JP2004031036A - リレー端子台 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーの取り外しが容易なリレー端子台を提供する。
【解決手段】基台1はリレーRが着脱されるソケット部15を一面に有する。ソケット部15の両側には軸部12が突設され、軸部12の近くには回転止め部14が突設されている。軸部12には抜け止めレバー2が枢着される。抜け止めレバー2には、リレーRの係合切り欠きR1に係合して抜け止めする係合爪25が設けられている。抜け止めレバー2において軸部12が挿通される軸受穴24は長穴であって、軸部12が軸受穴24の一端部に位置する位置に抜け止めレバー2があるときは抜け止めレバー2が回転止め部14に当接することによって係合爪25がリレーRから離れる方向への抜け止めレバー2の回転が禁止され、軸部12が軸受穴24の他端部に位置する位置に抜け止めレバー2があるときは係合爪25がリレーRから離れるように抜け止めレバー2が回転可能になる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リレーを着脱することができるリレー端子台に関し、特にリレーの抜けを防止する抜け止めレバーを備えるリレー端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のリレー端子台として、例えば図6に示すものが提供されている。このリレ−端子台は、リレーRが着脱される基台1と、基台1に取り付けられリレーRの抜けを防止する抜け止めレバー2とからなる。以下、上下左右は図6を基準とし、図6における紙面手前側を前方とする。
【0003】
リレーRは直方体形であって、下面から端子片が突出し、上面の左端には係合切り欠きR1が設けられている。
【0004】
基台1において上面の左右方向の中間部にはリレーRの端子片が挿抜されるソケット穴(図示せず)が開口している。言い換えると基台1の上面の左右方向の中間部がソケット部15となっている。基台1の前後の面において、ソケット部15の左端付近にはぞれぞれ軸部12が突設されている。
【0005】
抜け止めレバー2は、それぞれ一方向に長い板状であって一端部に軸受穴24が貫設され互いに対向する一対の保持片22と、一方向に長い板状であって先端部の表裏の一面に係合爪25が突設された撓み片23と、保持片22の長手方向と撓み片23の長手方向とが揃いかつ保持片22のと撓み片23とが互いに直交する向きで各保持片22の軸受け穴24から離れた側の端部と撓み片23の係合爪25から離れた側の端部とを連結する連結片21とを備える。撓み片23は抜け止めレバー2の他の部位よりも薄肉に形成され、厚さ方向に撓み可能となっている。
【0006】
抜け止めレバー2は、軸受孔24に基台1の軸部12が挿通されることによって基台1に装着されている。抜け止めレバー2は、通常使用されるときは撓み片23と基台1の上面とが直交し且つ係合爪25とソケット部15とが同じ側に位置するような位置にある。リレーRは、係合切り欠きR1が抜け止めレバー2に向く形で端子片がソケット穴に挿入されてソケット部15に装着され、係合切り欠きR1に抜け止めレバー2の係合爪25が係合することによって抜けが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のリレー端子台において、リレーRを取り外す際は、矢印Aで示すように係合爪25がリレーRから離れる方向に撓み片23を撓ませながら、リレーRを取り外す。しかし、リレーRが外れるまで撓み片23を撓ませるために抜け止めレバー2に力を加え続けなければならないため、リレーの取り外しに手間がかかっていた。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、リレーの取り外しが容易なリレー端子台を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、リレーの端子が着脱されるソケット部が一面に設けられ前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの端子に電気的に接続されるとともに外部電線が接続される端子が設けられた基台と、一端部が前記基台に取り付けられ前記リレーの一部に係合して前記リレーの抜けを防止する係合爪が他端部に設けられた抜け止めレバーとを備え、前記基台において前記ソケット部を設けた前記一面に直交する側面には断面円形状の軸部が突設され、前記抜け止めレバーの前記一端部には前記軸部が挿入される軸受穴が設けられ、前記軸受穴は前記抜け止めレバーの両端方向に長い長穴状であり、前記抜け止めレバーは、前記軸部が前記軸受穴において前記係合爪から離れた側の端に位置する第1の位置と、前記軸部が前記軸受穴において前記係合爪に近い側の端に位置する第2の位置との間で前記基台に対して可動で、前記第1の位置に前記抜け止めレバーがあるときに前記係合爪は前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの一部に係合可能であって前記抜け止めレバーにおける前記一端部の周面の一部に前記軸受穴の長手方向に沿った当接面が形成され、前記係合爪が前記リレーの一部に係合する位置にあるときに前記当接面に当接して前記係合爪が前記リレーから離れる方向への前記抜け止めレバーの回転を禁止する回転止め部が前記基台における前記軸部と異なる部位に設けられ、前記抜け止めレバーには前記当接面よりも前記係合爪に近い部位を後退させて前記第2の位置に前記抜け止めレバーがあるときに前記回転止め部が挿入されて前記係合爪が前記リレーから離れる位置まで前記抜け止めレバーを回転可能とする回転用凹部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、リレーの端子が着脱されるソケット部が一面に設けられ前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの端子に電気的に接続されるとともに外部電線が接続される端子が設けられた基台と、一端部が前記基台に取り付けられ前記リレーの一部に係合して前記リレーの抜けを防止する係合爪が他端部に設けられた抜け止めレバーとを備え、前記基台において前記ソケット部を設けた前記一面に直交する側面には断面円形状の軸部が突設され、前記抜け止めレバーの前記一端部には前記軸部が挿入される軸受穴が設けられ、前記基台における前記ソケット部を設けた前記一面に直交する方向において前記軸部の長さ寸法は前記基台における前記ソケット部を設けた前記一面に沿った方向における長さ寸法よりも大きく、前記軸受穴の前記抜け止めレバーの端に近い側の一端部には前記抜け止めレバーに交差する方向における長さ寸法が前記ソケット部を設けた前記一面に沿った方向における前記軸部の長さ寸法と同程度に形成された狭幅部が設けられ、前記軸受穴の他端部には前記狭幅部の一端に連続して前記抜け止めレバーの両端方向に直交する方向における長さ寸法が前記狭幅部よりも大きく形成されるとともに前記抜け止めレバーの両端方向における長さ寸法が前記ソケット部を設けた前記一面に直交する方向における前記軸部の長さ寸法よりも大きく形成された広幅部が設けられ、前記係合爪が前記リレーの一部に係合する位置においては前記狭幅部に前記軸部が嵌まり前記抜け止めレバーの回転が禁止され、前記軸部が前記広幅部に収まった状態においては前記係合爪を前記リレーから離すように前記抜け止めレバーは回転可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記抜け止めレバーにおいて前記係合爪と前記軸受穴との間の部位には、前記軸受穴の開口面に沿う面内において蛇行し前記抜け止めレバーを前記軸受穴の開口面に沿う面内において撓み可能とする蛇行部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(実施形態1)
本実施形態におけるリレー端子台は、図2に示すように、リレーRが着脱される基台1と、基台1に取り付けられリレーRの抜けを防止する抜け止めレバー2とからなる。以下、上下方向は図2に基づいて説明する。
【0014】
リレーRは、直方体形であって、下面から端子片(図示せず)が突出し、上面の一端には係合切り欠きR1が設けられている。
【0015】
基台1は一方向(以下、左右方向と呼ぶ)に長く、基台1の上面の中間部は、リレーRの端子片が挿抜されるソケット穴(図示せず)が開口したソケット部15となっている。ソケット穴の内部には、リレーRの端子片と接触する接触部(図示せず)が設けられている。
【0016】
基台1の長手方向においてソケット部15を挟む位置には、それぞれ基台1の長手方向における長さ寸法をソケット部15から離れた側においてソケット部15に近い側よりも大きくする段が設けられている。基台の長手方向における段の両側の上面には電線がねじ止めされる端子13がそれぞれ2個ずつ基台1の短手方向に並べて設けられている。各端子13は、それぞれ基台1の内部において接触部と電気的に接続されている。また、基台1の上面において、基台1の短手方向において両端子13を挟む位置と基台1の短手方向において両端子13に挟まれた位置とには壁体16が立設されている。
【0017】
また、基台1の短手方向の両端面においてソケット部15の両側には、ソケット部15の側縁をそれぞれ一端とする範囲においてソケット部15に沿った基台1の短手方向の長さ寸法を小さくする凹部11がそれぞれ設けられている。基台1の長手方向における各凹部11の底面の一端部にはそれぞれ断面円形状の軸部12が突設されている。また、凹部11において基台1の長手方向について軸部12に近い側の縁において軸部12よりもソケット部15に近い位置には回転止め部14が右方へ突設されている。回転止め部14の先端は凹部11の底面とソケット部15とにそれぞれ直交する平面である回転止め面14aになっている。この回転止め部14は抜け止めレバー2と協働するものであるので、その作用については後述する。
【0018】
抜け止めレバー2は、図3に示すように、それぞれ一方向に長い板状であって互いに対向する一対の保持片22と、両端にそれぞれ各保持片22の一端部が連結された連結片21と、連結片21の中間部から保持片22の長手方向であって保持片22から離れる方向に延設され連結片21から離れた側の端部に係合爪25が突設された撓み片23とを連続一体に備える。
【0019】
さらに詳しく説明すると、各保持片22は、それぞれ一方向に長い板状の基部22aと、基部22aの長手方向の一端において基部22aの短手方向の一方に寄った位置から基部22aの長手方向に沿って延設された中間部22bと、中間部22bにおいて基部22aから離れた側の端部から基部22aの短手方向において基部22aと同じ側に基部22aよりも突出する引き出し部22cとからなる。各保持片22はそれぞれ引き出し部22cの先部において連結片21と一体に連結されている。基部22aには、基部22aの長手方向に長い長穴である軸受穴24が表裏に貫設されている。基部22aと引き出し部22cと中間部22bとに囲まれた位置には回転用凹部26が形成されている。また、基部22aの短手方向であって引き出し部22cが突出した側における基部22aの端面には、軸受穴24と同じ方向に延びる平面である当接面27が形成されている。ここで、基台1の回転止め部14の回転止め面14aにおけるソケット部15から離れた側の端と軸部12におけるソケット部15から離れた側の端との間の距離は、当接面27における抜け止めレバー2の端から離れた側の端と軸受穴24における抜け止めレバー2の端に近い側の端との間の距離よりも小さく、当接面27における抜け止めレバー2の端から離れた側の端と軸受穴24における抜け止めレバー2の端から離れた側の端との間の距離よりも大きい。
【0020】
撓み片23は長方形の板状であって、厚さ寸法は抜け止めレバー2の他の部位よりも薄くなっており、撓み片23は厚さ方向に撓み可能となっている。撓み片22は、撓み片23の長手方向と両保持片22の長手方向とが一致し且つ撓み片23の短手方向と両保持片22の厚さ方向とが一致する形で長手方向の一端が両保持片22間で連結片21の中間部に一体に連結されている。撓み片23の保持片22に近い側の面において連結片21から離れた側の端部には係合爪25が突設されている。
【0021】
抜け止めレバー2は、図1に示すように、軸部12が軸受穴24に挿通されることによって基台1に装着される。また、リレーRは、係合切り欠きR1におけるリレーRの下端とソケット部15において軸部12に近い側の端とが一致する向きでソケット部15に装着される。ここで、ソケット部15に装着されたリレーRの係合切り欠きR1と軸部12におけるソケット部15から離れた側の端部との間の距離と、抜け止めレバー2において軸受穴24の係合爪25から離れた側の端と係合爪25との間の距離とは同程度である。抜け止めレバー2は、ソケット部15に装着されたリレーRの係合切り欠きR1に係合爪25が係合することによってリレーRの抜けを防止する。また、抜け止めレバー2の保持片22は基台1の短手方向においてリレーRを挟む。
【0022】
また、基台1における凹部11の下端と軸部12の上端との間の距離は抜け止めレバー2の軸受穴24における中央部22bに近い側の端と保持片22の長手方向における基部22aの側の端との間の距離よりも大きく、軸受穴24において保持片22の端に近い側の端部に軸部12が位置する第1の位置と軸受穴24において保持片22の端から離れた側の端部に軸部12が位置する第2の位置との間で抜け止めレバー2は可動である。
【0023】
抜け止めレバー2が第1の位置にあるときには、抜け止めレバー2の保持片22の長手方向とソケット部15とが直交する状態で基台1の回転止め面14aと抜け止めレバー2の当接面27とが当接し、リレーRが位置する位置から係合爪25が離れる方向への抜け止めレバー2の回転が禁止される。
【0024】
また、抜け止めレバー2が第2の位置にあるときには、抜け止めレバー2の当接面27と基台1の回転止め面14aとが離れて回転用凹部26に回転止め部14が臨み、連結片21が基台1に当接するまでの範囲で係合爪25がリレーRから離れる方向に抜け止めレバー2が回転可能である。
【0025】
リレーRを取り外す際は、まず矢印A1で示すように撓み片23を撓ませて係合爪25を係合切り欠きR1から離し、矢印B1で示すように下方向に抜け止めレバー2を押しこむ。次に矢印C1で示すように係合爪25がリレーRから離れるように抜け止めレバー2を回転させる。最後にリレーRの端子片をソケット穴から引き抜く。
【0026】
上記構成によれば、リレーRを取り外す前に係合爪25がリレーRから離れるように抜け止めレバー2を回転させておくことができるから、リレーRを取り外す際に抜け止めレバー2に力を加え続ける必要がなく、リレーRの取り外しが容易である。
【0027】
(実施形態2)
本実施形態におけるリレー端子台は、軸部12の形状と軸受穴24の形状とが実施形態1と異なる。軸部12は図4に示すように、上下方向に長い断面長円形に形成されている。また、軸受穴24は、基部22aの長手方向に沿って延びた狭幅部24aと、狭幅部24aの係合爪25に近い側の端に連続して円形に開口した広幅部24bとからダルマ穴状に形成されている。狭幅部24aは基部22aの短手方向における長さ寸法が軸部12のソケット部15に沿った方向における長さ寸法と同程度に形成されていて、広幅部24bの直径は軸部12の上下方向における長さ寸法と同程度であってそれよりも大きく形成されている。また、回転止め部14は設けられていない。その他の構成は実施形態1と同様である。
【0028】
ソケット部15に装着されたリレーRの係合切り欠きR1と軸部12におけるソケット部15から離れた側の端部との間の距離と、抜け止めレバー2において係合爪25と軸受穴24の狭幅部24aの係合爪25から離れた側の端との距離とは同程度である。また、基台1における凹部11の周縁と軸部12の中間部との間の最短の距離は抜け止めレバー2における軸受穴24の広幅部24bの中心と保持片22の基部22aの周縁との間の最長の距離よりも大きく、軸部12が狭幅部24aに嵌まる位置と軸部12が広幅部24bに収納される位置との間で抜け止めレバー2は可動である。軸部12が狭幅部24aに嵌まる位置に抜け止めレバー2が位置しているときは、抜け止めレバー2の回転が禁止される。軸部12が広幅部24bに収納される位置に抜け止めレバー2が位置するときは、基台1に連結部21が当接するまでの範囲で、リレーRが位置する位置から係合爪25が離れるように抜け止めレバー2は回転可能である。
【0029】
リレーRを取り外す際は、矢印A2で示すように撓み片23を撓ませて係合爪25を係合切り欠きR1から離しつつ、矢印B2で示すように下方向に抜け止めレバー2を押しこみ、軸部12が軸受穴24の広幅部24bに収納された状態にしてから、矢印C2で示すように係合爪25がリレーRから離れる方向に抜け止めレバー2を回転させ、リレーRの端子片をソケット穴から引き抜く。
【0030】
上記構成によれば実施形態1と同様の効果が得られる。また、実施形態1においては、軸受穴24と係合爪25と回転用凹部26との位置関係および軸部12とソケット部15と回転止め部14との位置関係を設計時に考慮しなければならない。一方、本実施形態においては軸受穴24と係合爪25との位置関係および軸部12とソケット部15との位置関係を考慮するだけでよいから実施形態1よりも設計が容易である。
【0031】
(実施形態3)
本実施形態におけるリレー端子台は、抜け止めレバー2の形状が実施形態1と異なる。本実施形態において、抜け止めレバー2の保持片22の中間部22b及び引き出し部22cは、図5に示すように、保持片22の表裏の一面側から見ると、中間部22bと引き出し部22cとが逆U字状を形成し、引き出し部22cと撓み片23とがU字状を形成する形状に形成されている。すなわち、抜け止めレバー2において係合爪25と軸受穴24との間は軸受穴24の開口面に沿う面内で蛇行しており、言い換えると保持片22の中間部22b及び引き出し部22cと撓み片23と連結片21とが蛇行部である。ここで、中間部22bと引き出し部22cとは幅方向に撓みやすいように実施形態1よりも幅が狭く形成されている。また、撓み片23は実施形態1よりも短く形成され、かつ係合爪25と軸受穴24との距離は実施形態1と同じである。つまり、連結片21は実施形態1よりも軸受穴24から離れている。その他の構成は実施形態1と同様である。
【0032】
上記構成によれば、実施形態1と同様の効果に加えて、保持片22が蛇行して全長が長くなっていることにより全体として大きく撓むことができるから、撓み片23のみが撓む場合に比べ、矢印A3で示すように係合爪35と係合切り欠きR1とを離すことが容易であり、したがってリレーRの取り外しがより容易である。
【0033】
また、実施形態1に比べ、連結片21が軸受穴24から離れていて、つまり軸部12からも離れているから、抜け止めレバー2を矢印B3で示すようにリレーRが装着される方向に押しこんで矢印C3で示すように回転させると、連結片21が基台1に当接するまでに係合爪25および撓み片23とリレーRとをより大きく離すことができ、したがってリレーRの取り外しがより容易である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1の発明は、抜け止めレバーが、軸部が軸受穴において係合爪から離れた側の端に位置する第1の位置と、軸部が軸受穴において係合爪に近い側の端に位置する第2の位置との間で可動であって、抜け止めレバーが第2の位置に位置しているときに抜け止めレバーを係合爪がリレーから離れるように回転可能とする回転用凹部が抜け止めレバーに設けられているから、抜け止めレバーを第2の位置に移動させて回転させておくことによりリレーを取り外す際に抜け止めレバーに力を加え続ける必要がなく、リレーの取り外しが容易である。
【0035】
請求項2の発明は、狭幅部と広幅部とからなる軸受穴と、断面長円形の軸部とによって請求項1の発明と同様の効果が得られ、回転用凹部や回転止め部を設ける必要がないので、設計の際は軸受穴と係合爪との位置関係および軸部とソケット部との位置関係を考慮するだけでよいから請求項1の発明よりも設計が容易である。
【0036】
請求項3の発明は、蛇行部が係合爪と軸受穴との間に設けられていることにより、抜け止めレバーの全長が長くなるから、抜け止めレバーが全体として撓みやすくなる。したがって、リレーの取り外しがより容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に用いられる抜け止めレバーを示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す正面図である。
【図5】本発明の実施形態3を示す正面図である。
【図6】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基台
12 軸部
13 端子
14 回転止め部
15 ソケット部
2 抜け止めレバー
22b 中間部
22c 引き出し部
23 撓み片
24 軸受穴
25 係合爪
26 回転用凹部
27 当接面
R リレー

Claims (3)

  1. リレーの端子が着脱されるソケット部が一面に設けられ前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの端子に電気的に接続されるとともに外部電線が接続される端子が設けられた基台と、一端部が前記基台に取り付けられ前記リレーの一部に係合して前記リレーの抜けを防止する係合爪が他端部に設けられた抜け止めレバーとを備え、前記基台において前記ソケット部を設けた前記一面に直交する側面には断面円形状の軸部が突設され、前記抜け止めレバーの前記一端部には前記軸部が挿入される軸受穴が設けられ、前記軸受穴は前記抜け止めレバーの両端方向に長い長穴状であり、前記抜け止めレバーは、前記軸部が前記軸受穴において前記係合爪から離れた側の端に位置する第1の位置と、前記軸部が前記軸受穴において前記係合爪に近い側の端に位置する第2の位置との間で前記基台に対して可動で、前記第1の位置に前記抜け止めレバーがあるときに前記係合爪は前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの一部に係合可能であって前記抜け止めレバーにおける前記一端部の周面の一部に前記軸受穴の長手方向に沿った当接面が形成され、前記係合爪が前記リレーの一部に係合する位置にあるときに前記当接面に当接して前記係合爪が前記リレーから離れる方向への前記抜け止めレバーの回転を禁止する回転止め部が前記基台における前記軸部と異なる部位に設けられ、前記抜け止めレバーには前記当接面よりも前記係合爪に近い部位を後退させて前記第2の位置に前記抜け止めレバーがあるときに前記回転止め部が挿入されて前記係合爪が前記リレーから離れる位置まで前記抜け止めレバーを回転可能とする回転用凹部が設けられていることを特徴とするリレー端子台。
  2. リレーの端子が着脱されるソケット部が一面に設けられ前記ソケット部に取り付けられた前記リレーの端子に電気的に接続されるとともに外部電線が接続される端子が設けられた基台と、一端部が前記基台に取り付けられ前記リレーの一部に係合して前記リレーの抜けを防止する係合爪が他端部に設けられた抜け止めレバーとを備え、前記基台において前記ソケット部を設けた前記一面に直交する側面には断面円形状の軸部が突設され、前記抜け止めレバーの前記一端部には前記軸部が挿入される軸受穴が設けられ、前記基台における前記ソケット部を設けた前記一面に直交する方向において前記軸部の長さ寸法は前記基台における前記ソケット部を設けた前記一面に沿った方向における長さ寸法よりも大きく、前記軸受穴の前記抜け止めレバーの端に近い側の一端部には前記抜け止めレバーに交差する方向における長さ寸法が前記ソケット部を設けた前記一面に沿った方向における前記軸部の長さ寸法と同程度に形成された狭幅部が設けられ、前記軸受穴の他端部には前記狭幅部の一端に連続して前記抜け止めレバーの両端方向に直交する方向における長さ寸法が前記狭幅部よりも大きく形成されるとともに前記抜け止めレバーの両端方向における長さ寸法が前記ソケット部を設けた前記一面に直交する方向における前記軸部の長さ寸法よりも大きく形成された広幅部が設けられ、前記係合爪が前記リレーの一部に係合する位置においては前記狭幅部に前記軸部が嵌まり前記抜け止めレバーの回転が禁止され、前記軸部が前記広幅部に収まった状態においては前記係合爪を前記リレーから離すように前記抜け止めレバーは回転可能であることを特徴とするリレー端子台。
  3. 前記抜け止めレバーにおいて前記係合爪と前記軸受穴との間の部位には、前記軸受穴の開口面に沿う面内において蛇行し前記抜け止めレバーを前記軸受穴の開口面に沿う面内において撓み可能とする蛇行部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリレー端子台。
JP2002183713A 2002-06-24 2002-06-24 リレー端子台 Expired - Fee Related JP3952877B2 (ja)

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