JP2001313117A - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
長さを大きく取る。 【解決手段】 雄ハウジング20に軸支したレバー30
のカム溝35に、雌ハウジング10のフォロワピン12
を嵌め、レバー30を右上を向いた始端位置と、右下を
向いた終端位置との間で回動することで、両ハウジング
10,20の嵌合と離脱が行われる。フード部23の右
側では、開口縁の背が右側に向けて次第に高くなった上
部支え部40が形成され、本体部22の右側では、上部
支え部40とほぼ対称形状をなすようにして、後縁が右
側に向けて次第に後退した下部支え部44が形成され
る。レバー30が始端位置と終端位置に回動された場合
に、レバー30の先端側は各支え部40,44に載り、
他の部材等にぶつかることから保護される。両支え部4
0,44の張り出し方向は、ハウジング20を配置する
場合のデッドスペースであって、配置用に余分なスペー
スは不要である。
Description
タに関する。
に示すと、図10のようである。すなわち、互いに嵌合
される雌雄のコネクタハウジングのうちの雄ハウジング
1に、カム溝2を形成したレバー3が回動可能に軸4支
されるとともに、雌ハウジング5にフォロワピン6が設
けられた構造であって、フォロワピン6をカム溝2に挿
入してレバーを同図の鎖線位置と実線位置との間で回動
することにより、両ハウジング1,5を嵌合・離脱する
ようになっている。なお、この種のレバー式コネクタ
は、例えば特開平6−275337号に開示されてい
る。
バー式コネクタは、いわゆるてこ作用を利用して低操作
力を実現しているのであって、さらに操作力の軽減を図
るには、レバー3を長くすることが考えられる。しかし
ながらレバー3を長くすると、レバー3の先端が雄ハウ
ジング1から大きく突出することから、他の部材や機器
等に当たって係止が外れたり、不必要な方向への回動力
が作用するという問題がある。それを回避するために
は、雄ハウジング1からレバー支えを張り出し形成し、
レバー3の先端に他の部材等が当たることから防ぐこと
が考えられるが、レバー支えをやみくもに設けたので
は、雄ハウジング1がいたずらに大型化する結果を招
き、簡単に対応できないという問題があった。本発明は
上記のような事情に基づいて完成されたものであって、
その目的は、ハウジングの大型化を招くことなくレバー
の長さを大きく取れるようにするところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される
一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウ
ジングには、カム面を有するレバーが回動可能に軸支さ
れるとともに、他方のコネクタハウジングには前記カム
面と係合可能なフォロワ部が設けられ、前記レバーの回
動に伴って前記カム面と前記フォロワ部とが係合するこ
とにより、前記両コネクタハウジングを嵌合・離脱する
ようにしたレバー式コネクタにおいて、前記一方のコネ
クタハウジングには、前記レバーを保護するレバー支え
が端子の挿入方向に張り出して形成され、前記レバーが
回動操作範囲の端部にある場合にこのレバーの先端の操
作部が前記レバー支えの位置に来るようにしたところに
特徴を有する。
くなってその先端が一方のハウジングから突出したとし
ても、少なくともレバーが回動操作範囲の端部にあると
きには、レバーの先端がレバー支えで支えられ、他の部
材や機器にぶつかることから保護される。しかもレバー
支えは、電線の挿入方向に張り出し形成されていて、電
線の挿入方向と交差するハウジングの幅方向の寸法は小
さく抑えられており、言い換えると電線の挿入方向はい
わばデッドスペースであるから、この方向にレバー支え
が張り出していても、コネクタを配置する場合のスペー
スを余分に設ける必要はない。すなわち、ハウジングの
大型化を実質的に招くことなくレバーの長さが大きく取
れ、さらなる低操作力を実現することができる。
ないし図9に基づいて説明する。この実施形態のコネク
タは、図1に示すように、雌側のコネクタハウジング1
0(以下、雌ハウジングという)と、雄側のコネクタハ
ウジング20(以下、雄ハウジングという)とを備えて
いる。なお以下では、雌雄のハウジング10,20にお
いて、それぞれ嵌合端側を前端として説明する。雌ハウ
ジング10は、図2にも示すように、合成樹脂材によっ
てブロック状に形成されており、その内部には、端子挿
入口を嵌合面に開口した複数のキャビティ11が整列し
て形成され、各キャビティ11内に雌側端子金具(図示
せず)が後面側から挿入されて収容されている。この雌
ハウジング10における長寸側の両側面のほぼ中央部に
は、一対のフォロワピン12が立てられている。
脂材によって形成され、図3及び図4にも示すように、
キャビティ21の形成された本体部22の前面側に、上
記した雌ハウジング10が嵌合されるフード部23が形
成されている。各キャビティ21内には、図示しない雄
側端子金具が後面側から挿入され、先端のタブがフード
部23内に所定寸法突出した状態で収容されている。こ
こでこの雄ハウジング20は、図3に示すように、本体
部22の横断面の縦寸法Aと横寸法Bとが、従来技術で
示した図10の雄ハウジング1と同じに形成されてい
る。
ー30が装着されている。このレバー30は、一対のア
ーム部31の先端に操作部32をわたした二股状に形成
されており、雄ハウジング20を図1の右側から跨ぐよ
うにして装着され、アーム部31の基端側が軸33で支
持されて、図1に示す始端位置と、図6に示す終端位置
との間で回動可能となっている。レバー30の両アーム
部31の基端側は幅広に形成され、ここに上記した雌ハ
ウジング10のフォロワピン12が嵌合可能な所定形状
のカム溝35が形成されている。なお、レバー30が始
端位置にある場合には、カム溝35の入口36が前方を
向いて開口するようになっている(図1,3参照)。ま
た、フード部23の長寸側の側面には、雌ハウジング1
0のフォロワピン12の根元部分に設けられたガイド部
13が嵌まるガイド溝37が、開口縁から後方に向けて
切り込み形成されている。
図1の右側では、ガイド溝37の形成位置から少し右側
に寄った位置から右側の縁部に向けて、その開口縁の背
が次第に高くなった上部支え部40が形成されている。
端的にはこの上部支え部40は、雄ハウジング20にお
ける端子の挿入方向のみに張り出しており、それと直角
な幅方向については雄ハウジング20の側面の位置に留
まっている。この上部支え部40における両側の傾斜縁
の外面に沿って、レバー30のアーム部31の先端側に
おける一方の側縁を突き当て可能な上部ストッパ41が
突設されている。すなわち、レバー30が図1における
反時計回り方向に回動された場合に、アーム部31が上
部ストッパ41に当たることで回動が停止され、この位
置が既述したレバー30の始端位置となる。この始端位
置では、レバー30は操作部32が斜め右上を向いた姿
勢を取り、また操作部32は上部支え部40の直ぐ外方
に位置している。また、レバー30のアーム部31には
係止孔38が開口されているとともに、上部支え部40
には第1突部42が形成されていて、この第1突部42
が係止孔38に嵌まることで、レバー30が始端位置に
保持されるようになっている。
ける図1の右端側では、上記した上部支え部40とほぼ
上下対称形状をなすようにして、後縁が右側に向けて次
第に後退した下部支え部44が形成されている。端的に
はこの下部支え部44は、雄ハウジング20における端
子の挿入方向のみに張り出しており、それと直角な幅方
向については雄ハウジング20の側面の位置に留まって
いる。この下部支え部44における両側の傾斜縁の外面
に沿って、レバー30のアーム部31の先端側における
他方の側縁を突き当て可能な下部ストッパ45が突設さ
れている。したがってレバー30が図1における時計回
り方向に回動された場合に、アーム部31が下部ストッ
パ45に当たることで回動が停止され、この位置が既述
したレバー30の終端位置となる。この終端位置では、
レバー30は操作部32が斜め右下を向いた姿勢を取
り、また操作部32は下部支え部44の直ぐ外方に位置
している。また、下部支え部44には第2突部46が形
成されていて、この第2突部46が上記した係止孔38
に嵌まることで、レバー30が終端位置に保持されるよ
うになっている。
のハウジング10,20を嵌合する場合は、レバー30
を始端位置に保持した状態として、図1に示すように雌
雄のハウジング10,20を対向させる。なお嵌合操作
前に、レバー30の先端側を他の部材や機器等にぶつけ
る可能性があるが、レバー30の先端側は張り出した上
部支え部40に載ったような状態にあって、他の部材や
機器がレバー30の先端側に当たることが避けられる。
仮に操作部32に当たって、レバー30に対して図1の
反時計回り方向の回動力が作用したとしても、上部スト
ッパ41で受けられて不必要に同方向に回動することが
阻止される。上記の対向した状態から、雌ハウジング1
0のガイド部13をフード部23のガイド溝37に合わ
せて、図1の矢線に示すように雌ハウジング10をフー
ド部23内に押し込むと、図5に示すように、雌ハウジ
ング10のフォロワピン12がカム溝35の入口36に
挿入される。
を図5の下方に押し込むと、係止孔38が第1突部42
から抜けつつレバー30が軸33を中心として同図の時
計回り方向に回動し、カム溝35とフォロワピン12と
の間のカム作用によって、雌ハウジング10がフード部
23内に次第に引き込まれる。レバー30の回動が進ん
で、図6に示すように下部ストッパ45に突き当たる
と、同方向への回動が停止されるとともに、係止孔38
に第2突部46が嵌まって終端位置に保持される。ここ
では、雌ハウジング10がフード部23の奥端まで嵌合
され、雌雄の対応した端子金具同士が正規に接続され
る。この終端位置でも、レバー30の先端側は張り出し
た下部支え部44に載ったような状態にあって、他の部
材や機器がレバー30の先端側に当たることが避けられ
る。仮に操作部32に当たって、レバー30に対して図
6の時計回り方向の回動力が作用したとしても、下部ス
トッパ45で受けられて不必要に同方向に回動すること
が阻止される。
操作を行う場合は、操作部32に手を掛けてレバー30
を図6の上方に引き上げると、係止孔38が第2突部4
6から抜けつつレバー30が軸33を中心として反時計
回り方向に回動し、同じくカム溝35とフォロワピン1
2との間のカム作用によって、雌ハウジング10がフー
ド部23から次第に抜け出る。レバー30の回動が進ん
で、図5に示すように上部ストッパ41に突き当たる
と、同方向への回動が停止されるとともに、係止孔38
に第1突部42が嵌まって再び始端位置に保持される。
ここでは、対応した雌雄の端子金具同士の接続が完全に
外れ、またフォロワピン12も前方に開口したカム溝3
5の入口36に戻される。したがって、引き続いて雌ハ
ウジング10を引っ張ることで、両ハウジング10,2
0を離脱することができる。
レバー30は、図9の鎖線に示す始端位置と、実線に示
す終端位置との間で回動操作され、レバー30の先端側
は、それぞれ上部支え部40と下部支え部44とで保護
された状態となる。本実施形態のレバー30の長さX
は、図10に示す従来例のレバー3の長さxよりも大き
くなる。また、レバー30の回動角度Yが従来例のレバ
ー30の回動角度yよりも大きくでき、カム溝35の勾
配が従来例よりも緩やかにできる。これにより、雌雄の
ハウジング10,20を嵌合・離脱する際のレバー30
の回動操作力が低減できる。
下の支え部40,44は、電線の挿入方向に張り出し形
成されていて、電線の挿入方向と交差する雄ハウジング
20の幅方向の寸法は変わっていない。上記の電線の挿
入方向はいわばデッドスペースであるから、この方向に
支え部40,44が張り出していても、コネクタを配置
する場合のスペースを余分に設ける必要はない。すなわ
ち、配置スペースを考慮した場合に雄ハウジング20の
大型化を実質的に招くことがない。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、レバーを雌ハウジング側に設けた形式
のコネクタにも同様に適用することができる。
合前の側面図
体の正面図
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
ングのうちの一方のコネクタハウジングには、カム面を
有するレバーが回動可能に軸支されるとともに、他方の
コネクタハウジングには前記カム面と係合可能なフォロ
ワ部が設けられ、前記レバーの回動に伴って前記カム面
と前記フォロワ部とが係合することにより、前記両コネ
クタハウジングを嵌合・離脱するようにしたレバー式コ
ネクタにおいて、 前記一方のコネクタハウジングには、前記レバーを保護
するレバー支えが端子の挿入方向に張り出して形成さ
れ、前記レバーが回動操作範囲の端部にある場合にこの
レバーの先端の操作部が前記レバー支えの位置に来るよ
うにしたことを特徴とするレバー式コネクタ。
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