JP2001324990A - 音声案内付ナビゲーション装置 - Google Patents

音声案内付ナビゲーション装置

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JP2001324990A
JP2001324990A JP2000140889A JP2000140889A JP2001324990A JP 2001324990 A JP2001324990 A JP 2001324990A JP 2000140889 A JP2000140889 A JP 2000140889A JP 2000140889 A JP2000140889 A JP 2000140889A JP 2001324990 A JP2001324990 A JP 2001324990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の操作に応じて適切な内容の音声案内
を迅速に行う。 【解決手段】 音声合成手段10は、メモリ9に自動音
声作成手段11が作成した出力音声フレーズが存在すれ
ば、そのフレーズの内容を記録媒体3から読出し、スピ
ーカ13から音声出力を行う。メモリ9には、リクエス
ト音声作成手段12が作成する出力音声フレーズも設定
される。利用者が入力装置8のユーザリクエスト手段に
要求を行うと、音声合成手段10は、メモリ9のテーブ
ルの内容に従って、記録媒体3から音声フレーズを読出
し、スピーカ13から出力する。利用者からの要求に応
じて出力する出力音声フレーズの内容は、要求が行われ
る前にメモリ9に記憶されているので、要求に応じて迅
速に音声案内を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声出力で車両の
走行する経路案内を行う音声案内付ナビゲーション装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車などの車両に搭載さ
れ、予め出発地から目的地までの経路を探索し、探索さ
れた経路に沿って車両の走行を案内するナビゲーション
装置で、画像による表示ばかりではなく、音声案内も行
われている。運転中に運転者は視線を表示画面に向ける
ことが困難な運転状況があり得るので、音声案内は有用
である。
【0003】特開平8−254437号公報には、音声
案内を自動的に行う機能と運転者などからのリクエスト
に応じて行う機能とを備える車両用ナビゲーション装置
についての先行技術が開示されている。この先行技術で
は、音声バッファに複数の音声出力フレーズを記憶して
おき、リクエスト音声または自動音声は、音声バッファ
に記憶されているフレーズを組合わせて発生する。発生
すべき音声出力に必要な音声フレーズが音声バッファに
記憶されていないときには、CD−ROMなどの外部記
録媒体に記録されている案内フレーズから必要な音声フ
レーズを選択し、音声バッファに記憶させる。音声バッ
ファに空きがなくなると、使用頻度の少ない音声フレー
ズが新たな音声フレーズに置き換えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−25443
7号公報の先行技術で、自動音声とリクエスト音声との
両者を発生する理由は、その従来技術の項で説明されて
いるように、自動音声だけでは運転者が必要とするとき
に必ずしも適切な案内情報が得られるとは限らず、また
自動音声の発生頻度を大きくすると必要でない場所での
案内もあって耳ざわりに感じる問題があるので、自動音
声の発生は最小限に止め、必要に応じてリクエスト音声
を発生するようにしている。このため、自動音声では、
予め定められた案内地点に接近すると、案内地点で音声
出力するためのフレーズが注意音を含んで選択される。
また運転者からリクエスト信号が入力されると、リクエ
ストに応じて現在位置に対する音声案内用のフレーズが
選択され、音声バッファにフレーズが記憶されていない
ときには、CD−ROMなどから新たなフレーズが読出
されて音声バッファに記憶される。
【0005】特開平8−254437号公報の先行技術
では、運転者などからのリクエストがあれば、リクエス
トがあった地点での現在位置の音声案内が行われるけれ
ども、音声案内を行うために必要な音声出力フレーズが
音声バッファに記憶されていないときには、CD−RO
Mなどから必要な音声案内フレーズを読出し、音声バッ
ファに記憶させる必要がある。このため、リクエストを
受けてから実際に案内音声が出力されるまでの時間的な
遅れが生じてしまい、円滑に音声案内を受けることがで
きない。
【0006】音声案内に用いる案内フレーズをCD−R
OMなどの外部記録媒体から読出すのではなく、ROM
などで内部に保持しておけば、時間的な遅れを小さくす
ることは可能である。しかしながら、大容量のROMな
どを実装しなければならない。また、音声案内の内容の
変更が困難となる。音声案内のフレーズを、より短い単
位で記録しておき、たとえば日本語の仮名文字毎に音声
を組合わせて音声案内を行うことも考えられる。しかし
ながら、そのようにして組立てた音声は自然な流れの音
声として聞き取ることが困難となる。このため、円滑な
音声案内を行うためには、ある程度の大容量で音声フレ
ーズを記録可能な記録媒体を用いる必要があり、リクエ
ストに応じて必要な音声フレーズを読出すような処理で
は、リクエストに応じて即時に音声データを出力するこ
とができない。
【0007】本発明の目的は、音声出力フレーズの元に
なるフレーズが大容量の記録媒体に記録されていても、
ユーザリクエストに応じて即時に音声案内が可能な音声
案内付ナビゲーション装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の現在位
置を検出しながら、予め設定される経路に基づいて車両
の走行を案内し、案内の際に、音声を用いる音声案内付
ナビゲーション装置において、音声案内について、利用
者からの要求を受付けるユーザリクエスト手段と、ユー
ザリクエスト手段への要求に応じて発生すべき出力音声
フレーズを、ユーザリクエスト手段への要求の有無にか
かわらず、車両の現在位置と経路との間での予め定める
規則に従って作成するリクエスト音声作成手段と、車両
の現在位置が経路に沿って予め定められる案内地点に接
近するときに、予め定める規則に従って自動的に発生す
べき出力音声フレーズを作成する自動音声作成手段と、
自動音声作成手段によって出力音声フレーズが作成され
るとき、外出力音声フレーズを用いて音声案内を行い、
利用者からユーザリクエスト手段に要求があるとき、リ
クエスト音声作成手段によって作成されている出力音声
フレーズを用いて音声案内を行う音声案内出力手段とを
含むことを特徴とする音声案内付ナビゲーション装置で
ある。
【0009】本発明に従えば、音声案内付ナビゲーショ
ン装置は、車両の現在位置を検出しながら予め設定され
る経路に基づいて車両の走行を案内し、案内の際に音声
を用いる。音声案内付ナビゲーション装置には、ユーザ
リクエスト手段と、リクエスト音声作成手段と、自動音
声作成手段と、音声案内出力手段とが含まれる。ユーザ
リクエスト手段は、音声案内について利用者からの要求
を受付ける。リクエスト音声作成手段は、ユーザリクエ
スト手段への要求に応じて発生すべき出力音声フレーズ
を、ユーザリクエスト手段への要求の有無に拘わらず、
車両の現在位置と経路との間での予め定める規則に従っ
て作成する。自動音声作成手段は、車両の現在位置が経
路に沿って予め定められる案内地点に接近するときに、
予め定める規則に従って自動的に発生すべき出力音声フ
レーズを作成する。音声案内出力手段は、自動音声作成
手段によって出力音声フレーズが作成されているとき、
作成されている出力音声フレーズを用いて音声案内を行
い、利用者からユーザリクエスト手段に要求があると
き、リクエスト音声作成手段によって作成されている出
力音声フレーズを用いて音声案内を行う。音声案内付ナ
ビゲーション装置の利用者が、ユーザリクエスト手段に
音声案内を要求すれば、要求を受付けた時点ではすでに
作成されている出力音声フレーズを用いて案内が行われ
るので、要求が行われてから出力音声フレーズを作成す
る場合に比較して、迅速な案内を行うことができる。
【0010】また本発明で前記リクエスト音声作成手段
または前記自動音声作成手段のうちの少なくとも一方
は、車両の現在位置が更新されるタイミング毎に、前記
予め定める規則に従って前記出力音声フレーズを作成す
るか否かを判断することを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、車両の現在位置が更新さ
れるタイミング毎に、リクエスト音声作成手段または自
動音声作成手段のうちの少なくとも一方は、予め定める
規則に従って出力音声フレーズを作成するか否かを判断
する。したがって、利用者からのユーザリクエスト手段
への要求または一定の条件になるときの自動音声案内
は、車両の現在位置を反映して作成し、現在位置に応じ
て適切な案内を行わせることができる。
【0012】また本発明で前記リクエスト音声作成手段
または前記自動音声作成手段のうちの少なくとも一方
は、車両が走行中であることを検知し、かつ前記経路に
関して、残距離が更新されるタイミング毎に、前記予め
定める規則に従って、前記出力音声フレーズを作成する
か否かを判断することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、利用者からのユーザリク
エスト手段への要求または所定の条件で自動的に発生さ
れる音声案内は、車両が予め設定される経路を走行中に
残距離が更新されるタイミングで作成されるので、予め
設定される経路の残距離に対応して適切な案内を行うこ
とができる。
【0014】また本発明で、前記リクエスト音声作成手
段または前記自動音声作成手段のうちの少なくとも一方
は、車両が走行中であることを検知し、かつ予め定める
一定時間が経過する毎に、前記予め定める規則に従って
前記音声出力フレーズを作成するか否かを判断すること
を特徴とする。
【0015】本発明に従えば、車両が走行中に一定時間
が経過する毎に音声案内の内容を時間経過とともに変更
させることができる。
【0016】また本発明で前記リクエスト音声作成手段
は、前記経路で車両の進行方向の前方についての情報を
案内する出力音声フレーズを作成し、前記自動音声作成
手段は、車両の運転操作を案内する出力音声フレーズを
作成することを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、利用者からの要求に応じ
て出力する出力音声フレーズを作成するリクエスト音声
作成手段は、車両の進行方向の前方についての情報を案
内するので、利用者は必要なときに進行方向前方につい
ての音声案内を受けることができる。また自動音声作成
手段は、車両の運転操作を案内する出力音声フレーズを
作成するので、交差点などで運転を支援する案内を自動
的に音声で提供することができる。
【0018】また本発明で前記リクエスト音声作成手段
は、前記自動音声作成手段が前記案内地点に接近して自
動的に出力音声フレーズを作成する経路の範囲内では、
自動的に作成される出力音声フレーズの内容を、車両の
現在位置に対応して変更した出力音声フレーズを作成す
ることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、自動音声作成手段によっ
て作成された出力音声フレーズで案内地点などの案内が
行われた後、利用者はユーザリクエスト手段に要求を行
えば、自動的に作成される出力音声フレーズの内容を、
車両の現在位置に対応して変更した出力音声フレーズが
作成されて、利用者に対して音声での案内が行われる。
利用者が自動的に発生される音声案内を充分に聞き取れ
ない場合であっても、ユーザリクエスト手段に要求すれ
ば、自動的に行われた音声案内の内容を現在位置に対応
して修正した内容の案内が行われるので、運転者などの
利用者が必要とする案内情報を適切に音声化して提供す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての音声案内付ナビゲーション装置1の概略的なシス
テム構成を示す。音声案内付ナビゲーション装置1は、
現在位置測定手段2で、車両の現在位置を測定する。車
両の現在位置は、たとえばGPS装置を用いて、絶対的
に検出することができる。また、ある基準位置からの車
両の走行方向の変化と、走行距離とを用いて、推測航法
で現在位置を推定することもできる。GPS装置から求
められる絶対的な現在位置や、推測航法に基づいて得ら
れる相対的な現在位置は誤差を含むことがあるので、さ
らに地図データに基づいてマップマッチングにより、車
両が道路上を走行していることを確認する。車両が走行
する可能性がある道路についての地図データは、CD−
ROMやDVD−ROMなどの記録媒体3に記録されて
いる。記録媒体3は、外部記録装置4に着脱可能であ
り、記録媒体3を外部記録装置4に装着した状態で、記
録媒体3の記録内容を読取ることができる。
【0021】音声案内付ナビゲーション装置1が搭載さ
れる車両で、音声案内機能を有効に利用するためには、
出発地から目的地までの経路を予め設定しておく必要が
ある。経路の設定は、出発地と目的地と、場合によって
は途中の探索地点とを入力すれば、経路探索手段5が記
録媒体3に記録されている地図データを利用して、適切
な経路を探索することができる。経路が探索された後車
両が走行を開始すると、現在位置測定手段2が測定する
現在位置に基づいて、経路案内手段6が経路に沿って車
両が走行するように、表示手段7を用いて画像表示によ
る案内を行う。表示手段7を用いる画像表示では、車両
の現在位置である自車位置を中心とする道路地図を表示
し、自車位置の移動とともにスクロールして、自車位置
の周囲の道路についての情報が得られるように表示す
る。道路地図の表示倍率などは、入力装置8を操作して
変更することができる。
【0022】音声案内付ナビゲーション装置1では、表
示装置7を用いる画像表示による経路案内ばかりではな
く、音声による案内も行うことができる。入力装置8に
は、利用者からの音声案内の要求を受付けるユーザリク
エスト手段も含まれる。音声案内は、できるだけ自然な
状態の音声で行われることが好ましく、記録媒体3にA
DPCMなどのデータ形式で圧縮された状態で記録され
ている音声フレーズを選択して、メモリ9内のテーブル
に記憶させておき、音声合成手段10がメモリ9から記
憶されている音声フレーズの内容を読出して音声案内が
行われる。記録媒体には、各音声フレーズが個々の識別
情報とともに記録され、メモリ9内のテーブルには、識
別情報が記憶される。本実施形態では、メモリ9に対す
る音声フレーズの作成を、自動音声作成手段11とリク
エスト音声作成手段12とによって行う。自動音声作成
手段11が出力音声フレーズを作成してメモリ9に記憶
させると、音声合成手段10はメモリ9から出力音声フ
レーズの識別情報を読出し、記録媒体3から出力音声フ
レーズのデータを読出して、スピーカ13から音声出力
を導出させる。リクエスト音声作成手段12が作成した
出力音声フレーズは、利用者が入力装置8のユーザリク
エスト手段に要求を入力するときに、メモリ9から音声
合成手段10によって読出されてスピーカ13から音声
出力される。
【0023】図2は、図1に示す音声案内付ナビゲーシ
ョン装置1で、音声案内のためのデータを作成する手順
を示す。ステップa1から手順を開始し、ステップa2
では、現在位置測定手段2が車両の現在位置を測定し、
ロケーションデータとして出力するのを待つ。現在位置
測定手段2は、GPS装置として車両の絶対位置を検出
したり、推測航法で車両の相対位置を算出したりしたと
き、あるいはマップマッチングで車両の現在位置を補正
したときに、ロケーションデータを発生する。
【0024】ステップa2でロケーションデータが与え
られると、ステップa3で自動音声出力タイミングにな
っているか否かを判断する。自動音声出力タイミング
は、たとえば案内を行う交差点や分岐路などから、所定
の距離、たとえば700m、300mあるいは100m
などの地点で、音声案内が終了するようなタイミングが
予め設定されている。ステップa3で自動音声出力タイ
ミングであると判断されるときには、ステップa4で自
動音声出力データを作成する。自動音声出力データは、
たとえば右折すべき交差点から300mに達しようとし
ているときには、「およそ」、「300」、「メートル
先」、「右方向です」のような音声フレーズを並べるよ
うに作成する。各音声フレーズには、固有の識別番号が
付されており、識別番号を指定して各音声フレーズを指
定することができる。ステップa4で自動音声出力デー
タが作成されると、ステップa5ではメモリ9に設けら
れる自動音声出力データテーブルに自動音声出力データ
を設定する。
【0025】ステップa3で自動音声出力タイミングで
ないと判断されるとき、またステップa5で自動音声出
力データをテーブルに設定したとき、ステップa6でリ
クエスト音声作成手段12がリクエスト音声出力データ
を作成する。リクエスト音声作成データは、たとえばス
テップa4で自動音声出力データを作成している範囲で
は、案内地点から700m、300m、100mの範囲
との条件ではなく、そのときの自車位置と案内地点との
距離、たとえば500mに対応する音声出力データを、
たとえば「およそ」、「500」、「メートル先」、
「右方向です」のように、距離の部分を変更して作成す
る。自動音声出力の範囲外では、リクエスト音声出力手
段は、車両の走行方向前方の経路に対する案内を行う音
声出力データを作成する。リクエスト音声作成手段12
が作成した音声出力データも、ステップa7でメモリ9
のテーブルに設定し、ステップa2に戻る。
【0026】図3は、メモリ9のテーブル15に設定さ
れる出力音声データのデータ形式を示す。テーブルに
は、最初に音声フレーズの数を示すデータが設定され、
そのデータの数だけ音声フレーズを示す識別情報が設定
される。前述のように、「およそ」、「300」、「メ
ートル先」、「右方向です」などの音声フレーズは、デ
ータ数は4で、識別情報はID1,ID2,ID3,I
D4となる。ID1〜ID4はユニークな情報で、それ
ぞれ特定の音声フレーズに対応付けられる。テーブル1
5は、自動音声用と、リクエスト音声用とが、別々に設
定される。使用可能な音声フレーズのデータ自体は、予
め記録媒体3に記録されており、音声合成手段10は、
テーブルに設定されている識別情報に基づいて記録媒体
3から音声フレーズのデータを読出し、アナログ信号に
変換し、スピーカ13から音響出力させる。
【0027】図4は、自動音声案内とリクエスト音声案
内との関係を示す。車両30が走行する経路20に沿っ
て、案内地点21が設けられ、案内地点21から所定の
距離、たとえば700m、300m、100mの位置に
自動案内位置22,23,24がそれぞれ設定される。
図2のステップa3で判断する自動音声出力タイミング
は、車両30の走行速度と、音声案内フレーズを記録媒
体3から読出すのに要する時間とを考慮して、自動案内
位置22,23,24に到達するよりもその時間分だけ
先行したタイミングで、自動音声出力タイミングである
と判断する。これによって、たとえば案内地点21から
の距離が300mの自動案内位置23に到達する時点
で、「およそ」、「300」、「メートル先」、「右方
向です」のような前述の音声案内を、正確な距離で行う
ことができる。
【0028】自動案内位置22,23,24は、案内地
点21に対して予め設定されているけれども、実際の車
両30の走行状態によっては必ずしも適切なタイミング
での案内となるとは限らない。あまり頻繁に自動案内を
行うことは、運転者にとって煩わしい可能性が大きいの
で、自動音声案内の頻度は、あまり大きくないように設
定される。自動音声案内の内容について確認したい利用
者は、入力装置7のユーザリクエスト手段に対して要求
を行えば、リクエスト音声作成手段12がそのときの車
両の現在位置に対応して変化させた内容で、自動音声案
内の内容を繰返し出力して、案内内容を確認させること
ができる。
【0029】リクエスト音声作成手段12は、入力装置
8のユーザリクエスト手段に利用者からの要求がない場
合であっても、図2のステップa6で示すように、何ら
かの音声出力データを作成する。リクエスト音声作成手
段12が作成する音声出力データは、たとえば「この先
都市高速道路です」や、「約」、「5」、「キロメート
ル先」、「目的地です」など、経路の前方に対する情報
を案内する。
【0030】図5は、本発明の実施の他の形態として、
図1の音声案内付ナビゲーション装置1が行う音声出力
データの作成手順を示す。ステップb1から手順を開始
し、ステップb2では図1の経路案内手段6からの残距
離更新通知を待つ。残距離更新通知は、経路探索手段5
によって探索された経路に沿って車両が走行していくと
きに、車両の現在位置から目的地までの残距離を、車両
の現在位置の変化に対応して更新する通知である。ステ
ップb2で残距離更新通知が行われると、ステップb3
で自動音声出力タイミングであるか否かを判断する。ス
テップb3からステップb7までの各ステップは、図2
に示すステップa3からステップa7までの各ステップ
と基本的に同様に行われる。ただし、ステップb6のリ
クエスト音声出力データ作成では、残距離更新通知によ
って通知される残距離を反映した音声案内を行うことが
できる。たとえば、前述のような目的地までの距離を案
内するとして、どの位置でも残距離を案内することがで
きる。
【0031】図6は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、図1の音声案内付ナビゲーション装置1が行う音
声出力データ作成手順を示す。ステップc1から手順を
開始し、ステップc2では、図1に示すタイマ14か
ら、一定時間毎に発生されるタイマ割込みを待つ。図1
のタイマ14は、車両が走行中の時間を計測し、走行中
の時間が一定時間を経過すれば割込みを発生させるよう
に設定される。ステップc3からステップc7までの各
ステップは、図1のステップa3からステップa7まで
の各ステップと基本的に同等である。本実施形態では、
車両が走行中に作動するタイマ14からの一定時間経過
後毎に発生される割込みを音声出力データ作成のトリガ
のタイミングとするので、車両の現在位置を測定したり
残距離を算出したりすることができないときであって
も、車両が走行中であれば確実に音声出力データの作成
のためのトリガを得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動音声
出力としての出力音声フレーズは自動的に出力され、利
用者からの要求によるタイミングでは、予め作成されて
いる出力音声フレーズが用いられるので、即時に音声デ
ータによる案内を受けることができる。
【0033】また本発明によれば、車両の現在位置の更
新されるタイミングをトリガにして、音声案内の内容を
更新し、現在位置に対して適切な音声案内を行わせるこ
とができる。
【0034】また本発明によれば、予め設定される経路
での残距離の更新のタイミングをトリガとして、残距離
に応じた音声案内を行わせることができる。
【0035】また本発明によれば、予め定める一定時間
の経過をトリガとして音声案内の内容を更新するので、
車両の走行中の現在位置の変化に合わせて音声出力の内
容を確実に変化させることができる。
【0036】また本発明によれば、経路に沿って車両の
進行方向の前方についての情報が必要なときには利用者
はユーザリクエスト手段に対する要求を行えばよく、交
差点などの通過に必要な情報は自動的に作成されて音声
として提供される。
【0037】また本発明によれば、自動的に作成されて
案内される音声情報を、ユーザリクエスト手段への利用
者からの要求に基づいて、現在位置の変化に対応する部
分を除いて繰返して音声化させ、内容を確認することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての音声案内付ナビ
ゲーション装置1の概略的なシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の実施形態で出力音声データを作成する手
順を示すフローチャートである。
【図3】図1の実施形態で作成される音声出力データの
形式を示す図である。
【図4】図1の実施形態で経路に沿って案内する際に、
自動音声作成手段11とリクエスト音声作成手段12と
が出力音声データを作成する位置を示す図である。
【図5】本発明の実施の他の形態で出力音声データを作
成する手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態で出力音声デー
タを作成する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 音声案内付ナビゲーション装置 2 現在位置測定手段 3 記録媒体 5 経路探索手段 6 経路案内手段 8 入力装置 9 メモリ 10 音声合成手段 11 自動音声作成手段 12 リクエスト音声作成手段 13 スピーカ 14 タイマ 20 経路 21 案内地点 22,23,24 自動案内位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出しながら、予め設
    定される経路に基づいて車両の走行を案内し、案内の際
    に、音声を用いる音声案内付ナビゲーション装置におい
    て、 音声案内について、利用者からの要求を受付けるユーザ
    リクエスト手段と、 ユーザリクエスト手段への要求に応じて発生すべき出力
    音声フレーズを、ユーザリクエスト手段への要求の有無
    にかかわらず、車両の現在位置と経路との間での予め定
    める規則に従って作成するリクエスト音声作成手段と、 車両の現在位置が経路に沿って予め定められる案内地点
    に接近するときに、予め定める規則に従って自動的に発
    生すべき出力音声フレーズを作成する自動音声作成手段
    と、 自動音声作成手段によって出力音声フレーズが作成され
    るとき、外出力音声フレーズを用いて音声案内を行い、
    利用者からユーザリクエスト手段に要求があるとき、リ
    クエスト音声作成手段によって作成されている出力音声
    フレーズを用いて音声案内を行う音声案内出力手段とを
    含むことを特徴とする音声案内付ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記リクエスト音声作成手段または前記
    自動音声作成手段のうちの少なくとも一方は、車両の現
    在位置が更新されるタイミング毎に、前記予め定める規
    則に従って前記出力音声フレーズを作成するか否かを判
    断することを特徴とする請求項1記載の音声案内付ナビ
    ゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記リクエスト音声作成手段または前記
    自動音声作成手段のうちの少なくとも一方は、車両が走
    行中であることを検知し、かつ前記経路に関して、残距
    離が更新されるタイミング毎に、前記予め定める規則に
    従って、前記出力音声フレーズを作成するか否かを判断
    することを特徴とする請求項1記載の音声案内付ナビゲ
    ーション装置。
  4. 【請求項4】 前記リクエスト音声作成手段または前記
    自動音声作成手段のうちの少なくとも一方は、車両が走
    行中であることを検知し、かつ予め定める一定時間が経
    過する毎に、前記予め定める規則に従って前記音声出力
    フレーズを作成するか否かを判断することを特徴とする
    請求項1記載の音声案内付ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記リクエスト音声作成手段は、前記経
    路で車両の進行方向の前方についての情報を案内する出
    力音声フレーズを作成し、 前記自動音声作成手段は、車両の運転操作を案内する出
    力音声フレーズを作成することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の音声案内付ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記リクエスト音声作成手段は、前記自
    動音声作成手段が前記案内地点に接近して自動的に出力
    音声フレーズを作成する経路の範囲内では、自動的に作
    成される出力音声フレーズの内容を、車両の現在位置に
    対応して変更した出力音声フレーズを作成することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の音声案内付ナ
    ビゲーション装置。
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