JP2001326275A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001326275A
JP2001326275A JP2000146516A JP2000146516A JP2001326275A JP 2001326275 A JP2001326275 A JP 2001326275A JP 2000146516 A JP2000146516 A JP 2000146516A JP 2000146516 A JP2000146516 A JP 2000146516A JP 2001326275 A JP2001326275 A JP 2001326275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接配線間容量と上下配線間容量とを低減し
ながら、平坦性に優れ且つ層間絶縁膜を十分に保持でき
る多層配線構造を形成できるようにする。 【解決手段】 シリコンからなる半導体基板1の上に
は、酸化シリコンからなる第1の絶縁膜2が形成され、
第1の絶縁膜2の上にはアルミニウム合金からなる下層
配線パターン3が形成されている。下層配線パターン3
上にはシリコン酸化膜からなる絶縁膜パターン4が形成
され、絶縁膜パターン4の側面上部にはポリイミドから
なる層間絶縁膜6が形成され、下層配線パターン3の側
面と層間絶縁膜6との間には空隙5が設けられている。
層間絶縁膜6及び絶縁膜パターン4の上にはアルミニウ
ム合金からなる上層配線パターン7が形成され、該上層
配線パターン7は、タングステンからなるプラグ8を介
して下層配線パターン3と電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線を有する
半導体装置、特に、配線間容量の低減を図る半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化及び高速化
に伴い、多層配線を有する半導体装置において、素子の
動作速度に影響を与える層間絶縁膜の容量の低減が望ま
れている。一般に、多層配線の配線間容量には、上層配
線と下層配線との間の容量(上下配線間容量)と、同一
の配線層内において互いに隣接する配線間の容量(隣接
配線間容量)とがある。この配線間容量を低減するに
は、配線を覆う層間絶縁膜に用いる絶縁材料の誘電率を
小さくすれば良いが、さらに配線間容量を低減するため
に、配線間にそれぞれ空隙を設ける方法が特開平第11
−233625号公報に開示されている。
【0003】以下、特開平第11−233625号公報
に開示された、従来の半導体装置について図面を参照し
ながら説明する。
【0004】図13は従来の半導体装置の断面構成を示
している。図13に示すように、シリコンからなる半導
体基板101の上には、酸化シリコンからなる第1の絶
縁膜102が形成され、第1の絶縁膜102の上には金
属からなる下層配線パターン103が形成され、下層配
線パターン103の上にはポリイミドからなる第2の絶
縁膜104が形成され、下層配線パターン103の側面
及び上面と第2の絶縁膜104との間には空隙105が
それぞれ設けられている。
【0005】第2の絶縁膜104の上には金属からなる
上層配線パターン106が形成されており、上層配線パ
ターン106はプラグ107を介して下層配線パターン
103と電気的に接続されている。第1の絶縁膜102
と第2の絶縁膜104との間の下層配線パターン103
が相対的にまばらな領域には、プラグと同一部材からな
り、第2の絶縁膜4を支える支柱108が形成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半導体装置は、下層配線パターン103の配線同士
の間隔が微細になると配線間に第2の絶縁膜104を支
える支柱108を形成することが困難になるという問題
を有している。
【0007】また、第2の絶縁膜104を十分に保持し
て該第2の絶縁膜104のたわみを防止することにより
該第2の絶縁膜104の上面の平坦性を確保し、且つ、
多層配線構造に十分な機械的強度を与えるには、十分な
数の支柱108を設ける必要がある。これにより、金属
からなる支柱108によって配線間容量が増大すると共
に、支柱108を介して隣接する配線同士が短絡してし
まう虞も生じるという問題を有している。
【0008】本発明は、前記従来の問題に鑑み、隣接配
線間容量と上下配線間容量とを低減しながら、平坦性に
優れ且つ層間絶縁膜を十分に保持できる多層配線構造を
形成できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置及びその製造方法は、配線パタ
ーンの上に該配線パターンとほぼ同等の絶縁膜パターン
を形成し、該絶縁膜パターンの上面に層間絶縁膜を形成
する構成とするものである。
【0010】本発明に係る半導体装置は、半導体基板上
に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上に形成
された配線パターンと、配線パターンの上に形成された
第2の絶縁膜からなる絶縁膜パターンと、基板の上方
に、絶縁膜パターンの側面上部を覆うように形成された
第3の絶縁膜とを備え、配線パターンの側面及び絶縁膜
パターンの側面下部と、第3の絶縁膜との間には空隙が
形成されている。
【0011】本発明の半導体装置によると、基板上の第
1の絶縁膜の上に形成された配線パターンと、該配線パ
ターンの上に形成された第2の絶縁膜からなる絶縁膜パ
ターンと、基板の上方に絶縁膜パターンの側面上部を覆
うように形成された第3の絶縁膜とを備えているため、
層間絶縁膜である第3の絶縁膜は、絶縁膜パターンの少
なくとも上部によって保持されるようになる。従って、
配線パターンの側面及び絶縁膜パターンの側面下部と第
3の絶縁膜との間には空隙が形成されているため、隣接
配線間容量を低減できる上に、さらに、第1の絶縁膜と
第2の絶縁膜との間の配線同士の間に支柱を設ける必要
がなくなるため、支柱による配線間容量の増大又は隣接
する配線間の短絡の虞がなくなる。また、配線間に支柱
を形成した場合と比べて第3の絶縁膜を支える面積を大
きくでき、第3の絶縁膜を十分に保持できるため、第3
の層間絶縁膜のたわみが防止されて平坦性を向上させる
ことができると共に、多層配線構造の機械的強度を向上
できる。
【0012】本発明の半導体装置において、絶縁膜パタ
ーンが、その上面が第3の絶縁膜の上面から露出するよ
うに形成されていることが好ましい。このようにする
と、第3の絶縁膜の上面の平坦性を確実に向上させるこ
とができる。
【0013】本発明の半導体装置において、第3の絶縁
膜が絶縁膜パターンの上側にも形成されていることが好
ましい。このようにすると、第2の絶縁膜からなる絶縁
膜パターンはその側面上部だけでなく上側も第3の絶縁
膜により覆われるため、第3の絶縁膜の比誘電率が第2
の絶縁膜の比誘電率よりも小さく、且つ、第3の絶縁膜
の上に他の配線パターンを形成する場合には、該他の配
線パターンの隣接配線間容量のうちの下側のフリンジ成
分が低減するので、線間容量をさらに低減することがで
きる。
【0014】従って、本発明の半導体装置において、第
3の絶縁膜の比誘電率が第2の絶縁膜の比誘電率よりも
小さいことが好ましい。
【0015】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1の配線パタ
ーンを形成する第1の配線パターン形成工程と、半導体
基板の上に第1の配線パターンを含む全面にわたって第
2の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜堆積工程と、第2の
絶縁膜における第1の配線パターンの上に導体膜からな
るプラグを選択的に形成するプラグ形成工程と、第2の
絶縁膜におけるプラグを含む第1の配線パターンの上方
の領域をマスクして第2の絶縁膜に対してエッチングを
行なうことにより、第2の絶縁膜から絶縁膜パターンを
形成する絶縁膜パターン形成工程と、プラグの上部及び
絶縁膜パターンの上部に粘性及び絶縁性を持つ薄膜を圧
入した後、薄膜を硬化させることにより、薄膜からなる
第3の絶縁膜を形成する第3の絶縁膜形成工程と、第3
の絶縁膜に対して少なくともプラグの上面が露出するよ
うに研磨を行なった後、第3の絶縁膜の上に、第2の配
線パターンをプラグと電気的に接続するように形成する
第2の配線パターン形成工程とを備えている。
【0016】第1の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板の上に第1の配線パターンを含む全面に第2の
絶縁膜を堆積しておき、該第2の絶縁膜におけるプラグ
を含む第1の配線パターンの上方の領域をマスクして第
2の絶縁膜に対してエッチングを行なうことにより、第
2の絶縁膜から絶縁膜パターンを形成する。続いて、プ
ラグの上部及び絶縁膜パターンの上部に粘性及び絶縁性
を持つ薄膜を圧入した後、薄膜を硬化させることによ
り、薄膜からなる第3の絶縁膜を形成し、形成した第3
の絶縁膜に対して少なくともプラグの上面が露出するよ
うに研磨を行なった後、第3の絶縁膜の上に第2の配線
パターンをプラグと電気的に接続するように形成する。
これにより、配線パターンの側面及び絶縁膜パターンの
側面下部と、第3の絶縁膜との間に空隙が形成されるた
め、本発明の半導体装置を実現できる。
【0017】第1の半導体装置の製造方法は、プラグ形
成工程と絶縁膜パターン形成工程との間に、第2の絶縁
膜に対してその上面がプラグの上面よりも低くなるよう
にエッチングを行なうエッチング工程をさらに備えてい
ることが好ましい。このようにすると、第2の絶縁膜か
らなる絶縁膜パターンの側面上部だけでなく該絶縁膜パ
ターンの上側も第3の絶縁膜により覆われるため、第3
の絶縁膜の比誘電率が第2の絶縁膜の比誘電率よりも小
さい場合には、第2の配線パターンの隣接配線間容量の
うちの下側のフリンジ成分が低減する。
【0018】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1の導体膜を
形成する第1の導体膜形成工程と、第1の導体膜の上に
全面にわたって第2の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜堆
積工程と、第2の絶縁膜における第1の導体膜の上に第
2の導体膜からなるプラグを選択的に形成するプラグ形
成工程と、第2の絶縁膜におけるプラグを含む第1の配
線パターン形成領域の上側の領域をマスクして第2の絶
縁膜に対してエッチングを行なうことにより、第2の絶
縁膜から絶縁膜パターンを形成する絶縁膜パターン形成
工程と、プラグと絶縁膜パターンとをマスクとして、第
1の導体膜に対してエッチングを行なうことにより、第
1の導体膜から第1の配線パターンを形成する第1の配
線パターン形成工程と、プラグの上部及び絶縁膜パター
ンの上部に粘性及び絶縁性を持つ薄膜を圧入した後、薄
膜を硬化させることにより、薄膜からなる第3の絶縁膜
を形成する第3の絶縁膜形成工程と、第3の絶縁膜に対
して少なくともプラグの上面が露出するように研磨を行
なった後、第3の絶縁膜の上に、プラグと電気的に接続
するように第2の配線パターンを形成する第2の配線パ
ターン形成工程とを備えている。
【0019】第2の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1の導体膜を形成し
ておき、形成した第1の導体膜の上の全面に第2の絶縁
膜を堆積する。続いて、第2の絶縁膜における第1の導
体膜の上に第2の導体膜からなるプラグを選択的に形成
し、第2の絶縁膜における、プラグを含む第1の配線パ
ターン形成領域の上側の領域をマスクして第2の絶縁膜
に対してエッチングを行なうことにより、第2の絶縁膜
から絶縁膜パターンを形成する。さらに、プラグと絶縁
膜パターンとをマスクとして、第1の導体膜に対してエ
ッチングを行なって、第1の導体膜から第1の配線パタ
ーンを形成するため、形成されたプラグと第1の配線パ
ターンとの間の位置ずれ及び第1の配線パターンと絶縁
膜パターンとの間の位置ずれが生じない。これにより、
プラグと第1の配線パターンとを電気的に確実に接続で
きると共に、位置ずれによって絶縁膜パターンの一部が
第1の配線パターンの空隙に形成されることによる隣接
配線間容量の増大を防止することができる。
【0020】第2の半導体装置の製造方法は、プラグ形
成工程と絶縁膜パターン形成工程との間に、第2の絶縁
膜に対してその上面がプラグの上面よりも低くなるよう
にエッチングを行なうエッチング工程をさらに備えてい
ることが好ましい。このようにすると、第2の絶縁膜か
らなる絶縁膜パターンの側面上部だけでなく該絶縁膜パ
ターンの上側も第3の絶縁膜により覆われるため、第3
の絶縁膜の比誘電率が第2の絶縁膜の比誘電率よりも小
さい場合には、第2の配線パターンの隣接配線間容量の
うちの下側のフリンジ成分が低減する。
【0021】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、薄膜が熱硬化性を有し、第3の絶縁膜形成工程
が、基板上に形成された薄膜と、プラグの上面及び絶縁
膜パターンの上面とを対向させた後、薄膜をプラグの上
部及び絶縁膜パターンの上部に圧入する圧入工程と、プ
ラグの上部及び絶縁膜パターンの上部が圧入された薄膜
に対して熱処理を行なって薄膜を硬化させた後、薄膜か
ら基板を剥離する剥離工程とを含むことが好ましい。こ
のようにすると、配線パターンの側面及び絶縁膜パター
ンの側面下部と、第3の絶縁膜との間に確実に空隙を設
けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体装置の断面構成を示している。図1に示すように、例
えば、シリコンからなる半導体基板1の上には、酸化シ
リコンからなる第1の絶縁膜2が形成され、該第1の絶
縁膜2の上にはアルミニウム合金からなる下層配線パタ
ーン3が形成され、該下層配線パターン3の上には酸化
シリコンからなる第2の絶縁膜により形成された絶縁膜
パターン4が形成されている。また、下層配線パターン
3の側面と絶縁膜パターン4の下部側面との間には空隙
5がそれぞれ形成されている。
【0024】基板1の上方で絶縁膜パターン4の側面上
部には、例えばポリイミドからなる第3の絶縁膜として
の層間絶縁膜6が形成されている。層間絶縁膜6及び絶
縁膜パターン4の上面にはアルミニウム合金からなる上
層配線パターン7が形成されており、該上層配線パター
ン7は、例えばタングステンからなるプラグ8を介して
下層配線パターン3と電気的に接続されている。
【0025】また、層間絶縁膜6を構成する材料の比誘
電率は、絶縁膜パターン4を構成する材料の比誘電率よ
りも小さい。
【0026】ここでは、説明の都合上、半導体装置の配
線部分のみを図示しているが、トランジスタやキャパシ
タ等の能動素子又は受動素子からなる半導体素子を備え
た半導体装置を想定している。
【0027】このように、第1の実施形態によると、下
層配線パターン3の側面だけでなく絶縁膜パターン4の
側面下部及びプラグ8の側面下部にも空隙が形成されて
いるため、隣接配線間容量と上下配線間容量とを共に低
減できるので、半導体装置の高集積化及び高速化を確実
に図ることができる。
【0028】また、下層配線パターン3と上層配線パタ
ーン7との層間絶縁膜6は、下層配線パターン3のそれ
ぞれの上部に設けた絶縁膜パターン4によって保持され
ているため、下層配線パターン3の間に支柱を設ける必
要がなくなるので、支柱によって配線間容量が増大した
り、支柱を介して配線間の短絡が生じることがなくな
る。
【0029】さらに、下層配線パターン3のパターン間
隔が全体にわたって微細であって、パターン間に支柱を
形成することが困難である場合においても、層間絶縁膜
6が下層配線パターン3の各パターンの上に形成された
絶縁膜パターン4によって十分に保持されるため、層間
絶縁膜6のたわみによる平坦性の低下を防止できる。
【0030】また、本実施形態においては、下層配線パ
ターン3及び上層配線パターン7の2層からなる多層配
線の場合を説明したが、3層以上の多層配線を有する半
導体装置であっても同様の効果を得ることができる。
【0031】(第1の製造方法)以下、前記のように構
成された半導体装置の第1の製造方法について図面を参
照しながら説明する。
【0032】図2(a)〜図2(d)乃至図4(a)〜
図4(d)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置
の第1の製造方法における工程順の断面構成を示してい
る。
【0033】まず、図2(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板11の上に、酸化シリコンからなる
第1の絶縁膜12とアルミニウム合金からなる第1の導
体膜とを順次堆積する。次に、第1の導体膜上にレジス
ト膜(図示せず)を塗布し、フォトリソグラフィ法によ
りマスクパターンを形成した後、形成したマスクパター
ンを用いて第1の導体膜に対してエッチングを行なって
該第1の導体膜からなる第1の配線パターンとしての下
層配線パターン13を形成する。
【0034】次に、図2(b)に示すように、プラズマ
CVD法を用いて、半導体基板11の上に全面にわたっ
て酸化シリコンからなる第2の絶縁膜14Aを堆積す
る。
【0035】次に、図2(c)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法及びドライエッチング法により、第2の絶
縁膜14Aにおける下層配線パターン13の上側の所定
の領域に接続孔14aを形成する。
【0036】次に、図2(d)に示すように、蒸着法等
を用いて、半導体基板11の上に接続孔14aを含む全
面にわたって、例えばタングステンからなる第2の導体
膜を堆積させることにより、該第2の導体膜を第2の絶
縁膜14Aの接続孔14aに充填する。続いて、堆積し
た第2の導体膜に対して化学機械研磨(CMP)を行な
うことにより、第2の導体膜からなるプラグ15を形成
する。
【0037】次に、図3(a)に示すように、第2の絶
縁膜14Aの上にプラグ15を含む全面にわたってレジ
スト膜を塗布し、フォトリソグラフィ法により、第2の
絶縁膜14Aの上におけるプラグ15を含む下層配線パ
ターン13の上側の領域をマスクするマスクパターン3
1を形成する。
【0038】次に、図3(b)に示すように、マスクパ
ターン31を用いて第2の絶縁膜14Aに対してエッチ
ングを行なって、下層配線パターン13上に、第2の絶
縁膜14Aからなる絶縁膜パターン14Bを形成し、そ
の後、マスクパターン31を除去する。なお、図3
(c)は、第1の絶縁膜12に形成された下層配線パタ
ーン13と、該下層配線パターン13上に形成されたプ
ラグ15及び絶縁膜パターン14Bとの様子を表わして
いる。
【0039】一方、図3(d)に示すように、石英ガラ
スからなる基板21の上面に、例えば熱硬化性を持つポ
リイミドを塗布した後、必要に応じて該ポリイミドが流
れない程度の粘性を持つように硬化させて該ポリイミド
からなる薄膜22Aを形成する。
【0040】次に、図4(a)に示すように、薄膜22
Aが形成された基板21をヒータ35の上に載置し、続
いて、絶縁膜パターン14B等が形成された半導体基板
11における絶縁膜パターン14B側を基板21におけ
る薄膜22Aと対向させ、該薄膜22Aを下層配線パタ
ーン13との間に間隔をおくように絶縁膜パターン14
B及びプラグ15の上部に圧入する。同時に、ヒータ3
5を用いて薄膜22Aが硬化する程度に基板21を加熱
する。
【0041】次に、図4(b)に示すように、薄膜22
Aから基板21を剥離する。ここで、基板21の剥離を
容易にするために、圧入工程前に、絶縁膜パターン14
B及びプラグ15の表面に薄膜22Aとの密着性を高め
る密着剤を塗布したり、また、剥離時に基板21に対し
て超音波振動を加えたりすると良い。
【0042】次に、図4(c)に示すように、例えば、
化学機械研磨法を用いて、薄膜22Aに対して絶縁膜パ
ターン14B及びプラグ15の上面が露出するように研
磨を行なって、薄膜22Aから第3の絶縁膜としての層
間絶縁膜22Bを形成する。
【0043】次に、図4(d)に示すように、層間絶縁
膜22Bの上面に全面にわたってアルミニウム合金から
なる第3の導体膜を堆積すると共に、第3の導体膜の上
にレジスト膜(図示せず)を塗布し、フォトリソグラフ
ィ法によるパターニングを行なって、第3の導体膜から
なり第2の配線パターンとしての上層配線パターン23
を形成する。
【0044】このようにすると、下層配線パターン13
の側面だけでなく、下層配線パターン13の上に形成さ
れた絶縁膜パターン14Bの側面下部にも空隙25を形
成できる。
【0045】さらに、層間絶縁膜22Bは、下層配線パ
ターン13上の絶縁膜パターン14B及びプラグ15に
より保持されるため、第1の絶縁膜12上における下層
配線パターン13のパターン同士の間の領域に支柱を設
ける必要がない。
【0046】また、各空隙25は、下層配線パターン1
3と層間絶縁膜22Bとが直接に接触しないため、下層
配線パターン13のパターン間の間隔の上方に大きく形
成できる。
【0047】なお、層間絶縁膜22Bとしてポリイミド
を用いたが、これに限らず、絶縁性を有する材料、望ま
しくは、酸化シリコンよりも誘電率が小さい材料、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商
標))、水酸化シルセスキオキサン、メチルシルセスキ
オキサン又はポリアリルエーテル等を用いてもよい。
【0048】また、下層配線パターン13及び上層配線
パターン23としてアルミニウム合金を用いたが、これ
に限らず、アルミニウム、銅又は金等の金属を含む導電
性材料であれば良い。
【0049】(第2の製造方法)以下、第1の実施形態
に係る半導体装置の第2の製造方法について図面を参照
しながら説明する。
【0050】図5(a)〜図5(c)乃至図7(a)〜
図7(c)は第1の実施形態に係る半導体装置の第2の
製造方法における工程順の断面構成を示している。
【0051】まず、図5(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板11の上に、酸化シリコンからなる
第1の絶縁膜12、アルミニウム合金からなる第1の導
体膜13A及び酸化シリコンからなる第2の絶縁膜14
Aを順次堆積する。
【0052】次に、図5(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて、第2の
絶縁膜14における下層配線パターン形成領域に接続孔
14aを形成する。
【0053】次に、図5(c)に示すように、蒸着法等
を用いて、半導体基板11の上に接続孔14aを含む全
面にわたってタングステンからなる第2の導体膜を堆積
させることにより、該第2の導体膜を第2の絶縁膜14
の接続孔14aに充填する。続いて、堆積した第2の導
体膜に対して化学機械研磨(CMP)を行なうことによ
り、第2の導体膜からなるプラグ15を形成する。
【0054】次に、図6(a)に示すように、第2の絶
縁膜14Aの上にプラグ15を含む全面にわたってレジ
スト膜を塗布し、フォトリソグラフィ法により、第2の
絶縁膜14Aの上におけるプラグ15を含む下層配線パ
ターン形成領域をマスクするマスクパターン31を形成
する。
【0055】次に、図6(b)に示すように、マスクパ
ターン31を用いて第2の絶縁膜14Aに対してエッチ
ングを行なって、下層配線パターンを有する第2の絶縁
膜14Aからなる絶縁膜パターン14Bを形成する。続
いて、マスクパターン31を再度用いて、第1の導体膜
13Aに対してエッチングを行なうことにより、第1の
導体膜13Aから第1の配線パターンとしての下層配線
パターン13Bを形成する。
【0056】このとき、下層配線パターン13Bと絶縁
膜パターン14Bとは同一のマスクパターン31を用い
て順次形成されるため、下層配線パターン13Bと絶縁
膜パターン14Bとの間にパターンのずれが生じること
がない。
【0057】その上、下層配線パターン15におけるプ
ラグ15の下側の領域は、プラグ15により自己整合的
に形成されるため、下層配線パターン13Bにおけるプ
ラグ15との接続部にも位置ずれが生じることがない。
これにより、マスクの合わせずれによって生じる下層配
線パターン13Bと絶縁膜パターン14Bとの間の位置
ずれ及び下層配線パターン13Bとプラグ15との間の
位置ずれを防止することができる。従って、絶縁膜パタ
ーン14Bの一部が、第1の絶縁膜12上における下層
配線パターン13Bのパターン同士の間の領域に形成さ
れることがなくなるため、下層配線パターン13Bの空
隙を確実に且つ縮小されることなく形成することができ
る。また、プラグ15と下層配線パターン13Bとが確
実に接触して接続不良が生じないので、電気的に確実に
接続される。
【0058】以下の工程は、第1の製造方法と同様であ
る。
【0059】すなわち、図6(c)に示すように、石英
ガラスからなる基板21の上面に、熱硬化性ポリイミド
を塗布した後、必要に応じて該ポリイミドが流れない程
度の粘性を持つように硬化させて該ポリイミドからなる
薄膜22Aを形成する。
【0060】次に、図6(d)に示すように、薄膜22
Aが形成された基板21をヒータ35の上に載置し、続
いて、半導体基板11における絶縁膜パターン14B側
を基板21における薄膜22Aと対向させ、該薄膜22
Aを下層配線パターン13Bとの間に間隔をおくように
絶縁膜パターン14B及びプラグ15の上部に圧入す
る。同時に、ヒータ35を用いて薄膜22Aが硬化する
程度に基板21を加熱する。
【0061】次に、図7(a)に示すように、薄膜22
Aから基板21を剥離する。ここで、基板21の剥離を
容易にするために、圧入工程前に、絶縁膜パターン14
B及びプラグ15の表面に薄膜22Aとの密着性を高め
る密着剤を塗布するか、剥離時に基板21に対して超音
波振動を加えるかすると良い。
【0062】次に、図7(b)に示すように、化学機械
研磨法を用いて、薄膜22Aに対して絶縁膜パターン1
4B及びプラグ15の上面が露出するように研磨を行な
って、薄膜22Aから第3の絶縁膜としての層間絶縁膜
22Bを形成する。
【0063】次に、図7(c)に示すように、層間絶縁
膜22Bの上面に全面にわたってアルミニウム合金から
なる第3の導体膜を堆積すると共に、第3の導体膜の上
にレジスト膜を塗布し、パターニングを行なって、第3
の導体膜からなり第2の配線パターンとしての上層配線
パターン23を形成する。
【0064】以上説明したように、第2の製造方法によ
ると、マスク合わせずれによる下層配線パターン13B
と絶縁膜パターン14Bとの間の位置ずれ及び下層配線
パターン13Bとプラグ15との間の位置ずれを防止で
きるため、下層配線パターン13Bのパターン同士の空
隙25の容積を小さくならないように確実に形成できる
ので、空隙25を有する多層配線構造を確実に形成でき
る。
【0065】また、第1の製造方法と比べてリソグラフ
ィ工程を1回分少なくすることができるので、第1の製
造方法よりもプロセスを簡略化できる。
【0066】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0067】図8は本発明の第2の実施形態に係る半導
体装置の断面構成を示している。図8において、図1に
示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付して
いる。第2の実施形態に係る半導体装置は、下層配線パ
ターン3の上に設けられた絶縁膜パターン4Bの上面
が、プラグ8の上面よりも低くなるように形成されてい
る。これにより、絶縁膜パターン4Bの上面と上層配線
パターン7の下面との間に、絶縁膜パターン4Bよりも
比誘電率が小さい第3の絶縁膜6が介在することになる
ため、上層配線パターン7の下側の実効的な誘電率が小
さくなるので、下層配線パターン3の上部及び上層配線
パターン7の下部における隣接間容量のフリンジ成分を
さらに低減できる。その結果、半導体装置の一層の高集
積化及び高速化を図ることができる。
【0068】なお、本実施形態においては、下層配線パ
ターン3及び上層配線パターン7の2層からなる多層配
線の場合を説明したが、3層以上の多層配線を有する半
導体装置であっても、第3の絶縁膜6の上に上層配線パ
ターン7を形成すれば、同様の効果を得ることができ
る。
【0069】以下、前記のように構成された半導体装置
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0070】図9(a)〜図9(d)乃至図12
(a)、図12(b)は本発明の第2の実施形態に係る
半導体装置の製造方法における工程順の断面構成を示し
ている。
【0071】まず、図9(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板11の上に、酸化シリコンからなる
第1の絶縁膜12とアルミニウム合金からなる第1の導
体膜とを順次堆積する。次に、第1の導体膜上にレジス
ト膜(図示せず)を塗布し、フォトリソグラフィ法によ
りマスクパターンを形成した後、形成したマスクパター
ンを用いて第1の導体膜に対してエッチングを行なって
該第1の導体膜からなる第1の配線パターンとしての下
層配線パターン13を形成する。
【0072】次に、図9(b)に示すように、プラズマ
CVD法を用いて、半導体基板11の上に全面にわたっ
て酸化シリコンからなる第2の絶縁膜44Aを堆積す
る。
【0073】次に、図9(c)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法及びドライエッチング法により、第2の絶
縁膜44Aにおける下層配線パターン13の上側の所定
の領域に接続孔44aを形成する。
【0074】次に、図9(d)に示すように、蒸着法等
を用いて、半導体基板11の上に接続孔44aを含む全
面にわたって、例えばタングステンからなる第2の導体
膜を堆積させることにより、該第2の導体膜を第2の絶
縁膜44Aの接続孔44aに充填する。続いて、堆積し
た第2の導体膜に対して化学機械研磨(CMP)を行な
うことにより、第2の導体膜からなるプラグ15を形成
する。
【0075】次に、図10(a)に示すように、第2の
絶縁膜44Aに対してエッチバックを行なうことによ
り、上面がプラグ15の上面よりも低い第2の絶縁膜4
4Bを形成する。
【0076】次に、図10(b)に示すように、第2の
絶縁膜44Bの上にプラグ15を含む全面にわたってレ
ジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ法により、第2
の絶縁膜44Bの上におけるプラグ15を含む下層配線
パターン13の上側の領域をマスクするマスクパターン
31を形成する。
【0077】次に、図10(c)に示すように、マスク
パターン31を用いて第2の絶縁膜44Bに対してエッ
チングを行なって、下層配線パターン13上に、第2の
絶縁膜44Bからなる絶縁膜パターン44Cを形成し、
その後、マスクパターン31を除去する。なお、図10
(d)は、第1の絶縁膜12に形成された下層配線パタ
ーン13と、該下層配線パターン13上に形成されたプ
ラグ15及び絶縁膜パターン44Cとの様子を表わして
いる。図10(d)に示すように、プラグ15の上面は
絶縁膜パターン44Cの上面よりも高い位置にある。
【0078】一方、図11(a)に示すように、石英ガ
ラスからなる基板21の上面に、例えば熱硬化性を持つ
ポリイミドを塗布した後、必要に応じて該ポリイミドが
流れない程度の粘性を持つように硬化させて該ポリイミ
ドからなる薄膜22Aを形成する。
【0079】次に、図11(b)に示すように、薄膜2
2Aが形成された基板21をヒータ35の上に載置し、
続いて、絶縁膜パターン44C等が形成された半導体基
板11における絶縁膜パターン44C側を基板21にお
ける薄膜22Aと対向させ、該薄膜22Aを下層配線パ
ターン13との間に間隔をおくように絶縁膜パターン4
4C及びプラグ15の上部に圧入する。同時に、ヒータ
35を用いて薄膜22Aが硬化する程度に基板21を加
熱する。
【0080】次に、図11(c)に示すように、薄膜2
2Aから基板21を剥離する。ここで、基板21の剥離
を容易にするために、圧入工程前に、絶縁膜パターン4
4C及びプラグ15の表面に薄膜22Aとの密着性を高
める密着剤を塗布したり、また、剥離時に基板21に対
して超音波振動を加えたりすると良い。
【0081】次に、図12(a)に示すように、例え
ば、化学機械研磨法を用いて、薄膜22Aに対してプラ
グ15の上面が露出するように研磨を行なって、薄膜2
2Aから第3の絶縁膜としての層間絶縁膜22Bを形成
する。このとき、絶縁膜パターン44Cの上面はプラグ
15の上面よりも低いため、絶縁膜パターン44Cの上
面は層間絶縁膜22Bから露出することがない。
【0082】次に、図12(b)に示すように、層間絶
縁膜22Bの上面に全面にわたってアルミニウム合金か
らなる第3の導体膜を堆積すると共に、第3の導体膜の
上にレジスト膜(図示せず)を塗布し、フォトリソグラ
フィ法によるパターニングを行なって、第3の導体膜か
らなり第2の配線パターンとしての上層配線パターン2
3を形成する。
【0083】本実施形態によると、上層配線パターン2
3は、酸化シリコンからなる絶縁膜パターン44Cより
も比誘電率が小さい層間絶縁膜22Bによってその下面
の全面が覆われているため、上層配線パターン23の下
側の実効的な誘電率が小さくなるので、上層配線パター
ン23における隣接間容量のうちのフリンジ成分をさら
に低減することができる。
【0084】なお、層間絶縁膜22Bとしてポリイミド
を用いたが、これに限らず、絶縁性を有する材料、望ま
しくは、酸化シリコンよりも誘電率が小さい材料、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン)、水酸化
シルセスキオキサン、メチルシルセスキオキサン又はポ
リアリルエーテル等を用いてもよい。
【0085】また、下層配線パターン13及び上層配線
パターン23としてアルミニウム合金を用いたが、これ
に限らず、アルミニウム、銅又は金等の金属を含む導電
性材料であれば良い。
【0086】
【発明の効果】本発明の半導体装置及びその製造方法に
よると、配線パターンの側面及び絶縁膜パターンの側面
下部と第3の絶縁膜との間には空隙が形成されるため、
隣接配線間容量を低減できる。その上、第1の絶縁膜と
第3の絶縁膜との間の配線同士の間に、第3の絶縁膜を
支える支柱を設ける必要がなくなるため、該支柱による
配線間容量の増大又は隣接する配線間の短絡の虞がなく
なるので、装置の高集積化及び高速化を図ることができ
る。さらに、配線間に支柱を形成した場合と比べて第3
の絶縁膜を支える面積を大きくできるため、該第3の絶
縁膜を十分に支持できるようになるので、該第3の絶縁
膜の平坦性を向上できると共に、多層配線構造の機械的
強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示
す構成断面図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第1の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の第
1の製造方法を示し、(a)、(b)及び(d)は工程
順の構成断面図であり、(c)は一工程の斜視図であ
り、(b)は(c)のIIIb−IIIb線における構成断面
図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第1の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図5】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図7】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を示
す構成断面図である。
【図9】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係
る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の
製造方法を示し、(a)〜(c)は工程順の構成断面図
であり、(d)は一工程の斜視図であり、(c)は
(d)のXc−Xc線における構成断面図である。
【図11】(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図で
ある。
【図12】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態
に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図
である。
【図13】従来の半導体装置を示す構成断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1の絶縁膜 3 下層配線パターン 4 絶縁膜パターン(第2の絶縁膜) 4B 絶縁膜パターン(第2の絶縁膜) 5 空隙 6 層間絶縁膜(第3の絶縁膜) 7 上層配線パターン 8 プラグ 11 半導体基板 12 第1の絶縁膜 13 下層配線パターン(第1の配線パターン) 14A 第2の絶縁膜 14a 接続孔 14B 絶縁膜パターン 15 プラグ 21 基板 22A 薄膜 22B 層間絶縁膜(第3の絶縁膜) 23 上層配線パターン(第2の配線パターン) 25 空隙 31 マスクパターン 35 ヒータ 44A 第2の絶縁膜 44a 接続孔 44B 第2の絶縁膜 44C 絶縁膜パターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、 前記第1の絶縁膜の上に形成された配線パターンと、 前記配線パターンの上に形成された第2の絶縁膜からな
    る絶縁膜パターンと、前記基板の上方に、前記絶縁膜パ
    ターンの側面上部を覆うように形成された第3の絶縁膜
    とを備え、 前記配線パターンの側面及び前記絶縁膜パターンの側面
    下部と、前記第3の絶縁膜との間には空隙が形成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜パターンは、その上面が前記
    第3の絶縁膜の上面から露出するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の絶縁膜は前記絶縁膜パターン
    の上側にも形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の絶縁膜の比誘電率は、前記第
    2の絶縁膜の比誘電率よりも小さいことを特徴とする請
    求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    の配線パターンを形成する第1の配線パターン形成工程
    と、 前記半導体基板の上に前記第1の配線パターンを含む全
    面にわたって第2の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜堆積
    工程と、 前記第2の絶縁膜における前記第1の配線パターンの上
    に導体膜からなるプラグを選択的に形成するプラグ形成
    工程と、 前記第2の絶縁膜における前記プラグを含む前記第1の
    配線パターンの上方の領域をマスクして前記第2の絶縁
    膜に対してエッチングを行なうことにより、前記第2の
    絶縁膜から絶縁膜パターンを形成する絶縁膜パターン形
    成工程と、 前記プラグの上部及び前記絶縁膜パターンの上部に粘性
    及び絶縁性を持つ薄膜を圧入した後、前記薄膜を硬化さ
    せることにより、前記薄膜からなる第3の絶縁膜を形成
    する第3の絶縁膜形成工程と、 前記第3の絶縁膜に対して少なくとも前記プラグの上面
    が露出するように研磨を行なった後、前記第3の絶縁膜
    の上に、第2の配線パターンを前記プラグと電気的に接
    続するように形成する第2の配線パターン形成工程とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記プラグ形成工程と前記絶縁膜パター
    ン形成工程との間に、前記第2の絶縁膜に対してその上
    面が前記プラグの上面よりも低くなるようにエッチング
    を行なうエッチング工程をさらに備えていることを特徴
    とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    の導体膜を形成する第1の導体膜形成工程と、 前記第1の導体膜の上に全面にわたって第2の絶縁膜を
    堆積する第2の絶縁膜堆積工程と、 前記第2の絶縁膜における前記第1の導体膜の上に第2
    の導体膜からなるプラグを選択的に形成するプラグ形成
    工程と、 前記第2の絶縁膜における前記プラグを含む第1の配線
    パターン形成領域の上側の領域をマスクして前記第2の
    絶縁膜に対してエッチングを行なうことにより、前記第
    2の絶縁膜から絶縁膜パターンを形成する絶縁膜パター
    ン形成工程と、 前記プラグと前記絶縁膜パターンとをマスクとして、前
    記第1の導体膜に対してエッチングを行なうことによ
    り、前記第1の導体膜から第1の配線パターンを形成す
    る第1の配線パターン形成工程と、 前記プラグの上部及び前記絶縁膜パターンの上部に粘性
    及び絶縁性を持つ薄膜を圧入した後、前記薄膜を硬化さ
    せることにより、前記薄膜からなる第3の絶縁膜を形成
    する第3の絶縁膜形成工程と、 前記第3の絶縁膜に対して少なくとも前記プラグの上面
    が露出するように研磨を行なった後、前記第3の絶縁膜
    の上に、前記プラグと電気的に接続するように第2の配
    線パターンを形成する第2の配線パターン形成工程とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記プラグ形成工程と前記絶縁膜パター
    ン形成工程との間に、前記第2の絶縁膜に対してその上
    面が前記プラグの上面よりも低くなるようにエッチング
    を行なうエッチング工程をさらに備えていることを特徴
    とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記薄膜は熱硬化性を有し、 前記第3の絶縁膜形成工程は、 基板上に形成された前記薄膜と、前記プラグの上面及び
    前記絶縁膜パターンの上面とを対向させた後、前記薄膜
    をプラグの上部及び前記絶縁膜パターンの上部に圧入す
    る圧入工程と、 前記プラグの上部及び前記絶縁膜パターンの上部が圧入
    された前記薄膜に対して熱処理を行なって前記薄膜を硬
    化させた後、前記薄膜から前記基板を剥離する剥離工程
    とを含むことを特徴とする請求項5〜8のうちのいずれ
    か1項に記載の半導体装置の製造方法。
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