JPH1055491A - 在床検知装置及び在床検知システム - Google Patents

在床検知装置及び在床検知システム

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Publication number
JPH1055491A
JPH1055491A JP21011496A JP21011496A JPH1055491A JP H1055491 A JPH1055491 A JP H1055491A JP 21011496 A JP21011496 A JP 21011496A JP 21011496 A JP21011496 A JP 21011496A JP H1055491 A JPH1055491 A JP H1055491A
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JP
Japan
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bed
load
person
detection device
occupancy
Prior art date
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Pending
Application number
JP21011496A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Yoshiike
信幸 吉池
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Mariko Kawaguri
真理子 河栗
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在床判定手段として機能するセンサ出力処理
回路の簡素化が可能であり、かつ、ベッド上に人が存在
しているか否かを判定するために必要な基準値の設定及
び変更が容易な在床検知装置と、この在床検知装置を用
いたうえで在床の有無を集中管理することが可能な在床
検知システムとを提供する。 【解決手段】 本発明に係る在床検知装置は、ベッド1
の支柱2及び床面4間に介装された荷重センサ5と、こ
の荷重センサ5でもって検出された荷重が予め設定され
た基準値を所定条件に従って越えた場合にはベッド1上
に人が存在していると判定する在床判定手段6と、ベッ
ド1上に人が存在していない場合に加わる荷重を在床判
定手段6の基準値として設定するリセットスイッチ7
と、在床判定手段6による判定結果を外部に対して送信
する送信手段8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド上に人が存
在しているか否かを検知するために使用される在床検知
装置と、この在床検知装置を用いて構成された在床検知
システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多数の人が利用する病院やホ
テルなどのような宿泊施設、例えば、病院では各病室内
に載置されたベッド上に患者が居るか居ないか、すなわ
ち、入院患者がベッド上で就寝しているかベッドを離脱
しているかを把握する必要上、看護婦による病室やベッ
ドの巡回が実施されている。しかしながら、入院患者全
てのベッドを絶え間なく巡回することは不可能であるた
め、特開平6−125828号公報で開示されているよ
うに、感圧導電ゴムなどを用いて構成された変位トラン
スジューサや摺動抵抗器を荷重センサとしてベッドの支
柱内に組み込んでおき、ベッド上における人の存在に伴
ってベッドの支柱に加わる荷重を荷重センサでもって検
出し、かつ、荷重センサを介して得られた荷重と別途指
示された基準値とを互いに比較したうえ、ベッドの支柱
に加わる荷重が基準値を越えている場合にはベッド上に
人が存在している、つまり、入院患者がベッド上で就寝
していると判定することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
形態に係る在床検知装置では、荷重センサとして摺動抵
抗器などを使用しているため、摺動抵抗器などを介して
得られた荷重を信号処理し、かつ、別途指示された基準
値と比較したうえで人の存在の有無を判定する在床判定
手段として機能するセンサ出力処理回路の構成が複雑と
なってしまう。また、従来の在床検知装置においては、
ベッド上に人が存在しているか否かを判定するための基
準値を別途指示する必要があるため、季節ごとに対応し
て重量の異なる寝具類が載置されたり入院患者のトラン
クなどのような私物が載置されたりする度ごとに基準値
を設定し直さなければならず、基準値の設定及び変更に
煩雑な手間を要することになっていた。さらにまた、ベ
ッドの設置状態によっては、このベッドを支持する各支
柱に対して均一な荷重が加わっているとは限らず、加わ
る荷重を予測したうえでの基準値を設定することが困難
なため、必ずしも正確な検知を行うことができないとい
う不都合も生じていた。
【0004】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、在床判定手段として機能するセンサ
出力処理回路の簡素化が可能であり、かつ、ベッド上に
人が存在しているか否かを判定するために必要な基準値
の設定及び変更が容易な在床検知装置と、この在床検知
装置を用いたうえで在床の有無を集中管理することが可
能な在床検知システムとの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る在床検知装
置は、ベッドの支柱及び床面間に介装された、もしく
は、ベッドの支柱自体に配設された荷重センサと、この
荷重センサでもって検出された荷重が予め設定された基
準値を所定条件に従って越えた場合にはベッド上に人が
存在していると判定する在床判定手段と、ベッド上に人
が存在していない場合に加わる荷重を在床判定手段の基
準値として設定するリセットスイッチと、在床判定手段
による判定結果を外部に対して送信する送信手段とを備
えている。この在床検知装置によれば、ロードセルや歪
み抵抗体を荷重センサとして使用しうるので、在床判定
手段として機能するセンサ出力処理回路を簡素化するこ
とが可能となるばかりか、ベッド上に人が存在している
か否かを判定するための基準値の設定及び変更をリセッ
トスイッチの操作によって容易に行えることとなる。
【0006】そして、ここでの在床検知装置が、ベッド
上に人が存在していない場合に加わる荷重を在床判定手
段の基準値として設定する第1のリセットスイッチと、
ベッド上に人が存在している場合に加わる荷重に基づい
て在床判定手段の所定条件を補正する第2のリセットス
イッチとを、荷重センサ、在床判定手段、送信手段とと
もに備えたものであってもよく、この際においては、ベ
ッド上に人が存在しているか否かを判定するための基準
値をより細やかに設定しうることとなり、検知精度の向
上を図ることが可能となる。
【0007】また、在床検知装置を構成する送信手段
が、電磁波発信器及び電磁波受信器からなるものであっ
てもよく、この際においては、機器同士間を配線でもっ
て固定的に接続する必要がなくなる結果、全体構成のフ
レキシブル化が可能になるという利点が得られる。さら
に、本発明に係る在床検知システムは上記の在床検知装
置を用いて構成されたものであり、在床判定手段から送
信手段を通じて送信される判定結果を建物内に敷設され
たイーサネットを介して集中管理し、かつ、判定結果を
モニタ装置上に表示させることを特徴としている。この
在床検知システムによれば、各ベッド上に人が存在して
いるか否か、つまり、各ベッドにおける在床の有無を集
中管理することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る在床検知
装置はベッド上に人が存在しているか否かを検知する在
床検知装置であって、ベッドの支柱及び床面間に介装さ
れた荷重センサと、この荷重センサでもって検出された
荷重が予め設定された基準値を所定条件に従って越えた
場合にはベッド上に人が存在していると判定する在床判
定手段と、ベッド上に人が存在していない場合に加わる
荷重を在床判定手段の基準値として設定するリセットス
イッチと、在床判定手段による判定結果を外部に対して
送信する送信手段とを備えている。そこで、この在床検
知装置によれば、ロードセルや歪み抵抗体を荷重センサ
として使用しうることとなり、在床判定手段として機能
するセンサ出力処理回路を簡素化することが可能となる
ばかりか、ベッド上に人が存在しているか否かを判定す
るための基準値の設定及び変更をリセットスイッチの操
作によって容易に行えることとなる。
【0009】本発明の請求項2に係る在床検知装置は、
ベッドの支柱及び床面間に介装された荷重センサと、こ
の荷重センサでもって検出された荷重が予め設定された
基準値を所定条件に従って越えた場合にはベッド上に人
が存在していると判定する在床判定手段と、ベッド上に
人が存在していない場合に加わる荷重を在床判定手段の
基準値として設定する第1のリセットスイッチと、ベッ
ド上に人が存在している場合に加わる荷重に基づいて在
床判定手段の所定条件を補正する第2のリセットスイッ
チと、在床判定手段による判定結果を外部に対して送信
する送信手段とを備えている。従って、この在床検知装
置によれば、ベッド上に人が存在しているか否かを判定
するための基準値をより細やかに設定しうることとな
り、検知精度の向上を図ることが可能となる。
【0010】本発明の請求項3に係る在床検知装置を構
成する荷重センサは上側に位置する荷重検出面が凹形状
とされたものである一方、請求項4に係る在床検知装置
を構成する荷重センサは上側に位置する荷重検出面の外
周囲が所定厚みを有する保護壁でもって覆われたもので
あることを特徴としている。そして、これらの構造を採
用した際には、荷重検出面のうちで最も検出感度の高い
中央部上にベッドの支柱を載置し易くなる結果、在床検
知の確実化及び高精度化を実現しうることとなる。
【0011】本発明の請求項5に係る在床検知装置は、
ベッドの支柱自体に配設された荷重センサと、この荷重
センサでもって検出された荷重が予め設定された基準値
を越えた場合にはベッド上に人が存在していると判定す
る在床判定手段と、ベッド上に人が存在していない場合
に加わる荷重を在床判定手段の基準値として設定するリ
セットスイッチと、在床判定手段による判定結果を外部
に対して送信する送信手段とを備えている。そして、こ
の構成によれば、請求項1同様、センサ出力処理回路を
簡素化することが可能となり、かつ、基準値の設定及び
変更を容易化することが可能になる。
【0012】本発明の請求項6に係る在床検知装置が備
える在床判定手段の所定条件は、荷重及び時間で規制さ
れる条件であることを特徴としている。そして、このよ
うな条件に基づくと、ベッド上に人が存在しているか否
かを正確に検知することが可能になる。
【0013】本発明の請求項7に係る在床検知装置は、
送信手段が電磁波発信器及び電磁波受信器からなるもの
であることを特徴としている。そのため、この在床検知
装置によれば、機器同士間を配線でもって固定的に接続
する必要がなくなる結果、全体構成のフレキシブル化を
実現することが可能となる。
【0014】本発明の請求項8に係る在床検知システム
は請求項7に係る在床検知装置からなる在床検知システ
ムであって、在床判定手段から送信手段を通じて送信さ
れる判定結果を建物内に敷設されたイーサネットを介し
て集中管理し、かつ、判定結果をモニタ装置上に表示さ
せることを特徴としている。そして、この在床検知シス
テムによれば、送信手段及びイーサネットを介したうえ
での集中的な在床管理をモニタ装置上で遅滞なく行える
こととなる。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0016】(実施の形態1)まず、実施の形態1に係
る在床検知装置を説明するが、図1は実施の形態1に係
る在床検知装置の要部構成を簡略化して示す構造説明
図、図2はその信号処理構成を示すブロック図であり、
図3及び図4のそれぞれは荷重センサの第1変形例及び
第2変形例を示す構造説明図である。そして、ここでの
在床検知装置は、ベッド上に人が存在しているか否かを
検知するために使用されるものである。
【0017】本実施の形態に係る在床検知装置は、図1
で示すように、ベッド1を支持する支柱2の下端位置に
配設されたキャスター3と、このキャスター3が固定し
て載置される床面4との間に介装されたロードセル5を
荷重センサとして備えたものであり、ロードセル5でも
って検出された荷重が予め設定された基準値を所定条件
に従って越えた場合にはベッド1上に人が存在している
と判定する在床判定手段として機能するセンサ出力処理
回路6と、ベッド1上に人が存在していない場合のロー
ドセル5に加わる荷重、つまり、寝具類などを含むベッ
ド1そのものの重量が支柱2ごとに分散したうえで加わ
っている荷重をセンサ出力処理回路6の基準値として設
定するリセットスイッチ7とを備えている。そして、送
信手段としての信号送信回線8をも備えており、電話回
線または専用デジタル回線である信号送信回路8を通じ
てはセンサ出力処理回路6からデジタル信号でもって出
力される判定結果、つまり、各ベッドにおける在床の有
無が外部のモニタ装置(図示省略)などに対して送信さ
れている。なお、ここではベッド1の支柱2にキャスタ
ー3を配設しているが、支柱2それぞれの下端位置にキ
ャスター3が配設されていなくても差し支えないことは
勿論である。
【0018】そして、この際におけるロードセル5は、
下側基体5a上に内部空間を介して固着されたうえで荷
重検出面となる上側基体5bの内面に歪み抵抗体9が貼
着された構造を有するものであり、荷重検出面が床面4
と同一平面となるように位置決めしたうえで床面4の所
定位置ごとに形成済みの凹部10内に埋設されたロード
セル5の歪み抵抗体9から引き出された信号線11は床
面4内や壁面12内に埋設されたセンサ出力処理回路6
に対して接続されている。なお、ここでは、ロードセル
5の内部に単一個の歪み抵抗体9を貼着しているが、複
数個の歪み抵抗体を貼着しておき、これら歪み抵抗体の
平均値を取り出すことも可能である。そこで、ベッド1
の支柱2に配設されたキャスター3はロードセル5の上
側に位置する荷重検出面に載置されることになり、支柱
2の載置に伴って生じたロードセル5の上側基体5bの
歪み状態に基づいて歪み抵抗体9で検出された荷重は信
号線11を通じてセンサ出力処理回路6へと出力される
ことになる。
【0019】ところで、ロードセル5がベッド1に設け
られた4本の支柱2及び床面4間、もしくは、1本の支
柱2と床面4との間に介装されていてもよいことは勿論
であるが、少なくともベッド1の頭側に位置する2本の
支柱2それぞれと床面4との間にロードセル5を介装し
ていれば在床の有無を検知するには十分であり、しか
も、いずれかのロードセル5のみでもっても在床の有無
を検知しうるという利点が得られる。また、この際、ベ
ッド1上の左右いずれかに偏った位置に人が存在してい
ることも考えられるが、これら2本の支柱2及び床面4
間それぞれにロードセル5を介装しておけば確実に対処
しうることとなる。
【0020】一方、在床検知装置が備えるリセットスイ
ッチ7は、ベッド1上に人が存在していない場合のロー
ドセル5に加わっている荷重をセンサ出力処理回路6の
基準値として設定する機能を果たすものであり、このリ
セットスイッチ7がオン操作された際に、ロードセル5
からセンサ出力処理回路6へと出力されている荷重がセ
ンサ出力処理回路6の基準値として設定されることにな
っている。すなわち、このリセットスイッチ7はベッド
1上に人が存在していない状態下でオン操作されること
になっており、壁面12上に配設されたリセットスイッ
チ7と信号線13を介して接続されたセンサ出力処理回
路6では、リセットスイッチ7のオン操作時にロードセ
ル5から入力していた荷重を基準値としたうえでのゼロ
点設定が行われる。
【0021】そして、このセンサ出力処理回路6では、
リセットスイッチ7のオン操作によって設定された基準
値を所定条件に従って越える荷重がロードセル5でもっ
て検出されると、ベッド1上に人が存在していると判定
されることになり、センサ出力処理回路6による判定結
果、つまり、各ベッドにおける在床の有無を示す出力信
号が信号送信回線8を通じたうえで外部へと送信され
る。そこで、以上説明した本実施の形態1に係る在床検
知装置の信号処理構成は、図2のブロック図で示すよう
になる。なお、この際、ロードセル5で検出された荷重
が基準値を越えると直ぐにセンサ出力処理回路6から在
床を示す信号が出力される構成であると、頻繁な誤動作
が生じることになりかねないので、このセンサ出力処理
回路6においては、ロードセル5でもって検出された荷
重がある程度の余裕を与えられた荷重及び時間で規制さ
れる所定条件に従って基準値を越えた後に在床を示す信
号が出力されることになっている。
【0022】すなわち、ここでの動作を具体化して例示
すれば、つぎのようになる。まず、人が存在しておらず
に寝具類などや支柱2を含むベッド1の総重量が例えば
100Kgであると、4本の支柱2それぞれには100
Kg/4本=25Kgずつの荷重が加わることになる
が、ベッド1の構造や床面4の水平度などによっては必
ずしも1本ごとの支柱2に対して加わる荷重が均一にな
るとは限らないので、リセットスイッチ7によっては現
実に加わっている25Kg以上もしくは以下の荷重がセ
ンサ出力処理回路6の基準値として設定される。そし
て、30Kgの体重を有する人がベッド1上に横たわる
場合には、支柱2の1本ごとに対して30Kg/4本=
7.5Kgずつの荷重が追加して加わることになるが、
必ずしも人がベッド1の中央位置に横たわっており、か
つ、支柱2のそれぞれに対して均等な荷重が追加される
とは限らないので、センサ出力処理回路6では、追加し
て加わる荷重が3Kg以上であり、かつ、10秒以上に
わたって加わり続けるというような荷重及び時間で規制
される所定条件をロードセル5でもって検出される荷重
が基準値を越えて満たした場合にのみ在床を示す信号が
出力されるのである。
【0023】ところで、図1においては、ロードセル5
が平板状の外形を有する構造であるとしているが、この
ような構造に限られることはないのであり、ロードセル
5の上側に位置する荷重検出面が凹形状とされていても
よく、また、上側に位置する荷重検出面の外周囲が所定
厚みを有する保護壁でもって覆われており、荷重検出面
の中央部のみが露出した構造であってもよいことは勿論
である。すなわち、ロードセル5は荷重検出面の中央部
に加わる荷重をよりよく検出しうる構成とされたもので
あるから、図3の第1変形例で示すように、ロードセル
5の上側に位置する荷重検出面の中央位置に凹部5cを
形成しておくと、ベッド1を支持する支柱2に配設され
たキャスター3が自然的に凹部5cに沿って載置される
こととなり、検出精度が向上することになる。
【0024】また、図4の第2変形例で示すように、床
面4上に載置される保護具14でもってロードセル5の
全体を取り囲むとともに、上側に位置する荷重検出面の
外周囲を所定厚みを有する保護壁14aでもって覆った
構造を採用してもよく、このような構造を採用した際に
は凹部5cを形成した場合と同等の利点が得られる。な
お、この際においては、保護具14の外周囲を床面4に
向かって拡がるテーパ状としておくことが好ましく、こ
のような形状としておけば、床面4に凹部10をわざわ
ざ形成する必要がなくなり、既存の床面4上に対しても
ロードセル5を配設することができ、キャスター3を載
置し易いことになる。
【0025】さらにまた、本実施の形態1に係る在床検
知装置では、荷重センサとしてのロードセル5をベッド
1の支柱2及び床面4間に介装することを行っている
が、このような構成を採用することなく、図示省略して
いるが、荷重センサとして機能する歪み抵抗体をベッド
1の支柱2に対して直接的に貼着しておくことも可能で
ある。すなわち、この際における在床検知装置は、ベッ
ド1の支柱2自体に配設された荷重センサとしての歪み
抵抗体と、この歪み抵抗体でもって検出された荷重が予
め設定された基準値を所定条件に従って越えた場合には
ベッド1上に人が存在していると判定する在床判定手段
であるところのセンサ出力処理回路6と、ベッド1上に
人が存在していない場合に加わる荷重をセンサ出力処理
回路6の基準値として設定するリセットスイッチ7と、
センサ出力処理回路6による判定結果を外部に対して送
信する送信手段となる電話回線や専用デジタル回線など
の信号送信回線8を備えて構成されたものとなってい
る。なお、第1のリセットスイッチ7のみならず、第2
のリセットスイッチを設けてもよいことは勿論である。
【0026】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
係る在床検知装置を説明するが、図5は実施の形態2に
係る在床検知装置の信号処理構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態2に係る在床検知装置が実施の形
態1と異なるのは、実施の形態1におけるリセットスイ
ッチ7を第1のリセットスイッチとしたうえ、第2のリ
セットスイッチ15を新たに追加している点のみに過ぎ
ず、その構造的な要部構成については実施の形態1と異
ならないので、この実施の形態2においては図1と同一
の符号を付したうえでの説明を行うこととする。
【0027】本実施の形態2に係る在床検知装置は、図
1で示した在床検知装置と同じく、ベッド1の支柱2及
び床面4間に介装された荷重センサとして機能するロー
ドセル5と、このロードセル5でもって検出された荷重
が予め設定された基準値を荷重及び時間で規制される所
定条件に従って越えた場合にはベッド1上に人が存在し
ていると判定する在床判定手段であるところのセンサ出
力処理回路6と、センサ出力処理回路6による判定結
果、つまり、各ベッド1における在床の有無を外部に対
して送信する送信手段を構成する信号送信回線8ととも
に、第1のリセットスイッチ7及び第2のリセットスイ
ッチ15とを備えている。そして、第1のリセットスイ
ッチ7は、ベッド1上に人が存在していない場合のロー
ドセル5に加わる荷重、つまり、寝具類などを含むベッ
ド1そのものの重量が支柱2ごとに分散したうえで加わ
っている荷重をセンサ出力処理回路6の基準値として設
定するものであり、第2のリセットスイッチ15は、ベ
ッド1上に人が存在している場合に加わる荷重に基づい
てセンサ出力処理回路6における所定条件を補正するも
のとなっている。
【0028】すなわち、この際における第2のリセット
スイッチ15は、第1のリセットスイッチ7とともに壁
面12上に配設されたうえで信号線16を介してセンサ
出力処理回路6と接続されており、センサ出力処理回路
6においては、第2のリセットスイッチ15がオン操作
されることに伴い、ロードセル5から入力していた荷重
でもって在床を示す信号を出力する際の所定条件を補正
することが行われる。つまり、例えば、実施の形態1に
おいては、30Kgの人がベッド1上に横たわるとした
うえ、ロードセル5に対して加わる追加荷重が3Kg以
上であって3秒間以上という所定条件に従って基準値を
越えた場合にはじめてセンサ出力処理回路6から在床を
示す信号が出力されるのであるが、このような条件のま
まにしておくと、ベッド1上に存在する人の体重が30
Kgに満たない場合には在床を示す信号が出力されない
ことになる。
【0029】しかしながら、これでは、入院患者が子供
であったりする場合には在床の有無を検知することがで
きないことになってしまう。そこで、本実施の形態2に
係る在床検知装置では、ロードセル5でもって検出され
た荷重が予め設定された基準値を越えたうえで在床を示
す信号が出力されることになる所定条件を第2のリセッ
トスイッチ15により、追加荷重が1.5Kg以上であ
って10秒間以上というように補正されるのである。そ
の結果、体重の軽い子供がベッド1上に存在している場
合であっても何らの不都合を生じることなく、在床して
いるか否かを検出しうることとなる。すなわち、この実
施の形態2に係る在床検知装置では、ベッド1の使用者
に合わせた検知条件を設定しうることになり、検知精度
の向上が図れることになる。
【0030】(実施の形態3)ところで、実施の形態1
及び2に係る在床検知装置では、送信手段が電話回線ま
たは専用デジタル回線などの信号送信回線8であるとし
ているが、このような構成に限定されることはないので
あり、実施の形態3に係る在床検知装置の信号処理構成
を示すブロック図である図6のような非接触方式の送信
手段を採用することも可能である。なお、この際におけ
る在床検知装置の構造的な要部構成は実施の形態1と異
ならないので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0031】この実施の形態3に係る在床検知装置が備
える送信手段は、実施の形態1及び実施の形態2に係る
在床検知装置が備える信号送信回線8とは異なり、床面
4内に設置された電磁波発信器としてのIR(赤外線)
信号発信回路17と、ベッド1が載置された室内や天井
などに設置された電磁波受信器としてのIR信号受信回
路18とを具備して構成されたものとなっている。な
お、ここでの電磁波発信器及び電磁波受信器がIRを利
用したものである必然性はなく、微弱電波などを利用す
るものであってもよいことは勿論である。そして、この
実施の形態3で示したようなワイヤレスの送信手段を採
用した際には、センサ出力処理回路6及びIR信号発信
回路17を一体化したうえで2次電池などのポータブル
電源(図示省略)を組み込んでおくことも可能となり、
このような構成とした場合には、電話回線または専用デ
ジタル回線などの信号送信回線8や電源用配線(図示省
略)をベッド1の周辺に配置しておく必要がなくなる結
果、室内におけるベッド1の載置位置を自由に変更しう
ることとなる。
【0032】さらに、送信手段がワイヤレス化された在
床検知装置によっては、図7の信号処理構成を示すブロ
ック図で模式化して示すような在床検知システムを構成
することも可能である。すなわち、この在床検知システ
ムは、各病室内に載置されたベッド1それぞれの近くに
設置されて送信手段を構成するIR信号発信回路17か
らベッド1上における入院患者の存在及び不在をワイヤ
レスでもってIR信号受信回路18に伝達し、かつ、こ
れらのIR信号受信回路18と接続されたインターフェ
ースユニット(IFU)19同士を病院の建物内に敷設
済みのイーサネット20でもって互いに接続したうえ、
中継器21を介して各イーサネット20と接続されたモ
ニタ装置22でもって在床の有無を把握するシステムで
ある。そして、このような在床検知システムを構築した
際には、送信手段であるIR信号発信回路17及びIR
信号受信回路18と、イーサネット20とを介したうえ
での集中的な在床管理をモニタ装置22でもって遅滞な
く行えることとなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る在床
検知装置によれば、ロードセルや歪み抵抗体を荷重セン
サとして使用しうるので、在床判定手段として機能する
センサ出力処理回路を簡素化することができるととも
に、ベッド上に人が存在しているか否かを判定するため
の基準値をリセットスイッチの操作によって容易に設定
しうることとなり、基準値の設定及び変更に要する手間
を大幅に削減できるという効果が得られる。また、送信
手段のワイヤレス化によって全体構成のフレキシブル化
が実現できるばかりか、ワイヤレス化された送信手段や
イーサネットからなる在床検知システムの構築によって
各ベッドにおける在床の有無を遅滞なく集中管理するこ
とができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る在床検知装置の要部構成を
簡略化して示す説明図である。
【図2】その信号処理構成を示すブロック図である。
【図3】荷重センサの第1変形例を示す説明図である。
【図4】荷重センサの第2変形例を示す説明図である。
【図5】実施の形態2に係る在床検知装置の信号処理構
成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態3に係る在床検知装置の信号処理構
成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態3に係る在床検知装置を使用して構
成される在床検知システムの信号処理構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 支柱 4 床面 5 ロードセル(荷重センサ) 6 センサ出力処理回路(在床判定手段) 7 リセットスイッチ(第1のリセットスイッチ) 8 信号送信回線(送信手段) 15 第2のリセットスイッチ 17 IR信号発信回路(電磁波発信器) 18 IR信号受信回路(電磁波受信器) 20 イーサネット 22 モニタ装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に人が存在しているか否かを検
    知する在床検知装置であって、 ベッドの支柱及び床面間に介装された荷重センサと、こ
    の荷重センサでもって検出された荷重が予め設定された
    基準値を所定条件に従って越えた場合にはベッド上に人
    が存在していると判定する在床判定手段と、ベッド上に
    人が存在していない場合に加わる荷重を在床判定手段の
    基準値として設定するリセットスイッチと、在床判定手
    段による判定結果を外部に対して送信する送信手段とを
    備えていることを特徴とする在床検知装置。
  2. 【請求項2】 ベッド上に人が存在しているか否かを検
    知する在床検知装置であって、 ベッドの支柱及び床面間に介装された荷重センサと、こ
    の荷重センサでもって検出された荷重が予め設定された
    基準値を所定条件に従って越えた場合にはベッド上に人
    が存在していると判定する在床判定手段と、ベッド上に
    人が存在していない場合に加わる荷重を在床判定手段の
    基準値として設定する第1のリセットスイッチと、ベッ
    ド上に人が存在している場合に加わる荷重に基づいて在
    床判定手段の所定条件を補正する第2のリセットスイッ
    チと、在床判定手段による判定結果を外部に対して送信
    する送信手段とを備えていることを特徴とする在床検知
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した在床
    検知装置であって、 荷重センサは、上側に位置する荷重検出面が凹形状とさ
    れたものであることを特徴とする在床検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載した在床
    検知装置であって、 荷重センサは、上側に位置する荷重検出面の外周囲が所
    定厚みを有する保護壁でもって覆われたものであること
    を特徴とする在床検知装置。
  5. 【請求項5】 ベッド上に人が存在しているか否かを検
    知する在床検知装置であって、 ベッドの支柱自体に配設された荷重センサと、この荷重
    センサでもって検出された荷重が予め設定された基準値
    を所定条件に従って越えた場合にはベッド上に人が存在
    していると判定する在床判定手段と、ベッド上に人が存
    在していない場合に加わる荷重を在床判定手段の基準値
    として設定するリセットスイッチと、在床判定手段によ
    る判定結果を外部に対して送信する送信手段とを備えて
    いることを特徴とする在床検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載した在床検知装置であって、 在床判定手段の所定条件は、荷重及び時間で規制される
    条件であることを特徴とする在床検知装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載した在床検知装置であって、 送信手段は、電磁波発信器及び電磁波受信器からなるも
    のであることを特徴とする在床検知装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した在床検知装置からな
    る在床検知システムであって、 在床判定手段から送信手段を通じて送信される判定結果
    を建物内に敷設されたイーサネットを介して集中管理
    し、かつ、判定結果をモニタ装置上に表示させることを
    特徴とする在床検知システム。
JP21011496A 1996-08-08 1996-08-08 在床検知装置及び在床検知システム Pending JPH1055491A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006101275A1 (en) * 2005-03-24 2006-09-28 Showa Denko K.K. Bed load detector
JP2006302266A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2008065700A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Showa Denko Kk ベッドの荷重検出器
JP2011154715A (ja) * 2005-03-24 2011-08-11 Showa Denko Kk ベッドの在床監視システム

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