】図1中の端子20を示すもので、(a)は図1
(b)中の端子20の左側面図、(b)は図1(b)中
の端子20の右側面図である。
【図3】図1及び図2の端子の作用を説明するもので、
(a)は図1中の端子20の半田付け部32、34とプ
リント配線基板10上のパッド12、14が位置ずれし
た状態を示す要部拡大断面図、(b)は位置ずれ抑制作
用で位置ずれが直された状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図4】本発明による端子の第2実施形態例を示す底面
図である。
【図5】図4の端子20aの作用を説明するもので、
(a)は図4中の端子20aの半田付け部32a、34
aとプリント配線基板10上のパッド12、14が位置
ずれした状態を示す要部拡大断面図、(b)は位置ずれ
抑制作用で位置ずれが直された状態を示す要部拡大断面
図である。
【図6】本発明による端子の第3実施形態例を示す底面
図である。
【図7】図6の端子20bの作用を説明するもので、
(a)は図6中の端子20bの半田付け部32b、34
bとプリント配線基板10上のパッド12、14が位置
ずれした状態を示す要部拡大断面図、(b)は位置ずれ
抑制作用で位置ずれが直された状態を示す要部拡大断面
図である。
【図8】本発明による端子の第4実施形態例を示すもの
で、(a)は端子20Aの半田付け部32Aとプリント
配線基板10A上のパッド12Aが位置ずれした状態を
示す要部拡大断面図、(b)は位置ずれ抑制作用で位置
ずれが直された状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10、10A…プリント配線基板、 12、14…接地
用パッド(パッド一例)、 16、18…クリーム半
田、 16a、18a…溶融クリーム半田、 20、2
0a、20b、20A…アース端子(端子の一例)、
22、22a、22b、22A…底板、 24…折返
部、 26…接触部、 32、32a、32b、32
A、34、34a、34b…半田付け部、 36、36
a、36b、36A、38、38a、38b…貫通孔、
40〜54…切欠き、 K1…最小内壁面間隔、 K
2…最大内壁面間隔、 Lx…パッド12、14の配列
方向に平行なX軸方向の長さ、 Ly…パッド12、1
4の配列方向に垂直なY軸方向の長さ、 O1、O2…
半田付け部の中心、 P1…最小外壁面間隔、 P2…
最大外壁面間隔、 U…半田付け部の中心O1、O2を
通る直線の軸方向、 V…半田付け部の中心O1、O2
を結ぶ線分の垂直2等分線の軸方向、 W…底板の板幅
(底板のV軸方向の長さ)、 X…1対のパッドの配列
方向に平行な軸方向、 Y…1対のパッドの配列方向に
垂直な軸方向、 Z…半田付け部の中心O1、O2を結
ぶ線分の垂直2等分線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線基板上に形成された1対のパ
    ッドの上にクリーム半田を介して載置される底板を具備
    し、この底板の前記1対のパッドのそれぞれに対応した
    部分に半田付け部を形成した端子において、前記2つの
    半田付け部に、前記2つの半田付け部の中心O1、O2
    を結ぶ線分の垂直2等分線Zに関して対称な形状の貫通
    孔を形成し、前記2つの貫通孔の間の最小内壁面間隔K
    1を、前記1対のパッド間の最小外壁面間隔P1とほぼ
    等しく形成したことを特徴とする端子。
  2. 【請求項2】プリント配線基板上に形成された1対のパ
    ッドの上にクリーム半田を介して載置される底板を具備
    し、この底板の前記1対のパッドのそれぞれに対応した
    部分に半田付け部を形成した端子において、前記2つの
    半田付け部に、前記2つの半田付け部の中心O1、O2
    を結ぶ線分の垂直2等分線Zに関して対称な形状の貫通
    孔を形成し、前記2つの貫通孔の間の最大内壁面間隔K
    2を、前記1対のパッド間の最大外壁面間隔P2とほぼ
    等しく形成したことを特徴とする端子。
  3. 【請求項3】1対のパッドは、その配列方向に平行なX
    軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向の
    長さがLy(Lx≦Ly)の直角4角形状のパッド2個
    からなり、半田付け部の中心O1、O2を通る直線に垂
    直な方向の長さWを前記Lyより短く形成し、前記半田
    付け部の中心O1、O2を通る直線に平行な方向に沿っ
    た相対向する外側辺に切欠きを形成し、この切欠きの形
    状を中心O1、O2を通る直線に関して対称な形状に形
    成してなる請求項1又は2記載の端子。
  4. 【請求項4】1対のパッドは、その配列方向に平行なX
    軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向の
    長さがLy(Lx≦Ly)の直角4角形状のパッド2個
    からなり、2つの貫通孔は、直径Rが前記Lxとほぼ等
    しい円形状の貫通孔2個からなる請求項1、2又は3記
    載の端子。
  5. 【請求項5】1対のパッドは、その配列方向に平行なX
    軸方向の長さがLx、その配列方向に垂直なY軸方向の
    長さがLy(Lx≦Ly)の直角4角形状のパッド2個
    からなり、2つの貫通孔は、1辺が前記Lxとほぼ等し
    い正方形状の貫通孔2個からなる請求項1、2又は3記
    載の端子。
  6. 【請求項6】プリント配線基板上に形成されたパッドの
    上にクリーム半田を介して載置される底板を具備し、こ
    の底板の前記パッドに対応した部分に半田付け部を形成
    した端子において、前記半田付け部に前記パッドより若
    干小さい相似形状の貫通孔を形成したことを特徴とする
    端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011090150A1 (ja) * 2010-01-21 2011-07-28 シャープ株式会社 太陽電池モジュール用端子ボックス、それを用いた太陽電池モジュール、及びその製造方法
JP2013171616A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Tdk Corp 端子台及びこれを備えた回路基板

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