JP2001308517A - 電気部品、基板、信号測定方法、電気部品の取り外し方法および半田接合確認方法 - Google Patents

電気部品、基板、信号測定方法、電気部品の取り外し方法および半田接合確認方法

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JP2001308517A JP2000125659A JP2000125659A JP2001308517A JP 2001308517 A JP2001308517 A JP 2001308517A JP 2000125659 A JP2000125659 A JP 2000125659A JP 2000125659 A JP2000125659 A JP 2000125659A JP 2001308517 A JP2001308517 A JP 2001308517A
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Tetsuyoshi Imai
哲義 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気部品の重量増加を来すことなく、電気部
品と基板との間での信号の測定、基板からの電気部品の
取り外しを容易に行えるようにする。 【解決手段】 電気部品1には、電気部品1の天面3か
ら半田付け面7まで貫通したスルーホール2と、固着強
度を上げるための側面半田付けフィレットを形成するた
めの半スルーホール6とが形成されている。スルーホー
ル2は、半田付け面7に設けられた外部電極8に電気的
接続が行われるようにその内壁に金属メッキが施されて
おり、導電率が高く、かつ、熱の伝導性の高い金属棒9
が挿入可能となっている。スルーホール2の内壁の金属
メッキと金属棒9とは接触する構成になっている。外部
電極8は基板4に形成されているランドパターン5に半
田接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末等に用い
られる電気部品、基板、信号測定方法、電気部品の取り
外し方法および半田接合確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末等は近年小型化が求められてお
り、このため、携帯端末等に電気部品を実装する際には
電気部品を高密度に実装する必要があり、基板上に実装
された各電気部品同士の間隔を可能な限り狭めることが
要求されることとなる。
【0003】一般に、基板に搭載される電気部品は、基
板上に形成されたランドパターンに対して、電気部品に
形成された外部電極が半田付けされることで、電気的に
互いが接続されるとともに、固着されている。この固着
を確実にするとともに固着強度を高めるため、電気部品
の外装に金属メッキが施され、外部電極と繋がっている
半スルーホールが形成された電気部品も用いられてい
る。すなわち、基板上に電気部品を取り付けた状態でラ
ンドパターンが電気部品の外寸よりもはみ出すように基
板上に形成されたランドパターンに半スルーホールが形
成された電気部品を半田付けすることで半スルーホール
に半田が吸い上げられ側面半田付けフィレットが形成さ
れることで、固着強化がなされるとともに、側面半田付
けフィレットを目視により、電気部品と基板との半田接
続が良好に行われていることが確認できる構成となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな携帯端末等の小型化によって電気部品同士の間隔が
狭められたことで電気部品と基板との間での信号の入出
力を、測定用プローブをランドパターンにあてて測定す
ることが非常に困難であったり、不可能となる場合があ
った。また、故障により電気部品の交換が必要な際にラ
ンドパターンに半田ごてが届かなかったり、仮に届いた
としても近接する電気部品に半田ごてがあたってしまい
近接する故障していない電気部品を破壊してしまう場合
があった。
【0005】このような問題を解決するため、実装する
電気部品に測定端子を設けることも考えられるが、測定
時にのみ必要で、それ以外には不必要な測定端子を追加
することは、部品点数を増やし、コストを高くしてしま
うだけでなく、電気部品の重量が増加してしまい、軽量
小型化を要求される携帯端末にとっては、好ましくな
い。
【0006】また、半スルーホールを設けて半田接続の
状況を確認する構成においては、基板に形成されるラン
ドパターンは実装する電気部品の外寸よりもはみ出すよ
うに構成されておかなければならず、小型化を促進する
には適当でない場合があった。
【0007】そこで、本発明は、重量増加を来さず、基
板と電気部品との間の信号等の測定を確実に行えること
ができ、所望の電気部品のみを基板から容易に取り外す
ことが可能で、電気部品と基板との半田接続の確認を容
易、かつ、確実に行える電気部品、基板、信号測定方
法、電気部品の取り外し方法および半田接合確認方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電気部品は、金属メッキの施された内壁が
前記外部電極と繋がっており、着脱可能な金属棒が挿入
された際、前記金属棒が接触する内径の、表面から前記
裏面に貫通するスルーホールが形成され、前記裏面から
前記表面までの高さが、前記スルーホールに挿入された
前記金属棒の一部が露出する高さであることを特徴とす
る。
【0009】上記の通り構成された本発明の電気部品
は、金属棒が接触する内径で、外部電極に繋がっている
金属メッキが施された内壁のスルーホールが形成されて
おり、電気部品の高さはスルーホールに挿入された金属
棒の一部が露出する高さである。このため、金属棒の露
出した部分に測定用プローブをあてることで、基板上の
ランドパターンに測定用プローブをあてなくとも電気部
品と基板との間で入出力される信号あるいは電力を測定
することができる。また、電気部品を基板から取り外そ
うとする場合も半田ごてを金属棒の露出した部分にあて
ることで、半田ごての熱をスルーホールの内壁の金属メ
ッキを介してランドパターンと外部電極とを接合する半
田に伝導させて溶かし、電気部品を取り外すことができ
る。また、金属棒は電気部品に対して着脱可能であるた
め、上述した測定時等、必要とされる場合以外は、取り
外しておけるので、金属棒による電気部品の重量の増加
は来さない。
【0010】また、本発明の電気部品は、ランドパター
ンと外部電極との半田接合を目視確認するための半スル
ーホールが形成されていないものであってもよい。
【0011】本発明の基板は、本発明の、ランドパター
ンと外部電極との半田接合を目視確認するための半スル
ーホールが形成されていない電気部品が搭載される基板
であって、前記ランドパターンは、前記ランドパターン
と前記外部電極とが接合された状態で、前記電気部品の
前記裏面の投影面からはみ出さない位置に形成されてい
ることを特徴とする。
【0012】上記の通り構成された本発明の基板は、ラ
ンドパターンが電気部品の裏面の投影面からはみ出さな
い位置、すなわち、電気部品の外寸からはみ出さない位
置に形成されているので、ランドパターンが電気部品の
外寸からはみ出している構成に比べて省スペース化が図
られることとなり、電気部品の高密度実装が可能とな
る。
【0013】本発明の信号測定方法は、本発明の電気部
品と、前記基板との間で入出力される信号を測定する信
号測定方法であって、前記スルーホールに前記金属棒を
挿入し、前記表面から露出した前記金属棒の露出部に測
定用プローブをあてて前記信号を測定する測定工程と、
前記測定工程終了後、前記金属棒を前記スルーホールか
ら抜き取る工程とを含むことを特徴とする。
【0014】上記の通りの本発明の信号測定方法は、ス
ルーホールに金属棒を挿入し、電気部品の表面から露出
した金属棒の露出部に測定用プローブをあてて測定を行
うため、基板上のランドパターンに測定用プローブをあ
てる必要がない。また、測定終了後、金属棒を抜き取る
ため、電気部品は、測定には用いられるが通常の稼働時
には特に必要としない金属棒による重量増加を免れる。
【0015】本発明の電気部品の取り外し方法は、本発
明の電気部品を前記基板から取り外す、前記電気部品の
取り外し方法であって、前記スルーホールに前記金属棒
を挿入し、前記表面から露出した前記金属棒の露出部に
発熱体をあてて前記スルーホールの金属メッキを介し
て、前記ランドパターンと前記外部電極とを接合してい
る半田に、前記発熱体からの熱を伝導することで前記半
田を溶解させる工程を含むことを特徴とする。
【0016】上記の通りの本発明の取り外し方法は、ス
ルーホールに金属棒を挿入し、電気部品の表面から露出
した金属棒の露出部に半田ごて等の発熱体をあてること
で、金属棒に接触しているスルーホールの内壁の金属メ
ッキを介して、ランドパターンと外部電極とを接合して
いる半田に発熱体からの熱を伝導して、この半田を溶か
して、電気部品を基板から外す。このため、基板上のラ
ンドパターンに半田ごてをあてる必要がない。
【0017】本発明の半田接合確認方法は、ランドパタ
ーンと外部電極との半田接合を目視確認するための半ス
ルーホールが形成されていない電気部品の前記外部電極
と、前記半スルーホールが形成されていない電気部品が
搭載される基板のランドパターンとの間の半田の接合を
確認する半田接合確認方法であって、前記スルーホール
に前記金属棒を挿入し、前記スルーホールに挿入された
前記金属棒の露出部の高さを測定する長さ測定工程と、
前記長さ測定工程終了後、前記金属棒を前記スルーホー
ルから抜き取る工程とを含むことを特徴とする。
【0018】上記の通りの本発明の半田接合確認方法
は、ランドパターンと外部電極とが半田付けされて、半
田がスルーホールの内壁の金属メッキ面にのることで内
径が狭められた状態のスルーホールに金属棒を挿入し、
この金属棒の露出部の高さを測定する。すなわち、金属
棒の底が半田の吸い上がりにあたって露出した金属棒の
露出部の高さを、半田の吸い上がりのない状態のスルー
ホールに挿入された金属棒の露出部の高さと比較するこ
とで、半田接合がなされているかどうかを確認する。こ
のため、電気部品は、半田接合の固着の目視確認のため
の半スルーホールを設ける必要がない。また、金属棒の
露出部の長さ測定を終了した後、金属棒はスルーホール
から抜き取られるため、電気部品は、測定には用いられ
るが通常の稼働時には特に必要としない金属棒による重
量増加を免れる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態の電気部
品の外観斜視図であり、図2は、図1に示した電気部品
のスルーホール近傍の一部拡大破断図である。また、図
3は、図2に示したスルーホールに金属棒を取り付けた
状態を示す図であり、図4は、電気部品を半田付け面
(裏面)から見た外観斜視図である。
【0021】電気部品1には、図2に示すように電気部
品1の天面3から図4に示す裏面である半田付け面7ま
で貫通したスルーホール2と、固着強度を上げるための
側面半田付けフィレットを形成するための半スルーホー
ル6とが形成されている。
【0022】スルーホール2は、半田付け面7に設けら
れた外部電極8に電気的接続が行われるようにその内壁
に金属メッキが施されており、導電率が高く、かつ、熱
の伝導性の高い金属棒9を、図3に示すように挿入可能
となっている。また、スルーホール2の内壁の金属メッ
キと金属棒9とは接触する構成になっている。
【0023】半スルーホール6も、基板4上のランドパ
ターン5と半田付け面7の外部電極8が半田付けされた
時に側面半田付けフィレットが形成できるように金属メ
ッキが施されている。
【0024】次に、電気部品1と基板4との間で信号等
の測定、および電気部品1を基板4から取り外しに関し
て図5を用いて説明する。
【0025】図5において、電気部品1は、外部電極8
が基板4のランドパターン5に、半田付けによって電気
的に接続された状態になっている。
【0026】このような状態の電気部品1と基板4との
間で信号等の測定の方法に関してまず説明する。
【0027】まず、図5中の右側に示すようにスルーホ
ール2に金属棒9を挿入する。これにより、金属棒9は
スルーホール2の内壁の金属メッキに接触した状態とな
る。すなわち、金属棒9はスルーホール2の内壁の金属
メッキを介してランドパターン5に電気的に導通した状
態となる。
【0028】次に、挿入された状態の金属棒9(図5中
左側の状態)の、電気部品1から露出した露出部13に
測定用プローブ10を接触させる。これにより、外部電
極8を通じて基板4から電気部品1へ供給される電力や
入力される信号、または電気部品1から基板4へ出力さ
れる信号等の測定を行うことができる。
【0029】図5には基板4上に電気部品1のみが搭載
された状態が示されているが、高密度に部品実装された
基板4上では実装された電気部品同士の間隔が非常に狭
く測定用プローブ10の先端が基板4上のランドパター
ン5に届かないような場合でも、上述したように、スル
ーホール2に金属棒9を挿入することで天面3に測定端
子が形成された状態となるため、電気部品1の周りに実
装されている他の電気部品に邪魔されることなく信号確
認が容易に行えるようになる。
【0030】次に、基板4から電気部品1を取り外す方
法に関して説明する。
【0031】電気部品1は、外部電極8が基板4のラン
ドパターン5に半田付けされることで固定されている。
【0032】このような状態の電気部品1のスルーホー
ル2に金属棒9を挿入する。これにより、金属棒9はス
ルーホール2の内壁の金属メッキに接触した状態とな
る。すなわち、金属棒9は、スルーホール2の内壁の金
属メッキを介してランドパターン5に対して熱を伝導で
きる状態となる。
【0033】次に、挿入された状態の金属棒9(図5中
左側の状態)の露出部13に、加熱された半田ごて11
を接触させる。これにより、基板4と電気部品1を接合
している半田に熱を伝えることが可能となる。これによ
り半田を溶かすことができ、高密度に実装された周りの
電気部品等に半田ごて11をあててしまうことなく、電
気部品1のみを確実に取り外すことができる。
【0034】また、スルーホール2に挿入した金属棒9
は、上述したような、測定を行う場合、あるいは電気部
品1を取り外したい場合等、必要となる時のみ挿入すれ
ばよく、それ以外の場合はスルーホール2から取り外し
ておけるため、金属棒9が電気部品1に対して取り外せ
ないような構成の装置と異なり、金属棒9による装置の
重量増加といった問題も生じない。
【0035】以上説明したように本実施形態によれば、
着脱可能な金属棒9をスルーホール2に挿入することに
よって、電気部品1の重量増加を来すことなく、高密度
に実装された基板4上に電気部品のうち、電気部品1の
測定を確実に行えるとともに、電気部品1の取り外しに
際しても電気部品1のみを容易に取り外すことができ
る。 (第2の実施形態)次に、基板に取り付けられた状態
の、本発明の第2の実施形態の電気部品の外観斜視図を
図6に示す。
【0036】本実施形態の電気部品1aは、第1の実施
形態の電気部品1に形成されていた半スルーホール6が
形成されていない以外は、基本的に第1の実施形態の電
気部品1と同様であるため、詳細の説明は省略する。
【0037】なお、基板4aに形成されているランドパ
ターン5aは、第1の実施形態で示したランドパターン
5よりも面積が小さく、電気部品1aが基板4aのラン
ドパターン5aに半田付けされた際には電気部品1aの
外形寸法、すなわち、電気部品1aの裏面の投影面から
はみ出していない。
【0038】このようなランドパターン5aが形成され
た基板4a上に電気部品1aが搭載された場合の、電気
部品1aと基板4aとの半田接続の確認の方法に関して
以下に説明する。
【0039】図7に示すようにスルーホール2aの内面
には、基板4aの半田付け面の、ランドパターン5aに
対応する位置に形成された外部電極8a(図8参照)
と、ランドパターン5aとを半田付けすることで、半田
の吸い上がり12が形成されることとなる。吸い上がり
12が形成された部分の内径は、この吸い上がり12に
より小さくなっている。
【0040】このような状態のスルーホール2aに、図
8に示すように金属棒9aを挿入する。金属棒9aはス
ルーホール2aの内壁に接触する外径を有しているた
め、挿入された金属棒9aの底面は、吸い上がり12の
上端部に当接し、ランドパターン5aまで到達しない。
よって、金属棒9aは、電気部品1aの天面3aから高
さh1だけ突出した状態となる。
【0041】一方、ランドパターン5aと外部電極8a
との間に半田がのっておらず、半田接続がなされていな
いような場合、図9に示すように、金属棒9aは、電気
部品1aの天面3aから、高さh1よりも低い高さh2
け突出した状態となる。
【0042】すなわち、電気部品1aの天面3aから突
出した金属棒9aの高さを測定あるいは目視することに
より、半田接続がなされているかどうかを確認すること
ができる。
【0043】次に、電気部品1aを基板4aから取り外
す方法に関して図8を用いて説明する。
【0044】金属棒9aをスルーホール2aに挿入する
と、その底面は、スルーホール2aの内面の半田の吸い
上がり12に当接する。この状態で加熱された半田ごて
を天面3aから突出している金属棒9aに接触させるこ
とで、金属棒9aを介して半田の吸い上がり12に熱が
伝導される。これにより、半田が溶けて電気部品1aを
基板4aから取り外すことができる。
【0045】また、電気部品1aと基板4aとの間で信
号等の測定も第1の実施形態で説明したのと同様に電気
部品1aから露出した金属棒9aに測定用プローブを接
触させて行うことができるとともに、金属棒9aは、必
要な時にのみスルーホール2aに挿入して使用されるも
のである。
【0046】以上説明したように本実施形態の電気部品
1aは、電気部品1aの裏面の投影面、すなわち、外寸
からはみ出していないランドパターン5aの基板4aを
用いることができるため、ランドパターンがはみ出さな
い分だけ、電気部品1aの実装密度を高めることができ
る。また、着脱可能な金属棒9aを用いることによっ
て、電気部品1aの重量増加を来すことなく、半田接続
の確認も容易に行え、さらには、第1の実施形態と同様
に、高密度に実装された基板4a上に電気部品のうち、
電気部品1aの測定を確実に行えるとともに、電気部品
1aの取り外しに際しても電気部品1aのみを容易に取
り外すことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気部品と基板との間で入出力される信号を測定する際、
あるいは、電気部品を基板から取り外す際、着脱可能な
金属棒の、電気部品から露出した露出部に測定用プロー
ブ、あるいは半田ごて等の発熱体をあてることが可能と
なっている。このため、基板のランドパターンに測定用
プローブ、あるいは発熱体をあてられないような高密度
実装がなされた電気部品の上記測定、取り外しを確実、
かつ、容易に行うことができる。また、金属棒は着脱可
能であるため、測定時以外は取り外しておけるため、金
属棒によって電気部品の重量が増加することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電気部品の外観斜視
図である。
【図2】図1に示した電気部品のスルーホール近傍の一
部拡大破断図である。
【図3】図2に示したスルーホールに金属棒を取り付け
た状態を示す図である。
【図4】図1に示した電気部品を半田付け面(裏面)か
ら見た外観斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の電気部品と、基板と
の間での信号等の測定、および基板からの電気部品の取
り外しを説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の電気部品の外観斜視
図である。
【図7】スルーホールの内壁に形成された半田の吸い上
がりを示す図である。
【図8】半田の吸い上がりがスルーホールの内壁に形成
されている場合の金属棒の突出高さを示す図である。
【図9】半田の吸い上がりがスルーホールの内壁に形成
されていない場合の金属棒の突出高さを示す図である。
【符号の説明】
1、1a 電気部品 2、2a スルーホール 3、3a 天面 4、4a 基板 5、5a ランドパターン 6 半スルーホール 7 半田付け面 8、8a 外部電極 9、9a 金属棒 10 測定用プローブ 11 半田ごて 12 吸い上がり 13 露出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に形成されたランドパターンに半田
    付けにより電気的に接合される外部電極が裏面に形成さ
    れた電気部品において、 金属メッキの施された内壁が前記外部電極と繋がってお
    り、着脱可能な金属棒が挿入された際、前記金属棒が接
    触する内径の、表面から前記裏面に貫通するスルーホー
    ルが形成され、 前記裏面から前記表面までの高さが、前記スルーホール
    に挿入された前記金属棒の一部が露出する高さであるこ
    とを特徴とする電気部品。
  2. 【請求項2】 前記ランドパターンと前記外部電極との
    半田接合を目視確認するための半スルーホールが形成さ
    れていない請求項1に記載の電気部品。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気部品が搭載される
    基板であって、 前記ランドパターンは、前記ランドパターンと前記外部
    電極とが接合された状態で、前記電気部品の前記裏面の
    投影面からはみ出さない位置に形成されていることを特
    徴とする基板。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の電気部品と、
    前記基板との間で入出力される信号を測定する信号測定
    方法であって、 前記スルーホールに前記金属棒を挿入し、前記表面から
    露出した前記金属棒の露出部に測定用プローブをあてて
    前記信号を測定する測定工程と、 前記測定工程終了後、前記金属棒を前記スルーホールか
    ら抜き取る工程とを含むことを特徴とする信号測定方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の電気部品を前
    記基板から取り外す、前記電気部品の取り外し方法であ
    って、 前記スルーホールに前記金属棒を挿入し、前記表面から
    露出した前記金属棒の露出部に発熱体をあてて前記スル
    ーホールの金属メッキを介して、前記ランドパターンと
    前記外部電極とを接合している半田に、前記発熱体から
    の熱を伝導することで前記半田を溶解させる工程を含む
    ことを特徴とする電気部品の取り外し方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の電気部品の前記外部電
    極と請求項2に記載の基板の前記ランドパターンとの間
    の半田の接合を確認する半田接合確認方法であって、 前記スルーホールに前記金属棒を挿入し、前記スルーホ
    ールに挿入された前記金属棒の露出部の高さを測定する
    長さ測定工程と、 前記長さ測定工程終了後、前記金属棒を前記スルーホー
    ルから抜き取る工程とを含むことを特徴とする半田接合
    確認方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092998A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Fujitsu Ltd 電子部品および電子部品の実装方法
JPWO2016203774A1 (ja) * 2015-06-19 2017-10-12 日本電信電話株式会社 フレキシブルプリント配線板のはんだ接合構造

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