JP2004001309A - 樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型 - Google Patents
樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】型締め能力の比較的小さい小型の成形機で、深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す大型の樹脂成形品を不具合の発生なく製造する。
【解決手段】射出成形型1のコア型3の型内に備えるスライドブロック4でキャビティ空間10を下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10bに仕切り、それぞれのキャビティ空間に対応する射出ゲート5a,5bから個別に溶融樹脂6を充填し、1つの樹脂成形品を多段階に分けて加圧成形する。
【選択図】 図4
【解決手段】射出成形型1のコア型3の型内に備えるスライドブロック4でキャビティ空間10を下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10bに仕切り、それぞれのキャビティ空間に対応する射出ゲート5a,5bから個別に溶融樹脂6を充填し、1つの樹脂成形品を多段階に分けて加圧成形する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形により樹脂製品を製造する場合は、一般に、製造する1成形品につき1つのキャビティ空間を有す金型にゲートから溶融樹脂を充填し、加圧成形することにより製造されている。このとき、成形する樹脂成形品の製品端末までバリ等の不具合を生じさせることなく樹脂を充填するためには、それ相応の内圧を樹脂に発生させなければならない。そのためには、その必要内圧とキャビティの加圧方向への投影面積との積以上の型締め能力を持つ成形機が必要であり、どうしても成形機の大型化が避けられないという問題点がある。
【0003】
また、この問題を解決するために、樹脂を射出するゲートを複数設けることにより時間差を付けて樹脂を注入し、樹脂成形品を製造する方法が試みられている。しかし、1成形品につき1つのキャビティ空間では、初めに注入する部分と次に注入する部分との境目に開放部が存在し、必要な樹脂の内圧が得られず、深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す成形品の場合にうまく成形できないという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、型締め能力の小さい小型の成形機でも、深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す大型の樹脂成形品でも不具合を発生することなく製造することのできる樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型を提供し、もって製造スペースの省スペース化及びコストの低減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る射出成形方法においては、先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックをコア型の型内に少なくとも1つ備えると共に、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備えた射出成形型を用いて、
型締めし、キャビティ空間をスライドブロックで仕切り、その仕切られたキャビティ空間のうちの1つに射出ゲートを開いて溶融樹脂を射出充填し、溶融樹脂が硬化した後、スライドブロックを後退し、他のキャビティ空間に射出ゲートを開いて順次溶融樹脂を射出していくことにより多段階に分けて1つの樹脂成形品を製造する方法でなされている。
【0006】
本発明の請求項2に係る射出成形型においては、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型とを備えると共に、そのコア型に先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックを型内に少なくとも1つ備え、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備え付けることにより構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図1から図7を参照しつつ説明すると、図1に示すように、本発明の実施の形態に係る射出成形型1は、製造する樹脂成形品の表面形状に応じた型面2aを有すキャビティ型2と、同様に型面3aを有すコア型3とを備えている。このキャビティ型2は、コア型3に対し前後動可能な構成のためキャビティ型2を作動させることで金型を開閉でき、キャビティ型2とコア型3とが閉じることで製造する樹脂成形品の形状に応じたキャビティ空間10を形成することができる。
【0008】
コア型3は、その型内に、先端面4aをキャビティ型2の型面2aに向けて前進乃至は後退するスライドブロック4を備え、キャビティ空間10を2つに仕切ることができる。また、その仕切られた下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10b(図3参照)のそれぞれの空間に個別に溶融樹脂を射出できるように、各空間に1つの射出ゲート5a,5bが設けられている。
【0009】
本発明の実施の形態に係る樹脂成形品の射出成形方法おいては、図2に示すように、先ずキャビティ型2をコア型3の方に前進させ、金型を閉じる。このとき、キャビティ型2とコア型3の間に製造する樹脂成型品の形状に応じたキャビティ空間10が形成される。
【0010】
次に、図3に示すように、スライドブロック4の先端面4aをキャビティ型3の型面3aに当たるまで前進させ、スライドブロック4でキャビティ空間10を下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10bの2つの空間に仕切る。
【0011】
続いて、図4に示すように、下部キャビティ空間10aに射出ゲート5aから溶融樹脂6を注入する。このとき、溶融樹脂6が下部キャビティ空間10aいっぱいにまで充填されると、溶融樹脂6はキャビティ型2、コア型3、スライドブロック4にそれぞれ囲まれているため、成形する樹脂成形品が深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す場合であっても、製品端部の隅々まで充填できる必要な内圧を得ることができる。
【0012】
また、このとき射出成形型1にかかる圧力は、溶融樹脂6の内圧と、溶融樹脂6が充填されたキャビティ空間10a部分の加圧方向への投影面積との積であるため、キャビティ空間10を一体として樹脂成形品を製造する場合と比べて、溶融樹脂6を充填しないキャビティ空間10bの分だけ小さくて済む。
【0013】
そして、下部キャビティ空間10aに充填した溶融樹脂6が冷えて硬化した後、図5に示すように、スライドブロック4を後退させる。
【0014】
次に、図6に示すように、残りの上部キャビティ空間10bに射出ゲート6bから溶融樹脂6を注入する。このときも、溶融樹脂6が上部キャビティ空間10bいっぱいにまで充填されると、溶融樹脂6はキャビティ型2、コア型3、冷却硬化した樹脂7’にそれぞれ囲まれているため、成形する樹脂成形品が深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す場合であっても、製品端部の隅々まで充填できる必要な内圧を得ることができる。
【0015】
また、硬化した樹脂6’からは内圧を受けないので、射出成形型1にかかる圧力は、下部キャビティ空間10aの成形時と同様に、キャビティ空間10を一体として樹脂成形品を製造する場合と比べて、キャビティ空間10aの分だけ小さくて済む。
【0016】
最後に、図7で示すように、キャビティ空間10bに充填した溶融樹脂6がキャビティ空間10aに充填した樹脂7’と一体となり硬化した後、キャビティ型2を後退させ、射出成形型1を開き、樹脂成形品7’’を脱型すれば所望の形状の樹脂成形品7’’を比較的小さな型締め能力しかない小型の射出成形型1でも成形することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の如く本発明の請求項1に係る樹脂成形品の射出成形方法によれば、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型を備える射出成形型を用いて樹脂成形品を射出成形する方法において、
先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックをコア型の型内に少なくとも1つ備えると共に、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備えた射出成形型を用いて、
型締めし、キャビティ空間をスライドブロックで仕切り、その仕切られたキャビティ空間のうちの1つに射出ゲートを開いて溶融樹脂を射出充填し、溶融樹脂が硬化した後、スライドブロックを後退し、他のキャビティ空間に射出ゲートを開いて順次溶融樹脂を射出していくことにより多段階に分けて1つの樹脂成形品を製造することにより、
型締め能力が比較的小さい小型の射出成形型でも大きな樹脂成形品や深いリブ形状、微細な凸凹形状の樹脂成形品を不具合の発生がなく成形することができる。
【0018】
本発明の請求項2に係る射出成形型によれば、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型とを備えると共に、そのコア型に先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックを型内に少なくとも1つ備え、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備え付けることにより、
比較的小さな型締め能力の小型の射出成形型を用いて請求項1に係る樹脂成形品の射出成形方法により樹脂成形品を製造することが可能であり、製造スペースの省スペース化及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る射出成形型を用いて本発明の実施の形態に係る樹脂成形品の射出成形方法を行う場合の初期段階を示す説明図である。
【図2】図1で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図3】図2で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図4】図3で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図5】図4で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図6】図5で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図7】図6で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【符号の説明】
1 射出成形型
2 キャビティ型
3 コア型
4 スライドブロック
5a,5b 射出ゲート
6 溶融樹脂
6’ (冷却硬化後の)樹脂
6’’ 樹脂成形品
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形により樹脂製品を製造する場合は、一般に、製造する1成形品につき1つのキャビティ空間を有す金型にゲートから溶融樹脂を充填し、加圧成形することにより製造されている。このとき、成形する樹脂成形品の製品端末までバリ等の不具合を生じさせることなく樹脂を充填するためには、それ相応の内圧を樹脂に発生させなければならない。そのためには、その必要内圧とキャビティの加圧方向への投影面積との積以上の型締め能力を持つ成形機が必要であり、どうしても成形機の大型化が避けられないという問題点がある。
【0003】
また、この問題を解決するために、樹脂を射出するゲートを複数設けることにより時間差を付けて樹脂を注入し、樹脂成形品を製造する方法が試みられている。しかし、1成形品につき1つのキャビティ空間では、初めに注入する部分と次に注入する部分との境目に開放部が存在し、必要な樹脂の内圧が得られず、深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す成形品の場合にうまく成形できないという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、型締め能力の小さい小型の成形機でも、深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す大型の樹脂成形品でも不具合を発生することなく製造することのできる樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型を提供し、もって製造スペースの省スペース化及びコストの低減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る射出成形方法においては、先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックをコア型の型内に少なくとも1つ備えると共に、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備えた射出成形型を用いて、
型締めし、キャビティ空間をスライドブロックで仕切り、その仕切られたキャビティ空間のうちの1つに射出ゲートを開いて溶融樹脂を射出充填し、溶融樹脂が硬化した後、スライドブロックを後退し、他のキャビティ空間に射出ゲートを開いて順次溶融樹脂を射出していくことにより多段階に分けて1つの樹脂成形品を製造する方法でなされている。
【0006】
本発明の請求項2に係る射出成形型においては、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型とを備えると共に、そのコア型に先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックを型内に少なくとも1つ備え、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備え付けることにより構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図1から図7を参照しつつ説明すると、図1に示すように、本発明の実施の形態に係る射出成形型1は、製造する樹脂成形品の表面形状に応じた型面2aを有すキャビティ型2と、同様に型面3aを有すコア型3とを備えている。このキャビティ型2は、コア型3に対し前後動可能な構成のためキャビティ型2を作動させることで金型を開閉でき、キャビティ型2とコア型3とが閉じることで製造する樹脂成形品の形状に応じたキャビティ空間10を形成することができる。
【0008】
コア型3は、その型内に、先端面4aをキャビティ型2の型面2aに向けて前進乃至は後退するスライドブロック4を備え、キャビティ空間10を2つに仕切ることができる。また、その仕切られた下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10b(図3参照)のそれぞれの空間に個別に溶融樹脂を射出できるように、各空間に1つの射出ゲート5a,5bが設けられている。
【0009】
本発明の実施の形態に係る樹脂成形品の射出成形方法おいては、図2に示すように、先ずキャビティ型2をコア型3の方に前進させ、金型を閉じる。このとき、キャビティ型2とコア型3の間に製造する樹脂成型品の形状に応じたキャビティ空間10が形成される。
【0010】
次に、図3に示すように、スライドブロック4の先端面4aをキャビティ型3の型面3aに当たるまで前進させ、スライドブロック4でキャビティ空間10を下部キャビティ空間10a,上部キャビティ空間10bの2つの空間に仕切る。
【0011】
続いて、図4に示すように、下部キャビティ空間10aに射出ゲート5aから溶融樹脂6を注入する。このとき、溶融樹脂6が下部キャビティ空間10aいっぱいにまで充填されると、溶融樹脂6はキャビティ型2、コア型3、スライドブロック4にそれぞれ囲まれているため、成形する樹脂成形品が深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す場合であっても、製品端部の隅々まで充填できる必要な内圧を得ることができる。
【0012】
また、このとき射出成形型1にかかる圧力は、溶融樹脂6の内圧と、溶融樹脂6が充填されたキャビティ空間10a部分の加圧方向への投影面積との積であるため、キャビティ空間10を一体として樹脂成形品を製造する場合と比べて、溶融樹脂6を充填しないキャビティ空間10bの分だけ小さくて済む。
【0013】
そして、下部キャビティ空間10aに充填した溶融樹脂6が冷えて硬化した後、図5に示すように、スライドブロック4を後退させる。
【0014】
次に、図6に示すように、残りの上部キャビティ空間10bに射出ゲート6bから溶融樹脂6を注入する。このときも、溶融樹脂6が上部キャビティ空間10bいっぱいにまで充填されると、溶融樹脂6はキャビティ型2、コア型3、冷却硬化した樹脂7’にそれぞれ囲まれているため、成形する樹脂成形品が深いリブ形状や微細な凸凹形状を有す場合であっても、製品端部の隅々まで充填できる必要な内圧を得ることができる。
【0015】
また、硬化した樹脂6’からは内圧を受けないので、射出成形型1にかかる圧力は、下部キャビティ空間10aの成形時と同様に、キャビティ空間10を一体として樹脂成形品を製造する場合と比べて、キャビティ空間10aの分だけ小さくて済む。
【0016】
最後に、図7で示すように、キャビティ空間10bに充填した溶融樹脂6がキャビティ空間10aに充填した樹脂7’と一体となり硬化した後、キャビティ型2を後退させ、射出成形型1を開き、樹脂成形品7’’を脱型すれば所望の形状の樹脂成形品7’’を比較的小さな型締め能力しかない小型の射出成形型1でも成形することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の如く本発明の請求項1に係る樹脂成形品の射出成形方法によれば、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型を備える射出成形型を用いて樹脂成形品を射出成形する方法において、
先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックをコア型の型内に少なくとも1つ備えると共に、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備えた射出成形型を用いて、
型締めし、キャビティ空間をスライドブロックで仕切り、その仕切られたキャビティ空間のうちの1つに射出ゲートを開いて溶融樹脂を射出充填し、溶融樹脂が硬化した後、スライドブロックを後退し、他のキャビティ空間に射出ゲートを開いて順次溶融樹脂を射出していくことにより多段階に分けて1つの樹脂成形品を製造することにより、
型締め能力が比較的小さい小型の射出成形型でも大きな樹脂成形品や深いリブ形状、微細な凸凹形状の樹脂成形品を不具合の発生がなく成形することができる。
【0018】
本発明の請求項2に係る射出成形型によれば、コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型とを備えると共に、そのコア型に先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックを型内に少なくとも1つ備え、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備え付けることにより、
比較的小さな型締め能力の小型の射出成形型を用いて請求項1に係る樹脂成形品の射出成形方法により樹脂成形品を製造することが可能であり、製造スペースの省スペース化及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る射出成形型を用いて本発明の実施の形態に係る樹脂成形品の射出成形方法を行う場合の初期段階を示す説明図である。
【図2】図1で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図3】図2で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図4】図3で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図5】図4で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図6】図5で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【図7】図6で示す樹脂成形品の射出成形方法の次段階を示す説明図である。
【符号の説明】
1 射出成形型
2 キャビティ型
3 コア型
4 スライドブロック
5a,5b 射出ゲート
6 溶融樹脂
6’ (冷却硬化後の)樹脂
6’’ 樹脂成形品
Claims (2)
- コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型を備える射出成形型を用いて樹脂成形品を射出成形する方法において、
先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックをコア型の型内に少なくとも1つ備えると共に、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備えた射出成形型を用いて、
型締めし、キャビティ空間をスライドブロックで仕切り、その仕切られたキャビティ空間のうちの1つに射出ゲートを開いて溶融樹脂を射出充填し、溶融樹脂が硬化した後、スライドブロックを後退し、他のキャビティ空間に射出ゲートを開いて順次溶融樹脂を射出していくことにより多段階に分けて1つの樹脂成形品を製造することを特徴とした樹脂成形品の射出成形方法。 - コア型とコア型に対し前進乃至は後退して型締めするキャビティ型とを備えると共に、そのコア型に先端面をキャビティ型の型面に向けて前進乃至は後退するスライドブロックを型内に少なくとも1つ備え、該スライドロックで仕切る各々のキャビティ空間に個別に溶融樹脂を射出する射出ゲートとをそれぞれ少なくとも1つ備え付けたことを特徴とする射出成形型。
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JP2002160593A JP2004001309A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 樹脂成形品の射出成形方法及びその方法に用いる射出成形型 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2004001309A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006046436A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Konica Minolta Opto, Inc. | 光学部品の製造装置 |
EP3878622A1 (en) * | 2020-03-10 | 2021-09-15 | Adval Tech Holding AG | Tool for injection moulding, uses thereof and parts produced with such a tool |
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JP2002011749A (ja) * | 2000-04-28 | 2002-01-15 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 中空部を有する成形品の射出成形方法、及び射出成形装置 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160593A patent/JP2004001309A/ja active Pending
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