JP3135743U - 成形装置及び成形物 - Google Patents

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英記 福地
透 沢入
藤田 秀樹
眞 望月
原 章
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Abstract

【課題】先の成形物を後の成形型に移送しないで多色成形物を成形することができる構造が簡単で組立が容易な成形装置を提供する。
【解決手段】成形装置1は、第1の金型10と第2の金型60が接合することによって成形型80が形成される。成形型80には、軸状の二次成形物Pを成形する二次成形凹部91と、二次成形物Pの周囲に一次成形物Rを成形する一次成形凹部94と、二次成形凹部91内に挿脱可能に設けられた成形ピン103とが設けられている。前記成形型80には、前記成形ピン103を二次成形凹部91の挿入方向に付勢する弾性部材120が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、一次成形によって成形された一次成形物を、二次成形によって成形された二次成形物に可動可能に取り付けた成形物を成形する成形装置並びに成形装置によって成形される成形物に関する。
従来の成形装置は、移動金型と固定金型とからなり、射出成形装置の移動側に移動金型が取り付けられ、射出成形装置の固定側に固定金型が取り付けられるようになっていた。そして、射出成形装置を駆動して移動金型が固定金型に接合されると、移動金型と固定金型との間に一次成形型と二次成形型が形成された。一次成形型内に第1の成形樹脂素材を流し込む第1の成形工程により一次成形物が形成された。この一次成形物は、これと一体のランナーが移送手段により保持され、二次成形型内に移送される。二次成形型内に、第1の成形樹脂素材の融点より低い融点の第2の成形樹脂素材を流し込む第2の成形工程によって、一次成形物を第2の成形樹脂素材で包み込んだ二次成形物(多色成形物)が成形された。また、従来の成形装置の移送手段は、一次成形物のランナーを保持する回転台と、回転台を回転させる回転軸と、回転軸を駆動する油圧装置等の動力装置と、回転台を押し出す押圧軸と、押圧軸を取り付ける摺動台と、摺動台を摺動させる油圧装置とからなっていた(例えば、特許文献1)。
特開平8−118410号公報
従来の成形装置は、上記したように、一次成形物を一次成形型で成形し、当該一次成形物を移送手段により二次成形型に移送し、二次成形型において一次成形物をインサート成形するので、一次成形物を二次成形物内に挿設することができるが、二次成形物を一次成形物内に挿設することはできないという問題点があった。また、従来の成形装置は、上記した移送手段が移動金型に組み込まれているので、部品点数が多く高価であり、構造が複雑で組立が面倒であり、大型化及び重量化により搬送・保管が不便であり、射出成形装置へ取り付けが極めて難しいという問題点があった。また、従来の成形装置は、一次成形物を二次成形型に移送するので、移送に要する時間分、成形サイクルが長くなるという問題点があった。
本願考案は、上記問題点に鑑み案出したものであって、高価化、複雑化、大型化、重量化を招くことなく、先に成形した成形物内に、後から成形した成形物を挿設することができ、しかも、先の成形物を後の成形型に移送しないで多色成形物を成形することができるので、構造が複雑で組立が面倒な移送手段が不要な成形装置を提供することを第1の目的とする。また、前記成形装置に適した成形物を提供することを第2の目的とする。
本願請求項1に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、第1の金型と第2の金型とからなり、前記第1の金型と前記第2の金型が接合することによって成形型が形成される成形装置であって、前記成形型には、軸状の二次成形物を成形する二次成形凹部と、二次成形物の周囲に一次成形物を成形する一次成形凹部と、二次成形凹部内に挿脱可能
に設けられた成形ピンと、が設けられている。
本願請求項2に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、前記成形型には、前記成形ピンを二次成形凹部の挿入方向に付勢する弾性部材が設けられている。
本願請求項3に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、前記成形型には、前記成形ピンを二次成形凹部内に挿脱させるアクチュエータが設けられている。
本願請求項4に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、前記成形型には、前記一次成形凹部に一次成形樹脂素材を流し込む一次ランナー溝と、前記二次成形凹部に二次成形樹脂素材を流し込む二次ランナー溝とが設けられている。
本願請求項5に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、前記成形型には、前記一次成形凹部に一次成形樹脂素材を流し込む一次ランナー溝と、前記二次成形凹部に、前記成形ピンを弾性部材の弾性に抗して二次成形凹部から押し出しながら二次成形樹脂素材を流し込む二次ランナー溝とが設けられている。
本願請求項6に係る成形装置は、上記第1の目的を達成するため、前記二次成形凹部の両側には、軸状の二次成形物の両側に鍔部を成形する鍔成形凹部が形成されている。
本願請求項7に係る成形物は、上記第2の目的を達成するため、軸状の二次成形物と、二次成形物の周囲に可動可能に取り付けられた一次成形物とからなり、一次成形物は、第1の成形樹脂素材によって成形され、内部に空洞が形成されており、二次成形物は、第1の成形樹脂素材よりも融点の低い第2の成形樹脂素材によって軸状に成形され、一次成形物の空洞に挿通されている。
本願請求項8に係る成形物は、上記第2の目的を達成するため、二次成形物の両側には、二次成形物から一次成形物が外れるのを阻止する鍔部が成形されている。
本願考案に係る成形装置は、成形型に、軸状の二次成形物を成形する二次成形凹部と、二次成形物の周囲に一次成形物を成形する一次成形凹部と、二次成形凹部内に挿脱可能に設けられた成形ピンとが設けられている。本願考案に係る成形装置は、二次成形凹部内に成形ピンが挿入された状態で一次成形凹部内に第1の成形樹脂素材を射出して流し込むと
、成形ピンの周りに一次成形物が成形される。次に二次成形凹部内に第2の成形樹脂素材を射出して流し込むと、第2の成形樹脂素材の流入圧力により成形ピンが二次成形凹部から押し出され、成形ピンが押し出されることによって形成される一次成形物の空洞に第2の成形樹脂素材が流入して軸状の二次成形物が成形されるという効果がある。
このように、本願考案に係る成形装置は、先に成形した成形物内に、後から成形した成形物を挿設した多色成形物を成形することができるという効果がある。また、本願考案に係る成形装置は、一つの成形型で多色成形物を成形することができるので、構造が複雑で組立が面倒な移送手段が不要で、部品点数が少なくなって安価であり、構造が簡単で組立が容易であり、小型化及び軽量化により搬送・保管が便利であり、射出成形装置へ取り付けを簡単に行うことが出来るという効果がある。また、本願考案に係る成形装置は、一次成形物を二次成形型に移送する時間がない分、成形サイクルを短くすることができるという効果がある。
本願考案に係る成形装置は、前記成形ピンを二次成形凹部の挿入方向に付勢する弾性部材が設けられている。本願考案に係る成形装置は、二次成形凹部内に成形ピンが挿入された状態で一次成形凹部内に第1の成形樹脂素材を射出して流し込むと、成形ピンの周りに一次成形物が成形される。次に二次成形凹部内に第2の成形樹脂素材を射出して流し込むと、第2の成形樹脂素材の流入圧力により成形ピンが弾性部材の弾性に抗して二次成形凹部から押し出され、成形ピンが押し出されることによって形成される一次成形物の空洞に第2の成形樹脂素材が流入して軸状の二次成形物が成形されるという効果がある。
本願考案に係る成形装置は、前記成形ピンを二次成形凹部内に挿脱させるアクチュエータが設けられている。本願考案に係る成形装置は、二次成形凹部内に成形ピンが挿入された状態で一次成形凹部内に第1の成形樹脂素材を射出して流し込むと、成形ピンの周りに一次成形物が成形される。次にアクチュエータを作動させて、成形ピンを二次成形凹部内から引き抜くと、一次成形物に空洞が形成され、二次成形凹部内に第2の成形樹脂素材を射出して流し込むと、一次成形物の空洞に第2の成形樹脂素材が流入して軸状の二次成形物が成形されるという効果がある。
本願考案に係る成形装置は、前記二次成形凹部の両側に、軸状の二次成形物の両側に鍔部を成形する鍔成形凹部が形成されているので、先に成形した成形物を後から成形した成形物に対して可動可能且つ脱離不能に取り付けた多色成形物を成形することができるという効果がある。
本願考案に係る成形物は、先に第1の成形樹脂素材によって成形された一次成形物の空洞内に、後から第1の成形樹脂素材よりも融点の低い第2の成形樹脂素材によって成形された軸状の二次成形物が挿通され、二次成形物の周囲に一次成形物が可動可能に取り付けられ、安価且つ短時間で成形することができるという効果がある。
本願考案に係る成形物は、さらに、軸状の二次成形物の両側に鍔部が成形されているので、一次成形物が外れるのを阻止することができるという効果がある。
本願考案に係る成形装置の実施の形態を図1乃至図7に基づいて説明する。図1及び図2は、本願考案に係る成形装置の基本的な動作を説明する説明図である。図3は、本願考案に係る成形装置の全体側面図である。図4は、本願考案に係る成形装置の上面図である。図5は、本願考案に係る成形装置の要部側面図である。図6は、本願考案に係る成形装置の他の実施の形態を示す上面図である。図7は、本願考案に係る成形物の実施の形態を示す平面図である。
図1、2を参照して本願考案に係る成形装置の原理について説明する。成形装置1は、第1の金型10と第2の金型60とからなり、前記第1の金型10と前記第2の金型60が接合することによって成形型80,83が形成される。前記成形型80,83には、軸状の二次成形物Pを成形する二次成形凹部91,95と、二次成形物Pの周囲に一次成形物Rを成形する一次成形凹部94,98と、二次成形凹部91,95内に挿脱可能に設けられた成形ピン103,133とが設けられている。
前記成形型80,83には、前記成形ピン103,133を二次成形凹部91,95の挿入方向に付勢する弾性部材120が設けられている。又は、前記成形型80,83には、弾性部材120に代えて、前記成形ピン103,133を二次成形凹部91,95内に挿脱させるアクチュエータ150が設けられていても構わない。
前記成形型80,83には、前記一次成形凹部94,98に一次成形樹脂素材Aを流し込む一次ランナー溝37,41,68,72と、前記二次成形凹部91,95に二次成形樹脂素材Bを流し込む二次ランナー溝38,42,69,73とが設けられている。
前記成形型80,83には、前記一次成形凹部94,98に一次成形樹脂素材Aを流し込む一次ランナー溝37,41,68,72と、前記二次成形凹部91,95に、前記成形ピン103,133を弾性部材120の弾性に抗して二次成形凹部91,95から押し出しながら二次成形樹脂素材Bを流し込む二次ランナー溝38,42,69,73とが設けられている。前記二次成形凹部91,95の両側には、軸状の二次成形物Pの両側に鍔部Qを成形する鍔成形凹部92,93,96,97が形成されている。
成形物Sの成形方法は、成形ピン103,133が弾性部材120により挿入方向に付勢され内部に挿入された状態で、成形空間94,98に第1の成形樹脂素材Aを射出して成形ピン103,133の周囲に一次成形物Rを成形する第1の成形工程と、第1の成形樹脂素材Aの融点より低い融点の第2の成形樹脂素材Bを成形空間94,98に射出し、第2の成形樹脂素材Bの流入圧力により成形ピン103,133を押し出しながら、成形ピン103,133が押し出されることによって形成される一次成形物Rの空洞R1に、二次成形物Pを成形し、二次成形物Pの周囲に一次成形物Rを可動可能にした成形物Sを成形する第2の成形工程とからなる。
成形物Sの成形方法は、成形ピン103,133がアクチュエータ150により内部に挿入された成形空間94,98に第1の成形樹脂素材Aを射出して成形ピン103,133の周囲に一次成形物Rを成形する第1の成形工程と、アクチュエータ150により成形ピン103,133を一次成形物Rから引き抜き、一次成形物Rに空洞R1を形成する第2の成形工程と、一次成形物Rの空洞R1に、第1の成形樹脂素材Aの融点より低い融点の第2の成形樹脂素材Bを射出して二次成形物Pを成形し、二次成形物Pの周囲に一次成形物Rを可動可能にした成形物Sを成形する第3の成形工程とからなる。
成形物Sは、図7に示すように、軸状の二次成形物Pと、二次成形物Pの周囲に可動可能に取り付けられた一次成形物Rとからなる。一次成形物Rは、第1の成形樹脂素材Aに
よって成形され、内部に空洞R1が形成されている。二次成形物Pは、第1の成形樹脂素材Aよりも融点の低い第2の成形樹脂素材Bによって軸状に成形され、一次成形物Rの空洞R1に挿通されている。二次成形物Pの両側には、二次成形物Pから一次成形物Rが外れるのを阻止する鍔部Qが成形されている。
さらに成形装置について詳細に説明する。図3に示すように、成形装置1は、射出成形装置の移動側に取付けられる移動金型(第1の金型)10と、射出成形装置の固定側に取り付けられる固定金型(第2の金型)60とからなっている。
移動金型(第1の金型)10は、前方に配置された成形型台11と、後方に配置された基台12と、成形型台11と基台12間に設けられたブロック体13とからなっている。移動金型(第1の金型)10は、ブロック体13が成形型台11と基台12の間の上部と下部に配置され、成形型台11と基台12の間に空室15が形成されている。空室15内には、摺動台16、17が前後方向に摺動可能に配置されている。
前方の摺動台16には、第1の射出側ランナーM1及び第2の射出側ランナーN1を前方に突き出す突き出しピン19が設けられ、後方の摺動台17には、第1の先ランナーM2、第2の先ランナーM3、第1の後ランナーN2、第2の後ランナーN3を前方に突き出す突き出しピン20が設けられている。突き出しピン19及び突き出しピン20は、初期状態において、先端が成形型台11から突出しないようになっている。この摺動台16、17は、空室15内に設けられた図示しない油圧シリンダの駆動軸の先端に取り付けられ、駆動軸によって前後方向に移動させられるようになっている。
図4,5に示すように、移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)、即ち成形型台11の表面(接合面)25には、第1の位置決め凹部26と第2の位置決め凹部27が形成されている。第1の位置決め凹部26内には、第1の移動側駒体31と第1の軸受け駒体101がネジ等により固定して取り付けられている。第2の位置決め凹部27内には、第2の移動側駒体32と第2の軸受け駒体131がネジ等により固定して取り付けられている。
第1の移動側駒体31及び第2の移動側駒体32は、表面31a、32aが成形型台11の表面(接合面)25と略同一平面となるように、移動金型(第1の金型)10に取り付けられている。第1の移動側駒体31の表面31aには、第1の成形凹部81を構成する第1の移動側成形凹部36と第1の先ランナー溝37及び第1の後ランナー溝38が形成されている。
第2の移動側駒体32の表面32aには、第2の成形凹部85を構成する第2の移動側成形凹部39と第2の先ランナー溝41及び第2の後ランナー溝42が形成されている。移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)、即ち成形型台11の表面(接合面)25には、第1、2の先ランナー溝37,41と連通し、第1の移動側成形凹部36及び第2の移動側成形凹部39内に第1の成形樹脂素材Aを流し込む第1の射出側ランナー溝43が形成されている。
また、移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)、即ち成形型台11の表面(接合面)25には、第1、2の後ランナー溝38,42と連通し、第1の移動側成形凹部36及び第2の移動側成形凹部39内に第2の成形樹脂素材Bを流し込む第2の射出側ランナー溝45が形成されている。第1の後ランナー溝38,第2の後ランナー溝42の所定箇所には、突き出しピン19用の透孔が形成されている。第1の先ランナー溝37,第2の先ランナー溝41の所定箇所には、突き出しピン20用の透孔が形成されている。
図4,5に示すように、固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61には、第1の位置決め凹部62と第2の位置決め凹部63が形成されている。第1の位置決め凹部62内には、第1の固定側駒体65がネジ等により固定して取り付けられ、前記第1の軸受け駒体101を嵌合するようになっている。第2の位置決め凹部63内には、第2の固定側駒体66がネジ等により固定して取り付けられ、前記第2の軸受け駒体131を嵌合するようになっている。
第1の固定側駒体65及び第2の固定側駒体66は、表面65a,66aが固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61と略同一平面となるように、固定金型(第2の金型)60に取り付けられている。第1の固定側駒体65の表面65aには、第1の成形凹部81を構成する第1の固定側成形凹部67と第1の先ランナー溝68及び第1の後ランナー溝69が形成されている。
第2の固定側駒体66の表面66aには、第2の成形凹部85を構成する第2の固定側成形凹部71と第2の先ランナー溝72及び第2の後ランナー溝73が形成されている。固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61には、第1、2の先ランナー溝68,72と連通し、第1の固定側成形凹部67及び第2の固定側成形凹部71内に第1の成形樹脂素材Aを流し込む第1の射出側ランナー溝75が形成されている。
また、固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61には、第1、2の後ランナー溝69,73と連通し、第1の固定側成形凹部67及び第2の固定側成形凹部71内に第2の成形樹脂素材Bを流し込む第2の射出側ランナー溝76が形成されている。移動金型(第1の金型)10の表面25が固定金型(第2の金型)60の表面61に接合すると、第1の移動側駒体31の表面31aが第1の固定側駒体65の表面65aと接合し、第2の移動側駒体32の表面32aが第2の固定側駒体66の表面66aと接合する。
第1の移動側駒体31と第1の固定側駒体65が接合すると第1の成形型80が形成される。第1の成形型80は、第1の移動側成形凹部36と第1の固定側成形凹部67が接合することによって形成される第1の成形凹部81を有する。第2の移動側駒体32と第2の固定側駒体66が接合すると第2の成形型83が形成される。第2の成形型83は、第2の移動側成形凹部39と第2の固定側成形凹部71が接合することによって形成される第2の成形凹部85を有する。
また移動金型10側の第1の先ランナー溝37と固定金型60側の第1の先ランナー溝68が接合することによって第1の先ランナー路86が形成される。また移動金型10側の第1の後ランナー溝38と固定金型60側の第1の後ランナー溝69が接合することによって第1の後ランナー路87が形成される。また移動金型10側の第2の先ランナー溝41と固定金型60側の第2の先ランナー溝72が接合することによって第2の先ランナー路88が形成される。
また移動金型10側の第2の後ランナー溝42と固定金型60側の第2の後ランナー溝73が接合することによって第2の後ランナー路89が形成される。移動金型10側の第1の射出側ランナー溝43と固定金型60側の第1の射出側ランナー溝75が接合することによって第1の射出側ランナー路51が形成される。移動金型10側の第2の射出側ランナー溝45と固定金型60側の第2の射出側ランナー溝76が接合することによって第2の射出側ランナー路52が形成される。
前記第1の成形凹部81は、第1の成形型80内に複数並設され、図1,2に示すように、軸状の成形物Pを成形する軸成形凹部91と、軸状の成形物Pの両端側に鍔部Qを成形する鍔成形凹部92,93と、軸状の成形物Pの周りに環状の成形物Rを成形する環状
成形凹部94とからなる。軸成形凹部91は、円軸状に細長く形成され、長手方向の一端が第1の後ランナー路87と連通している。また、軸成形凹部91は、長手方向の他端に開口91aが形成され、当該開口91aから成形ピン103・・が出没するようになっている。環状成形凹部94は、第1の先ランナー路86と連通している。
前記第2の成形凹部85は、第1の成形凹部81と同様に、第2の成形型83内に複数並設され、軸状の成形物Pを成形する軸成形凹部95と、軸状の成形物Pの両端側に鍔部Qを成形する鍔成形凹部96,97と、軸状の成形物Pの周りに環状の成形物Rを成形する環状成形凹部98とからなる。軸成形凹部95は、円軸状に細長く形成され、長手方向の一端が第2の後ランナー路89と連通している。また、軸成形凹部95は、長手方向の他端に開口95aが形成され、当該開口95aから成形ピン133・・が出没するようになっている。環状成形凹部98は、第2の先ランナー路88と連通している。
第1の軸受け駒体101は、前記第1の成形型80の複数の軸成形凹部91内にそれぞれ出没する長さの異なる複数の成形ピン103・・が長手方向に摺動可能に設けられている。成形ピン103・・は、円軸状に形成され、略中間部にフランジ104が形成されている。第1の軸受け駒体101は、前部ブロック片111と、中間部ブロック片112と、後部ブロック片113とで構成されている。
前部ブロック片111と後部ブロック片113には、成形ピン103・・を案内する複数の案内孔115,116が平行に形成され、中間部ブロック片112には、フランジ104を収容する複数の収容孔117・・が形成されている。従って、成形ピン103・・は、フランジ104が前部ブロック片111に当接するまで、第1の軸受け駒体101から突出し、フランジ104が後部ブロック片113に当接するまで、第1の軸受け駒体101内に没入する。
成形ピン103・・は、先端105が軸成形凹部91の開口91aから鍔成形凹部92まで突出し、次に先端105が鍔成形凹部93から外れて開口91a内に没入するまで移動する。成形ピン103・・は、初期状態において、スプリング等の弾性部材120によって付勢され、フランジ104が前部ブロック片111に当接し、先端105が軸成形凹部91の鍔成形凹部92内まで突出している。弾性部材120は、後部ブロック片113に形成された収容穴121に一方側が収容され、他端が成形ピン103のフランジ104に当接し、成形ピン103を付勢している。
第2の軸受け駒体131は、前記第2の成形型83の複数の軸成形凹部95内にそれぞれ出没する長さの異なる複数の成形ピン133・・が長手方向に摺動可能に設けられている。成形ピン133・・は、円軸状に形成され、略中間部にフランジ134が形成されている。第2の軸受け駒体131は、前部ブロック片141と、中間部ブロック片142と、後部ブロック片143とで構成されている。
前部ブロック片141と後部ブロック片143には、成形ピン133・・を案内する複数の案内孔145,146が平行に形成され、中間部ブロック片142には、フランジ134を収容する複数の収容孔147・・が形成されている。従って、成形ピン133・・は、フランジ134が前部ブロック片141に当接するまで、第2の軸受け駒体131から突出し、フランジ134が後部ブロック片143に当接するまで、第2の軸受け駒体131内に没入する。
成形ピン133・・は、先端135が軸成形凹部95の開口95aから鍔成形凹部96まで突出し、次に先端135が鍔成形凹部97から外れて開口91a内に没入するまで移動する。成形ピン133・・は、初期状態において、スプリング等の弾性部材120によ
って付勢され、フランジ134が前部ブロック片141に当接し、先端135が軸成形凹部95の鍔成形凹部96内まで突出している。弾性部材120は、後部ブロック片143に形成された収容穴148に一方側が収容され、他端が成形ピン133のフランジ134に当接し、成形ピン133を付勢している。
成形装置1は、上記構成を有し、射出成形装置の移動側に移動金型(第1の金型)10を固定して取り付け、固定側に固定金型(第2の金型)60を固定して取り付けると、移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)25と固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61が略垂直となる。
射出成形装置を駆動し、移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)25を固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61に接合する。第1の移動側駒体31と第1の固定側駒体65が接合して第1の成形型80が形成され、第2の移動側駒体32と第2の固定側駒体66が接合して第2の成形型83が形成される。第1の成形型80内には、第1の移動側成形凹部36と第1の固定側成形凹部67が重なって第1の成形凹部81が形成される。また、第2の成形型83内には、第2の移動側成形凹部39と第2の固定側成形凹部71が重なって第2の成形凹部85が形成される。
さらに、移動金型10側の第1の先ランナー溝37と固定金型60側の第1の先ランナー溝68が重なって第1の先ランナー路86が形成され、移動金型10側の第1の後ランナー溝38と固定金型60側の第1の後ランナー溝69が重なって第1の後ランナー路87が形成される。また移動金型10側の第2の先ランナー溝41と固定金型60側の第2の先ランナー溝72が重なって第2の先ランナー路88が形成され、移動金型10側の第2の後ランナー溝42と固定金型60側の第2の後ランナー溝73が重なって第2の後ランナー路89が形成される。
移動金型10側の第1の射出側ランナー溝43と固定金型60側の第1の射出側ランナー溝75が重なって第1の射出側ランナー路51が形成され、移動金型10側の第2の射出側ランナー溝45と固定金型60側の第2の射出側ランナー溝76が重なって第2の射出側ランナー路52が形成される。
図示しない射出ユニットから第1の射出側ランナー路51に第1の成形樹脂素材Aを射出すると、この第1の成形樹脂素材Aは、第1の先ランナー路86を通って第1の成形型80の第1の成形凹部81内に流入し、さらに第2の先ランナー路88を通って第2の成形型83の第2の成形凹部85内に流入する。第1の成形樹脂素材Aは、第1の成形型80内においては、成形ピン103の周囲の環状成形凹部95に流れ込み環状の成形物Rが成形される。第1の成形樹脂素材Aは、第2の成形型83内においては、成形ピン133の周囲の環状成形凹部98に流れ込み環状の成形物Rが成形される(第1の成形工程)。
図示しない射出ユニットから第2の射出側ランナー路52に第2の成形樹脂素材Bを射出すると、この第2の成形樹脂素材Bは、第1の後ランナー路87を通って第1の成形型80の第1の成形凹部81内に流入し、さらに第2の後ランナー路89を通って第2の成形型83の第2の成形凹部85内に流入する。第2の成形樹脂素材Bは、これの融点が第1の成形樹脂素材Aの融点より低くなっている。
第2の成形樹脂素材Bは、第1の成形型80内においては、成形ピン103の先端105に当接し、成形ピン103を弾性部材120の弾性に抗して第1の成形凹部81内から押し出しながら、軸成形凹部91及び鍔成形凹部92,93に流れ込み、軸状の成形物Pと、軸状の成形物Pの両側に位置する鍔部Qが成形される。成形ピン103が第2の成形樹脂素材Bの流入によって押し出されると、環状の成形物Rに空洞R1が形成されること
になり、軸状の成形物Pは、この空洞R1を挿通して成形される。
第2の成形樹脂素材Bは、第2の成形型83内においては、成形ピン133の先端135に当接し、成形ピン133を弾性部材120の弾性に抗して第2の成形凹部85内から押し出しながら、軸成形凹部95及び鍔成形凹部96,97に流れ込み、軸状の成形物Pと、軸状の成形物Pの両側に位置する鍔部Qが成形される。成形ピン133が第2の成形樹脂素材Bの流入によって押し出されると、環状の成形物Rに空洞R1が形成されることになり、軸状の成形物Pは、この空洞R1を挿通して成形される。
軸状の成形物Pは、これを成形する第2の成形樹脂素材Bの融点が、環状の成形物Rを成形する第1の成形樹脂素材Aの融点より低くなっているので、環状の成形物Rと溶着することがない。このようにして、図7に示すように、軸状の成形物Pと、軸状の成形物Pの周囲に回動可能に取り付けられた環状の成形物Rとからなる成形物Sが成形される(第2の成形工程)。
なお、第1の射出側ランナー路51によって第1の射出側ランナーM1が成形され、第1の先ランナー路86によって第1の先ランナーM2が成形され、第2の先ランナー路88によって第2の先ランナーM3が成形される。また、第2の射出側ランナー路52によって第2の射出側ランナーN1が成形され、第1の後ランナー路87によって第1の後ランナーN2が成形され、第2の後ランナー路89によって第2の後ランナーN3が成形される。
射出成形装置を駆動し、移動金型(第1の金型)10を固定金型(第2の金型)60から離すと、移動金型(第1の金型)10の第1の移動側成形凹部36、第2の移動側成形凹部39、第1の射出側ランナー溝43、第2の射出側ランナー溝45、第1の先ランナー溝37、第2の先ランナー溝41、第1の後ランナー溝38及び第2の後ランナー溝42に、成形物S、第1の射出側ランナーM1、第2の射出側ランナーN1、第1の先ランナーM2、第2の先ランナーM3、第1の後ランナーN2、第2の後ランナーN3が着接している。
図示しない油圧シリンダを駆動して、摺動台16を前方に移動させると、突き出しピン19が第1の射出側ランナーM1及び第2の射出側ランナーN1を前方に突き出して、移動金型(第1の金型)10から第1の射出側ランナーM1及び第2の射出側ランナーN1を取り出す。次に、図示しない油圧シリンダを駆動して、摺動台17を前方に移動させると、突き出しピン20が第1の先ランナーM2、第2の先ランナーM3、第1の後ランナーN2及び第2の後ランナーN3を前方に突き出して、移動金型(第1の金型)10から成形物S、第1の先ランナーM2、第2の先ランナーM3、第1の後ランナーN2及び第2の後ランナーN3を取り出すことができる。
上記したように、成形装置1から成形物Sが取り出されると、成形ピン103・・、133・・が、スプリング等の弾性部材120によって、フランジ104,134が前部ブロック片111,141に当接し、先端が軸成形凹部91,95の鍔成形凹部92,96内まで突出する初期状態に復帰する。
上記実施の形態では、成形ピン103,133を弾性部材120によって第1の成形凹部81、第2の成形凹部85内に突出する方向に付勢したが、弾性部材120を使用せずに、成形ピン103,133をアクチュエータ150により強制的に長手方向に摺動させるようにした他の実施の形態について説明する。例えば、図6に示すように、成形ピン133・・の後部を連結ブロック155に固定し、後部ブロック155を油圧シリンダ等のアクチュエータ150の駆動軸に接続する。
成形ピン133・・は、初期状態において、アクチュエータ150により、フランジ134が前部ブロック片141に当接し、先端135が軸成形凹部95の鍔成形凹部96内まで突出している。移動金型(第1の金型)10の表面(接合面)25を固定金型(第2の金型)60の表面(接合面)61に接合すると、第2の成形型83と、第2の先ランナー路88と、第2の後ランナー路89と、第1の射出側ランナー路51と、第2の射出側ランナー路52が形成される。
図示しない射出ユニットから第1の射出側ランナー路51に第1の成形樹脂素材Aを射出すると、この第1の成形樹脂素材Aは、第2の先ランナー路88を通って第2の成形型83の第2の成形凹部85内に流入する。第1の成形樹脂素材Aは、第2の成形型83内においては、成形ピン133の周囲の環状成形凹部98に流れ込み環状の成形物Rが成形される(第1の成形工程)。
アクチュエータ150を作動させて成形ピン133を第2の成形凹部85から抜き出すと、環状の成形物Rに空洞R1が形成される(第1の成形工程)。図示しない射出ユニットから第2の射出側ランナー路52に第2の成形樹脂素材Bを射出すると、この第2の成形樹脂素材Bは、第2の後ランナー路89を通って第2の成形型83の第2の成形凹部85内に流入する。第2の成形樹脂素材Bは、軸成形凹部95及び鍔成形凹部96,97に流れ込み、軸状の成形物Pと、軸状の成形物Pの両側に位置する鍔部Qが成形される。軸状の成形物Pは、環状の成形物Rの空洞R1を挿通して成形される。
軸状の成形物Pは、これを成形する第2の成形樹脂素材Bの融点が、環状の成形物Rを成形する第1の成形樹脂素材Aの融点より低くなっているので、環状の成形物Rと溶着することがない。このようにして、図7に示すように、軸状の成形物Pと、軸状の成形物6の周囲に回動可能に取り付けられた環状の成形物Rとからなる成形物Sが成形される(第3の成形工程)。
射出成形装置を駆動し、移動金型(第1の金型)10を固定金型(第2の金型)60から離すと、第2の移動側成形凹部39、第2の射出側ランナー溝45、第2の先ランナー溝41及び第2の後ランナー溝42に、成形物S、第2の射出側ランナーN1、第2の先ランナーM3、第2の後ランナーN3が着接している。
図示しない油圧シリンダを駆動して、摺動台16を前方に移動させると、突き出しピン19が前方に突き出して、移動金型(第1の金型)10から第2の射出側ランナーN1を取り出し、次に、図示しない油圧シリンダを駆動して、摺動台17を前方に移動させると、突き出しピン20が前方に突き出して、移動金型(第1の金型)10から成形物S、第2の先ランナーM3及び第2の後ランナーN3を取り出すことができる。
上記したように、成形装置1から成形物Sが取り出されると、アクチュエータ150を作動させて、成形ピン133・・が、フランジ134が前部ブロック片141に当接し、先端が軸成形凹部95の鍔成形凹部96内まで突出する初期状態に復帰する。
本願考案に係る成形装置の基本的な動作を説明する説明図である。 本願考案に係る成形装置の基本的な動作を説明する説明図である。 本願考案に係る成形装置の全体側面図である。 本願考案に係る成形装置の上面図である。 本願考案に係る成形装置の要部側面図である。 本願考案に係る成形装置の他の実施の形態を示す上面図である。 本願考案に係る成形物の実施の形態を示す平面図である。
符号の説明
A 第1の成形樹脂素材
B 第2の成形樹脂素材
P 軸状の成形物
Q 鍔部
R 環状の成形物
R1 空洞
S 成形物
M 先のランナー
N 後のランナー
M1 第1の射出側ランナー
M2 第1の先ランナー
M3 第2の先ランナー
N1 第2の射出側ランナー
N2 第1の後ランナー
N3 第2の後ランナー
1 成形装置
10 移動金型(第1の金型)
11 成形型台
12 基台
13 ブロック体
15 空室
16 摺動台
17 摺動台
19 突き出しピン
20 突き出しピン
25 表面(接合面)
26 第1の位置決め凹部
27 第2の位置決め凹部
31 第1の移動側駒体
31a 表面
32 第2の移動側駒体
32a 表面
36 第1の移動側成形凹部
37 第1の先ランナー溝
38 第1の後ランナー溝
39 第2の移動側成形凹部
41 第2の先ランナー溝
42 第2の後ランナー溝
43 第1の射出側ランナー溝
45 第2の射出側ランナー溝
51 第1の射出側ランナー路
52 第2の射出側ランナー路
60 固定金型(第2の金型)
61 表面(接合面)
62 第1の位置決め凹部
63 第2の位置決め凹部
65 第1の固定側駒体
65a 表面
66 第2の固定側駒体
66a 表面
67 第1の固定側成形凹部
68 第1の先ランナー溝
69 第1の後ランナー溝
71 第2の固定側成形凹部
72 第2の先ランナー溝
73 第2の後ランナー溝
75 第1の射出側ランナー溝
76 第2の射出側ランナー溝
78 第2の後ランナー路
80 第1の成形型
81 第1の成形凹部
83 第2の成形型
85 第2の成形凹部
86 第1の先ランナー路
87 第1の後ランナー路
88 第2の先ランナー路
89 第2の後ランナー路
91 軸成形凹部
91a 開口
92 鍔成形凹部
93 鍔成形凹部
94 環状成形凹部
95 軸成形凹部
95a 開口
96 鍔成形凹部
97 鍔成形凹部
98 環状成形凹部
101 第1の軸受け駒体
103 成形ピン
104 フランジ
105 先端
111 前部ブロック片
112 中間部ブロック片
113 後部ブロック片
115 案内孔
116 案内孔
117 収容孔
120 バネ(弾性部材)
121 収容穴
131 第2の軸受け駒体
133 成形ピン
134 フランジ
135 先端
141 前部ブロック片
142 中間部ブロック片
143 後部ブロック片
145 案内孔
146 案内孔
147 収容孔
148 収容穴
150 アクチュエータ(油圧装置)
155 連結ブロック

Claims (8)

  1. 第1の金型と第2の金型とからなり、前記第1の金型と前記第2の金型が接合することによって成形型が形成される成形装置であって、
    前記成形型には、
    軸状の二次成形物を成形する二次成形凹部と、
    二次成形物の周囲に一次成形物を成形する一次成形凹部と、
    二次成形凹部内に挿脱可能に設けられた成形ピンと、
    が設けられていることを特徴とする成形装置。
  2. 前記成形型には、前記成形ピンを二次成形凹部の挿入方向に付勢する弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  3. 前記成形型には、前記成形ピンを二次成形凹部内に挿脱させるアクチュエータが設けられていることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  4. 前記成形型には、前記一次成形凹部に一次成形樹脂素材を流し込む一次ランナー溝と、前記二次成形凹部に二次成形樹脂素材を流し込む二次ランナー溝とが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の成形装置。
  5. 前記成形型には、前記一次成形凹部に一次成形樹脂素材を流し込む一次ランナー溝と、前記二次成形凹部に、前記成形ピンを弾性部材の弾性に抗して二次成形凹部から押し出しながら二次成形樹脂素材を流し込む二次ランナー溝とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  6. 前記二次成形凹部の両側には、軸状の二次成形物の両側に鍔部を成形する鍔成形凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の成形装置。
  7. 軸状の二次成形物と、
    二次成形物の周囲に可動可能に取り付けられた一次成形物とからなり、
    一次成形物は、第1の成形樹脂素材によって成形され、内部に空洞が形成されており、
    二次成形物は、第1の成形樹脂素材よりも融点の低い第2の成形樹脂素材によって軸状に成形され、一次成形物の空洞に挿通されていることを特徴とする成形物。
  8. 二次成形物の両側には、二次成形物から一次成形物が外れるのを阻止する鍔部が成形されていることを特徴とする請求項7記載の成形物。
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