JP2000055681A

JP2000055681A - ナビゲーション装置及びこの装置における経路逸脱検出処理方法並びにプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number: JP2000055681A
Application number: JP22411698A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Nakatsuka; 孝之中司
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-08-07
Filing date: 1998-08-07
Publication date: 2000-02-25

Abstract

(57)【要約】【課題】出発地から目的地までの経路案内、または経
路誘導等において、誤った交差点での右左折を回避す
る。【解決手段】入力装置１０１、１０２からＧＰＳ、車
速パルス、及びウィンカー等の車両情報を受信する。現
在位置算出部１０５では、地図データベース１０６とマ
ップマッチング等を行い現在位置を算出する。ウィンカ
ー位置判断部１０８では、ウィンカーを行ったことを判
断し、現在位置を特定する。右左折判断部１１０は、経
路記憶部１０９に格納された出発地から目的地までの経
路データとウィンカー位置判断部１０８で特定した自車
位置を比較するこで、誤った交差点を右左折しようとし
ていないかどうかを判断する。誤った交差点を右左折し
ようとした場合は、出力手段１１１で、視覚的に画面の
点滅、または、聴覚的に音声ガイダンス等を行い警告を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自車位置を地図上
に特定するナビゲーション装置及びこの装置における経
路逸脱検出処理方法並びにプログラムを記録した記録媒
体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ナビゲーション装置に関しては、
特開平5-296776号公報、特開平7-129888号公報、特開平
8-30193号公報、特開平8-278156号公報、特開平9-17850
号公報等に開示されているように、自車位置が所定経路
から逸脱した場合に新たな経路を算出するというものが
知られている。また、右左折時に効果的なナビゲーショ
ンを行うために、特開平6-66586号公報に開示されてい
るように音声ガイダンスを行うものや、特開平6-66589
号公報に開示されているように画面上に交差点の拡大図
を表示するものもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
前者は、経路を逸脱した場合に新たな経路を算出してい
る結果、経路の逸脱を回避しようとするものではない。
また、後者は、経路の逸脱の回避を音声ガイダンスや交
差点の拡大図の表示により行うものである。従って、地
図データ等にデータとして整備しなければならないが、
このためには、日本全国の国道、県道などすべての交差
点情報を音声、拡大図等で整備する必要があるが、これ
は現実的ではない。

【０００４】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、車のウィンカーと連動させることによ
り、経路案内、または経路誘導等の正確性の向上を図る
ウィンカー連動ナビゲーション装置及びその方法とプロ
グラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、自車位置を地図上に特定するナビゲーシ
ョン装置において、経路探索、または経路誘導等により
求められた出発地から目的地までの経路上から逸脱しよ
うとした場合に、車のウィンカーと連動させて、車両の
右折または左折した現在位置を判断して、誤った交差点
での右左折を減少させ、経路案内、または経路誘導等の
正確性の向上を図るものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、車両のウ
インカーに連動して車両の右折または左折情報を入力す
る入力手段と、地図データを記憶する地図データベース
と、前記入力手段からの車両の右折または左折情報と前
記地図データベースからの地図データに基づき、車両の
現在位置情報を算出する現在位置算出手段と、前記入力
手段からの車両の右折または左折情報と前記現在位置算
出手段からの車両の現在位置情報とに基づいて、車両の
右折または左折を、車両の現在位置情報と共に判断する
ウインカー位置判断手段とを具備することを特徴とする
ものである。

【０００７】本発明によれば、誤った交差点での右左折
を減少させ、経路案内、または経路誘導等の正確性を期
することができる。

【０００８】請求項２記載の発明は、ウィンカー位置判
断手段が車のウィンカー作動時点で、地図データベース
上で現在の位置を特定することを特徴とするものであ
る。

【０００９】本発明によれば、ウィンカーを行った時点
で、現在の位置を特定をすることができる。

【００１０】請求項３記載の発明は、車両の出発地から
目的地までの経路を記憶する経路記憶手段と、ウィンカ
ー位置判断手段により得られた現在の位置と、前記経路
記憶手段から得た出発地から目的地までの経路とに基づ
いて、右折または左折に該当する交差点かどうかを判定
する右左折判断手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。本発明によれば、現在、右左折しようとしている
交差点が、経路データ上で正しいかどうかを判断でき
る。

【００１１】請求項４記載の発明は、右左折判断手段に
より、右左折に該当しない交差点の場合、画面上または
スピーカー等の表示手段によって、警告信号を出力する
出力手段を備えたことを特徴とするものである。

【００１２】本発明によれば、運転者に誤った交差点を
見過ごさせずに、経路探索等により求められた目的地ま
での経路を経路案内または経路誘導などにより確実に案
内することができる。

【００１３】請求項５記載の発明は、ウインカーに連動
して車両の右折または左折情報及び地図データからマッ
プマッチング等を行うことによって、自車位置を特定
し、自車の出発地から目的地までの経路と比較して、自
車位置の逸脱を判断し、逸脱している場合に警告を発す
るようにしたことを特徴とするものである。

【００１４】本発明によれば、ウィンカーを行った現在
位置が、出発地から目的地までの経路データから逸脱し
て、誤った交差点で右左折することを回避するこができ
る。請求項６記載の発明は、車両のウインカーに連動し
て車両の右折または左折情報及び地図データからマップ
マッチング等を行うことによって、自車位置を特定し、
自車の出発地から目的地までの経路と比較して、自車位
置の逸脱を判断し、逸脱している場合に警告を発するよ
うにしたことを特徴とするプログラムを記録した記録媒
体にかんするものである。本発明によれば、ウィンカー
を行った現在位置が、出発地から目的地までの経路デー
タから逸脱して、誤った交差点で右左折することを回避
することができる記録媒体を提供することになる。

【００１５】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て詳細に説明する。

【００１６】図１は本発明の実施の形態によるナビゲー
ション装置の構成を示すブロック図である。

【００１７】図１に示すように、ナビゲーション装置
は、２つの入力装置１０１，１０２と、入力装置に対応
し入力信号の処理を行う入力部１０３，１０４と、現在
位置を特定する現在位置算出部１０５と、地図データベ
ース１０６と、現在位置情報を格納する現在位置情報テ
ーブル１０７と、ウィンカーを判断し位置を特定するウ
ィンカー位置判断部１０８と、出発地から目的地までの
経路データが記憶されている経路記憶部１０９と、右左
折の判断を行う右左折判断部１１０と、表示画面、また
はスピーカー等の出力装置へ出力するための出力信号を
発生させる出力部１１１と、出力装置１１２から主に構
成される。

【００１８】入力装置１０１は、ＧＰＳ、車速パルス、
ジャイロ等の信号を発生させる装置である。

【００１９】入力部１０３は、入力装置１０１からの信
号を受信し、現在位置、速度等の情報に変換する。

【００２０】入力装置１０２は、右左折のウィンカーの
信号を発生させる装置である。

【００２１】入力部１０４は、入力装置１０２からの信
号を受信し、右折、左折の情報に変換する。

【００２２】現在位置算出部１０５は、入力部１０３か
ら得られた情報をもとに、地図データベース１０６とマ
ッチング等を行い、現在位置を算出する。

【００２３】現在位置情報テーブル１０７は、現在位置
算出部１０５により、算出された最新の現在位置情報を
格納している。

【００２４】ウィンカー位置判断部１０８は、入力部１
０４から右左折の情報を受信すると、現在位置情報テー
ブル１０７に格納されている現在位置を取得する。

【００２５】経路記憶部１０９は、予め出発地から目的
地までの経路データを記憶している。

【００２６】右左折判断部１１０は、ウィンカー位置判
断部１０８で取得した現在位置と、経路記憶部１０９に
記憶されている経路データから、現在の交差点が右左折
に該当する交差点かどうかを判断する。

【００２７】出力部１１１は、右左折判断部１１０で、
経路記憶部１０９に記憶されている経路データから、逸
脱を判断された場合に、表示画面で点滅、またはスピー
カーに音声ガイダンスを行うなどを行う。また、通常
は、自車位置の更新を行う。

【００２８】出力装置１１２は、出力部１１１の信号を
受信する表示画面やスピーカー等である。

【００２９】図２は、本実施形態におけるウィンカー連
動型ナビゲーション装置動作の流れを示すフロー図であ
る。

【００３０】入力部１０３は、入力装置１０１からＧＰ
Ｓ、車速パルス、ジャイロ等の車両信号の信号を受信す
る（ステップ２０１）。

【００３１】現在位置算出部１０５は、入力部１０３か
ら得られた情報をもとに、地図データベース１０６とマ
ッチング等を行い、現在位置を算出する（ステップ２０
２）。この時、現在位置情報テーブル１０７を随時最新
の位置に更新する（ステップ２０３）。

【００３２】入力部１０４により、入力装置１０２から
ウィンカーの信号を受信する。ウィンカー位置判断部１
０８により、ウィンカー信号を受信したかどうかの判断
する（ステップ２０４）。受信していれば、現在位置情
報テーブル１０７から現在位置を取得する（ステップ２
０５）。右左折判断部１１０により、経路記憶部１０９
を参照し、不正な右左折でないかどうかを判断する（ス
テップ２０６）。不正な右左折であれば、出力部１１１
で、自車の点滅データ、及び音声データを発生させる
（ステップ２０７）。最後に、出力装置１１２に対して
出力する（ステップ２０９）。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のＧ
ＰＳや車速センサー等の入力信号だけでなく、ウィンカ
ーの入力信号をもナビゲーション装置に連動させること
で、地図データベース上に、音声ガイダンス情報、また
は交差点の詳細情報がない場合において、より正確な経
路案内、または経路誘導を可能にするナビゲーション装
置及びその方法とプログラムを記録した記録媒体を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の構成を示すブロック図

【図２】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の動作の流れを示すフロー図

【符号の説明】

１０１入力装置（ＧＰＳ、車載パルス等）１０２入力装置（ウインカー信号）１０３入力部（入力装置１０１に対応）１０４入力部（入力装置１０２に対応）１０５現在位置算出手段１０６地図データバース１０７現在位置情報テーブル１０８ウインカー位置判断手段１０９経路記録部１１０右左折判断手段１１１出力手段１１２出力装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両のウインカーに連動して車両の右折
または左折情報を入力する入力手段と、地図データを記憶する地図データベースと、前記入力手段からの車両の右折または左折情報と前記地
図データベースからの地図データに基づき、車両の現在
位置情報を算出する現在位置算出手段と、前記入力手段からの車両の右折または左折情報と前記現
在位置算出手段からの車両の現在位置情報とに基づい
て、車両の右折または左折を、車両の現在位置情報と共
に判断するウインカー位置判断手段と、を具備すること
を特徴とするナビゲーション装置。
【請求項２】ウィンカー位置判断手段は、車のウィン
カー作動時点で、地図データベース上で現在の位置を特
定することを特徴とする請求請１記載のナビゲーション
装置。
【請求項３】車両の出発地から目的地までの経路を記
憶する経路記憶手段と、ウィンカー位置判断手段により得られた現在の位置と、
前記経路記憶手段から得た出発地から目的地までの経路
とに基づいて、右折または左折に該当する交差点かどう
かを判定する右左折判断手段と、を備えたことを特徴と
する請求請１記載のナビゲーション装置。
【請求項４】右左折判断手段により、右左折に該当し
ない交差点の場合、画面上またはスピーカー等の表示手
段によって、警告信号を出力する出力手段を備えたこと
を特徴とする請求項３記載のナビゲーション装置。
【請求項５】車両のウインカーに連動して車両の右折
または左折情報及び地図データからマップマッチング等
を行うことによって、自車位置を特定し、自車の出発地
から目的地までの経路と比較して、自車位置の逸脱を判
断し、逸脱している場合に警告を発するようにしたこと
を特徴とするナビゲーション装置における経路逸脱検出
処理方法。
【請求項６】車両のウインカーに連動して車両の右折
または左折情報及び地図データからマップマッチング等
を行うことによって、自車位置を特定し、自車の出発地
から目的地までの経路と比較して、自車位置の逸脱を判
断し、逸脱している場合に警告を発するようにしたこと
を特徴とするプログラムを記録した記録媒体。