JPH0768598A - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
- Publication number
- JPH0768598A JPH0768598A JP22143393A JP22143393A JPH0768598A JP H0768598 A JPH0768598 A JP H0768598A JP 22143393 A JP22143393 A JP 22143393A JP 22143393 A JP22143393 A JP 22143393A JP H0768598 A JPH0768598 A JP H0768598A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- resin
- air
- mold
- pin
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1734—Nozzles therefor
- B29C45/1736—Nozzles therefor provided with small holes permitting the flow of gas therethrough, e.g. using a porous element of sintered material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品の肉厚部に発生するひけを防止する。
【構成】 成形品の肉厚部7となる凹所8をキャビティ
3に形成する。この凹所8内に油圧シリンダーにより押
込まれる押込みピン9を可動型2に設ける。その押込み
ピン9の先端に空気吹込孔13を設ける。この空気吹込孔
13にコンプレッサーを連結する。 【効果】 キャビティ3内に樹脂Jを充填した後、樹脂
Jが柔らかいうちに、押込みピン9を凹所8内に押し込
むことにより、凹所8の樹脂Jが圧縮される。さらに押
込みピン9の先端から空気を吹込むことにより、樹脂J
が圧縮される。そしてこの空気は押込みピン9の軸方向
に対して横方向にも広がるため、樹脂Jが広い範囲で圧
縮され、成形品の肉厚部7に発生するひけが広い範囲で
防止される。
3に形成する。この凹所8内に油圧シリンダーにより押
込まれる押込みピン9を可動型2に設ける。その押込み
ピン9の先端に空気吹込孔13を設ける。この空気吹込孔
13にコンプレッサーを連結する。 【効果】 キャビティ3内に樹脂Jを充填した後、樹脂
Jが柔らかいうちに、押込みピン9を凹所8内に押し込
むことにより、凹所8の樹脂Jが圧縮される。さらに押
込みピン9の先端から空気を吹込むことにより、樹脂J
が圧縮される。そしてこの空気は押込みピン9の軸方向
に対して横方向にも広がるため、樹脂Jが広い範囲で圧
縮され、成形品の肉厚部7に発生するひけが広い範囲で
防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂の成形を行う成形
用金型に係わり、特に肉厚部を有する成形品の成形用金
型に関する。
用金型に係わり、特に肉厚部を有する成形品の成形用金
型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、成形用金型を用いた樹脂の射出
成形品では、相互に開閉可能な型体の間にキャビティを
形成し、型閉時にキャビティ内に樹脂を射出充填して成
形品を成形するようにしており、そのキャビティには、
成形品の肉厚部が凹所として形成される。そしてこのよ
うな凹所では、樹脂の収縮が他の薄肉部に比べて大きく
なるため、冷却時の収縮により成形品の肉厚部表面にひ
けが発生するという問題があった。そこで従来では、前
記凹所を形成した一方の型体に、該凹所に望んで押込部
材たる押込みピンを進退自在に設けると共に、この押込
みピンを押込み駆動する進退駆動手段たる油圧シリンダ
を設け、前記キャビティ内に樹脂を充填した後、この樹
脂が柔らかいうちに、前記押込みピンを他方の型体に向
かって前記凹所内に押し込み、該押込みピン先端と他方
の型体間において肉厚部の樹脂を圧縮し、この圧縮によ
り成形品表面に発生するひけを防止するようにしてい
た。
成形品では、相互に開閉可能な型体の間にキャビティを
形成し、型閉時にキャビティ内に樹脂を射出充填して成
形品を成形するようにしており、そのキャビティには、
成形品の肉厚部が凹所として形成される。そしてこのよ
うな凹所では、樹脂の収縮が他の薄肉部に比べて大きく
なるため、冷却時の収縮により成形品の肉厚部表面にひ
けが発生するという問題があった。そこで従来では、前
記凹所を形成した一方の型体に、該凹所に望んで押込部
材たる押込みピンを進退自在に設けると共に、この押込
みピンを押込み駆動する進退駆動手段たる油圧シリンダ
を設け、前記キャビティ内に樹脂を充填した後、この樹
脂が柔らかいうちに、前記押込みピンを他方の型体に向
かって前記凹所内に押し込み、該押込みピン先端と他方
の型体間において肉厚部の樹脂を圧縮し、この圧縮によ
り成形品表面に発生するひけを防止するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、押込みピンを樹脂内に押し込むことにより、成形品
肉厚部の樹脂を圧縮して収縮に伴うひけを防止するもの
であるが、樹脂の圧縮がその押込みピンの押し込まれる
方向にしか働かず、そのピン先端と他方の型体間部分し
か圧縮されないため、ひけ防止効果の及ぶ範囲が限られ
るという問題があった。
は、押込みピンを樹脂内に押し込むことにより、成形品
肉厚部の樹脂を圧縮して収縮に伴うひけを防止するもの
であるが、樹脂の圧縮がその押込みピンの押し込まれる
方向にしか働かず、そのピン先端と他方の型体間部分し
か圧縮されないため、ひけ防止効果の及ぶ範囲が限られ
るという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、成形品の肉厚部に発生するひけを防止す
ることができる成形用金型を提供することを目的とす
る。
とするもので、成形品の肉厚部に発生するひけを防止す
ることができる成形用金型を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の成形用金型は、
互いに開閉可能で型閉時に相互間にキャビティを形成す
る複数の型体を備え、前記キャビティ内に樹脂を充填し
て成形品を成形する成形用金型であって、前記キャビテ
ィに形成され前記成形品の肉厚部となる凹所と、この凹
所を形成した一方の型体に設けられ他方の型体に向かっ
て該凹所内に進退自在な押込部材と、この押込部材を駆
動する進退駆動手段と、前記押込部材の先端に設けた空
気吹込孔と、前記キャビティに充填された樹脂内に、前
記空気吹込孔から空気を吹込む空気吹込手段とを備えた
ものである。
互いに開閉可能で型閉時に相互間にキャビティを形成す
る複数の型体を備え、前記キャビティ内に樹脂を充填し
て成形品を成形する成形用金型であって、前記キャビテ
ィに形成され前記成形品の肉厚部となる凹所と、この凹
所を形成した一方の型体に設けられ他方の型体に向かっ
て該凹所内に進退自在な押込部材と、この押込部材を駆
動する進退駆動手段と、前記押込部材の先端に設けた空
気吹込孔と、前記キャビティに充填された樹脂内に、前
記空気吹込孔から空気を吹込む空気吹込手段とを備えた
ものである。
【0006】
【作用】本発明の成形用金型では、キャビティ内に樹脂
を成形した後、この樹脂が柔らかいうちに、押込部材を
凹所内に押し込んで樹脂を圧縮し、さらに押込部材の先
端の空気吹出孔から空気を吹込むことにより、成形品の
肉厚部の樹脂を圧縮する。そしてこの空気は押込部材の
軸方向に対して横方向にも広がるため、樹脂が広い範囲
で圧縮され、成形品の肉厚部に発生するひけが広い範囲
で防止される。
を成形した後、この樹脂が柔らかいうちに、押込部材を
凹所内に押し込んで樹脂を圧縮し、さらに押込部材の先
端の空気吹出孔から空気を吹込むことにより、成形品の
肉厚部の樹脂を圧縮する。そしてこの空気は押込部材の
軸方向に対して横方向にも広がるため、樹脂が広い範囲
で圧縮され、成形品の肉厚部に発生するひけが広い範囲
で防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の成形用金型の一実施例につい
て、図1ないし図4を参照しながら説明する。同図にお
いて、1は成形品の裏面を形成する固定型、2は成形品
の表面を形成する可動型で、型体であるこれら固定型1
及び可動型2は、互いに図示上下方向へ移動して開閉
し、型閉時に相互間に成形品形状のキャビティ3を形成
するものである。前記固定型1は、前記キャビティ3へ
開口するゲート4を有すると共に、このゲート4を開閉
するバルブピン5を有している。一方、前記可動型2
は、先端がキャビティ3に臨んで位置する突き出しピン
6を有している。前記キャビティ3には、成形品の肉厚
部7となる円筒状の凹所8を形成する。そして例えば前
記成形品がビデオテープカセットのカセットハーフであ
れば、その肉厚部7により位置決め用の筒状部が形成さ
れる。前記凹所8を設けた可動型2には、該凹所8内に
進退自在な押込部材たる押込みピン9を設け、この押込
みピン9の先端が前記凹所8の下面に望み、進退駆動手
段たる油圧シリンダー10により、前記固定型1側に向か
って進退する。また、前記押込みピン9は内部に空気路
11を有する筒状をなすとともに、この空気路11の先端に
フィルター状をなす多数の空気吹込路12を形成し、この
空気吹込路12の先端が、前記キャビティ3の凹所8に望
む空気吹込孔13を構成し、さらに前記空気路11の基端に
は、圧縮空気を前記空気吹込孔13から吹き出す空気吹込
手段たるコンプレッサー14が接続されている。また、前
記空気吹込孔13の各径は例えば0.03ミリ程度に形成
され、この程度の径に形成するすることにより、PS系
やPP系の粘度の樹脂Jを前記キャビティ3内に充填し
ても、該樹脂Jが空気吹込孔13に入ることがない。
て、図1ないし図4を参照しながら説明する。同図にお
いて、1は成形品の裏面を形成する固定型、2は成形品
の表面を形成する可動型で、型体であるこれら固定型1
及び可動型2は、互いに図示上下方向へ移動して開閉
し、型閉時に相互間に成形品形状のキャビティ3を形成
するものである。前記固定型1は、前記キャビティ3へ
開口するゲート4を有すると共に、このゲート4を開閉
するバルブピン5を有している。一方、前記可動型2
は、先端がキャビティ3に臨んで位置する突き出しピン
6を有している。前記キャビティ3には、成形品の肉厚
部7となる円筒状の凹所8を形成する。そして例えば前
記成形品がビデオテープカセットのカセットハーフであ
れば、その肉厚部7により位置決め用の筒状部が形成さ
れる。前記凹所8を設けた可動型2には、該凹所8内に
進退自在な押込部材たる押込みピン9を設け、この押込
みピン9の先端が前記凹所8の下面に望み、進退駆動手
段たる油圧シリンダー10により、前記固定型1側に向か
って進退する。また、前記押込みピン9は内部に空気路
11を有する筒状をなすとともに、この空気路11の先端に
フィルター状をなす多数の空気吹込路12を形成し、この
空気吹込路12の先端が、前記キャビティ3の凹所8に望
む空気吹込孔13を構成し、さらに前記空気路11の基端に
は、圧縮空気を前記空気吹込孔13から吹き出す空気吹込
手段たるコンプレッサー14が接続されている。また、前
記空気吹込孔13の各径は例えば0.03ミリ程度に形成
され、この程度の径に形成するすることにより、PS系
やPP系の粘度の樹脂Jを前記キャビティ3内に充填し
ても、該樹脂Jが空気吹込孔13に入ることがない。
【0008】次に前記成形用金型を用いた成形品の成形
につき説明すると、固定型1と可動型2とを型閉し、ゲ
ート4からキャビティ3内に溶融樹脂Jを充填する。そ
してこの樹脂Jはキャビティ3を構成する固定型1及び
可動型2に接して、まず表面にスキン層15が形成された
後、全体が冷却固化されるものであるが、その樹脂Jが
まだ柔らかいうちに、図示下方の前記スキン層15を破っ
て凹所8内に押込みピン9を押込む。さらにこの押込み
とほぼ同時に多数の空気吹込孔13から圧縮空気をキャビ
ティ3内に高圧で吹き込む。するとその押込みピン9の
押込みにより、キャビティ3内の樹脂Jが該押込みピン
9の先端と可動型2との間で圧縮され、さらに押込みピ
ン9の先端から吹出した高圧の空気が樹脂Jを圧縮する
ことにより、成形品の表面に発生するひけが防止され
る。この場合、その押出みピン9の先端から吹出す空気
は、図3に示すように、該押込みピン9の軸方向に対し
て横方向にも広がって樹脂J内に空洞部16を形成し、こ
の空洞部16箇所と固定型1との間の広い範囲の樹脂Jに
対して圧縮空気により圧縮力が働くため、ひけ防止効果
が広い範囲に及ぶこととなる。また、多数の空気吹込孔
13から吹出した空気により形成される前記空洞部16は、
全体が繋がった空洞となり、かつその空洞部16は成形品
の表面に達することはなく、これは固定型1に接する成
形品の表面が直ぐに冷却されて比較的硬いスキン層15が
図示上方に形成されるからである。一方、逆に空気吹込
孔13から空気を樹脂J内に吹込んで前記空洞部16を形成
する場合、図示下方の可動型2に接するスキン層15を破
らないと、その圧縮空気が樹脂Jと可動型2の表面との
間に回り込んで樹脂J内に入らなくなるが、空気の吹出
しに先立ち、押込みピン9を凹所8内に押込んでスキン
層15を破り、樹脂Jの柔らかい部分に空気を吹込むた
め、その吹込んだ空気により樹脂Jを良好に圧縮するこ
とができる。さらに押込みピン9をキャビティ3の凹所
8内に押込むことにより、キャビティ3内が保圧され、
射出工程後のキャビティ3内からの樹脂Jの逆流を防ぐ
と共に冷却に伴う収縮分の樹脂Jを補うために射出成形
機側で保圧を行う必要がなくなり、また、押込みピン9
の押込みとほぼ同時にキャビティ3内の樹脂Jに圧縮空
気を吹込むため、この吹込みによってもキャビティ3内
が保圧される。
につき説明すると、固定型1と可動型2とを型閉し、ゲ
ート4からキャビティ3内に溶融樹脂Jを充填する。そ
してこの樹脂Jはキャビティ3を構成する固定型1及び
可動型2に接して、まず表面にスキン層15が形成された
後、全体が冷却固化されるものであるが、その樹脂Jが
まだ柔らかいうちに、図示下方の前記スキン層15を破っ
て凹所8内に押込みピン9を押込む。さらにこの押込み
とほぼ同時に多数の空気吹込孔13から圧縮空気をキャビ
ティ3内に高圧で吹き込む。するとその押込みピン9の
押込みにより、キャビティ3内の樹脂Jが該押込みピン
9の先端と可動型2との間で圧縮され、さらに押込みピ
ン9の先端から吹出した高圧の空気が樹脂Jを圧縮する
ことにより、成形品の表面に発生するひけが防止され
る。この場合、その押出みピン9の先端から吹出す空気
は、図3に示すように、該押込みピン9の軸方向に対し
て横方向にも広がって樹脂J内に空洞部16を形成し、こ
の空洞部16箇所と固定型1との間の広い範囲の樹脂Jに
対して圧縮空気により圧縮力が働くため、ひけ防止効果
が広い範囲に及ぶこととなる。また、多数の空気吹込孔
13から吹出した空気により形成される前記空洞部16は、
全体が繋がった空洞となり、かつその空洞部16は成形品
の表面に達することはなく、これは固定型1に接する成
形品の表面が直ぐに冷却されて比較的硬いスキン層15が
図示上方に形成されるからである。一方、逆に空気吹込
孔13から空気を樹脂J内に吹込んで前記空洞部16を形成
する場合、図示下方の可動型2に接するスキン層15を破
らないと、その圧縮空気が樹脂Jと可動型2の表面との
間に回り込んで樹脂J内に入らなくなるが、空気の吹出
しに先立ち、押込みピン9を凹所8内に押込んでスキン
層15を破り、樹脂Jの柔らかい部分に空気を吹込むた
め、その吹込んだ空気により樹脂Jを良好に圧縮するこ
とができる。さらに押込みピン9をキャビティ3の凹所
8内に押込むことにより、キャビティ3内が保圧され、
射出工程後のキャビティ3内からの樹脂Jの逆流を防ぐ
と共に冷却に伴う収縮分の樹脂Jを補うために射出成形
機側で保圧を行う必要がなくなり、また、押込みピン9
の押込みとほぼ同時にキャビティ3内の樹脂Jに圧縮空
気を吹込むため、この吹込みによってもキャビティ3内
が保圧される。
【0009】このように本実施例では、互いに開閉可能
で型閉時に相互間にキャビティ3を形成する複数の型体
である固定型1と可動型2とを備え、キャビティ3内に
樹脂Jを充填して成形品を成形する成形用金型であっ
て、キャビティ3に形成され成形品の肉厚部7となる凹
所8と、この凹所8を形成した可動型2に設けられ固定
型1に向かって凹所8内に進退可能な押込部材たる押込
みピン9と、この押込みピン9を駆動する進退駆動手段
たる油圧シリンダ10と、押込みピン9の先端に設けた空
気吹込孔13と、キャビティに充填された樹脂J内に、空
気吹込孔13から空気を吹込む空気吹込手段たるコンプレ
ッサー14とを備えたものであるから、キャビティ3内に
樹脂Jを成形した後、樹脂Jが柔らかいうちに、押込み
ピン9を凹所8内に押し込んで凹所8内の樹脂Jを圧縮
し、さらに押込みピン9の先端から空気を吹込むことに
より、成形品の肉厚部7となる樹脂Jを圧縮することが
でき、しかもその空気吹込孔13から吹出した空気は、押
込みピン9の軸方向に対して横方向にも広がるため、樹
脂Jが広い範囲で圧縮され、成形品の肉厚部7に発生す
るひけが防止される。
で型閉時に相互間にキャビティ3を形成する複数の型体
である固定型1と可動型2とを備え、キャビティ3内に
樹脂Jを充填して成形品を成形する成形用金型であっ
て、キャビティ3に形成され成形品の肉厚部7となる凹
所8と、この凹所8を形成した可動型2に設けられ固定
型1に向かって凹所8内に進退可能な押込部材たる押込
みピン9と、この押込みピン9を駆動する進退駆動手段
たる油圧シリンダ10と、押込みピン9の先端に設けた空
気吹込孔13と、キャビティに充填された樹脂J内に、空
気吹込孔13から空気を吹込む空気吹込手段たるコンプレ
ッサー14とを備えたものであるから、キャビティ3内に
樹脂Jを成形した後、樹脂Jが柔らかいうちに、押込み
ピン9を凹所8内に押し込んで凹所8内の樹脂Jを圧縮
し、さらに押込みピン9の先端から空気を吹込むことに
より、成形品の肉厚部7となる樹脂Jを圧縮することが
でき、しかもその空気吹込孔13から吹出した空気は、押
込みピン9の軸方向に対して横方向にも広がるため、樹
脂Jが広い範囲で圧縮され、成形品の肉厚部7に発生す
るひけが防止される。
【0010】さらに、樹脂Jが柔らかいうちに、押込み
ピン9を押込んで空気を吹込むものであるから、その押
込みピン9の押込みによってスキン層15が破られ、空気
を良好に樹脂J内へと吹込むことができる。また、押込
みピン9の押込みと樹脂Jへの圧縮空気の吹込みとの双
方によって、キャビティ3内が保圧されるため、射出成
形機側での保圧が不要となる。
ピン9を押込んで空気を吹込むものであるから、その押
込みピン9の押込みによってスキン層15が破られ、空気
を良好に樹脂J内へと吹込むことができる。また、押込
みピン9の押込みと樹脂Jへの圧縮空気の吹込みとの双
方によって、キャビティ3内が保圧されるため、射出成
形機側での保圧が不要となる。
【0011】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば進
退駆動手段や空気吹込手段は、油圧ジャッキやコンプレ
ッサーに限らず各種タイプのものを用いることができ
る。また、凹所及び押込みピンは円筒状に限らず角柱状
等各種形状のものを用いることができる。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば進
退駆動手段や空気吹込手段は、油圧ジャッキやコンプレ
ッサーに限らず各種タイプのものを用いることができ
る。また、凹所及び押込みピンは円筒状に限らず角柱状
等各種形状のものを用いることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、互いに開閉可能で型閉時に相
互間にキャビティを形成する複数の型体を備え、前記キ
ャビティ内に樹脂を充填して成形品を成形する成形用金
型であって、前記キャビティに形成され前記成形品の肉
厚部となる凹所と、この凹所を形成した一方の型体に設
けられ他方の型体に向かって該凹所内に進退自在な押込
部材と、この押込部材を駆動する進退駆動手段と、前記
押込部材の先端に設けた空気吹込孔と、前記キャビティ
に充填された樹脂内に、前記空気吹込孔から空気を吹込
む空気吹込手段とを備えたものであり、成形品の肉厚部
に発生するひけを防止することができる成形用金型を提
供することができる。
互間にキャビティを形成する複数の型体を備え、前記キ
ャビティ内に樹脂を充填して成形品を成形する成形用金
型であって、前記キャビティに形成され前記成形品の肉
厚部となる凹所と、この凹所を形成した一方の型体に設
けられ他方の型体に向かって該凹所内に進退自在な押込
部材と、この押込部材を駆動する進退駆動手段と、前記
押込部材の先端に設けた空気吹込孔と、前記キャビティ
に充填された樹脂内に、前記空気吹込孔から空気を吹込
む空気吹込手段とを備えたものであり、成形品の肉厚部
に発生するひけを防止することができる成形用金型を提
供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す要部の断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す押込みピンの先端の斜
視図である。
視図である。
1 固定型(型体) 2 可動型(型体) 3 キャビティ 7 肉厚部 9 押込みピン(押込み部材) 10 油圧シリンダ(進退駆動手段) 14 コンプレッサー(空気吹込手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに開閉可能で型閉時に相互間にキャ
ビティを形成する複数の型体を備え、前記キャビティ内
に樹脂を充填して成形品を成形する成形用金型であっ
て、前記キャビティに形成され前記成形品の肉厚部とな
る凹所と、この凹所を形成した一方の型体に設けられ他
方の型体に向かって該凹所内に進退自在な押込部材と、
この押込部材を駆動する進退駆動手段と、前記押込部材
の先端に設けた空気吹込孔と、前記キャビティに充填さ
れた樹脂内に、前記空気吹込孔から空気を吹込む空気吹
込手段とを備えたことを特徴とする成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22143393A JP3189260B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 成形用金型及び成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22143393A JP3189260B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 成形用金型及び成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768598A true JPH0768598A (ja) | 1995-03-14 |
JP3189260B2 JP3189260B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=16766669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22143393A Expired - Fee Related JP3189260B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 成形用金型及び成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189260B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2401575A (en) * | 2003-05-13 | 2004-11-17 | Univ Warwick | Gas venting needle in injection moulding |
JP2007261186A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Daikyo Nishikawa Kk | 樹脂成形品の射出成形方法及び射出成形金型 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22143393A patent/JP3189260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2401575A (en) * | 2003-05-13 | 2004-11-17 | Univ Warwick | Gas venting needle in injection moulding |
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