JP2003191885A - 自転車におけるチェーンベルト支持装置 - Google Patents
自転車におけるチェーンベルト支持装置Info
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- JP2003191885A JP2003191885A JP2001396343A JP2001396343A JP2003191885A JP 2003191885 A JP2003191885 A JP 2003191885A JP 2001396343 A JP2001396343 A JP 2001396343A JP 2001396343 A JP2001396343 A JP 2001396343A JP 2003191885 A JP2003191885 A JP 2003191885A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain belt
- belt supporting
- chain
- tension
- bicycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】樹脂等の弾性部材で構成され、且つその先
端部を外方に湾曲させたチェーンベルト支持片9を、駆
動ギヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベル
ト6に沿って並設し、その後端部及び中端部を車体に取
り付けるとともに、チェーンベルト支持片9にチェーン
ベルト6の一側縁に支持させてチェーンベルト6にテン
ションを掛けるようにした自転車におけるチェーンベル
ト支持装置。 【効果】チェーンベルト支持片9の弾性によりチェーン
ベルトに掛かるのテンションが自動的に調整されるの
で、チェーンベルトが外れる等の虞がなく、シンプルな
デザインで安価なチェーンベルトテンション機構を提供
できる。
端部を外方に湾曲させたチェーンベルト支持片9を、駆
動ギヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベル
ト6に沿って並設し、その後端部及び中端部を車体に取
り付けるとともに、チェーンベルト支持片9にチェーン
ベルト6の一側縁に支持させてチェーンベルト6にテン
ションを掛けるようにした自転車におけるチェーンベル
ト支持装置。 【効果】チェーンベルト支持片9の弾性によりチェーン
ベルトに掛かるのテンションが自動的に調整されるの
で、チェーンベルトが外れる等の虞がなく、シンプルな
デザインで安価なチェーンベルトテンション機構を提供
できる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、駆動ギヤーと従
動ギヤー間に懸架されたチェーンベルトの弛みを自動調
整できるようにした自転車におけるチェーンベルト支持
装置に関するものである。
動ギヤー間に懸架されたチェーンベルトの弛みを自動調
整できるようにした自転車におけるチェーンベルト支持
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来駆動ギヤーと従動ギヤー間に懸架さ
れたチェーンベルトの弛みを防止する装置としては、駆
動ギヤーと従動ギヤー間に設けられたテンションギヤー
の調製によりチェーンベルトの弛みを防止する方法が採
られてきた。
れたチェーンベルトの弛みを防止する装置としては、駆
動ギヤーと従動ギヤー間に設けられたテンションギヤー
の調製によりチェーンベルトの弛みを防止する方法が採
られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法にお
いては駆動ギヤー、従動ギヤーとは別にテンションギヤ
ーが設けられており、このため機構が複雑となる等の欠
点がある。
いては駆動ギヤー、従動ギヤーとは別にテンションギヤ
ーが設けられており、このため機構が複雑となる等の欠
点がある。
【0004】更に、テンションギヤーにチェーンベルト
を懸架させるため、手を汚したり、また自転車の走行時
には駆動ギヤーと従動ギヤー間に懸架されたチェーンベ
ルトのテンションが高まり、逆に自転車の停止時にはチ
ェーンベルトのテンションが弛緩するが、この際懸架さ
れたチェーンベルトがテンションギヤーより外れる等の
不都合を生ずる。
を懸架させるため、手を汚したり、また自転車の走行時
には駆動ギヤーと従動ギヤー間に懸架されたチェーンベ
ルトのテンションが高まり、逆に自転車の停止時にはチ
ェーンベルトのテンションが弛緩するが、この際懸架さ
れたチェーンベルトがテンションギヤーより外れる等の
不都合を生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記実情に
鑑み、樹脂等の弾性部材で構成され、且つその先端部を
外方に湾曲させたチェーンベルト支持片を、駆動ギヤー
と従動ギヤー間に懸架されたチェーンベルトに沿って並
設し、その後端部及び中端部を車体に取り付けるととも
に、該チェーンベルト支持片に上記チェーンベルトの一
側縁に支持させて該チェーンベルトにテンションを掛け
るようにした自転車におけるチェーンベルト支持装置を
提案するものである。
鑑み、樹脂等の弾性部材で構成され、且つその先端部を
外方に湾曲させたチェーンベルト支持片を、駆動ギヤー
と従動ギヤー間に懸架されたチェーンベルトに沿って並
設し、その後端部及び中端部を車体に取り付けるととも
に、該チェーンベルト支持片に上記チェーンベルトの一
側縁に支持させて該チェーンベルトにテンションを掛け
るようにした自転車におけるチェーンベルト支持装置を
提案するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】即ち、この発明では以上の構成に
おいて支持片に支持されたチェーンベルトは自転車の走
行時には更にそのテンションが高まると、支持片には外
方に力が加わるので、支持片はその弾性により中端部を
支点として湾曲状の先端部が外方に撓み、このためチェ
ーンベルトのテンションが弛められる。
おいて支持片に支持されたチェーンベルトは自転車の走
行時には更にそのテンションが高まると、支持片には外
方に力が加わるので、支持片はその弾性により中端部を
支点として湾曲状の先端部が外方に撓み、このためチェ
ーンベルトのテンションが弛められる。
【0007】逆に自転車の停止時にはチェーンベルトの
テンションは弛緩するので、支持片はその弾性により中
端部を支点として先端部が元の位置に復帰し、このため
チェーンベルトに元のテンションが加えることになる。
テンションは弛緩するので、支持片はその弾性により中
端部を支点として先端部が元の位置に復帰し、このため
チェーンベルトに元のテンションが加えることになる。
【0008】即ち、この発明によればチェーンベルト支
持片の弾性によりチェーンベルトにおけるテンションの
自動調整を行うことができ、このため特別なテンション
ギヤー等を必要とすることなく、極めてシンプルなデザ
インで、且つ安価にチェーンのテンション機構が提供で
きるのである。
持片の弾性によりチェーンベルトにおけるテンションの
自動調整を行うことができ、このため特別なテンション
ギヤー等を必要とすることなく、極めてシンプルなデザ
インで、且つ安価にチェーンのテンション機構が提供で
きるのである。
【0009】また、この発明ではチェーンベルトは予め
チェーンベルト支持片に支持されているため、従来のテ
ンション装置のように手を汚したり、或は自転車の走行
時におけるチェーンベルトの弛みが自動的に防止できる
ため、自転車の走行時にチェーンが外れたりすることが
ない。
チェーンベルト支持片に支持されているため、従来のテ
ンション装置のように手を汚したり、或は自転車の走行
時におけるチェーンベルトの弛みが自動的に防止できる
ため、自転車の走行時にチェーンが外れたりすることが
ない。
【0010】更に、この発明ではチェーンベルトがチェ
ーンベルト支持片の支持面を滑動するため、チェーンベ
ルト支持片の支持面に潤滑材を敷設しても良いが、チェ
ーンベルト支持片自体をポリアセタール(POM)のよう
な適当な弾性を有し、且つ潤滑性のある材質で構成して
も良い。
ーンベルト支持片の支持面を滑動するため、チェーンベ
ルト支持片の支持面に潤滑材を敷設しても良いが、チェ
ーンベルト支持片自体をポリアセタール(POM)のよう
な適当な弾性を有し、且つ潤滑性のある材質で構成して
も良い。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳
細に説明すると、1は自転車におけるシートステー2の
ペタル軸、3はペタル軸1に軸受された駆動ギヤー、4
は後輪の車軸5に軸受された従動ギヤー、6は駆動ギヤ
ー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト、7
はチェーンステー、8は半面チェーンケースである。
細に説明すると、1は自転車におけるシートステー2の
ペタル軸、3はペタル軸1に軸受された駆動ギヤー、4
は後輪の車軸5に軸受された従動ギヤー、6は駆動ギヤ
ー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト、7
はチェーンステー、8は半面チェーンケースである。
【0012】また、9はジュラコン(ポリアセタール商
品名)で構成され、その先端部を外方に湾曲させたチェ
ーンベルト支持片で、チェーンベルト支持片9は駆動ギ
ヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト9
の上縁部に沿って並設され、その中端部を取付金具10を
介してチェーンステー7に支持させ、更にその後端部を
取付金具11を介してチェーンステー7に支持させる。
品名)で構成され、その先端部を外方に湾曲させたチェ
ーンベルト支持片で、チェーンベルト支持片9は駆動ギ
ヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト9
の上縁部に沿って並設され、その中端部を取付金具10を
介してチェーンステー7に支持させ、更にその後端部を
取付金具11を介してチェーンステー7に支持させる。
【0013】チェーンベルト支持片9には駆動ギヤー3
と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト6の下縁
部を支持させるが、この実施例ではチェーンベルト6が
走行中に外れるのを防ぐために、上端を開放したケース
状にしてその内部にチェーンベルト6の下縁部を収納し
てある。
と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベルト6の下縁
部を支持させるが、この実施例ではチェーンベルト6が
走行中に外れるのを防ぐために、上端を開放したケース
状にしてその内部にチェーンベルト6の下縁部を収納し
てある。
【0014】以上の構成において、自転車の走行時に駆
動ギヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベル
ト6のテンションが高まると、チェーンベルト支持片9
はその弾性により中端部を支点として湾曲状の先端部が
外方に撓み、このためチェーンベルト6のテンションが
弛められる。
動ギヤー3と従動ギヤー4間に懸架されたチェーンベル
ト6のテンションが高まると、チェーンベルト支持片9
はその弾性により中端部を支点として湾曲状の先端部が
外方に撓み、このためチェーンベルト6のテンションが
弛められる。
【0015】逆に自転車の停止時にはチェーンベルト6
のテンションは弛緩するので、支持片9はその弾性によ
り中端部を支点として先端部が元の位置に復帰し、この
ためチェーンベルトに元のテンションが加えることにな
る。
のテンションは弛緩するので、支持片9はその弾性によ
り中端部を支点として先端部が元の位置に復帰し、この
ためチェーンベルトに元のテンションが加えることにな
る。
【0016】
【発明の効果】以上要するに、この発明ではチェーンベ
ルト支持片の弾性によりチェーンベルトに掛かるのテン
ションが自動的に調整されるので、チェーンベルトが外
れる等の虞がなく、シンプルなデザインで安価なチェー
ンベルトテンション機構を提供できる。
ルト支持片の弾性によりチェーンベルトに掛かるのテン
ションが自動的に調整されるので、チェーンベルトが外
れる等の虞がなく、シンプルなデザインで安価なチェー
ンベルトテンション機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図
【図2】同上の実施例において半面チェーンケース被せ
た状態における側面図
た状態における側面図
【図3】 同上の実施例における要部を拡大した斜視図
1はペタル軸
2はシートステー
3は駆動ギヤー
4は従動ギヤー
5は後輪の車軸
6はチェーンベルト
7はチェーンステー
8は半面チェーンケース
9はチェーンベルト支持片
10、11は取付金具
Claims (3)
- 【請求項1】 弾性部材で構成され、且つその先端部を
外方に湾曲させたチェーンベルト支持片を、駆動ギヤー
と従動ギヤー間に懸架されたチェーンベルトに沿って並
設し、その後端部及び中端部を車体に取り付けるととも
に、該チェーンベルト支持片に上記チェーンベルトの一
側縁に支持させて該チェーンベルトにテンションを掛け
るようにしたことを特徴とする自転車におけるチェーン
ベルト支持装置。 - 【請求項2】 チェーンベルト支持片が一端を開放した
ケース状である請求項1記載のチェーンベルト支持装
置。 - 【請求項3】 チェーンベルト支持片を自己潤滑性の有
る樹脂で構成する請求項1記載のチェーンベルト支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396343A JP2003191885A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自転車におけるチェーンベルト支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396343A JP2003191885A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自転車におけるチェーンベルト支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003191885A true JP2003191885A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27602464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001396343A Pending JP2003191885A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 自転車におけるチェーンベルト支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003191885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011225146A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Schunk Kohlenstofftechnik Gmbh | チェーンドライブの潤滑装置、及びチェーンドライブの潤滑方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142188U (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | ボ−グ・ワ−ナ−・オ−トモ−ティブ株式会社 | チエ−ンテンシヨナ支持装置 |
JP2001108031A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Ntn Corp | テンションレバー |
JP2001323976A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Honda Motor Co Ltd | チェンガイド部材,チェンガイド部材製造方法およびチェンガイド部材製造装置 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396343A patent/JP2003191885A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142188U (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | ボ−グ・ワ−ナ−・オ−トモ−ティブ株式会社 | チエ−ンテンシヨナ支持装置 |
JP2001108031A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Ntn Corp | テンションレバー |
JP2001323976A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Honda Motor Co Ltd | チェンガイド部材,チェンガイド部材製造方法およびチェンガイド部材製造装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011225146A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Schunk Kohlenstofftechnik Gmbh | チェーンドライブの潤滑装置、及びチェーンドライブの潤滑方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |