JP2001314086A - Ac−dcコンバータ - Google Patents

Ac−dcコンバータ

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JP2001314086A JP2000130924A JP2000130924A JP2001314086A JP 2001314086 A JP2001314086 A JP 2001314086A JP 2000130924 A JP2000130924 A JP 2000130924A JP 2000130924 A JP2000130924 A JP 2000130924A JP 2001314086 A JP2001314086 A JP 2001314086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AC−DCコンバータの不平衡の出力電流に
より発生する不均等な電圧による変換回路のスイッチン
グ素子の破壊を抑制する。 【解決手段】 AC−DCコンバータの第1又は第2の
変換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4A〜9A;4B
〜9B)がオンからオフに切り替えられると、正側直流リ
アクトル(17A,17B)と負側直流リアクトル(34A,34B)とに
蓄積されたエネルギの差分に相当する電流が直流リアク
トル(17A又は34A,17B又は34B)、分圧用コンデンサ(35又
は36)及び電圧平衡用ダイオード(37A,38A)により構成さ
れる直流回路に流れて、分圧用コンデンサ(35又は36)が
充電される。その結果、分圧用コンデンサ(35,36)は略
均等な電圧レベルに充電され、直流リアクトル(17A,34
A,17B,34B)に均等な電流が流れるので、均等なレベルの
電圧がオフしているIGBT(4A〜9A;4B〜9B)に印加さ
れ、各変換回路(3A,3B)内のIGBT(4A〜9A;4B〜9B)の
破壊を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流入力電流を直流
出力電流に変換するAC−DCコンバータ、特に複数の
変換回路内に設けられたスイッチング素子の破壊を防止
するAC−DCコンバータに属する。
【0002】
【従来の技術】従来のAC−DCコンバータは、例えば
図3に示すように、リアクトル及びコンデンサを有し且
つ三相交流電源(1)の交流入力端子(1A,1B,1C)に接続さ
れるフィルタ回路(2)と、フィルタ回路(2)の出力端子に
接続される第1及び第2の変換回路(3A,3B)と、第1及
び第2の変換回路(3A,3B)の各出力端子間に接続される
還流用整流素子としての第1及び第2の還流用ダイオー
ド(16A,16B)と、直流リアクトル(17A,17B)を介して還流
用ダイオード(16A,16B)に接続される平滑コンデンサ(1
8)とを備えている。第1の変換回路(3A)は、橋絡接続
(ブリッジ接続)された3対のスイッチング素子を構成
する第1〜第6のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタ)(4A〜9A)と、各IGBT(4A〜9A)と直列に
接続された逆流防止用整流素子を構成する第1〜第6の
逆流防止用ダイオード(10A〜15A)とを有する。同様に、
第2の変換回路(3B)は、橋絡接続(ブリッジ接続)され
た3対のスイッチング素子を構成する第1〜第6のIG
BT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)(4B〜9B)
と、各第1〜第6のIGBT(4B〜9B)と直列に接続され
た逆流防止用整流素子を構成する第1〜第6の逆流防止
用ダイオード(10B〜15B)とを有する。直流リアクトル(1
7A,17B)と出力端子(40A)との間に接続された電流検出器
(19)は、正側直流リアクトル(17A)に流れる電流IL1
正側直流リアクトル(17B)に流れる電流IL2との和電流
Lをその電流に対応する電圧VLとして検出する。ま
た、第1及び第2の還流用ダイオード(16A,16B)と平滑
コンデンサ(18)との間の負側ラインには、それぞれ正側
直流リアクトル(17A,17B)と同一の負側直流リアクトル
(34A,34B)が接続される。
【0003】交流入力端子(1A,1B,1C)に接続される相電
圧検出用トランス(20)は、三相交流電源(1)からのU
相、V相及びW相の交流入力電圧VU,VV,VWを検出す
る。制御回路(21)は、相電圧検出用トランス(20)の検出
電圧VU,VV,VW及び電流検出器(19)の検出電圧VL並び
に平滑コンデンサ(18)の電圧VDCに応じて第1の変換回
路(3A)内に設けられた第1〜第6のIGBT(4A〜9A)の
ゲート端子の各々に第1〜第6のオン・オフ制御信号V
A1,VA2;VA3,VA4;VA5,VA6を付与して第1〜第6の
IGBT(4〜9)をオン・オフ制御すると共に、第2の変
換回路(3B)内に設けられた第1〜第6のIGBT(4B〜9
B)のゲート端子の各々に第1〜第6のオン・オフ制御信
号VB1,VB2;VB3,VB4;VB5,VB6を付与して第1〜第
6のIGBT(4B〜9B)をオン・オフ制御する。
【0004】図4に示すように、制御回路(21)は、基準
電源(22)と、第1の誤差増幅器(23)と、第2の誤差増幅
器(24)と、相電流基準信号発生回路(25)と、三角波発振
回路(26)と、PWMコンパレータ(27,28,29)と、線電流
パルス変換回路(30)と、制御信号出力回路(31)と、遅延
回路(33)とを備えている。基準電源(22)は、平滑コンデ
ンサ(18)の両端から出力される直流出力電圧VDCの基準
値を規定する基準電圧VRDを発生する。第1の誤差増幅
器(23)は、平滑コンデンサ(18)の電圧VDCを基準電源(2
2)の基準電圧VRDと比較してそれらの誤差電圧信号VE1
を出力する。第2の誤差増幅器(24)は、電流検出器(19)
の検出電圧VLを第1の誤差増幅器(23)の出力信号VE1
と比較してそれらの誤差電圧信号VE2を出力する。相電
流基準信号発生回路(25)は、相電圧検出用トランス(20)
の検出電圧VU,VV,VW及び第2の誤差増幅器(24)の出
力信号VE2に基づいてU相、V相及びW相の電流基準信
号VRUV,VRVW,VRWUを発生する。三角波発振回路(26)
は、三相交流電源(1)の周波数(50〜60Hz)よりも
十分に高い周波数(1〜100kHz)の三角波信号VT
発生する。PWMコンパレータ(27,28,29)は、相電流基
準信号発生回路(25)のU相、V相及びW相の電流基準信
号VRUV,VRVW,VRWUを三角波発振回路(26)の三角波信
号VTと比較して各相の電流のPWM変調信号VPUV,V
PVW,VPWUを出力する。線電流パルス変換回路(30)は、
各PWMコンパレータ(27,28,29)のPWM変調信号V
PUV,VPVW,VPWUを「1」、「0」又は「−1」の3値
の線電流パルス信号VSU(=VPUV−VPWU),VSV(=V
PVW−VPUV),VSW(=VPWU−VPVW)に変換する。制御信
号出力回路(31)は、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSW
の値をそれぞれ判別して変換回路(3)の第1〜第6のI
GBT(4A〜9A)の各ゲート端子に付与する第1〜第6の
オン・オフ制御信号VA1,VA2;VA3,VA4;VA5,VA6
出力する。遅延回路(33)は、制御信号出力回路(31)から
出力される第1〜第6のオン・オフ制御信号VA1〜VA6
よりもπ/2[rad]だけ位相の遅れた第1〜第6のオン
・オフ制御信号VB1〜VB6を遅延回路(33)を介して第2
の変換回路(3B)の第1〜第6のIGBT(4B〜9B)の各ゲ
ート端子に付与する。
【0005】制御信号出力回路(31)は、各線電流パルス
信号VSU,VSV,VSWの何れかが「1」のときにそれに対
応する第1の変換回路(3A)のアームの正側の第1、第3
又は第5のIGBT(4A,6A,8A)のゲート端子に付与する
第1、第3又は第5のオン・オフ制御信号VA1,VA3,V
A5を高(H)レベルにして第1、第3又は第5のIGB
T(4A,6A,8A)をオン状態にする。また、各線電流パルス
信号VSU,VSV,VSWの何れかが「−1」のとき、それに
対応するアームの負側の第2、第4又は第6のIGBT
(5A,7A,9A)のゲート端子に付与する第2、第4又は第6
のオン・オフ制御信号VA2,VA4,VA6を高(H)レベル
にして第2、第4又は第6のIGBT(5A,7A,9A)をオン
状態にする。更に、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSW
の何れかが「0」のとき、それに対応するアームの正側
及び負側の第1及び第2のIGBT(4A,5A)、第3及び
第4のIGBT(6A,7A)又は第5及び第6のIGBT(8
A,9A)のゲート端子に付与する第1及び第2、第3及び
第4又は第5及び第6のオン・オフ制御信号VA1,VA2;
A3,VA4;VA5,VA6の何れか1組を低(L)レベルに
して第1及び第2のIGBT(4A,5A)、第3及び第4の
IGBT(6A,7A)又は第5及び第6のIGBT(8A,9A)を
オフ状態にする。第2の変換回路(3B)も同様に作動され
る。
【0006】第1の変換回路(3A)と同一の構成を有する
第2の変換回路(3B)、第2の還流用ダイオード(16B)及
び直流リアクトル(17B,34B)は、第1の変換回路(3A)、
還流用ダイオード(16A)及び直流リアクトル(17A,34A)と
並列にフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)との間に
接続される。制御回路(21)は、第1の変換回路(3A)に対
して第2の変換回路(3B)のスイッチング位相をπ/2[r
ad]だけ遅延させ、正側直流リアクトル(17A)に流れる
電流IL1と正側直流リアクトル(17B)に流れる電流IL2
との和電流ILのレベルに応じて第1の変換回路(3A)及
び第2の変換回路(3B)をオン・オフ制御する。
【0007】図3に示す従来のAC−DCコンバータの
動作は以下の通りである。例えば、図5(A)に示す三相
交流電源(1)のU相の交流入力電流IUが正の半周期間の
とき、電流検出器(19)の検出電圧VL及び相電圧検出用
トランス(20)の検出電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデ
ンサ(18)の電圧VDCに応じてPWM変調された第1のオ
ン・オフ制御信号VA1が制御回路(21)内の制御信号出力
回路(31)から第1の変換回路(3A)内の第1のIGBT(4
A)のゲート端子に入力され、第1の変換回路(3A)の第1
のIGBT(4A)がオン・オフ動作される。これと同時
に、第1の変換回路(3A)の第2のIGBT(5A)のゲート
端子に入力される第2のオン・オフ制御信号VA2は低レ
ベル一定となり、第1の変換回路(3A)の第2のIGBT
(5A)がオフ状態となる。
【0008】また、三相交流電源(1)のU相の交流入力
電流IUが負の半周期間のときは、電流検出器(19)の検
出電圧VL及び相電圧検出用トランス(20)の検出電圧
U,VV,VW並びに平滑コンデンサ(18)の電圧VDCに応
じてPWM変調された第2のオン・オフ制御信号VA2
制御回路(21)内の制御信号出力回路(31)から第1の変換
回路(3A)の第2のIGBT(5A)のゲート端子に入力さ
れ、第1の変換回路(3A)の第2のIGBT(5A)がオン・
オフ動作される。これと同時に、第1の変換回路(3A)の
第1のIGBT(4A)のゲート端子に入力される第1のオ
ン・オフ制御信号VA1は低レベル一定となり、第1の変
換回路(3A)の第1のIGBT(4A)がオフ状態となる。こ
れにより、第1の変換回路(3A)のU相アームに入力され
る電流IU1は図5(B)に示すように正負のパルス電流波
形となる。
【0009】第1及び第2の変換回路(3A,3B)のU相ア
ームに入力される正負のパルス状の電流IU0はフィルタ
回路(2)により低次の高調波成分が除去され、基本波成
分のみの正弦波電流となる。V相アーム及びW相アーム
にも前記と略同様の動作が行なわれる。但し、U相アー
ムの第1のIGBT(4A,4B)がオン状態のときはV相ア
ームの第4のIGBT(7A,7B)又はW相アームの第6の
IGBT(9A,9B)の何れか1つがオン状態となり、U相
アームの第2のIGBT(5A,5B)がオン状態のときはV
相アームの第3のIGBT(6A,6B)又はW相アームの第
5のIGBT(8A,8B)の何れか1つがオン状態となる。
【0010】一方、図5(A)に示す三相交流電源(1)の
U相の交流入力電流IUOが正の半周期間のとき、第2の
変換回路(3B)内の第1のIGBT(4B)のゲート端子に
は、制御回路(21)内の制御信号出力回路(31)から遅延回
路(33)を介してπ/2[rad]だけ位相の遅れた第1のオ
ン・オフ制御信号VB1が入力され、第1の変換回路(3A)
の第1のIGBT(4A)に対してπ/2[rad]だけスイッ
チング位相が遅れて第2の変換回路(3B)の第1のIGB
T(4B)がオン・オフ動作される。
【0011】したがって、例えば第1及び第2の変換回
路(3A,3B)のU相アームの第1のIGBT(4A,4B)及びV
相アームの第4のIGBT(7A,7B)がオン状態のとき
は、三相交流電源(1)のU相出力、フィルタ回路(2)、第
1の逆流防止用ダイオード(10A,10B)、第1のIGBT
(4A,4B)、直流リアクトル(17A,17B)、平滑コンデンサ(1
8)並びに負荷(32)、第4のIGBT(7A,7B)、第4の逆
流防止用ダイオード(13A,13B)、フィルタ回路(2)、三相
交流電源(1)のV相出力の経路で電流が流れ、正側直流
リアクトル(17A,17B)にエネルギが蓄積されると共に平
滑コンデンサ(18)が充電される。その後、第1及び第2
の変換回路(3A,3B)のU相アームの第1のIGBT(4)が
オフ状態になると、正側直流リアクトル(17A,17B)の蓄
積エネルギ及び平滑コンデンサ(18)の電荷が放出され、
正側直流リアクトル(17A)、平滑コンデンサ(18)並びに
負荷(32)、還流用ダイオード(16)の経路で電流が流れ
る。また、第1及び第2の変換回路(3A,3B)のU相アー
ムの第2のIGBT(5A,5B)及びV相アームの第3のI
GBT(6A,6B)がオン状態のときは、三相交流電源(1)の
V相出力、フィルタ回路(2)、第3の逆流防止用ダイオ
ード(12A,12B)、第3のIGBT(6A,6B)、直流リアクト
ル(17A,17B)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、第
2のIGBT(5A,5B)、第2の逆流防止用ダイオード(11
A,11B)、フィルタ回路(2)、三相交流電源(1)のU相出力
の経路で電流が流れ、直流リアクトル(17A,17B)にエネ
ルギが蓄積されると共に平滑コンデンサ(18)が充電され
る。その後、第1及び第2の変換回路(3A,3B)のU相ア
ームの第2のIGBT(5A,5B)がオフ状態になると、正
側直流リアクトル(17A,17B)の蓄積エネルギ及び平滑コ
ンデンサ(18)の電荷が放出され、直流リアクトル(17A,1
7B)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、還流用ダイ
オード(16)の経路で電流が流れる。第1及び第2の変換
回路(3A,3B)のV相アームの第3及び第4のIGBT(6
A,6B,7A,7B)並びにW相アームの第5及び第6のIGB
T(8A,8B,9A,9B)がオン・オフ動作する場合又は第1及
び第2の変換回路(3A,3B)のU相アームの第1及び第2
のIGBT(4A,4B,5A,5B)並びにW相アームの第5及び
第6のIGBT(8A,8B,9A,9B)がオン・オフ動作すると
きも、前記と略同様の動作が行なわれる。以上により、
図5(E)に示す一定レベルの直流電流ILが直流リアク
トル(17)に流れ、平滑コンデンサ(18)の両端に直流出力
電圧VDCが発生する。
【0012】第1及び第2の変換回路(3A,3B)の第1〜
第6のIGBT(4A〜9A,4B〜9B)のオン・オフ動作によ
り平滑コンデンサ(18)の両端から出力される直流出力電
圧VDCは、制御回路(21)内の第1の誤差増幅器(23)にて
基準電源(22)の基準電圧VRDと比較され、直流出力電圧
DC及び基準電圧VRDの誤差電圧信号VE1が第1の誤差
増幅器(23)から出力される。第1の誤差増幅器(23)の誤
差電圧信号VE1は、第2の誤差増幅器(24)内では電流検
出器(19)により検出された直流リアクトル(17)の検出電
圧VLと比較され、誤差電圧信号VE1及び検出電圧VL
誤差電圧信号VE2が第2の誤差増幅器(24)から出力され
る。第2の誤差増幅器(24)の誤差電圧信号VE2は、相電
圧検出用トランス(20)の検出電圧VU,VV,VWと共に相
電流基準信号発生回路(25)に入力され、検出電圧VU,V
V,VW及び誤差電圧信号VE2に基づいて相電流基準信号
発生回路(25)から図6(A)に示すU相、V相及びW相の
電流基準信号VRUV,VRVW,VRWUが出力される。相電流
基準信号発生回路(25)のU相、V相及びW相の電流基準
信号VRUV,VRVW,VRWUは、各PWMコンパレータ(27,2
8,29)により三角波発振回路(26)の三角波信号VTとそれ
ぞれ比較され、電流基準信号VRUV,VRVW,VRWUと三角
波信号VTとの関係がVRUV,VRVW,VRWU<VTのときに
低レベルとなり、VRUV,VRVW,VRWU>VTのときに高レ
ベルとなる図6(B),(C),(D)に示すPWM変調信号V
PUV,VPVW,VPWUが各PWMコンパレータ(27),(28),(2
9)から出力される。各PWMコンパレータ(27),(28),(2
9)のPWM変調信号VPUV,VPVW,VPWUは、線電流パル
ス変換回路(30)にてそれぞれ図6(E),(F),(G)に示す
線電流パルス信号VPUV−VPWU=VSU;VPVW−VPUV
SV;VPWU−VPVW=VSWに変換される。線電流パルス
変換回路(30)の線電流パルス信号VSU,VSV,VSWは、制
御信号出力回路(31)にてそれらの値、即ち「1」、
「0」又は「−1」がそれぞれ判別され、制御信号出力
回路(31)から変換回路(3)の第1〜第6のIGBT(4〜
9)の各ゲート端子に第1〜第6のオン・オフ制御信号V
G1,VG2;VG3,VG4;VG5,VG6がそれぞれ付与される。
【0013】以上により、直流リアクトル(17)に流れる
電流IL及び三相交流電源(1)のU相、V相及びW相の交
流入力電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデンサ(18)の両
端の直流出力電圧VDCに応じて変換回路(3)内の第1〜
第6のIGBT(4〜9)が制御回路(21)によりオン・オフ
制御され、三相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介し
て変換回路(3)のU相、V相及びW相アームに流れる交
流入力電流IU0,IV0,IW0が正弦波状に制御されると共
に平滑コンデンサ(18)の両端から出力される直流出力電
圧VDCが一定レベルに保持される。
【0014】これと同時に、第2の変換回路(3B)の第2
のIGBT(5B)のゲート端子に入力される第2のオン・
オフ制御信号VB2は低レベル一定となり、第2の変換回
路(3B)の第2のIGBT(5B)がオフ状態となる。また、
三相交流電源(1)のU相の交流入力電流IUが負の半周期
間のとき、第2の変換回路(3B)の第2のIGBT(5B)の
ゲート端子には、制御回路(21)内の制御信号出力回路(3
1)から遅延回路(33)を介してπ/2[rad]だけ位相の遅
れた第2のオン・オフ制御信号VB2が入力され、第1の
変換回路(3A)の第2のIGBT(5A)に対してπ/2[ra
d]だけスイッチング位相が遅れて第2の変換回路(3B)
の第2のIGBT(5B)がオン・オフ動作される。これと
同時に、第2の変換回路(3B)の第1のIGBT(4B)のゲ
ート端子に入力される第1のオン・オフ制御信号VB1
低レベル一定となり、第2の変換回路(3B)内の第1のI
GBT(4B)がオフ状態となる。これにより、図5(C)に
示すように第2の変換回路(3B)のU相アームに入力され
る電流IU2は、図5(B)に示す第1の変換回路(3A)のU
相アームに入力される電流IU1に対してπ/2[rad]だ
け位相の遅れた正負のパルス電流波形となる。
【0015】したがって、第1の変換回路(3A)のU相ア
ームに入力される正負のパルス状の電流IU1と、第2の
変換回路(3B)のU相アームに入力される正負のパルス状
の電流IU2との和IU1+IU2がフィルタ回路(2)の出力
側の電流IU0となるから、図5(D)に示すように低次高
調波が抑制された凸形の電流波形となり、パルス状の電
流の波高値IU0Pは変換回路の数(段数)が1つの場合
に比較して1/2倍になると共にスイッチング周波数が
2倍となる。図5(A)に示すフィルタ回路(2)の入力側
の電流IUはフィルタ回路(2)により高調波成分が除去さ
れ、基本波成分のみの正弦波電流となる。第1及び第2
の変換回路(3A,3B)のV相アーム及びW相アームでも前
記と略同様の動作が行なわれる。但し、何れの変換回路
(3A,3B)でも、U相アームの第1のIGBT(4A,4B)がオ
ン状態のときはV相アームの第4のIGBT(7A,7B)又
はW相アームの第6のIGBT(9)の何れか1つがオン
状態となり、U相アームの第2のIGBT(5A,5B)がオ
ン状態のときはV相アームの第3のIGBT(6A,6B)又
はW相アームの第5のIGBT(8A,8B)の何れか1つが
オン状態となる。
【0016】図3に示すAC−DCコンバータでは、三
相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介して変換回路
(3)のU相、V相及びW相アームに流れる交流入力電流
U0,I V0,IW0が正弦波状に制御されると共に平滑コン
デンサ(18)の両端から出力される直流出力電圧VDCが一
定レベルに保持されるので、入力力率を略1.0に上昇
できると共に高安定な直流出力電圧VDCが得られる。ま
た、第1の変換回路(3A)に対して並列に接続された第2
の変換回路(3B)のスイッチング位相をπ/2[rad]だけ
遅延させることにより、フィルタ回路(2)の出力側にお
けるU相、V相及びW相の電流IU0,IV0,IW0の低次高
調波が抑制されるので、パルス状の電流の波高値IU0P,
V0P,IW0Pは変換回路の数(段数)が1つの場合に比
較して1/2倍となると共にスイッチング周波数が2倍
となる。このため、フィルタ回路(2)を構成するリアク
トルのインダクタンス及びコンデンサの静電容量の値は
変換回路の数(段数)が1つの場合に比較して約1/22
倍=約1/4倍となり、これらの部品の外形が小さくな
るのでフィルタ回路(2)を小型化できる。同様に、第1
及び第2の変換回路(3A,3B)を構成する第1〜第6のI
GBT(4A〜9A;4B〜9B)に流れる電流の最大値も1/2
倍となるので、各IGBT(4A〜9A;4B〜9B)を小型にし
て第1及び第2の変換回路(3A,3B)を小型化できる。し
たがって、フィルタ回路(2)並びに第1及び第2の変換
回路(3A,3B)を小型にしてAC−DCコンバータを小型
化することが可能となる。更に、変換回路(3)及び還流
用ダイオード(16)及び直流リアクトル(17)を2段並列に
接続したので、大容量のAC−DCコンバータを容易に
得ることができる利点がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す従来のAC−DCコンバータでは一方の変換回路(3
A又は3B)の出力電流が他方の変換回路(3B又は3A)の出力
側に回り込み、正側出力ラインと負側出力ラインとに流
れる電流のレベルに差違が生ずることがある。例えば、
第1の変換回路(3A)の正側出力ラインに5.5A(アンペ
ア)の電流が流れるのに対して負側出力ラインに4.5A
の電流が流れ、第2の変換回路(3B)の正側出力ラインに
4.5Aの電流が流れるのに対して負側出力ラインに5.
5Aの電流が流れることがある。特に、各変換回路(3A,3
B)の正側及び負側の出力ラインに直流リアクトル(17A,3
4A;17B,34B)が接続されているので、各変換回路(3A,3B)
内に設けられた第1〜第6のIGBT(4A〜9A;4B〜9B)
がオンからオフに切り替わるとき、直流リアクトル(17
A,34A;17B,34B)に生ずる電圧がオフしたIGBTに不均
等に印加され、各変換回路(3A,3B)内のIGBTが破壊
されることがあった。
【0018】本発明は、不平衡の出力電流により発生す
る不均等な電圧による変換回路のスイッチング素子の破
壊を抑制できるAC−DCコンバータを提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるAC−DC
コンバータは、交流入力端子(1A,1B,1C)と直流出力端子
(40A,40B)との間に並列に接続された複数の変換回路(3
A,3B)と、直流出力端子(40A,40B)間に接続された平滑コ
ンデンサ(18)とを備え、変換回路(3A,3B)に設けたスイ
ッチング素子(4A〜9A;4B〜9B)をオン・オフ動作させる
ことにより交流入力端子(1A,1B,1C)から供給される交流
電力を変換回路(3A,3B)により直流電力に変換して、直
流出力端子(40A,40B)から直流出力を取り出すことがで
きる。このAC−DCコンバータは、変換回路(3A,3B)
の出力端子間に接続された還流用整流素子(16A,16B)
と、変換回路(3A,3B)の各出力端子と直流出力端子(40A,
40B)との間に接続された直流リアクトル(17A,17B,34A,3
4B)と、直流出力端子(40A,40B)間に接続された少なくと
も2つの分圧用コンデンサ(35,36)と、還流用整流素子
(16A,16B)と直流リアクトル(17A,17B,34A,34B)との接続
点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続点と間に接続され
た電圧平衡用整流素子(37A,38A,37B,38B)とを備えてい
る。変換回路(3A,3B)の出力端子毎に直流リアクトル(17
A,17B,34A,34B)、分圧用コンデンサ(35,36)及び電圧平
衡用整流素子(37A,38A,37B,38B)の直流回路を形成す
る。何れかの変換回路(3A,3B)内のスイッチング素子(4A
〜9A;4B〜9B)がオンからオフに切り替えられると、直流
リアクトル(17A又は17B,34A又は34B)内に蓄積されたエ
ネルギの差分に相当する電流が直流リアクトル(17A又は
34A,17B又は34B)、分圧用コンデンサ(35又は36)及び電
圧平衡用整流素子(37A,38A,37B,38B)により構成される
直流回路に流れて、分圧用コンデンサ(35又は36)が充電
される。その結果、分圧用コンデンサ(35,36)は略均等
な電圧レベルに充電され、直流リアクトル(17A,34A,17
B,34B)に均等な電流が流れるので、均等なレベルの電圧
がオフしているスイッチング素子(4A〜9A;4B〜9B)に印
加され、各変換回路(3A,3B)内のスイッチング素子(4A〜
9A;4B〜9B)の破壊を防止することができる。
【0020】本発明の実施の形態では、複数の変換回路
(3A,3B)の各スイッチング位相をずらしてスイッチング
素子(4A〜9A;4B〜9B)を制御する。変換回路(3)は、交流
入力端子(1A,1B,1C)と直流出力端子(40A,40B)との間に
並列に接続された第1の変換回路(3A)及び第2の変換回
路(3B)を備えている。直流リアクトル(17A,17B,34A,34
B)は、第1の変換回路(3A)及び第2の変換回路(3B)の正
側出力端子及び負側出力端子にそれぞれ接続される正側
直流リアクトル(17A,17B)及び負側直流リアクトル(34A,
34B)とを備えている。このため、大容量のAC−DCコ
ンバータを容易に得ることができる。
【0021】直流リアクトル(17A,17B,34A,34B)に流れ
る電流(IL)のレベルに応じて複数の変換回路(3A,3B)の
スイッチング素子(4A〜9A;4B〜9B)をオン・オフ制御す
ることにより、交流入力端子(1A,1B,1C)からフィルタ回
路(2)を介して複数の変換回路(3A,3B)に流れる交流入力
電流(IU0,IV0,IW0)を正弦波状に制御すると共に、平滑
コンデンサ(18)から定電圧の直流出力(VDC)を取り出
す。これにより、フィルタ回路(2)の出力側の交流入力
電流(IU0,IV0,IW0)に含まれる低次高調波が抑制され、
パルス状の電流の波高値は変換回路の数(段数)が1つ
の場合に比較して略1/2倍となる。したがって、フィ
ルタ回路(2)を構成するリアクトル及びコンデンサを小
さくできるので、フィルタ回路(2)を小型にしてAC−
DCコンバータを小型化することが可能となる。
【0022】また、本発明の他の実施の形態では、正側
直流リアクトル(17A,17B)間に接続され且つ中間タップ
が正側直流出力端子(40A)に接続された正側電流均衡用
リアクトル(41)と、負側直流リアクトル(34A,34B)間に
接続され且つ中間タップが負側直流出力端子(40B)に接
続された負側電流均衡用リアクトル(42)とを備えてい
る。第1及び第2の変換回路(3A,3B)の各正側出力ライ
ンに流れる電流のレベル差に基づく電流が正側電流均衡
用リアクトル(41)に流れることにより、各変換回路(3A,
3B)の正側出力ラインにはバランスの取れた均等の電流
が流れる。同様に、第1及び第2の変換回路(3A,3B)の
各負側出力ラインに流れる電流のレベル差に基づく電流
が負側電流均衡用リアクトル(42)に流れることにより、
各変換回路(3A,3B)の負側出力ラインにはバランスの取
れた均等の電流が流れる。したがって、第1及び第2の
変換回路(3A,3B)内のオフしているスイッチング素子(4A
〜9A;4B〜9B)にバランスの取れた電圧が印加されるの
で、各変換回路(3A,3B)内のスイッチング素子(4A〜9A;4
B〜9B)の破壊を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるAC−DCコ
ンバータの実施の形態を図1及び図2について説明す
る。但し、図1では図4と同一の箇所には同一の符号を
付してその説明を省略すると共に、本発明によるAC−
DCコンバータの他の実施形態を示す図2では図1と同
一の箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態のAC−DCコンバー
タは、直流出力端子(40A,40B)間に平滑コンデンサ(18)
と並列に分圧用コンデンサ(35,36)を接続し、還流用ダ
イオード(16A,16B)と直流リアクトル(17A,17B,34A,34B)
との接続点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続点との間
に電圧平衡用整流素子としての電圧平衡用ダイオード(3
7A,38A,37B,38B)を接続した点に特徴がある。これによ
り、第1及び第2の変換回路(3A,3B)の出力端子毎に直
流リアクトル(17A,17B,34A,34B)、分圧用コンデンサ(3
5,36)及び電圧平衡用ダイオード(37A,38A,37B,38B)の直
流回路が形成される。その他の構成は、図3に示す従来
のAC−DCコンバータと同様である。
【0024】上記の構成において、例えば第1の変換回
路(3A)の正側出力ラインに5.5A、負側出力ラインに
4.5Aの出力電流が流れ、第2の変換回路(3B)の正側出
力ラインに4.5A、負側出力ラインに5.5Aの出力電流
が流れるとする。この状態で各変換回路(3A,3B)内の第
1〜第6のIGBT(4A〜9A;4B〜9B)がオフすると、第
1の変換回路(3A)側の負側直流リアクトル(34A)には4.
5Aの電流が流れようとし、正側直流リアクトル(17A)に
は5.5Aの電流が流れようとするために、その差分の電
流が正側直流リアクトル(17A)、分圧用コンデンサ(3
5)、電圧平衡用ダイオード(37A)の経路で流れ、分圧用
コンデンサ(35)が充電される。同様に、第2の変換回路
(3B)側の正側直流リアクトル(17B)に4.5Aの電流が流
れようとし、負側直流リアクトル(34B)に5.5Aの電流
が流れようとするために、その差分の電流が負側直流リ
アクトル(34B)、電流平衡用ダイオード(38B)、分圧用コ
ンデンサ(36)の経路で流れ、分圧用コンデンサ(36)が充
電される。その結果、分圧用コンデンサ(35,36)が略均
等な電圧レベルに充電されるので、正側直流リアクトル
(17A,17B)及び負側直流リアクトル(34A,34B)に均等なレ
ベルの電流が流れる。これにより、第1及び第2の変換
回路(3A,3B)内のオフしている第1〜第6のIGBT(4A
〜9A;4B〜9B)に均等なレベルの電圧が印加されるので、
不平衡の出力電流により発生する不均等な電圧による各
変換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4A〜9A;4B
〜9B)の破壊を防止することができる。なお、本実施の
形態のAC−DCコンバータの基本的な動作は図3に示
す従来のAC−DCコンバータの動作と全く同様である
ので、説明は省略する。
【0025】上記のように、本実施の形態では第1又は
第2の変換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4A〜
9A;4B〜9B)がオンからオフに切り替えられると、直流リ
アクトル(17A又は17B,34A又は34B)内に蓄積されたエネ
ルギの差分に相当する電流が直流リアクトル(17A又は34
A,17B又は34B)、分圧用コンデンサ(35又は36)及び電圧
平衡用ダイオード(37A,38A,37B,38B)により構成される
直流回路に流れて、分圧用コンデンサ(35又は36)が充電
される。これにより、分圧用コンデンサ(35,36)は略均
等な電圧レベルに充電され、直流リアクトル(17A,34A,1
7B,34B)に均等な電流が流れるので、均等なレベルの電
圧が第1又は第2の変換回路(3A,3B)内の第1〜第6の
IGBT(4A〜9A;4B〜9B)に印加され、第1〜第6のI
GBT(4A〜9A;4B〜9B)の破壊を防止することができ
る。
【0026】図2は、正側直流リアクトル(17A,17B)間
に正側電流均衡用リアクトル(41)を接続して正側電流均
衡用リアクトル(41)の中間タップと正側直流出力端子(4
0A)とを接続すると共に、負側直流リアクトル(34A,34B)
間に負側電流均衡用リアクトル(42)を接続して負側電流
均衡用リアクトル(42)の中間タップと負側直流出力端子
(40B)とを接続した本発明によるAC−DCコンバータ
の別の実施形態を示す。動作の際に、第1の変換回路(3
A)の正側出力ラインに5.5Aの電流が流れ、負側出力ラ
インに4.5Aの電流が流れ、第2の変換回路(3B)の正側
出力ラインに4.5Aの電流が流れ、負側出力ラインに
5.5Aの電流が流れるとする。このとき、第1の変換回
路(3A)側の正側出力ラインと第2の変換回路(3B)側の正
側出力ラインとに流れる電流のレベルには1.0Aの差が
発生する。このレベル差に基づく電流が正側電流均衡用
リアクトル(41)に流れることにより、第1の変換回路(3
A)側の正側出力ラインの電流は減少するように働き、第
2の変換回路(3B)側の正側出力ラインの電流は増加する
ように働くため、共に正側出力ラインはバランスの取れ
た均等の電流が流れる。負側電流均衡用リアクトル(42)
でも同様な作用が生じるので、負側出力ラインにもバラ
ンスの取れた均等の電流が流れる。また、第1〜第6の
IGBT(4A〜9A;4B〜9B)のオフ時には、図1の実施の
形態と同様に、正側直流リアクトル(17A)、正側電流均
衡用リアクトル(41)、分圧用コンデンサ(35)、電圧平衡
用ダイオード(37A)の経路で電流が流れ、分圧用コンデ
ンサ(35)が充電される。また、第2の変換回路(3B)側で
も同様な作用が生じ、負側直流リアクトル(34B)、電圧
平衡用ダイオード(38B)、分圧用コンデンサ(36)、負側
電流均衡用リアクトル(42)の経路で流れ、分圧用コンデ
ンサ(36)が充電される。この結果、第1及び第2の変換
回路(3A,3B)内のオフしている第1〜第6のIGBT(4A
〜9A;4B〜9B)にバランスの取れた電圧が印加され、各変
換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4A〜9A;4B〜9
B)の破壊を防止することができる。
【0027】本発明の実施態様は前記の実施の形態に限
定されず、種々の変更が可能である。例えば、上記の実
施の形態では第1及び第2の変換回路(3)を構成するス
イッチング素子としてIGBT(絶縁ゲート型バイポー
ラトランジスタ)を使用した形態を示したが、MOS-
FET(MOS型電界効果トランジスタ)、接合型バイ
ポーラトランジスタ又はJ-FET(接合型電界効果ト
ランジスタ)等も使用可能である。また、上記の実施の
形態ではフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)との間
に変換回路(3)及び還流用ダイオード(16)及び直流リア
クトル(17)を2段並列に接続した形態を示したが、2段
以上並列に接続することも可能である。この場合、各段
の変換回路(3)のスイッチング位相をそれぞれ変換回路
(3)の1スイッチング周期に対して変換回路(3)の段数の
逆数倍に対応する角度、即ちπ/n[rad](n:変換回
路(3)の段数)ずつずらしてオン・オフ制御すれば、フ
ィルタ回路(2)の出力側におけるU相、V相及びW相の
パルス状の電流IU0,IV0,IW0の波高値IU0P,IV0P,I
W0Pは変換回路(3)が1つの場合に比較して1/n倍とな
ると共にスイッチング周波数がn倍となる。したがっ
て、フィルタ回路(2)を構成するリアクトルのインダク
タンス及びコンデンサの静電容量値は変換回路(3)が1
つの場合に比較して約1/n2倍となり、前記実施の形態
よりも更に小さくできるので、フィルタ回路(2)を変換
回路(3)の段数に応じて更に小型化できる利点がある。
また、フィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)との間に
変換回路(3)及び還流用ダイオード(16)及び直流リアク
トル(17)を2段以上並列に接続したので、上記の実施の
形態より更に大きな容量のAC−DCコンバータを得る
ことができる。更に、三相交流用のAC−DCコンバー
タの場合に限らず単相交流用又は三相以上の多相交流用
のAC−DCコンバータにも本発明を適用できることは
容易に理解できよう。
【0028】本発明の実施の形態では、下記の作用効果
が得られる。 [1] 分圧用コンデンサ(35,36)は略均等な電圧レベル
に充電され、直流リアクトル(17A,34A,17B,34B)に均等
な電流が流れるので、均等なレベルの電圧がオフしてい
るIGBT(4A〜9A;4B〜9B)に印加され、各変換回路(3
A,3B)内のIGBT(4A〜9A;4B〜9B)の破壊を防止するこ
とができる。 [2] 正側直流リアクトル(17A,17B)に流れる電流(IL)
のレベルに加えて、交流電源(1)の電圧(VU,VV,VW)及び
平滑コンデンサ(18)の電圧(VDC)の少なくとも一方に応
じて、第1の変換回路(3A)及び第2の変換回路(3B)をオ
ン・オフ制御するので、交流電源(1)からフィルタ回路
(2)を介して第1の変換回路(3A)及び第2の変換回路(3
B)に流れる交流入力電流(IU0,IV0,IW0)をより正確な正
弦波に制御すると共に、平滑コンデンサ(18)からより安
定な定電圧の直流出力(VDC)を取り出すことができる。 [3] 複数の変換回路(3A,3B)と複数の正側直流リアク
トル(17A,17B)とをフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(1
8)との間に接続し、正側直流リアクトル(17A,17B)に流
れる電流(IL)のレベルに応じて第1の変換回路(3A)及び
第2の変換回路(3B)をオン・オフ制御することにより、
三相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介して第1の変
換回路(3A)及び第2の変換回路(3B)に流れる交流入力電
流(IU0,IV0,IW0)を正弦波状に制御すると共に平滑コン
デンサ(18)から定電圧の直流出力(VD C)を取り出す。こ
れにより、フィルタ回路(2)の出力側の交流入力電流(I
U0,IV0,IW0)に含まれる低次高調波が更に抑制され、パ
ルス状の電流の波高値は変換回路が1つの場合に比較し
て変換回路の段数分だけ小さくなる。このため、フィル
タ回路(2)を構成するリアクトル及びコンデンサを更に
小型にしてフィルタ回路(2)を更に小型化できる。ま
た、第1の変換回路(3A)と同一の構成を有する複数の第
2の変換回路(3B)と複数の負側直流リアクトル(34A,34
B)とをフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)との間に
接続したので、更に大きな容量のAC−DCコンバータ
を容易に得ることができる。 [4] 第1の変換回路(3A)の1スイッチング周期に対し
て第1の変換回路(3A)及び第2の変換回路(3B)の段数の
逆数倍に対応する角度ずつスイッチング位相をそれぞれ
ずらして第1の変換回路(3A)及び第2の変換回路(3B)を
オン・オフ制御する。これにより、フィルタ回路(2)の
出力側の交流入力電流(IU0,IV0,IW0)に含まれる低次高
調波が更に強く抑制され、パルス状の電流の波高値は変
換回路が1つの場合に比較して第1の変換回路(3A)及び
複数の第2の変換回路(3B)の段数の逆数倍となると共
に、スイッチング周波数が第1の変換回路(3A)及び複数
の第2の変換回路(3B)の段数倍となる。このため、フィ
ルタ回路(2)を構成するリアクトルのインダクタンス及
びコンデンサの静電容量の値を第1の変換回路(3A)及び
複数の第2の変換回路(3B)の段数に応じて小さくでき
る。したがって、フィルタ回路(2)を第1の変換回路(3
A)及び複数の第2の変換回路(3B)の段数に応じて更に小
型化できる。
【0029】
【発明の効果】前記のように、本発明では、複数の変換
回路内のスイッチング素子に高電圧が印加されないた
め、スイッチング素子の破壊を防止でき、AC−DCコ
ンバータの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるAC−DCコンバータの一実施
の形態を示す電気回路図
【図2】 本発明による他の実施の形態を示す電気回路
【図3】 従来のAC−DCコンバータを示す電気回路
【図4】 図3に示す制御回路の内部構成を示す回路ブ
ロック図
【図5】 図3に示すAC−DCコンバータの主要各部
の電流を示す波形図
【図6】 図4の制御回路の各部の信号を示すタイミン
グチャート
【符号の説明】
(1)・・三相交流電源(交流電源)、 (1A,1B,1C)…交
流入力端子、 (2)・・フィルタ回路、 (3)・・変換回
路、 (3A)・・第1の変換回路、 (3B)・・第2の変換
回路、 (4A〜9A;4B〜9B)・・第1〜第6のIGBT
(スイッチング素子)、 (10A〜15A;10B〜15B)・・第
1〜第6の逆流防止用ダイオード(逆流防止用整流素
子)、 (16A)・・第1の還流用ダイオード(還流用整
流素子)、 (16B)・・第2の還流用ダイオード(環流
用整流素子)、 (17A,17B)・・正側直流リアクトル、
(18)・・平滑コンデンサ、 (19)・・電流検出器、
(20)・・相電圧検出用トランス、 (21)・・制御回路、
(22)・・基準電源、 (23)・・第1の誤差増幅器、
(24)・・第2の誤差増幅器、 (25)・・相電流基準信号
発生回路、 (26)・・三角波発振回路、 (27,28,29)・
・PWMコンパレータ、(30)・・線電流パルス変換回
路、 (31)・・制御信号出力回路、 (32)・・負荷、
(33)・・遅延回路、 (34A,34B)・・負側直流リアクト
ル、 (35,36)・・分圧用コンデンサ、 (37A,38A,37B,
38B)・・電圧平衡用整流素子(電圧平衡用ダイオー
ド)、 (40A,40B)・・直流出力端子、 (41)・・正側
電流均衡用リアクトル、 (42)・・負側電流均衡用リア
クトル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力端子と直流出力端子との間に並
    列に接続された複数の変換回路と、前記直流出力端子間
    に接続された平滑コンデンサとを備え、 前記変換回路に設けたスイッチング素子をオン・オフ動
    作させることにより前記交流入力端子から供給される交
    流電力を前記変換回路により直流電力に変換して、前記
    直流出力端子から直流出力を取り出すAC−DCコンバ
    ータにおいて、 前記変換回路の出力端子間に接続された還流用整流素子
    と、 前記変換回路の各出力端子と前記直流出力端子との間に
    接続された直流リアクトルと、 前記直流出力端子間に接続された少なくとも2つの分圧
    用コンデンサと、 前記還流用整流素子と前記直流リアクトルとの接続点と
    前記分圧用コンデンサの接続点との間に接続された電圧
    平衡用整流素子とを備え、 前記変換回路の出力端子毎に前記直流リアクトル、分圧
    用コンデンサ及び電圧平衡用整流素子の直流回路を形成
    したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記複数の変換回路の各スイッチング位
    相をずらして前記スイッチング素子を制御する請求項1
    に記載のAC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記変換回路は、前記交流入力端子と直
    流出力端子との間に並列に接続された第1の変換回路及
    び第2の変換回路を備え、 前記直流リアクトルは、前記第1の変換回路及び第2の
    変換回路の正側出力端子及び負側出力端子にそれぞれ接
    続される正側直流リアクトル及び負側直流リアクトルと
    を備えた請求項1又は2に記載のAC−DCコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記直流リアクトルに流れる電流のレベ
    ルに応じて前記複数の変換回路のスイッチング素子をオ
    ン・オフ制御することにより、前記交流入力端子から前
    記フィルタ回路を介して前記複数の変換回路に流れる交
    流入力電流を正弦波状に制御すると共に、前記平滑コン
    デンサから定電圧の直流出力を取り出す請求項1に記載
    のAC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記正側直流リアクトル間に接続され且
    つ中間タップが正側直流出力端子に接続された正側電流
    均衡用リアクトルと、前記負側直流リアクトル間に接続
    され且つ中間タップが負側直流出力端子に接続された負
    側電流均衡用リアクトルとを備えた請求項3に記載のA
    C−DCコンバータ。
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