JP2007167492A - ベッドの荷重検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドのキャスタの載置面上からの落下を防止でき、更に、キャスタを載置面上の正規の荷重検出位置に確実に載置できるベッドの荷重検出器を提供すること。
【解決手段】荷重検出器1Aは、ベッドのキャスタが載置される載置面12を有する。荷重検出器1Aがベッド設置面45上に設置された状態で、載置面12がベッド設置面45よりも高い位置に配置される。そして、荷重検出器1Aは、キャスタをベッド設置面45上から載置面12上に向かって走行させて該載置面12上に載置して、ベッドの脚部に掛かる荷重を検出するように構成されている。載置面12の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ落下防止壁部13、13が、キャスタの走行方向Rにおいて両者の間隔が狭くなる状態に設けられている。載置面12の後縁部に、載置面12上の正規の荷重検出位置Sに到達したキャスタの走行を止めるストッパ壁部14が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、医療機関、介護施設、一般家庭等で使用され、ベッドの寝床部上に被験者が在床した状態においてベッドの脚部に掛かる荷重を検出するベッドの荷重検出器に関する。
ベッドの寝床部上に在床している病人、高齢者、被介護者、乳幼児等の被験者の在床、離床、在床位置等の在床状況を検出するための方法として、次のようなものが知られている。
すなわち、ベッドの前後左右の各脚部に掛かる荷重を荷重検出器により検出し、これらの荷重に基づいてベッド寝床部上の被験者の重心位置(在床位置)を検出する。そして、この重心位置に基づいて被験者のベッド寝床部上での移動距離、運動速度、運動回数等を演算し、その結果に基づいて被験者の在床状況を検出する方法である(例えば、特許文献1及び2参照)。
また、特開2000−105884号公報には、ベッドの各脚部に掛かる荷重を検出する荷重検出器からの荷重検出用出力電圧に基づいて被験者の在床や離床を検出する方法が開示されている(特許文献3参照)。
これらの方法では、いずれも、ベッドの前後左右の各脚部に掛かる荷重を荷重検出器により検出するために、ベッドの各脚部に設けられた各ベッド移動用キャスタを、対応する荷重検出器の載置面上に載置する必要がある。
特許第3098997号公報 特許第3529332号公報 特開2000−105884号公報
しかしながら、従来の荷重検出器では、ベッドのキャスタを荷重検出器の載置面上に載置する途中で、キャスタが載置面上から落下する虞がある。さらに、キャスタが載置面上の正規の荷重検出位置からずれて載置されることがあり、その結果、荷重の検出精度が低下するという問題が生じる。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ベッドのキャスタの載置面上からの落下を防止でき、更に、キャスタを載置面上の正規の荷重検出位置に確実に載置できるベッドの荷重検出器、該荷重検出器を用いたベッドの在床状況検出装置、及びベッドの設置方法を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
ここで本明細書では、説明の便宜上、ベッドのキャスタをベッド設置面上から荷重検出器の載置面上に載置する場合において、荷重検出器の載置面のキャスタ入口側を荷重検出器の前側とし、その反対側を荷重検出器の後側としている。
[1] ベッドの脚部に設けられたベッド移動用キャスタが載置される載置面を有し、
ベッド設置面上に設置された状態で前記載置面がベッド設置面よりも高い位置に配置され、キャスタをベッド設置面上から前記載置面上に向かって走行させて該載置面上に載置して、ベッドの脚部に掛かる荷重を検出するベッドの荷重検出器において、
前記載置面の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ落下防止壁部が、キャスタの走行方向とは反対方向において両者の間隔が広くなる状態に設けられ、
前記載置面の後縁部に、載置面上の正規の荷重検出位置に到達したキャスタの走行を止めるストッパ壁部が設けられていることを特徴とするベッドの荷重検出器。
[2] 前記載置面は、キャスタの走行方向において下り勾配の斜面に形成されている前項1記載のベッドの荷重検出器。
[3] 前記載置面の前縁部よりも前側に配置され、キャスタをベッド設置面上から前記載置面上へ案内する、キャスタの走行方向において上り勾配のスロープ面を有している前項1又は2記載のベッドの荷重検出器。
[4] 前記スロープ面の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ案内壁部が、キャスタの走行方向において両者の間隔が狭くなる状態に、且つ、該両キャスタ案内壁部の後端部が前記両キャスタ落下防止壁部の前端部に対応する位置に配置されて設けられている前項3記載のベッドの荷重検出器。
[5] 前記載置面の前縁部に、キャスタが乗り越え可能な凸条部が前記前縁部に沿って設けられ、
キャスタが前記凸条部を乗り越えることによりキャスタが前記載置面上の正規の荷重検出位置に載置されるように構成されている前項1〜4のいずれか1項記載のベッドの荷重検出器。
[6] 前記載置面の前縁部に、キャスタが乗り越え可能な凸条部が前記前縁部に沿って設けられ、
キャスタが前記凸条部を乗り越えることによりキャスタが前記載置面上の正規の荷重検出位置に載置されるように構成されており、
前記凸条部の前面は、キャスタの走行方向において前記スロープ面の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている前項3又は4記載のベッドの荷重検出器。
[7] ベッドの複数個の脚部にそれぞれ設けられた各ベッド移動用キャスタが載置される載置面を有する複数個の荷重検出器を備え、
前記各荷重検出器は、ベッド設置面上に設置された状態で前記載置面上にキャスタが載置されてベッドの脚部に掛かる荷重を検出するものであり、
前記複数個の荷重検出器から出力されるベッドの荷重に関する信号を用いて、被験者の在床状況を検出するベッドの在床状況検出装置において、
前記複数個の荷重検出器のうち少なくとも1個の荷重検出器として、前項1〜6のいずれか1項記載の荷重検出器が用いられていることを特徴とするベッドの在床状況検出装置。
[8] 前項1〜6のいずれか1項記載の複数個の荷重検出器をベッド設置面上に設置し、
次いで、ベッドの複数個の脚部にそれぞれ設けられた各ベッド移動用キャスタを、ベッド設置面上から対応する荷重検出器の載置面上に向かって走行させて該載置面上に載置することを特徴とするベッドの設置方法。
[1]の発明では、荷重検出器の載置面の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ落下防止壁部が設けられているので、ベッドのキャスタを載置面上に載置する際に、キャスタの載置面上からの落下を防止できる。
さらに、これら左右両キャスタ落下防止壁部は、キャスタの走行方向とは反対方向において両者の間隔が広くなる状態に設けられている。したがって、キャスタを載置面上に載置する際に、キャスタを載置面上における両キャスタ落下防止壁部の間に容易に入れることができ、もって、キャスタの載置作業を容易に行うことができる。
さらに、載置面の後縁部に、載置面上の正規の荷重検出位置に到達したキャスタの走行を止めるストッパ壁部が設けられているので、キャスタを載置面上の正規の荷重検出位置に確実に載置できる。したがって、キャスタが載置面上の正規の荷重検出位置からずれた位置に載置されることによる荷重の検出精度の低下を防止できる。
[2]の発明では、キャスタを載置面上の正規の荷重検出位置に確実に載置できる。
[3]の発明では、キャスタの載置作業を更に容易に行うことができる。
[4]の発明では、ベッドのキャスタがスロープ面上を走行する際に、キャスタがキャスタ案内壁部に当接した場合であっても、キャスタがキャスタ案内壁部によって載置面上に向かう方向に案内されるため、キャスタの載置作業を更に容易に行うことができる。
[5]の発明では、キャスタを載置面上の正規の荷重検出位置に確実に載置できる。さらに、載置面上に載置されたキャスタについて、載置面の前縁部からの不慮の落下をこの凸条部により防止できる。
[6]の発明では、上記[5]の発明と同じ効果を奏する。さらに、凸条部の前面は、キャスタの走行方向においてスロープ面の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている。したがって、キャスタが凸条部を乗り越えたか否かについて、すなわちキャスタが載置面上の正規の荷重検出位置に載置されているか否かについて、ベッド移動作業者はベッドを押すときの力の大きさに基づいて容易に判断することができる。
[7]の発明では、在床状況検出装置は、荷重検出器として、上記[1]〜[6]のいずれかの発明の荷重検出器が用いられているので、荷重検出器について上記[1]〜[6]のいずれかの発明の効果を奏する。さらに、キャスタが載置面上の正規の荷重検出位置からずれて載置されることによる荷重の検出精度の低下が防止されるので、在床状況の検出精度の低下についても防止できる。
[8]の発明では、ベッドの複数個の脚部にそれぞれ設けられた各ベッド移動用キャスタを、対応する荷重検出器の載置面上に載置することにより、ベッドをベッド設置面上に設置する場合において、ベッドの各キャスタを対応する荷重検出器の載置面上に容易に載置することができる。
次に、本発明の幾つかの好ましい実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1において、(1A)は、本発明の一実施形態に係るベッドの荷重検出器、(30)は本発明の一実施形態に係るベッドの在床状況検出装置である。(40)はベッドである。
ベッド(40)は、医療施設(例:病院)、介護施設(看護施設を含む。以下同じ。)、高齢者施設、一般家庭等で使用されるものであり、その寝床部(41)は、平面視略長方形状(長方形状)に形成されている。(45)は水平なベッド設置面である。
このベッド(40)の寝床部(41)上には、被験者(H)として、病人、高齢者、被介護者(被看護者を含む。)をはじめ、健康人、乳幼児等が、睡眠、休息、療養、診察、検査等のために、仰向き姿勢等で在床する。
ベッド(40)は、その寝床部(41)を所定の高さ位置に略水平状に支持する複数個の脚部として、前後左右の4個の脚部(42、42、42、42)を有している。これら4個の脚部(42、42、42、42)の下端部には、それぞれ、回転自在なベッド移動用キャスタ(42a)が設けられている。
本実施形態のベッドの在床状況検出装置(30)は、図1に示すように、本実施形態の4個の荷重検出器(1A、1A、1A、1A)と、演算手段(31)と、表示手段(32)と、報知手段(33)とを備えており、4個の荷重検出器(1A、1A、1A、1A)から出力されるベッド(40)の荷重に関する信号を用いて、被験者(H)の在床状況を検出するものである。
演算手段(31)は、コンピュータ等からなり、4個の荷重検出器(1A、1A、1A、1A)から出力されるベッド(40)の荷重に関する信号に基づいて、ベッド(40)の各脚部(42)に掛かる荷重を演算するとともに、この演算結果に基づいて被験者(H)の在床状況を更に演算するものである。
表示手段(32)は、演算手段(31)の演算結果(即ち在床状況等)を表示するものであり、テレビモニタ等を有している。
報知手段(33)は、演算手段(31)の演算結果に基づいて報知信号を看護師、介護者、監視者等に対して発するものである。この報知手段(33)は、報知信号としての報知音を発する報知スピーカや、光を発する報知ランプ等を有している。
演算手段(31)、表示手段(31)及び報知手段(33)は、いずれも、通常、ベッド(40)を設置した部屋とは異なる場所に設置されるものであり、例えば、ナースセンタや監視室に設置されるものである。
本実施形態のベッドの各荷重検出器(1A)は 、いわゆるカンチレバー型のものであり、図6に示すように、基板部(2)と、片持ち梁部(10)と、歪み検出センサ(17)等を備えている。
基板部(2)は、例えばアルミニウム(その合金を含む。以下同じ。)の押出材で形成されたもので、ベッド設置面(45)上に設置されるものである。
この基板部(2)は、平面視略ロ字状等の額縁状のもので、その内側に開口部(2a)が設けられており、互いに離間して対向配置された左右一対の側枠部(3)(3)と、該両側枠部(3)(3)間に互いに離間して対向配置され、両側枠部(3)(3)の前端部同士及び後端部同士をそれぞれ相互に連結した前後一対の前枠部(4)及び後枠部(5)とを有している。
また、この基板部(2)の底面には、複数の滑り止めゴムシート片(23)が接着剤等により貼着されている(図4及び5参照)。
片持ち梁部(10)は、例えばアルミニウムの押出材で形成されたもので、所定の長さを有するものであり、弾性的に屈曲可能な起歪体として機能するものである。
この片持ち梁部(10)の基端部(固定端部)は、図3及び図4に示すように、基板部(2)の後枠部(5)上に複数の固定ネジ(21)により固定されている。
なお、(22)は、図6に示すように複数の固定ネジ(21)が螺合する複数のネジ孔(22a)を有する板片である。(21a)は、片持ち梁部(10)の基端部に設けられた、固定ネジ(21)用のネジ挿通孔である。(21b)は、基板部(2)の後枠部(5)に設けられた、固定ネジ(21)用のネジ挿通孔である。
一方、この片持ち梁部(10)の先端部(自由端部)には、上面を載置面(12)とする載置板部(11)が略水平状に一体に設けられている。この載置板部(11)(載置面(12))は、基板部(2)の開口部(2a)内において下降変位可能に配置されている。
載置面(12)は、荷重検出器(1A)がベッド設置面(45)上に設置された状態では、ベッド設置面(45)よりも高い位置に配置される。さらに、この状態において、載置面(12)は、図4及び図5に示すように、水平面(即ちベッド設置面(45))に対してキャスタの走行方向(R)において僅かに下り勾配の斜面に形成されている。この載置面(12)の勾配、即ち水平面(ベッド設置面(45))に対する傾斜角は、0.1〜2°(特に好ましくは0.5〜1°)の範囲内に設定されることが望ましい。ただし本発明では、載置面(12)の勾配は上記の範囲内であることに限定されるものではない。
荷重検出器(1A)では、このように荷重検出器(1A)がベッド設置面(45)上に設置された状態で、ベッド(40)のキャスタ(42a)をベッド設置面(45)上から載置面(12)上に向かって走行させて該載置面(12)上に載置して、ベッド(40)の脚部(42)(詳述するとキャスタ(42a))に掛かる荷重を検出するように荷重検出器(1A)が構成されている。
この荷重検出器(1A)において、図2〜図6に示すように、載置面(12)の左右両側縁部には、キャスタ(42a)の載置面(12)上からの落下を防止する、互いに略対向状に配置された左右一対のキャスタ落下防止壁部(13)(13)が、キャスタの走行方向(R)とは反対方向において両者の間隔が漸次広くなる状態に(換言すると、キャスタの走行方向(R)において両者の間隔が漸次狭くなる状態に)、載置面(12)に対して立ち上がり状に一体に設けられている。さらに、これら両キャスタ落下防止壁部(13)(13)は、載置面(12)の左右両縁部に沿って真直に延びて載置面(12)に設けられている。
なお、キャスタの走行方向(R)とは、キャスタ(42a)を載置面(12)上に載置する際のキャスタ(42a)の走行方向をいう。以下同じである。
さらに、載置面(12)の後縁部(14)には、載置面(12)上の正規の荷重検出位置(詳述すると正規の荷重検出領域)(S)に到達したキャスタ(42a)の走行を止めるストッパ壁部(14)が、載置面(12)に対して立ち上がり状に一体に設けられている。このストッパ壁部(14)の壁面の断面形状は、図4に示すように略円弧状である。
両キャスタ落下防止壁部(13)(13)とストッパ壁部(14)とは、図3に示すように、平面視略コ字状(コ字状)に配置されている。一方、載置面(12)の前縁部の上方における両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部の間は、キャスタ入口部とされている。
両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の後端部の間隔は、例えば70〜100mmに設定されており、一方、両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部の間隔は、例えば120〜200mmに設定されている。
また、載置面(12)の前縁部よりも前側で且つ該前縁部の近傍位置には、キャスタ(42a)をベッド設置面(45)上から載置面(12)上へ案内する、キャスタの走行方向(R)において上り勾配のスロープ面(6)が配置されている。このスロープ面(6)は、基板部(2)の前枠部(4)の上面からなる。図5に示すように、このスロープ面(6)の後縁部(即ち上縁部)の高さ位置は、載置面(12)の前縁部の高さ位置と略同じ(同じ)になるように設定されている。
このスロープ面(6)の勾配、即ちベッド設置面(45)に対する傾斜角は、10°以下(特に好ましくは5°以下)の範囲内に設定されていることが望ましい。ただし本発明では、スロープ面(6)の勾配は上記の範囲内であることに限定されるものではない。
さらに、このスロープ面(6)の左右両側縁部には、キャスタ(42a)を載置面(12)上に向かう方向に案内する、左右一対のキャスタ案内壁部(7)(7)が、キャスタの走行方向(R)において両者の間隔が漸次狭くなる状態に(換言すると、キャスタの走行方向(R)とは反対方向において両者の間隔が漸次広くなる状態に)、且つ、両キャスタ案内壁部(7)(7)の後端部が両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部に対応する位置に配置されて、スロープ面(6)に対して立ち上がり状に一体に設けられている。さらに、本実施形態では、これら両キャスタ案内壁部(7)(7)は、図3に示すように、平面視において両キャスタ落下防止壁部(13)(13)に沿って前方へ延長した仮想線(詳述すると仮想直線)上に設けられている。
また、載置面(12)の前縁部には、図5に示すように、キャスタ(42a)が乗り越え可能な断面略山形状(山形状)又は略逆V字状(逆V字状)の凸条部(15)が、前縁部に沿って一体に設けられている。そして、キャスタ(42a)がこの凸条部(15)を乗り越えることにより、キャスタ(42a)が載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に載置されるように構成されている。
この凸条部(15)の前面(15a)は、キャスタの走行方向(R)においてスロープ面(6)の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている。
この凸条部(15)の前面(15a)の勾配、即ちベッド設置面(45)に対する傾斜角は、10〜20°の範囲内に設定されていることが望ましい。さらに、この凸条(15)の載置面(12)からの突出高さは、2〜6mmの範囲内に設定されていることが望ましい。ただし本発明では、凸条部(15)の前面(15a)の勾配や凸状部(15)の突出高さは上記の範囲内であることに限定されるものではない。
この凸条部(15)は、載置面(12)の撓みを抑制するための梁の役割も果たしており、これにより、検出精度の向上を図ることができるし、更に、載置板部(11)の厚さを薄くすることが可能となり、もって荷重検出器(1A)の軽量化を図り得る。
歪み検出センサ(17)は、片持ち梁部(10)の歪みや更にはその時間的な変動を検出するものである。本実施形態では、歪み検出センサ(17)は、片持ち梁部(10)の上面に装着された4個の歪みゲージ(18)である。こらら4個の歪みゲージ(18)は、互いに電気的に接続されてブリッジ回路(詳述するとホイートストンブリッジ回路)が形成されている。
さらに、本実施形態の各荷重検出器(1A)は、制御部及び通信部を搭載した制御基板(20)を備えている。この制御基板(20)には、歪みゲージ(18)が組み込まれたブリッジ回路の入力信号線(詳述すると入力電圧線)(19)及び出力信号線(詳述すると出力電圧線)(19)が電気的に接続されている。
制御部は、ブリッジ回路の出力信号(詳述すると出力電圧)を増幅する増幅部、該増幅部で増幅された信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換部等を有している。
通信部は、本実施形態では無線通信部であり、制御部の出力信号、すなわち荷重検出器(1A)から出力されるベッド(40)の荷重に関する信号を、電波信号として演算手段(31)に送信するものである。
なお本発明では、4個の荷重検出器(1A)のうちいずれか1個の荷重検出器を親機とし、残りの3個の荷重検出器(1A、1A、1A)を子機とするとき、各子機に搭載された通信部は、各子機から出力されるベッド(40)の荷重に関する信号を、電波信号として親機に送信するものであっても良い。この場合、親機に送信された信号は、親機の出力信号と一緒に親機の通信部により演算手段(31)に一括して送信される。
次に、上記荷重検出器(1A)を用いたベッド(40)の設置方法について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、4個の荷重検出器(1A、1A、1A、1A)をベッド設置面(45)上に、ベッド(40)の脚部(42)のキャスタ(42a)のピッチに対応する間隔をおいて設置する。
次いで、ベット移動作業者(即ちベッド設置作業者)(図示せず)がベッド(40)を押して、該ベッド(40)の各キャスタ(42a)をベッド設置面(45)上における対応する荷重検出器(1A)の近傍位置まで移動(走行)させる。さらに、各荷重検出器(1A)の位置を目視で確認しながら、引き続きベッド(40)を押することにより、各キャスタ(42a)を、ベッド設置面(45)上から対応する荷重検出器(1A)の載置面(12)上に向かってスロープ面(6)上を走行させ、更に凸条部(15)を乗り越えさせる。
キャスタ(42a)が凸条部(15)を乗り越えることにより、キャスタ(42a)は載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に載置されるとともに、凸条部(15)を乗り越えることにより生じた勢いと、載置面(12)が傾斜していることによる重量の作用とによって、キャスタ(42a)が載置面(12)上をストッパ壁部(14)に向かって僅かに走行して該ストッパ壁部(14)に衝合する。これにより、キャスタ(42a)の走行が止められ、もってキャスタ(42a)がストップ壁部(14)に当接(衝合)した状態で載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に載置される。
以上の操作によりベッド(40)の設置作業が終了する。なお、ベッド(40)のキャスタ(42a)を荷重検出器(1A)の載置面(12)上からベッド設置面(45)上に降ろす場合には、上述したベッド(40)の設置作業とは逆の操作を行う。これにより、ベッド(40)のキャスタ(42a)がベッド設置面(45)上に降ろされる。
次に、上記荷重検出器(1A)及び在床状況検出装置(30)を用いたベッドの荷重検出方法及び在床状況検出方法について、以下に説明する。
上述したベッドの設置方法により、ベッド(40)の各キャスタ(42a)を対応する荷重検出器(1A)の載置面(12)上に載置する。
次いで、ベッド(40)の寝床部(41)上に被験者(H)が在床し、ベッド(40)の各脚部(42)(詳述するとキャスタ(42a))に掛かる荷重を、対応する荷重検出器(1A)により検出する。この検出において、各荷重検出器(1A)からは、上述したように、ベッド(40)の脚部(42)に掛かる荷重に関する信号として、制御基板(20)上の制御部のA/D変換部により変換されたデジタル信号が無線通信部により演算手段(31)に電波信号として送信される。
演算手段(31)では、無線通信部により送信された信号をアンテナ(31a)で受信した後、ベッド(40)の各脚部(42)に掛かる荷重に関する信号に基づいて、ベッド(40)の各脚部(42)に掛かる荷重を演算するとともに、この演算結果に基づいて被験者(H)の在床状況を更に演算する。この演算手段(31)の演算結果(即ち在床状況等)は、表示手段(32)によりリアルタイムに表示される。さらに、この演算手段(31)の演算結果が所定の範囲から外れた場合には、報知手段(32)によって報知音や光等の報知信号が看護師、介護者、監視者等に対して発せられる。なお、演算結果が所定の範囲から外れた場合としては、被験者(H)が離床した場合等が挙げられる。
而して、本実施形態のベッドの荷重検出器(1A)は次の利点がある。
すなわち、この荷重検出器(1A)は、載置面(12)の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ落下防止壁部(13)(13)が設けられているので、ベッド(40)のキャスタ(42a)をベッド設置面(45)上から載置面(12)上に載置する際に、キャスタ(42a)の載置面(12)上からの落下を両キャスタ落下防止壁部(13)(13)によって防止できる。
さらに、これら左右両キャスタ落下防止壁部(13)(13)は、キャスタの走行方向(R)とは反対方向において両者の間隔が広くなる状態に設けられている。したがって、キャスタ(42a)を載置面(12)上に載置する際に、キャスタ(42a)を載置面(12)上における両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の間に容易に入れることができ、もって、キャスタ(42a)の載置作業を容易に行うことができる。その上、キャスタ(42a)の載置面(12)上への載置操作の途中でもし仮にキャスタ(42a)がキャスタ落下防止壁部(13)に当接した場合であっても、ストッパ壁部(14)に向かう方向にキャスタ(42a)をキャスタ落下防止壁部(13)に沿って案内することができる。
さらに、載置面(12)の後縁部に、載置面(12)上の正規の荷重検出位置(領域)(S)に到達したキャスタ(42a)の走行を止めるストッパ壁部(14)が設けられているので、キャスタ(42a)を載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に確実に載置できる。したがって、キャスタ(42a)が載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)からずれた位置に載置されることによる荷重の検出精度の低下を防止できる。
さらに、載置面(12)は、キャスタの走行方向(R)において下り勾配の斜面に形成されている。したがって、この載置面(12)上にキャスタ(42a)が載置されると、キャスタ(42a)が重力の作用によりストッパ壁部(14)に向かって移動してストッパ壁部(14)に衝合(当接)するようになる。そのため、キャスタ(42a)を載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に確実に載置できる。
さらに、この荷重検出器(1A)は、載置面(12)の前縁部よりも前側に配置され、キャスタ(42a)をベッド設置面(45)上から載置面(12)上へ案内する、キャスタの走行方向(R)において上り勾配のスロープ面(6)を有している。したがって、キャスタ(42a)を載置面(12)上に載置するのに要する力を低減でき、もってキャスタ(42a)の載置作業を更に容易に行うことができる。
さらに、スロープ面(6)の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ案内壁部(7)(7)が、キャスタの走行方向(R)において両者の間隔が狭くなる状態に、且つ、該両キャスタ案内壁部(7)(7)の後端部が両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部に対応する位置に配置されて設けられている。したがって、キャスタ(42a)がスロープ面(6)上を走行する際に、キャスタ(42a)がキャスタ案内壁部(7)に当接した場合であっても、キャスタ(42a)がキャスタ案内壁部(7)によって載置面(12)上に向かう方向に案内されるため、キャスタ(42a)の載置作業を更に容易に行うことができる。
さらに、載置面(12)の前縁部に、凸条部(15)が前縁部に沿って設けられており、キャスタ(42a)がこの凸条部(15)を乗り越えることによりキャスタ(42a)が載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に載置されるように構成されている。したがって、キャスタ(42a)を載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に確実に載置できる。さらに、載置面(12)上に載置されたキャスタ(42a)について、載置面(12)の前縁部からの不慮の落下をこの凸条部(15)によって防止できる。
さらに、この凸条部(15)は、載置面(12)の撓みを抑制するための梁の役割も果たしており、これにより、検出精度の向上を図ることができるし、更に、載置板部(11)の厚さを薄くすることが可能となる。
さらに、この凸条部(15)の前面(15a)は、キャスタの走行方向(R)においてスロープ面(6)の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている。したがって、キャスタ(42a)が凸条部(15)を乗り越えたか否かについて、すなわちキャスタ(42a)が載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)に載置されているか否かについて、ベッド移動作業者はベッド(40)を押すときの力の大きさに基づいて容易に判断することができる。
また、本実施形態のベッドの在床状況検出装置(30)は、荷重検出器として、本実施形態の荷重検出器(1A)が用いられているので、荷重検出器(1A)について上述した効果を奏する。さらに、キャスタ(42a)が載置面(12)上の正規の荷重検出位置(S)からずれて載置されることによる荷重の検出精度の低下が防止されるので、在床状況の検出精度の低下についても防止できる。
また、本実施形態のベッドの設置方法は、荷重検出器として、本実施形態の荷重検出器(1A)が用いられているので、ベッド(40)の各キャスタ(42a)を対応する荷重検出器(1A)の載置面(12)上に容易に載置することができる。
次に、本発明のもう一つの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図7において、(1B)は本発明のもう一つの実施形態に係る荷重検出器である。
以下、本実施形態の荷重検出器(1B)の構成について、上記実施形態の荷重検出器(1A)とは異なる点を中心に以下に説明する。
この荷重検出器(1A)は、図11に示すように、円柱状(又は円板状)の圧縮型ロードセル(25)を備えている。このロードセル(25)の上面が、ベッド(40)のキャスタ(42a)が載置される載置面(12)である。このロードセル(25)の内部には、歪み検出センサ、制御部、通信部等が収容配置されている。そして、このロードセル(25)の上面からなる載置面(12)上にキャスタ(42a)が載置されることにより、ベッド(40)の脚部(42)(詳述するとキャスタ(42a))に掛かる荷重に関する信号が、ロードセル(25)から出力されるように構成されている。
載置面(12)は、荷重検出器(1B)がベッド設置面(45)上に設置された状態においてベッド設置面(45)よりも高い位置に配置されるものである。さらに、この状態において、載置面(12)は、図9及び図10に示すように水平面(即ちベッド設置面(45))に対してキャスタの走行方向(R)において僅かに下り勾配の斜面に形成されている。
また、載置面(12)の左右両側縁部には、左右一対のキャスタ落下防止壁部(13)(13)が、キャスタの走行方向(R)とは反対方向において両者の間隔が漸次広くなる状態に、載置面(12)上に載置されて設けられている。
また、載置面(12)の後縁部には、載置面(12)上の正規の荷重検出位置(領域)(S)に到達したキャスタ(42a)の走行を止めるストッパ壁部(14)が、載置面(12)上に載置されて設けられている。
両キャスタ落下防止壁部(13)(13)とストッパ壁部(14)とは、例えばアルミダイカスト材により平面視略コ字状(コ字状)に一体に形成されている。
また、載置面(12)の前縁部には、キャスタ(42a)が乗り越え可能な凸条部(15)が前縁部に沿って載置面(12)上に載置されて設けられている。さらに、この凸条部(15)の左右両端部が両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部に一体に連結されている。
この凸条部(15)は断面略山形状(山形状)又は略逆V字状(逆V字状)に形成されている。この凸条部(15)の前面(15a)は、図10に示すように、キャスタの走行方向(R)において、後述するスロープ面(6)の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている。
荷重検出器(1B)の基板部(2)は、例えばアルミダイカスト材で形成された平面視円形状のものである。図9及び図10に示すように、この基板部(2)の中央底板部(8)の上面は、キャスタの走行方向(R)において僅かに下り勾配の斜面に形成されている。そして、この中央底板部(8)の上面にロードセル(25)が載置され、これにより、載置面(12)が上述したように水平面(即ちベッド設置面(45))に対してキャスタの走行方向(R)において僅かに下り勾配の斜面に形成されるものとなされている。
また、この基板部(2)の前枠部(4)は、載置面(12)の前縁部よりも前側で該前縁部の近傍位置に配置されている。さらに、前枠部(4)の上面は、キャスタ(42a)をベッド設置面(45)上から載置面(12)上へ案内する、キャスタの走行方向(R)において上り勾配のスロープ面(6)に形成されている。このスロープ面(6)の後縁部(即ち上縁部)の高さ位置は、載置面(12)の前縁部の高さ位置と略同じ(同じ)になるように設定されている。
さらに、このスロープ面(6)の左右両側縁部には、キャスタ(42a)を載置面(12)上に向かう方向に案内する、左右一対のキャスタ案内壁部(7)(7)が、キャスタの走行方向(R)において両者の間隔が漸次狭くなる状態に、且つ、両キャスタ案内壁部(7)(7)の後端部が両キャスタ落下防止壁部(13)(13)の前端部に対応する位置に配置されて、スロープ面(6)に対して立ち上がり状に一体に設けられている。さらに、本実施形態では、これら両キャスタ案内壁部(7)(7)は、図8に示すように、平面視において両キャスタ落下防止壁部(13)(13)に沿って前方へ延長した仮想線(詳述すると仮想直線)上に設けられている。
本実施形態の荷重検出器(1B)の他の構成は、上記実施形態の荷重検出器(1A)と同じである。
また、本実施形態の荷重検出器(1B)を用いたベッドの設置方法、並びに、本実施形態の荷重検出器(1B)及び在床状況検出装置(30)を用いたベッドの荷重検出方法及び在床状況検出方法は、上記実施形態と同じである。
以上で、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に示すものに限定されるものではなく、様々に設定変更可能である。
例えば、本実施形態では、荷重検出器(1A)の制御基板(20)上に搭載された通信部は、無線通信部であるが、本発明では、有線通信部であっても良い。この場合、荷重検出器と演算手段とは所定のケーブルで相互に接続されることになる。
また、本実施形態では、ベッドの在床状況検出装置(30)は、本実施形態の荷重検出器(1A)(1B)を4個備えているが、本発明では、必ずしも4個の荷重検出器の全てが本実施形態の荷重検出器であることを要せず、例えば、4個の荷重検出器のうち1個だけが本実施形態の荷重検出器であっても良いし、2個や3個が本実施形態の荷重検出器であっても良い。
本発明は、例えば、医療機関、介護施設、一般家庭等で使用され、ベッドの寝床部上に被験者が在床した状態においてベッドの脚部に掛かる荷重を検出するベッドの荷重検出器、該荷重検出器を用いたベッドの在床状況検出装置に利用可能である。
本発明の一実施形態に係るベッドの荷重検出器及び在床状況検出装置を使用状態で示す概略図である。 同荷重検出器の斜視図である 同荷重検出器の平面図である。 図3中のX−X線断面図である。 図4中のA部分の拡大図である。 同荷重検出器の分解斜視図である。 本発明のもう一つの実施形態に係るベッドの荷重検出器の斜視図である。 同荷重検出器の平面図である。 図8中のY−Y線断面図である。 図9中のB部分の拡大図である。 同荷重検出器の分解斜視図である。
符号の説明
1…荷重検出器
2…基板部
6…スロープ面
7…キャスタ案内壁部
10…片持ち梁部
12…載置面
13…キャスタ落下防止壁部
14…ストッパ壁部
15…凸条部
15a…前面
18…歪みゲージ
25…ロードセル
30…在床状況検出装置
31…演算手段
40…ベッド
42…脚部
42a…キャスタ
45…ベッド設置面
S…載置面上の正規の荷重検出位置
H…被験者

Claims (8)

  1. ベッドの脚部に設けられたベッド移動用キャスタが載置される載置面を有し、
    ベッド設置面上に設置された状態で前記載置面がベッド設置面よりも高い位置に配置され、キャスタをベッド設置面上から前記載置面上に向かって走行させて該載置面上に載置して、ベッドの脚部に掛かる荷重を検出するベッドの荷重検出器において、
    前記載置面の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ落下防止壁部が、キャスタの走行方向とは反対方向において両者の間隔が広くなる状態に設けられ、
    前記載置面の後縁部に、載置面上の正規の荷重検出位置に到達したキャスタの走行を止めるストッパ壁部が設けられていることを特徴とするベッドの荷重検出器。
  2. 前記載置面は、キャスタの走行方向において下り勾配の斜面に形成されている請求項1記載のベッドの荷重検出器。
  3. 前記載置面の前縁部よりも前側に配置され、キャスタをベッド設置面上から前記載置面上へ案内する、キャスタの走行方向において上り勾配のスロープ面を有している請求項1又は2記載のベッドの荷重検出器。
  4. 前記スロープ面の左右両側縁部に、左右一対のキャスタ案内壁部が、キャスタの走行方向において両者の間隔が狭くなる状態に、且つ、該両キャスタ案内壁部の後端部が前記両キャスタ落下防止壁部の前端部に対応する位置に配置されて設けられている請求項3記載のベッドの荷重検出器。
  5. 前記載置面の前縁部に、キャスタが乗り越え可能な凸条部が前記前縁部に沿って設けられ、
    キャスタが前記凸条部を乗り越えることによりキャスタが前記載置面上の正規の荷重検出位置に載置されるように構成されている請求項1〜4のいずれか1項記載のベッドの荷重検出器。
  6. 前記載置面の前縁部に、キャスタが乗り越え可能な凸条部が前記前縁部に沿って設けられ、
    キャスタが前記凸条部を乗り越えることによりキャスタが前記載置面上の正規の荷重検出位置に載置されるように構成されており、
    前記凸条部の前面は、キャスタの走行方向において前記スロープ面の勾配よりも大きな上り勾配の斜面に形成されている請求項3又は4記載のベッドの荷重検出器。
  7. ベッドの複数個の脚部にそれぞれ設けられた各ベッド移動用キャスタが載置される載置面を有する複数個の荷重検出器を備え、
    前記各荷重検出器は、ベッド設置面上に設置された状態で前記載置面上にキャスタが載置されてベッドの脚部に掛かる荷重を検出するものであり、
    前記複数個の荷重検出器から出力されるベッドの荷重に関する信号を用いて、被験者の在床状況を検出するベッドの在床状況検出装置において、
    前記複数個の荷重検出器のうち少なくとも1個の荷重検出器として、請求項1〜6のいずれか1項記載の荷重検出器が用いられていることを特徴とするベッドの在床状況検出装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項記載の複数個の荷重検出器をベッド設置面上に設置し、
    次いで、ベッドの複数個の脚部にそれぞれ設けられた各ベッド移動用キャスタを、ベッド設置面上から対応する荷重検出器の載置面上に向かって走行させて該載置面上に載置することを特徴とするベッドの設置方法。
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