JP2001327538A - 車椅子用乗降補助装置 - Google Patents

車椅子用乗降補助装置

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JP2001327538A JP2000155023A JP2000155023A JP2001327538A JP 2001327538 A JP2001327538 A JP 2001327538A JP 2000155023 A JP2000155023 A JP 2000155023A JP 2000155023 A JP2000155023 A JP 2000155023A JP 2001327538 A JP2001327538 A JP 2001327538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、面倒な介助を必要とせずに、車椅子
の乗車および降車の双方が行える車椅子用乗降補助装置
を提供する。 【解決手段】本発明の車椅子用乗降補助装置は、車両の
開口3下部と地面との間に配置されるスロープ部材11
に、車椅子5を保持する自走式の車椅子保持装置20を
組付け、車椅子5のキャスタ5bを保持したまま、スロ
ープ部材11に沿って移動させる構造して、車椅子5の
乗車時には、車椅子5を車椅子保持装置20の自走ユニ
ット23でアシストしながら登坂させ、降坂時には、同
自走ユニット23で車椅子5が下る方向の慣性力を抑え
ながら車椅子5を降坂させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員を載せた車椅
子を車両に乗せたり降ろしたりするときの手助けに用い
られる車椅子用乗降補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子を使う人の行動範囲を拡げるため
に、近時、車椅子の搭載を可能とした自動車(車両)が
登場している。
【0003】テールゲートをもつ1ボックスタイプのワ
ゴン車は、車室内のリア側に車椅子を収容できるスペー
スが確保しやすいという利点から、多くはワゴン車の後
部開口を車椅子が出入り可能な開口として利用して、乗
降補助装置を使い、車椅子を乗降させることが進められ
ている。
【0004】乗降補助装置では、車両の床面(後部開口
の下部)とそれより下側の地面(自動車の接地面)とい
った高低差のある両地点に、乗員を乗せた車椅子を良好
に移動できることが求められる。
【0005】そこで、乗降補助装置には、後部開口の下
部から地面までの間に平板状のスロープ部材を配置し
て、人手(介助者など)で、地面で待機している車椅子
(乗員を乗せたまま)を動かし、スロープ部材の上面を
通行させて、後部開口から車室内へ乗車させるようにし
た構造がある。
【0006】ところが、介助者は、車椅子の重量に乗員
の体重を加えた重量の重量物を押し上げたり引張り上げ
たりするので、かなり労力的に大きな負担が強いられ
る。
【0007】そこで、特開平11−1139363号に
も開示されているように、車室内にウインチを設置し
て、ウインチの巻取り力で、乗員を乗せたまま車椅子
を、スロープ部材から引き上げる構造を採用して、介助
者をアシストすることが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、降車時には
ウインチの巻取り力が働かないため、降車の際、介助者
は、車椅子の重量と乗員の体重、さらには下る慣性力を
考慮したアシストを行うことが求められ、それが介助者
にとって負担となっていた。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、面倒な介助を必要とせず
に車椅子の乗車と降車との双方が行える車椅子用乗降補
助装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の車椅子用乗降補助装置は、車両の開
口下部と車両の接地面との間に配置されるスロープ部材
に、車椅子保持装置をスロープ部材の傾斜方向に沿って
自走するように組付け、車椅子を保持したまま、スロー
プ部材に沿って移動させるようにした。
【0011】これにより、乗車の際は、スロープ部材の
昇る方向に自走する車椅子保持装置の登坂力でアシスト
して、乗員を乗せたまま車椅子がスロープ部材に沿って
引き上げられる。また降車の際も、車椅子が下る慣性力
を車椅子保持装置の降坂力で抑えて、乗員を乗せたまま
車椅子をスロープ部材に沿って降ろすので、いずれも面
倒な介助を必要とせずに乗降補助が行える。
【0012】請求項2に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、さらに乗員を乗せた状態の車椅子
をふらつかずにスロープ部材上を移動させるために、車
椅子保持装置を、スロープ部材の前記車椅子が通る領域
を挟む幅方向両側に形成された一対のガイドレールと、
同ガイドレールにならってスロープ部材を自走する一対
の自走ユニットと、各自走ユニット間を連結し各自走ユ
ニットを略平行の姿勢に保つ連結部材と、同連結部材に
設けられ車椅子のキャスタを着脱可能に保持する保持部
とを有し構成して、略平行な位置関係を保ちながら自走
する一対の自走ユニットで、動きやすくなっている車椅
子のキャスタの動きを拘束したまま、スロープ部材上を
車椅子が通るようにした。
【0013】請求項3に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、さらに簡単な構造の自走ユニット
が得られるよう、自走ユニットを、ガイドレールを転が
るガイドローラが組付き、連結部材の端部が連結された
本体と、本体内に収められた電動モータと、本体内でス
ロープ部材上を転がるように収められた駆動タイヤと、
電動モータの駆動力を駆動タイヤへ伝える伝達機構とを
有して構成したことにある。
【0014】請求項4に記載の車椅子用乗降補助装置
は、同じく自走ユニットを、ガイドレールを転がるガイ
ドローラが組付き、連結部材の端部が連結された本体
と、本体内に収められた電動モータと、本体内に収めら
れ、外周部に歯車状の凹凸を有する回転部材と、電動モ
ータの駆動力を回転部材へ伝える伝達機構とを有して構
成し、さらにスロープ部材あるいはガイドレールは、回
転部材の凹凸と係合する係合部が傾斜方向に沿って連続
的に形成された構成とし、回転部材が回転すると、自走
ユニットが、スロープ部材に沿って進行するようにした
ことにある。
【0015】請求項5に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、電動モータが停止しても、スロー
プ部材の途中で車椅子が後退することが起きないよう、
電動モータからの回転は、ウォーム式歯車機構で減速さ
れて出力されるようにしたことにある。
【0016】請求項6に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、ハーネスを用いて、車両側から、
たるんだりせずに自走ユニットの電動モータへ電源を供
給できるよう、電動モータは、車両に設置されたハーネ
ス自動巻き取り装置から導出されてガイドレールに沿い
に配線されるハーネスが接続される構造にしたことにあ
る。望ましくは、ハーネスが見栄えよく配線されるよ
う、ハーネスは、ガイドレールの内部を通して、電動モ
ータへ至るようにし手在ることが好ましい。
【0017】請求項7に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、簡単な構造で車椅子の前側の保持
が行えるよう、保持部を、連結部材に支持され車椅子の
前側の各キャスタを載せる一対のキャスタ載せと、キャ
スタ載せに載ったキャスタを保持する保持具とを有して
構成したことにある。
【0018】請求項8に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、簡単な構造で脱落なく確実にキャ
スタを保持できるよう、キャスタ載せは、スロープ部材
の傾斜方向に沿って延びるキャスタ幅にならう溝形をな
し、スロープ部材の下側へ向く一端側には、接地面から
スロープ部材へ向かう車椅子のキャスタを溝形へガイド
する左右方向に拡開するキャスタ出入口を有し、スロー
プ部材の上側へ向く他端側には、キャスタ出入口から進
入したキャスタを後退しないように下側へ落とし込む屈
曲部を有して構成され、保持具は、自走ユニットに固定
されたベルトの先端を車椅子のフレーム部分に引掛け
て、車椅子のキャスタを保持するベルト式締め具から構
成したことにある。
【0019】請求項9に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、車椅子の種類で異なるキャスタ間
の距離に、キャスタ載せが位置合せできるよう、各キャ
スタ載せを連結部材にスロープ部材の幅方向にずらせる
ように支持し、同キャスタ載せが締結具により任意の地
点に位置決め固定されるようにしたことにある。
【0020】請求項10に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、1回の操作で一対のキャスタ載せ
の双方の位置合わせが行えるよう、各キャスタ載せを連
結部材にスロープ部材の幅方向にずらせるように支持
し、かつリンク機構によって、1つの操作レバーの操作
で対称的に位置決め固定されるようにしたことにある。
【0021】請求項11に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、スロープ部材を谷折りで折り畳ん
で車両に格納する場合、谷折りのヒンジを挟むガイドレ
ール部分が互いに干渉せずに格納が行えるよう、このと
きのガイドレールは、スロープ部材の谷折りをなすヒン
ジから分割し、さらに同ヒンジを挟む分割レールの一方
の端部分を分割して谷折れ可能に支持し、スロープ部材
を折り畳む際、分割レールの端部分を谷折れすることに
より、ヒンジを挟んだ分割レールの端部同士が当接しな
いようにしたことにある。
【0022】請求項12に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、簡単な操作でスロープ部材の展開
が行えるよう、一方の分割レール部分の分割した端部分
は、クリップ具で、他方の分割レールに着脱可能に連結
する構成としたことにある。
【0023】請求項13に記載の車椅子用乗降補助装置
は、上記目的に加え、人手操作を要せずに自動で、分割
レールの逃げ、分割した分割レールの端部分と他方の分
割レールとの連結が行えるよう、一方の分割レールの分
割した端部分と他方の分割レールとは、スロープ部材を
折り畳むにしたがい、分割した端部分が谷折れして他方
の分割レールからずれ上がる斜めの合せ面で合せ、かつ
双方は、一方の側面に設けられ合せ面に沿う斜め方向の
切欠部を有するガイド部材と、他方の側面に設けられガ
イド溝に摺動自在に挿入されるガイドピンとで構成され
るカム機構によって、スロープ部材を展開するにしたが
いガイドレールの所定形状が保たれるようにロックさ
れ、スロープ部材を畳むにしたがい、分割した端部分が
谷折れしながらずれ上がり他方の分割レールと重なり合
うようにしたことにある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図9示
す第1の実施形態にもとづいて説明する。
【0025】図1は、例えば1ボックスのワゴン車(車
両)の後部側を示し、図中1は、後部にテールゲート2
で開閉される開口3を有する車体である。この車体1の
車室内(車体1の内部空間で形成される室)の最後部側
には、乗員Sを載せたまま、車椅子5(シート5aの前
側に左右一対のキャスタ5bを有し、シート5aの左右
両側に一対の大輪5cを有して構成される椅子)の収容
が行える乗車スペースが確保してある。
【0026】この車体1には、後部開口3を車椅子5の
乗降が行える開口として利用して、車外、すなわち地面
(ワゴン車が接地している接地面)から、車椅子5を車
室内へ乗車させたり降車させたりする乗降補助装置10
が組み込まれている。
【0027】乗降補助装置10は、車室内の最後尾に組
み込まれた折畳式のスロープ部材11と、同スロープ部
材11上を自走する自走式の車椅子保持装置20とを有
して構成されている。
【0028】このうちスロープ部材11は、図2および
図3にも示されるように乗車スペースの床面を形成する
車内側の第1の平板12a、同平板12aの端部にヒン
ジ13aを介して谷折り可能に回動自在に連結される車
外用の第2の平板12b、同平板12b端部にヒンジ1
3bを介して山折り可能に回動自在に連結された車外用
の第3の平板12cとを有して構成してある。そして、
車室の最後部に配置されている第1の平板12aの後部
側は、下側に傾斜していて、図2に示されるようにテー
ルゲート2を開けて、各平板12a〜12cを開口3か
ら外へ引き出し、直線状に平板12bと平板12cとを
連ならせることにより、開口3から地面へ向かうスロー
プが形成されるようにしてある。各平板12a〜12c
は、車椅子5が通行できる幅寸法を有していて、同スロ
ープを用いて、高低差のある車内床(開口3下部に続い
ている部分)と地面との間を車椅子5が通行できるよう
にしてある。また車室外に出ていたスロープは、図1お
よび図3に示されるようにヒンジ13aを支点に平板1
2aと平板12bと間を谷折り、ヒンジ13bを支点に
平板12bと平板12cとの間を山折りをして折り畳め
ば、車室内に格納される。
【0029】車椅子保持装置20は、図3にも示される
ようにスロープ部材11に組付く一対のガイドレール2
2と、各ガイドレール22に組付く一対の自走ユニット
23とを有している。
【0030】このうち各ガイドレール22は、車椅子5
が通行する領域を挟んだスロープ部材11の幅方向両側
に設けてある。具体的には、各ガイドレール22は、平
板12a〜12c毎に分割した分割レール22a〜22
cを、各平板12a〜12cの幅方向両縁をなす各上面
に縁に沿って一直線状に設けた構造が用いられ、スロー
プが形成されると、当該スロープにならうよう各分割レ
ール22a〜22bが一直線状に配列され、ガイドレー
ル22の全長を形成するようにしてある。なお、各分割
レール22には、図4および図5にも示されるような上
階に幅方向に向き合う略平行な一対のガイド21aを有
し、下階に上下方向に向き合う略平行な一対のガイド2
1bを有した略角形のレール部材が用いてある。
【0031】このガイドレール22のヒンジ部13a周
辺(図3中のB域)には、谷折りしたとき(格納すると
き)、レール部分が干渉せずにすむ工夫が施してある。
この工夫には、図8および図9にも示されるようにヒン
ジ13aを挟む分割レール22a,22bの一方の端
部、ここでは分割レール22bの端部分を分割して、同
分割した端部分25を用いて、干渉する相手となる分割
レール22aから逃げるようにした構造が用いられてい
る。具体的には、分割した端部分25は、ヒンジ13c
を介して分割レール22bに谷折れ可能に支持してあ
る。これにより、ガイドレール22を折り畳む際、分割
した端部25をヒンジ23cを支点に谷折りして、図8
および図9中の二点鎖線で示されるように分割レール2
2bの壁面に固定部材、例えばテープ状のベルベッドフ
ァスナ27で保持させれば、端部分25が分割レール2
2aの端部から逃げるようにしてある。この逃げた状態
から分割レール22bの谷折れを行うことにより、分割
レール22a,22bとが当接せずに、谷折れの折り畳
みが行える。なお、分割した端部分25と分割レール2
2aとは、端部分25aが抜け出やすくなるよう、同抜
け出やすくする方向に傾斜した斜め階段状の合せ面28
(図9のみ図示)で合わせてある。
【0032】また分割レール22aおよび端部分25の
うち、一方の幅方向外側の側面には、止め具29(クリ
ップ具に相当)の一方の部品、具体的には受け部29a
が取付けられ、他方の幅方向外側の側面には、同止め具
29の他方の部品をなすトグル式の掛け金29bが取付
けられている。この止め具29は、図9に示されるよう
に分割レール22aの端面と端部分25の端面とを合わ
せてから、掛け金29bを受け部29aに引掛けると、
分割レール22aと端部分25とを突き合わせた直線状
のまま固定するものである。この止め具29により、展
開した分割レール22a,22b同士が所定形状(ここ
では直線状)に保たれるように固定してあり、同固定
で、展開した平板12a、12bを保持する構造として
いる。
【0033】なお、展開した分割レール22b、23同
士は、図示はしないが同様の止め具を用いて保持され
る。
【0034】一方、各自走ユニット23には、図4に示
されるような一対のボックス形の本体30内にそれぞれ
駆動機器を収めた構造が用いられている。同構造は、左
右勝手反対となるだけで、左右共、同じ構造である。図
5には、このうちの片側の自走ユニット23の全体の構
造が示され、図6(a)〜(c)および図7(a)〜
(c)には、同自走ユニット23の各部矢視方向から見
たときの構造が示されている。
【0035】同自走ユニット23の構造について説明す
れば、本体30は、下面が開放し、前上部が斜めに形成
された縦形の偏平ボックスをなしている。この本体30
は、側面がガイドレール22の内方の面と向き合うよう
に配置される。この側面の前後2箇所の地点には、縦向
きガイドローラ31a(軸心が縦に向くローラ)と横向
きガイドローラ31b(軸心が横に向くローラ)とを対
としたガイドローラ31がそれぞれ組付けてある(2
組)。このうちの縦向きガイドローラ31aが、図7
(b)に示されるようにガイドレール22の上階のガイ
ド21a間に転動可能に嵌まり、横向きガイドローラ3
1bは、ガイドレール22の下階のガイド21b間に転
動可能に嵌まっている。これにより、本体30が、左右
上下の各方向が規制された所定の姿勢のまま、ガイドレ
ール22に沿って動けるようにしてある。
【0036】この本体30内の一端側、例えば車体寄り
の地点には、駆動源ユニット35が収めてある。駆動源
ユニット35は、図5および図6(a)に示されるよう
に斜め下向きの電動モータ36の出力軸に、ウォーム式
歯車機構37a(原動側にウォームギヤ、従動側にウォ
ームホイールとしたギヤ機構:図5のみ図示)が内蔵し
てある減速部37を連結してなり、減速部37の出力軸
37bから、電動モータ36の回転が減速されて出力さ
れるようにしてある。この減速部37が、図7(a)に
も示されるように出力軸37bが横から突き出る向きに
設置してある。
【0037】また本体30内の他端側となる地点(スロ
ープ端寄り)には、図5および図7(b)に示されるよ
うに駆動タイヤ38(例えばホイール38aにゴム製の
タイヤ部材38aを組付けてなる)が収められている。
駆動タイヤ38は、本体30の幅方向両側壁間に掛け渡
した円形な支持軸39の外周部に回転自在に嵌挿してあ
り、これでスロープ方向に向く姿勢に駆動タイヤ38を
配置させている。そして、この駆動タイヤ38の下部側
が本体30の下部開口から突き出て、スロープ部材11
の上面と接地している。これでスロープ部材11の上面
を駆動タイヤ38が長手方向(傾斜方向)沿いに転がる
構造としてある。
【0038】駆動タイヤ38と減速部37の出力軸37
bとは、伝達機構、例えばチェーン機構40でつないで
ある。チェーン機構40は、出力軸37bに固定した小
径のスプロケット41と、支持軸39に回転自在に嵌挿
した大径のスプロケット42とを有している。スプロケ
ット42は、図6(a)および図7(b)にも示される
ように該スプロケット42と隣接して支持軸39に回転
自在に嵌挿された接続具、例えば短筒状のスリーブ部材
43を用いて、駆動タイヤ38に連結してある。具体的
には、中間に配置されたスリーブ部材43のうち、スプ
ロケット42側の端部をねじ44でスプロケット42に
ねじ止めし、駆動タイヤ38側をピン45でホイール3
8aに結合することによって、スプロケット42と駆動
タイヤ38との間を連結してある。そして、大径のスプ
ロケット42と小径のスプロケット41との間には、無
端状のチェーン46が巻き付けられ、電動モータ36の
回転をスプロケット41,42で減速(歯数差による)
して伝達、つまり電動モータ36の駆動力を増幅して駆
動タイヤ38へ伝えるようにしてある。
【0039】これで、左右の各自走ユニット23、23
は、展開したスロープ部材11上を自走(走行)できる
ようにしてある。
【0040】各自走ユニット23,23間は、図4に示
されるように連結部材、例えば前後方向に平行に並ぶ2
本の連結パイプ50で連結されている。詳しくは、各連
結パイプ50には、図7(b)中の二点鎖線で示される
ように1本の短い中間パイプ50aの両端部にそれぞれ
短い端側パイプ50bの一端部を嵌めてねじ止め固定し
たパイプ部材が用いられる。そして、同部材の各端部が
左右自走ユニット23,23の本体30をなす側壁(幅
方向内側にある壁)の前後部の最も低い地点にそれぞれ
連結してある。この平行な連結パイプ23,23によ
り、各左右の自走ユニット23,23が、略平行な姿勢
を保ちながら動くようにしている。
【0041】また各自走ユニット23,23は、車体側
から給電を受けている。この給電には、図3に示される
よう車室内、具体的には平板12aの前方の車内床面
に、ハーネス自動巻き取り装置51を設置した構造が用
いられている。詳しくは、同巻き取り装置51は、ドラ
ム52に長尺なハーネス53を巻き取り方向に付勢して
巻回して構成され、同装置51に内蔵のハーネス根元部
が、車両の電源、例えば車載のバッテリ(図示しない)
に接続してある。また巻き取り装置51から導出された
ハーネス53の先端側は、ガイドレール22に沿って摺
動自在に配線される。具体的には、導出したハーネス部
分は、例えば図3に示されるように片側のガイドレール
22を構成する分割レール22a〜22cの内部、詳し
くは図7(a),(b)に示されるように各レールの上
階側の内腔を挿通してある。そして、このハーネス53
の先端部が一方の自走ユニット23の電動モータ36に
接続される。さらに連結パイプ23のうちの1本の内部
を通じて、残る他方の自走ユニット23の電動モータ3
6に接続され、自走ユニット23,23の移動に応じて
車室内から引き出されるハーネス53を通じて、モータ
駆動に必要な電力を送れるようにしている。
【0042】また車椅子保持装置20には、この他、車
椅子5の前側を保持する左右一対の保持部60を有して
いる。保持部60は、図3に示されるように連結パイプ
50,50の左右両側に組付けられ、車椅子5の前側の
キャスタ5bを載せる一対のキャスタ載せ61と、同キ
ャスタ載せ61に載ったキャスタ5bを保持する保持具
70とを有して構成される。
【0043】詳しくは、各キャスタ載せ61は、図4お
よび図5(a)に示されるようスロープ部材11の通行
方向(傾斜方向)に沿って延びるキャスタ幅にならう溝
形の部材、例えば連結パイプ50,50間に掛け渡され
た溝形の板金部材62から構成される。この板金部材6
2のスロープ部材11の下側へ向く先端部は、連結パイ
プ50を越えて地面のごく近くまで延びていて、同端部
を車椅子5のキャスタ5bが出入りするキャスタ出入口
63としている。このキャスタ出入口63の両側壁63
a(図5のみに図示)は、左右方向に拡開していて、地
面からスロープ部材11へ向かう車椅子5のキャスタ5
bをガイドして溝形部分内に導けるようにしている。ま
た板金部材62のスロープ部材11の上側に向く基端
側、具体的には連結パイプ50,50間の部分は、同部
分に形成されたキャスタ外径にならう円弧形の屈曲部6
4により他の部分より下側に下がっていて、キャスタ出
入口63から進入したキャスタ5bを後退しないように
下側に落とし込ませるようにしてある。67はその落ち
込んだ部分を示している。
【0044】これらキャスタ載せ61の前後部は、各連
結パイプ50,50を摺動自在に貫通していて、キャス
タ載せ61全体をスロープ部材11の幅方向に略平行に
ずらせるようにしてある。そして、各キャスタ載せ61
の基端部(キャスタ出入口63とは反対の端部)を形成
している端壁61aには、図5および図6(c)に示さ
れるように外部から締結具、例えばボルト部材66が連
結パイプ50へ向かい進退可能に螺挿されていて、ボル
ト部材66の端部が連結パイプ50に突き当たれば、キ
ャスタ載せ61が固定され、同ボルト部材66の端部を
連結パイプ50から離せば、キャスタ載せ61のスライ
ドが許されるようにしてある。この任意の位置にキャス
タ載せ61,61を固定する構造により、車椅子5の異
なるキャスタ間の距離に合わせて、キャスタ載せ61の
位置合せが行えるようにしている。
【0045】一方、保持具70は、ラッシングベルトを
用いたベルト式締め具71が用いられている。同ベルト
式締め具71は、図5、図6(b)および図7(c)に
示されるように例えばバックル部材72にベルト73を
U字状に挿通させ、ベルト先端となるU字部にU字状の
フック部材74を組付け、バックル部材72の途中から
出たベルト端部分73aを引っ張れば、フック部材74
がバックル部材72側に引き寄せられる構造になってい
る。このベルト式締め具71から突き出たベルト基端部
が、ブラケット71aを介して、落ち込んだ部分67上
方の本体30の側壁部分に固定されている。またフック
部材74は、車椅子5のキャスタ5b上方の前後方向に
向かうフレーム5dと係脱可能な形成されていて、キャ
スタ載せ61の落ち込んだ部分67にキャスタ5bを載
せてから、フック部材74を同キャスタ5bの上方のフ
レーム部分に引掛けて、バックル部材72から出ている
ベルト端部分73aを引っ張れば、キャスタ5bをキャ
スタ載せ61との間で挟み込めるようにしてある。これ
で、キャスタ5bは、保持されるだけでなく、キャスタ
5bの接地面より高い部分(前側:連結パイプ50、後
側:屈曲部64)で前後方向が規制されるようにしてあ
る。
【0046】他方、各自走ユニット23,23には、操
作部、例えば図3に示されるように長尺なハーネス75
を介して操作スイッチ76が接続されている。同操作ス
イッチ76には、自走ユニット23,23を上方へ移動
させるアップスイッチ部77や同ユニット23,23を
下方へ移動させるダウンスイッチ部78などが組み込ま
れていて、車椅子5に乗っている乗員Sや介助者で行う
遠隔操作により、スロープ部材11上を自走する自走ユ
ニット23,23を使って、乗員を載せた車椅子5を屋
外から乗車させたり、車室内から降車できるようにして
ある。
【0047】すなわち、車椅子5が乗車するときを説明
すれば、今、図1に示されているようにスロープ部材1
1が降り畳められてワゴン車のリヤ側に格納されている
とする。このとき、自走ユニット23,23は、スロー
プ部材11の最も車室側の地点で待機している。
【0048】このときには、まず、図1に示されるよう
にテールゲート2を開け、折り畳んであるスロープ部材
11を展開して、図2および図3に示されるように後部
開口3から地面までの間にスロープを形成する。このと
き、谷折りしてある端部分25を戻して、掛け金29b
で、分割レール22aに固定したり、分割レール22b
と分割レール22cとの間を掛け金(図示しない)で固
定して、スロープの形状を保つ。
【0049】ついで、操作スイッチ76を操作して、待
機位置にある自走ユニット23,23を下降させて、ス
ロープ部材11の最下端となる地点に配置する。する
と、各キャクスタ載せ61のキャスタ出入口63が、地
面と接して配置されたり、あるいは最も地面と最も近接
する地点に導かれる。
【0050】ここで、各キャスタ載せ61,61のスパ
ンが、乗車する車椅子5のキャスタ間の距離に位置合わ
せしてあれば、車椅子5のキャスタ5bの搬入可能な体
制が整う。
【0051】この後、図2に示されるように乗員Sを乗
せた車椅子5を、乗員S自身あるいは介助者の操作によ
り、スロープ端に向かい前進させて、車椅子5の各キャ
スタ5b、5bを各キャスタ出入口63,63から各キ
ャスタ載せ61の奥側へ進入させる。
【0052】すると、各キャスタ5b、5bは、図6
(c)に示されるように落ち込んだ部分67に進む。そ
して、各キャスタ5b、5bは、前方に有る連結パイプ
50のパイプ部分がストッパーとなって、当該落ち込ん
だ部分67に止まる。
【0053】つぎに、乗員Sあるいは介助者の操作で、
図6(b)および図7(c)に示されるようにベルト締
め具71のフック部材74をキャスタ上方のフレーム5
d部分に引掛け、バックル部材72から導出している締
上げ用のベルト端部分73aを引っ張り、フック部材7
4が付いているベルト部分を締め上げる。これにより、
各キャスタ5b、5bはキャスタ載せ61,61の落ち
込んだ部分67との間に挟み込まれる。なお、図6
(b)中、5eは車椅子5の前部に有る脚載せを示す。
【0054】ここで、各キャスタ5b、5bの前後に
は、当該キャスタ5b、5bの接地面より高い位置に障
害物、すなわち前側に連結パイプ5が有り、後側に屈曲
部64が有るので、たとえベルト73の締め上げが緩く
とも、各キャスタ5b,5bは、外れるおそれなく各キ
ャスタ載せ61,61に保持される。
【0055】キャスタ5bの保持を終えたら、車椅子5
の乗員あるいは介助者が、操作スイッチ76を操作し
て、自走ユニット23,23をモータ駆動力で登坂走行
(自走)させる。
【0056】すると、図2に示されるように各自走ユニ
ット23,23は、ガイドレール部材11にならってス
ロープを上る。
【0057】このとき、自走ユニット23,23は、連
結パイプ50,50で所定の姿勢に保たれながら動くの
で、車椅子5は、電動モータ36,36の駆動力だけ
で、左右に大きくぶれたりせずに、真っ直ぐスロープ部
材11上を引き上げられる。そして、自走ユニット2
3,23が車室内の待機位置まで進むと、図2に示され
るように車椅子5は、乗員Sを乗せたまま車室内に到着
する。
【0058】つまり、乗員Sを乗せたまま車椅子5は、
自走ユニット23,23の登坂力でアシストされながら
ワゴン車に乗車していく。なお、自走ユニット23,2
3は、待機位置まで進むと、図示しないリミットスイッ
チがオンして、同地点に止まるものである。
【0059】この後、スロープ部材11を、図3中の二
点鎖線に示されるようにヒンジ13aを支点に谷折り
し、ヒンジ13bを支点に山折りして折り畳むが、この
ままだと、ヒンジ13aを挟む分割レール22aと分割
レール22bの端部が干渉を起こして、スロープ部材1
1が折り畳めないので、このときには図9に示されるよ
うに掛け金29bによる端部分25の固定を解除して、
当該端部分25をヒンジ13cを支点に谷折りする。そ
して、ベルベットファスナ27で、該端部分25を、分
割レール22bと重なる状態に保持させ、干渉が起きる
相手の分割レール22aの端部から端部分25を逃が
す。
【0060】この状態のまま、スロープ部材11を折り
畳むことにより、レール同士が干渉せずに、図1に示さ
れるように車室の最後部に格納される。その後、テール
ゲート2を閉じれば、車椅子5が乗員Sを乗せたまま、
乗車を終える。
【0061】降車をするときは、逆の手順で、スロープ
部材11を展開して、スロープを形成した後、操作スイ
ッチ76を操作して、各自走ユニット23,23を降坂
走行(自走)させる。この降坂のときは、車椅子5の重
量、乗員Sの体重などで下る方向の慣性力をもたらす
が、自走ユニット23,23自身の降坂力で、当該慣性
力を抑えながら、乗員Sを乗せたまま車椅子5をスロー
プ部材11上に沿って最下位の地点まで降ろす。この
後、バックル部材72を緩めて、フック部材74を車椅
子5のフレーム部分から外し、車椅子5を後退させて、
車椅子5の各キャスタ5b、5bをキャスタ載せ61,
61から離脱させれば、乗員Sを乗せたままで車椅子5
の降車が行われる。
【0062】むろん、自走ユニット23,23が通るス
ロープ部材11の上面部分には、滑り止め(図示しな
い)が施してあり、乗車の際、降車の際のいずれも、自
走ユニット23,23はスリップせずに良好に作動す
る。
【0063】a.このように自走式の車椅子保持装置2
0を用いることによって、乗車および降車のいずれも面
倒な介助を必要とせずに、車椅子5の乗降補助を行うこ
とができる。
【0064】b.しかも、車椅子保持装置20は、一対
のガイドレール22,22、一対の自走ユニット23,
23、同ユニット23,23の姿勢を保つ連結パイプ5
0,50、同パイプ50,50に組付けた車椅子5の保
持部60を組み合わせた構造を採用して、動きやすくな
っている車椅子5のキャスタ5b、5bの動きを拘束し
たまま、スロープ部材11上を車椅子5が通るようにし
たので、乗員Sを乗せた状態の車椅子5をふらつかずに
スロープ部材11上を移動させることができる。
【0065】c.そのうえ、自走ユニット23,23
は、ガイドローラ31が付いた本体30に、電動モータ
36、駆動タイヤ38、チェーン機構40(伝達機構)
を組み合わせるだけの簡単な構造でよい。しかも、チェ
ーン機構40だと、構成部品が少なくてすみ、構造がよ
り簡素になる。
【0066】d.特に電動モータ36からの回転をウォ
ーム式歯車機構37aで減速したことにより、自走ユニ
ット23,23は、駆動タイヤ38から力が加わっても
無用に回転することはないので、たとえ電動モータ36
が停止することがあっても、スロープ部材11の途中で
車椅子が後退することはない。
【0067】e.また自走ユニット23,23は、車室
側からガイドレール22に沿って導出されるハーネス自
動巻き取り装置51のハーネス53を通じて電源が供給
される構造なので、別途、電源を必要とせずにすむ。し
かも、自走ユニット23,23の動きに追従して、ハー
ネス53の導出量が変わるので、ハーネス53が無用に
たるんだりせずに電動モータ23,23へ電力を供給す
ることができる。
【0068】f.特にハーネス53はガイドレール22
の内部を挿通させてあるので、見栄えのよい配線ができ
る。
【0069】g.また保持部60には、キャスタ5bを
載せるキャスタ載せ61、同キャスタ載せ61に載るキ
ャスタ5bを保持する保持具70を用いたので、簡単な
構造で、動きやすい車椅子5のキャスタ5bの保持がで
きる。
【0070】h.しかも、キャスタ載せ61には、キャ
スタ幅にならう溝形で、ガイドをもつキャスタ出入口6
3やキャスタ5bを落とし込む屈曲部64を有した構造
を用い、保持具70にはキャスタ5bをキャスタ載せ6
1の落ち込んだ部分67との間で挟み込むベルト式締め
具71を用いたので、簡単な構造、さらには容易にキャ
スタ5bを後退や脱落なく確実に固定できる。
【0071】i.そのうえ、キャスタ載せ61は、スロ
ープ部材11の幅方向に略平行にずらせるようにしてあ
るので、車椅子5に応じて位置合わせすることができ、
どのような種類の車椅子5でも対応できる。
【0072】j.また谷折れで折り畳むようにしたスロ
ープ部材11の場合、同谷折れのヒンジ13cを挟む分
割レール22a,22bのうちの一方、例えば分割レー
ル22bの端部を谷折れ可能にしたので、当該端部分2
5を逃げさえすれば、ガイドレール22が干渉せずに格
納ができる。
【0073】k.特に止め具29(クリップ具)の固定
で、ガイドレール22の形状を保つようにしたので、簡
単な操作で、ガイドレール22を含むスロープ部材11
の展開ができる。
【0074】図10は、本発明の第2の実施形態を示
す。
【0075】本実施形態は、駆動タイヤの代わりに、外
周部に歯車状の凹凸を有する回転部材、例えばスプロケ
ット80を用い、またスプロケット80が通るスプール
部材11の幅方向両側の地点には該スプロケット80の
歯部80aと係合する係合口81(係合部に相当)をス
ロープ部材11の長手方向(傾斜方向)に沿って連続的
に形成して、スプロケット80が回転すると、スプロケ
ット80の歯部80aが係合口81と逐次、係合、離脱
を繰り返しながらスロープ部材11上を進行するように
したものである。
【0076】こうした歯部81を用いて、スロープ部材
11上を掛け上がったり掛け降りたりする自走ユニット
23だと、簡単な構造であるだけでなく、スリップが発
生しないので、確実に自走ユニット23,23を自走さ
せることができる利点がある。なお、係合口81(係合
部)は、ガイドレール22に形成しても同じ効果をもた
らす。
【0077】図11は、本発明の第3の実施形態を示
す。
【0078】本実施形態は、1操作で、2つのキャスタ
載せ61,61の位置調節を同時に行えるようにしたも
のである。
【0079】具体的には、連結パイプ50,50の中央
部を形成している中間パイプ50a,50a間に、支持
台85を用いて操作レバー86を固定し、同操作レバー
86とその両側に配置されているスライド可能なキャス
タ載せ61,61との間を、レバー87とリンク88と
を組み合わせたリンク機構89で接続して、操作レバー
86が回動すると、各キャスタ載せ61,61が各リン
ク機構89によって、スロープ部材11の幅方向に対称
的にスライドして、位置決めされるようにしたものであ
る。
【0080】図12は、本発明の第4の実施形態を示
す。
【0081】本実施形態は、人手操作を要せずに自動
で、分割した端部分25の逃げ、同分割した端部分25
と他方の分割レール22aとの連結が行えるようにした
ものである。
【0082】具体的には、図12(a)に示されるよう
に分割した端部分25と分割レール22aとを、スロー
プ部材11が畳むにしたがい、ずれが起きる斜めの合せ
面90で合せる。そして、これら部材22a、25間
に、図12(b)にも示されるように一方である端部分
25の側面に、合せ面90に沿う斜めの切欠溝91a
(切欠部に相当)が形成されたガイドプレート91を固
定し、他方である分割レール22aの側面に、切欠溝9
1aに摺動自在に挿入されるガイドピン92を突設して
なるカム機構93を組付け、スロープ部材11を折り畳
む作業を行うと、分割した端部分25がヒンジ13aを
支点に谷折れしながら、ずれ上がって分割レール22a
と重なり合うまで導かれ、スロープ部材11の展開作業
を行うと、ガイドピン92が切欠溝91aに嵌まりその
動きがロックされて、分割レール22aと端部分25と
が直線状に連なる形状に保持されるようにしたものであ
る。
【0083】但し、第2〜第4の実施形態において、第
1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明
を省略した。
【0084】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施しても構わない。例えば上述した実施形態
では、チェーン機構を用いて、電動モータの駆動力を走
行輪に伝えるようにしたが、これに限らず、歯車列で電
動モータの駆動力を走行輪に伝えるようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明に記載の発明によれば、スロープ部材に沿って自走す
る車椅子保持装置により、車椅子の乗車時には、登坂が
アシストされ、降坂時には、車椅子が降りる方向の慣性
力を抑えることができ、乗降の双方共、面倒な介助を必
要とせずに車椅子の乗降補助ができる。
【0086】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、さらに乗員を乗せた車椅子をふらつかずにスロ
ープ部材上を安定して移動させることができる。
【0087】請求項3および請求項4に記載の発明によ
れば、上記効果に加え、さらに簡単な構造の自走ユニッ
トを得ることができる。しかも、請求項4に記載の発明
は、これに加え、スリップなどが起きずに、確実に自走
ユニットの自走ができる利点がある。
【0088】請求項5に記載の発明によれば、上記効果
に加え、ウォーム式歯車機構の特性を活用して、たとえ
電動モータが停止しても、スロープ部材の途中から車椅
子が下るということが起きずにすみ、安全性の向上が図
れるといった効果を奏する。
【0089】請求項6に記載の発明によれば、上記効果
に加え、ハーネス自動巻き取り装置の採用により、車両
側から自動ユニットへ導出するハーネスは、自走ユニッ
トの動きに追従して導出量が変化するから、ハーネスを
用いて、たるんだりせずに自走ユニットの電動モータへ
電源を供給することができる。
【0090】請求項7および請求項8に記載の発明によ
れば、上記効果に加え、車椅子のキャスタを保持すると
いった簡単な構造で車椅子の前側の保持ができる。しか
も、請求項8に記載の発明によれば、ベルト締め具で、
キャスタ載せの落とし込んだ部分に載る車椅子のキャス
タを保持する構造を採用したので、車椅子を脱落なく確
実に固定できるといった効果を奏する。
【0091】請求項9および請求項10に記載の発明に
よれば、上記効果に加え、車椅子の種類で異なるキャス
タ間の距離に、キャスタ載せを位置合せでき、どのよう
な種類の車椅子にも対応できる。しかも、請求項10に
記載の発明によれば、1回の操作で一対のキャスタ載せ
を同時に位置合わせできる利点がある。
【0092】請求項11〜13に記載の発明によれば、
上記効果に加え、分割した端部分が逃げる構造により、
谷折り可能なスロープ部材をガイドレールの干渉なしに
折り畳むことができる。しかも、請求項12に記載の発
明によれば、これに加え、クリップ具の止め操作で、簡
単に展開したガイドレールの形状を保つことができる。
そのうえ、請求項13に記載の発明によれば、請求項1
2の発明ような人手による止め操作を要せずに、自動
で、分割した端部分の逃げ、同分割した端部分と他方の
分割レールとを連結する作業ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車椅子用乗降補
助装置を、同装置を格納した車両と共に示す車両の断面
図。
【図2】同車椅子用乗降補助装置のスロープ部材が展開
して、同スロープ部材上を車椅子が通行するときの状態
を説明するための断面図。
【図3】同展開したスロープ部材の全体を示す斜視図。
【図4】図3中のA部で示す自走ユニットの周辺を拡大
して示す斜視図。
【図5】同自走ユニットの構造を説明するための分解斜
視図。
【図6】(a)は図5中のB−B矢視に沿う自走ユニッ
トの内部構造を示す断面図。(b)は図5中のC−C矢
視に沿うベルト式締付具の周辺を示す断面図。(c)は
図5中のD−D矢視に沿うキャスタ載せの周辺を示す断
面図。
【図7】(a)は図5中のE矢視に沿う電動モータの周
辺を示す断面図。(b)は図5中のF矢視に沿う駆動タ
イヤの周辺を示す断面図。(c)は図5中のG矢視にベ
ルト式締付部の周辺を示す断面図。
【図8】スロープ部材の谷折れ部分で、レール同士が干
渉せずにすむ分割構造を説明する斜視図。
【図9】同構造の側面図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る車椅子用乗降
補助装置の要部である自走ユニット構造を説明するため
の斜視図。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る車椅子用乗降
補助装置の要部であるキャスタ載せの位置調節構造を説
明するための斜視図。
【図12】(a)は本発明の第4の実施形態に係る車椅
子用乗降補助装置の要部である自動式レール不干渉構造
を説明するための側面図。(b)は図12(a)中のH
―H線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…車体 3…開口 5…車椅子 5b…キャスタ 5d…フレーム 10…乗降補助装置 11…スロープ部材 12a〜12c…平板 13a〜13c…ヒンジ 20…自走式の車椅子保持装置 22…ガイドレール 22a〜22c…分割レール 23…自走ユニット 25…分割した端部分 29…止め具(クリップ具) 30…本体 31…ガイドローラ 36…電動モータ 37a…ウォーム式歯車機構 38…駆動タイヤ 40…チェーン機構(伝達機構) 41,42…スプロケット 46…チェーン 50…連結パイプ(連結部材) 51…ハーネス自動巻き取り装置 5b…キャスタ 61…キャスタ載せ 63…キャスタ出入口 64…屈曲部 66…ボルト部材(締結具) 71…ベルト式締め具(保持具) 76…操作スイッチ 80…スプロケット(回転部材) 81…係止口(係止部) 86…操作レバー 89…リンク機構 90…合せ面 91…ガイドプレート 92…ガイドピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 克也 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D022 AA02 AC04 AD06 AE10 AE14 AE22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子が乗降可能な開口をもつ車両の前
    記開口とそれより下側にある車両の接地面との間に配設
    され、高低差のある前記両地点へ車椅子を通行させるス
    ロープ部材と、 前記スロープ部材に同スロープ部材の傾斜方向に沿って
    自走するように組付けられ、前記車椅子を保持したまま
    前記スロープ部材に沿って移動させる自走式の車椅子保
    持装置とを具備してなることを特徴とする車椅子用乗降
    補助装置。
  2. 【請求項2】 前記車椅子保持装置は、 前記スロープ部材の前記車椅子が通る領域を挟む幅方向
    両側に形成された一対のガイドレールと、 前記各ガイドレールにそれぞれ組み付けられ、当該ガイ
    ドレールにならって前記スロープ部材を自走する一対の
    自走ユニットと、 各自走ユニット間を連結し、各自走ユニットを略平行の
    姿勢に保つ連結部材と、 前記連結部材に設けられ、前記車椅子のキャスタを着脱
    可能に保持する保持部とを有して構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の車椅子用乗降補助装置。
  3. 【請求項3】 前記各自走ユニットは、 前記ガイドレールを転がるガイドローラが組付くと共に
    前記連結部材の端部が連結された本体と、 前記本体内に収められた電動モータと、 前記本体内で前記スロープ部材上を転がるように収めら
    れた駆動タイヤと、 前記電動モータの駆動力を前記駆動タイヤへ伝える伝達
    機構とを有して構成されることを特徴とする請求項2に
    記載の車椅子用乗降補助装置。
  4. 【請求項4】 前記各自走ユニットは、 前記ガイドレールを転がるガイドローラが組付くと共に
    前記連結部材の端部が連結された本体と、 前記本体内に収められた電動モータと、 前記本体内に収められ、外周部に歯車状の凹凸を有する
    回転部材と、 前記電動モータの駆動力を前記回転部材へ伝える伝達機
    構とを有して構成され、 かつ前記スロープ部材あるいは前記ガイドレールには、
    前記回転部材の凹凸と係合する係合部が傾斜方向に沿っ
    て連続的に形成され、 前記回転部材が回転すると、前記自走ユニットが、前記
    スロープ部材に沿って進行するようにしてあることを特
    徴とする請求項2に記載の車椅子用乗降補助装置。
  5. 【請求項5】 前記電動モータからの回転は、ウォーム
    式歯車機構で減速されて出力されることを特徴とする請
    求項3又は請求項4に記載の車椅子用乗降補助装置。
  6. 【請求項6】 前記電動モータは、車両に設置されたハ
    ーネス自動巻き取り装置から導出されたハーネスに接続
    されるとともに、前記ガイドレールに沿って配線された
    前記ハーネスを通じて給電されることを特徴とする請求
    項3ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の車椅
    子用乗降補助装置。
  7. 【請求項7】 前記保持部は、 前記連結部材に支持され前記車椅子の前側の各キャスタ
    を載せる一対のキャスタ載せと、 前記キャスタ載せに載ったキャスタを保持する保持具と
    を有して構成されることを特徴とする請求項2に記載の
    車椅子用乗降補助装置。
  8. 【請求項8】 前記キャスタ載せは、前記スロープ部材
    の傾斜方向に沿って延びる前記キャスタ幅にならう溝形
    をなし、前記スロープ部材の下側へ向く一端側には、前
    記接地面からスロープ部材へ向かう車椅子のキャスタを
    前記溝形へガイドする左右方向に拡開するキャスタ出入
    口を有し、前記スロープ部材の他端側には、前記キャス
    タ出入口から進入したキャスタを後退しないように下側
    へ落とし込む屈曲部を有して構成され、 前記保持具は、前記自走ユニットに固定されたベルトの
    先端を車椅子のフレーム部分に引掛けて、車椅子のキャ
    スタを保持するベルト式締め具から構成されることを特
    徴とする請求項7に記載の車椅子用乗降補助装置。
  9. 【請求項9】 前記各キャスタ載せは、前記連結部材に
    前記スロープ部材の幅方向にずらせるように支持される
    とともに、締結具により任意の地点に位置決め固定され
    るようにしてあることを特徴とする請求項7又は請求項
    8に記載の車椅子用乗降補助装置。
  10. 【請求項10】 前記各キャスタ載せは、前記連結部材
    に前記スロープ部材の幅方向にずらせるように支持され
    るとともに、リンク機構によって、1つの操作レバーの
    操作で対称的に位置決め固定されるようにしてあること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の車椅子用乗
    降補助装置。
  11. 【請求項11】 前記スロープ部材は、前記車両の内部
    に格納されるよう、途中がヒンジにより谷折れで前記ガ
    イドレールが向き合うように長手方向から折り畳み可能
    に構成され、 前記ガイドレールは、前記谷折りをなすヒンジから分割
    されるとともに、同ヒンジを挟む分割レールの一方の端
    部分が分割されて谷折れ可能に支持され、前記スロープ
    部材を折り畳む際、前記分割レールの端部分を谷折れす
    ることにより、前記ヒンジを挟んだ分割レールの端部同
    士が当接しないようにしてあることを特徴とする請求項
    2に記載の車椅子用乗降補助装置。
  12. 【請求項12】 前記一方の分割レールの分割した端部
    分は、クリップ具で、他方の分割レールに着脱可能に連
    結されて、ガイドレールの所定形状が保たれるようにし
    てあることを特徴とする請求項11に記載の車椅子用乗
    降補助装置。
  13. 【請求項13】 前記一方の分割レールの分割した端部
    分と前記他方の分割レールとは、前記スロープ部材を折
    り畳むにしたがい、分割した端部分が谷折れして他方の
    分割レールからずれ上がる斜めの合せ面で合せてあり、 かつ双方は、一方の側面に設けられ前記合せ面に沿う斜
    め方向の切欠部を有するガイド部材と、他方の側面に設
    けられ前記ガイド溝に摺動自在に挿入されるガイドピン
    とで構成されるカム機構によって、前記スロープ部材を
    展開するにしたがいガイドレールの所定形状が保たれる
    ようにロックされ、前記スロープ部材を折り畳むにした
    がい、前記分割した端部分が谷折れしながらずれ上がり
    他方の分割レールと重なり合うようにしてあることを特
    徴とする請求項11に記載の車椅子用乗降補助装置。
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