WO2015056698A1

WO2015056698A1 - コネクタ

Info

Publication number: WO2015056698A1
Application number: PCT/JP2014/077401
Authority: WO
Inventors: 素文加藤; 信幸坂元; 寿典山本
Original assignee: 矢崎総業株式会社
Priority date: 2013-10-17
Filing date: 2014-10-15
Publication date: 2015-04-23
Also published as: JP2015079659A; JP6309737B2

Abstract

　相手コネクタ（５）が嵌合される相手ハウジング嵌合部（６）とレバー収容部（２２）とを有するコネクタハウジング（２）と、引き込み開始操作位置と引き込み完了操作位置との間で回転自在にレバー収容部（２２）内に収容される操作レバー（３）とを備え、操作レバー（３）の回転操作によって引き込みガイドピン（５３）にハウジング引き込み方向の外力を作用して相手コネクタ（５）がコネクタハウジング（２）内の嵌合完了操作位置に移動するコネクタ（１）であって、引き込み完了操作位置に位置する操作レバー（３）で、且つ、レバー収容部（２２）内より外部に露出された操作部（３３）を保護する外側位置に、干渉防止壁（２７）が設けられた。

Description

コネクタ

　本発明は、相手コネクタハウジングとの嵌合を低操作力で行う操作レバーを備えたコネクタに関する。

　例えば、双方のコネクタハウジング間にシールパッキンを介在させる防水コネクタや、端子数が多い多極コネクタは、コネクタ間を嵌合させるのに大きな嵌合力が必要である。そのため、従来より低操作力でコネクタ嵌合を行う操作レバーを備えたコネクタが提案されている。その一従来例が図１～図４に示されている（特許文献１参照）。

　図１～図４において、コネクタ１００は、内部に端子１０２が組み付けられ、コネクタハウジング１０１と、このコネクタハウジング１０１に装着される操作レバー１１０とを備えている。コネクタハウジング１０１は、相手コネクタハウジング１２０が嵌合される相手ハウジング嵌合部１０３と、レバー収容部１０４とを有する。

　コネクタハウジング１０１は、各端子１０２が組み付けられる複数の端子収容室１０５を有する複数のサブハウジング１０６と、各サブハウジング１０６が収容される複数のサブハウジング収容室１０７を有するメインハウジング１０８とから構成されている。各端子１０２に接続された電線Ｗは、サブハウジング１０６の後端より外部に引き出されている。メインハウジング１０８の上側には、水平方向へ延びる仕切り壁１０９が設けられる。この仕切り壁１０９より上側及び下側には、それぞれレバー収容部１０４及び複数のサブハウジング収容室１０７が形成されている。操作レバー１１０は、引き込み開始操作位置と引き込み完了操作位置との間で回転自在にレバー収容部１０４内に収容されている。

　上記構成では、操作レバー１１０の引き込み開始操作位置において、図２に示すように、相手コネクタハウジング１２０のガイド部１２１が操作レバー１１０により引き込み可能となる。次いで、操作レバー１１０の引き込み開始操作位置（図２参照）から引き込み完了操作位置（図３及び図４参照）への回転操作によってガイド部１２１にハウジング引き込み方向の外力が作用し、ガイド部１２１が操作レバー１１０のカム溝１１２に沿って移動することで、相手コネクタハウジング１２０がコネクタハウジング１０１内の嵌合完了位置に移動する。これにより、相手コネクタハウジング１２０との嵌合を低操作力で行うことができる。

　ところで、引き込み開始操作位置及び引き込み完了操作位置では、操作レバー１１０の操作性を配慮して、操作部１１１がレバー収容部１０４内より外部に露出された状態に配置される。

特開２００３－２４９３０３号公報

　上述した理由によって、引き込み完了操作位置に位置する操作レバー１１０の操作部１１１は、図３及び図４に示すように、コネクタハウジング１０１のレバー収容部１０４内より外部に露出される。そのため、隣接するコネクタ（図示せず）から引き出された電線が引っ掛かり易く、引っ掛かった電線Ｗによってコネクタハウジング１０１や操作レバー１１０が破損する恐れがある。

　そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、操作レバーの操作性を維持しつつ、電線の引っ掛かりによるコネクタハウジングや操作レバーの破損を極力防止できるコネクタを提供することを目的とする。

　本発明のコネクタは、相手ハウジング嵌合部とレバー収容部とを有するコネクタハウジングと、引き込み開始操作位置と引き込み完了操作位置との間で回転自在にレバー収容部に収容され、引き込み完了操作位置では、操作部がレバー収容部の外部に露出した状態となる操作レバーとを備えたコネクタであって、相手ハウジング嵌合部は、端子を内部に収容可能であり、かつ相手コネクタハウジングを嵌合可能であり、操作レバーは、引き込み開始操作位置では相手コネクタハウジングのガイド部を引き込み可能に設置され、操作レバーは、引き込み開始操作位置から引き込み完了操作位置への回転操作によってガイド部にハウジング引き込み方向の外力を作用させて、相手コネクタハウジングをコネクタハウジング内の嵌合完了操作位置に移動させることが可能であり、レバー収容位置には、引き込み完了操作位置に位置する操作レバーを保護する干渉防止壁が設けられたことを特徴とするコネクタである。

　本発明のコネクタは、コネクタハウジングと操作レバーとには、操作レバーを引き込み完了操作位置で係止し、係止解除することができる係止手段が設けられているものであってもよい。本発明のコネクタの干渉防止壁は、突出された操作部の左右外側位置に一対設けられ、且つ、操作部の突出量以上にそれぞれ突出しているものであってもよい。

　本発明によれば、操作レバーの引き込み完了操作位置では、操作部がレバー収容部より外部に露出するため、操作レバーの操作性を維持できる。また、レバー収容部より外部に露出された前記操作部を保護する外側位置に設けられた干渉防止壁により、隣接するコネクタ等から引き出された電線がコネクタハウジングや操作レバーに干渉することを阻止できる。これにより、電線の引っ掛かりによるコネクタハウジングや操作レバーの破損を極力防止できる。

図１は、一従来例を示し、コネクタ及び相手コネクタの断面図である。図２は、一従来例を示し、操作レバーが引き込み開始操作位置にあるコネクタの一部破断平面図である。図３は、一従来例を示し、相手コネクタが嵌合されたコネクタの一部破断平面図である。図４は、一従来例を示し、相手コネクタが嵌合されたコネクタの断面図である。図５Ａは、本発明の一実施形態を示し、操作レバーが引き込み開始操作位置にあるコネクタの斜視図である。図５Ｂは、本発明の一実施形態を示し、相手コネクタが引き込み開始操作位置まで挿入されたコネクタの断面図である。図６Ａは、本発明の一実施形態を示し、相手コネクタが嵌合されたコネクタの斜視図である。図６Ｂは、本発明の一実施形態を示し、図７ＡのＶＩＢ－ＶＩＢ線断面図（相手コネクタが引き込み完了操作位置まで挿入されたコネクタの断面図）である。図７Ａは、本発明の一実施形態を示し、相手コネクタが嵌合されたコネクタの側面図（図６ＡのＶＩＩＡ矢視図）である。図７Ｂは、本発明の一実施形態を示し、図７ＡのＶＩＩＢ矢視図である。図７Ｃは、本発明の一実施形態を示し、図７ＡのＶＩＩＣ－ＶＩＩＣ線断面図である。図８は、本発明の一実施形態を示し、コネクタハウジングの斜視図である。図９Ａは、本発明の一実施形態を示し、コネクタハウジングの平面図（図８のＩＸＡ矢視図）である。図９Ｂは、本発明の一実施形態を示し、コネクタハウジングの前面図（図８のＩＸＢ矢視図）である。図９Ｃは、本発明の一実施形態を示し、コネクタハウジングの側面図（図８のＩＸＣ矢視図）である。図９Ｄは、本発明の一実施形態を示し、コネクタハウジングの後面図（図８のＩＸＤ矢視図）である。図１０Ａは、本発明の一実施形態を示し、操作レバーの下面図である。図１０Ｂは、本発明の一実施形態を示し、操作レバーを下方から見た斜視図である。図１０Ｃは、本発明の一実施形態を示し、図１０ＡのＸＣ－ＸＣ線断面図である。図１１は、本発明の一実施形態を示し、相手コネクタの斜視図である。

　以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

　但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの構成の異なる部分が含まれていることは勿論である。

　図５Ａ～図１１は本発明の一実施形態を示す。この実施形態のコネクタ１は、インナーハウジング１０とインナーハウジング１０が収容されるアウターハウジング２０とを有するコネクタハウジング２と、アウターハウジング２０に装着される操作レバー３と、を備えている。

　インナーハウジング１０は、合成樹脂製である。インナーハウジング１０は、水平方向と垂直方向に整列して配置された複数の端子収容室１１を有する。各端子収容室１１は、前面側と後面側が開口している。各端子収容室１１には、電線引出側である後面側の開口よりメス型の端子（図示せず）が挿入される。

　インナーハウジング１０は、インナーハウジング１０の外周面とアウターハウジング２０の内周面との間に相手ハウジング挿入エリアＥが形成された状態で、アウターハウジング２０により保持される。また、アウターハウジング２０の後述するレバー収容部２２より下方の部分、及びインナーハウジング１０により、相手コネクタ５の相手コネクタハウジング５０が嵌合される相手ハウジング嵌合部６が形成されている。

　アウターハウジング２０は、合成樹脂製で、前面が開口されたほぼ箱形状である。アウターハウジング２０は、上面壁２０ａ、下面壁２０ｂ、左右両側の側面壁２０ｃ、及び天井壁２０ｄを有する。天井壁２０ｄは、上面壁２０ａより所定距離をおいて下方に、且つ、上面壁２０ａと平行に設けられている。下面壁２０ｂ、左右両側の側面壁２０ｃ、及び天井壁２０ｄにより、前面側よりインナーハウジング１０が収容されるハウジング収容室２１が形成されている。上面壁２０ａ、左右両側の側面壁２０ｃ、及び天井壁２０ｄにより、前面側と共に後面側が開口され、後面側より操作レバー３がセットされるレバー収容部２２が形成されている。

　アウターハウジング２０の上面壁２０ａには、操作レバー３の後述する支持軸３７が嵌合する軸受孔２３が設けられている。

　アウターハウジング２０の天井壁２０ｄは、上面壁２０ａ、及びレバー収容部２２より後方へ張り出している。天井壁２０ｄの上部には、操作レバー３が載置されると共に、操作レバー３の一部がレバー収容部２２に収容される。天井壁２０ｄの上部には、係止突起２４が上向きに突設されている。係止突起２４は、天井壁２０ｄの後端近傍で、且つ、左右方向の一端寄りの隅部に配置されている。係止突起２４には、操作レバー３の引き込み完了操作位置で、操作レバー３の後述する係止部３４が係止する。係止突起２４は、操作レバー３の引き込み操作方向に向かって、天井壁２０ｄの上面から係止突起２４の上端まで次第に上昇する係止突起２４のテーパ面２５を有する。

　アウターハウジング２０の後壁２０ｅには、インナーハウジング１０の端子収容室１１に対向する位置に、複数の電線挿通孔２６が形成されている。各端子（図示せず）に接続された電線Ｗ１は、インナーハウジング１０の端子収容室１１を通ってアウターハウジング２０の電線挿通孔２６より外部に引き出される。

　アウターハウジング２０の後壁２０ｅには、複数の干渉防止壁２７が後方へ突設されている。各干渉防止壁２７は、引き込み完了操作位置に位置する操作レバー３を保護する外側位置に配置される。各干渉防止壁２７は、引き込み完了操作位置に位置する操作部３３の突出量以上に突出されている。これらのうち２つの干渉防止壁２７は、アウターハウジング２０の左右方向の両端、すなわち、突出された操作部３３の左右外側位置に設けられている。もう１つの干渉防止壁２７は、アウターハウジング２０の左右方向の中間部に設けられている。隣り合う干渉防止壁２７間には、作業者が指や工具などを入れて操作部３３を押し上げて係止状態を解除するための係止解除空間２８が形成されている。

　操作レバー３は、アウターハウジング２０のレバー収容部２２に回転自在に配置される。操作レバー３は、合成樹脂製で、やや細長い板状のカム板部３１を備えている。カム板部３１の一端側には、相手コネクタハウジング５０の後述する引き込みガイドピン５３が係合するカム溝３２が延設されている。カム板部３１の一端には、カム溝３２の開口部３２ａが形成されている。引き込みガイドピン５３は、相手コネクタハウジング５０の組付け時にカム板部３１の開口部３２ａよりカム溝３２に挿入される。

　カム板部３１の他端側には、操作レバー３の引き込み完了操作位置においてアウターハウジング２０の後面側になる操作部３３が設けられている。カム板部３１の操作部３３の下面側には、アウターハウジング２０の係止突起２４に係止する係止部３４が設けられている。係止部３４は、係止突起２４のテーパ面２５と係合可能な下向きの係止部３４のテーパ面３５と、操作レバー３の引き込み完了操作位置において係止突起２４を受入れる係止溝３６と、を有する。係止部３４のテーパ面３５は、カム板部３１の他端から係止部３４の下端部３４ａに向かって次第に下降するように傾斜している。これにより、操作レバー３が引き込み完了操作位置に接近したときに、係止部３４のテーパ面３５が係止突起２４のテーパ面２５と係合することにより、係止突起２４のテーパ面２５に沿って操作レバー３の係止部３４が係止突起２４を円滑に乗り越えるように案内される。なお、アウターハウジング２０の係止突起２４、及び操作レバー３の係止部３４により、操作レバー３の引き込み完了操作位置で係止され、上方への移動によって係止解除可能な係止手段が構成されている。

　カム板部３１の中間部の上面側には、アウターハウジング２０の軸受孔２３に嵌合する支持軸３７が立設されている。操作レバー３は、支持軸３７を中心として水平方向に回転可能とされている。

　相手コネクタ５は、図１１に詳しく示すように、前方に開口し、コネクタハウジング２の相手ハウジング挿入エリアＥに挿入される四角筒状のフード部５１を有する相手コネクタハウジング５０を備えている。フード部５１には、メス型の端子（図示せず）とそれぞれ接続されるオス型の端子５４が組み付けられている。各端子５４は、フード部５１の後壁５２より外部に突出されている。フード部５１の上面板５１ａには、操作レバー３のカム溝３２と係合する円柱状の引き込みガイドピン（ガイド部）５３が立設されている。

　上記構成において、当該コネクタ１の組立時に、操作レバー３をアウターハウジング２０の後面側から上面壁２０ａ及び天井壁２０ｄ間のレバー収容部２２に挿入し、支持軸３７をアウターハウジング２０の軸受孔２３に嵌める。

　次いで、図５Ａに示すように、操作レバー３を引き込み開始操作位置にセットすると、操作レバー３は、カム板部３１のカム溝３２側の一端が前方（相手コネクタ５の方向）に向いた状態に配置される。次に、相手コネクタハウジング５０をコネクタハウジング２の前方から相手ハウジング挿入エリアＥに挿入すると、図５Ｂに示すように、相手コネクタハウジング５０の引き込みガイドピン５３が開口部３２ａよりカム溝３２に挿入される。このとき、相手コネクタハウジング５０の引き込みガイドピン５３は、開口部３２ａよりやや内側に配置されるので、カム板部３１のカム溝３２に引き込み可能となる。

　次いで、操作レバー３を図５Ｂの状態から時計方向に回動すると、引き込みガイドピン５３がカム溝３２に沿って移動する。操作レバー３が引き込み完了操作位置に接近すると、係止部３４のテーパ面３５が係止突起２４のテーパ面２５と係合することにより、操作レバー３の係止部３４がアウターハウジング２０の係止突起２４を乗り越えるように案内される。このとき、カム板部３１の一端側、及び上面壁２０ａが弾性変形することにより、操作レバー３の係止部３４の通過が許容される。

　その後、操作レバー３の引き込み完了操作位置では、図６Ｂに示すように、引き込みガイドピン５３がカム溝３２の移動端部に位置すると同時に、操作レバー３の係止部３４がアウターハウジング２０の係止突起２４に係止することによって、操作レバー３が引き込み完了操作位置で保持される。このとき操作部３３は、レバー収容部２２より外部に露出された状態となる。

　上記のように、操作レバー３の引き込み開始操作位置から引き込み完了操作位置への回転操作時に、引き込みガイドピン５３とカム溝３２との係合によるカム作用により引き込みガイドピン５３にハウジング引き込み方向の外力が作用して、相手コネクタハウジング５０がコネクタハウジング２内の嵌合完了操作位置に引き寄せられる。これにより、相手コネクタハウジング５０との嵌合を低操作力で行うことができる。

　その後、隣り合う干渉防止壁２７間に形成される係止解除空間２８に、作業者が指や工具などを入れて操作部３３を押し上げて、操作レバー３の係止状態を解除することにより、操作レバー３が引き込み開始操作位置の方向に回転可能となるので、相手コネクタハウジング５０をコネクタハウジング２から離脱可能となる。

　以上説明したように、操作レバー３の引き込み完了操作位置では、操作部３３がレバー収容部２２より外部に露出するため、操作レバー３の操作性を維持できる。また、レバー収容部２２より外部に露出された操作部３３を保護する外側位置に干渉防止壁２７が設けられているので、この干渉防止壁２７によって隣接するコネクタ（図示せず）から引き出された電線がコネクタハウジング２や操作レバー３に干渉することを阻止できる。これにより、電線Ｗ１の引っ掛かりによるコネクタハウジング２や操作レバー３の破損を極力防止できる。

　操作レバー３の引き込み完了操作位置で操作レバー３の係止部３４がアウターハウジング２０の係止突起２４に係止しているとき、干渉防止壁２７により電線Ｗ１の操作部３３への干渉を防止できるので、操作部３３が上方へ移動することを阻止できる。これにより、例えば隣接するコネクタから引き出された電線の引っ掛かりによる操作レバー３の係止解除を極力防止できる。

　干渉防止壁２７は、突出された操作部３３の左右外側位置に一対設けられ、且つ、操作部３３の突出量以上にそれぞれ突出されているので、操作レバー３の左右両側からの電線Ｗ１の引っ掛かりを防止できる。これにより、電線Ｗ１の引っ掛かりによるコネクタハウジング２や操作レバー３の破損及び操作レバー３の係止解除を有効に防止できる。

　なお、上記実施形態では、コネクタハウジング２がインナーハウジング１０とアウターハウジング２０とを有する場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、コネクタハウジングを一体成形することもできる。

　以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。

　本出願は、２０１３年１０月１７日に出願された日本国特許出願第２０１３－２１６３６０号に基づく優先権を主張しており、この出願の全内容が参照により本願明細書に組み込まれる。

　本発明によれば、操作レバーの引き込み完了操作位置では、操作部がレバー収容部より外部に露出するため、操作レバーの操作性を維持できる。また、レバー収容部より外部に露出された前記操作部を保護する外側位置に設けられた干渉防止壁により、隣接するコネクタ等から引き出された電線がコネクタハウジングや操作レバーにへの干渉することを阻止できる。これにより、電線の引っ掛かりによるコネクタハウジングや操作レバーの破損を極力防止できる。

　１　コネクタ　２　コネクタハウジング　３　操作レバー　４　端子　６　相手ハウジング嵌合部　２２　レバー収容部　２７　干渉防止壁　３３　操作部　５０　相手コネクタハウジング　５３　引き込みガイドピン（ガイド部）

Claims

　相手ハウジング嵌合部とレバー収容部とを有するコネクタハウジングと、
　引き込み開始操作位置と引き込み完了操作位置との間で回転自在に前記レバー収容部に収容され、前記引き込み完了操作位置では、操作部が前記レバー収容部の外部に露出した状態となる操作レバーと、
　を備えたコネクタであって、
　前記相手ハウジング嵌合部は、端子を内部に収容可能であり、かつ相手コネクタハウジングを嵌合可能であり、
　前記操作レバーは、前記引き込み開始操作位置では前記相手コネクタハウジングのガイド部を引き込み可能に設置され、
　前記操作レバーは、前記引き込み開始操作位置から前記引き込み完了操作位置への回転操作によって前記ガイド部にハウジング引き込み方向の外力を作用させて、前記相手コネクタハウジングを前記コネクタハウジング内の嵌合完了操作位置に移動させることが可能であり、
　前記レバー収容位置には、前記引き込み完了操作位置に位置する前記操作レバーを保護する干渉防止壁が設けられたことを特徴とするコネクタ。
　請求項１記載のコネクタであって、
　前記コネクタハウジングと前記操作レバーとには、前記操作レバーを前記引き込み完了操作位置で係止し、係止解除することができる係止手段が設けられていることを特徴とするコネクタ。
　請求項１又は請求項２記載のコネクタであって、
　前記干渉防止壁は、突出された前記操作部の左右外側位置に一対設けられ、且つ、前記操作部の突出量以上にそれぞれ突出していることを特徴とするコネクタ。