JP2001323976A - チェンガイド部材，チェンガイド部材製造方法およびチェンガイド部材製造装置 - Google Patents
チェンガイド部材，チェンガイド部材製造方法およびチェンガイド部材製造装置Info
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- JP2001323976A JP2001323976A JP2000142482A JP2000142482A JP2001323976A JP 2001323976 A JP2001323976 A JP 2001323976A JP 2000142482 A JP2000142482 A JP 2000142482A JP 2000142482 A JP2000142482 A JP 2000142482A JP 2001323976 A JP2001323976 A JP 2001323976A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1635—Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
- B29C45/1639—Removable partitions between adjacent mould cavity portions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェン伝動装置に用いられるチェ
ンテンショナーやチェンガイド等のチェンガイド部材、
その製造方法およびその製造装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 チェン回送面に沿って延長したチ
ェン摺接部分11と、前記チェン回送面に沿って該チェン
摺接部分を補強支持する補強本体12との接合部分の一部
または全部が相互に溶融接合されたことを特徴とするも
のである。
ンテンショナーやチェンガイド等のチェンガイド部材、
その製造方法およびその製造装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 チェン回送面に沿って延長したチ
ェン摺接部分11と、前記チェン回送面に沿って該チェン
摺接部分を補強支持する補強本体12との接合部分の一部
または全部が相互に溶融接合されたことを特徴とするも
のである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、チェン伝動装
置に用いられるチェンテンショナーやチェンガイド等の
チェンガイド部材、その製造方法およびその製造装置に
関するものである。
置に用いられるチェンテンショナーやチェンガイド等の
チェンガイド部材、その製造方法およびその製造装置に
関するものである。
【０００２】
【従来技術】４ストロークサイクル内燃機関の動弁系に
適用されるチェン伝動装置において、チェンの緩みを除
去するためのチェンテンショナーやスプロケットからの
チェンの外れを防止するためのチェンガイドでは、チェ
ンに摺接する部分は、耐磨耗性に富み、摩擦抵抗の低い
ことがある望まれる。
適用されるチェン伝動装置において、チェンの緩みを除
去するためのチェンテンショナーやスプロケットからの
チェンの外れを防止するためのチェンガイドでは、チェ
ンに摺接する部分は、耐磨耗性に富み、摩擦抵抗の低い
ことがある望まれる。
【０００３】しかし、このような材料は、一般に高価で
あり、また、加工性が低く、しかも機械的強度が低いた
め、特許第２８１８７９５号明細書に記載のように、機
械的強度の高い補強本体部分の摺接面側と耐磨耗性の高
い摺動部分とがチェン回送方向に揃って重ね合せられ、
その重ね合せ部分は断面が末広がりに形成されたドブテ
ール結合構造（蟻ほぞ・蟻溝結合構造）でもって一体的
に結合されたチェンガイド部材があった。
あり、また、加工性が低く、しかも機械的強度が低いた
め、特許第２８１８７９５号明細書に記載のように、機
械的強度の高い補強本体部分の摺接面側と耐磨耗性の高
い摺動部分とがチェン回送方向に揃って重ね合せられ、
その重ね合せ部分は断面が末広がりに形成されたドブテ
ール結合構造（蟻ほぞ・蟻溝結合構造）でもって一体的
に結合されたチェンガイド部材があった。
【０００４】
【解決しようとする課題】前述したドブテール結合構造
のチェンガイド部材では、結合強度の面から結合部分の
厚さが必然的に厚くなってしまい、チェンガイド部材全
体が大型化し、コストダウンと軽量化が困難であった。
のチェンガイド部材では、結合強度の面から結合部分の
厚さが必然的に厚くなってしまい、チェンガイド部材全
体が大型化し、コストダウンと軽量化が困難であった。
【０００５】また、チェンガイド部材の大部分を占める
蟻柄（ありほぞ）付支持体を射出成形によって形成し、
その摺接面側にスライドライニング体を射出成形によっ
て支持体に一体的に形成していたため、スライドライニ
ング体を射出成形する際には、この支持体の温度が低下
してしまい、後から射出されたスライドライニング体の
樹脂も温度の低い支持体に接して冷却される結果、支持
体とスライドライニング体とは充分に溶融した状態で一
体的に結合されず、結合部分が弱い不具合があった。
蟻柄（ありほぞ）付支持体を射出成形によって形成し、
その摺接面側にスライドライニング体を射出成形によっ
て支持体に一体的に形成していたため、スライドライニ
ング体を射出成形する際には、この支持体の温度が低下
してしまい、後から射出されたスライドライニング体の
樹脂も温度の低い支持体に接して冷却される結果、支持
体とスライドライニング体とは充分に溶融した状態で一
体的に結合されず、結合部分が弱い不具合があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段および効果】本願発明は、
このような難点を克服したチェンガイド部材およびその
製造方法の改良に係り、請求項１記載の発明は、チェン
回送面に沿って延長したチェン摺接部分と、前記チェン
回送面に沿って該チェン摺接部分を補強支持する補強本
体との接合部分の一部または全部が相互に溶融接合され
たことを特徴とするものである。
このような難点を克服したチェンガイド部材およびその
製造方法の改良に係り、請求項１記載の発明は、チェン
回送面に沿って延長したチェン摺接部分と、前記チェン
回送面に沿って該チェン摺接部分を補強支持する補強本
体との接合部分の一部または全部が相互に溶融接合され
たことを特徴とするものである。
【０００７】請求項１記載の発明は前記したように構成
されているので、前記チェン摺接部分と補強本体とは相
互に強固に結合され、チェンガイド部材の小型軽量化と
コストダウンが可能となる。
されているので、前記チェン摺接部分と補強本体とは相
互に強固に結合され、チェンガイド部材の小型軽量化と
コストダウンが可能となる。
【０００８】また、請求項２記載のように発明を構成す
ることにより、比較的強度が高く、自己潤滑性に富み安
価なチェンガイド部材を得ることができる。
ることにより、比較的強度が高く、自己潤滑性に富み安
価なチェンガイド部材を得ることができる。
【０００９】さらに、請求項３記載のような方法を実行
することにより、チェン摺動部分と補強本体とを成形す
るためのそれぞれの型を不要とするとともに、短時間内
に容易にチェンガイド部材を生産することができる。
することにより、チェン摺動部分と補強本体とを成形す
るためのそれぞれの型を不要とするとともに、短時間内
に容易にチェンガイド部材を生産することができる。
【００１０】さらにまた、請求項４記載のような方法を
実行することにより、補強本体とチェン摺接部分とをよ
り一層強固に結合することができるとともに、軽量化に
も寄与することができる。
実行することにより、補強本体とチェン摺接部分とをよ
り一層強固に結合することができるとともに、軽量化に
も寄与することができる。
【００１１】また、請求項５記載のようにチェンガイド
部材製造装置を構成することにより、請求項３記載のチ
ェンガイド部材製造方法を容易にかつ確実に実行するこ
とができる。
部材製造装置を構成することにより、請求項３記載のチ
ェンガイド部材製造方法を容易にかつ確実に実行するこ
とができる。
【００１２】さらに、請求項６記載のようにチェンガイ
ド部材製造装置を構成することにより、先に射出成形さ
れたチェン摺接部分の内、最も早く射出が完了して冷却
したチェン摺接部分射出開口部から離れた補強本体射出
開口部付近のチェン摺動部分樹脂は、該補強本体射出開
口部から射出される補強本体溶融樹脂によって加熱され
て、温度低下が阻止される。このため、前記射出成形チ
ェン摺接部分の内、最も遅く射出が完了して比較的高温
に保持されているチェン摺接部分は射出開口部付近のチ
ェン摺動部分樹脂と、前記補強本体射出開口部付近のチ
ェン摺動部分樹脂とは略等しく保持され、該チェン摺動
部分樹脂と補強本体樹脂とは、チェンガイド部分の一端
から他端に亘って、略均等で強固な溶融接合状態が得ら
れ、チェンガイド部分の強度・耐久性が著しく向上す
る。
ド部材製造装置を構成することにより、先に射出成形さ
れたチェン摺接部分の内、最も早く射出が完了して冷却
したチェン摺接部分射出開口部から離れた補強本体射出
開口部付近のチェン摺動部分樹脂は、該補強本体射出開
口部から射出される補強本体溶融樹脂によって加熱され
て、温度低下が阻止される。このため、前記射出成形チ
ェン摺接部分の内、最も遅く射出が完了して比較的高温
に保持されているチェン摺接部分は射出開口部付近のチ
ェン摺動部分樹脂と、前記補強本体射出開口部付近のチ
ェン摺動部分樹脂とは略等しく保持され、該チェン摺動
部分樹脂と補強本体樹脂とは、チェンガイド部分の一端
から他端に亘って、略均等で強固な溶融接合状態が得ら
れ、チェンガイド部分の強度・耐久性が著しく向上す
る。
【００１３】以下、図１ないし図５に図示された本出願
発明の一実施形態について説明する。
発明の一実施形態について説明する。
【００１４】図示されない４ストロークサイクル内燃機
関の動弁系において、図１に図示されるように、時計方
向に回転するクランク軸１と一体のドライブスプロケッ
ト２と、カム軸３と一体のドリブンスプロケット４と
に、無端状のチェン５が架渡され、チェン５の緩み側
（図１で左側）に、チェン５の緩みを除去するためのチ
ェンテンショナ６が配設されるとともに、チェン５の緊
張側にチェンガイド７が配設されている。
関の動弁系において、図１に図示されるように、時計方
向に回転するクランク軸１と一体のドライブスプロケッ
ト２と、カム軸３と一体のドリブンスプロケット４と
に、無端状のチェン５が架渡され、チェン５の緩み側
（図１で左側）に、チェン５の緩みを除去するためのチ
ェンテンショナ６が配設されるとともに、チェン５の緊
張側にチェンガイド７が配設されている。
【００１５】また、チェンテンショナ６では、チェンガ
イド部材10の上端10ａが、内燃機関本体に支持された枢
軸８を中心に左右へ揺動可能に枢着され、チェンガイド
部材10の下部８ｂにリフタ９が設けられており、チェン
５が緩んでリフタ９によりチェンガイド部材10が枢軸８
を中心にして反時計方向揺動し、チェン５の緩みが除去
された後、チェン５が緊張した場合に、そのリフタ９の
押付け保持力により、チェンガイド部材10はその位置に
固定されて、チェン５に緩みが発生しないようになって
いる。
イド部材10の上端10ａが、内燃機関本体に支持された枢
軸８を中心に左右へ揺動可能に枢着され、チェンガイド
部材10の下部８ｂにリフタ９が設けられており、チェン
５が緩んでリフタ９によりチェンガイド部材10が枢軸８
を中心にして反時計方向揺動し、チェン５の緩みが除去
された後、チェン５が緊張した場合に、そのリフタ９の
押付け保持力により、チェンガイド部材10はその位置に
固定されて、チェン５に緩みが発生しないようになって
いる。
【００１６】さらに、チェンガイド部材10は、チェン回
送面に沿い弓状に弯曲して形成されたナイロン４６製の
チェン摺接部分11と、このチェン摺接部分11に後述する
ように溶融接合された補強本体12とで構成され、該補強
本体12は約４０％（３０％〜５０％の範囲内で可）の比
率でグラスファイバーが混入されて、強化されている。
送面に沿い弓状に弯曲して形成されたナイロン４６製の
チェン摺接部分11と、このチェン摺接部分11に後述する
ように溶融接合された補強本体12とで構成され、該補強
本体12は約４０％（３０％〜５０％の範囲内で可）の比
率でグラスファイバーが混入されて、強化されている。
【００１７】このチェンガイド部材10を製造するチェン
ガイド部材製造装置13は、図３ないし図５に図示される
３分割方式の金型14，15，16と、これらの金型14，15，
16のキャビティ17内に出没して該キャビティ17を仕切る
仕切部材18と、該仕切部材18をチェンガイド部材10の一
側からキャビティ17内に出没駆動する仕切部材駆動エア
シリンダ19と、図２に図示される位置で金型14に設けら
れたチェン摺接部分射出通路20からナイロン４６23を射
出する図示されないチェン摺接部分射出装置と、図２に
図示される位置で金型15に設けられた補強本体射出通路
21からグラスファイバー４０％混合のナイロン４６ＧＦ
24を射出する図示されない補強本体射出装置とを備え、
金型16には、図２に図示される位置で加圧ガスを圧入す
る加圧ガス圧入通路22が形成されている。
ガイド部材製造装置13は、図３ないし図５に図示される
３分割方式の金型14，15，16と、これらの金型14，15，
16のキャビティ17内に出没して該キャビティ17を仕切る
仕切部材18と、該仕切部材18をチェンガイド部材10の一
側からキャビティ17内に出没駆動する仕切部材駆動エア
シリンダ19と、図２に図示される位置で金型14に設けら
れたチェン摺接部分射出通路20からナイロン４６23を射
出する図示されないチェン摺接部分射出装置と、図２に
図示される位置で金型15に設けられた補強本体射出通路
21からグラスファイバー４０％混合のナイロン４６ＧＦ
24を射出する図示されない補強本体射出装置とを備え、
金型16には、図２に図示される位置で加圧ガスを圧入す
る加圧ガス圧入通路22が形成されている。
【００１８】その外に、前記仕切部材駆動エアシリンダ
19の動作や、チェン摺動部分射出装置の射出動作や、補
強本体射出装置の射出動作を制御する射出制御装置や、
金型14，15，16の温度を制御する金型温度制御装置が設
けられている。
19の動作や、チェン摺動部分射出装置の射出動作や、補
強本体射出装置の射出動作を制御する射出制御装置や、
金型14，15，16の温度を制御する金型温度制御装置が設
けられている。
【００１９】チェンガイド部材製造装置13が前記したよ
うに構成されているので、金型14，15，16の型温度を約
１３０℃に保持させた状態で、仕切部材駆動エアシリン
ダ19により仕切部材18をキャビティ17内に突出させた
後、キャビティ17を仕切部材18で仕切った空間内に、チ
ェン摺接部分射出装置からチェン摺接部分射出通路20を
介し約３秒かけて約３００℃に加熱溶融したナイロン４
６23を射出し、射出終了約１秒後に、仕切部材駆動エア
シリンダ19でもって仕切部材18をキャビティ17から引出
し、直ちに４０％グラスファイバーが混入された約３０
０℃のナイロン４６ＧＦ24を補強本体射出装置から補強
本体射出通路21を介し約４秒かけてキャビティ17内に射
出するとともに、高圧に加圧されたガスを加圧ガス圧入
通路22からキャビティ17内のナイロン４６ＧＦ24に圧入
し（約１５秒）、約３０秒かけて冷却した後、金型14，
15，16からチェンガイド部材10を取出し、１０秒後に、
再び次のチェンガイド部材10の製造に取りかかることが
できる。
うに構成されているので、金型14，15，16の型温度を約
１３０℃に保持させた状態で、仕切部材駆動エアシリン
ダ19により仕切部材18をキャビティ17内に突出させた
後、キャビティ17を仕切部材18で仕切った空間内に、チ
ェン摺接部分射出装置からチェン摺接部分射出通路20を
介し約３秒かけて約３００℃に加熱溶融したナイロン４
６23を射出し、射出終了約１秒後に、仕切部材駆動エア
シリンダ19でもって仕切部材18をキャビティ17から引出
し、直ちに４０％グラスファイバーが混入された約３０
０℃のナイロン４６ＧＦ24を補強本体射出装置から補強
本体射出通路21を介し約４秒かけてキャビティ17内に射
出するとともに、高圧に加圧されたガスを加圧ガス圧入
通路22からキャビティ17内のナイロン４６ＧＦ24に圧入
し（約１５秒）、約３０秒かけて冷却した後、金型14，
15，16からチェンガイド部材10を取出し、１０秒後に、
再び次のチェンガイド部材10の製造に取りかかることが
できる。
【００２０】このように、チェン摺接部分11のナイロン
４６23が充分に冷却凝固しない内に、チェン摺接部分11
よりも体積の大きいナイロン４６ＧＦ24を射出し、チェ
ン摺接部分11と補強本体12とを相互に溶融接合したた
め、チェン摺接部分11と補強本体12とを一体的に強固に
接合できるとともに、その接合部分の厚みを薄くできる
ため、チェンガイド部材10をコンパクトに形成すること
ができる。
４６23が充分に冷却凝固しない内に、チェン摺接部分11
よりも体積の大きいナイロン４６ＧＦ24を射出し、チェ
ン摺接部分11と補強本体12とを相互に溶融接合したた
め、チェン摺接部分11と補強本体12とを一体的に強固に
接合できるとともに、その接合部分の厚みを薄くできる
ため、チェンガイド部材10をコンパクトに形成すること
ができる。
【００２１】また、ナイロン４６ＧＦ24を射出した後
に、射出されたナイロン４６ＧＦ24内に高圧ガスを圧入
し、補強本体12に中空部25を形成し、この中空部25内の
高圧ガスの圧力によりチェン摺接部分11に隣接した補強
本体12の接合部分をチェン摺接部分11に強く押付けるよ
うにしたため、チェン摺接部分11と補強本体12との溶融
接合をより一層緻密にかつ確実に遂行することができ
る。
に、射出されたナイロン４６ＧＦ24内に高圧ガスを圧入
し、補強本体12に中空部25を形成し、この中空部25内の
高圧ガスの圧力によりチェン摺接部分11に隣接した補強
本体12の接合部分をチェン摺接部分11に強く押付けるよ
うにしたため、チェン摺接部分11と補強本体12との溶融
接合をより一層緻密にかつ確実に遂行することができ
る。
【００２２】さらに、チェン摺接部分射出通路20と補強
本体射出通路21とはチェンガイド部材10の両端に位置
し、チェン摺接部分射出通路20から先に射出されて加圧
ガス圧入通路22の近くに達した比較的低温のナイロン４
６23は、補強本体射出通路21から射出されたナイロン４
６ＧＦ24により加熱され、また補強本体射出通路21から
先に射出されてチェン摺接部分射出通路20の近くに達し
たナイロン４６ＧＦ24はそれ程低温に冷却されていない
ナイロン４６23と接触されるため、チェンガイド部材10
の全長手方向に渡って略均一な温度状態でもって、ナイ
ロン４６23とナイロン４６ＧＦ24とが接触され、チェン
ガイド部材10のチェン摺接部分11と補強本体12とは全長
に亘り均一に一体接合される。
本体射出通路21とはチェンガイド部材10の両端に位置
し、チェン摺接部分射出通路20から先に射出されて加圧
ガス圧入通路22の近くに達した比較的低温のナイロン４
６23は、補強本体射出通路21から射出されたナイロン４
６ＧＦ24により加熱され、また補強本体射出通路21から
先に射出されてチェン摺接部分射出通路20の近くに達し
たナイロン４６ＧＦ24はそれ程低温に冷却されていない
ナイロン４６23と接触されるため、チェンガイド部材10
の全長手方向に渡って略均一な温度状態でもって、ナイ
ロン４６23とナイロン４６ＧＦ24とが接触され、チェン
ガイド部材10のチェン摺接部分11と補強本体12とは全長
に亘り均一に一体接合される。
【００２３】さらにまた、体積の小さな補強本体12が先
に射出成形された後、体積の大きなチェンガイド部材製
造装置13が射出成形されるため、体積の大きなチェンガ
イド部材製造装置13でもって補強本体12とチェンガイド
部材製造装置13との接合部分が充分に高温に保持され、
その充分な溶融接合が可能となる。
に射出成形された後、体積の大きなチェンガイド部材製
造装置13が射出成形されるため、体積の大きなチェンガ
イド部材製造装置13でもって補強本体12とチェンガイド
部材製造装置13との接合部分が充分に高温に保持され、
その充分な溶融接合が可能となる。
【００２４】なお、チェン摺接部分11，補強本体12より
なるチェンガイド部材10と同様にチェンガイド７にも本
発明を適用できる。
なるチェンガイド部材10と同様にチェンガイド７にも本
発明を適用できる。
【００２５】前記実施形態では、チェン摺接部分11と補
強本体12とに、共に同一の組成のナイロン46が用いら
れ、補強本体にはグラスファイバーでもって補強・補剛
されているが、チェン摺動部分11には、機械強度・剛性
が低いが自己潤滑性に富んで摩擦の少ない熱可塑性樹脂
を用い、補強本体12には、機械的強度・剛性の高い他の
熱可塑製樹脂を用いてもよい。
強本体12とに、共に同一の組成のナイロン46が用いら
れ、補強本体にはグラスファイバーでもって補強・補剛
されているが、チェン摺動部分11には、機械強度・剛性
が低いが自己潤滑性に富んで摩擦の少ない熱可塑性樹脂
を用い、補強本体12には、機械的強度・剛性の高い他の
熱可塑製樹脂を用いてもよい。
【図１】本出願発明のチェンガイド部材を備えたチェー
ン動力伝達機構の概略図である。
ン動力伝達機構の概略図である。
【図２】チェンガイド部材の側面図である。
【図３】チェンガイド部材を製造するチェンガイド部材
製造装置の断面図で、製造初期段階を示している。
製造装置の断面図で、製造初期段階を示している。
【図４】チェンガイド部材製造装置の断面図で、製造中
期段階を示している。
期段階を示している。
【図５】チェンガイド部材製造装置の断面図で、製造終
期段階を示している。
期段階を示している。
１…クランク軸、２…ドライブスプロケット、３…カム
軸、４…ドリブンスプロケット、５…チェン、６…チェ
ンテンショナ、７…チェンガイド、８…枢軸、９…リフ
タ、10…チェンガイド部材、11…チェン摺接部分、12…
補強本体、13…チェンガイド部材製造装置、14，15，16
…金型、17…キャビティ、18…仕切部材、19…仕切部材
駆動エアシリンダ、20…チェン摺接部分射出通路、21…
補強本体射出通路、22…加圧ガス圧入通路、23…ナイロ
ン４６、24…ナイロン４６ＧＦ、25…中空部。
軸、４…ドリブンスプロケット、５…チェン、６…チェ
ンテンショナ、７…チェンガイド、８…枢軸、９…リフ
タ、10…チェンガイド部材、11…チェン摺接部分、12…
補強本体、13…チェンガイド部材製造装置、14，15，16
…金型、17…キャビティ、18…仕切部材、19…仕切部材
駆動エアシリンダ、20…チェン摺接部分射出通路、21…
補強本体射出通路、22…加圧ガス圧入通路、23…ナイロ
ン４６、24…ナイロン４６ＧＦ、25…中空部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白川 敦士 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松本 憲明 兵庫県神戸市兵庫区明和通３丁目２番15号 バンドー化学株式会社内 Ｆターム(参考） 3J049 AA08 BB02 BB23 BE05 BE09 CA02 4F202 AA29 AB11 CA11 CB01 CB21 CK23 CK52 4F206 AA29 AB11 JA05 JB21 JN12 JN27 JQ81
Claims (6)
- 【請求項１】チェン回送面に沿って延長したチェン摺接
部分と、前記チェン回送面に沿って該チェン摺接部分を
補強支持する補強本体との接合部分の一部または全部が
相互に溶融接合されたことを特徴とするチェンガイド部
材。 - 【請求項２】前記チェンガイド部材は熱可塑性樹脂製で
あることを特徴とする請求項１記載のチェンガイド部
材。 - 【請求項３】チェンガイド部材を形成する金型のキャビ
ティ内を仕切部材で仕切って構成されたチェン摺接部分
構成空間内にチェン摺接部分溶融樹脂を射出注入した
後、前記仕切部材を除去してから、前記金型のキャビテ
ィ内の残存空間内に補強本体溶融樹脂を射出注入してチ
ェンガイドを製造することを特徴とするチェンガイド部
材製造方法。 - 【請求項４】前記補強本体溶融樹脂を射出注入する際
に、前記型内に射出注入された補強部分溶融樹脂内に気
体を注入して空洞部を形成し、該空洞部内の気体圧力に
より前記補強本体をチェン摺動部分に押圧することを特
徴とする請求項３記載のチェンガイド部材製造方法。 - 【請求項５】チェンガイド部材を形成する金型と、該金
型のキャビティ内に出没して該キャビティを仕切り、チ
ェン摺接部分空間を構成しうる仕切部材と、該仕切部材
を前記金型のキャビティ内に出没駆動する仕切部材駆動
手段と、前記チェン摺接部分空間内にチェン摺接部分溶
融樹脂を射出するチェン摺接部分溶融樹脂射出手段と、
前記金型のキャビティ内でチェン摺接部分空間以外の補
強本体空間内に補強本体溶融樹脂を射出する補強部分溶
融樹脂射出手段とを備えたことを特徴とするチェンガイ
ド部材製造装置。 - 【請求項６】前記チェン摺接部分溶融樹脂の射出開口部
は前記チェンガイドの一端に開口されるとともに、前記
補強本体溶融樹脂の射出開口部は前記チェンガイドの他
端に開口したことを特徴とする請求項５記載のチェンガ
イド部材製造装置。
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