JP3226488B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3226488B2
JP3226488B2 JP02942498A JP2942498A JP3226488B2 JP 3226488 B2 JP3226488 B2 JP 3226488B2 JP 02942498 A JP02942498 A JP 02942498A JP 2942498 A JP2942498 A JP 2942498A JP 3226488 B2 JP3226488 B2 JP 3226488B2
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film
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英二 玉岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線を有する
半導体装置、特に、配線間容量の低減を図る半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化及び高速化
に伴い、多層配線を有する半導体装置において、素子の
動作速度に影響を与える層間絶縁膜の容量の低減が望ま
れている。一般に、多層配線の配線間容量には、上層配
線と下層配線との間の容量(上下配線間容量)と、同一
の配線層内において互いに隣接する配線間の容量(隣接
配線間容量)とがある。この配線間容量を低減するに
は、配線を覆う層間絶縁膜に用いる絶縁材料の誘電率を
小さくすればよく、さらに配線間容量を低減するため
に、配線間にそれぞれ空隙を設ける方法が特開平第9−
116004号公報に開示されている。
【0003】以下、特開平第9−116004号公報に
開示された、従来の半導体装置の製造方法について図面
を参照しながら説明する。
【0004】図19(a)〜(e)は従来の半導体装置
の製造方法の工程順の断面構成を示している。まず、図
19(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板
101の上に、例えば、酸化シリコンからなる絶縁膜1
02とアルミニウムからなる第1の導体膜とを順次堆積
し、該第1の導体膜に対してフォトリソグラフィー及び
エッチングを用いたパターニングを行なって下層配線パ
ターン103を形成する。
【0005】次に、図19(b)に示すように、半導体
基板101の上に全面にポリイミドからなる層間絶縁膜
104を圧着する。このとき、下層配線パターン103
の側面には該層間絶縁膜104が充填されないため、互
いに隣接する下層配線パターン103の間に空隙105
がそれぞれ形成される。続いて、図19(c)に示すよ
うに、層間絶縁膜104に対してフォトリソグラフィー
及びエッチングを用いて該層間絶縁膜104にパターニ
ングを行なって下層配線パターン103と上層側の配線
とを接続する接続孔104aを形成する。
【0006】次に、図19(d)に示すように、接続孔
104aにタングステンを充填してプラグ106を形成
した後、図19(e)に示すように、層間絶縁膜104
の上にアルミニウムからなる第2の導体膜を堆積し、該
第2の導体膜に対してフォトリソグラフィー及びエッチ
ングを用いたパターニングを行なって上層配線パターン
107を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半導体装置の製造方法は、互いに隣接する配線間に
空隙を設けるため、上下配線間容量を低減できず、さら
に、隣接配線間容量のうちの側面間の容量は低減される
ものの、隣接配線間容量のうちの上面間又は下面間で生
ずる容量、いわゆるフリンジ成分を低減できないという
問題を有している。
【0008】本発明は前記従来の問題点に鑑み、フリン
ジ成分を含む隣接配線間容量を低減できると共に上下配
線間容量を低減できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、配線パターンの側面及び上面に、空隙が
共に形成されている構成とするものである。
【0010】本発明に係る第1の半導体装置は、半導体
基板上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上
に形成された配線パターンと、配線パターンの上に形成
された第2の絶縁膜とを備え、配線パターンの側面及び
上面と第2の絶縁膜との間には空隙が形成されている。
【0011】本発明の半導体装置によると、半導体基板
上に形成された配線パターンは、側面のみならず上面に
も空隙が形成されているため、隣接配線間容量のうちの
フリンジ成分と上下配線間容量とが共に低減される。
【0012】本発明の半導体装置は、第1の絶縁膜の上
に配線パターンと間隔をおいて形成され、第2の絶縁膜
を支える支柱をさらに備えていることが好ましい。
【0013】本発明の半導体装置において、第1の絶縁
膜が、その上部における互いに隣接する配線パターンの
間の領域の少なくとも一部が除去されることにより形成
された凹状溝を有していることが好ましい。
【0014】本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1の配線パターンを
形成する第1の配線パターン形成工程と、第1の配線パ
ターンの上を含む半導体基板の上に全面にわたって第2
の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜堆積工程と、第2の絶
縁膜における第1の配線パターンの上に導体膜からなる
プラグを形成するプラグ形成工程と、第2の絶縁膜を除
去する第2の絶縁膜除去工程と、プラグの上部に粘性及
び絶縁性を持つ薄膜を第1の配線パターンの上面との間
に間隔をおくように圧入させた後、薄膜を硬化させるこ
とにより、該薄膜からなる第3の絶縁膜を形成する第3
の絶縁膜形成工程と、第3の絶縁膜に対してプラグの上
面が露出するように研磨を行なった後、第3の絶縁膜の
上に、プラグと電気的に接続するように第2の配線パタ
ーンを形成する第2の配線パターン形成工程とを備えて
いる。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法によると、
第1の配線パターンの上に全面にわたって第2の絶縁膜
を堆積した後、該第2の絶縁膜における第1の配線パタ
ーンの上に導体膜からなるプラグを形成する。次いで、
第2の絶縁膜を除去した後、プラグの上部に粘性及び絶
縁性を持つ薄膜を第1の配線パターンの上面との間に間
隔をおくように圧入し、薄膜を硬化させることにより、
該薄膜からなる第3の絶縁膜を形成するため、第1の配
線パターンの側面及び上面と該薄膜との間には空隙が形
成されるので、隣接配線間容量のうちのフリンジ成分と
上下配線間容量とが共に低減される。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法において、
プラグ形成工程が、第2の絶縁膜における第1の配線パ
ターン同士の間の領域に開口部を設けた後、該開口部に
導体膜を充填することにより、該導体膜からなり薄膜を
支える支柱を形成する支柱形成工程を含むことが好まし
い。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法は、プラグ
形成工程と第3の絶縁膜形成工程との間に、第1の絶縁
膜の上における第1の配線パターン同士の間の領域に、
薄膜を支える支柱を形成する支柱形成工程をさらに備え
ていることが好ましい。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法において、
支柱形成工程が第2の絶縁膜に対して選択的にエッチン
グを行なうことにより支柱を形成する工程を含むことが
好ましい。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法において、
薄膜が熱硬化性をも有し、第3の絶縁膜形成工程が、基
板上に形成された薄膜とプラグの上面とを対向させた
後、該薄膜をプラグの上部に圧入する圧入工程と、プラ
グの上部が圧入された薄膜に対して熱処理を行なって該
薄膜を硬化させた後、該薄膜から基板を剥離する剥離工
程とを含むことが好ましい。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法において、
薄膜が光硬化性をも有し、第3の絶縁膜形成工程が、基
板上に形成された薄膜とプラグの上面とを対向させた
後、該薄膜をプラグの上部に圧入する圧入工程と、プラ
グの上部が圧入された薄膜に光を照射して該薄膜を硬化
させた後、該薄膜から基板を剥離する剥離工程とを含む
ことが好ましい。
【0021】本発明の半導体装置の製造方法において、
第3の絶縁膜形成工程が、ローラの周面に付着された薄
膜を第1の配線パターンの上に転写する転写工程を含む
ことが好ましい。
【0022】本発明の半導体装置の製造方法は、プラグ
形成工程と第3の絶縁膜形成工程との間に、プラグ及び
第1の配線パターンをマスクとして第1の絶縁膜に対し
てエッチングを行なうことにより、第1の絶縁膜の上部
における互いに隣接する配線パターンの間の領域に自己
整合的に凹状溝を形成する凹状溝形成工程をさらに備え
ていることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体装置の断面構成を示している。図1に示すように、例
えば、シリコンからなる半導体基板1の上には、酸化シ
リコンからなる第1の絶縁膜2が形成され、該第1の絶
縁膜2の上にはアルミニウム合金からなる下層配線パタ
ーン3が形成され、該下層配線パターン3の上にはポリ
イミドからなる第2の絶縁膜4が形成され、下層配線パ
ターン3の側面及び上面と第2の絶縁膜4との間には空
隙5がそれぞれ形成されている。第2の絶縁膜4の上に
はアルミニウム合金からなる上層配線パターン6が形成
されており、例えば、タングステンからなるプラグ7を
介して下層配線パターン3と電気的に接続されている。
また、下層配線パターン3が相対的にまばらな領域に
は、第2の絶縁膜4を支えるタングステンからなる支柱
8が形成されている。
【0025】ここでは、説明の都合上、半導体装置の配
線部分のみを図示しているが、トランジスタやキャパシ
タ等の半導体素子を備えた半導体装置を想定している。
【0026】このように、本実施形態によると、下層配
線パターン3及び上層配線パターン6の層間絶縁膜であ
る第2の絶縁膜4と下層配線パターン3との間には、該
下層配線パターン3の側面のみならずプラグ7の形成部
分を除く上面にも空隙が形成されているため、隣接配線
間容量と上下配線間容量とを低減でき、さらに、隣接配
線間容量のうちのフリンジ成分をも低減できるので、半
導体装置の高集積化及び高速化を確実に図ることができ
る。
【0027】また、第1の絶縁膜2における下層配線パ
ターン3が相対的にまばらな領域には支柱8が設けられ
ているため、該領域において下層配線パターン3の上面
が第2の絶縁膜4の下面と接触することを防止できる。
【0028】なお、この支柱8は下層配線パターン3の
疎密状態により選択的に設ければよい。また、支柱8の
材料に、下層配線パターン3と上層配線パターン6とを
電気的に接続するビアであるプラグ7と同一のタングス
テンを用いたが、絶縁性材料を用いてもよい。このよう
にすると、支柱8に起因する下層配線パターン3の電気
的特性の劣化の影響を受けにくくできる。
【0029】また、本実施形態においては、下層配線パ
ターン3及び上層配線パターン6の2層からなる多層配
線の場合を説明したが、3層以上の多層配線を有する半
導体装置であっても同様の効果を得ることができる。
【0030】(第1の製造方法)以下、前記のように構
成された半導体装置の第1の製造方法について図面を参
照しながら説明する。
【0031】図2〜図4は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第1の製造方法における工程順の断面構
成を示している。まず、図2(a)に示すように、シリ
コンからなる半導体基板11上に、酸化シリコンからな
る第1の絶縁膜12とアルミニウム合金からなる導体膜
とを順次堆積する。次に、導体膜上にレジスト膜を塗布
し、フォトリソグラフィーを用いてマスクパターンを形
成した後、該マスクパターンを用いて導体膜に対してエ
ッチングを行なって該導体膜からなる第1の配線パター
ンとしての下層配線パターン13を形成する。
【0032】次に、図2(b)に示すように、プラズマ
CVD法を用いて、半導体基板11の上に全面にわたっ
て酸化シリコンからなる第2の絶縁膜14を堆積した
後、図2(c)に示すように、フォトリソグラフィーを
用いて、下層配線パターン13の上の第2の絶縁膜14
に選択的に接続孔14aを形成すると共に、第1の絶縁
膜12の上の下層配線パターン13が相対的にまばらな
領域に支柱形成孔14bを形成する。
【0033】次に、図2(d)に示すように、蒸着法等
を用いて、半導体基板11の上に全面にわたってタング
ステンからなる導体膜を堆積させて、該導体膜を第2の
絶縁膜14の接続孔14a及び支柱形成孔14bに充填
し、エッチバックを行なうことにより、それぞれタング
ステンからなるプラグ15Aと支柱15Bとを同時に形
成する。その後、図2(e)の斜視図に示すように、第
2の絶縁膜14に対してドライエッチングを行なって該
第2の絶縁膜14を除去する。ここで、第2の絶縁膜1
4に対して第1の絶縁膜12との間にエッチング選択比
を持たせるため、第1の絶縁膜12にポリイミドを用い
てもよい。
【0034】一方、図3(a)に示すように、例えば、
石英ガラスからなる基板21の上面に熱硬化性を持つポ
リイミドを塗布した後、必要に応じて該ポリイミドが流
れない程度の粘性を持つように硬化させて該ポリイミド
からなる薄膜22Aを形成する。
【0035】次に、図3(b)に示すように、基板21
をヒータ23の上に載置し、半導体基板11の主面(素
子形成面)側を基板21の薄膜22Aと対向させ、該薄
膜22Aを下層配線パターン13との間に間隔をおくよ
うにプラグ15A及び支柱15Bの上部に圧入すると共
に、ヒータ23を用いて薄膜22Aが硬化する程度に基
板21を加熱する。
【0036】次に、図3(c)に示すように、薄膜22
Aから基板21を剥離する。ここで、基板21の剥離を
容易にするために、圧入工程前に、プラグ15A及び支
柱15Bの上面に薄膜22Aとの密着性を高める密着剤
を塗布したり、また、剥離時に基板21に対して超音波
振動を加えたりするとよい。
【0037】次に、図3(d)に示すように、化学機械
研磨法を用いて、薄膜22Aに対してプラグ15Aの上
面が露出するように研磨を行なって、第3の絶縁膜とし
ての層間絶縁膜22Bを形成した後、図4(a)に示す
ように、層間絶縁膜22Bの上面に全面にわたってアル
ミニウム合金からなる導体膜を堆積すると共に該導体膜
上にレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィーを用い
たパターニングを行なって該導体膜からなる第2の配線
パターンとしての上層配線パターン24を形成する。
【0038】ここで、図4(a)は図2(e)のI−I
線における断面構成を示し、図4(b)は図2(e)の
II−II線における断面構成を示し、図4(a)又は
(b)に示すように、下層配線パターン13は、その側
面のみならず、その上面と層間絶縁膜22Bの下面との
間にも空隙25を形成できる。
【0039】さらに、図2(c)及び(d)に示すプラ
グ形成工程において、マスクとなる第2の絶縁膜14及
びプラグ15Aとなるタングステンを用いて支柱15B
をプラグ15Aと同時に形成するため、支柱15Bを形
成するための新たな工程を設ける必要がない。
【0040】なお、層間絶縁膜22Bにポリイミドを用
いたが、これに限らず、絶縁性を有する材料、望ましく
はより誘電率が小さい材料、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン(テフロン)、ガラスエポキシ、水酸化シル
セスキオキサン又はメチルシルセスキオキサン等を用い
てもよい。
【0041】また、下層配線パターン13及び上層配線
パターン24にアルミニウム合金を用いたが、これに限
らず、アルミニウム、銅又は金等の金属を含む導電性材
料であればよい。
【0042】また、従来のように、配線間に空隙を設け
た後にプラグを形成すると、プラグ形成用の導電性材料
が空隙をふさいで短絡を起こすことも考えられるが、本
製造方法においては、プラグを形成した後に空隙を設け
るため、プラグ形成に起因する短絡の発生を防止でき
る。また、配線パターンが相対的に密な状態であっても
本製造方法を用いることができる。
【0043】(第2の製造方法)以下、前記のように構
成された半導体装置の第2の製造方法について図面を参
照しながら説明する。
【0044】図5〜図7は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法における工程順の断面構
成を示している。第1の製造方法の図2(c)及び
(d)に示すプラグ形成工程において、層間絶縁膜22
Bとなる薄膜22Aを支える支柱15Bを同時に形成し
ているが、第2の製造方法の図5(b)及び(c)に示
すプラグ形成工程においては、プラグ15Aのみを製造
する。その後、図5(e)に示すように、フォトリソグ
ラフィーを用いて、第2の絶縁膜14の支柱形成領域に
パターニングを施し、第2の絶縁膜14を選択的に除去
することにより、第2の絶縁膜14からなる支柱14A
を形成する。
【0045】この後に続く図6(a)〜(d)及び図7
(a),(b)は第1の製造方法と同様である。
【0046】なお、図5(e)に示す支柱形成工程にお
いて、硬化する前の薄膜22Aのたわみを防止する支柱
14Aを第2の絶縁膜14を用いて形成したが、これに
限らず、第2の絶縁膜14を除去した後、半導体基板1
1の上に、例えば第2の絶縁膜14の誘電率よりも小さ
い誘電率を持つ他の絶縁性材料を新たに堆積させ、該絶
縁性材料から支柱を形成してもよく、これにより、支柱
の材料の選択の自由度を上げられる。
【0047】このように、第2の製造方法によると、支
柱14Aに絶縁性材料を用いているため、支柱形成時の
位置ずれにより配線間が短絡するというような事態を防
止できる。
【0048】(第3の製造方法)以下、前記のように構
成された半導体装置の第3の製造方法について図面を参
照しながら説明する。
【0049】図8〜図10は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の第3の製造方法における工程順の断面
構成を示している。層間絶縁膜形成工程において、図3
(a)〜(d)に示す第1の製造方法では粘性及び絶縁
性を持つ薄膜22Aに熱硬化性を持つポリイミドを用い
たが、第3の製造方法では光硬化性を持つポリイミドか
らなる薄膜30Aを用いる。
【0050】具体的には、図9(b)に示すように、例
えば、石英ガラスからなる基板21の上面に紫外線硬化
性を持つポリイミドを塗布した後、必要に応じて該ポリ
イミドが流れない程度の粘性を持つように硬化させて該
ポリイミドからなる薄膜30Aを形成する。
【0051】次に、図9(b)に示すように、半導体基
板11の主面(素子形成面)側を基板21の薄膜30A
と対向させ、該薄膜30Aを下層配線パターン13との
間に間隔をおくようにプラグ15A及び支柱15Bの上
部に圧入すると共に、基板21の薄膜30Aと反対側の
面から該薄膜30Aに紫外線を照射させて該薄膜30A
を硬化させる。
【0052】次に、図9(c)に示すように、薄膜30
Aから基板21を剥離し、図9(d)に示すように、化
学機械研磨法を用いて、薄膜30Aをプラグ15Aの上
面が露出するように研磨して層間絶縁膜30Bを形成す
る。
【0053】この後に続く図10(a)及び(b)は第
1の製造方法と同様である。
【0054】このように第3の製造方法によると、層間
絶縁膜30Bに紫外線硬化性を持つポリイミドを用いて
いるため、第2の製造方法の場合よりも硬化時間を短縮
できる。
【0055】なお、層間絶縁膜30Bにポリイミドを用
いたがこれに限らず、紫外線硬化性を有する絶縁性材
料、望ましくはより誘電率が小さい材料、例えば、紫外
線硬化性エポキシ樹脂等を用いてもよく、また、可視光
により硬化する樹脂であってもよい。
【0056】(第4の製造方法)以下、前記のように構
成された半導体装置の第4の製造方法について図面を参
照しながら説明する。
【0057】図11〜図14は本発明の第1の実施形態
に係る半導体装置の第4の製造方法における工程順の断
面構成を示している。層間絶縁膜形成工程において、第
1〜第3の製造方法では粘性及び絶縁性を持つ薄膜を石
英ガラス等からなる平面性に優れた基板21に塗布して
おき、該基板21の塗布面を半導体基板11に対向させ
ることにより、該半導体基板11上のプラグ15A等の
上部を薄膜に圧入したが、第4の製造方法では基板21
の代わりに印刷ローラを用いている。
【0058】具体的には、図12(a)に示すように、
印刷ローラ31を備えたステージ32上の所定位置に図
11(a)〜(e)に示す工程において上面に下層配線
パターン13、プラグ15A及び支柱15B等が形成さ
れた半導体基板11を載置すると共に、載置された半導
体基板11から印刷ローラ31の直径で規制される位置
に熱硬化性ポリイミドを塗布し該熱硬化性ポリイミドか
らなる薄膜22Aを形成する。
【0059】次に、図12(b)に示すように、印刷ロ
ーラ31を半導体基板11方向に回転させることにより
ローラの周面に薄膜22Aを付着させ、さらに、図13
(a)及び(b)に示すように、印刷ローラ31を回転
させながら前進させ、ローラ周面の薄膜22Aが半導体
基板11上の下層配線パターン13の上面と間隔をおい
てプラグ15A及び支柱15Bの各上部に圧入されるよ
うに該薄膜22Aを印刷ローラ31側から半導体基板1
1側に転写する。このとき、転写圧力や薄膜22Aの粘
度をこの転写条件を満たすように最適化する必要があ
る。
【0060】次に、図14(a)に示すように、ヒータ
23を用いて、半導体基板11に転写された薄膜22A
が硬化するように該半導体基板11を加熱し、その後、
図14(b)に示すように、化学機械研磨法等を用い
て、薄膜22Aをプラグ15Aの上面が露出するように
研磨して薄膜22Aからなる層間絶縁膜22Bを形成す
る。その後、図14(c)に示すように、層間絶縁膜2
2Bの上に上層配線パターン24を形成する。
【0061】ここで、図14(c)は図11(e)のI
−I線における断面構成を示し、図14(d)は図11
(e)のII−II線における断面構成を示し、図14
(c)又は(d)に示すように、下層配線パターン13
は、その側面のみならず、その上面と層間絶縁膜22B
の下面との間にも空隙25を形成できる。
【0062】このように、第4の製造方法によると、層
間絶縁膜形成工程において、薄膜22Aを支持するため
の基板21が不要となると共に、印刷法を用いているた
め層間絶縁膜形成工程の所要時間を短縮できる。さら
に、半導体基板11の面積が比較的大きい場合にも容易
に対応できるので、量産性に優れる。
【0063】なお、薄膜22Aに熱硬化性ポリイミドを
用いたが、これに限らず、光硬化性ポリイミドであって
もよく、また、転写条件を満たせば、第1及び第3の製
造方法に示した材料であってもよい。
【0064】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0065】図15は本発明の第2の実施形態に係る半
導体装置の断面構成を示している。図15において、図
1に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付
すことにより説明を省略する。本実施形態においては、
半導体基板1と下層配線パターン3とを絶縁する第1の
絶縁膜2における互いに隣接する下層配線パターン3の
間の領域に、第1の絶縁膜2が除去されてなる凹状溝2
aが形成されている。
【0066】このようにすると、下層配線パターン3の
上面は層間絶縁膜となる第2の絶縁膜4の下面との間に
空隙25が設けられると共に、下層配線パターン3の下
方の周辺部にも空隙25が広がることになり、下層配線
パターン3の上面のみならず、該下層配線パターン3の
下方の周辺部の誘電率が空気並みに小さくなるため、隣
接間容量のうちのフリンジ成分をさらに低減でき、これ
により、半導体装置のさらなる高集積化及び高速化を図
ることができる。
【0067】なお、本実施形態においては、下層配線パ
ターン3及び上層配線パターン6の2層からなる多層配
線の場合を説明したが、3層以上の多層配線を有する半
導体装置であっても、層間絶縁膜の配線間の間に該層間
絶縁膜を除去してなる凹状溝を形成すれば、同様の効果
を得ることができる。
【0068】以下、前記のように構成された半導体装置
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0069】図16〜図18は本発明の第2の実施形態
に係る半導体装置の製造方法における工程順の断面構成
を示している。まず、図16(a)に示すように、シリ
コンからなる半導体基板11上に、例えば、ポリイミド
からなる第1の絶縁膜とアルミニウム合金からなる導体
膜とを順次堆積する。次に、フォトリソグラフィー工程
及びその後のエッチング工程を経て、該導体膜からなる
下層配線パターン13を形成する。
【0070】次に、図16(b)に示すように、プラズ
マCVD法を用いて、半導体基板11の上に全面にわた
って酸化シリコンからなる第2の絶縁膜14を堆積した
後、図16(c)に示すように、フォトリソグラフィー
を用いて、下層配線パターン13の上の第2の絶縁膜1
4に選択的に接続孔14aを形成すると共に、第1の絶
縁膜12の上の下層配線パターン13が相対的にまばら
な領域に支柱形成孔14bを形成する。
【0071】次に、図16(d)に示すように、蒸着法
等を用いて、半導体基板11の上に全面にわたってタン
グステンからなる導体膜を堆積させて、該導体膜を第2
の絶縁膜14の接続孔14a及び支柱形成孔14bに充
填し、エッチバックを行なうことにより、それぞれタン
グステンからなるプラグ15Aと支柱15Bとを同時に
形成し、その後、図16(e)に示すように、第2の絶
縁膜14に対してドライエッチングを行なってこれを除
去する。
【0072】次に、図17(a)の斜視図に示すよう
に、下層配線パターン13及び支柱15Bをマスクとし
て第1の絶縁膜12に対してドライエッチングを行なっ
て、該第1の絶縁膜12における、下層配線パターン1
3同士の間、支柱15B同士の間及び下層配線パターン
13と支柱15Bとの間のそれぞれの領域に自己整合的
に凹状溝12aを形成する。
【0073】ここで、酸化シリコンからなる第2の絶縁
膜14のエッチング時に第1の絶縁膜12との間にエッ
チング選択比を持たせるために、第1の絶縁膜12にポ
リイミドを用いたが、酸化シリコンを用いてもよい。こ
のようにすると、第2の絶縁膜14と第1の絶縁膜12
とを連続してエッチングすることができるので、工程が
増えない。
【0074】一方、図17(b)に示すように、例え
ば、石英ガラスからなる基板21の上面に熱硬化性を持
つポリイミドを塗布した後、必要に応じて該ポリイミド
が流れない程度の粘性を持つように硬化させて該ポリイ
ミドからなる薄膜22Aを形成する。
【0075】次に、図17(c)に示すように、基板2
1をヒータ23の上に載置し、半導体基板11の主面
(素子形成面)側を基板21の薄膜22Aと対向させ、
該薄膜22Aを下層配線パターン13との間に間隔をお
くようにプラグ15A及び支柱15Bの上部に圧入する
と共に、ヒータ23を用いて薄膜22Aが硬化する程度
に基板21を加熱する。
【0076】次に、図17(d)に示すように、薄膜2
2Aから基板21を剥離した後、図17(e)に示すよ
うに、化学機械研磨法を用いて、薄膜22Aをプラグ1
5Aの上面が露出するように研磨して層間絶縁膜22B
を形成した後、図18(a)に示すように、層間絶縁膜
22Bの上面に全面にわたってアルミニウム合金からな
る導体膜を堆積し、フォトリソグラフィーを用いてパタ
ーニングを行なって該導体膜からなる上層配線パターン
24を形成する。
【0077】ここで、図18(a)は図17(a)のII
I −III 線における断面構成を示し、図18(b)は図
17(a)のIV−IV線における断面構成を示し、図18
(a)又は(b)に示すように、下層配線パターン13
は、その側面のみならず、上面と層間絶縁膜22Bの下
面との間に空隙25を形成できる上に、さらに、第1の
絶縁膜12における下層配線パターン13の下方の周辺
部にも該空隙25を広げることができる。
【0078】なお、層間絶縁膜22Bにポリイミドを用
いたがこれに限らず、絶縁性を有する材料、望ましくは
より誘電率が小さい材料、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレン(テフロン)、ガラスエポキシ、水酸化シルセ
スキオキサン又はメチルシルセスキオキサン等を用いて
もよい。
【0079】また、下層配線パターン13及び上層配線
パターン24にアルミニウム合金を用いたが、これに限
らず、アルミニウム、銅又は金等の金属を含む導電性材
料であればよい。
【0080】また、本実施形態においても、第1の実施
形態に係る第2〜第4の製造方法と同様な方法を用いて
製造できることはいうまでもない。
【0081】また、従来のように、配線間に空隙を設け
た後にプラグを形成すると、プラグ形成用の導電性材料
が空隙をふさいで短絡を起こすことも考えられるが、本
製造方法においては、プラグを形成した後に空隙を設け
るため、プラグ形成に起因する短絡の発生を防止でき
る。また、配線パターンが相対的に密な状態であっても
本製造方法を用いることができる。
【0082】
【発明の効果】本発明の半導体装置によると、半導体基
板上に形成された配線パターンは、側面のみならず上面
にも空隙が形成されているため、隣接配線間容量のうち
のフリンジ成分と上下配線間容量とが共に低減されるの
で、装置の高集積化及び高速化を図ることができる。
【0083】本発明の半導体装置が、第1の絶縁膜の上
に、配線パターンと間隔をおいて形成され、第2の絶縁
膜を支える支柱をさらに備えていると、配線パターンの
上に空隙を設けるように第2の絶縁膜を形成する際に、
配線パターン又はプラグが相対的にまばらな領域におい
て、第2の絶縁膜を支える支柱によって第2の絶縁膜が
配線パターン側にたわむことを防止できるため、配線間
容量の低減を確実に達成できる。
【0084】本発明の半導体装置において、第1の絶縁
膜が、その上部における互いに隣接する配線パターンの
間の領域の少なくとも一部が除去されることにより形成
された凹状溝を有していると、第1の絶縁膜における配
線パターンの下方の周辺部が除去されているため、該周
辺部の誘電率が空気並みに小さくなっているので、隣接
配線間容量のうちのフリンジ成分が配線パターンの上部
のみならず下部においても低減され、その結果、さらな
る装置の高集積化及び高速化を図ることができる。
【0085】本発明の半導体装置の製造方法は、第2の
絶縁膜を除去した後、プラグの上部に粘性及び絶縁性を
持つ薄膜を第1の配線パターンの上面との間に間隔をお
くように圧入し、薄膜を硬化させることにより、該薄膜
からなる第3の絶縁膜を形成するため、第1の配線パタ
ーンの側面及び上面と該薄膜との間には空隙が形成され
るので、隣接配線間容量のうちのフリンジ成分と上下配
線間容量とが共に低減される。これにより、装置の高集
積化及び高速化を図ることができる。
【0086】本発明の半導体装置の製造方法において、
プラグ形成工程が、第2の絶縁膜における第1の配線パ
ターン同士の間の領域に開口部を設けた後、該開口部に
導体膜を充填することにより、導体膜からなり薄膜を支
える支柱を形成する支柱形成工程を含むと、第3の層間
絶縁膜形成工程において、配線パターン又はプラグが相
対的にまばらな領域であっても、導体膜からなる支柱に
よって粘性及び絶縁性を持つ薄膜が第1の配線パターン
側にたわむことを防止できるため、配線間容量の低減を
確実に達成できる。また、この支柱をプラグの形成と同
一工程で形成するため、支柱を形成する新たな工程をわ
ざわざ設ける必要がない。
【0087】本発明の半導体装置の製造方法は、プラグ
形成工程と第3の絶縁膜形成工程との間に、第1の絶縁
膜の上における第1の配線パターン同士の間の領域に、
薄膜を支える支柱を形成する支柱形成工程をさらに備え
ていると、支柱の材料を選択する自由度が向上するた
め、例えば、絶縁性材料を用いれば、位置ずれによる短
絡等の故障を未然に防ぐことができる。
【0088】本発明の半導体装置の製造方法において、
支柱形成工程が第2の絶縁膜に対して選択的にエッチン
グを行なうことにより支柱を形成する工程を含むと、絶
縁性材料からなる支柱を新たな工程を設けることなく容
易に且つ確実に形成できる。
【0089】本発明の半導体装置の製造方法において、
薄膜が熱硬化性をも有し、第3の絶縁膜形成工程が、基
板上に形成された薄膜とプラグの上面とを対向させた
後、薄膜をプラグの上部に圧入する圧入工程と、プラグ
の上部が圧入された薄膜に対して熱処理を行なって該薄
膜を硬化させた後、該薄膜から基板を剥離する剥離工程
とを含むと、第1の配線パターンの上面と第3の絶縁膜
の下面との間に確実に空隙を設けることができる。
【0090】本発明の半導体装置の製造方法において、
薄膜が光硬化性をも有し、第3の絶縁膜形成工程が、基
板上に形成された薄膜とプラグの上面とを対向させた
後、薄膜をプラグの上部に圧入する圧入工程と、プラグ
の上部が圧入された薄膜に光を照射して該薄膜を硬化さ
せた後、該薄膜から基板を剥離する剥離工程とを含む
と、第1の配線パターンの上面と第3の絶縁膜の下面と
の間に確実に空隙を設けることができる上に、薄膜を硬
化させるのにに要する時間を短縮できるため、製造の効
率を向上させることができる。
【0091】本発明の半導体装置の製造方法において、
第3の絶縁膜形成工程が、ローラの周面に付着された薄
膜を第1の配線パターンの上に転写する転写工程を含む
と、粘性を有する薄膜を半導体基板上に形成された第1
の配線パターンの上に容易に転写することができる。
【0092】本発明の半導体装置の製造方法は、プラグ
形成工程と第3の絶縁膜形成工程との間に、プラグ及び
第1の配線パターンをマスクとして第1の絶縁膜に対し
てエッチングを行なうことにより、第1の絶縁膜の上部
における互いに隣接する配線パターンの間の領域に自己
整合的に凹状溝を形成する凹状溝形成工程をさらに備え
ていると、第1の配線パターンの下方の周辺部に位置す
る第1の絶縁膜を除去して、自己整合的に凹状溝を形成
するため、この凹状溝の内部に広がる空隙により、第1
の配線パターンの下方の周辺部の誘電率が空気並みに小
さくなる。その結果、隣接配線間容量のうちのフリンジ
成分が、配線パターンの上部のみならず下部においても
低減されるので、さらなる装置の高集積化及び高速化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を示
す構成断面図である。
【図2】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第1の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第1の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の第1の製造方法を示す工程順の構成断
面図である。
【図5】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図7】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の第2の製造方法を示す工程順の構成断
面図である。
【図8】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第3の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図9】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の第3の製造方法を示す工程順の構成断面
図である。
【図10】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態
に係る半導体装置の第3の製造方法を示す工程順の構成
断面図である。
【図11】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の第4の製造方法を示す工程順の構成断
面図である。
【図12】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態
に係る半導体装置の第4の製造方法を示す工程順の構成
断面図である。
【図13】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態
に係る半導体装置の第4の製造方法を示す工程順の構成
断面図である。
【図14】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の第4の製造方法を示す工程順の構成断
面図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を
示す構成断面図である。
【図16】(a)〜(e)は本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図で
ある。
【図17】(a)〜(e)は本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図で
ある。
【図18】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態
に係る半導体装置の製造方法を示す工程順の構成断面図
である。
【図19】従来の半導体装置の製造方法を示す工程順の
構成断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1の絶縁膜 2a 凹状溝 3 下層配線パターン 4 第2の絶縁膜 5 空隙 6 上層配線パターン 7 プラグ 8 支柱 11 半導体基板 12 第1の絶縁膜 12a 凹状溝 13 下層配線パターン(第1の配線パターン) 14 第2の絶縁膜 14a 接続孔 14b 支柱形成孔(開口部) 14A 支柱 15A プラグ 15B 支柱 21 基板 22A 薄膜 22B 層間絶縁膜(第3の絶縁膜) 23 ヒータ 24 上層配線パターン(第2の配線パターン) 25 空隙 30A 薄膜 30B 層間絶縁膜(第3の絶縁膜) 31 印刷ローラ 32 ステージ 101 半導体基板 102 絶縁膜 103 下層配線パターンからなる 104 層間絶縁膜第 105 空隙 106 プラグ 107 上層配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−218150(JP,A) 特開 平9−116004(JP,A) 特開 平1−310560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/768

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    の配線パターンを形成する第1の配線パターン形成工程
    と、 前記第1の配線パターンの上を含む前記半導体基板の上
    に全面にわたって第2の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜
    堆積工程と、 前記第2の絶縁膜における前記第1の配線パターンの上
    に導体膜からなるプラグを形成するプラグ形成工程と、 前記第2の絶縁膜を除去する第2の絶縁膜除去工程と、 前記プラグの上部に粘性及び絶縁性を持つ薄膜を前記第
    1の配線パターンの上面との間に間隔をおくように圧入
    させた後、前記薄膜を硬化させることにより、前記薄膜
    からなる第3の絶縁膜を形成する第3の絶縁膜形成工程
    と、 前記第3の絶縁膜に対して前記プラグの上面が露出する
    ように研磨を行なった後、前記第3の絶縁膜の上に、前
    記プラグと電気的に接続するように第2の配線パターン
    を形成する第2の配線パターン形成工程とを備えている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プラグ形成工程は、 前記第2の絶縁膜における前記第1の配線パターン同士
    の間の領域に開口部を設けた後、該開口部に前記導体膜
    を充填することにより、前記導体膜からなり前記薄膜を
    支える支柱を形成する支柱形成工程を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プラグ形成工程と前記第3の絶縁膜
    形成工程との間に、 前記第1の絶縁膜の上における前記第1の配線パターン
    同士の間の領域に、前記薄膜を支える支柱を形成する支
    柱形成工程をさらに備えていることを特徴とする請求項
    に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記支柱形成工程は、 前記第2の絶縁膜に対して選択的にエッチングを行なう
    ことにより前記支柱を形成する工程を含むことを特徴と
    する請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記薄膜は熱硬化性をも有し、 前記第3の絶縁膜形成工程は、 基板上に形成された前記薄膜と前記プラグの上面とを対
    向させた後、前記薄膜を前記プラグの上部に圧入する圧
    入工程と、 前記プラグの上部が圧入された前記薄膜に対して熱処理
    を行なって前記薄膜を硬化させた後、前記薄膜から前記
    基板を剥離する剥離工程とを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記薄膜は光硬化性をも有し、 前記第3の絶縁膜形成工程は、 基板上に形成された前記薄膜と前記プラグの上面とを対
    向させた後、前記薄膜を前記プラグの上部に圧入する圧
    入工程と、 前記プラグの上部が圧入された前記薄膜に光を照射して
    前記薄膜を硬化させた後、前記薄膜から前記基板を剥離
    する剥離工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の絶縁膜形成工程は、 ローラの周面に付着された前記薄膜を前記第1の配線パ
    ターンの上に転写する転写工程を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記プラグ形成工程と前記第3の絶縁膜
    形成工程との間に、 前記プラグ及び第1の配線パターンをマスクとして前記
    第1の絶縁膜に対してエッチングを行なうことにより、
    前記第1の絶縁膜の上部における互いに隣接する前記配
    線パターンの間の領域に自己整合的に凹状溝を形成する
    凹状溝形成工程をさらに備えていることを特徴とする
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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