JP2000105884A - 在床検出装置 - Google Patents

在床検出装置

Info

Publication number
JP2000105884A
JP2000105884A JP10273367A JP27336798A JP2000105884A JP 2000105884 A JP2000105884 A JP 2000105884A JP 10273367 A JP10273367 A JP 10273367A JP 27336798 A JP27336798 A JP 27336798A JP 2000105884 A JP2000105884 A JP 2000105884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
bed
sensor
patient
bedding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10273367A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kakita
健一 柿田
Tsuyoshi Ogino
強 荻野
Masami Taura
方三 田浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP10273367A priority Critical patent/JP2000105884A/ja
Publication of JP2000105884A publication Critical patent/JP2000105884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝具上での患者の状態を1種類のセンサで感
知するとともに、その内容も様々な状態を遠隔的に知
り、極め細かな介護を可能とする安価な在床検出装置を
提供し、介護人及び看護人の精神的かつ肉体的負担を図
る。 【解決手段】 寝具3の脚部の下に荷重センサ1を配し
て、寝具3上での患者の状態を寝具3からの荷重値とし
て検出し、その荷重値を制御装置2に入力し、変化量か
ら判断して結果を監視システム4へ出力することによ
り、遠隔的に患者の状態を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院、養護老人施
設、介護施設等の各種施設、又は在宅看護、介護などに
おいて使用される在床検出装置に関するもので、特に寝
具上の人の状態を検知する装置に関するものである。本
発明の在床検出装置は、例えば、患者が寝具上に居るか
居ないか、患者の寝具上での発作や寝返り等の異常がな
いかどうかを遠隔的に知るために使用するものである。
【0002】
【従来の技術】老人ホームや知的障害者の収容施設で
は、収容者が夜間に徘徊する危険があり、十分な監視を
行う必要がある。また通常の病院においても、寝具(ベ
ッド)上に患者が居るか居ないかを確認することは重要
である。
【0003】そのため病院等では、夜間等に入院患者等
が寝具上で就寝しているか、あるいは寝具から離床して
いるかを把握する必要から、介護人等による定期的な見
回りが実施されている。
【0004】しかしながら、入院患者全ての寝具を絶え
間なく見回るには、相当数の介護人を要し、一人一人の
健康状態まで確認するのは、実質上不可能である。そこ
でこの問題を解決すべく、患者の寝具上での状態を遠隔
位置で感知する装置を含むシステムとして、特開平9−
327442号公報に開示されている高齢者介護補助シ
ステムがあげられる。
【0005】以下、図面を参照しながら上記従来の高齢
者介護補助システムについて、患者の寝具上での状態を
遠隔位置で感知する装置の部分について説明する。
【0006】図38は、従来の高齢者介護補助システム
の全体を示す構成図、図39は、図38の各種センサを
構内に配設した配置図を示すものである。
【0007】図38及び図39において、システムは、
センタ管理コンピュータ201、デ−タコントローラ2
02、構内ポケットベルコントローラ203、ディスプ
レイ204、プリンタ205、データコントローラ20
2から多数出ている配線206、この配線206の所要
部に設けられたコネクタ207とで、各部屋に共通の管
理部門が形成されており、構内ポケットベルコントロー
ラ203と複数のポケットベル208とは無線で通信す
るように構成されている。ポケットベル208は介護人
や看護人が常時携帯している。
【0008】209はセンサ管理中継システムで、各部
屋毎や廊下の所要部に設けられるが、図38,図39で
は1個室を示している。210は排尿検知部で、被介護
者のおむつに装着された排尿検知センサ211と被介護
者名送出部212および送信機213で構成されてお
り、排尿によりおむつが濡れると排尿検知センサ211
がこれを検知して送信機213から信号を発信する。2
14は室外受信機で被介護者が室内にいる時、廊下等室
外にいるときのいずれの場合でも室外受信機214が送
信機213からの信号を受信し、それぞれセンサ管理中
継システム209に入力する。
【0009】215は寝たきりではなく自由行動のでき
る被介護者が使用する個室を示す。この個室215には
ベッド216とトイレ217が備えられている。218
は共同トイレを示す。ベッド216には被介護者がベッ
ド216の上での動きを検知する振舞センサ219と、
被介護者がベッド216から離れたり落下したことを検
知する離床センサ220が設けられている。そして、被
介護者の動きは振舞センサ219が、また離床したとき
は離床センサ220がこれらを検知し、この検知した信
号がセンサ管理中継システム209に入力される。
【0010】221は個室215内での被介護者の動き
を検知する室内エリアセンサ、222は個室215の出
入口に設けられた出入口検知センサで、被介護者の個室
215からの出入を監視し、かつ外部からの侵入者があ
る場合にそれを検知する。
【0011】個室215内のトイレ217には被介護者
が出入したときに検知するトイレ検知センサ223が取
り付けられ、被介護者がトイレ217に入ったか、トイ
レ217から出たかの通過方向をも検知するようになっ
ている。そしてトイレ検知センサ223の検知した信号
はセンサ管理中継システム209に入力される。
【0012】また、共同トイレ218の出入口には出入
口検知センサ224が設けられ、被介護者が共同トイレ
218に出入したり共同トイレ218内にいることを検
知したときは信号を出力し、これはセンサ管理中継シス
テム209に入力される。また、その時の被介護者が誰
であるかは被介護者が携帯する被介護者名送出部212
からの送信を室外受信機214を介してセンサ管理中継
システム209に入力されることで識別する。
【0013】一方、センサ管理中継システム209は各
種センサの情報が入力されるもので、各個室215毎に
1個づつ設置され、また、必要に応じて廊下等にも設け
られる。入力された情報は次段のデータコントローラ2
02へ送られる。
【0014】データコントローラ202はセンサ管理中
継システム209からの情報を受けてこれをセンタ管理
コンピュータ201へ送るもので、各個室215のセン
サ管理中継システム209で受けたデータを一括してセ
ンタ管理コンピュータ201で理解できるデータに変換
するとともに、ノイズ等の障害によるデータエラーを修
正する。
【0015】センタ管理コンピュータ201では各被介
護者の各種データを保管し、ディスプレイ204に表示
させ、かつプリンタ205に記録される。一方、センタ
管理コンピュータ201では各種センサから受けた情報
を選択して所要時間経過後、つまり入力された情報がノ
イズ等でないと、確定してから構内ポケットベルコント
ローラ203へ送り、必要な情報については介護者また
は管理人の所持するポケットベル208に向け送信し、
介護者または管理人に被介護者に発生した異常等の変化
を知らせる。
【0016】また、センタ管理コンピュータ201は被
介護者のデータを解析するため各種データを長期間にわ
たって保管して、被介護者の生活リズム、被介護者に設
定したデータ内容、被介護者の有するデータを学習し、
必要な補正をし、保存する。これらはディスプレイ20
4に表示でき、プリンタ205で記録することもでき
る。
【0017】構内ポケットベルコントローラ203は施
設等の構内で介護者または管理人の所持するポケットベ
ル208をコントロールするもので、数字の組み合わせ
でどこで被介護者に何が起きたかを構内の介護者また管
理人に知らせる。なお、図38では、被介護者の携帯す
る排尿検知部210が個室215の外部に位置している
状態を示す。実際には被介護者がそれぞれ排尿検知部2
10を携帯しているが38図では1個のみ示した。
【0018】次に、動作について説明する。排尿検知セ
ンサ211が検知した場合は、センタ管理コンピュータ
201は構内ポケットベルコントローラ203を介し
て、介護者または管理人の所持するポケットベル208
へ信号を送る。
【0019】ポケットベル208へデータを送った後、
あらかじめ設定した所定時間内にポケットベル208の
呼びだし(発信)の原因となった被介護者の個室215
へ介護者の進入がない場合には、再度データを送り構内
における電場状態の不良によるエラーを防ぐ。さらに、
おむつを交換するまで、センタ管理コンピュータ201
は介護者がその部屋へ入っていてもポケットベル208
へデータを送り続け警告する。
【0020】また、排尿検知センサ211の内容は随時
学習され、排尿が特定の時刻に集中している場合は、お
むつが濡れて排尿検知センサ211が検知する前、すな
わち、おむつが濡れる前に警報信号を発して警告し、介
護者に自立排尿,排便訓練によりおむつ離れの教育をす
る目的のトイレに行く時刻であることを知らせるように
することができる。また、逆におむつが濡れてから所定
の時間が過ぎたときに警報信号を発信することもでき
る。
【0021】次に、介護者のポケットベル208に送ら
れる信号の内容の一例について説明する。
【0022】図39の個室215にいる被介護者は、昼
は個室215内および室外も自由行動で歩くことがで
き、夜は室内のみにいるのが原則である。被介護者が下
記に示すような状態になったとき、各センサ211,2
19〜224がこれらを検知してそれらの信号をセンサ
管理中継システム209に入力し、データコントローラ
202を介してセンタ管理コンピュータ201に入力
し、構内ポケットベルコントローラ203からポケット
ベル208へ信号が送られる。
【0023】(1)排尿検知センサ211の出力から被
介護者が夜,昼ともおむつが濡れて数分経過したと判断
されるとき。
【0024】(2)振舞センサ219の出力から被介護
者が夜、ベッド216の上で90分以上も動かないと判
断されるとき。
【0025】(3)離床センサ220の出力から絶対安
静の被介護者が昼間、ベッド216から抜け出したり落
下したりしてベッド216から離れて15秒以上経過し
たと判断されるとき。
【0026】(4)出入口検知センサ222の出力から
被介護者が夜、室外へ出て3秒経過したと判断されると
き。
【0027】(5)トイレ検知センサ223の出力から
被介護者が昼夜とも個室215のトイレ217に入って
10分以上経過したと判断されるとき。
【0028】(6)被介護者が夜、ベッド216上にい
る状態で、出入口検知センサ222から出力が出て30
秒以上経過し侵入者があると判断されるとき。
【0029】(7)共同トイレ218内において被介護
者名送出部212の出力から被介護者が昼、共同トイレ
218に入って10分以上経過したと判断されるとき。
【0030】(8)室内エリアセンサ221の出力から
被介護者が昼間個室215内で60分間全く動きがない
と判断されるとき。
【0031】上記(1)〜(8)の状態におけるセンサ
のそれぞれの設定時間は可変であり、それぞれの情報の
組み合わせでいずれかの設定時間に適した時点で介護者
に通報がなされる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の高齢者介護補助システムの構成は、寝具上での患者の
状態を感知するためには、2種類のセンサで振舞及び離
床を別々に判断する必要があり、非常に高価なものにな
ってしまう。
【0033】またセンサの種類が違うためその信号処理
回路も複雑となり、配線数も増加してしまう不都合があ
った。
【0034】さらにこのシステムでは、センサの具体的
な取付位置や取付方法の指示がないばかりでなく、検知
するためのアルゴリズムにも具体的内容がないため、実
際に運用することは非常に難しい。
【0035】本発明は従来の課題を解決するもので、寝
具上での患者の状態を1種類のセンサで感知するととも
に、その内容も様々な状態を遠隔的に知り、極め細かな
介護を可能とする安価な在床検出装置を提供し、介護人
及び看護人の精神的かつ肉体的負担を低減することを目
的とする。
【0036】また、上記従来の構成は、各センサの故障
等の異常を知らす機能がないため、システムが動作不能
となった場合には、そのメンテナンスに非常に多くの時
間を費やすという欠点があった。
【0037】本発明の他の目的は、センサの故障等の異
常を検知し、さらには装置の使用方法に問題がないかを
判断する自己診断を設けて、メンテナンス時間を短縮す
ることである。
【0038】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、寝具の荷重を受ける加圧体と、少なくとも一
方の面に感歪抵抗体が設けられ前記加圧体により押圧さ
れるセンサ基板と、前記センサ基板を支持するセンサケ
ースと、前記感歪抵抗体の端子間の抵抗値に応じた電気
信号を外部に出力する電気回路で構成された荷重センサ
と、前記荷重センサからの電気信号を入力し処理して監
視システム等へ出力する制御装置とを備えた在床検出装
置としたのである。
【0039】これにより、遠隔的に寝具上での患者の状
態を感知することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、寝具の荷重を受ける加圧体と、少なくとも一方の面
に感歪抵抗体が設けられ前記加圧体により押圧されるセ
ンサ基板と、前記センサ基板を支持するセンサケース
と、前記感歪抵抗体の端子間の抵抗値に応じた電気信号
を外部に出力する電気回路で構成された荷重センサと、
前記荷重センサからの電気信号を入力し処理して監視シ
ステム等へ出力する制御装置とを備えたものである。
【0041】そして荷重センサにおいて、加圧体によっ
て寝具の荷重を受け、当該加圧体を介してセンサ基板を
押圧する。そしてセンサ基板に取り付けられた感歪抵抗
体がセンサ基板に発生する歪みを検知し、感歪抵抗体の
抵抗値が歪みに応じて変化する。さらに、電気回路によ
って感歪抵抗体の端子間の抵抗値に応じた電気信号を外
部に出力する。そしてこの電気信号を制御装置で信号処
理し、寝具上での患者の状態を判断することとなる。
【0042】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における制御装置に、荷重センサからの電気信号
を入力し必要な信号のみに選別するフィルター回路と、
前記フィルター回路からの信号を入力し在床情報を判断
する判定手段と、前記判定手段からの信号を入力し表示
を行う表示手段と、前記判定手段からの信号を入力し監
視システム等へ出力する出力手段とを設けたものであ
る。
【0043】そして荷重センサからの患者の状態を表す
電気信号(出力電圧)を、フィルター回路を介して必要
な信号だけを判定手段に入力することとなる。判定手段
ではこの信号を在床情報として判断し、患者の状態を表
す信号として表示手段に出力し、制御装置の配された位
置での表示による報知を行う。さらに判定手段では同時
に、出力手段へも同様の信号を出力する。そして出力手
段では、入力した信号を監視システムへ送る信号に変換
し、患者の状態を表す信号として監視システムへ報知す
る。
【0044】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明におけるフィルター回路を、低周波数のみの信号
を通過させるローパスフィルターにより構成さしたもの
である。
【0045】そして荷重センサからの患者の状態を表す
電気信号(出力電圧)が、ローパスフィルターに入力さ
れると、あらかじめ決められたカットオフ周波数以下の
信号のみが、次段の判定手段に送られることになる。
【0046】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明における判定手段に、患者の在床及び離
床状況を判断する患者状態判定手段と、荷重センサの正
常及び異常状況を判断するセンサ自己診断手段とを設け
たものである。
【0047】そして荷重センサからの電気信号(出力電
圧)がフィルター回路を通過して、患者状態判定手段及
びセンサ自己診断手段とに入力されると、患者状態判定
手段では患者の在床か離床かが、センサ自己診断手段で
は荷重センサの正常か異常かが判断され、次段の出力手
段及び表示手段に信号が送られることになる。
【0048】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明における患者状態判定手段に、患者の寝具上での
在床位置を判断する在床位置判定手段を設けたものであ
る。
【0049】そして荷重センサからの電気信号(出力電
圧)がフィルター回路を通過して、在床位置判定手段に
入力されると、患者の寝具上での在床位置が判断され、
次段の出力手段及び表示手段に信号が送られることにな
る。
【0050】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明における患者状態判定手段に、患者の寝具上での
在床期間を検出する在床時間検出手段を設けたものであ
る。
【0051】そして荷重センサからの電気信号(出力電
圧)がフィルター回路を通過して、在床時間検出手段に
入力されると、患者の寝具上での在床期間が検出され、
次段の出力手段及び表示手段に信号が送られることにな
る。
【0052】請求項7に記載の発明は、請求項4から6
に記載の発明におけるセンサ自己診断手段に、装置運用
開始時に初期化を行う初期化スイッチと、前記初期化ス
イッチからの信号を入力し荷重センサからの信号が正し
く初期化されたかを判断する初期化判定手段を設けたも
のである。
【0053】そして初期化スイッチからの信号が初期化
判定手段に入力されると、初期化判定手段では、荷重セ
ンサからの電気信号(出力電圧)をフィルター回路を通
過して入力し、寝具が荷重センサに設置された初期状態
(寝具自体の荷重)として記憶し、以降運用時に初期化
不良がなかったか常に判定し、次段の出力手段及び表示
手段に信号が送られることになる。
【0054】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明における初期化判定手段に、初期化不良時に補正
を行う補正手段を設けたのである。
【0055】そして補正手段では、荷重センサからの電
気信号(出力電圧)をフィルター回路を通過して入力
し、寝具を荷重センサに設置した時に初期化不良があっ
た場合、自動的に初期化の再設定を行い、次段の出力手
段及び表示手段に信号が送られることになる。
【0056】請求項9に記載の発明は、請求項4から6
に記載の発明におけるセンサ自己診断手段に、荷重セン
サに寝具が正しく設置されたかを判断する設置状態判定
手段を設けたのである。
【0057】そして設置状態判定手段では、荷重センサ
からの電気信号(出力電圧)をフィルター回路を通過し
て入力し、出力電圧によって寝具が正しく荷重センサの
上に設置されたかを自動的に判断し、次段の出力手段及
び表示手段に信号が送られることになる。
【0058】請求項10に記載の発明は、請求項4から
6に記載の発明におけるセンサ自己診断手段に、運用開
始後に定期的に自動で初期化を行う自動初期化手段を設
けたのである。
【0059】そして自動初期化手段では、荷重センサか
らの電気信号(出力電圧)をフィルター回路を通過して
入力し、一定時間毎に初期化の再設定を自動的に行い、
次段の出力手段及び表示手段に信号が送られることにな
る。
【0060】請求項11に記載の発明は、請求項2から
10に記載の発明における出力手段に、判定手段からの
患者の在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状
態の情報を各情報毎に監視システムへ出力する接点出力
手段を設けたのである。
【0061】そして、接点出力手段では判定手段からの
信号を入力して、各情報に応じた接点信号に変換し、監
視システムへ信号を送ることになる。
【0062】請求項12に記載の発明は、請求項2から
10に記載の発明における出力手段に、判定手段からの
患者の在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状
態の情報を各寝具番号と共にシリアル伝送信号で専用の
通信線で連結された監視システムへ出力する伝送信号出
力手段を設けたものである。
【0063】そして、伝送信号出力手段では判定手段か
らの信号を入力して、各情報をその寝具番号とともに一
つのシリアル伝送信号として構成し、監視システムへ信
号を送ることになる。
【0064】請求項13に記載の発明は、請求項2から
10に記載の発明における出力手段に、判定手段からの
患者の在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状
態の情報を、監視システムへ出力する前記接点出力手段
もしくは前記伝送信号出力手段のどちらかを選択する出
力方式選択手段を設けたものである。
【0065】そして、出力方式選択手段では判定手段か
らの信号を入力して、接点信号での出力の場合は接点出
力手段、シリアル伝送信号での出力の場合は伝送信号出
力手段を選択して、各情報を監視システムへ信号として
送ることになる。
【0066】請求項14に記載の発明は、請求項2から
10に記載の発明における出力手段に、判定手段からの
患者の在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状
態の情報を各寝具番号と共に無線信号で監視システムへ
発信する第一の無線信号出力手段を設けたものである。
【0067】そして、第一の無線信号出力手段では判定
手段からの信号を入力して、各情報をその寝具番号とと
もに無線信号に変換し、監視システムへ信号を送ること
になる。
【0068】請求項15に記載の発明は、請求項1から
14に記載の発明における荷重センサを構成するセンサ
基板の電気回路に、検出した電気信号を無線で制御装置
へ発信する第二の無線信号出力手段を設けたものであ
る。
【0069】そして、センサ基板の感歪抵抗体におけ
る、寝具の荷重に対する抵抗値変化を、電気回路に入力
して電気信号に変換し、第二の無線信号出力手段ではそ
の電気信号を無線信号に変換し、制御装置へ信号を送る
ことになる。
【0070】
【実施例】以下、本発明による在床検出装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0071】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる在床検出装置の構成図である。
【0072】図2は、図1の在床検出装置で採用する荷
重センサの斜視図である。図3は、図2の荷重センサの
分解斜視図である。
【0073】図4は、図2の荷重センサで採用する加圧
体の裏面図である。図5は、図3の荷重センサで採用す
る加圧体のA−A断面図である。
【0074】図6は、図2の荷重センサで採用するセン
サケースの平面図である。図7は、図6のセンサケース
の断面図である。
【0075】図8は、図2の荷重センサで採用するセン
サ基板の概略図である。図9は、図8のセンサ基板の部
品配置図である。
【0076】図10は、同実施例のセンサケースにセン
サ基板を装着した状態を示す平面図である。
【0077】図11は、同実施例の寝具にかかる荷重と
荷重センサの出力電圧の関係を示す特性図である。
【0078】各図において、1は寝具3の荷重を受ける
荷重センサで、寝具3の四本の脚部の下面に配置する。
2は荷重センサ1からの電気信号を入力とする制御装置
で、監視システム4へ信号を出力する。荷重センサ1
は、図3に示すように加圧体5、カバー部材6、センサ
ーケース7及びセンサ基板8によって構成される。
【0079】順次説明すると、加圧体5は、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂等の射出成形
によってつくられたものであり、概略形状は四角形の板
状である。
【0080】加圧体5の全周には、フランジ部12が設
けられている。なお、フランジ部12で覆われている面
積は、後記するセンサ基板8よりも大きい。フランジ部
12は、加圧体5の離脱を防止する作用の他、後記する
ような庇の役目も果たす。また加圧体5の上面には、円
弧状凹部13が設けられている。円弧状凹部13は、寝
具(ベッド)3の脚部に装着されたキャスタ(図示せ
ず)が嵌入されて固定されるものであり、底面11が円
弧形状であって、側面14はいずれも平面である。本実
施例で採用する加圧体5は、いわゆるダブルキャスタ用
のものであり、円弧状凹部13は二個形成されている。
【0081】加圧体5の裏面には、補強の為の格子15
が設けられている。そして加圧体5の裏面中央部には、
四個の突起16が設けられている。突起16の配置は、
各突起16を結ぶ四辺形の辺が、加圧体5の辺と平行と
なる構成である。
【0082】また各突起16を結ぶ四角形の中心は、表
面側の円弧状凹部13に寝具(ベッド)のキャスタが嵌
入されて固定された際の、寝具3から受ける荷重の中心
に一致する。言い換えると、加圧体5の表面側の円弧状
凹部13は、加圧体5の裏面の突起16同士を結ぶ多角
形の内側(望ましくは中心)に寝具3の脚を乗せるため
に形成されたものである。
【0083】加圧体5の裏面の外周近傍には、全周に渡
って下向きに壁部(突起)17が設けられており、セン
サ基板8を覆う。
【0084】カバー部材6は、金属によって作られたも
のであり、図3のように正方形であり、中央に正方形の
開口18が設けられている。カバー部材6の開口18
は、前記した加圧体5の上部の面積より大きく、フラン
ジ部12の面積よりも小さい。なお、図2においては、
取り付け穴19を隠すためにシールが貼着された状態が
図示されている。
【0085】センサケース7は、ポリプロピレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ABS樹脂等の射出成形や、金属に
よって作られたものであり、概略形状は、上部が開口し
た箱型をしている。またセンサケース7の一方の面には
スロープ20が設けられている。スロープ20が形成さ
れた部位の中央には、凸壁21が設けられている。この
凸壁21は、ダブルキャスタの車輪同士の隙間が嵌合す
るものであり、寝具(ベッド)のキャスタは、当該凸壁
21によって方向が規制され、スロープ20を登る。
【0086】スロープ20の坂下部位は、平坦となって
おり、荷重センサ1を床面に固定するための固定用穴2
2が設けられている。
【0087】センサケース7の大部分は、前記したよう
に上面が開口した箱を形成している。すなわちセンサケ
ース7は、底面23を有し、底面23に連続する四面に
壁24abcdが立設されている。
【0088】ここでセンサケース7の底面23の形状は
特殊であり、詳細に説明する。センサケース7の中央に
は、平面視で略円形をした突起25が設けられている。
そして当該突起25は、中央部とセンサケース7の箱部
の形状(正方形)に対して対角の部位が欠落している。
したがって、突起25は、扇型をした四個の突起片25
abcdが同一円周上に90゜間隔を開けて設けられた
形状をしている。
【0089】また四面の壁24abcdから突起25の
各片25abcdにかけて、リブ状の突起26,27,
28,29が設けられている。
【0090】さらにセンサケース7の底面23には、セ
ンサ基板取り付け用の突起30が四個設けられている。
センサ基板取り付け用の突起30は、正方形の各角に相
当する位置に設けられ、その中心は、前記した突起25
の中心と一致する。したがって、センサ基板取り付け用
突起30の内接円は、中央の突起25の円形状と同心で
ある。また他に同一形状の突起31が設けられている。
当該突起31は、センサ基板8の動きを規制するもので
ある。
【0091】センサケース7の頂面には、ネジ穴32が
四個設けられている。またスロープ20と対向する面の
壁24bには、リード線引き出し用の切り欠き34が設
けられている。さらに左右の壁24abには、長方形の
開口33が設けられている。すなわち本実施例では、車
輪誘導用のスロープ20以外の壁面にセンサ基板8から
出てくる入出力用リード線が出せるように穴や切り欠き
を合計三ヶ所に設けている。開口33は、リード線を引
き出すための予備の穴であり、通常は盲板によって塞が
れている。
【0092】センサ基板8は、金属基材の表面を絶縁性
ガラス層によって被覆し、その表面に感歪抵抗体や検知
回路を設けたものである。センサ基板8は、弾性を持っ
ており、撓む。
【0093】ここで金属基材は、絶縁性ガラス層と熱膨
張率を整合させる必要があることから、熱膨張率100
から140×10−7/℃のステンレス鋼が好ましい。
また絶縁性ガラス層は、電気絶縁性、耐熱性、接合強度
の観点から無アルカリガラスで構成される。感歪抵抗体
35としては、Cu−Ni合金、Ni−Cr合金、酸化
ルテニウム等の種々の歪変化によって電気抵抗が変化す
る性質を有する抵抗体材料を使用し、描画法、メタルマ
スク法、ドクターブレード法、オフセット印刷法、スク
リーン印刷法等により印刷、焼成し構成することが好ま
しい。
【0094】すなわち基材層としてステンレス鋼を採用
し、絶縁層として絶縁性ガラスを選択すると、両者の熱
膨張率が近似するため、焼成の際に剥離が生じず、基材
層と絶縁層の一体性が高い。またステンレス鋼と絶縁性
ガラスを使用した場合、両者の間を化学結合に近い状態
とすることもできる。
【0095】また感歪抵抗体35の両端の電極体は、銀
−白金、銀−パラジウム、金等の導体ペーストを印刷
し、乾燥、焼成を経て形成されることが望ましい。
【0096】センサ基板8の外形形状は、図8、図9の
通りであり、全体形状は正方形の板体である。そしてそ
の中央部に円形の開口36が設けられている。また当該
開口36の円と同心的に、円弧状の溝37が設けられて
いる。溝37は、図8のようにabcdの四つの部分に
別れている。したがって、センサ基板8は、本体部分3
8の中央部に円形リング形状の半島部39が形成され、
本体部分38と半島部39とは、狭窄な連結部40によ
って繋がった形状をしている。またセンサ基板8の四隅
には、取付用の穴41が設けられている。穴41の配置
は正方形である。
【0097】本実施例においては、本体部分38は回路
部として機能し、半島部39は感圧部として機能する。
【0098】そして感圧部(半島部39)の連結部40
近傍には、エポキシ樹脂による補強層42が設けられて
いる。エポキシ樹脂の補強層42は、図8のハッチング
の部位に設けられており、平面視で扇型に補強されてい
る。
【0099】感歪抵抗体35のセンサ基板8における位
置関係及び、他の部材との物理的な位置関係は図10の
通りであり、四個の感歪抵抗体35は、90゜の間隔を
おいて同一円周上に配され、これらを直線で結んで形成
する四角形の辺は、凸部21によって規制されるキャス
タ進行方向と垂直、平行となっている。
【0100】感歪抵抗体35からの抵抗値を入力とする
電気回路43は、回路部(本体部分38)に設けられて
いる。電気回路43は、感歪抵抗体35と共に、センサ
基板8の裏面側に設けられている。そして両者を接続す
る信号線は、センサ基板8の感圧部(半島部39)の感
歪抵抗体35と回路部(本体部分38)の電気回路43
とを連結部40の下面を通りセンサケース7の突起25
に接触しないように配線された導体パターンで接続され
ている。したがって、本実施例では、導体と突起25と
が接触することがなく、導体パターンの断線やショート
がない。
【0101】次に、本実施例の荷重センサ1の組み立て
構造について説明する。荷重センサ1では、センサケー
ス7に感歪抵抗体35や電気回路43が設けられた面を
下にして装着する。具体的には、センサ基板8の四隅の
取付穴41にセンサケース7のセンサ基板取り付け用突
起30を挿入して位置決めする。なお取付穴41及びセ
ンサ取り付け用突起30の配置は、いずれも正方形であ
るから、センサ基板8は、90゜ごとに任意の方向に取
り付け可能である。
【0102】センサ基板8をセンサケース7に取り付け
た時、図10のようにセンサ基板8のエポキシ樹脂の補
強層42が、センサケース7の中央の突起25の各一片
と当接する。
【0103】したがって、感歪抵抗体35は、あたかも
両端が突起25に支持された梁の中間部の下面に貼着さ
れた構成となっている。
【0104】そしてセンサケース7の上に、加圧体5が
載せられ、さらにカバー部材6が装着される。加圧体5
は、フランジ部12から上部が外部に露出し、その他は
カバー部材6によって覆われる。そして加圧体5の裏面
の四個の突起16が、それぞれセンサ基板8の感歪抵抗
体35の裏面側と当接する。
【0105】前記したように、感歪抵抗体35は、あた
かも両端が突起25よって支持された梁の中間部の下面
に貼着された構成となっており、加圧体5の突起16
は、それぞれ感歪抵抗体35の裏面側と当接する。した
がって、センサ基板8の感圧部(半島部39)を梁にみ
たてると、梁はセンサケース7の突起25によって両端
が支持され、さらにその中間に加圧体5の突起16によ
って集中荷重が加えられた状態となる。そしてもっとも
歪みの大きい荷重点の裏面に、感歪抵抗体35が設けら
れている。
【0106】また感歪抵抗体35は、90゜の間隔をお
いて同一円周上に配され、加圧体5の突起についても、
同じく90゜の間隔をおいて同一円周上に配されている
が、これらの点を結んで形成する四角形は、凸壁21に
よって規制されるキャスタの進行方向と垂直、平行とな
っている。
【0107】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。荷重センサ1は、病院
等の床面に設置され、その上に寝具3のキャスタが載せ
られる。
【0108】本実施例の荷重センサ1では、センサケー
ス7にスロープ20が設けられているので寝具を誘導し
易く、荷重センサ1の上にキャスタを載せることは容易
である。またさらに本実施例の荷重センサ1では、スロ
ープ20が形成された部位の中央に凸壁21設けられて
いるので、ダブルキャスタの車輪が凸壁21によって誘
導され、荷重センサ1の上にキャスタが載せられる。
【0109】本実施例では、加圧体5の上面に円弧状凹
部13が設けられているので、キャスタが荷重センサ1
の上に載せられた際、キャスタの車輪が円弧状凹部13
に嵌入し、キャスタの位置が加圧体5の中央に固定され
る。すなわちキャスタは、加圧体5の裏面に設けられた
四個の突起16を結ぶ四角形の内側に固定される。そし
てキャスタによって、加圧体5が押圧され、加圧体5の
突起16を介してセンサ基板8の感圧部(半島部39)
が押圧される。センサ基板8の感圧部(半島部39)
は、隣り合う突起片(25a,25b)(25b,25
c)(25c,25d)(25d,25a)によって挟
まれる各区間があたかも両端支持梁のように作用し、当
該部分が撓む。またセンサ基板8の突起片25abcd
と当接する部位には、エポキシ樹脂による補強層42が
設けられており、当該部分は撓みが少ないので、各区間
の撓みは隣の区間に伝搬しにくく、各区間は独立した支
持梁に近似した撓み量になる。
【0110】その結果、センサ基板8の各区間は、荷重
に応じた歪みを生じ、感歪抵抗体35の抵抗値がセンサ
基板8の歪みに応じた値となる。すなわち、寝具3にか
かる荷重値に応じた感歪抵抗体35の抵抗値の変化が、
センサ基板8に設けられた電気回路43に入力されるこ
ととなる。電気回路43は感歪抵抗体35の抵抗値を、
電圧に換算して出力するので、荷重センサ1は、図11
に示すような特性となる。
【0111】次に、制御装置2における、入力された電
気回路43からの電圧の判定内容について、図11を参
照しながら説明する。
【0112】寝具3の四本の脚部に、荷重センサ1を取
り付け場合の寝具3自体の荷重はa1[kg]で、荷重
センサ1の出力電圧の総和はV1[v]となる。
【0113】次に寝具3の上に患者が就寝した場合の荷
重をa2[kg]とすると、荷重センサ1の出力電圧の
総和はV2[v]となる。そこで寝具3の荷重a1(出
力電圧の総和V1[v])より大きく、寝具3の上に患
者が就寝した荷重a2(出力電圧の総和V2[v])よ
り小さくなるように、判定レベルをa3[kg]で荷重
センサ1の出力電圧の総和をV3[v]と規定し(a1
<a3<a2,V1<V3<V2)、そのV3[v]の
値を記憶しておく。そして患者が就寝したのを確認後、
制御装置2を動作させ、もし夜間に患者が離床した時に
は荷重センサ1の出力が判定レベル(V3[v])以下
になるので、制御装置2から、寝具3から離れた場所に
位置する介護人室や集中管理室などに設置された監視シ
ステム4に信号が送られて報知される。
【0114】次に発作による異常を判定する内容につい
て、図12を参照しながら説明する。
【0115】図12は、同実施例の患者の就寝中におけ
る荷重センサの出力電圧の動きを示す特性図である。
【0116】時間t1までの正常状態における出力電圧
は、破線で示すように、電圧レベルV4[v]とV5
[v]の間で緩やかに変動している。一方、時間t1以
降に患者に発作が起こった異常状態になると、出力電圧
は実線で示すように、電圧レベルV4[v]とV5
[v]の間の範囲を越える不規則な周期の波形となる。
そこで、この正常と異常における波形の違いを制御装置
2で判定し、監視システム4に信号を送り報知する。
【0117】次に寝返り等による異常な姿勢を判定する
内容について、図13を参照しながら説明する。
【0118】図13は、同実施例の患者の就寝中におけ
る寝具の四隅の脚部での各荷重センサの出力電圧の変化
を示す特性図である。
【0119】各荷重センサ1a、1b、1c、1dは、
図1に示すように順に、寝具3脚部の左上、左下、右
上、右下に配されている。正常状態における出力電圧
は、図13の特性図の丸印○で示すように、電圧レベル
V6[v]とV7[v]の間に位置する。ここで患者が
寝具3の左側に異常な姿勢で寝返った場合、各荷重セン
サの出力電圧は三角印△で示す位置に変動する。すなわ
ち、荷重センサ1a、1bの出力電圧は電圧レベルV7
[v]を上回る範囲へ、荷重センサ1c、1dの出力電
圧は電圧レベルV6[v]を下回る範囲へ変動すること
となる。
【0120】また患者が寝具3の右側に異常な姿勢で寝
返った場合、各荷重センサの出力電圧は四角印□で示す
位置に変動する。すなわち、荷重センサ1a、1bの出
力電圧は電圧レベルV6[v]を下回る範囲へ、荷重セ
ンサ1c、1dの出力電圧は電圧レベルV7[v]を上
回る範囲へ変動することとなる。
【0121】したがって、この正常と異常における各荷
重センサの出力電圧の違いを、制御装置2で判定し、監
視システム4に信号を送り報知する。
【0122】以上のように本実施例の在床検出装置は、
荷重センサ1と、荷重センサ1からの電気信号を入力し
処理して監視システム等へ出力する制御装置2とから構
成されているので、一種類のセンサにより、患者の部屋
まで直接見に行かなくても、寝具上での患者の状態をチ
ャックできるとともに、患者に対して迅速に対応するこ
とができる。そのため介護人及び看護人の精神的かつ肉
体的負担を低減することができる。
【0123】なお、本実施例において、寝具3の脚部四
ヶ所すべてに荷重センサ1を設けたが、寝具3の上側に
二個の荷重センサ1を配し、残りの二ヶ所は荷重センサ
1の高さ分を持つダミーを配したとしても、かなりの高
精度で患者の状態は検知できる。
【0124】(実施例2)図14は、本発明の実施例2
による在床検出装置の制御装置内の構成を示すブロック
図である。
【0125】図14において、44は荷重センサ1から
患者の状態を表す電気信号S1がまず入力されるフィル
ター回路44である。45はフィルター回路44からの
信号S2を入力する判定手段、46は判定手段45から
の信号S3を入力する表示手段、47は判定手段45か
らの信号S4を入力する出力手段であり、出力手段47
からは監視システム4へ信号S5を出力する。
【0126】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、寝具3の荷重を
受ける荷重センサ1から、患者の状態を表す信号S1が
フィルター回路44に入力される。フィルター回路44
では、患者の状態を表すもの以外の不必要な信号を選別
して、判定手段45に信号S2として入力する。判定手
段45では、患者の状態について在床、離床、発作、寝
返り、異常姿勢等を判断し、信号S3として表示手段4
6に出力する。そして、表示手段46では患者の各状態
に応じた表示を行い、身近にいる介護人に報知する。例
えば表示方法として、各状態に応じた数色のLEDラン
プを発光させる、7セグメントLEDにより各状態の数
字を点灯させる、警報ライトを点灯させるなどがある。
さらに表示と同時に、ブザー等による音による報知も行
えば更に効果的である。
【0127】また判定手段45からは、在床、離床、発
作、寝返り、異常姿勢等を判断した患者の状態について
信号S4として出力手段47へ出力する。出力手段47
では、信号S4を監視システム4へ送る最終の信号とし
て、送信方式に合ったものに変換し、信号S5として監
視システム4へ送り報知する。
【0128】以上のように本実施例の在床検出装置は、
制御装置2として、フィルター回路44と、フィルター
回路44からの信号を入力として、表示手段46及び出
力手段47に信号を出力する判定手段45とから構成さ
れているので、患者の部屋まで直接見に行かなくても、
寝具上での患者の状態をチャックできるとともに、患者
に対して迅速に対応することができる。また、フィルタ
ー回路44を設けているので、患者の状態に関係のない
信号は不必要なものとして除去ができ、精度の良い検知
が可能となる。さらに、遠隔位置にある監視システムで
万が一、介護人の不在等により検知できなかった場合で
も、患者の近くに制御装置2を配しておけば、制御装置
2内の表示手段46からの報知で、身近に居る別の介護
人が対応することができる。
【0129】(実施例3)図15は、本発明の実施例3
による在床検出装置のフィルター回路の回路図である。
【0130】図15において、48は第一のコンデン
サ、49は第二のコンデンサ、50はコイルであり、以
上でローパスフィルター51を構成し、第一のコンデン
サ48の一端とコイル50の一端、第二のコンデンサ4
9の一端とコイル50の他端がそれぞれ接続されてい
る。第一のコンデンサ48及び第二のコンデンサ49の
他端は、それぞれ接地されている。
【0131】ローパスフィルター51の第一のコンデン
サ48側には、荷重センサ1から信号S6が入力され、
ローパスフィルター51の第二のコンデンサ49側から
は、信号S7が判定回路45へ出力される。
【0132】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、寝具3の荷重を
受ける荷重センサ1から、患者の状態を表す信号S6が
ローパスフィルター51に入力される。
【0133】ここで、ローパスフィルター51を構成す
る第一のコンデンサ48及び第二のコンデンサ49のキ
ャパシタンスをC(F)、コイルのインダクタンスをL
(H)とすると、カットオフ周波数f(Hz)は、f=
1/(π(2LC)1/2)となる。カットオフ周波数
fとは、それ以下の周波数の信号しか通過させない点の
ことである。
【0134】そこで、患者の状態を表す以外の不必要な
信号を除去するために、このカットオフ周波数fを決定
する、第一のコンデンサ48及び第二のコンデンサ49
のC(F)、コイルのL(H)を選定する。例えば、患
者の状態を検知する中で、最も周波数の大きい発作時よ
りも少し高めの値に、カットオフ周波数fを設定すれば
良い。
【0135】そしてローパスフィルター51からは、判
定に必要な信号S7のみが判定手段45に出力される。
【0136】以上のように本実施例の在床検出装置は、
フィルター回路44として、ローパスフィルター51で
構成されているので、患者の状態を表す信号を必要なも
のだけを、精度よく判定手段に送ることができる。
【0137】なお、本実施例において、ローパスフィル
ター51は一段による構成としたが、多段とする構成に
すれば、さらに精度は向上する。
【0138】(実施例4)図16は、本発明の実施例4
による在床検出装置の判定手段内の構成を示すブロック
図である。
【0139】図16において、52は患者状態判定手
段、53はセンサ自己診断手段であり、以上で判定手段
45を構成し、寝具3の荷重が荷重センサ1で出力電圧
に変換され、フィルター回路44を通過し、信号S8と
して患者状態判定手段52及びセンサ自己診断手段53
に入力される。患者状態判定手段52からは信号S9と
して、センサ自己診断手段53からは信号S10とし
て、信号S8がそれぞれ変換され、次段の出力手段47
および表示手段46に出力する。
【0140】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、まず患者の在床か離床かを判断する内容について
図17を参照しながら説明する。
【0141】図17は、同実施例の患者の在床及び離床
時の荷重センサの出力電圧の動きを示す特性図である。
【0142】まず、時間t2において寝具3が荷重セン
サ1に取り付けられると、寝具3自体の荷重a8[k
g]により、荷重センサ1の出力電圧の総和はV8
[v]となる。また、寝具3の上に患者が正常に就寝し
た場合(荷重a9[kg])には、荷重センサ1の出力
電圧の総和はV9[v]となる。この荷重センサ1の出
力電圧の総和V8[v]とV9[v]の間に、判定レベ
ルをV10[v](荷重としてはa10[kg])とし
て設ける。
【0143】いま、患者が寝具3に就寝のため乗り込も
うとして、判定レベルのV10[v]を時間t3で、荷
重センサ1の出力電圧の総和が越えた時に、在床タイマ
ーT1をスタートさせる。このT1は、荷重センサ1の
出力電圧の総和が、判定レベルのV10[v]を越えた
状態で継続され、T1が5秒経過すると在床状態と判断
する。もし、T1がスタートから5秒以内に、荷重セン
サ1の出力電圧の総和が、判定レベルのV10[v]を
下回った場合には、その時点で在床タイマーT1をクリ
アし、待機状態とする。
【0144】次に、在床状態から患者が寝具3から降り
ようとして、判定レベルのV10[v]を時間t4で、
荷重センサ1の出力電圧の総和が下回った時に、離床タ
イマーT2をスタートさせる。このT2は、荷重センサ
1の出力電圧の総和が、判定レベルのV10[v]を下
回った状態で継続され、T2が1.5秒経過すると離床
状態と判断する。もし、T2がスタートから1.5秒以
内に、荷重センサ1の出力電圧の総和が、判定レベルの
V10[v]を越えた場合には、その時点で離床タイマ
ーT2をクリアし、在床状態の継続と判断する。
【0145】次に、荷重センサの正常か異常かを判断す
る内容について、図18を参照しながら説明する。
【0146】図18は、同実施例の荷重センサで採用す
る感歪抵抗体の抵抗値及び荷重センサの出力電圧と荷重
の関係を示す特性図である。
【0147】正常な感歪抵抗体35は、センサ基板8の
耐圧強度の限界点の荷重A[kg]まで、破線で示すよ
うな特性を持ち、荷重のない状態ではr0[Ω]、寝具
3自体の荷重a8[kg]ではr8[Ω]、寝具3に患
者が就寝した時の荷重a9[kg]ではr9[Ω]、限
界点の荷重A[kg]ではR[Ω]の抵抗値となる。こ
のとき荷重センサ1の出力電圧は、抵抗値に応じた特性
となるので、感歪抵抗体35と同様に、荷重のない状態
から限界点の荷重A[kg]まで、V0[v]からV
[v]となる。
【0148】ここで、もし異常な使用方法等により、荷
重センサ1が耐圧強度の限界点を越えるような荷重を一
度でも受けると、感歪抵抗体35は実線で示すように、
R[Ω]の抵抗値を大きく越える状態を以降保ったまま
となる特性を有している。同様に、荷重センサ1の出力
電圧についても、荷重が如何に変化しようとも、V
[v]を越える大きな値を保ったままとなる。したがっ
て、この測定範囲以上の変化のない状態を、センサ自己
診断手段53で荷重センサ1の異常と判断し、次段の出
力手段47および表示手段46に出力する。
【0149】以上のように本実施例の在床検出装置は、
判定手段45として、患者状態判定手段52と、センサ
自己診断手段53とから構成されているので、患者の在
床判断については在床タイマーT1により、また離床判
断については離床タイマーT2により検知することで、
確実に患者がその状態になったことが判断できる。ま
た、荷重センサの故障等による異常知ることができ、表
示手段46や監視システム4へ報知することで、メンテ
ナンス時間を短縮することができる。
【0150】なお、本実施例において、患者状態判定手
段52の在床タイマーT1は、確実に患者が寝具3に乗
り込むことを想定し5秒の設定としたが、患者の健康状
態や寝具3の構造などにより、任意の時間に設定すれば
良い。同様に、離床タイマーT2についても、患者の寝
具3からの落下等の事故を防ぐことから1.5秒の設定
としたが、最適と思われる任意の時間に設定すれば良
い。
【0151】(実施例5)図19は、本発明の実施例5
による在床検出装置の患者状態判定手段に在床位置判定
手段を設けた構成を示すブロック図である。
【0152】図19において、54は患者状態判定手段
52の内部に構成される在床位置判定手段で、寝具3の
荷重が荷重センサ1で出力電圧に変換され、フィルター
回路44を通過し、信号S11として在床位置判定手段
54に入力される。在床位置判定手段54では患者の在
床位置を判断し、信号S12として次段の出力手段47
および表示手段46に出力する。
【0153】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、図20及び図21を参照しながら説明する。
【0154】図20は、同実施例の在床位置エリアを示
す寝具の上面図である。図21は、同実施例の患者の就
寝中における寝具の四隅の脚部での各荷重センサのエリ
ア別出力電圧を示す特性図である。
【0155】寝具3の在床部は図20に示すようにエリ
アA,B,C,Dに分けられており、各エリアには寝具
の四隅の脚部に各荷重センサ1a、1b、1c、1dが
それぞれ配されている。寝具3の中心に患者の重心がく
る、正常状態における各荷重センサ1a〜dの出力電圧
は電圧レベルV11[v]で、各荷重センサ1a〜dに
おける偏差はない。ここで患者がエリアAの位置に進入
した場合、荷重センサ1aの出力電圧は電圧レベルV1
4[v]へ、荷重センサ1b及び1cの出力電圧は電圧
レベルV13[v]へ、、荷重センサ1dの出力電圧は
電圧レベルV12[v]へ変動することとなる。すなわ
ち、四個の荷重センサの中で、1aが最大、1dが最小
の出力電圧となる。以下同様に、エリアB、C、Dにつ
いても図21に示すように、各荷重センサ1a〜dの出
力電圧は変動することとなる。
【0156】したがって、各エリアA〜Dにおける各荷
重センサ1a〜dの出力電圧の違いを、在床位置判定手
段54で患者の在床位置として判断し、次段の出力手段
47および表示手段46に信号S12として出力する。
【0157】以上のように本実施例の在床検出装置は、
患者状態判定手段52に在床位置判定手段54を設けた
ので、患者の就寝時における寝具上での在床位置を検知
することができ、患者に異常姿勢等がないか、あるいは
寝具から患者が落下しないかどうかの判断をすることが
できる。
【0158】なお、本実施例において、在床位置は四エ
リアとして、どの荷重センサが最大と最小の出力電圧を
示しているかで判断できるが、このエリアをさらに細か
く、例えば十六に分けて各荷重センサの出力電圧の大き
さを判断すれば、さらに精度は向上する。
【0159】(実施例6)図22は、本発明の実施例6
による在床検出装置の患者状態判定手段に在床時間検出
手段を設けた構成を示すブロック図である。図23は、
同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0160】図22において、55は患者状態判定手段
52の内部に構成される在床時間検出手段で、寝具3の
荷重が荷重センサ1で出力電圧に変換され、フィルター
回路44を通過し、信号S13として在床時間検出手段
55に入力される。在床時間検出手段55では患者の在
床期間を検出し、信号S14として次段の出力手段47
および表示手段46に出力する。
【0161】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を図23のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0162】まず在床検出装置が運用されると、ステッ
プ1で在床時間検出手段55に設けた在床積算タイマー
T3がリセットされる。次にステップ2で在床状態が判
断され、在床状態であればステップ3へ論理を進め、在
床状態でなければ(離床状態であれば)ステップ2を繰
り返す。次にステップ3でタイマーT3がスタートし、
時間の積算を開始する。
【0163】次にステップ4及び5では在床状態が判断
され、在床状態であればタイマーT3のカウントを継続
し、在床状態でなければ(離床状態であれば)タイマー
T3のカウントを中断し、ステップ6に論理を進める。
次にステップ6で在床検出装置の運用が終了か判断さ
れ、終了であればステップ7へ論理を進め、終了でなけ
ればステップ4へ論理を戻す。運用が終了したステップ
7では、タイマーT3が積算した在床時間を患者の在床
期間として、出力手段47および表示手段46に信号S
14を出力する。
【0164】以上のように本実施例の在床検出装置は、
患者状態判定手段52に在床時間検出手段55を設けた
ので、患者の寝具上での在床期間を検知することがで
き、患者の在床と離床の割合から日々の健康状態の管理
が可能となる。また、施設や病院等で健康にも関わらず
不必要に入院している患者に対しては、昼間に運用する
ことで頻繁に寝具を抜け出していないかを判断でき、介
護者は緊急に介護を要する患者を優先して入院させるこ
とができる。
【0165】(実施例7)図24は、本発明の実施例7
による在床検出装置のセンサ自己診断手段に初期化スイ
ッチと初期化判定手段を設けた構成を示すブロック図で
ある。図25は、同実施例の動作を示すフローチャート
である。
【0166】図24において、56はセンサ自己診断手
段53の内部に構成される、装置運用開始時に初期化を
行う初期化スイッチ、57はセンサ自己診断手段53の
内部に構成される初期化判定手段である。初期化判定手
段57は、初期化スイッチ56からの信号S15を入力
するとともに、寝具3の荷重が荷重センサ1で出力電圧
に変換され、フィルター回路44を通過し、信号S16
として入力する。そして初期化判定手段57では初期化
不良がなかったかを判定し、信号S17として次段の出
力手段47および表示手段46に出力する。
【0167】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を図25のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0168】まず在床検出装置が運用されると、寝具3
の種類を変えたりした場合、寝具3自体の荷重が変化す
るため、ステップ8で初期化スイッチをONにする。次
にステップ9で荷重センサ1の出力電圧の総和V15
[v]を、寝具3自体の荷重として記憶(初期化)す
る。次にステップ10及び11では出力電圧の総和がV
15[v]以上か判断され、V15[v]以上であれば
運用を継続しステップ10へ論理を戻し、V15[v]
以上でなければ初期化不良と判断しステップ12へ論理
を進める。
【0169】すなわち、患者の在床状態で初期化が行わ
れると、寝具3自体の荷重よりも大きな値を初期値とし
て記憶してしまう。このため患者が離床した時に、出力
電圧の総和がV15[v]以下になってしまうこととな
る。
【0170】ステップ12では運用を終了するととも
に、初期化不良があったとして、出力手段47および表
示手段46に信号S17を出力する。
【0171】以上のように本実施例の在床検出装置は、
センサ自己診断手段53に初期化スイッチ56と初期化
判定手段57を設けたので、患者の在床状態で初期化を
行った不良を検出することができ、早期に再初期化を行
うことで、誤検知を防止することができる。
【0172】(実施例8)図26は、本発明の実施例8
による在床検出装置の初期化判定手段に補正手段を設け
た構成を示すブロック図である。図27は、同実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0173】図26において、58は初期化判定手段5
7の内部に構成される補正手段で、初期化スイッチ56
からの信号S18を入力後に、寝具3の荷重が荷重セン
サ1で出力電圧に変換され、フィルター回路44を通過
し、信号S19として補正手段58に入力される。補正
手段58では初期化不良があった場合に、自動的に初期
化の再設定を行い、信号S20として次段の出力手段4
7および表示手段46に出力する。
【0174】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を図27のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0175】まず在床検出装置が運用されると、ステッ
プ13で初期化スイッチ56からの信号S18の入力を
補正手段58が受け、初期化が行われたと判断し、以降
荷重センサ1の出力電圧の総和が、初期化時に記憶した
値以下になる、すなわち初期化不良かどうかを判定し、
不良があれば論理をステップ14へ進め、不良がなけれ
ば運用を継続し、ステップ13を繰り返す。ステップ1
4では、初期化不良とは患者が在床している状態で初期
化を行ったので、この時点では離床状態と判断し、論理
をステップ15へ進める。ステップ15では、この離床
状態を寝具3自体の荷重と判断して、この時の荷重セン
サ1の出力電圧の総和V16[v]を再初期化として記
憶し、運用を継続してステップ13へ論理を戻すととも
に、初期化の再設定を行ったことを、次段の出力手段4
7および表示手段46に信号S20を出力する。
【0176】以上のように本実施例の在床検出装置は、
初期化判定手段57に補正手段58を設けたので、初期
化不良があった場合、自動的に初期化の値を補正するこ
とができ、装置の運用を中断することなく、継続させる
ことができる。
【0177】(実施例9)図28は、本発明の実施例9
による在床検出装置のセンサ自己診断手段に設置状態判
定手段を設けた構成を示すブロック図である。図29
は、同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0178】図28において、59はセンサ自己診断手
段53の内部に構成される設置状態判定手段で、寝具3
の荷重が荷重センサ1で出力電圧に変換され、フィルタ
ー回路44を通過し、信号S21として設置状態判定手
段59に入力される。設置状態判定手段59では寝具3
が正しく荷重センサ1の上に設置されたかを自動的に判
断し、信号S22として次段の出力手段47および表示
手段46に出力する。
【0179】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を図27のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0180】まず在床検出装置の電源が投入され、寝具
3が荷重センサ1に設置されると、ステップ16で荷重
センサ1の出力電圧の総和が、設置前に対して変動があ
るか判定し、変動があればステップ18へ論理を進め、
変動がなければステップ17へ論理を進めて設置不良
(1)と判断し、荷重センサ1a〜dの全てが完全に寝
具3が設置されていないことを、次段の出力手段47お
よび表示手段46に信号S22として出力する。
【0181】次にステップ18で各荷重センサ1a〜d
の出力電圧が、設置前に対して変動があるか判定し、各
荷重センサ1a〜dにおいて変動があればステップ20
へ論理を進め、変動がなければステップ19へ論理を進
めて設置不良(2)と判断し、変動のなかった荷重セン
サ1a〜d対して寝具3が設置されていないことを、次
段の出力手段47および表示手段46に信号S22とし
て出力する。
【0182】次にステップ20では各荷重センサ1a〜
dの設置前からの出力電圧の変動幅を比較し、各荷重セ
ンサ1a〜dの変動幅において差がなければステップ2
2へ論理を進め、差があればステップ21へ論理を進め
て設置不良(3)と判断し、他の荷重センサと差のあっ
た荷重センサ1a〜d対して、寝具3が十分荷重のかか
る設置になっていないことを、次段の出力手段47およ
び表示手段46に信号S22として出力する。
【0183】ステップ22では寝具3の設置状態に問題
はないと判断し、装置の運用を開始する。
【0184】以上のように本実施例の在床検出装置は、
センサ自己診断手段53に設置状態判定手段59を設け
たので、装置の運用開始前に寝具が正しく設置されたか
を自動的に判断できるばかりでなく、その設置不良の内
容も細かく知ることができ、迅速に設置不良への対応が
できる。
【0185】なお、本実施例において、寝具3の設置状
態の判断は運用開始前としたが、運用後にも寝具3自体
の荷重から在床時における荷重に対して、同様の動作を
行うことによって、運用後でも寝具3の設置状態の判断
ができる。
【0186】(実施例10)図30は、本発明の実施例
10による在床検出装置のセンサ自己診断手段に自動初
期化手段を設けた構成を示すブロック図である。図31
は、同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0187】図30において、60はセンサ自己診断手
段53の内部に構成される自動初期化手段で、寝具3の
荷重が荷重センサ1で出力電圧に変換され、フィルター
回路44を通過し、信号S23として自動初期化手段6
0に入力される。自動初期化手段60では一定時間周期
毎に自動で初期化の再設定を行い、信号S24として次
段の出力手段47および表示手段46に出力する。
【0188】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を図31のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0189】まず在床検出装置が運用されると、ステッ
プ23で自動初期化手段60に設けた周期タイマーT4
がスタートする。次にステップ24でタイマーT4が2
時間経過したか判断され、経過していればステップ25
へ論理を進め、経過していなければステップ24を繰り
返す。次にステップ25で離床状態が判断され、離床状
態であればステップ26へ論理を進め、離床状態でなけ
ればステップ25を繰り返す。次にステップ26でこの
時の荷重センサ1の出力電圧の総和をV17[v]とし
て記憶する。
【0190】次にステップ27では出力電圧の総和V1
7[v]が5分以上変動しないかを判断し、5分以上変
動しなければステップ28へ論理を進め、5分以内に変
動していればステップ29へ論理を進める。ここで判断
基準を5分としたのは、寝具3上での患者の極端な姿勢
による離床判断を防止するため、患者が完全に寝具3か
ら居なくなると判断できる時間から決定したもので、状
況に応じ任意に時間変更すればよい。
【0191】次にステップ28では出力電圧の総和V1
7[v]を寝具3自体の荷重と判断して、このV17
[v]を初期値として初期化の再設定を行う。次にステ
ップ29でタイマーT4をリセットし、ステップ23へ
論理を戻すとともに、初期化の再設定を行った場合には
そのことを、次段の出力手段47および表示手段46に
信号S24として出力する。
【0192】以上のように本実施例の在床検出装置は、
センサ自己診断手段53に自動初期化手段60を設けた
ので、一定時間周期毎に初期化の再設定を自動的に行う
ことができ、装置の運用開始後に布団等の追加で、寝具
3自体の荷重に変動があった場合に、初期化のための運
用の中断もなく、継続させることができる。
【0193】なお、本実施例において、初期化の再設定
の周期を2時間としたが、その時の状況に応じて周期は
変更すればよい。
【0194】(実施例11)図32は、本発明の実施例
11による在床検出装置の出力手段に接点出力手段を設
けた構成を示すブロック図である。
【0195】図32において、61は出力手段47の内
部に構成される接点出力手段で、判定手段45から患者
の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置状態
等の情報が、信号S25として接点出力手段61に入力
される。接点出力手段61では各情報を接点信号(ON
/OFF信号)に変換し、在床は信号S26、離床は信
号S27、在床位置は信号S28、健康状態は信号S2
9、寝具の設置状態は信号S30として監視システム4
へ出力する。
【0196】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S25として接点出力手段61に
入力され、各情報毎に整理される。次に接点出力手段6
1から各情報毎の信号が、監視システム4へ出力され
る。
【0197】例えば、在床情報は一線式の信号S26と
して、在床の時はON、在床でないときはOFFとして
監視システム4へ出力する。離床情報は一線式の信号S
27として、離床の時はON、在床でないときはOFF
として監視システム4へ出力する。在床位置情報は二線
式の信号S28として、在床位置が左上の時はOFF・
OFF、左下上の時はOFF・ON、右上の時はON・
OFF、右下の時はON・ONとして監視システム4へ
出力する。 同様に、健康状態情報については信号S2
9、寝具の設置状態情報については信号S30として、
必要な情報量に応じて何線式か決定し、接点信号(ON
/OFF信号)を監視システム4へ出力する。
【0198】以上のように本実施例の在床検出装置は、
出力手段47に接点出力手段61を設けたので、判定手
段45からの患者の在床、離床、在床位置、健康状態及
び寝具の設置状態等の情報を各情報毎に接点信号(ON
/OFF信号)として、監視システム4へ出力すること
ができ、接点信号としているので接続される監視システ
ム4の信号入力部が、非常に容易に構成できる。
【0199】なお、本実施例において、情報は5種類と
して説明したが、在床期間、初期化不良等必要な情報が
増えれば、接点出力手段61の接点を増やして行けば良
い。
【0200】(実施例12)図33は、本発明の実施例
12による在床検出装置の出力手段に伝送信号出力手段
を設けた構成を示すブロック図である。図34は、同実
施例のシリアル伝送信号のビット構成図である。
【0201】図33において、62は出力手段47の内
部に構成される伝送信号出力手段で、判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S31として伝送信号出力手段6
2に入力される。伝送信号出力手段62では各情報をそ
の情報源である寝具番号とともに、一つのシリアル信号
に変換し、信号S32として専用の通信線で監視システ
ム4へ出力する。
【0202】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S31として伝送信号出力手段6
2に入力され、各情報毎に整理される。次に伝送信号出
力手段62では、各情報をその情報源となる寝具番号と
ともに、一つのシリアル信号としてビット構成し、専用
の通信線を介して信号S32として監視システム4へ出
力する。
【0203】シリアル伝送信号S32の構成は、図34
に示すように16ビット構成(各ビットは0か1の状態
を持つ)とし、上位2ビットで寝具番号を表示し、残り
のビットで各情報を表示する。
【0204】具体的に説明すると、一つの制御装置2で
四つの寝具3(寝具番号1〜4)を管理する場合、ビッ
ト0・ビット1は順に、寝具番号1は0・0、寝具番号
2は0・1、寝具番号3は1・0、寝具番号4は1・1
とする。在床情報はビット2として、在床の時は0、在
床でないときは1とする。離床情報はビット3として、
離床の時は0、離床でないときは1とする。在床位置情
報はビット4・ビット5で構成し、在床位置が左上の時
は順に0・0、左下上の時は0・1、右上の時は1・
0、右下の時は1・1とする。
【0205】同様に、健康状態情報についてはビット6
・ビット7、寝具の設置状態情報についてはビット8・
ビット9として構成する。残りのビット10〜15にお
いては、その他の情報として在床期間、初期化不良等、
また、伝送に必要な応答コマンド等によって構成する。
【0206】以上のように本実施例の在床検出装置は、
出力手段47に伝送信号出力手段62を設けたので、判
定手段45からの患者の在床、離床、在床位置、健康状
態及び寝具の設置状態等の情報を、その情報源である寝
具番号とともに、一つのシリアル信号として監視システ
ム4へ出力することができ、一つの専用線で全ての情報
が扱えるので、システム設置における配線工事が容易に
できる。
【0207】なお、本実施例において、シリアル伝送信
号は16ビット構成としたが、必要最小限の情報に絞り
込んでビット数を減らせば(例えば、マイコンの処理構
成上から8ビットとする)、伝送時間が短縮でき、各情
報に対する介護者の対応が更に迅速にできる。
【0208】(実施例13)図35は、本発明の実施例
13による在床検出装置の出力手段に出力方式選択手段
を設けた構成を示すブロック図である。
【0209】図35において、63は出力手段47の内
部に構成される出力方式選択手段で、判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S33として出力方式選択手段6
3に入力される。出力方式選択手段63では出力方式が
選択され、接点信号での出力の場合は信号S33を接点
出力手段61へ入力し、シリアル伝送信号での出力の場
合は信号S33を伝送信号出力手段62へ入力する。
【0210】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S33として出力方式選択手段6
3に入力される。次に出力方式選択手段63では、装置
の運用者によって選択された出力方式に合わせ、信号S
33の出力先を切り換え、接点信号の場合は接点出力手
段61へ、シリアル伝送信号の場合は伝送信号出力手段
62へ信号S33を出力する。
【0211】そして、接点出力手段61では各情報を接
点出力に変換した信号S34として、伝送信号出力手段
62では各情報をシリアル伝送信号に変換した信号S3
5として、監視システム4へ出力する。
【0212】以上のように本実施例の在床検出装置は、
出力手段47に出力方式選択手段63を設けたので、判
定手段45からの患者の在床、離床、在床位置、健康状
態及び寝具の設置状態等の情報を、接点信号かシリアル
伝送信号のどちらでも自由に選択することができ、接続
できる監視システム4の種類を増やすことができる。
【0213】なお、本実施例において、出力方式の選択
として接点信号かシリアル伝送信号のどちらかとした
が、両信号を同時に出力する方式も追加すれば、さらに
装置として汎用性を高めることができる。
【0214】(実施例14)図36は、本発明の実施例
14による在床検出装置の出力手段に第一の無線信号出
力手段を設けた構成を示すブロック図である。
【0215】図36において、64は出力手段47の内
部に構成される第一の無線信号出力手段で、判定手段4
5から患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具
の設置状態等の情報が、信号S36として第一の無線信
号出力手段64に入力される。第一の無線信号出力手段
64では各情報をその情報源である寝具番号とともに、
無線信号に変換し、信号S37として監視システム4へ
出力する。
【0216】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず判定手段45から
患者の在床、離床、在床位置、健康状態及び寝具の設置
状態等の情報が、信号S36として第一の無線信号出力
手段64に入力され、各情報毎に整理される。次に第一
の無線信号出力手段64では、各情報をその情報源とな
る寝具番号とともに、無線信号S37として変換し、監
視システム4へ出力する。
【0217】以上のように本実施例の在床検出装置は、
出力手段47に第一の無線信号出力手段64を設けたの
で、判定手段45からの患者の在床、離床、在床位置、
健康状態及び寝具の設置状態等の情報を、その情報源で
ある寝具番号とともに、無線信号として、監視システム
4へ出力することができ、制御装置2と監視システム4
との間の配線が不要となり、施設等での配線のメンテナ
ンスが非常に容易にできる。
【0218】(実施例15)図37は、本発明の実施例
15による在床検出装置のセンサ基板の電気回路に第二
の無線信号出力手段を設けた構成を示すブロック図であ
る。
【0219】図37において、65はセンサ基板8の電
気回路43の内部に構成される第二の無線信号出力手段
で、センサ基板8の感歪抵抗体35の寝具3の荷重に対
する抵抗値が、信号S38として電気回路43に入力さ
れると、電気信号に変換される。第二の無線信号出力手
段65ではその電気信号を無線信号に変換し、信号S3
9として制御装置2出力する。
【0220】以上のように構成された在床検出装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず寝具3の荷重を荷
重センサ1が受けると、センサ基板8の感歪抵抗体35
の抵抗値が変化し、信号S38として電気回路43に入
力される。電気回路43では抵抗値に応じた電気信号と
して換算が行われ、寝具3の荷重の変化が検出される。
次に第二の無線信号出力手段65では、この電気信号を
無線信号S39として変換し、制御装置2へ出力する。
【0221】以上のように本実施例の在床検出装置は、
荷重センサ1を構成するセンサ基板8の電気回路43に
第二の無線信号出力手段65を設けたので、荷重センサ
1からの寝具3の荷重値を、無線信号として、制御装置
2へ出力することができ、荷重センサ1と制御装置2と
の間の患者が目にすることになる配線が不要となり、特
に知的障害者等の患者による配線の切断の不具合の発生
をなくすことができる。
【0222】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、患者の寝
具における状態を寝具にかかる荷重の変化を、荷重セン
サの加圧体を介しての荷重によるセンサ基板の歪みによ
って検知することとしたので、患者の状態を直接見に行
かなくてもチェックできるとともに、患者に対して迅速
に対応することができる。また介護人及び看護人の精神
的かつ肉体的負担を低減することができる。
【0223】また本発明は、制御装置にフィルター回路
を設けたので、不必要な信号を除去し精度良い検知が可
能である。さらに、制御装置に表示手段を設けているの
で、介護人が監視システムのある遠隔位置に不在でも、
患者の身近に居る別の介護人が対応することができる。
【0224】また本発明は、フィルター回路をローパス
フィルターによる構成としたので、検知のために必要な
信号を、カットオフ周波数の設定で選別することがで
き、患者の状態を高精度に判断することができる。
【0225】また本発明は、判定手段に患者状態判定手
段とセンサ自己診断手段を設けたので、患者の在床及び
離床の状態を、寝返り等の動きと間違えることなく確実
に検知できる。さらに、荷重センサの異常を自動的に診
断するので、システムとしてのメンテナンス時間を大幅
に短縮できる。
【0226】また本発明は、患者状態判定手段に在床位
置判定手段を設けたので、患者の在床位置をエリア別に
検知することができ、患者の就寝状態に異常が起こる前
に、事前に介護者は対応することができる。
【0227】また本発明は、患者状態判定手段に在床時
間検出手段を設けたので、患者の寝具上での在床期間を
検知することができ、日々の健康状態の管理が向上でき
る。さらに、健康にも関わらず不必要に入院している患
者をデータ上で判断できるので、健全者にはデータを示
して退院を促すことができる。
【0228】また本発明は、センサ自己診断手段に初期
化スイッチと初期化判定手段を設けたので、患者の在床
状態で初期化を行った不良を検出することができ、患者
が離床したが検知しない等の誤検知を再初期化すること
で防止できる。
【0229】また本発明は、初期化判定手段に補正手段
を設けたので、初期化不良があった場合に自動的に初期
化の値を補正することができ、装置の操作性にも優れ、
再初期化のためのメンテナンス時間も不要となり、運用
を中断することなく継続することができる。
【0230】また本発明は、センサ自己診断手段に設置
状態判定手段を設けたので、装置の運用開始前に寝具が
正しく設置されたかを自動的に判断できるばかりでな
く、その設置不良の内容も細かく知ることができるの
で、迅速に設置不良へ対応ができ、メンテナンス時間を
短縮できる。
【0231】また本発明は、センサ自己診断手段に自動
初期化手段を設けたので、装置の運用開始後に布団等の
追加による、寝具自体の荷重に変動があった場合でも、
周期毎に自動的に初期値の再設定を行うので、運用を中
断することなく継続することができる。
【0232】また本発明は、出力手段に接点出力手段を
設けたので、患者の在床、離床、在床位置、健康状態及
び寝具の設置状態等の情報を、各情報毎に接点信号(O
N/OFF信号)として、監視システムへ出力すること
ができ、在床検出装置が接続される監視システムは、接
点入力部さえあればどの様なものでも対応できるので、
非常に汎用性の高いものが実現できる。
【0233】また本発明は、出力手段に伝送信号出力手
段を設けたので、患者の在床、離床、在床位置、健康状
態及び寝具の設置状態等の情報を、その情報源である寝
具番号とともに、一つのシリアル信号として監視システ
ムへ出力することができ、一つの専用線で全ての情報が
扱えるので、システム設置における配線工事が容易にで
きるばかりでなく、シリアル信号の構成を統一すること
で、在床検出装置以外の介護者支援装置を同じ専用線を
介して、組み合わせて監視システムに接続することがで
き、更に充実したシステムに構成することができる。
【0234】また本発明は、出力手段に出力方式選択手
段を設けたので、患者の在床、離床、在床位置、健康状
態、寝具の設置状態の情報を、接点信号かシリアル伝送
信号のどちらでも自由に選択して監視システムへ出力す
ることができ、接続できる監視システムの種類を増やせ
る汎用性の高いものが実現できる。
【0235】また本発明は、出力手段に第一の無線信号
出力手段を設けたので、患者の在床、離床、在床位置、
健康状態及び寝具の設置状態等の情報を、その情報源で
ある寝具番号とともに、無線信号として、監視システム
へ出力することができ、制御装置と監視システムとの間
の配線が不要となり、メンテナンスが非常に容易にでき
るばかりでなく、無線信号の中継点を設けることで、施
設以外の遠隔地においても監視ができ、各施設の情報を
中央管理するシステムに展開できる。
【0236】また本発明は、荷重センサを構成するセン
サ基板の電気回路に第二の無線信号出力手段を設けたの
で、荷重センサからの寝具の荷重値を、無線信号とし
て、制御装置へ出力することができ、荷重センサと制御
装置との間の、特に知的障害の患者が切断する可能性の
ある配線が不要となるばかりでなく、床に配線した時の
患者のつまずきによる事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による在床検出装置の実施例1の構成図
【図2】図1の在床検出装置で採用する荷重センサの斜
視図
【図3】図2の荷重センサの分解斜視図
【図4】図2の荷重センサで採用する加圧体の裏面図
【図5】図3の荷重センサで採用する加圧体のA−A断
面図
【図6】図2の荷重センサで採用するセンサケースの平
面図
【図7】図6のセンサケースの断面図
【図8】図2の荷重センサで採用するセンサ基板の概略
【図9】図8のセンサ基板の部品配置図
【図10】同実施例のセンサケースにセンサ基板を装着
した状態を示す平面図
【図11】同実施例の寝具にかかる荷重と荷重センサの
出力電圧の関係を示す特性図
【図12】同実施例の患者の就寝中における荷重センサ
の出力電圧の動きを示す特性図
【図13】同実施例の患者の就寝中における寝具の四隅
の脚部での各荷重センサの出力電圧の変化を示す特性図
【図14】本発明による在床検出装置の実施例2の制御
装置内の構成を示すブロック図
【図15】本発明による在床検出装置の実施例3のフィ
ルター回路の回路図
【図16】本発明による在床検出装置の実施例4の判定
手段内の構成を示すブロック図
【図17】同実施例の患者の在床及び離床時の荷重セン
サの出力電圧の動きを示す特性図
【図18】同実施例の荷重センサで採用する感歪抵抗体
の抵抗値及び荷重センサの出力電圧と荷重の関係を示す
特性図
【図19】本発明による在床検出装置の実施例5の患者
状態判定手段に在床位置判定手段を設けた構成を示すブ
ロック図
【図20】同実施例の在床位置エリアを示す寝具の上面
【図21】同実施例の患者の就寝中における寝具の四隅
の脚部での各荷重センサのエリア別出力電圧を示す特性
【図22】本発明による在床検出装置の実施例6の患者
状態判定手段に在床時間検出手段を設けた構成を示すブ
ロック図
【図23】同実施例の動作を示すフローチャート
【図24】本発明による在床検出装置の実施例7のセン
サ自己診断手段に初期化スイッチと初期化判定手段を設
けた構成を示すブロック図
【図25】同実施例の動作を示すフローチャート
【図26】本発明による在床検出装置の実施例8の初期
化判定手段に補正手段を設けた構成を示すブロック図
【図27】同実施例の動作を示すフローチャート
【図28】本発明による在床検出装置の実施例9のセン
サ自己診断手段に設置状態判定手段を設けた構成を示す
ブロック図
【図29】同実施例の動作を示すフローチャート
【図30】本発明による在床検出装置の実施例10のセ
ンサ自己診断手段に自動初期化手段を設けた構成を示す
ブロック図
【図31】同実施例の動作を示すフローチャート
【図32】本発明による在床検出装置の実施例11の出
力手段に接点出力手段を設けた構成を示すブロック図
【図33】本発明による在床検出装置の実施例12の出
力手段に伝送信号出力手段を設けた構成を示すブロック
【図34】同実施例のシリアル伝送信号のビット構成図
【図35】本発明による在床検出装置の実施例13の出
力手段に出力方式選択手段を設けた構成を示すブロック
【図36】本発明による在床検出装置の実施例14の出
力手段に第一の無線信号出力手段を設けた構成を示すブ
ロック図
【図37】本発明による在床検出装置の実施例15のセ
ンサ基板の電気回路に第二の無線信号出力手段を設けた
構成を示すブロック図
【図38】従来の高齢者介護補助システムの全体を示す
構成図
【図39】図38の各種センサを構内に配設した配置図
【符号の説明】
1 荷重センサ 2 制御装置 3 寝具 4 監視システム 5 加圧体 7 センサケース 8 センサ基板 35 感歪抵抗体 43 電気回路 44 フィルター回路 45 判定手段 46 表示手段 47 出力手段 51 ローパスフィルター 52 患者状態判定手段 53 センサ自己診断手段 54 在床位置判定手段 55 在床時間検出手段 56 初期化スイッチ 57 初期化判定手段 58 補正手段 59 設置状態判定手段 60 自動初期化手段 61 接点出力手段 62 伝送信号出力手段 63 出力方式選択手段 64 第一の無線信号出力手段 65 第二の無線信号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田浦 方三 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 4C040 AA04 AA08 GG20 5C087 AA02 AA10 AA11 AA23 AA32 AA42 BB03 BB18 BB48 BB62 CC02 CC34 CC51 DD03 DD29 DD30 EE13 EE16 EE18 FF01 FF04 FF16 GG01 GG07 GG08 GG09 GG11 GG19 GG21 GG30 GG31 GG37 GG39 GG51 GG57 GG80

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝具の荷重を受ける加圧体と、少なくと
    も一方の面に感歪抵抗体が設けられ前記加圧体により押
    圧されるセンサ基板と、前記センサ基板を支持するセン
    サケースと、前記感歪抵抗体の端子間の抵抗値に応じた
    電気信号を外部に出力する電気回路で構成された荷重セ
    ンサと、前記荷重センサからの電気信号を入力し処理し
    て監視システムへ出力する制御装置とを備えたことを特
    徴とする在床検出装置。
  2. 【請求項2】 制御装置には、荷重センサからの電気信
    号を入力し必要な信号のみに選別するフィルター回路
    と、前記フィルター回路からの信号を入力し在床情報を
    判断する判定手段と、前記判定手段からの信号を入力し
    表示を行う表示手段と、前記判定手段からの信号を入力
    し監視システムへ出力する出力手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の在床検出装置。
  3. 【請求項3】 フィルター回路は、低周波数のみの信号
    を通過させるローパスフィルターにより構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の在床検出装置。
  4. 【請求項4】 判定手段には、患者の在床及び離床状況
    を判断する患者状態判定手段と、荷重センサの正常及び
    異常状況を判断するセンサ自己診断手段とが設けられて
    いることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記
    載の在床検出装置。
  5. 【請求項5】 患者状態判定手段には、患者の寝具上で
    の在床位置を判断する在床位置判定手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の在床検出装置。
  6. 【請求項6】 患者状態判定手段には、患者の寝具上で
    の在床期間を検出する在床時間検出手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の在床検出装置。
  7. 【請求項7】 センサ自己診断手段には、装置運用開始
    時に初期化を行う初期化スイッチと、前記初期化スイッ
    チからの信号を入力し荷重センサからの信号が正しく初
    期化されたかを判断する初期化判定手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の
    在床検出装置。
  8. 【請求項8】 初期化判定手段には、初期化不良時に補
    正を行う補正手段が設けられていることを特徴とする請
    求項7に記載の在床検出装置。
  9. 【請求項9】 センサ自己診断手段には、荷重センサに
    寝具が正しく設置されたかを判断する設置状態判定手段
    が設けられていることを特徴とする請求項4から6のい
    ずれかに記載の在床検出装置。
  10. 【請求項10】 センサ自己診断手段には、運用開始後
    に定期的に自動で初期化を行う自動初期化手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに
    記載の在床検出装置。
  11. 【請求項11】 出力手段には、判定手段からの患者の
    在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状態の情
    報を各情報毎に監視システムへ出力する接点出力手段が
    設けられていることを特徴とする請求項2から10のい
    ずれかに記載の在床検出装置。
  12. 【請求項12】 出力手段には、判定手段からの患者の
    在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状態の情
    報を各寝具番号と共にシリアル伝送信号で専用の通信線
    で連結された監視システムへ出力する伝送信号出力手段
    が設けられていることを特徴とする請求項2から10の
    いずれかに記載の在床検出装置。
  13. 【請求項13】 出力手段には、判定手段からの患者の
    在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状態の情
    報を、監視システムへ出力する前記接点出力手段もしく
    は前記伝送信号出力手段のどちらかを選択する出力方式
    選択手段が設けられていることを特徴とする請求項2か
    ら10のいずれかに記載の在床検出装置。
  14. 【請求項14】 出力手段には、判定手段からの患者の
    在床、離床、在床位置、健康状態、寝具の設置状態の情
    報を各寝具番号と共に無線信号で監視システムへ発信す
    る第一の無線信号出力手段が設けられていることを特徴
    とする請求項2から10のいずれかに記載の在床検出装
    置。
  15. 【請求項15】 荷重センサを構成するセンサ基板の電
    気回路には、検出した電気信号を無線で制御装置へ発信
    する第二の無線信号出力手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1から14のいずれかに記載の在床検出
    装置。
JP10273367A 1998-09-28 1998-09-28 在床検出装置 Pending JP2000105884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273367A JP2000105884A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 在床検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273367A JP2000105884A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 在床検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000105884A true JP2000105884A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17526923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10273367A Pending JP2000105884A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 在床検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000105884A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067764A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Denso Corp 自動車用の乗員判別システム
JP2003093356A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Advanced Medical Kk ベッド
JP2006302266A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2007080112A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Nihon Technical Development Center Co Ltd 離・着床検出式介護システム
WO2007066638A1 (ja) * 2005-12-06 2007-06-14 Showa Denko K.K. ベッドの在床状況検出装置
JP2007167492A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2007167276A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2007175208A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2007330658A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2008012202A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2009039453A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Paramount Bed Co Ltd 寝台装置
JP2011154715A (ja) * 2005-03-24 2011-08-11 Showa Denko Kk ベッドの在床監視システム
JP2011189137A (ja) * 2011-04-11 2011-09-29 Showa Denko Kk ベッドの在床状況監視システム
JP2012161681A (ja) * 2012-06-04 2012-08-30 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2012183377A (ja) * 2012-06-04 2012-09-27 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
US8279057B2 (en) 2006-06-19 2012-10-02 Showa Denko K.K. Method of detecting presence of subject on bed
WO2013108502A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
WO2013108503A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
JP2013234877A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Showa Denko Kk 荷重検出機能付きベッド及び荷重検出器
JP2013242149A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Showa Denko Kk 荷重検出機能付きベッド及び荷重検出器
WO2014175376A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
JP2014233485A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 アイシン精機株式会社 寝具上状態判定装置
KR101492093B1 (ko) 2014-12-17 2015-02-10 주식회사 케어스토어 배회 방지시스템을 구비한 침대장치
WO2016194057A1 (ja) * 2015-05-29 2016-12-08 株式会社 エー・アンド・デイ 動物の体重測定方法
JP2018051347A (ja) * 2012-05-22 2018-04-05 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド 使用者離床予測システム、方法および装置
WO2020003735A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 ケアサポートシステムおよび情報提供方法
WO2021172187A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 故障診断装置、故障診断システム、家電機器、センサユニット、及び故障診断方法

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4543520B2 (ja) * 2000-08-25 2010-09-15 株式会社デンソー 自動車用の乗員判別システムおよびその製造方法
JP2002067764A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Denso Corp 自動車用の乗員判別システム
JP2003093356A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Advanced Medical Kk ベッド
JP2006302266A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2011154715A (ja) * 2005-03-24 2011-08-11 Showa Denko Kk ベッドの在床監視システム
JP2007080112A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Nihon Technical Development Center Co Ltd 離・着床検出式介護システム
WO2007066638A1 (ja) * 2005-12-06 2007-06-14 Showa Denko K.K. ベッドの在床状況検出装置
JP2007167276A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP4652226B2 (ja) * 2005-12-21 2011-03-16 昭和電工株式会社 ベッドの荷重検出器
JP4652228B2 (ja) * 2005-12-26 2011-03-16 昭和電工株式会社 ベッドの荷重検出器
JP2007167492A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2007175208A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP5086996B2 (ja) * 2006-06-19 2012-11-28 昭和電工株式会社 ベッドの在床状況検出方法
JP4676924B2 (ja) * 2006-06-19 2011-04-27 昭和電工株式会社 ベッドの在床状況検出方法
US8279057B2 (en) 2006-06-19 2012-10-02 Showa Denko K.K. Method of detecting presence of subject on bed
JP2007330658A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2012250046A (ja) * 2006-06-19 2012-12-20 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2008012202A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2009039453A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Paramount Bed Co Ltd 寝台装置
JP2011189137A (ja) * 2011-04-11 2011-09-29 Showa Denko Kk ベッドの在床状況監視システム
WO2013108502A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
WO2013108503A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
JP2013242149A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Showa Denko Kk 荷重検出機能付きベッド及び荷重検出器
JP2013234877A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Showa Denko Kk 荷重検出機能付きベッド及び荷重検出器
JP2018051347A (ja) * 2012-05-22 2018-04-05 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド 使用者離床予測システム、方法および装置
JP2012183377A (ja) * 2012-06-04 2012-09-27 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
JP2012161681A (ja) * 2012-06-04 2012-08-30 Showa Denko Kk ベッドの在床状況検出方法
WO2014175376A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
JPWO2014175376A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 昭和電工株式会社 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器
JP2014233485A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 アイシン精機株式会社 寝具上状態判定装置
KR101492093B1 (ko) 2014-12-17 2015-02-10 주식회사 케어스토어 배회 방지시스템을 구비한 침대장치
WO2016194057A1 (ja) * 2015-05-29 2016-12-08 株式会社 エー・アンド・デイ 動物の体重測定方法
WO2020003735A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 ケアサポートシステムおよび情報提供方法
JPWO2020003735A1 (ja) * 2018-06-29 2021-07-08 コニカミノルタ株式会社 ケアサポートシステムおよび情報提供方法
WO2021172187A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 故障診断装置、故障診断システム、家電機器、センサユニット、及び故障診断方法
JP7373759B2 (ja) 2020-02-27 2023-11-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 故障診断装置、故障診断システム、家電機器、センサユニット、及び故障診断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000105884A (ja) 在床検出装置
US8258963B2 (en) Body position monitoring system
US6791460B2 (en) Patient position detection apparatus for a bed
CA2362788C (en) Patient position detection apparatus for a bed
US10632033B1 (en) Bed-based safety protocol control
US9489818B2 (en) Bed status system for a patient support apparatus
US8689376B2 (en) Patient handling device including local status indication, one-touch fowler angle adjustment, and power-on alarm configuration
US20140352060A1 (en) Bed having load detection function and load detector for bed
JP5826050B2 (ja) 荷重検出機能付きベッド及び荷重検出器
US9338617B2 (en) Smart monitoring sensor system for monitoring mobility
KR19990029820A (ko) 침상 존재 상태 검출 장치
EP3797679B1 (en) Incontinence detection with real time location information
JP3814403B2 (ja) 在床検出装置
JP2000271098A (ja) 介護システム
JP3352935B2 (ja) 離床在床検知システム、監視システム
JPH09327442A (ja) 高齢者介護補助システム
JPH1055491A (ja) 在床検知装置及び在床検知システム
CN113413153A (zh) 一种离床报警装置及系统
JP2005301491A (ja) ナースコールシステム