JP2001316274A - 経管栄養剤およびその製造方法 - Google Patents

経管栄養剤およびその製造方法

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JP2001316274A
JP2001316274A JP2000134457A JP2000134457A JP2001316274A JP 2001316274 A JP2001316274 A JP 2001316274A JP 2000134457 A JP2000134457 A JP 2000134457A JP 2000134457 A JP2000134457 A JP 2000134457A JP 2001316274 A JP2001316274 A JP 2001316274A
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cocoa
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Yoshihito Yaginuma
義仁 柳沼
Nobuyoshi Mochihara
延吉 持原
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ココアを含有し、しかも、経管投与適性の
優れた経管栄養剤を提供すること。 【解決手段】 微細セルロースと難消化性デキストリン
を含む水分散性の微細セルロース含有複合体を配合し
て、経管栄養剤を調製する。調製の際は、5〜130M
Pa程度の圧力、特に50〜130MPaの圧力で均質
化することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経管栄養剤に関す
る。さらに詳しくは、重傷患者等の治癒あるいは寝たき
り老人のQOLの向上に大きな期待がもたれるココアと
水不溶性食物繊維を含むにも関わらず、優れた経管投与
適性を有する流動性の経管栄養剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消化器等の外科疾患に伴う手術術
後の低栄養状態、あるいは消化吸収機能低下状態にある
患者、口腔内手術後の患者、寝たきりの老人、意識障害
等のために経口で栄養摂取ができない患者に対する栄養
補給は、流動性の栄養剤を細いチューブを通して胃や腸
に供給されるという、いわゆる経管栄養法がとられる。
経管栄養法が開発された当初は、栄養剤中の成分は全て
が消化吸収されることを目標とした。しかしながら、下
痢あるいは便秘が発生しやすいという問題が顕在化し、
患者のQOL(Quality of life)の向
上が課題となった。そこで経管栄養剤に食物繊維を配合
する努力がなされてきた。特に、水不溶性食物繊維は、
下痢、便秘を改善する効果が大きく、適当な素材である
が、一方、チューブ流下の際の、流速調整クランプ部に
て閉塞を起こしやすく、その経管投与適性を改善する必
要があった。水不溶性食物繊維の一種である結晶セルロ
ースの配合については、特開昭62−224260号公
報、特開昭63−150226号公報、特開平5−18
6331号公報においては、種々の結晶セルロース(複
合体)の使用例があるし、特開平11−253115号
公報には、微細セルロースと難消化性デキストリンから
なる微細セルロース含有複合体の使用例がある。
【0003】最近になって、経管栄養剤にココアを配合
する試み(間籐ら,Bio Industry,16
(8),49−56(1999))がなされている。そ
れによると、ココアの添加によって抗う歯効果、胃潰瘍
予防効果、胃腸炎防止効果、食中毒防止効果、便通改善
効果、便臭改善効果が期待されるという。しかしなが
ら、ココア粒子は沈降しやすく、経管投与適性が著しく
劣る。この点に関しては、前述の文献には何ら記載がな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ココアを含有し、しか
も、経管投与適性の優れた経管栄養剤を提供すること
が、本発明の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水分散性
の微細セルロース含有複合体を使用することで、課題を
解決し、本発明をなすに至った。すなわち本発明は、微
細セルロース20〜99重量%と難消化性デキストリン
1〜80重量%を含む微細セルロース含有複合体であっ
て、該複合体を水に分散させたときの微細セルロースの
平均粒径が30μm以下である上記複合体と、ココアを
配合してなることを特徴とする経管栄養剤、および、5
0〜130MPaの圧力で均質化することを特徴とする
前述の経管栄養剤の製造方法である。
【0006】以下、本発明を詳しく説明する。本発明で
使用される微細セルロース含有複合体とは、 単に微細
セルロースの粉末と難消化性デキストリンの粉末を混合
したものではなく、粒子1個の中に1個以上の微細セル
ロース粒子と難消化性デキストリンとその他の成分を含
有し、かつ、微細セルロース粒子の周囲に難消化性デキ
ストリンが存在しているという構造を有する粒子、およ
びその粒子の群からなる乾燥粉末のことを意味する。
【0007】本発明で使用される微細セルロース含有複
合体は、水中で撹拌すると、複合体の形態のまま水中に
分散するのでなく、複合体は崩壊して、個々の微細セル
ロース粒子の状態で分散するのが特徴である。微細セル
ロース含有複合体を水中で1%濃度で攪拌して分散させ
たときの微細セルロースの平均粒径は、30μm以下で
あることが必要である。このときの粒度分布における粒
径10μm以上の粒子の割合は80%以下であることが
好ましい。より好ましくは平均粒径が20μm以下であ
って、粒径10μm以上の粒子の割合が70%以下であ
る。さらに好ましくは平均粒径が3〜10μmであっ
て、粒径10μm以上の粒子の割合が50%以下であ
る。平均粒径が30μmを超えると、懸濁安定性などの
機能が低下する。平均粒径が小さいほどザラツキ感は改
良されるが、3μm未満だとコロイド分画が増え、粘度
が上がる場合があり、好ましくない。
【0008】また、本発明で使用される微細セルロース
含有複合体は低粘性であり、それは3%濃度で水に分散
させて測定したときの粘度が300mPa・s以下であ
ることが好ましい。粘度が300mPa・sを超える
と、一定の値以上の流動速度で、(具体的には複合体を
1.5%程度配合した経管栄養剤を、内径1mmφ以下
のチューブで流下させたとき、200g/hr以上の流
動速度で)流下させることが困難となり、 また、クラ
ンプを絞って流動速度を一定の値、例えば170g/h
rに調節したとき、クランプ部で経管栄養剤が詰まりや
すくなる。粘度は、好ましくは、100mPa・s以下
であり、さらに好ましくは50mPa・s以下である。
【0009】難消化性デキストリンとは、例えば酸の存
在下でデンプンを加熱し、焙焼デキストリンとした後、
酵素分解処理したり、あるいはさらにイオン交換樹脂に
て分画を行うことによって得られるもので、食物繊維の
平均分子量が500から3000程度、グルコース残基
がα−1,4、α−1,6、β−1,2、β−1,
3、 β−1,6−グルコシド結合で結合し、還元末端
の一部はレボグルコサン(1,6−アンヒドログルコー
ス)である分岐構造の発達した難消化性の物質である。
市販品としては「パインファイバー」(商品名)、「フ
ァイバーソル2」(商品名)(松谷化学工業(株)製)
などが使用できる。これらは水溶液の粘度が低いこと、
および通常のデンプン類と異なり、難消化性である点が
特徴である。本発明で使用の難消化デキストリンは、水
に溶解したときに低粘度を示すことが特徴である。難消
化性デキストリンを10%濃度に溶解させたときの水溶
液の粘度は300mPa・s以下、好ましくは、100
mPa・s以下であり、特に好ましくは10mPa・s
以下である。一般に低粘度の水溶液を与えるデンプンと
して、デンプン加水分解物(HCS)、デキストリン、
マルトデキストリンと呼ばれるものがあるが、これらは
消化性である点、本発明で使用される難消化性デキスト
リンとは異なる。本発明で使用される難消化性デキスト
リンは食物繊維分、つまり難消化性成分を50%以上含
有するものを使用し、さらに好ましくは70%以上含有
するものを使用する。
【0010】本発明で使用される微細セルロース含有複
合体は、微細セルロース20〜99重量%と難消化性デ
キストリン1〜80重量%を含有する。微細セルロース
が20重量%未満もしくは難消化性デキストリンが80
重量%を越えると、懸濁安定化に寄与する微細セルロー
ス成分が不足し、その結果として懸濁安定性が不足す
る。また、微細セルロースが99重量%を超えるか、も
しくは難消化性デキストリンが1重量%未満では、複合
体を水中で撹拌しても個々の微細セルロース粒子に分散
しにくいので、その結果として、平均粒子径の増大→懸
濁安定化機能の低下を引き起こす。微細セルロース含有
複合体は、好ましくは、微細セルロース40〜90重量
%、難消化性デキストリン10〜60重量%とを含み、
特に好ましくは、微細セルロース50〜85重量%、難
消化性デキストリン15〜50重量%とを含むものであ
る。
【0011】本発明で使用される微細セルロース含有複
合体には、 微細セルロースと難消化性デキストリン以
外に、単糖類、オリゴ糖類、糖アルコール類、デンプン
類、可溶性デンプン、デンプン加水分解物、油脂類、蛋
白類、食塩、各種リン酸塩等の塩類、乳化剤、増粘安定
剤、酸味料、香料、色素など食品に使用できる成分を適
宜配合されていても良い。特に、複合体の分散状態を調
整するために、キサンタンガム、カラギーナン、カルボ
キシメチルセルロース・ナトリウム、ジェランガムな
ど、食品に利用される増粘安定剤や、糖類、可溶性デン
プン、デンプン加水分解物などのデンプン類、ガラクト
マンナン分解物、ペクチン分解物、ポリデキストロース
などの水溶性食物繊維類を単独で、あるいは併用して配
合してもよい。なおこれらの成分は、複合体製造時に添
加しても良いし、複合体製造後に添加しても構わない。
配合量は安定性等の機能と粘度のバランスで適宜決定さ
れるべきものである。例えば、安定化剤としてキサンタ
ンガムを配合する場合は、0.1〜3%以下、ジェラン
ガムは1%以下の配合で好ましい結果を得ることができ
る。特に、それらの配合量として好ましいのは複合体に
対して0.1〜2.5重量%の配合である。
【0012】本発明で使用される微細セルロース含有複
合体は、コロイド分画が低い方が好ましい。コロイド分
画が高くなると粘度が高くなってしまう。好ましくは8
5%以下、より好ましくは65%未満、特に好ましくは
5〜50%である。本発明で使用される微細セルロース
と難消化性デキストリンからなる複合体は、微細セルロ
ースと難消化性デキストリンを単に粉末状態のまま混合
したものではなく、微細セルロースと難消化性デキスト
リンを水分含有状態、つまり、スラリー状、ペースト
状、ゲル状、ケーク状で混合した後、乾燥して得られる
ものである。水分のある状態で混合することによって、
微細セルロース粒子の表面を難消化性デキストリンとよ
くなじませることが肝要である。この後、乾燥工程を経
ることによって、おそらく微細セルロース粒子と難消化
性デキストリンとの間に相互作用が生じ、水中に攪拌し
た際に個々に分散した微細セルロース粒子の表面には、
難消化性デキストリンの一部が付着して残るものと推察
され、その結果として複合体の水分散液は単にそれらを
混合したものと比べ粘度が低下し、また、チューブを流
下する際のクランプ部での詰まりが低減するのである。
乾燥す る前の混合物の水分含量は、混合物総重量の約
30重量%以上であることが好ましい。水分含量が低い
と、微細セルロースと難消化性デキストリンを充分に混
合するのに時間を要するために好ましくない。より好ま
しい水分含量は約50重量%以上である。
【0013】本発明で使用される微細セルロース含有複
合体の製法について具体的に説明する。本発明で使用さ
れる微細セルロース含有複合体は、例えば、木材パル
プ、精製リンター、再生セルロース、穀物もしくは果実
由来の植物繊維等のセルロース系素材を酸加水分解、ア
ルカリ酸化分解、酵素分解、スチームエクスプロージョ
ン分解、亜臨界水あるいは超臨界水による加水分解等、
あるいはそれらの組み合わせにより解重合処理して平均
重合度30〜375とし、次いで、機械的なシア(剪断
力)をかけて磨砕し、微細セルロースとした後、難消化
性デキストリンを添加して混合後、乾燥することによっ
て得ることができる。解重合処理したセルロースに難消
化性デキストリンを添加後、機械的なシアをかけて磨砕
と混合を同時に行う、いわゆる湿式共磨砕した後、乾燥
し、微細セルロースを含む複合体とすることは特に好ま
しい。また、本発明で使用される微細セルロース含有複
合体はセルロース系素材に化学的処理を施さずに、ある
いは弱い化学的な処理を施した後、機械的なシアをかけ
湿式磨砕を行うか、あるいは粉砕することによって得る
ことができる、木材パルプやバクテリアセルロース等を
原料とした微小繊維状セルロース、あるいは粉末セ ル
ロースを難消化性デキストリンと共に水分の存在下で
混合および/もしくは磨砕した後、乾燥し、微細セルロ
ースを含む複合体として得られるものであっても良い。
【0014】湿式磨砕機械は、系に存在する水分量、セ
ルロースの微細化の程度により自由に選択される。例え
ば、平均粒径が8μm以下の微細セルロースを得るよう
な充分な機械的シアをかける場合は、媒体攪拌ミル類、
例えば、湿式振動ミル、湿式遊星振動ミル、湿式ボール
ミル、湿式ロールミル、湿式コボールミル、湿式ビーズ
ミル、湿式ペイントシェーカー等の他、高圧ホモジナイ
ザー等が用いられる。高圧ホモジナイザーとしては、約
50MPa以上の高圧で、スラリーを微細オリフィスに
導き高流速で対面衝突させるタイプが効果的である。こ
れらのミルを使用した場合の最適磨砕濃度は機種により
異なるが、概ね3〜25重量%程度の固形分濃度が適し
ている。
【0015】また、平均粒径が5〜30μmの微細セル
ロースを得るような機械的シアをかける場合において
は、おおむね固形分濃度が3〜30重量%程度であるス
ラリー様の系を磨砕するには、コロイドミル、連続式ボ
ールミル、ホモジナイザー、ホモミキサー、プロペラ撹
拌機などの磨砕機、混合機が使用できる。また、それよ
り固形分濃度が高い、おおむね20〜60重量%程度で
あるケーク状のものを磨砕するには、ニーダー、ライカ
イ機、押出機などが使用できる。また、微小繊維状セル
ロースは、セルロース系素材懸濁液を高圧ホモジナイザ
ーで5MPa以上の圧力で数回パスして、繊維径を約
0.01〜1μmにまで離解にすることにより、あるい
は、セルロース系素材の懸濁液を媒体攪拌ミル類で数回
処理することにより得られる。本発明の目的のためには
これらの機種を単独で用いることもできるが、二種以上
の機種を組み合わせて用いることも出来る。
【0016】微細セルロースと難消化性デキストリンの
混合物の乾燥は公知の方法を使用すればよいが、実際的
には、乾燥される対象物の水分量、状態によって最適な
方法を選ぶべきである。例えばスラリー状であれば、噴
霧乾燥法、ドラム乾燥法、アルコール沈澱法等が使用で
きる。また、泥状物、餅様物には、棚段式乾燥法、ベル
ト乾燥法、流動床乾燥法、凍結乾燥法、マイクロウエー
ブ乾燥等が挙げられる。水中での複合体の再分散性を向
上させる点からは、スラリー状にして噴霧乾燥する方法
が好ましい。乾燥コスト低減の点からは、アルコール沈
澱法、プレス法、固形分含量の高い状態で乾燥できる棚
段乾燥法、流動床乾燥法が好ましい。乾燥後の水分量の
上限は、取り扱い性、経時安定性を考慮すれば、15重
量%以下が好ましい。特に好ましくは10重量%以下で
ある。さらに好ましくは6重量%以下である。
【0017】なお、ドラム乾燥法、棚段式乾燥法、ベル
ト乾燥法などにより得られた乾燥物は、薄片状、塊状で
得られるので、衝撃式粉砕機、ジェットミル粉砕機など
適切な方法で粉砕し、目開き425μmの篩をほぼ全通
する程度に粉末化することが好ましい。経管栄養剤中の
微細セルロース含有複合体の配合量は、0.1〜3重量
%が好ましい。配合量が多いほど食物繊維機能の発現が
期待されるが、多すぎると粘度が上がって流下速度が下
がり、また、チューブを閉塞しやすくなる。少なすぎる
と食物繊維機能が期待できなくなる。より好ましくは、
0.15〜2.5重量%、さらに好ましくは0.2〜2
重量%である。
【0018】本発明で使用されるココアとは、カカオの
樹の果実中に含まれている種子であるカカオ豆を発酵、
水洗、乾燥、焙炒し、この外皮、胚芽を除いた胚乳部、
すなわちココアニブを粉砕し、含有するココアバターの
一部をしぼり、取り除き、粉末にしたココアパウダーの
ことを意味する。脂肪の含有量は、20%以上でも、2
0%未満でも使用できる。水に分散して使用するので、
分散性の良好なアルカリ処理品(ダッチココア)の方が
好ましい。粒子の大きさは、より小さい方が懸濁安定性
および経管投与適性の点から好ましい。
【0019】本発明の経管栄養剤にココアは0.1〜5
%程度配合される。生理機能発現のためには多量に配合
することが好ましいが、多すぎるとチューブを流下する
際に閉塞しやすい。少ないと、生理機能が期待できなく
なる。好ましくは、0.2〜4%、特に好ましくは0.
5〜2%である。
【0020】本発明の経管栄養剤のその他の原料は、蛋
白質、脂質、炭水化物などいずれも当該分野において通
常使用されているものと同様であって、特に限定するも
のではない。これらの原料について例を挙げれば、蛋白
質原料としては植物性のもの、あるいは動物性のものの
いずれであっても良く、例えば、大豆蛋白、小麦蛋白、
乳蛋白、卵白、魚肉蛋白あるいはそれらの加水分解物、
あるいはそれらの混合物、等を挙げることができる。脂
質原料としては、例えば、炭素数6〜12の中鎖脂肪酸
トリグリセリド、大豆油、米油、コーン油、サフラワー
油、ヤシ油、ラード、牛脂、魚油、あるいはこれらの混
合油を挙げることができる。糖質原料としては、例え
ば、澱粉、デキストリンまたはその加水分解物、麦芽
糖、乳糖、ぶどう糖、果糖、あるいはそれらの混合物、
等を挙げることができる。これらの原料の配合割合は、
最終製品の固形分当たり、蛋白質5〜30重量%、脂質
5〜25重量%、糖質50〜80重量%となるような量
が望ましい。微量栄養成分であるミネラル類、ビタミン
類は栄養上必要とされる量が添加される。また、必要に
応じて乳化剤、乳化安定剤、香料、甘味料、等が添加さ
れる。さらに本発明においては水溶性食物繊維、例えば
ポリデキストロース、グアーガム酵素分解物や、アラビ
アガム、プルラン等の高分子、フラクトオリゴ糖、等の
低分子を添加しても良い。
【0021】本発明の経管栄養剤は、好ましくは、全て
の原料を水に分散後、高圧均質機を用いて均一な乳化液
とすることによって得られる。この時、原料は1〜2k
cal/mlになるように配合する。均質化は5〜13
0MPa程度の圧力で、1回あるいは数回行う。均質化
圧力は50MPa以上であると、特にココアの懸濁安定
化およびチューブ流下性が良好となる。70〜130M
Paであると、さらに好ましい。高圧均質化機として
は、例えば、高圧ホモゲナイザー(APVゴーリン
社)、ナノマイザーシステム(ナノマイザー社)、マイ
クロフルイダイザー(マイクロフルイデックス社)など
が使用できる。微細セルロース含有複合体を5倍以上の
水に分散し、濃厚液のまま高圧均質化機を用いて平均粒
子径30μm以下、好ましくは10μm以下になるよう
に処理してから他の原料を配合し、さらに高圧均質化機
で処理すると、特に良い結果が得られる。この乳化液を
レトルトパウチ、缶、ビン、等の包装容器に充填密封し
た後、100〜150℃程度の高温滅菌処理、例えばレ
トルト滅菌、超高温瞬間滅菌、等を行って製造される。
【0022】本発明の経管栄養剤は、既存の栄養剤と同
様、そのまま経口で摂取しても良いし、また、アイスク
リーム状、プリン状、牛乳寒天状、茶碗蒸し状、コーン
スープ状、ポタージュ状に加工して使用しても良い。経
管栄養剤は医薬品扱いする場合と食品扱いする場合があ
る。いずれにおいても本質的な差はなく、本発明の経管
栄養剤はどちらの場合にも適用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、実施例によって本発明をさ
らに具体的に説明する。なお、測定は以下の通り行っ
た。 <微細セルロース含有複合体の平均粒径> (1)サンプル(固形分)3.0gに蒸留水を入れ、全
量を300gとする。 (2)エースホモジナイザー(日本精機製AM−T)に
て15000rpmで5分間分散する。 (3)レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(堀場製作
所製LA−910型)を用いて粒度分布を測定する。平
均粒径は積算体積50%の粒径(メジアン径)で表す。
【0024】<微細セルロース含有複合体のコロイド分
画> (1)サンプル(固形分)0.75gに蒸留水を入れ、
全量を300gとする。 (2)エースホモジナイザー(日本精機製AM−T)に
て15000rpmで2分間分散する。 (3)分散液10mlを正確に秤量瓶にとり重量を精秤
する。 (4)残りの分散液40mlを遠沈管に移し、2000
rpmで15分間遠心分離する(国産遠心機製H−30
0型)。その上層液10mlを正確に秤量瓶にとり重量
を精秤する。
【0025】(5)(3)、(4)の秤量瓶を105℃
の乾燥機で10時間加熱し、内容物を蒸発乾固する。 (6)(3)の固形分重量を精秤する。(Ag) (7)(4)の固形分重量を精秤する。(Bg) (8)水溶性成分(複合体に含まれる、難消化性デキス
トリンとその他の水溶性物質の合計の比率:S%)の補
正を行い、次式によりコロイド分画を算出する。 コロイド分画(%)=(B−A×S/100)/(A×
(1−S/100))×100 以下、実施例および比較例により本発明を具体的に説明
する。
【0026】
【実施例1】市販DPパルプを裁断後、7%塩酸中で1
05℃で20分間加水分解して得られた酸不溶性残渣を
ろ過、洗浄し、加水分解セルロースのウェットケーク
(固形分含量41%)を得た。そして、この加水分解セ
ルロース65重量部(固形分)、「ファイバーソル2」
(松谷化学工業(株)の難消化性デキストリン)34.
2重量部、及び「ケルコゲルLT−100」(商品名:
三栄源エフ・エフ・アイ(株)のジェランガム)0.8
重量部を必要に応じて加水し、ニーダーにて3時間混練
した。次に60℃の熱風乾燥機で乾燥した後、粉砕し
て、微細セルロース含有複合体を得た。この微細セルロ
ース含有複合体の平均粒径は7.9μm、コロイド分画
は50%だった。この微細セルロース含有複合体の総食
物繊維含量は94.9%(酵素−HPLC法にて測定)
だった。
【0027】次に、澱粉加水分解物14.4%、カゼイ
ン3.1%、脱脂粉乳2.1%、微細セルロース含有複
合体1.3%、ココア1.1%、トウモロコシ油1.0
%、ヤシ油1.0%、塩化カリウム920ppm、塩化
ナトリウム460ppm、硫酸マグネシウム460pp
m、グリセロリン酸カルシウム230ppm、大豆レシ
チン230ppm、ビタミンC64ppm、ビタミンE
21ppm、ニコチン酸アミド9.2ppm、ビタミン
B1塩酸塩0.69ppmを混合し、次いで、60℃の
温水75.8%を加え、TKホモミキサーを用いて10
000rpmで5分間分散した後、マイクロフルイダイ
ザーを用いて、100MPaの圧力で1パスして、乳化
した。次いで、耐熱瓶に充填した後、オートクレーブを
用いて121℃で30分間殺菌し、経管栄養剤を得た。
なお、ココアはバンホーテン社製品で、脂質は21.9
%、総食物繊維含量は24.2%(酵素−重量法にて測
定)、平均粒径14.3μm(水に分散後、LA−91
0型にて測定)のものを使用した。できた経管栄養剤中
には1.5%の食物繊維を含む。
【0028】次に、ポリ塩化ビニル製の栄養補給バッグ
付属のチューブ(内径3.4mmφ、120cm)の先
に、EVA製の栄養補給用チューブ(内径0.88mm
φ、120cm)を接続し、次いでその栄養補給バッグ
に得られた経管流動食1Lを充填し、クランプを絞って
約170g/hrに流下速度を調節し、1.2mの高さ
から経管流動食を流下させた。その結果、最大175g
/hr、最低130g/hrの範囲で、多少増減しなが
ら徐々に流速が低下したが、最後までクランプに閉塞す
ることなく、流下した。バッグに充填された経管栄養剤
は流下試験の間、ココアの沈降が全く見られない、均質
な状態を維持していた。
【0029】
【比較例1】微細セルロース含有複合体を配合せず、温
水を77.1%とする以外は実施例1と同様にして経管
栄養剤を調製し、流下性等を評価した。その結果、流下
を開始して40分の間に5回閉塞し、そのたびにクラン
プを開放にして、再度約170g/hrに調整し直す必
要があった。そのため流下試験は約40分で中断した。
バッグに充填された経管流動食は徐々にココアが沈降
し、試験終了時には全体の下側10%(体積)程度に濃
い茶色の層ができた。
【0030】ココアを単に配合するだけでは安定に懸濁
しないので、大粒子から沈降し、それがクランプ部に
て、閉塞してしまう。流下速度を制御するのにチューブ
ポンプ等の定量ポンプを使用すれば、閉塞は無くなる。
しかしながら、クランプによる流下速度制御が一般的で
あり、閉塞が頻発する場合は看護する人間が常に監視す
る必要があり、現実的ではない。
【0031】
【比較例2】微細セルロース含有複合体の代わりに、比
較的低粘度で、しかも、懸濁安定化機能に優れるという
結晶セルロース複合体(アビセル<登録商標>RC−N
81、旭化成工業(株)製、総食物繊維含量は96.6
%(酵素−重量法にて測定))を0.5%配合し、温水
を75.0%とする以外は実施例1と同様にして経管栄
養剤を調製した。できた経管栄養剤中には食物繊維を
0.75%含む。
【0032】この経管栄養剤を用いて、実施例1と同様
に流下性等を評価した。その結果、流下試験を終了する
までに7回閉塞し、そのたびにクランプを開放にして、
再度約170g/hrに調整し直す必要があった。閉塞
する間、流下速度は一定ではなく、どんどん下がってい
き、ついには閉塞するという事を繰り返した。バッグに
充填された経管流動食は徐々にココアが沈降し、試験開
始60分後には、全体の下側83%(体積)程度に濃い
茶色の層ができた。
【0033】ココア飲料におけるココアの懸濁安定化に
汎用される結晶セルロース製剤であり、流下性を考え
て、最も低粘度になるタイプを懸濁安定剤として使用し
たが、閉塞が発生してしまった。ココアの懸濁層は安定
剤を使用しない場合は10%程度となるが(比較例
1)、それに比べて83%ということで、飛躍的に懸濁
性が改善されている。しかしながら、大粒子が先に沈降
するらしく、閉塞が発生してしまった。安定剤の配合量
を増やすと、系の粘度が上がるので好ましくない。結
局、既存の懸濁安定剤を使用したのでは、充分な流下性
を確保することができず、また、食物繊維含量を高める
ことも難しい。
【0034】
【発明の効果】本発明の経管栄養剤は、重傷患者等の治
癒あるいは寝たきり老人のQOLの向上に大きな期待が
もたれるココア、水不溶性食物繊維、水溶性食物繊維を
含み、しかも従来、水不溶性成分を配合した経管栄養剤
において不充分であった経管投与の際の流下性に優れ
る。そのための、患者に対するメリットはもちろん、看
護者の負担を大きく軽減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 1/04 A61P 1/04 1/10 1/10 1/12 1/12 1/14 1/14 3/02 3/02 // A23L 1/30 A23L 1/30 B 1/308 1/308 Fターム(参考) 4B018 LE05 MD36 MD47 MD57 ME11 MF02 4C076 AA22 BB04 BB05 CC16 CC21 EE31Q EE38Q FF36 4C086 AA01 AA02 EA20 MA03 MA04 MA05 MA07 MA23 NA03 ZA67 ZA68 ZA69 ZA73 ZC21 4C088 AB12 MA04 MA23 MA55 NA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細セルロース20〜99重量%と難消
    化性デキストリン1〜80重量%を含む微細セルロース
    含有複合体であって、該複合体を水に分散させたときの
    微細セルロースの平均粒径が30μm以下である上記複
    合体と、ココアを配合してなることを特徴とする経管栄
    養剤。
  2. 【請求項2】 微細セルロース20〜99重量%と難消
    化性デキストリン1〜80重量%を含む微細セルロース
    含有複合体であって、該複合体を水に分散させたときの
    微細セルロースの平均粒径が30μm以下である上記複
    合体と、ココアを配合してなる経管栄養剤を製造するに
    あたり、50〜130MPaの均質化圧力で均質化する
    ことを特徴とする経管栄養剤の製造方法。
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