JP2001323392A - すず電解質組成物 - Google Patents
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Abstract
上、アルキレンオキシド化合物の1以上、ポリアルキレ
ングリコールの1以上、および任意に添加剤の1以上を
含む、すずまたはすず−合金を基体上に堆積させるため
の電解質組成物が開示される。
Description
する方法に関する。特に、本発明は、すずを堆積するた
めの電解質組成物および方法に関する。すず、鉛または
これらの合金を堆積するための電気めっき浴は、電気め
っき装置において長年使用されている。高速電気めっき
装置およびプロセスは、産業界で公知であり、概して、
被めっき対象物を一方の端から電気めっきセル内に入
れ、該対象物が電気めっきセルを通って進み、その後、
他方の端においてセルから出ることを可能にするような
方法である。電気めっき溶液は電気めっきセルからリザ
ーバーに移されるか、またはオーバーフローし、そし
て、該溶液は該リザーバーから電気めっきセルにポンプ
で戻され、活発な撹拌および溶液の循環を提供する。こ
れら電気めっきセルとしては、多くのバリエーションが
存在することができるが、一般的な特徴は上述した通り
である。
または方法における向上された操作性のために望まれ
る、多くの特徴が存在し、これは次の通りである。該溶
液は、所望の堆積物を、望まれる高速で電気めっきする
ことができなければならない。該溶液は、特定の用途の
はんだ付け性またはリフロー要求を満たす錫を堆積させ
なければならない。該溶液は安定であるべきで、溶液中
の添加剤は強酸溶液、および高速めっき装置における活
発な溶液の動きの結果として生じる、導入された空気へ
の暴露に耐えなければならない。該溶液は、120〜1
30°Fまたはそれ以上のような高温でさえ、透明で、
濁りの無いように維持されるべきである。適用される高
い電流密度のために、高温でこれらの溶液を操作するこ
とが、しばしば有利である。使用される添加剤は、その
ような高温で溶液を濁らせないような種類のものでなけ
ればならない。
活発な溶液の動き、および溶液の空気との混合のため
に、電気めっきプロセスに悪影響を与える泡を生じさせ
る傾向が強い。極端な条件下においては、この泡はリザ
ーバータンク内で形成され、その結果、フロア上にオー
バーフローする場合があり、それにより、多量の溶液が
廃液流になって失われる。泡は、撹拌を行うのに使用さ
れるポンプの操作を妨げる場合もある。泡の存在のため
に、アノードとカソードの間でアーチを造る場合もあ
る。よって、電気めっき溶液に使用される添加剤は、め
っき装置内で泡を生じさせるものであるべきではない。
多くの電解質が、すず、鉛、およびすず/鉛合金を電気
めっきするために提案されている。例えば、米国特許第
5174887号(Federman etal.)
は、すずの高速電気めっき方法を開示し、該方法は界面
活性剤として、少なくとも1つのヒドロキシル基を有
し、炭素原子数が20以下である有機化合物のアルキレ
ンオキシド縮合物を有している。該有機化合物は、炭素
原子数が1〜7の脂肪族炭化水素、非置換芳香族化合
物、またはアルキル部分の炭素数が6以下のアルキル化
芳香族化合物を含む。
a et al.)は有機スルホン酸の2価のすず塩、
抗酸化剤、および光沢剤を開示し、該光沢剤はプロピレ
ンオキシドをポリオキシエチレングリコールに付加する
ことによって調製され、3000〜18000の範囲の
平均分子量を有する添加剤材料(A);およびプロピレ
ンオキシドをポリオキシエチレングリコールに付加する
ことによって調製され、300〜1500の範囲の平均
分子量を有する添加剤材料(B)を有し、(A)と
(B)との重量比が97/3〜40/60である。使用
している間、例えば、新たな金属コイルが、めっきされ
るべき金属ストリップの端部に結合される場合には、高
速すずめっきラインはスローダウンさせることができ
る。そのようなスローダウン期間の間、金属基体が電気
めっき浴を通過する速度がスローダウンする。理論的に
は、一定のすずまたはすず−合金堆積物の厚さ、すなわ
ち、被覆重量を維持するためには、めっき浴はより低い
電流密度で運転されなければならない。しかし、上述の
めっき浴を含む、現在のすずおよびすず−合金高速電気
めっき浴は、そのようなスローダウン期間を可能にする
のに充分広範囲の電流密度にわたって、一定の外観のす
ずまたはすず−合金を生じさせることはできない。よっ
て、広範囲の電流密度、特に、高速めっきシステムにお
ける使用のための電流密度の範囲にわたって、堆積物の
均一な外観を維持しつつ、広範囲の電流密度にわたっ
て、すずまたはすず−合金を堆積させるめっき浴につい
ての必要性が継続して存在している。
使用することにより、すずまたはすず−合金が、広範囲
の電流密度にわたって均一に堆積されることができるこ
とが見出された。さらに驚くべきことには、本発明の電
解質組成物は、前記の全範囲の電流密度にわたり、均一
な外観の堆積物を生じさせると同時に、すずまたはすず
−合金を高い電流密度で、低い金属濃度でめっきするこ
とが見出された。第1の態様においては、本発明は、す
ずまたはすず−合金を基体上に堆積するための電解質組
成物であって、すず化合物の1以上、酸性電解質の1以
上、アルキレンオキシド化合物の1以上、ポリアルキレ
ングリコールの1以上、および任意に添加剤の1以上を
含む前記電解質組成物を提供する。第2の態様において
は、本発明は、すずまたはすず−合金を基体上に堆積す
る方法であって、該基体を上述の電解質組成物と接触さ
せ、さらにすずまたはすず−合金を該基体上に堆積する
のに充分な電流密度を、該電解質組成物に適用する工程
を含む前記方法を提供する。第3の態様においては、本
発明は、上述の方法に従って、すずまたはすず−合金が
基体上に堆積された該基体を提供する。
たはすず−合金の高速電気めっき方法であって、a)電
気めっきセル;該セルに隣接するオーバーフローリザー
バー;該リザーバーから該電気めっきセルに溶液を返送
する手段;めっきされるべき基体を、該セルの第1の端
部にある入口点(entry point)から、該セ
ルの第2の端部にある出口に移送する手段を有する高速
電気めっき装置を利用し;b)1以上のすず化合物、酸
性電解質の1以上、アルキレンオキシド化合物の1以
上、ポリアルキレングリコールの1以上、および任意に
添加剤の1以上のベース溶液を含む電解質を導入し;さ
らにc)基体が該セル内の電気めっき溶液を通過する間
に、基体を、すずまたはすず−合金で、高速電気めっき
をするのに充分な電流密度および充分な温度で、連続的
に電気めっきする工程を含む、前記すずまたはすず−合
金の高速電気めっき方法を提供する。
限りは、次の略語は次の意味を有する:℃=摂氏度;°
F=華氏度;g=グラム;L=リットル;mL=ミリリ
ットル;wt%=重量パーセント;ppm=百万分
率;’’=インチ;cm=センチメートル;rpm=1
分間あたりの回転数;ASF=アンペア/平方フィー
ト。用語「堆積」および「めっき」は、本明細書を通じ
て交換可能に使用される。「ハライド」とは、フルオラ
イド、クロライド、ブロマイドおよびヨーダイドをい
う。「アルキル」とは、直鎖、分岐鎖、および環式アル
キルをいう。他に示されない限りは、全てのパーセント
は重量パーセントである。全ての数値範囲は境界値を含
み、交換可能である。
以上、酸性電解質の1以上、アルキレンオキシド化合物
の1以上、ポリアルキレングリコールの1以上および任
意に添加剤の1以上を含み、めっきの効率および/また
は品質を向上させる。本発明において有用なすず化合物
の1以上は、任意の溶液可溶性のすず化合物である。好
適なすず化合物としては、すずハライド;すずスルフェ
ート;すずアルカンスルホネート、例えば、すずメタン
スルホネート;すずアリールスルホネート、例えば、す
ずフェニルスルホネートおよびすずトルエンスルホネー
ト;すずアルカノールスルホネートなどをはじめとする
塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
すずハライドが使用される場合には、ハライドはクロラ
イドであるのが好ましい。すず化合物は、すずスルフェ
ート、すずクロライド、すずアルカンスルホネートまた
はすずアリールスルホネートであるのが好ましく、より
好ましくは、すずスルフェートまたはすずメタンスルホ
ネートである。本発明において有用なすず化合物は、概
して、種々のソースから商業的に入手可能であり、さら
なる精製をすることなしに使用されることができる。別
法では、本発明において有用なすず化合物は、文献にお
いて公知の方法によって調製されることもできる。
化合物の量は、典型的には、5〜100g/L、好まし
くは10〜70g/Lの範囲のすず含量を提供するよう
な任意の量である。本発明の組成物が低速めっきプロセ
スに使用される場合には、電解質組成物中に存在するす
ずの量は、典型的には、5〜40g/Lの範囲であり、
好ましくは、10〜20g/Lである。本発明の組成物
が高速めっきプロセスに使用される場合には、電解質組
成物中に存在するすずの量は、典型的には、20〜10
0g/Lの範囲であり、好ましくは、50〜70g/L
である。本発明の組成物が、鋼の高速すずめっきに使用
される場合には、すずの量は典型的には5〜50g/L
の範囲であり、好ましくは10〜30g/Lである。す
ずの総量が5〜100g/Lの範囲の場合には、すず化
合物の混合物も、本発明に有利に使用されることもでき
る。
響を及ぼさないものであれば、任意の酸性電解質が本発
明において有利に使用されることができる。好適な酸性
電解質としては、アルカンスルホン酸、例えば、メタン
スルホン酸;アリールスルホン酸、例えば、フェニルス
ルホン酸またはトルエンスルホン酸;硫酸;スルファミ
ン酸;塩酸;臭化水素酸;およびフルオロホウ酸が挙げ
られるがこれらに限定されるものではない。酸性電解質
の混合物が特に有用であり、例えば、アルカンスルホン
酸と硫酸との混合物が挙げられるがこれに限定されるも
のではない。よって、2以上の酸性電解質が本発明にお
いて有利に使用されることができる。本発明において有
用な酸性電解質は、概して、商業的に入手可能であり、
さらなる精製なしに使用されることができる。別法で
は、酸性電解質は文献に公知の方法によって調製される
ことができる。典型的には、酸性電解質の量は、10〜
400g/Lの範囲であり、好ましくは、100〜20
0g/Lである。本発明の組成物が、鋼の高速すずめっ
きに使用される場合には、酸性電解質は、典型的には、
20〜80g/Lの範囲であり、好ましくは、30〜6
0g/Lである。すず化合物がハライドである場合に
は、酸性電解質は対応する酸であるのが好ましい。例え
ば、本発明において、すずクロライドが使用される場合
には、酸性電解質は塩酸であるのが好ましい。
オキシド化合物は、良好なはんだ付け性、良好なつや消
し仕上げ、または満足できる微細な粒塊の光沢仕上げを
有する堆積物を生じさせ、酸性電解質浴中で安定であ
り、高速で電気めっきし、実質的に低い発泡性であり、
さらに約110°F(43℃〜44℃)以上の、浴の曇
り点を提供するものである。アルキレンオキシド化合物
は、電気めっきプロセスの間に、浴に泡を生じさせない
のが好ましい。好適なアルキレンオキシド化合物として
は、エチレンオキシド/プロピレンオキシド(EO/P
O)コポリマー、少なくとも1つのヒドロキシル基を有
し、炭素原子数が20以下である有機化合物のアルキレ
ンオキシド縮合生成物、オキシプロピレンをポリオキシ
エチレングリコールに付加することによって調製された
化合物などが挙げられるがこれらに限定されるものでは
ない。典型的には、EO/POコポリマーは、約500
〜約10000の範囲、好ましくは約1000〜約50
00の平均分子量を有する。アルキレンオキシド化合物
はEO/POコポリマーであるのが好ましい。
を有し、炭素原子数が20以下である有機化合物のアル
キレンオキシド縮合生成物としては、炭素原子数が1〜
7の脂肪族炭化水素、非置換芳香族化合物、またはアル
キル部分が約6つの炭素原子を有するアルキル化芳香族
化合物を有するものが挙げられ、これらは、米国特許第
5174887号に開示されており、該文献における、
これらの化合物の調製および使用に関する記載は本明細
書の一部として参照される。脂肪族アルコールは飽和ま
たは不飽和であることができる。好適な芳香族化合物
は、2つまでの芳香族環を有するものである。芳香族ア
ルコールは、典型的には、エチレンオキシド(EO)で
誘導体を形成される前は、20までの炭素原子を有す
る。そのような脂肪族および芳香族アルコールは、さら
に置換されることができ、例えば、スルフェートまたは
スルホネート基で置換されることができる。そのような
好適なアルキレンオキシド化合物としては、12モルの
EOを有する、エチルオキシル化ポリスチレン化フェノ
ール、5モルのEOを有するエチルオキシル化ブタノー
ル、16モルのEOを有するエチルオキシル化ブタノー
ル、8モルのEOを有するエチルオキシル化ブタノー
ル、12モルのEOを有するエチルオキシル化オクタノ
ール、13モルのEOを有するエチルオキシル化ベータ
−ナフトール、10モルのEOを有するエチルオキシル
化ビスフェノールA、30モルのEOを有するエチルオ
キシル化スルフェート化ビスフェノールA、および8モ
ルのEOを有するエチルオキシル化ビスフェノールAが
挙げられるがこれらに限定されるものではない。典型的
には、アルキレンオキシド化合物の1以上は、本発明の
電解質組成物中に、0.1〜15mL/Lの量で存在
し、好ましくは0.5〜10mL/Lである。
コールの1以上は、電解質組成物に混和可能であり、良
好なはんだ付け性、良好なつや消し仕上げ、または満足
できる微細な粒塊の光沢仕上げの堆積物を生じさせ、酸
性電気めっき浴中で安定であり、高速で電気めっきし、
実質的に低い発泡性であり、さらに約110°F(43
℃〜44℃)以上の、浴の曇り点を提供するような、任
意のものである。アルキレンオキシド化合物が、電気め
っきプロセスの間に、浴に泡を発生させないことが好ま
しい。好適なポリアルキレングリコールとしては、ポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコールが
挙げられるがこれらに限定されるものではなく、好まし
くはポリエチレングリコールである。そのようなポリア
ルキレングリコールは、種々のソースから商業的に入手
可能であり、さらなる精製の必要なしに使用されること
ができる。典型的には、本発明において有用なポリアル
キレングリコールは、約200〜約100000の範囲
の平均分子量を有するものであり、好ましくは、約90
0〜約20000である。そのようなポリアルキレング
リコールは、本発明の電解質組成物中に、約0.1〜約
15g/Lの量で存在し、好ましくは約0.25〜約1
0g/Lであり、より好ましくは、約0.5〜約8g/
Lである。
質組成物に混合されることができることを当業者は認識
するであろう。そのような他の金属化合物は、すず−合
金のめっきのために必要である。好適な他の金属として
は、鉛、ニッケル、銅、ビスマス、亜鉛、銀、インジウ
ムなどが挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。本発明において有用な他の金属化合物は、電解質組
成物に好適な形態で金属を提供する任意の化合物であ
る。よって、金属化合物としては、金属ハライド;金属
スルフェート;金属アルカンスルホネート、例えば、金
属メタンスルホネート;金属アリールスルホネート、例
えば、金属フェニルスルホネートおよび金属トルエンス
ルホネート;金属アルカノールスルホネートなどをはじ
めとする塩が挙げられるがこれらに限定されるものでは
ない。他の金属化合物の選択、およびそのような他の金
属化合物が電解質組成物に存在する量は、堆積されるべ
きすず−合金に応じて変化するものであり、これは当業
者にとって公知の事項である。
n refiner)、例えば、ヒドロキシ芳香族化合
物および他の湿潤剤、光沢剤などをはじめとする、1以
上の他の添加剤が、本発明の電解質組成物に混合される
ことができることを当業者は認識するであろう。添加剤
の混合物が本発明において使用されることもできる。還
元剤は、本発明の電解質組成物に添加され、すずを可溶
性で、2価の状態に維持するのを助けることができる。
好適な還元剤としては、ヒドロキノンおよびヒドロキシ
ル化芳香族化合物、例えば、レゾルシノール、カテコー
ルなどが挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。そのような還元剤は、米国特許第4871429号
に開示され、該文献における、そのような化合物の調製
および使用に関する記載は本明細書の一部として参照さ
れる。そのような還元剤の量は、当業者に公知である
が、典型的には、約0.1g/L〜約5g/Lの範囲で
ある。
物に光沢剤を添加することによって得られることができ
る。そのような光沢剤は当業者に公知である。好適な光
沢剤としては、芳香族アルデヒド、例えば、クロロベン
ズアルデヒド;芳香族アルデヒドの誘導体、例えば、ベ
ンザルアセトン;および脂肪族アルデヒド、例えば、ア
セトアルデヒドまたはグルタルアルデヒドが挙げられる
がこれらに限定されるものではない。そのような光沢剤
は、典型的には、本発明の組成物に添加され、堆積物の
外観および反射率を向上させる。典型的には、光沢剤
は、0.5〜3g/Lの量で使用され、好ましくは1〜
2g/Lである。
が本発明の電解質組成物に添加され、粒子のさらなる微
細化を提供することができることを当業者は認識するで
あろう。そのようなグレインリファイナーは、本発明の
電解質組成物に添加され、堆積物の外観および操作され
る電流密度範囲をさらに向上させることができる。好適
な他の湿潤剤としては、アルコキシレート、例えば、ポ
リエトキシル化アミンであるJEFFAMINE T−
403またはTRITON RW;スルフェート化アル
キルエトキシレート、例えば、TRITON QS−1
5;およびゼラチンまたはゼラチン誘導体が挙げられる
がこれらに限定されるものではない。本発明において有
用なそのようなグレインリファイナーの量は当業者に公
知であり、典型的には、0.01〜20mL/Lであ
り、好ましくは、0.5〜8mL/Lであり、より好ま
しくは、1〜5mL/Lである。存在する場合には、本
発明の電解質組成物に添加される任意の添加剤は、望ま
れる堆積物の結果および種類に応じるものである。所望
の仕上げの堆積物を達成するために、どのような添加剤
がどのような量で必要とされるかは当業者に明らかな事
項である。
は、典型的には、容器に、酸性電解質の1以上を添加
し、続いて、すず化合物の1以上、アルキレンオキシド
化合物の1以上、ポリアルキレングリコールの1以上が
添加され、次いで、他の添加剤の1以上が添加される。
本発明の組成物の成分の添加について、他の順序が使用
されることができる。浴が調製された後、望まれない物
質が、例えば濾過によって除去され、次いで、水が添加
され、浴の最終的な容量を調節する。浴は、めっき速度
を増加させるために、公知の手段、例えば、溶液をスタ
ーリング(stirring)、ポンピング(pump
ing)、スパージング(sparging)またはジ
ェッティング(jetting)することにより撹拌さ
れることができる。本発明の電解質組成物、および該組
成物から調製されるめっき浴は、典型的には酸性、すな
わち、pHが7より小さく、典型的には1より小さい。
本発明の電解質組成物の利点は、電気めっき浴のpH調
整が必要無いことである。
−合金堆積物が望まれるような、任意のめっき方法にお
いて有用である。好適なめっき方法としては、バレルめ
っき、ラックめっきおよび高速めっきが挙げられるがこ
れらに限定されるものではない。すずまたはすず−合金
堆積物は、基体を上述の電解質組成物と接触させ、該電
解質に電流を通し、すずまたはすず−合金を基体上に堆
積させる工程によって、基体上にめっきされることがで
きる。電解によって金属でめっきされることができる任
意の基体が、本発明に従っためっきに適している。好適
な基体としては、鋼、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル
合金、ニッケル−鉄含有物質、電子部品、プラスチック
などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
好適なプラスチックとしては、プラスチックラミネー
ト、例えば、プリント配線板、特に、銅張りプリント配
線板が挙げられる。本発明の電解質組成物は、特に高速
電気めっきプロセスで、特に鋼をめっきするのに適して
いる。めっきされるべき基体は、任意の公知の手段で、
電解質組成物と接触されることができる。典型的には、
基体は、本発明の電解質組成物を含む浴中に配置され
る。
金をめっきするのに使用される電流密度は、1〜200
0ASFの範囲であるが、これ限定されるものではな
い。低速電気めっきプロセスが使用される場合には、電
流密度は、典型的には、1〜40ASFの範囲であり、
好ましくは1〜30ASFである。高速電気めっきプロ
セスが使用される場合には、電流密度は、典型的には、
50〜2000ASFの範囲であり、好ましくは100
〜1500ASFである。例えば、本発明の電解質組成
物が、高速めっきプロセスにおいて、すずを鋼の上に堆
積させるのに使用される場合には、好適な電流密度は1
00〜600ASFであり、結果として、典型的には、
5〜100マイクロインチの厚さを有するすず堆積物が
生じる。典型的には、本発明のすずまたはすず−合金
は、60°〜150°F(15℃〜66℃)またはそれ
より高い範囲の温度で堆積されることができ、好ましく
は70°〜125°F(21℃〜52℃)であり、より
好ましくは、75°〜120°F(23℃〜49℃)で
ある。
を含むめっき浴中に留まる時間の長さは、重要ではな
い。与えられた温度および電流密度において、時間が長
くなるにつれて、典型的には堆積物がより厚くなり、時
間が短くなるにつれて、典型的には堆積物がより薄くな
る。よって、基体が、めっき浴中に留まる時間の長さ
は、得られる堆積物の厚さを調節するために使用される
ことができる。本発明の電解質組成物は、典型的には、
すずを堆積させるのに有用であるが、原子吸光分光(A
AS)または誘導結合プラズマ(inductivel
y coupled plasma(ICP))のいず
れかによって測定される、合金の重量に基づいて、60
〜99.5重量%のすずと0.5〜40重量%の他の金
属とを含む、すず−合金を堆積させるために使用される
こともできる。本発明の電解質組成物のさらなる利点
は、高速電気めっきプロセスにおいてすずまたはすず−
合金を堆積させるのに有利に使用されることができるこ
とである。用語「高速電気めっき」とは、上述の装置を
用いて、約50ASFまたはそれより大きい電流密度で
操作するプロセスをいう。典型的な電流密度は50〜2
000ASFまたはそれより高い範囲であり、好ましく
は、100〜1500ASFであり、より好ましくは、
200〜500ASFである。典型的には、そのような
プロセスは、約70°F(21℃)の温度以上でも操作
する。好適な温度としては70°〜140°F(21℃
〜60℃)またはそれより高い温度の範囲であり、好ま
しくは、85°F(29℃)より高く、より好ましく
は、95°F(35℃)より高いが、これに限定される
ものではない。
っきプロセスで、特に鋼をすずでめっきするのに適して
いる。本発明の組成物が、鋼の高速すずめっきに使用さ
れる場合には、すずの量は典型的には5〜50g/Lの
範囲であり、好ましくは10〜30g/Lである。酸性
電解質は典型的には、そのような組成物中で、20〜8
0g/Lの範囲の量で存在し、好ましくは、30〜60
g/Lである。100〜600ASFの電流密度が、本
発明に従った、鋼の高速すずめっきに適している。好適
な温度は、70°〜140°F(21℃〜60℃)また
はそれより高い温度の範囲であり、好ましくは、85°
F(29℃)より高く、より好ましくは、95°F(3
5℃)より高いが、これに限定されるものではない。そ
のような、すずまたはすず−合金の、例えば、鋼の上へ
の高速電気めっきのための方法は、a)電気めっきセ
ル;該セルに隣接するオーバーフローリザーバー;該リ
ザーバーから該電気めっきセルに溶液を返送する手段;
めっきされるべき基体を、該セルの第1の端部にある入
口点から、該セルの第2の端部にある出口に移送する手
段を有する高速電気めっき装置を利用し;b)1以上の
すず化合物、酸性電解質の1以上、アルキレンオキシド
化合物の1以上、ポリアルキレングリコールの1以上、
および任意に添加剤の1以上のベース溶液を含む電解質
を導入し;さらにc)基体が該セル内の電気めっき溶液
を通過する間に、基体を、すずまたはすず−合金で、高
速電気めっきするのに充分な電流密度および充分な温度
で、連続的に電気めっきする工程を含む。返送する手段
は、チューブ、ホース、コンジット、ポンプ、ドレイン
等をはじめとする公知の手段である。基体を移送する手
段は、コンベア、ベルト、ローラー、ロボットアーム等
をはじめとする公知の手段である。
の種々の高速電気めっき装置を用いて行われることがで
きる。そのような高速電気めっき装置は、例えば、米国
特許第3819502に開示されているように当業者に
公知であり、前記文献に開示されるそのような装置に関
する記載は本明細書の一部として参照される。典型的な
装置の1つとしては、図1に示されるような電気めっき
セルを利用するものがある。このセル100は、電解質
120をその内部に保持するためのタンク110、およ
び該電解質にすずを供給するためのすずアノード130
を有する。鋼のストリップ140はコンダクターロール
(conductor roll)150の周りを通っ
て、セル110内のすずアノード130の間を下方へ向
かう。ストリップ140がすずアノード130の間を下
方へ向かうときに、すず被覆がその上に堆積し始める。
その後、ストリップ140は、セル110の底部付近に
配置されたシンクロール(sink roll)160
の周りを通り、次いで、該セルを出る前に、追加のすず
の堆積を受けるために、追加のアノード130の間を通
って上方へ向かう。その後、ストリップ140は別のコ
ンダクターロール150の周りを通って、隣接するセル
に向かう。すず−めっき物製造装置においては、複数
の、そのようなセルが利用され、鋼のストリップ上に適
切な量のすず被覆を堆積させる。
該システムと貯蔵タンクの間を連続的に循環される。該
溶液は、最初は、各セルの底部にポンプ移送される。各
セルの該溶液は、オーバーフローを使用することによ
り、適切なレベルに維持される。該オーバーフローから
集められた溶液は、再循環するために貯蔵タンクに送ら
れる。最後のセルを出た後、該ストリップは、電解質回
収およびリンスステーション(rinsing sta
tion)を通る。回収された電解質は、再循環するた
めに貯蔵タンクに送られる。リンスは第2のタンク内
で、熱水スプレーまたはリンガーロール(wringe
r roll)のシステムによって行われる。最終的
に、すずめっき物がエアドライヤーを通って乾燥され
て、電気めっき操作が完了する。光沢のある堆積物が望
まれる場合には、該すずめっき物は公知のリフロー加工
にかけられる。次の実施例は本発明のさらに種々の態様
を例示するものであり、如何なる態様においても、本発
明の範囲を限定するものではない。
ーのメタンスルホン酸40g/L、硫酸 1g/L、平
均分子量が2200のEO/POコポリマー0.5g/
L、平均分子量が6000のポリエチレングリコール
0.5g/L、および還元剤 0.25g/Lを含む電
解質組成物が調製された。電解質浴は、該電解質組成物
を水と混合し、所望の容量を提供するように調製され
た。鋼のパネル、6インチ×2.5インチ(15.24
cm×6.35cm)が導電マンドレル(conduc
tive mandrel)の周囲に巻かれ、電解質中
で、40℃の温度で、1500rpmの速度で回転され
た。次いで、パネルは、300ASFの電流密度を用い
て電気めっきされ、約50マイクロインチの厚さのすず
被覆を堆積させた。続いて、鋼のパネルはリンスされ、
乾燥され、さらに、該堆積物がリフローされて輝く反射
性のすず被覆を得た。
ーのメタンスルホン酸30g/L、硫酸 1g/L、平
均分子量が2200のEO/POコポリマー1.5g/
L、平均分子量が14000のポリエチレングリコール
0.5g/L、および還元剤 1.0g/Lを含む電
解質組成物が調製された。電解質浴は、該電解質組成物
を水と混合し、所望の容量を提供するように調製され
た。調製は130°Fの温度で行われた。該電解質組成
物はハルセル(Hull cell)内に入れられ、鋼
のパネルが、3アンペアの電流を用いて電気めっきされ
た。得られたパネルは、低電流密度端部から、高電流密
度端部の約3/4インチ(1.9cm)まで、なめらか
で、均一な、つや消しのすず堆積物を有していた。
ーのメタンスルホン酸100g/L、平均分子量が22
00のEO/POコポリマー 1.0g/L、平均分子
量が14000のポリエチレングリコール 1.0g/
L、還元剤0.5g/L、およびグレインリファイナー
0.1g/Lを含む電解質組成物が調製された。電解
質浴は、該電解質組成物を水と混合し、所望の容量を提
供するように調製された。調製は110°Fの温度で行
われた。該電解質組成物はハルセル(Hull cel
l)内に入れられ、鋼のパネルが、5アンペアの電流を
用いて電気めっきされた。得られたパネルは、低電流密
度端部から、高電流密度端部の約3/4インチ(1.9
cm)まで、なめらかで、均一な、つや消しのすず堆積
物を有していた。
ための電気めっきセルの断面図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 すず化合物の1以上、酸性電解質の1以
上、アルキレンオキシド化合物の1以上、ポリアルキレ
ングリコールの1以上、および任意に添加剤の1以上を
含む、すずまたはすず−合金を基体上に堆積させるため
の電解質組成物。 - 【請求項2】 すず化合物が、すずハライド、すずスル
フェート、すずアルカンスルホネート、すずアリールス
ルホネートまたはすずアルカノールスルホネートから選
択される請求項1記載の電解質組成物。 - 【請求項3】 すず化合物が、5〜100g/Lの範囲
の量で存在する請求項1記載の電解質組成物。 - 【請求項4】 酸性電解質が、アルカンスルホン酸、ア
リールスルホン酸、硫酸、スルファミン酸、塩酸、臭化
水素酸およびフルオロホウ酸から選択される請求項1記
載の電解質組成物。 - 【請求項5】 酸性電解質が、10〜400g/Lの範
囲の量で存在する請求項1記載の電解質組成物。 - 【請求項6】 アルキレンオキシド化合物が、エチレン
オキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー;少
なくとも1つのヒドロキシル基を有し、炭素原子数が2
0以下である有機化合物のアルキレンオキシド縮合生成
物;またはオキシプロピレンをポリオキシエチレングリ
コールに付加することによって調製される化合物から選
択される請求項1記載の電解質組成物。 - 【請求項7】 アルキレンオキシド化合物が、約500
〜約10000の平均分子量を有する請求項1記載の電
解質組成物。 - 【請求項8】 アルキレンオキシド化合物が、0.1〜
15mL/Lの量で存在する請求項1記載の電解質組成
物。 - 【請求項9】 ポリアルキレングリコールが、ポリエチ
レングリコールまたはポリプロピレングリコールから選
択される請求項1記載の電解質組成物。 - 【請求項10】 ポリアルキレングリコールが、約20
0〜約100000の平均分子量を有する請求項1記載
の電解質組成物。 - 【請求項11】 ポリアルキレングリコールが、0.1
〜15g/Lの量で存在する請求項10記載の電解質組
成物。 - 【請求項12】 水をさらに含む請求項1記載の電解質
組成物。 - 【請求項13】 添加剤が、還元剤、グレインリファイ
ナー、光沢剤およびこれらの混合物から選択される請求
項1記載の電解質組成物。 - 【請求項14】 基体を請求項1記載の電解質組成物に
接触させ、さらにすずまたはすず−合金を該基体上に堆
積させるのに充分な電流密度を、該電解質組成物に適用
する工程を含む、すずまたはすず−合金を基体上に堆積
する方法。 - 【請求項15】 基体上に、請求項14記載の方法に従
って堆積されたすずまたはすず−合金を有する基体。 - 【請求項16】 電流密度が1〜2000ASFの範囲
である請求項14記載の方法。 - 【請求項17】 a)電気めっきセル;該セルに隣接す
るオーバーフローリザーバー;該リザーバーから該電気
めっきセルに溶液を返送する手段;めっきされるべき基
体を、該セルの第1の端部にある入口点から、該セルの
第2の端部にある出口に移送する手段を有する高速電気
めっき装置を利用し;b)1以上のすず化合物、酸性電
解質の1以上、アルキレンオキシド化合物の1以上、ポ
リアルキレングリコールの1以上、および任意に添加剤
の1以上のベース溶液を含む電解質を導入し;さらに
c)基体が該セル内の電気めっき溶液を通過する間に、
該基体を、すずまたはすず−合金で、高速電気めっきを
するのに充分な電流密度および充分な温度で、連続的に
電気めっきする工程を含む、すずまたはすず−合金の高
速電気めっき方法。
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