JP2001311412A - 構造物における支柱と梁との連結構造 - Google Patents

構造物における支柱と梁との連結構造

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JP2001311412A JP2000128655A JP2000128655A JP2001311412A JP 2001311412 A JP2001311412 A JP 2001311412A JP 2000128655 A JP2000128655 A JP 2000128655A JP 2000128655 A JP2000128655 A JP 2000128655A JP 2001311412 A JP2001311412 A JP 2001311412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】事前の加工や現場における施工を容易化し、且
つ外観意匠性も良好ならしめ得る構造物における支柱と
梁の連結構造を提供する。 【解決手段】断面円形の支柱2と、この支柱2の所定の
位置で当該支柱2を周囲から囲む断面略半円形の一対の
挟持片11と、各挟持片11の一端の突出片14同士を
連結するボルト22・ナット24と、各挟持片11の他
端に位置し且つ共通する平坦面20を形成する垂直なフ
ランジ部16と、梁4の端部に接合され且つ各フランジ
部16と面接触するフランジ8と、係るフランジ部1
6,16及びフランジ8を固定するボルト26・ナット
28と、を含む、構造物1における支柱2と梁4の連結
構造10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道の電力
架線支持用や車道の上に跨って案内板を支持する略門形
又は逆L字形を呈する構造物における支柱と梁との連結
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(A)に示すように、構造物を構成す
る金属パイプの支柱51と金属パイプの水平な梁52と
の連結構造50は、溶接Wにて組立られたスリーブ56
付きのブラケット53等で得られる。図8(B)に示すよ
うに、金属パイプからなるスリーブ56の一端における
湾曲面を有する切り欠き55とブラケット53、及び、
上記スリーブ56の他端とフランジ57を、それぞれ予
め溶接Wしておく。次に、図8(A)に示すように、係る
ブラケット53と同じ断面略半円形のブラケット53a
とで支柱51を左右から挟持し、突出片54,54aを貫
通するボルトbにナットnを螺着することにより、支柱
51をブラケット53,53aにて締め付ける。これに
より、スリーブ56を支柱51の所定の位置に配置でき
る。
【0003】そして、図8(A)に示すように、スリーブ
56の他端に予め溶接Wした丸いフランジ57と、梁5
2の端面に溶接Wしたフランジ58とを面接触させ、こ
れらを貫通するボルトbにナットnを螺着することによ
り、連結構造50を得ることができる。しかしながら、
上記連結構造50では、ブラケット53,53aを厚肉
の鋼板等を曲げ加工して形成し、且つスリーブ56の一
端に湾曲した凹凸部を有する切り欠き55を形成するた
め、事前の加工が複雑になる。しかも、スリーブ56の
両端や梁52の一端又は両端に溶接Wが必要となるた
め、工数とコストを増大させる、という問題があった。
【0004】ところで、近年では現場施工を容易にし且
つメンテナンスを低減するため、上記ブラケット53,
53aやスリーブ56にアルミニウム合金の板材や管材
を適用することも検討されている。しかし、係るアルミ
ニウム材同士を溶接してスリーブ56付きのブラケット
53を形成した場合、溶接部Wの付近に沿って熱影響部
が形成される。このため、溶接部W付近における強度が
低下する、という問題があった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上において説明
した従来の技術における問題点を解決し、事前の加工や
現場における施工を容易化し、且つ外観意匠性も良好な
らしめ得る構造物における支柱と梁の連結構造を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するため、支柱と梁との間に形状・寸法精度が高
いアルミニウム合金の押出形材からなる一対の挟持片を
介在させることに着想して成されたものである。即ち、
本発明における第一の構造物における支柱と梁の連結構
造は、断面円形の支柱と、この支柱の所定の位置で当該
支柱を周囲から囲む断面略半円形の一対の挟持片と、各
挟持片の一端縁を連結するボルト・ナットと、上記各挟
持片の他端に位置し且つ共通する平坦面を形成する垂直
なフランジ部と、梁の端部に接合され且つ上記各フラン
ジ部と面接触するフランジと、係るフランジ部及びフラ
ンジを固定するボルト・ナットと、を含む、ことを特徴
とする。
【0007】これによれば、一対の挟持片をボルト・ナ
ットで支柱における所定の位置に固定して当該支柱を挟
持すると共に、係る各挟持片のフランジ部が形成する共
通する平坦面と梁の端部に接合されたフランジを面接触
させ、これらをボルト・ナットで固定することより、容
易且つ確実に構造物における支柱と梁との連結構造を得
ることができる。しかも、事前における溶接作業や複雑
な加工も低減し、現場においても迅速に施工できるの
で、加工コストと工数を低減することが可能となる。
尚、各挟持片の内周面の曲率半径は、支柱の半径と同じ
か僅かに大きく設定されると共に、係る挟持片自体も弾
性変形可能であるため、支柱に確実に接触して挟持し得
る。
【0008】一方、本発明における第二の構造物におけ
る支柱と梁の連結構造は、断面円形の支柱と、この支柱
の所定の位置で当該支柱を周囲から囲む断面略半円形の
一対の挟持片と、各挟持片の両端縁をそれぞれ連結する
ボルト・ナットと、少なくとも一方の挟持片の外側に形
成した垂直なフランジ片と、梁の端部に接合され且つ上
記フランジ片と面接触するフランジと、係るフランジ片
及びフランジを固定するボルト・ナットと、を含む、こ
とを特徴とする。
【0009】これによれば、一対の挟持片をボルト・ナ
ットで支柱における所定の位置に固定して挟持し、少な
くとも何れかの挟持片の外側に形成したフランジ片と、
梁の端部に接合され且つ上記フランジ片と面接触するフ
ランジとを、ボルト・ナットで固定することより、容易
且つ確実に構造物における支柱と梁との連結構造を得る
ことができる。しかも、事前の溶接作業や複雑な加工も
必要もなく、現場において迅速に施工できるので、加工
コストと工数を低減することが可能となる。
【0010】また、前記一対の挟持片が、それぞれ前記
フランジ片を互いに平行又は傾斜して形成しており、各
フランジ片にそれぞれ異なる梁のフランジがボルト・ナ
ットにより固定される、構造物における支柱と梁の連結
構造も含まれる。これによれば、各挟持片に梁を個別に
連結できるので、略十字形や左右に連続する門形構造物
の中間における支柱と両側の梁とを容易且つ確実に連結
することができる。更に、前記挟持片のフランジ部又は
フランジ片の内周側に、前記ボルト又はナットを収容す
る凹部を設けた、構造物における支柱と梁の連結構造も
含まれる。これによれば、フランジ部又はフランジ片の
突出する外側端の他に、支柱の外周面に近接する凹部内
においてもボルトの先端部やナットを収容し、これらも
梁との固定に利用できるので、一層高い強度で梁を支柱
に支持させることができる。
【0011】また、前記挟持片が、アルミニウム合金の
押出形材をその押出方向と直交する方向において所要の
幅寸法で切断したものである、構造物における支柱と梁
の連結構造も含まれる。これによれば、一対の挟持片を
一又は二種類の押出形材のみで形成でき、その押出方向
と直交する方向で所定の幅寸法にて切断するのみで精度
良く得ることができる。しかも、事前の加工を低減する
ことができ、現場における作業性を高めることもでき
る。更に、前記挟持片が、アルミニウム合金の押出形材
をその押出方向と直交する方向にて所要の幅寸法で切断
した半体同士を互いに接合したものである、構造物にお
ける支柱と梁の連結構造も含まれる。これによれば、断
面寸法が大きな挟持片であっても、当該挟持片を形成す
る半体同士を押出形材で成形し、且つこれらを事前に溶
接等により接合して所要サイズの挟持片とすることがで
きる。尚、上記半体には、挟持片を3つ以上に分割する
形態の押出形材も含むものとする。
【0012】加えて、前記支柱が、鉄筋コンクリート製
の円柱体又は金属管からなる、構造物における支柱と梁
の連結構造も含まれる。これにより、例えば既設の金属
管やコンクリート製の電柱を活用し、これらの間に梁を
容易且つ迅速に連結することができる。従って、既設の
電柱に架線支持用や案内表示板支持用の梁を取付ける際
等に、少ない工数により経済的に施工することができ
る。尚、以上における梁は、その端部に予めフランジが
形成されており、且つ挟持片のフランジ部等とボルト・
ナットで連結可能な構造材であれば、アルミニウム合金
以外の金属でも良い。また、係る梁の断面形状は任意で
あり、円形断面の他、例えば楕円形、矩形、正多角形、
又は、変形多角形等の断面形状を、構造物の設置目的や
梁に取付ける被支持物等に応じて自在に選定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明にお
ける第一の連結構造10を用いた略門形の鉄道架線支持
用の構造物1を示す。この構造物1は、複線の軌条3,
3を挟んで立設する一対の支柱2と、この支柱2,2の
上端の間に水平に架設された梁4と、各支柱2と梁4を
連結する連結構造10とを有する。梁4の適所には、各
軌条3の上にトロリ線5が垂下している。各支柱2は、
直径約350mmの例えば鉄筋コンクリートからなる円
柱体で、梁4は外径250mmのアルミニウム合金(JI
S:A 6N01−T5)の押出材からなる管材である。
係る梁4の両端には、図1(B)及び図2(A),(B)に示す
ように、矩形の略平板で上記と同じアルミニウム合金か
らなるフランジ8が垂直に溶接により予め接合されてお
り、係るフランジ8と梁4の周面との間には、上下に垂
直姿勢と斜め姿勢の3枚ずつのガゼット板6が溶着され
ている。
【0014】図1(B)及び図2(A),(B)に示すよう
に、支柱2と梁4の連結構造10には、一対の挟持片1
1が用いられる。この挟持片11は、前記と同様のアル
ミニウム合金の押出形材からなり、略半円形の内周面1
3を有する半円形部12と、その左端(一端)の突出片
(一端縁)14と、半円形部12の右端(他端)に位置し矩
形で垂直なフランジ部16と、このフランジ部16の内
周面13側に位置し且つ支柱2側に開口する断面略矩形
の凹部18とを有する。上記突出片14には、凹み部1
5が垂直に複数穿設されている。係る凹み部15の形状
は、図示の矩形とする他、円形等にすることもできる。
また、上記半円形部12とフランジ部16との間には、
ウェブ17が介在し、且つフランジ部16の中央寄りに
は、支柱2の周面に当接するリブ19が形成されてい
る。尚、フランジ部16の外側面の両端には、浅い段部
16aが垂直に形成され、前記梁4のフランジ8にはこ
の段部16a内に入る低い凸条9が両端に垂直に突設さ
れている。
【0015】各挟持片11は、図3(A)に示すように、
一対の押出形材(半体)11a,11bから形成される。
形材11aは、四分の一の内周面13aを有する円弧部
12aと、突出片14を一体に有する断面を、その長手
方向に沿って連続して有している。また、形材11b
は、略四分の一の内周面13bを有する円弧部12b
と、ウェブ17、フランジ部16、リブ19、及びこれ
らに囲まれた凹部18とを一体に有する断面を、その長
手方向に沿って連続して有している。
【0016】両形材11a,11bをその押出方向と直
交する方向に所定の幅寸法で切断し、図3(B)に示すよ
うに、両者の円弧部12a,12bを例えばミグ溶接W
により接合すると共に、突出片14に複数の凹み15を
穿設し、且つフランジ部16に複数の透孔16bを明け
ることにより、前記挟持片11を得ることができる。
尚、前記支柱2の直径が例えば150mm程度、又はこ
れ以下と細く、一体の押出成形で挟持片11を形成可能
な場合には、図3(C)に示すように、半円形部12、突
出片14、及びフランジ部16等を一体に押出成形した
後、所要の幅で切断し且つ所定の位置に凹み15や透孔
16bを穿設しても良い。
【0017】図2(A)及び(B)に示すように、支柱2の
上端における所定の位置に、一対の挟持片11を互いに
対称に配置し、両者の突出片14同士を接近させ且つ両
者のリブ19同士を接触させた状態にし、対向する両者
の凹み15,15間を貫通するボルト22にナット24
を螺着して仮止めする。この際、各挟持片11のフラン
ジ部16,16は、梁4側に互いに共通する平坦面20
を形成する。この平坦面20は、支柱2の外周面に対
し、その接線方向に沿った姿勢になる。次に、梁4の両
端のフランジ8を平坦面20、即ち各フランジ部16の
外側面に接触させ、且つ各フランジ部16の段部16a
にフランジ8の各凸条9を挿入する。
【0018】次いで、梁4のフランジ8から各挟持片1
1のフランジ部16の透孔16bにボルト26をそれぞ
れ貫通させ、且つナット28を螺着する。この際、図1
(B)に示したように、各凹部18内ではボルト26が通
る透孔16bをその上下端部付近にのみを形成すること
により、上記ナット28の螺着作業を確実に行うことが
できる。これに関連して、各フランジ部16の両端寄り
の透孔16bは垂直方向の中間付近にのみ形成してお
き、ボルト26をフランジ8から貫通してナット28を
螺着する。最後に、各挟持片11の突出片14,14に
おけるボルト22、ナット24を更に締め込むことによ
り、図1(B)及び図2(A),(B)に示すように、支柱2
と梁4の連結構造10を得ることができる。尚、突出片
14,14同士をボルト22、ナット24で締結する際、
フランジ部16,16同士を互いに引き離す方向の力が
作用するが、各突条9と段部16aとの嵌合により上記
フランジ部16,16同士の離間を阻止している。ま
た、上記突条9と段部16aとの嵌合により、締結作業
時における支柱2に対する梁4及びフランジ8の回転と
水平方向の移動を阻止している。また、各突条9と段部
16aとの嵌合により、締め付け作業時において、支柱
2に対するフランジ8及び梁4の回転と水平方向の移動
とを阻止している。
【0019】尚、図2(A)に示すように、挟持片11,
11の突出片14,14間には僅かの隙間が形成され、
且つ各挟持片11の内周面13は、支柱2の半径と同じ
かこれよりも僅かに大きい曲率半径を有しているので、
最後におけるボルト22とナット24との締め込みによ
り、各挟持片11は弾性変形を伴って、支柱2の周面に
強固に固定されると共に、フランジ部16,16におい
て梁4を固定する。以上のような連結構造10によれ
ば、一又は二種類の押出形材(半体を含む)を切断し且つ
簡単な加工を施すことにより挟持片11が得られ、支柱
2における所定の位置にボルト22,26とナット24,
28との螺着による締結作業のみにより、梁4を少ない
工数で容易で確実に且つ精度良く連結することができ
る。しかも、各挟持片11の凹部18でもナット28を
ボルト26に螺着するため、外部に露出するボルト26
やナット28を減らすことができる。
【0020】更に、突出片14,14でもボルト22と
ナット24の大半を凹み15内に収容しているので、こ
れらの露出を減らすことができ、各挟持片11の形状と
相まって外観意匠性も向上させ得る。従って、図1(A)
に示したように、梁4の両端のフランジ8と、一対の支
柱2を個別に挟み付けた一対の挟持片11とをボルト2
2,26とナット24,28の螺着作業により、略門形を
呈する構造物1を得ることができる。尚、一本の支柱2
と比較的短い梁4とを連結構造10により連結すること
により、全体が逆L字形を呈する単線の軌条3における
鉄道架線支持用の構造物を得ることができる。
【0021】図4(A),(B)は、本発明における第二の
連結構造30を示す。尚、前記形態と同じ要素や部分に
は、共通する符号を用いるものとする。図4(A),(B)
に示すように、支柱2は、前記同様の鉄筋コンクリート
からなる円柱体であり、梁4も前記同様のアルミニウム
合金からなる管材である。梁4の両端には、図示のよう
に、矩形の略平板で上記と同じアルミニウム合金からな
るフランジ8が垂直に溶接により予め接合され、フラン
ジ8と梁4の周面との間には、上下に垂直姿勢と斜め姿
勢の3枚ずつのガゼット板6が溶着されている。尚、フ
ランジ8の外側面は、平坦面とされている。
【0022】図4(A)に示すように、支柱2と梁4の連
結構造30には、一対の挟持片31が用いられる。この
挟持片31は、前記と同様のアルミニウム合金の押出形
材からなり、略半円形の内周面33を有する半円形部3
2と、その両端に位置する突出片(端縁)34と、半円形
部32の外側に位置し略矩形で垂直なフランジ片36
と、このフランジ片36の内周面33側に位置し且つ支
柱2側に開口する断面略矩形の一対の凹部38とを有す
る。上記フランジ片36は、一対のウェブ37を介して
の両側の半円形部32と接続され、その中央には断面V
形のV字溝40と、支柱2の周面と接触するリブ39と
を有する。更に、フランジ片36の外側面も、平坦面と
されている。
【0023】各挟持片31は、図5(A)に示すように、
一対の押出形材(半体)31aから形成される。各形材3
1aは、約四分の一の内周面33aを有する円弧部32
aと、その一端の突出片34と、他端のウェブ37、フ
ランジ片36a、リブ片39a、及びこれらに囲まれた
凹部38とを一体に有する断面を、その長手方向に沿っ
て連続して有している。そして、図5(B)に示すよう
に、両形材31aをその押出方向と直交する方向で所要
幅寸法にて切断し、両者のリブ片39a同士を接触させ
てリブ39及びV字溝40を形成すると共に、このV字
溝40に沿ってミグ溶接W等を施す。
【0024】これにより、図5(B)に示すように、半円
形部32、一体のフランジ片36、及びリブ39を有
し、突出片34には複数の凹み35を穿設し、且つフラ
ンジ片36の所定の位置に透孔36cを形成することに
より、挟持片31を得ることができる。尚、前記支柱2
の直径が小さく、一体の押出成形で挟持片31を形成可
能な場合には、図5(C)に示すように、半円形部32、
一対の突出片34、及びフランジ片36等を一体に押出
成形した後、所要の幅寸法で切断し且つ所定の位置に凹
み35や透孔36cを穿設しても良い。
【0025】図4(A),(B)に示すように、支柱2の上
端における所定の位置に、一対の挟持片31を互いに対
称に配置し、両者のリブ39を支柱2の周面にそれぞれ
接触させ且つ両者の突出片34同士を接近させた状態に
する。そして、対向する両者の凹み35,35間を貫通
するボルト42にナット44を螺着することにより、挟
持片31,31を支柱2に固定する。この際、各挟持片
31のフランジ片36,36は、互いに平行で且つ支柱2
の外周面に対し、接線方向に沿った姿勢になる。次に、
梁4の両端のフランジ8をフランジ片36に接触させ
る。
【0026】次いで、梁4のフランジ8から図示で右側
の挟持片31のフランジ片36の透孔36cにボルト4
6をそれぞれ貫通させ、その先端部にナット48を螺着
する。この際、前記図1(B)もに示したように、各凹部
38内ではボルト46が通る透孔36cをその上下端部
付近にのみ形成し、上記ナット48の螺着作業を確実に
行うことができる。これに関連して、フランジ片36の
外端寄りの透孔36cは垂直方向の中間付近に形成して
おき、ボルト46をフランジ8側から貫通し且つこれに
ナット48を螺着する。これにより、図4(A)及び(B)
に示すように、支柱2と梁4との連結構造30を得るこ
とができる。
【0027】以上のような連結構造30によれば、一種
類の押出形材を切断し、そのまま又は溶接により接合し
て簡単な加工を施すことにより挟持片31が得られ、且
つ支柱2における所定の位置に、ボルト42,46とナ
ット444,48との螺着による締結作業のみにより、
梁4を少ない工数で容易で確実に且つ精度良く連結する
ことができる。しかも、各挟持片31の凹部38でもナ
ット48をボルト46に螺着するため、外部に露出する
ボルト46やナット48を減らすことができる。更に、
突出片34,34でもボルト42とナット44の大半を
凹み35内に収容しているので、これらの露出を減らす
ことができ、各挟持片31の形状と相まって外観意匠性
も向上させることも可能である。係る連結構造30を一
対の支柱2と梁4の間に設けることにより、前記図1
(A)の門形の構造物1が形成できる。
【0028】尚、図6(A)に示すように、支柱2を挟持
する一対の挟持片31の各フランジ片36に、それぞれ
個別の梁4,4の各フランジ8をボルト46とナット4
8により固定する連結構造30,30を併設し、一本の
支柱2に対しその両側に別個の梁4,4を互いに連続し
た形態で連結することもできる。これにより、側面視で
略十字形を呈する構造物や左右方向に連続する複数の前
記門形構造物1,1の中間部分を容易に形成することが
可能となる。
【0029】また、図6(B)に示すように、支柱2の右
側に挟持片31を、左側に断面半円形の挟持片49を用
いることによっても、支柱2と梁4との連結構造30を
得ることができる。係る挟持片49は、半円形部32の
両端縁に突出片34と複数の凹み35を形成したもの
で、一対の押出形材を中間縁32bで溶接Wにより接合
したものである。係る挟持片30,49を併有して支柱
2と梁4とを連結する連結構造30により、前記図1
(A)に示した門形の構造物1を外観意匠性を高めて形成
することができる。
【0030】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、図7(A)に示すよう
に、長円弧32cと短円弧32dからなる半円形部を有
し、両端の突出片34,34を含む支柱2の直径方向と
フランジ片36を含む支柱2の接線方向とが互いに傾斜
する配置の断面形状を有する左側の挟持片31bと右側
の挟持片31を用いることもできる。係る挟持片31
b,31をボルト42,ナット44により支柱2に固定
し、各フランジ片36に個別に梁4,4のフランジ8を
ボルト46,ナット48を介して連結することにより、
図7(A)に示すように、左右の梁4,4を互いの軸方向
において傾斜する姿勢にて支柱2に連結することができ
る。
【0031】また、図7(B)に示すように、上記挟持片
31bを前記挟持片49と共に支柱2に固定し、且つ挟
持片31bのフランジ片36と梁4のフランジ8とをボ
ルト46,ナット48を介して連結することにより、両
者の突出片34,34を含む支柱2における直径方向と
フランジ片36を含む支柱2の接線方向とが互いに傾斜
する配置構造とすることもできる。更に、支柱2は、断
面が円形であれば鋼管やアルミニウム合金の管材を用い
ても良く、且つ前記鉄筋コンクリート製の形態を含め
て、その軸方向に沿って緩いテーパが外周面に付された
形態のものを用いることも可能である。
【0032】加えて、梁4及びフランジ8は、溶接等に
より互いに接合可能であれば、アルミニウム合金以外の
金属材料を用いることもでき、且つ、梁4にはフランジ
8を端部に有する断面I形やH形等の形鋼や、鋼材やア
ルミニウム合金等からなるアングルやチャンネル材を組
み立てた所謂トラス梁も含まれる。尚、本発明が適用さ
れる構造物には、前述した鉄道架線支持用の他、電力線
支持用の塔柱形のものや、前記門形の構造物1と同様に
構成し、車道を跨ぐ案内表示板を支持するものとした
り、商店街のアーケード等の骨組みや、商店街等の入口
に架設する看板支持用も含まれる。
【0033】
【発明の効果】以上において説明した本発明の第一、第
二の連結構造によれば、ボルト・ナットのみにより、容
易且つ確実に構造物における支柱と梁との連結構造を得
ることができると共に、事前における溶接作業や複雑な
加工も低減し、現場においても迅速に施工できるので、
加工コストと工数を低減することが可能となる。また、
請求項3の連結構造によれば、第二の連結構造における
一対の各挟持片に梁をそれぞれ連結できるので、略十字
形や左右に連続する門形構造物の中間における支柱と両
側の梁とを容易且つ確実に連結することができる。加え
て、請求項5の連結構造によれば、一対の挟持片を一又
は二種類の押出形材のみで形成でき、その押出方向と直
交する方向で所定幅寸法にて切断するのみで精度良く得
られると共に、事前の加工を低減することができ、現場
での作業性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による第一の連結構造を用いた略
門形の鉄道架線支持構造物の概略図、(B)は(A)中の一
点鎖線部分Bを拡大して示す斜視図。
【図2】(A),(B)は図1(B)の連結構造を示す平面図
又は側面図。
【図3】(A),(B)は図1,2の連結構造に用いる挟持片
の製造工程を示す斜視図、(C)は異なる形態の挟持片を
示す斜視図。
【図4】(A),(B)は本発明による第二の連結構造を示
す平面図又は側面図。
【図5】(A),(B)は図4の連結構造に用いる挟持片の
製造工程を示す斜視図、(C)は異なる形態の挟持片を示
す斜視図。
【図6】(A),(B)は図4の連結構造の異なる形態を示
す平面図。
【図7】(A),(B)は図6(A),(B)の連結構造の各変
形形態を示す平面図。
【図8】(A)は従来における支柱と梁との連結構造を示
す平面図、(B)は(A)の連結構造に用いる支柱と梁等を
示す斜視図。
【符号の説明】
1……………………………構造物 2……………………………支柱 4……………………………梁 8……………………………フランジ 10,30…………………連結構造 11,31,31b,49…挟持片 11a,11b,31a……押出形材(半体) 14…………………………突出片(一端縁) 16…………………………フランジ部 18,38…………………凹部 20…………………………平坦面 22,26,42,46……ボルト 24,28,44,48……ナット 34…………………………突出片(端縁/両端縁) 36…………………………フランジ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 剛史 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 杉山 敬一 東京都品川区東品川二丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 佐久間 勇三 東京都品川区東品川二丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA11 AA22 BA01 CA04 CA05 CA06 DB11 3J039 AA08 BB04 GA06 GA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面円形の支柱と、この支柱の所定の位置
    で当該支柱を周囲から囲む断面略半円形の一対の挟持片
    と、各挟持片の一端縁を連結するボルト・ナットと、上
    記各挟持片の他端に位置し且つ共通する平坦面を形成す
    る垂直なフランジ部と、梁の端部に接合され且つ上記各
    フランジ部と面接触するフランジと、係るフランジ部及
    びフランジを固定するボルト・ナットと、を含む、 ことを特徴とする構造物における支柱と梁との連結構
    造。
  2. 【請求項2】断面円形の支柱と、この支柱の所定の位置
    で当該支柱を周囲から囲む断面略半円形の一対の挟持片
    と、各挟持片の両端縁をそれぞれ連結するボルト・ナッ
    トと、少なくとも一方の挟持片の外側に形成した垂直な
    フランジ片と、梁の端部に接合され且つ上記フランジ片
    と面接触するフランジと、係るフランジ片及びフランジ
    を固定するボルト・ナットと、を含む、 ことを特徴とする構造物における支柱と梁との連結構
    造。
  3. 【請求項3】前記一対の挟持片が、それぞれ前記フラン
    ジ片を互いに平行又は傾斜して形成しており、各フラン
    ジ片にそれぞれ異なる梁のフランジがボルト・ナットに
    より固定される、 ことを特徴とする請求項2に記載の構造物における支柱
    と梁との連結構造。
  4. 【請求項4】前記挟持片のフランジ部又はフランジ片の
    内周側に、前記ボルト又はナットを収容する凹部を設け
    た、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    構造物における支柱と梁との連結構造。
  5. 【請求項5】前記挟持片が、アルミニウム合金の押出形
    材をその押出方向と直交する方向において所要の幅寸法
    で切断したものである、ことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の構造物における支柱と梁との連結構
    造。
  6. 【請求項6】前記挟持片が、アルミニウム合金の押出形
    材をその押出方向と直交する方向にて所要の幅寸法で切
    断した半体同士を互いに接合したものである、 ことを特徴とする請求項5に記載の構造物における支柱
    と梁との連結構造。
  7. 【請求項7】前記支柱が、鉄筋コンクリート製の円柱体
    又は金属管からなる、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の構造
    物における支柱と梁との連結構造。
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