JP2003235899A - 乗降補助装置を兼ねる車椅子固定装置 - Google Patents

乗降補助装置を兼ねる車椅子固定装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後方向はもちろん左右方向の揺れを防止し
て車椅子を確実で固定できるようにした乗降補助装置を
兼ねる車椅子固定装置を提供する。 【解決手段】 自動車Jの車内の床面11に設けられる
巻き取り機12と、その巻き取り機に巻き取り・送り出
し自在に連結され、それぞれ自由端にフック21a、2
1bを備えている左右一対のベルト20a、20bと、
前記巻き取り機12にベルトを巻き取った状態でベルト
の向きが左右対称かつ車体に対して斜めになるように方
向転換させる方向転換部材22とを備えている、乗降補
助装置を兼ねる車椅子固定装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗降補助装置を兼
ねる車椅子固定装置に関する。さらに詳しくは、車椅
子、とくに介護者が押すタイプの車椅子の自動車の後部
スペースへの乗り降りを補助すると共に、自動車内に乗
車した車椅子を固定することができる乗降補助装置を兼
ねる車椅子固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような乗降補助兼用の車椅子固定装
置としては、例えば、特開平11−113963号公報
に記載の装置がある。図10はこの装置の特徴部分を示
しており、自動車の床板の左右の中央部に固定されるウ
インチユニット51と、そのウインチユニットによって
巻き取られる巻き取り用のベルト52と、中央部分がそ
の巻き取り用のベルト52の端部に固定される連結棒5
3とを備えている。その連結棒53の両側には、それぞ
れ連結用のベルト54、54が設けられており、両ベル
ト54、54の先端に鉤状のフック55がそれぞれ連結
されている。この装置は、フック55を車椅子の前部の
フレームの前脚56、56にそれぞれ引っ掛けて、ウイ
ンチユニット51を駆動してベルト52を巻き取り、そ
れにより車椅子を車内に引き寄せて乗車の補助を行なう
ことができる。
【0003】その場合、両側の連結用のベルト54、5
4は連結棒53で間隔が設定されているので、車椅子の
左右の前脚56、56同士をそのまま平行に引き、車椅
子を車内に乗せることができる。したがって前脚56、
56同士を中央の側に寄せようとする力が加わらず、折
り畳み式の車椅子でも、折り畳もうとする方向の力が加
わらない利点がある。そして、車椅子をウインチユニッ
ト51側に引き寄せた状態では、連結棒53をウインチ
ユニット51の両側に配置した固定ブラケット57に引
っかけて、連結棒53を傾かないように固定する。それ
により車椅子は、その前脚56、56に引っかけたフッ
ク55と連結用のベルト54とで固定することができ
る。なお車椅子の後部は図外のフックでフレームの後脚
を引っ掛けて引っ張り、それにより車椅子全体を自動車
の床面上に前後方向の力でもって固定することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで自動車の走行
中は、前後方向及び左右方向に揺れが生じる。しかし前
述のように巻き取り用のベルト52および連結用のベル
ト54、54は自動車の前後方向に沿ったほぼ直線状態
に延びているため、図11に示す矢印のように、車椅子
が左右方向に揺れ易い(横荷重に弱い)という問題があ
る。特に、左右方向に揺れが生じると車椅子に乗ってい
る人に非常に不安感を与えるという問題がある。
【0005】本発明は前記従来の装置の問題に鑑みてな
されたものであり、前後方向はもちろん左右方向の揺れ
を防止して車椅子を確実に固定することができる乗降補
助装置を兼ねる車椅子固定装置を提供することを技術課
題としている。さらに本発明は、介護者が車椅子の操作
に集中することができる乗降補助装置を兼ねる車椅子固
定装置を提供することを第2の課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の乗降補助装置を
兼ねる車椅子固定装置(請求項1)は、車内に設けられ
る巻き取り機と、その巻き取り機に巻き取り・送り出し
自在に連結され、それぞれ自由端にフックを備えている
左右一対の牽引部材と、前記巻き取り機に牽引部材を巻
き取った状態で牽引部材の向きが左右対称かつ車体に対
して斜めになるように方向転換させる方向転換部材とを
備えていることを特徴としている。
【0007】このような車椅子固定装置では、前記巻き
取り機が車内の中央に配置された、2本の牽引部材を一
カ所で巻き取るものであり、前記方向転換部材がそれぞ
れ牽引部材の途中と係合してその進行の向きを変えるも
のであって、かつ、車椅子の幅より大きい間隔で車内に
左右一対で配置されているものが好ましい(請求項
2)。
【0008】また、前記方向転換部材が、2本の牽引部
材の途中を実質的に1本にまとめるものであり、前記巻
き取り機が、車内の中央に配置され、まとめられた牽引
部材を一カ所で巻き取るものとすることもできる(請求
項3)。さらに前記方向転換部材が左右一対の牽引部材
方を1本の牽引部材に連結する連結具であり、前記巻き
取り機にその連結具を係止する係止部が設けられている
ものとすることもできる(請求項4)。
【0009】本発明の乗降補助装置を兼ねる車椅子固定
装置の第2の態様(請求項5)は、車内に設けられる巻
き取り機と、その巻き取り機に巻き取り・送り出し自在
に連結され、それぞれ自由端にフックを備えている左右
一対の牽引部材と、それら牽引部材の弛みを検出する左
右の弛みセンサと、一方の弛みセンサが弛みを検出した
ときに前記巻き取り機の駆動モータを停止させる制御装
置とを備えていることを特徴としている。その場合、制
御装置は、巻き取り機の駆動モータの過電流を検出する
過電流検出部と、その過電流検出部が過電流を検出した
ときにモータを停止させる回路とをさらに備えているも
のが好ましい(請求項6)。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明の車椅子固定装置(請
求項1)は、巻き取り機で牽引部材を巻き取ることによ
り、その先端のフックを引っかけた車椅子を車内側に引
っ張る。それにより車椅子をスロープ上に案内すると、
車椅子はスロープ状をゆっくりと走行して、車内側に引
き上げられる。それにより車椅子の後方から操作する介
護者は、車椅子を押し上げる力が少なくて済む。また、
巻き取り機で巻き取っている牽引部材を送り出すと、ス
ロープ上の車椅子は自重で次第に降下していく。その場
合も車椅子を操作する介護者は、車椅子の重量を下方か
ら押し支える力が少なくて済み、安全に車椅子の乗降を
補助することができる。
【0011】さらに車椅子を車上に固定した状態では、
車椅子は左右の牽引部材で左右対称に、斜め方向に引っ
張られる。そのときの斜め方向の引っ張り力は、前後方
向の成分と左右方向の成分とに分けられるが、前後方向
の成分はストッパや後輪側の巻き取り機などと共に、車
椅子の前後の移動を拘束する。そして左右方向の成分
は、車椅子の左右の移動を拘束する。したがって車椅子
は、前後方向の揺れに対するほか、左右方向の揺れに対
しても、確実に固定することができる。これにより、車
椅子に乗っている人に不安感を与えることはない。
【0012】前述の方向転換部材が車椅子の幅より大き
い間隔で左右一対で配置されている車椅子固定装置(請
求項2)においては、車椅子が巻き取り機から遠い位置
にある場合は2本の牽引部材が平行に近い状態である。
そのため車椅子をまっすぐに引っ張ることができる。そ
して車椅子が自動車内に積み込まれ、巻き取り機に近づ
くと、2本の牽引部材は車椅子に対してしだいに急角度
で傾斜し、車椅子を固定する状態では、もっとも急な角
度で傾斜して外向きに左右対称に引っ張る。したがって
固定状態では車椅子の横方向の拘束力が特に大きくな
り、左右の揺れに対しても安定して固定することができ
る。なおいずれの状態でも、左右の牽引部材は車椅子を
外側に引っ張るため、折り畳み式の車椅子でも折り畳み
方向の力が加わらない。
【0013】前記方向転換部材が、2本の牽引部材の途
中を実質的に1本にまとめるもので、前記巻き取り機
が、車内の中央に配置され、まとめられた牽引部材を一
カ所で巻き取るものである場合(請求項3)において
も、車椅子が方向転換部材から遠い位置にある場合は2
本の牽引部材が平行に近い状態であり、車椅子が方向転
換部材に近づくと、しだいに急角度で傾斜し、車椅子を
固定する状態では内向きに急な角度で傾斜して左右対称
に引っ張る。したがって左右方向の揺れに対して安定し
て固定することができる。さらに巻き取り機および方向
転換部材が中央に配置されているので、牽引部材の広が
る範囲が狭い。そのため左右の幅が狭い自動車でも容易
に適用することができる。
【0014】前記方向転換部材が左右一対の牽引部材方
を1本の牽引部材に連結する環状の連結具であり、前記
巻き取り機にその連結具を係止する係止部が設けられて
いる場合(請求項4)は、方向転換部材を自動車の床面
に設ける必要がなく、牽引部材の広がる範囲が狭い。し
たがって狭い自動車にも容易に適用することができる。
また固定時には連結具を巻き取り機の係止部に引っかけ
ておくことにより、牽引部材を安定して固定することが
できる。
【0015】本発明の乗降補助装置を兼ねる車椅子固定
装置の第2の態様(請求項5)は、実際の昇降操作が行
われておらず、それにより牽引部材が弛んでいるとき
は、弛みセンサがその状態を検出し、巻き取り機の作動
を停止させる。したがって車椅子を自動車に乗せると
き、介護者が車椅子を後退させて牽引部材に張力を与え
るだけで巻き取り機の巻き取り作用が始まる。また車椅
子を自動車から降ろすときも、牽引部材をゆるめた状態
でフックを車椅子に係合させておき、車椅子をいくらか
後退させると、巻き取り機が牽引部材を送り出し始め
る。そして車椅子が地面に降りて牽引部材が弛むと、自
動的に巻き取り機が停止する。このように介護者は車椅
子を押したり後退させたりするだけで、巻き取りや送り
出しの開始・停止を自然に行わせることができる。した
がって介護者は車椅子のハンドルを両手で握ったまま、
リモコン装置の押しボタン操作をしなくてもよい。
【0016】スロープの降下途中で介護者が車椅子を止
めたとき、あるいは障害物などで停止したときも、牽引
部材が緩んで巻き取り機が停止する。そのためそれ以上
牽引部材が送り出されず、車椅子はスロープから転がり
落ちないように確保される。また上昇下降のいずれの場
合も、車椅子が斜めに走行し始めると片方の牽引部材が
緩むので、巻き取り機が直ちに停止する。そのため安全
である。
【0017】前記制御装置が、過電流検出部と、過電流
を検出したときにモータを停止させる回路とを有する場
合(請求項6)は、車椅子の引き上げ後、車椅子がスト
ッパに当たったときに、モータに過電流が流れ、巻き取
り機が自動的に停止する。そのため介護者は車椅子の姿
勢維持などの操作に集中することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の車椅子固定
装置を備えた車椅子昇降固定システム全体の実施形態を
示す平面図、図2はその車椅子昇降固定システムの立断
面図、図3は図1に示す車椅子固定装置の正面図、図4
は図1の車椅子昇降固定システムの車椅子を固定した状
態を示す平面図、図5は本発明に関わるリモコン装置の
一実施形態を示す平面図、図6は図1の車椅子固定装置
の電気系統の実施形態を示すブロック図、図7および図
8はそれぞれ本発明の車椅子固定装置の他の実施形態を
示す平面図、図9aおよび図9bは本発明の車椅子固定
装置のさらに他の実施形態を示す平面図および側面図、
図9cは本発明に関わる連結具の他の実施形態を示す平
面図である。
【0019】図1および図2に示す車椅子昇降システム
は、図2に示すような車椅子1を自動車Jに乗せるため
に用いられる。この車椅子1はパイプなどで構成される
フレーム2と、このフレーム2の前脚5側に設けられて
いる前輪3と、フレーム2の後脚6側に設けられる大き
い後輪4とを備えている。フーム2には介護される者が
座る座部や、介護者が押したり前輪を持ちあげるなどの
操作をするためのハンドル等が設けられている。
【0020】車椅子昇降固定システムは、自動車Jの床
板11の上面の前部側に配置される前方固定装置10
と、床板11の上面の後部側に設置される後方固定装置
40とを備えている。本発明の乗降補助装置を兼ねる車
椅子固定装置は、前方固定装置10に適用される。自動
車Jの後部には折り畳み自在あるいは伸縮自在に重ねら
れる2枚のスロープ板13a、13bからなるスロープ
13が設けられており、このスロープ13にを通って車
椅子1が乗り降りすることができる。前方固定装置10
と後方固定装置40との間の床板11の上には、車椅子
1の前輪3が当たって車椅子1の前方(図1の下方)へ
の移動を規制するストッパ30が配設されている。
【0021】前方固定装置10は、図1に示すように、
床板11の奥側の中央に配置される巻き取り機12と、
その巻き取り機12に巻き取られる左右一対のベルト2
0a、20bと、それらのベルトの先端に連結されてい
るフック21a、21bと、ベルト20a、20bの方
向を転換するための床板11の左右に配置される方向転
換部材22とを備えている。
【0022】巻き取り機12は、ケース(図2の符号1
4)と、そのケース14内に設けられる正逆転自在なモ
ータ15と、このモータ15によって回転駆動される右
側のギヤ16aと、このギヤ16aと噛み合っている左
側のギヤ16bと、これらのギヤ16a、16bの上面
にそれぞれ固定されているドラム17a、17bとを備
えている。
【0023】ベルト20a、20bは、たとえば自動車
のシートベルトと同様の織布製のベルトを用いることが
でき、それにより非常に堅牢かつ軽量で、操作し易くな
っている。ベルトは請求の範囲にいう牽引部材である。
牽引部材としては、ベルトのほか、ワイヤーやチェーン
などを用いることができる。ただしベルト20a、20
bを織布などの繊維製品で構成することにより、使用者
にとって機械的なイメージが薄らぎ、安心して使用する
ことができる利点がある。各ベルト20a、20bの基
端はドラム17a、17bにそれぞれ固定され、互いに
逆向きにドラム上に巻かれている。それによりモータ1
5が一方に回転するとギヤ16a、16bが互いに逆方
向に駆動され、さらにドラム17a、17b上にベルト
20a、20bが同調して巻き取られる。モータ15が
逆方向に回転すると、ドラム17a、17bがそれぞれ
前記とは逆方向に回転し、ドラム17a、17bに巻か
れていたベルト20a、20bが同調して送り出され
る。
【0024】上記のようにこの実施形態では、左右のベ
ルト20a、20bはそれぞれ先端のフックからドラム
に取り付けられている基端まで独立しており、それぞれ
のドラムで同調して巻き取り・送り出しをすることがで
きる。したがって左右のベルト20a、20bの引っ張
り力や巻き取り長さ、送り出し長さがほぼ均等に維持さ
れ、車椅子を左右均等に引っ張り、まっすぐに走行させ
ることが容易である。ただし後述するように、1個のド
ラムに2本のベルトを巻きつけて、そのドラムの一方向
の回転で2本のベルトを巻き取ったり送り出したりする
こともできる(図7、図8、図9a参照)。なお、2基
の巻き取り機を左右に配置し、それぞれベルトなどの牽
引部材を巻き取らせることもできるが、中央に配置した
巻き取り機で巻き取る方が、巻き取り・送り出しの同調
運転が容易で、しかも設置スペースが小さいという利点
がある。
【0025】前記方向転換装置22は、巻き取り機12
の外側方で、巻き取り機より自動車Jの後部寄り、とく
に巻き取り機とストッパ30との間の位置で床板11の
上に設置されている。左右の方向転換部材22の間隔は
車椅子1の前脚の間隔より大きい。この実施形態では方
向転換装置22は、床面11に取り付けた逆U字状の支
持部材23a、23bと、それらの支持部材に回転自在
に設けられるローラ22a、22bとから構成されてい
る。支持部材は単なる軸棒などでもよいが、逆U字状に
することにより、ベルト20a、20bが支持部材から
外れない利点がある。またベルト20a、20bを巻き
取っていくだけで、横向きになったフック21a、21
bが支持部材のいずれかの縦棒の部分に引っかかる。そ
れにより邪魔にならないように保持することができる。
さらにローラ22a、22bを用いることにより、ベル
トと方向転換部材の摩擦力が軽減する。ただし摺接する
ガイド部材を用いてもよい。牽引部材としてロープない
しワイヤケーブルを用いる場合は、回転自在に設けたプ
ーリなどを用いることができる。
【0026】上記のような方向転換部材22を用いるこ
とにより、中央の一カ所の巻き取り機を用いるだけで、
車椅子1を左右から外前向きの斜め方向に左右均等に引
っ張ることができる。そして図4のように固定するとき
に大きい角度で車椅子を左右に引っ張ることができる。
そのため自動車が左右に揺れても安定する。なお、図2
のように車椅子が巻き取り機12から遠く離れていると
きは、図1からも分かるように、2本のベルト20a、
20bの角度はそれほど急ではない。そのためスロープ
13を上っていく車椅子1の左右の前脚はそれほど左右
に強く引かれず、ほぼまっすぐ前方に引かれる。
【0027】前記ストッパ30は車椅子の左右の前輪を
当接させて車椅子の前方への移動を拘束するものであ
り、車椅子の左右のずれを吸収できるように左右に延び
る棒状ないし板状を呈するものが好ましい。このストッ
パ30は従来公知のものを用いることができる。このス
トッパ30に車椅子が定位置にきたことを検出するセン
サを設け、巻き取り機12の停止などの制御に用いるこ
ともできる。前記巻き取り機12で巻き取られる左右の
ベルトとストッパ30だけでも車椅子をある程度固定す
ることは可能であるが、後方固定装置40を用いる方が
安定する。
【0028】後方固定装置40は、モータで駆動される
ドラムを備えた巻き取り機40aと、そのドラムに巻き
取られるベルト42a、42bと、それらのベルトの先
端に連結されるフック41a、41bとからなる公知の
ものを使用することができる。後方巻き取り機40aは
モータとドラムの間にクラッチを介在させたり、あるい
はギヤの噛合と解離をさせるなどにより、ベルト42
a、42bを自由に引き出したり、ロックしたりするこ
とができるものが好ましい。
【0029】自動車の床面に乗せられた車椅子は、図4
に示すように、前方固定装置10の2本のベルト20
a、20bと後方固定装置40の2本のベルト42a、
42bによって前後に引かれる。そして前側では方向転
換部材22、22の作用で2本のベルト20a、20b
が前脚を外側に引き、後ろ側では、2本のベルト42
a、42bが後脚を中心側に向かって均等に引っ張る。
それにより車椅子は安定した姿勢で固定される。
【0030】つぎに上記の車椅子固定装置の好ましい制
御システムについて説明する。図1の実施形態では、さ
らに巻き取り機12とローラ22a、22bとの間に、
ベルト20a、20bの弛みを検出する弛みセンサ24
a、24bが設けられている。これらの弛みセンサ24
a、24bは、スプリング25の付勢力でベルト20
a、20bを押圧する押圧棒26と、ベルトを挟んで押
圧棒26の反対側に配置されているリミットスイッチ2
7とから構成されている。この弛みセンサ24a、24
bは、ベルト20a、20bに充分な張力が働いている
ときは、リミットスイッチ27のアクチュエータ28が
押圧されず、ベルトに弛みが生ずると押圧棒26がスプ
リング25の付勢力でベルトをリミットスイッチ27側
に押し、リミットスイッチ27のアクチュエータ28を
作動させる。それにより内部スイッチの接点がオン信号
またはオフ信号を出力する。
【0031】前方固定装置10は、介護者の便宜を図る
べく図5に示すリモコン装置34で遠隔操作(いわゆる
リモコン操作)するようにするのが好ましい。このリモ
コン装置34には、上から固定スイッチ35、停止スイ
ッチ36、解除スイッチ37が配設されている。リモコ
ン34の送信部(図示せず)から前方固定装置10の受
信部(図示せず)へは、赤外線あるいはFM電波にて信
号を送信するようにしている。また、前方固定装置10
のモータ15や他の電気回路の電源は、自動車Jのバッ
テリからとっている。
【0032】図6は前述の前方固定装置10の電気系統
のブロック図を示している。上述の弛みセンサ24a、
24bからの信号は制御部31に入力されていて、ま
た、リモコン装置34の固定スイッチ35、停止スイッ
チ36、解除スイッチ37からの信号も制御部31にそ
れぞれ入力されている。また、上記制御部31からはモ
ータ15の駆動用の制御信号をモータドライバ32に送
っている。制御部31では、固定スイッチ35が操作さ
れたとき、停止信号が入るまでは巻き取り機12がベル
トを巻き取る方向にモータ15を回転させるようにして
いる。また、解除スイッチ37が操作されたときは、停
止信号が入るまでベルトを送り出す方向にモータを回転
させるようにしている。停止スイッチ36はモータを手
動操作で停止させるためのものである。
【0033】さらにこの電気系統では、前記モータドラ
イバ32内でのモータ電流が過電流となったことを検出
する過電流検出部33を設けており、過電流検出部33
での検出信号を制御部31にフィードバックしてモータ
15を停止するようにしている。また左右の弛みセンサ
24a、24bのリミットスイッチ27の接点信号は、
いずれかが検出されると制御部31がモータ15を停止
させるようにしている。
【0034】つぎに上記の車椅子昇降固定装置の全体の
動作について説明する。 [車椅子引き上げ操作]先ず、車椅子1を地上から自動
車J内に引き上げて、車内で前方固定装置10及び後方
固定装置40によって車椅子1を固定する動作を説明す
る。前方固定装置10の巻き取り機12内に巻き取られ
ているベルト20a、20bの先端のフック21a、2
1bを持ち、リモコン34の解除スイッチ37を押操作
する。その状態ではベルト20a、20bが弛んでいる
ので、弛みセンサ24a、24bからの信号でまだモー
タ15が回転せず、ベルト20a、20bは送り出され
ない。
【0035】つぎに使用者がフック21a、21bを後
方に引くと、ベルト20a、20bが張り、弛みセンサ
24a、24bのリミットスイッチが解除され、モータ
15が回転し、ベルト20a、20bが送り出される。
したがって使用者はベルトの張り状態を維持しながらベ
ルトを引き出していくことができる。そして引き出し操
作を止めれば、弛みセンサ24a、24bが働き、モー
タ15の回転が停止する。
【0036】なお、このベルト20a、20bの引き出
し操作などのリモコン34の各スイッチの操作が一定時
間されない場合には、モータ15が停止するようにして
いる。それにより安全性が確保される。
【0037】ついで図2に示すように車椅子1の前脚5
に左右のフック21a、21bをそれぞれ引っ掛け、リ
モコン34の固定スイッチ35を押操作する。その状態
ではベルト20a、20bが弛んでいるので、弛みセン
サ24a、24bが作動している。そのため弛みセンサ
24a、24bの検出信号によりモータ15は停止状態
となっている。介助者がベルト20a、20bの弛みを
とるように車椅子1を若干後退させると、ベルト20
a、20bの弛みがなくなり、それにより弛みセンサ2
4a、24bはベルト20a、20bが弛んでいないと
いう信号を制御部31に出力する。これにより、制御部
31はモータドライバ32を介してモータ15をベルト
20a、20bの巻き取り方向に駆動制御する。
【0038】モータ15が回転すると、ベルト20a、
20bがドラム17a、17bに巻き取られていき、車
椅子1がスロープ板13に沿って引き上げられる。そし
て車椅子1が巻き取り機12側に引き寄せられ、車椅子
1はその前輪3がストッパ30に当たって止まる。そう
すると、モータ15には過電流が流れ、その過電流を過
電流検出部33が検出し、その検出信号を制御部31に
送ってモータ15の回転を停止させる。この状態が図4
に示されている。したがって車椅子1は前輪3がストッ
パ30に当接した状態で、車椅子1の前脚5はローラ2
2a、22bを介したベルト20a、20bによって斜
め前方に、左右対称に引っ張られて巻き取り機12側に
固定された状態となる。これにより、車椅子1を所定の
位置(ストッパ30の位置)に確実に停止させることが
でき、車椅子1に乗っている人に不安感を与えることは
ない。
【0039】このように車椅子1の両側の前脚5、5を
前方固定装置10のベルト20a、20b及びフック2
1a、21bで固定した後、後方固定装置40のフック
41a、41bを引き出して車椅子1の後脚6に引っ掛
ける。そして、後方固定装置40の内部のモータとギヤ
を駆動して、ベルト42a、42bを巻き取り、その状
態でベルト42a、42bをロックする。これにより、
車椅子1の後脚6は後方固定装置40のベルト42a、
42b及びフック41a、41bによって確実に固定さ
れることになる。
【0040】ここで、図4に示すように、車椅子1の前
脚5をベルト20a、20b及びフック21a、21b
で引っ掛け固定している状態では、ベルト20a、20
bはローラ22a、22bで引っ張り方向を変えて車椅
子1に対して斜め方向から固定される。そのため、自動
車Jの進行方向と同方向にベルトで固定していた従来例
(図10、図11参照)とは異なり、車椅子1の前後方
向だけでなく、左右方向に対しての揺れをも防止するこ
とができる。すなわち、車椅子1への横荷重に対して強
く固定することができる。
【0041】[車椅子の降車の操作]次に、自動車J内
で固定していた車椅子1を解除して地上へ降ろす場合の
動作について説明する。まず、後方固定装置40のフッ
ク41a、41bを車椅子1の後脚6から外し、リモコ
ン34の解除スイッチ37を押操作する。この解除スイ
ッチ37の押操作により前方固定装置10のモータ15
が上述とは逆方向に回転し、ベルト20a、20bがい
くらか送り出される。それによりベルトの張力がなくな
り、これを弛みセンサ24a、24bが検出することで
モータ15が一旦停止する。
【0042】ついで介護者が車椅子1を後退方向(自動
車Jから降りる方向)に引くと、ベルト20a、20b
が張る。そして左右のベルト20a、20bが張ると、
弛みセンサ24a、24bが検出してモータ15が再度
ベルト20a、20bの送り出し方向に回転し、車椅子
1が勝手に転がり落ちるのを規制しながら車椅子を下降
させることができる。そのとき何らかの原因で車椅子が
停止すると、ベルトが弛むので、モータが停止し、それ
以上ベルトが送り出されない。したがって仮に介助者が
手を緩めても、車椅子はすぐにベルトで確保され、転が
り落ちることはないので安全である。また車椅子が斜め
に走行を始めても、いずれかの弛みセンサが弛みを検出
するので、車椅子は直ちに止まる。そのため安全であ
る。
【0043】車椅子1がスロープ板13から地面に降り
て介助者が車椅子を止めると、ベルト20a、20bが
弛み、モータが停止する。それにより介助者が車椅子1
の前脚5からフック21a、21bを外すことにより、
降車が完了する。その後介助者はリモコン34の固定ス
イッチ35を押操作する。この固定スイッチ35の押操
作により、モータ15がベルトを巻き取る方向に回転す
るので、介護者はフック21a、21bを手で引き、ベ
ルト20a、20bを初期位置まで巻き上げさせ、フッ
ク21a、21bをたとえば方向転換部材22に引っか
けるなどにより収納する。
【0044】このように本実施形態では、車椅子1の前
脚5にベルト20a、20bを斜め方向から引っ掛けて
いるので、横荷重に対して強くなり、左右方向の揺れを
防止でき、車椅子1を確実に固定することができる。ま
た、弛みセンサ24a、24bによりベルト20a、2
0bが弛んだ場合には、モータ15を停止させることで
ロック状態となり、車椅子1の乗降時での事故を未然に
防止することができる。さらに、モータ15の過電流を
検出し、過電流になった場合には、モータ15を停止さ
せているので、車椅子1の乗降時に前輪3や後輪4が何
かに当たって動きが規制された場合に、車椅子1を無理
に動かすこともなく、また、モータ15(モータコイ
ル)に損傷を与えることもない。
【0045】前記実施形態では左右のベルト20a、2
0bは別個のドラムで巻き取るようにしているが、図7
に示すように、1個のドラム17で巻き取らせることも
できる。その場合は一対のギヤ(図1の符号16a、1
6b)は不要である。また前記実施形態では、方向転換
部材22を左右に大きく離して配置しているが、図8に
示すように、中央部に配置するようにしてもよい。その
場合は折り畳み式の車椅子に対して折り畳み方向の加重
をかけることになるが、このものも2本のベルト20
a、20bなどの牽引部材が中央側にまとめられるた
め、想像線で示すように固定時には斜め方向に張られ
る。したがって固定時における横方向の揺れを防止する
ことができ、従来の装置に比して安全である。
【0046】図9aは2本のベルト20a、20bの基
端側を1本にした実施形態を示している。そしてこの実
施形態では、2本の先端側のベルト20a、20bと基
端側の1本のベルト20cとを三角形状の環状の連結具
45で連結している。この実施形態では、この連結具4
5が方向転換部材となっている。連結具45は金属棒を
二等辺三角形状に折り曲げてスリーブ46で連結したも
のや、その形状に合成樹脂で成形したものなどが用いら
れる。
【0047】さらにこの実施形態では、図9bに示すよ
うに、巻き取り機10の上端に、連結具45を係止する
ための係止突起47を設けている。係止突起47はたと
えばドラム17を回転自在に保持する左右の板状のブラ
ケット48に切り欠き部を形成するなどにより設けるこ
とができる。それにより車椅子を固定するときは、連結
具45あるいはそのスリーブ46を係止突起46に引っ
かけた状態で、後方固定装置のフックを車椅子1の後脚
に引っかけて引っ張れば、車椅子1を一層安全に固定す
ることができる。
【0048】連結具45の三角形の形状、とくに先端側
のベルト20a、20bが取り付けられている2辺の角
度θは、巻き取り機10とストッパ30の位置関係、自
動車の内部の幅など、種々の条件に応じて選択すればよ
い(図9b参照)。
【0049】前記実施形態では弛みセンサ24a、24
bは巻き取り機12から独立しているが、巻き取り機1
2の内部に組み込むこともできる。さらに方向転換部材
22を所定範囲内で移動自在に設け、バネで付勢すると
共にその位置をリミットスイッチで検出させることによ
り、方向転換部材と一体にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車椅子固定装置を備えた車椅子昇降
固定システム全体の実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1の車椅子昇降固定システムの立断面図で
ある。
【図3】 図1に示す車椅子固定装置の正面図である。
【図4】 図1の車椅子昇降固定システムの車椅子固定
状態を示す平面図である。
【図5】 本発明に関わるリモコン装置の一実施形態を
示す平面図である。
【図6】 本発明の車椅子固定装置の電気系統の実施形
態を示すブロック図である。
【図7】 本発明の車椅子固定装置の他の実施形態を示
す平面図である。
【図8】 本発明の車椅子固定装置の他の実施形態を示
す平面図である。
【図9】 図9aは本発明の車椅子固定装置のさらに他
の実施形態を示す要部平面図および側面図、図9cは本
発明に関わる連結具の他の実施形態を示す平面図であ
る。
【図10】 従来の車椅子固定装置の一例を示す平面図
である。
【図11】 図10の装置の車椅子固定状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 車椅子 2 フレーム 3 前輪 4 後輪 5 前脚 6 後脚 J 自動車 10 前方固定装置 11 床面 12 前方固定装置 13a、13b スロープ板 13 スロープ 15 モータ 16a、16b ギヤ 17a、17b ドラム 20a、20b ベルト 21a、21b フック 22 方向転換部材 22a、22b ローラ 23a、23b 支持部材 24a、24b 弛みセンサ 25 スプリング 26 押圧棒 27 リミットスイッチ 28 アクチュエータ 30 ストッパ 31 制御部 32 モータドライバ 33 過電流検出部 34 リモコン装置 35 固定スイッチ 36 停止スイッチ 37 解除スイッチ 40 後方固定装置 40a 巻き取り機 41a、41b フック 42a、42b ベルト 17 ドラム 20c 基端側のベルト 45 連結具 46 スリーブ 47 係止突起 48 ブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内に設けられる巻き取り機と、その巻
    き取り機に巻き取り・送り出し自在に連結され、それぞ
    れ自由端にフックを備えている左右一対の牽引部材と、
    前記巻き取り機に牽引部材を巻き取った状態で牽引部材
    の向きが左右対称かつ車体に対して斜めになるように方
    向転換させる方向転換部材とを備えている、乗降補助装
    置を兼ねる車椅子固定装置。
  2. 【請求項2】 前記巻き取り機が車内の中央に配置され
    た、2本の牽引部材を一カ所で巻き取るものであり、前
    記方向転換部材がそれぞれ牽引部材の途中と係合してそ
    の進行の向きを変えるものであって、かつ、車椅子の幅
    より大きい間隔で車内に左右一対で配置されている請求
    項1記載の車椅子固定装置。
  3. 【請求項3】 前記方向転換部材が、2本の牽引部材の
    途中を実質的に1本にまとめるものであり、前記巻き取
    り機が、車内の中央に配置され、まとめられた牽引部材
    を一カ所で巻き取るものである請求項1記載の車椅子固
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記方向転換部材が左右一対の牽引部材
    方を1本の牽引部材に連結する連結具であり、前記巻き
    取り機にその連結具を係止する係止部が設けられている
    請求項1記載の車椅子固定装置。
  5. 【請求項5】 車内に設けられる巻き取り機と、その巻
    き取り機に巻き取り・送り出し自在に連結され、それぞ
    れ自由端にフックを備えている左右一対の牽引部材と、
    それらの牽引部材の弛みを検出する左右の弛みセンサ
    と、一方の弛みセンサが弛みを検出したときに巻き取り
    機の駆動モータを停止させる制御装置とを備えている乗
    降補助装置を兼ねる車椅子固定装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置が、巻き取り機の駆動モー
    タの過電流を検出する過電流検出部と、その過電流検出
    部が過電流を検出したときにモータを停止させる回路を
    有する請求項5記載の車椅子固定装置。
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