JP3367101B2 - Ac−dcコンバータ - Google Patents

Ac−dcコンバータ

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JP3367101B2
JP3367101B2 JP32139299A JP32139299A JP3367101B2 JP 3367101 B2 JP3367101 B2 JP 3367101B2 JP 32139299 A JP32139299 A JP 32139299A JP 32139299 A JP32139299 A JP 32139299A JP 3367101 B2 JP3367101 B2 JP 3367101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流入力電流を正弦
波状に制御して入力力率を改善するAC−DCコンバー
タ、特に小型化が可能で且つ大容量化が容易なAC−D
Cコンバータに属する。
【0002】
【従来の技術】スイッチングレギュレータ等の入力電源
部には整流ダイオード及び平滑コンデンサから成るコン
デンサ入力型の整流回路が一般的に使用されている。し
かしながら、コンデンサ入力型の整流回路では正弦波交
流入力電流の最大値付近のみに平滑コンデンサへ充電電
流が流れるため、入力電流波形の導通角が狭く、入力力
率が0.6前後と低い問題点があった。そこで、例えば
図4に示すように交流入力電流を正弦波状に制御して入
力力率を改善する降圧型のAC−DCコンバータが提案
されている。図4に示すAC−DCコンバータは、リア
クトル及びコンデンサを有し且つ三相交流電源(1)に接
続されるフィルタ回路(2)と、橋絡接続(ブリッジ接
続)された3対のスイッチング素子としての第1〜第6
のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)(4
〜9)及び第1〜第6のIGBT(4〜9)の各々と直列に接
続された逆流防止用整流素子としての第1〜第6の逆流
防止用ダイオード(10〜15)を有し且つフィルタ回路(2)
の出力端子に接続されるスイッチング回路(3)と、スイ
ッチング回路(3)の出力端子間に接続される還流用整流
素子としての還流用ダイオード(16)と、還流用ダイオー
ド(16)に直流リアクトル(17)を介して接続される平滑コ
ンデンサ(18)と、直流リアクトル(17)に流れる電流I L
をその電流に対応する電圧VLとして検出する電流検出
器(19)と、三相交流電源(1)からのU相、V相及びW相
の交流入力電圧VU,VV,VWを検出する相電圧検出用ト
ランス(20)と、相電圧検出用トランス(20)の検出電圧V
U,VV,VW及び電流検出器(19)の検出電圧VL並びに平滑
コンデンサ(18)の電圧VDCに応じてスイッチング回路
(3)内における第1〜第6のIGBT(4〜9)のゲート端
子の各々に第1〜第6のオン・オフ制御信号VG1,VG2;
G3,VG4;VG5,VG6を付与して第1〜第6のIGBT
(4〜9)をオン・オフ制御する制御回路(21)とを備えてい
る。
【0003】制御回路(21)は、図5に示すように平滑コ
ンデンサ(18)の両端から出力される直流出力電圧VDC
基準値を規定する基準電圧VRDを発生する基準電源(22)
と、平滑コンデンサ(18)の電圧VDCを基準電源(22)の基
準電圧VRDと比較してそれらの誤差電圧信号VE1を出力
する第1の誤差増幅器(23)と、電流検出器(19)の検出電
圧VLを第1の誤差増幅器(23)の出力信号VE1と比較し
てそれらの誤差電圧信号VE2を出力する第2の誤差増幅
器(24)と、相電圧検出用トランス(20)の検出電圧VU,V
V,VW及び第2の誤差増幅器(24)の出力信号VE2に基づ
いてU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,VRVW,V
RWUを発生する相電流基準信号発生回路(25)と、三相交
流電源(1)の周波数(50〜60Hz)よりも十分に高い
周波数(1〜100kHz)の三角波信号VTを発生する三
角波発振回路(26)と、相電流基準信号発生回路(25)のU
相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,VRVW,VRWU
三角波発振回路(26)の三角波信号VTと比較して各相の
電流のPWM変調信号VPUV,VPVW,VPWUを出力するP
WMコンパレータ(27),(28),(29)と、各PWMコンパレ
ータ(27),(28),(29)のPWM変調信号VPUV,VPVW,V
PWUを「1」、「0」又は「−1」の3値の線電流パル
ス信号VSU(=VPUV−VPWU),VSV(=VPVW−VP UV),V
SW(=VPWU−VPVW)に変換する線電流パルス変換回路(3
0)と、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSWの値をそれぞ
れ判別してスイッチング回路(3)の第1〜第6のIGB
T(4〜9)の各ゲート端子に付与する第1〜第6のオン・
オフ制御信号VG1,VG2;VG3,VG4;VG5,VG6を出力す
る制御信号出力回路(31)とから構成される。
【0004】制御信号出力回路(31)は、各線電流パルス
信号VSU,VSV,VSWの何れかが「1」のときにそれに対
応するアームの正側の第1、第3又は第5のIGBT
(4),(6),(8)のゲート端子に付与する第1、第3又は第
5のオン・オフ制御信号VG1,V G3,VG5を高(H)レベ
ルにして第1、第3又は第5のIGBT(4),(6),(8)を
オン状態にする。また、各線電流パルス信号VSU,VSV,
SWの何れかが「−1」のときは、それに対応するアー
ムの負側の第2、第4又は第6のIGBT(5),(7),(9)
のゲート端子に付与する第2、第4又は第6のオン・オ
フ制御信号VG2,VG4,VG6を高(H)レベルにして第
2、第4又は第6のIGBT(5),(7),(9)をオン状態に
する。更に、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSWの何れ
かが「0」のときは、それに対応するアームの正側及び
負側の第1及び第2のIGBT(4,5)、第3及び第4の
IGBT(6,7)又は第5及び第6のIGBT(8,9)のゲー
ト端子に付与する第1及び第2、第3及び第4又は第5
及び第6のオン・オフ制御信号VG1,VG2;VG3,VG4;V
G5,VG6の何れか1組を低(L)レベルにして第1及び
第2のIGBT(4,5)、第3及び第4のIGBT(6,7)又
は第5及び第6のIGBT(8,9)をオフ状態にする。
【0005】図4に示すAC−DCコンバータの動作は
以下の通りである。例えば、図6(A)に示すように三相
交流電源(1)のU相の交流入力電流IUが正の半周期間の
とき、電流検出器(19)の検出電圧VL及び相電圧検出用
トランス(20)の検出電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデ
ンサ(18)の電圧VDCに応じてPWM変調された第1のオ
ン・オフ制御信号VG1が制御回路(21)内の制御信号出力
回路(31)からスイッチング回路(3)内の第1のIGBT
(4)のゲート端子に入力され、第1のIGBT(4)がオン
・オフ動作される。これと同時に、第2のIGBT(5)
のゲート端子に入力される第2のオン・オフ制御信号V
G2は低レベル一定となり、第2のIGBT(5)がオフ状
態となる。また、三相交流電源(1)のU相の交流入力電
流IUが負の半周期間のときは、電流検出器(19)の検出
電圧VL及び相電圧検出用トランス(20)の検出電圧VU,
V,VW並びに平滑コンデンサ(18)の電圧VDCに応じて
PWM変調された第2のオン・オフ制御信号VG2が制御
回路(21)内の制御信号出力回路(31)からスイッチング回
路(3)内の第2のIGBT(5)のゲート端子に入力され、
第2のIGBT(5)がオン・オフ動作される。これと同
時に、第1のIGBT(4)のゲート端子に入力される第
1のオン・オフ制御信号VG1は低レベル一定となり、第
1のIGBT(4)がオフ状態となる。これにより、スイ
ッチング回路(3)のU相アームに入力される電流IU0
図6(B)に示すように波高値IU0Pの正負のパルス電流
波形となる。スイッチング回路(3)のU相アームに入力
される正負のパルス状の電流IU0はフィルタ回路(2)に
より低次の高調波成分が除去され、基本波成分のみの正
弦波電流となる。V相アーム及びW相アームについても
前記と略同様の動作が行なわれる。但し、U相アームの
第1のIGBT(4)がオン状態のときはV相アームの第
4のIGBT(7)又はW相アームの第6のIGBT(9)の
何れか1つがオン状態となり、U相アームの第2のIG
BT(5)がオン状態のときはV相アームの第3のIGB
T(6)又はW相アームの第5のIGBT(8)の何れか1つ
がオン状態となる。
【0006】したがって、例えばスイッチング回路(3)
のU相アームの第1のIGBT(4)及びV相アームの第
4のIGBT(7)がオン状態のときは、三相交流電源(1)
のU相出力、フィルタ回路(2)、第1の逆流防止用ダイ
オード(10)、第1のIGBT(4)、直流リアクトル(1
7)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、第4のIGB
T(7)、第4の逆流防止用ダイオード(13)、フィルタ回
路(2)、三相交流電源(1)のV相出力の経路で電流が流
れ、直流リアクトル(17)にエネルギが蓄積されると共に
平滑コンデンサ(18)が充電される。その後、スイッチン
グ回路(3)のU相アームの第1のIGBT(4)がオフ状態
になると、直流リアクトル(17)の蓄積エネルギ及び平滑
コンデンサ(18)の電荷が放出され、直流リアクトル(1
7)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、還流用ダイオ
ード(16)の経路で電流が流れる。また、スイッチング回
路(3)のU相アームの第2のIGBT(5)及びV相アーム
の第3のIGBT(6)がオン状態のときは、三相交流電
源(1)のV相出力、フィルタ回路(2)、第3の逆流防止用
ダイオード(12)、第3のIGBT(6)、直流リアクトル
(17)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、第2のIG
BT(5)、第2の逆流防止用ダイオード(11)、フィルタ
回路(2)、三相交流電源(1)のU相出力の経路で電流が流
れ、直流リアクトル(17)にエネルギが蓄積されると共に
平滑コンデンサ(18)が充電される。その後、スイッチン
グ回路(3)のU相アームの第2のIGBT(5)がオフ状態
になると、直流リアクトル(17)の蓄積エネルギ及び平滑
コンデンサ(18)の電荷が放出され、直流リアクトル(1
7)、平滑コンデンサ(18)並びに負荷(32)、還流用ダイオ
ード(16)の経路で電流が流れる。スイッチング回路(3)
のV相アームの第3及び第4のIGBT(6,7)並びにW
相アームの第5及び第6のIGBT(8,9)がオン・オフ
動作する場合、又はスイッチング回路(3)のU相アーム
の第1及び第2のIGBT(4,5)並びにW相アームの第
5及び第6のIGBT(8,9)がオン・オフ動作する場合
についても前記と略同様の動作が行なわれる。以上によ
り、図6(C)に示すような一定レベルの直流電流IL
直流リアクトル(17)に流れ、平滑コンデンサ(18)の両端
に直流出力電圧VDCが発生する。
【0007】スイッチング回路(3)の第1〜第6のIG
BT(4〜9)のオン・オフ動作により平滑コンデンサ(18)
の両端から出力される直流出力電圧VDCは、制御回路(2
1)内の第1の誤差増幅器(23)にて基準電源(22)の基準電
圧VRDと比較され、直流出力電圧VDC及び基準電圧VRD
の誤差電圧信号VE1が第1の誤差増幅器(23)から出力さ
れる。第1の誤差増幅器(23)の誤差電圧信号VE1は、第
2の誤差増幅器(24)において電流検出器(19)により検出
された直流リアクトル(17)の検出電圧VLと比較され、
誤差電圧信号VE1及び検出電圧VLの誤差電圧信号VE2
が第2の誤差増幅器(24)から出力される。第2の誤差増
幅器(24)の誤差電圧信号VE2は、相電圧検出用トランス
(20)の検出電圧VU,VV,VWと共に相電流基準信号発生
回路(25)に入力され、検出電圧VU,VV,VW及び誤差電
圧信号VE2に基づいて相電流基準信号発生回路(25)から
図7(A)に示すようなU相、V相及びW相の電流基準信
号VRUV,VRVW,VRWUが出力される。相電流基準信号発
生回路(25)のU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,
RVW,VRWUは、各PWMコンパレータ(27),(28),(29)
において三角波発振回路(26)の三角波信号VTとそれぞ
れ比較され、電流基準信号VRUV,VRVW,VRWUと三角波
信号VTとの関係がVRUV,VRVW,VRWU<VTのときに低
レベルとなり、VRUV,VRVW,VRWU>VTのときに高レベ
ルとなる図7(B),(C),(D)に示すようなPWM変調信
号VPUV,VPVW,VPWUが各PWMコンパレータ(27),(2
8),(29)から出力される。各PWMコンパレータ(27),(2
8),(29)のPWM変調信号VPUV,VPVW,VPWUは、線電流
パルス変換回路(30)にてそれぞれ図7(E),(F),(G)に
示すような線電流パルス信号VPUV−VPWU=VSU;V
PVW−VPUV=VSV;VPWU−VPVW=VSWに変換される。
線電流パルス変換回路(30)の線電流パルス信号VSU,V
SV,VSWは、制御信号出力回路(31)にてそれらの値、即
ち「1」、「0」又は「−1」がそれぞれ判別され、制
御信号出力回路(31)からスイッチング回路(3)の第1〜
第6のIGBT(4〜9)の各ゲート端子に第1〜第6のオ
ン・オフ制御信号VG1,VG2;VG3,VG4;VG5,VG6がそ
れぞれ付与される。
【0008】以上により、直流リアクトル(17)に流れる
電流IL及び三相交流電源(1)のU相、V相及びW相の交
流入力電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデンサ(18)の両
端の直流出力電圧VDCに応じてスイッチング回路(3)内
の第1〜第6のIGBT(4〜9)が制御回路(21)によりオ
ン・オフ制御され、三相交流電源(1)からフィルタ回路
(2)を介してスイッチング回路(3)のU相、V相及びW相
アームに流れる交流入力電流IU0,IV0,IW0が正弦波状
に制御されると共に平滑コンデンサ(18)の両端から出力
される直流出力電圧VDCが一定レベルに保持される。
【0009】図4に示すAC−DCコンバータでは、三
相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介してスイッチン
グ回路(3)のU相、V相及びW相アームに流れる交流入
力電流IU0,IV0,IW0が正弦波状に制御されると共に平
滑コンデンサ(18)の両端から出力される直流出力電圧V
DCが一定レベルに保持されるので、入力力率を略1.0
に上昇できると共に高安定な直流出力電圧VDCが得られ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
AC−DCコンバータでは、スイッチング回路(3)の各
相アームに入力されるU相、V相及びW相の電流IU0,
V0,IW0の波形が図6(B)に示すようにPWM変調さ
れた正負のパルス電流波形となる。したがって、スイッ
チング回路(3)の各アームに入力されるU相、V相及び
W相の電流IU0,I V0,IW0は多数の低次高調波を含み且
つ波高値も大きいため、フィルタ回路(2)を構成するリ
アクトルのインダクタンス及びコンデンサの静電容量の
値が大きくなり、フィルタ回路(2)が大型となる。この
ため、AC−DCコンバータを小型化する際の障害とな
り、特に大容量のAC−DCコンバータではフィルタ回
路(2)がかなり大型となるため、その設計は極めて困難
であった。
【0011】そこで、本発明は小型化が可能で且つ大容
量化が容易なAC−DCコンバータを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるAC−DC
コンバータは、交流電源(1)に接続されるフィルタ回路
(2)と、フィルタ回路(2)に接続されるスイッチング回路
(3A)と、スイッチング回路(3A)の出力端子間に接続され
る還流用整流素子(16A)と、還流用整流素子(16A)に直流
リアクトル(17A)を介して接続される平滑コンデンサ(1
8)とを備えている。このAC−DCコンバータは、スイ
ッチング回路(3A)と同一の構成を有する付加的スイッチ
ング回路(3B)と、付加的スイッチング回路(3B)の出力端
子間に接続された付加的還流用整流素子(16B)と、直流
リアクトル(17A)と同一の構成を有する付加的直流リア
クトル(17B)とを更に備えている。また、フィルタ回路
(2)に付加的スイッチング回路(3B)を接続し、付加的還
流用整流素子(16B)に付加的直流リアクトル(17B)を介し
て平滑コンデンサ(18)を接続する。スイッチング回路(3
A)の1スイッチング周期に対してスイッチング回路(3A)
及び付加的スイッチング回路(3B)の段数の逆数倍に対応
する角度ずつスイッチング位相をそれぞれずらして、且
つ、直流リアクトル(17)及び付加的直流リアクトル(17
B)に流れる電流(IL)のレベルに応じて、スイッチング回
路(3A)及び付加的スイッチング回路(3B)をオン・オフ制
御することにより、交流電源(1)からフィルタ回路(2)を
介してスイッチング回路(3A)及び付加的スイッチング回
路(3B)に流れる交流入力電流(IU0,IV0,IW0)を正弦波状
に制御すると共に平滑コンデンサ(18)から定電圧の直流
出力(VDC)を取り出す。これにより、フィルタ回路(2)の
出力側の交流入力電流(IU0,IV0,IW0)に含まれる低次高
調波が抑制され、パルス状の電流の波高値が略1/2倍
となる。したがって、フィルタ回路(2)を構成するリア
クトル及びコンデンサを小さくできるので、フィルタ回
路(2)を小型にしてAC−DCコンバータの小型化が可
能となる。また、スイッチング回路(3A)と同一の構成を
有する付加的スイッチング回路(3B)及び付加的直流リア
クトル(17B)をスイッチング回路(3A)及び直流リアクト
ル(17A)と並列に接続したので、大容量のAC−DCコ
ンバータを容易に得ることができる。更に、スイッチン
グ回路(3A)の1スイッチング周期に対してスイッチング
回路(3A)及び付加的スイッチング回路(3B)の段数の逆数
倍に対応する角度ずつスイッチング位相をそれぞれずら
してスイッチング回路(3A)及び付加的スイッチング回路
(3B)をオン・オフ制御することにより、フィルタ回路
(2)の出力側の交流入力電流(IU0,IV0,IW0)に含まれる低
次高調波が更に強く抑制され、パルス状の電流の波高値
がスイッチング回路(3A)及び複数の付加的スイッチング
回路(3B)の段数の逆数倍となると共に、スイッチング周
波数がスイッチング回路(3A)及び複数の付加的スイッチ
ング回路(3B)の段数倍となる。このため、フィルタ回路
(2)を構成するリアクトルのインダクタンス及びコンデ
ンサの静電容量の値をスイッチング回路(3A)及び複数の
付加的スイッチング回路(3B)の段数に応じて小さくでき
る。したがって、フィルタ回路(2)をスイッチング回路
(3A)及び複数の付加的スイッチング回路(3B)の段数に応
じて更に小型化できる。
【0013】本発明の一実施の形態でのスイッチング回
路(3A)及び付加的スイッチング回路(3B)は、それぞれ橋
絡接続された複数対のスイッチング素子(4A〜9A;4B〜9
B)及び該複数対のスイッチング素子(4A〜9A;4B〜9B)の
各々と直列に接続された逆流防止用整流素子(10A〜15
A;10B〜15B)を有する。
【0014】また、本発明の一実施の形態では、直流リ
アクトル(17A)及び付加的直流リアクトル(17B)に流れる
電流(IL)のレベルに加えて、交流電源(1)の電圧(VU,VV,
VW)及び平滑コンデンサ(18)の電圧(VDC)の少なくとも一
方に応じて、スイッチング回路(3A)及び付加的スイッチ
ング回路(3B)をオン・オフ制御する。これにより、交流
電源(1)からフィルタ回路(2)を介してスイッチング回路
(3A)及び付加的スイッチング回路(3B)に流れる交流入力
電流(IU0,IV0,IW0)をより正確な正弦波に制御すると共
に平滑コンデンサ(18)からより安定な定電圧の直流出力
(VDC)を取り出すことができる。
【0015】また、本発明の変更実施の形態では、交流
電源(1)に接続されるフィルタ回路(2)と、フィルタ回路
(2)に接続されるスイッチング回路(3A)と、スイッチン
グ回路(3A)の出力端子間に接続される還流用整流素子(1
6A)と、還流用整流素子(16A)に直流リアクトル(17A)を
介して接続される平滑コンデンサ(18)とを備えている。
このAC−DCコンバータは、スイッチング回路(3A)と
同一の構成を有する複数の付加的スイッチング回路(3B)
と、複数の付加的スイッチング回路(3B)の出力端子間に
それぞれ接続された複数の付加的還流用整流素子(16B)
と、直流リアクトル(17A)と同一の構成を有する複数の
付加的直流リアクトル(17B)とを更に備えている。ま
た、フィルタ回路(2)に複数の付加的スイッチング回路
(3B)を接続し、複数の付加的還流用整流素子(16B)にそ
れぞれ複数の付加的直流リアクトル(17B)を介して平滑
コンデンサ(18)を接続する。スイッチング回路(3A)の1
スイッチング周期に対してスイッチング回路(3A)及び複
数の付加的スイッチング回路(3B)の段数の逆数倍に対応
する角度ずつスイッチング位相をそれぞれずらして、且
つ、直流リアクトル(17)及び複数の付加的直流リアクト
ル(17B)に流れる電流(IL)のレベルに応じて、スイッチ
ング回路(3A)及び複数の付加的スイッチング回路(3B)を
オン・オフ制御することにより、交流電源(1)からフィ
ルタ回路(2)を介してスイッチング回路(3A)及び複数の
付加的スイッチング回路(3B)に流れる交流入力電流
(IU0,IV0,IW0)を正弦波状に制御すると共に平滑コンデ
ンサ(18)から定電圧の直流出力(VDC)を取り出す。これ
により、フィルタ回路(2)の出力側の交流入力電流(IU0,
IV0,IW0)に含まれる低次高調波が更に抑制され、パルス
状の電流の波高値がスイッチング回路(3A)及び複数の付
加的スイッチング回路(3B)の段数分だけ小さくなる。こ
のため、フィルタ回路(2)を構成するリアクトル及びコ
ンデンサを更に小型にしてフィルタ回路(2)を更に小型
化できる。また、スイッチング回路(3A)と同一の構成を
有する複数の付加的スイッチング回路(3B)と複数の付加
的直流リアクトル(17B)とをフィルタ回路(2)と平滑コン
デンサ(18)との間に接続したので、更に大きな容量のA
C−DCコンバータを容易に得ることができる。
【0016】更に、本発明による他の実施の形態では、
スイッチング回路(3A)及び複数の付加的スイッチング回
路(3B)は、それぞれ橋絡接続された複数対のスイッチン
グ素子(4A〜9A;4B〜9B)及び複数対のスイッチング素子
(4A〜9A;4B〜9B)の各々と直列に接続された逆流防止用
整流素子(10A〜15A;10B〜15B)を有する。直流リアクト
ル(17A)及び複数の付加的直流リアクトル(17B)に流れる
電流のレベルに加えて、交流電源(1)の電圧(VU,VV,VW)
及び平滑コンデンサ(18)の電圧(VDC)の少なくとも一方
に応じて、スイッチング回路(3A)及び複数の付加的スイ
ッチング回路(3B)をオン・オフ制御する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるAC−DCコ
ンバータの一実施の形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。但し、これらの図面では図4〜図7に示す箇所と実
質的に同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。図1に示すように、本実施の形態のAC−DC
コンバータは、スイッチング回路(3A)と同一の構成を有
する付加的スイッチング回路(3B)、付加的還流用ダイオ
ード(16B)及び付加的直流リアクトル(17B)をスイッチン
グ回路(3A)、還流用ダイオード(16A)及び直流リアクト
ル(17A)と並列にフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)
との間に接続し、スイッチング回路(3A)に対して付加的
スイッチング回路(3B)のスイッチング位相をπ/2[ra
d]だけ遅延させ、直流リアクトル(17A)に流れる電流I
L1と付加的直流リアクトル(17B)に流れる電流IL2との
和電流ILのレベルに応じてスイッチング回路(3A)及び
付加的スイッチング回路(3B)をオン・オフ制御する点に
特徴がある。このため、本実施の形態の制御回路(21)で
は、図2に示すように制御信号出力回路(31)から出力さ
れる第1〜第6のオン・オフ制御信号VA1〜VA6の位相
をπ/2[rad]だけ遅延させる遅延回路(33)を図5に示
す制御回路(21)内に設け、制御信号出力回路(31)から出
力される第1〜第6のオン・オフ制御信号VA1〜VA6
りもπ/2[rad]だけ位相の遅れた第1〜第6のオン・
オフ制御信号VB1〜VB6を遅延回路(33)を介して付加的
スイッチング回路(3B)の第1〜第6のIGBT(4B〜9B)
の各ゲート端子に付与する。また、本実施の形態の電流
検出器(19)は、直流リアクトル(17A)に流れる電流IL1
と付加的直流リアクトル(17B)に流れる電流IL2との和
電流ILをその電流に対応する電圧V Lとして検出する。
更に、還流用ダイオード(16A)及び付加的還流用ダイオ
ード(16B)と平滑コンデンサ(18)との間の負側ラインに
は、それぞれ直流リアクトル(17A)及び付加的直流リア
クトル(17B)と同一の直流リアクトル(34A)及び付加的直
流リアクトル(34B)が接続されている。その他の回路構
成は、図4に示す従来のAC−DCコンバータと略同様
である。
【0018】次に、図1に示すAC−DCコンバータの
動作について説明する。例えば、図3(A)に示す三相交
流電源(1)のU相の交流入力電流IUが正の半周期間のと
き、電流検出器(19)の検出電圧VL及び相電圧検出用ト
ランス(20)の検出電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデン
サ(18)の電圧VDCに応じてPWM変調された第1のオン
・オフ制御信号VA1が制御回路(21)内の制御信号出力回
路(31)からスイッチング回路(3A)内の第1のIGBT(4
A)のゲート端子に入力され、スイッチング回路(3A)の第
1のIGBT(4A)がオン・オフ動作される。これと同時
に、スイッチング回路(3A)の第2のIGBT(5A)のゲー
ト端子に入力される第2のオン・オフ制御信号VA2は低
レベル一定となり、スイッチング回路(3A)の第2のIG
BT(5A)がオフ状態となる。また、三相交流電源(1)の
U相の交流入力電流IUが負の半周期間のときは、電流
検出器(19)の検出電圧VL及び相電圧検出用トランス(2
0)の検出電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデンサ(18)の
電圧VDCに応じてPWM変調された第2のオン・オフ制
御信号VA2が制御回路(21)内の制御信号出力回路(31)か
らスイッチング回路(3A)の第2のIGBT(5A)のゲート
端子に入力され、スイッチング回路(3A)の第2のIGB
T(5A)がオン・オフ動作される。これと同時に、スイッ
チング回路(3A)の第1のIGBT(4A)のゲート端子に入
力される第1のオン・オフ制御信号VA1は低レベル一定
となり、スイッチング回路(3A)の第1のIGBT(4A)が
オフ状態となる。これにより、スイッチング回路(3A)の
U相アームに入力される電流IU1は図3(B)に示すよう
に正負のパルス電流波形となる。
【0019】一方、図3(A)に示す三相交流電源(1)の
U相の交流入力電流IUが正の半周期間のとき、付加的
スイッチング回路(3B)内の第1のIGBT(4B)のゲート
端子には、制御回路(21)内の制御信号出力回路(31)から
遅延回路(33)を介してπ/2[rad]だけ位相の遅れた第
1のオン・オフ制御信号VB1が入力され、スイッチング
回路(3A)の第1のIGBT(4A)に対してπ/2[rad]だ
けスイッチング位相が遅れて付加的スイッチング回路(3
B)の第1のIGBT(4B)がオン・オフ動作される。これ
と同時に、付加的スイッチング回路(3B)の第2のIGB
T(5B)のゲート端子に入力される第2のオン・オフ制御
信号VB2は低レベル一定となり、付加的スイッチング回
路(3B)の第2のIGBT(5B)がオフ状態となる。また、
三相交流電源(1)のU相の交流入力電流IUが負の半周期
間のとき、付加的スイッチング回路(3B)の第2のIGB
T(5B)のゲート端子には、制御回路(21)内の制御信号出
力回路(31)から遅延回路(33)を介してπ/2[rad]だけ
位相の遅れた第2のオン・オフ制御信号VB2が入力さ
れ、スイッチング回路(3A)の第2のIGBT(5A)に対し
てπ/2[rad]だけスイッチング位相が遅れて付加的ス
イッチング回路(3B)の第2のIGBT(5B)がオン・オフ
動作される。これと同時に、付加的スイッチング回路(3
B)の第1のIGBT(4B)のゲート端子に入力される第1
のオン・オフ制御信号VB1は低レベル一定となり、付加
的スイッチング回路(3B)内の第1のIGBT(4B)がオフ
状態となる。これにより、図3(C)に示すように付加的
スイッチング回路(3B)のU相アームに入力される電流I
U2は、図3(B)に示すスイッチング回路(3A)のU相アー
ムに入力される電流IU1に対してπ/2[rad]だけ位相
の遅れた正負のパルス電流波形となる。
【0020】したがって、スイッチング回路(3A)のU相
アームに入力される正負のパルス状の電流IU1と、付加
的スイッチング回路(3B)のU相アームに入力される正負
のパルス状の電流IU2との和IU1+IU2がフィルタ回路
(2)の出力側の電流IU0となるから、図3(D)に示すよ
うに低次高調波が抑制された凸形の電流波形となり、パ
ルス状の電流の波高値IU0Pが1/2倍になると共にスイ
ッチング周波数が2倍となる。図3(D)に示すフィルタ
回路(2)の出力側の電流IU0はフィルタ回路(2)により高
調波成分が除去され、基本波成分のみの正弦波電流とな
る。各スイッチング回路(3A,3B)のV相アーム及びW相
アームについても前記と略同様の動作が行なわれる。但
し、何れのスイッチング回路(3A,3B)においても、U相
アームの第1のIGBT(4)がオン状態のときはV相ア
ームの第4のIGBT(7)又はW相アームの第6のIG
BT(9)の何れか1つがオン状態となり、U相アームの
第2のIGBT(5)がオン状態のときはV相アームの第
3のIGBT(6)又はW相アームの第5のIGBT(8)の
何れか1つがオン状態となる。なお、上記以外の基本的
な主回路の動作及び制御回路(21)の動作の詳細について
は図4に示す従来のAC−DCコンバータの場合と略同
様であるので、説明は省略する。
【0021】本実施の形態のAC−DCコンバータで
は、スイッチング回路(3A)に対して並列に接続された付
加的スイッチング回路(3B)のスイッチング位相をπ/2
[rad]だけ遅延させると共に、直流リアクトル(17A)に
流れる電流IL1と付加的直流リアクトル(17B)に流れる
電流IL2との和電流ILのレベルに応じてオン・オフ制
御することにより、フィルタ回路(2)の出力側における
U相、V相及びW相の電流IU0,IV0,IW0の低次高調波
が抑制され、パルス状の電流の波高値IU0P,IV0P,I
W0Pが1/2倍となると共にスイッチング周波数が2倍と
なる。これにより、フィルタ回路(2)を構成するリアク
トルのインダクタンス及びコンデンサの静電容量の値が
1/22倍=1/4倍となり、これらの部品の外形が小さ
くなるのでフィルタ回路(2)を小型化できる。また、各
スイッチング回路(3A,3B)を構成する第1〜第6のIG
BT(4A〜9A;4B〜9B)に流れる電流の最大値も1/2倍
となるので、各IGBT(4A〜9A;4B〜9B)を小型にして
各スイッチング回路(3A,3B)を小型化できる。したがっ
て、フィルタ回路(2)及び各スイッチング回路(3A,3B)を
小型にしてAC−DCコンバータを小型化することが可
能となる。更に、図4に示すスイッチング回路(3)及び
還流用ダイオード(16)及び直流リアクトル(17)を2段並
列に接続した構成であるから、大容量のAC−DCコン
バータを容易に得ることができる。
【0022】本発明の実施態様は前記の実施の形態に限
定されず、種々の変更が可能である。例えば、上記の実
施の形態ではスイッチング回路(3)を構成するスイッチ
ング素子としてIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラ
ンジスタ)を使用した形態を示したが、MOS-FET
(MOS型電界効果トランジスタ)、接合型バイポーラ
トランジスタ又はJ-FET(接合型電界効果トランジ
スタ)等も使用可能である。また、上記の実施の形態で
はフィルタ回路(2)と平滑コンデンサ(18)との間にスイ
ッチング回路(3)及び還流用ダイオード(16)及び直流リ
アクトル(17)を2段並列に接続した形態を示したが、2
段以上並列に接続することも可能である。この場合、各
段のスイッチング回路(3)のスイッチング位相をそれぞ
れスイッチング回路(3)の1スイッチング周期に対して
スイッチング回路(3)の段数の逆数倍に対応する角度、
即ちπ/n[rad](n:スイッチング回路(3)の段数)
ずつずらしてオン・オフ制御すれば、フィルタ回路(2)
の出力側におけるU相、V相及びW相のパルス状の電流
U0,IV0,IW0の波高値IU0P,IV0P,IW0Pが1/n倍と
なると共にスイッチング周波数がn倍となる。したがっ
て、フィルタ回路(2)を構成するリアクトルのインダク
タンス及びコンデンサの静電容量の値が1/n2倍とな
り、上記の実施の形態よりも更に小さくできるので、フ
ィルタ回路(2)をスイッチング回路(3)の段数に応じて更
に小型化できる利点がある。また、フィルタ回路(2)と
平滑コンデンサ(18)との間にスイッチング回路(3)及び
還流用ダイオード(16)及び直流リアクトル(17)を2段以
上並列に接続したので、上記の実施の形態より更に大き
な容量のAC−DCコンバータを得ることができる。更
に、三相交流用のAC−DCコンバータの場合に限らず
単相交流用又は三相以上の多相交流用のAC−DCコン
バータの場合についても本発明を適用できることは容易
に理解できよう。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタ回路(2)と平
滑コンデンサ(18)との間に少なくとも2段以上並列にス
イッチング回路(3)及び直流リアクトル(17)を接続する
ことにより、フィルタ回路(2)の出力側における低次の
高調波電流を抑制できると共にフィルタ回路(2)を構成
するリアクトルのインダクタンス及びコンデンサの静電
容量の値を小さくできるので、フィルタ回路(2)を小型
にしてAC−DCコンバータを小型化できると共に大容
量のAC−DCコンバータの設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるAC−DCコンバータの一実施
の形態を示す電気回路図
【図2】 図1における制御回路の内部構成を示す回路
ブロック図
【図3】 図1のAC−DCコンバータの主回路の各部
の電流を示す波形図
【図4】 従来のAC−DCコンバータを示す電気回路
【図5】 図4における制御回路の内部構成を示す回路
ブロック図
【図6】 図4のAC−DCコンバータの主回路の各部
の電流を示す波形図
【図7】 図5の制御回路の各部の信号を示すタイミン
グチャート
【符号の説明】
(1)・・三相交流電源(交流電源)、 (2)・・フィルタ
回路、 (3),(3A)・・スイッチング回路、 (3B)・・付
加的スイッチング回路、 (4〜9),(4A〜9A;4B〜9B)・
・第1〜第6のIGBT(スイッチング素子)、 (10
〜15),(10A〜15A;10B〜15B)・・第1〜第6の逆流防止
用ダイオード(逆流防止用整流素子)、(16),(16A)・・
還流用ダイオード(還流用整流素子)、 (16B)・・付
加的還流用ダイオード、 (17),(17A)・・直流リアクト
ル、 (17B)・・付加的直流リアクトル、 (18)・・平
滑コンデンサ、 (19)・・電流検出器、 (20)・・相電
圧検出用トランス、 (21)・・制御回路、 (22)・・基
準電源、 (23)・・第1の誤差増幅器、 (24)・・第2
の誤差増幅器、 (25)・・相電流基準信号発生回路、
(26)・・三角波発振回路、 (27),(28),(29)・・PWM
コンパレータ、(30)・・線電流パルス変換回路、 (31)
・・制御信号出力回路、 (32)・・負荷、 (33)・・遅
延回路、 (34A)・・直流リアクトル、 (34B)・・付加
的直流リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−165501(JP,A) 特開 平9−37752(JP,A) 特開 平5−30748(JP,A) 特開 平8−19261(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/12 H02M 7/23

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続されるフィルタ回路と、
    該フィルタ回路に接続されるスイッチング回路と、該ス
    イッチング回路の出力端子間に接続される還流用整流素
    子と、該還流用整流素子に直流リアクトルを介して接続
    される平滑コンデンサとを備えたAC−DCコンバータ
    において、 前記スイッチング回路と同一の構成を有する付加的スイ
    ッチング回路と、前記付加的スイッチング回路の出力端
    子間に接続された付加的還流用整流素子と、前記直流リ
    アクトルと同一の構成を有する付加的直流リアクトルと
    を更に備え、 前記フィルタ回路に前記付加的スイッチング回路を接続
    し、 前記付加的還流用整流素子に前記付加的直流リアクトル
    を介して前記平滑コンデンサを接続し、 前記スイッチング回路の1スイッチング周期に対して前
    記スイッチング回路及び前記付加的スイッチング回路の
    段数の逆数倍に対応する角度ずつスイッチング位相をそ
    れぞれずらして、且つ、前記直流リアクトル及び前記付
    加的直流リアクトルに流れる電流のレベルに応じて、前
    記スイッチング回路及び前記付加的スイッチング回路を
    オン・オフ制御することにより、前記交流電源から前記
    フィルタ回路を介して前記スイッチング回路及び前記付
    加的スイッチング回路に流れる交流入力電流を正弦波状
    に制御すると共に前記平滑コンデンサから定電圧の直流
    出力を取り出すことを特徴とするAC−DCコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング回路及び前記付加的ス
    イッチング回路は、それぞれ橋絡接続された複数対のス
    イッチング素子及び該複数対のスイッチング素子の各々
    と直列に接続された逆流防止用整流素子を有する請求項
    1に記載のAC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記直流リアクトル及び前記付加的直流
    リアクトルに流れる電流のレベルに加えて、前記交流電
    源の電圧及び前記平滑コンデンサの電圧の少なくとも一
    方に応じて、前記スイッチング回路及び前記付加的スイ
    ッチング回路をオン・オフ制御する請求項1又は2に記
    載のAC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 交流電源に接続されるフィルタ回路と、
    該フィルタ回路に接続されるスイッチング回路と、該ス
    イッチング回路の出力端子間に接続される還流用整流素
    子と、該還流用整流素子に直流リアクトルを介して接続
    される平滑コンデンサとを備えたAC−DCコンバータ
    において、 前記スイッチング回路と同一の構成を有する複数の付加
    的スイッチング回路と、該複数の付加的スイッチング回
    路の出力端子間にそれぞれ接続された複数の付加的還流
    用整流素子と、前記直流リアクトルと同一の構成を有す
    る複数の付加的直流リアクトルとを更に備え、 前記フィルタ回路に前記複数の付加的スイッチング回路
    を接続し、 前記複数の付加的還流用整流素子にそれぞれ前記複数の
    付加的直流リアクトルを介して前記平滑コンデンサを接
    続し、 前記スイッチング回路の1スイッチング周期に対して前
    記スイッチング回路及び前記複数の付加的スイッチング
    回路の段数の逆数倍に対応する角度ずつスイッチング位
    相をそれぞれずらして、且つ、前記直流リアクトル及び
    前記複数の付加的直流リアクトルに流れる電流のレベル
    に応じて、前記スイッチング回路及び前記複数の付加的
    スイッチング回路をオン・オフ制御することにより、前
    記交流電源から前記フィルタ回路を介して前記スイッチ
    ング回路及び前記複数の付加的スイッチング回路に流れ
    る交流入力電流を正弦波状に制御すると共に前記平滑コ
    ンデンサから定電圧の直流出力を取り出すことを特徴と
    するAC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング回路及び前記複数の付
    加的スイッチング回路は、それぞれ橋絡接続された複数
    対のスイッチング素子及び該複数対のスイッチング素子
    の各々と直列に接続された逆流防止用整流素子を有する
    請求項4に記載のAC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記直流リアクトル及び前記複数の付加
    的直流リアクトルに流れる電流のレベルに加えて、前記
    交流電源の電圧及び前記平滑コンデンサの電圧の少なく
    とも一方に応じて、前記スイッチング回路及び前記複数
    の付加的スイッチング回路をオン・オフ制御する請求項
    4又は5に記載のAC−DCコンバータ。
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