JP2001304568A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001304568A
JP2001304568A JP2000116460A JP2000116460A JP2001304568A JP 2001304568 A JP2001304568 A JP 2001304568A JP 2000116460 A JP2000116460 A JP 2000116460A JP 2000116460 A JP2000116460 A JP 2000116460A JP 2001304568 A JP2001304568 A JP 2001304568A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/08Arrangement or mounting of control or safety devices
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/642Cooling of the microwave components and related air circulation systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殊更コストを高くすることなく、赤外線温度
センサを良好に使用できるようにする。 【解決手段】 赤外線温度センサは、被調理物の温度を
測定する赤外線センサ素子と、赤外線温度センサ自身の
温度を測定するセンサ温度測定素子とを有している。制
御部は、赤外線センサ素子による測定データとセンサ温
度測定素子による測定データとに基づいて被調理物の温
度を判定する。また、制御部は、センサ温度測定素子に
よる測定データ(センサ温度)を利用して、赤外線温度
センサが異常か否かを判定(S1〜S4)すると共に、
赤外線温度センサを保護するための制御を行う(S5,
S6)。センサ温度測定素子による測定データを利用す
ることで、赤外線温度センサを保護することができるた
め、殊更コストを高くすることなく、赤外線温度センサ
を良好に使用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室内に収容さ
れた被調理物の温度を測定するために赤外線温度センサ
を用いた加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、加熱調理器
例えば電子レンジにおいては、加熱室内に収容された被
調理物の温度を測定する温度測定器として赤外線温度セ
ンサを用い、この赤外線温度センサを加熱室の側壁や天
井壁に設け、この赤外線温度センサの測定データに基づ
いて被調理物の温度を求め、これに基づき加熱調理を制
御する構成としたものがある。
【0003】ところで、赤外線温度センサを用いる場
合、当該赤外線温度センサは電子部品であるためにその
使用温度範囲が定められており、従来では、その使用温
度範囲に納まるようにするために、赤外線温度センサに
対する冷却構造を十分な余裕をもって設計するようにし
ている。しかしながら、このように赤外線温度センサに
対する冷却構造を十分な余裕をもって設計した場合に
は、コストが高くなってしまう。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、殊更コストを高くすることな
く、赤外線温度センサを良好に使用することが可能な加
熱調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加熱
室内に収容された被調理物の温度を赤外線を利用して測
定する赤外線センサ素子を有すると共に、自身の温度を
測定するセンサ温度測定手段を有する赤外線温度センサ
と、前記赤外線センサ素子による測定データと前記セン
サ温度測定手段による測定データとに基づいて前記被調
理物の温度を判定する被調理物温度判定手段と、前記セ
ンサ温度測定手段による測定データを、前記被調理物の
温度を判定する用途以外の用途に用いる制御手段とを具
備したことを特徴としている。
【0006】上記赤外線温度センサは、被調理物の温度
を赤外線を利用して測定する赤外線センサ素子を有する
と共に、自身の温度を測定するセンサ温度測定手段を有
している。そして、そのセンサ温度測定手段による測定
データを、被調理物の温度を判定する用途以外の用途、
例えば請求項2の発明のように、赤外線温度センサを保
護する用途に用いるようにすることにより、殊更コスト
を高くすることなく、赤外線温度センサを良好に使用す
ることができるようになる。
【0007】請求項3の発明は、赤外線温度センサは機
械室内に配設され、前記機械室内を冷却する冷却ファン
を備え、制御手段は、センサ温度測定手段による測定デ
ータに基づき前記冷却ファンの運転を制御することを特
徴としている。例えばセンサ温度測定手段による測定デ
ータが予め設定された設定温度に達した場合に、冷却フ
ァンの運転を開始させることで、赤外線温度センサを冷
却することが可能となる。
【0008】請求項4の発明は、被調理物を加熱する加
熱手段を備え、制御手段は、センサ温度測定手段による
測定データに基づき前記加熱手段を制御することを特徴
としている。被調理物を加熱する加熱手段による加熱温
度が高くなると、それに伴い赤外線温度センサの温度も
高くなる。そこで、例えばセンサ温度測定手段による測
定データが予め設定された設定温度に達した場合に、加
熱手段の温度を下げるように制御することで、赤外線温
度センサの温度上昇を抑えられるようになる。
【0009】請求項5の発明は、被調理物を加熱するヒ
ータと、加熱室内の温度を測定する庫内温度センサとを
備え、制御手段は、前記庫内温度センサによる測定デー
タに基づき前記ヒータを制御すると共に、センサ温度測
定手段による測定データと前記庫内温度センサによる測
定データとに基づいて前記赤外線温度センサ及び前記庫
内温度センサのうちの少なくとも一方のセンサが異常で
あるか否かを判定する機能を備えていることを特徴とし
ている。
【0010】ヒータによる加熱調理の場合、加熱室内の
温度が上がれば、その影響で赤外線温度センサの温度も
上がるようになるため、センサ温度測定手段による測定
データと、庫内温度センサによる測定データとは相関関
係がある。そこで、これらセンサ温度測定手段による測
定データと、庫内温度センサによる測定データとを比較
し、一方が他方に対してかけ離れた値であれば、少なく
とも一方のセンサが異常であると判定することができる
ようになる。
【0011】請求項6の発明は、制御手段は、センサ温
度測定手段による測定データが、予め設定された異常判
定温度に達した場合、赤外線温度センサが異常であると
判定することを特徴としている。これによれば、センサ
温度測定手段による測定データに基づき、赤外線温度セ
ンサが異常であるか否かを判定することができる。
【0012】請求項7の発明は、制御手段は、センサ温
度測定手段による測定データの時間変化を検出し、その
測定データが短時間に急激に変化したことを検出した場
合は、赤外線温度センサが異常であると判定することを
特徴としている。これによれば、センサ温度測定手段に
よる測定データの時間変化に基づき、赤外線温度センサ
が異常であるか否かを判定することができる。
【0013】請求項8の発明は、制御手段は、異常であ
ると判定した場合、調理を中止すると共に、異常である
ことを報知することを特徴としている。これによれば、
異常が発生した場合に、調理を中止することで、安全性
を向上でき、また、異常であることを報知することで、
異常が発生したことを使用者に知らせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、オーブン機能付
きの電子レンジに適用した一実施例につき図面を参照し
て説明する。まず、図2及び図3において、加熱調理器
としての電子レンジの本体1は、横方向に長い矩形箱状
をなす外箱2の内部に、前面が開口した矩形箱状をなす
内箱3を配設して構成されており、その内箱3の内部を
加熱室4とし、また、内箱3の右側方の空間部を機械室
5としている。本体1の前面には、加熱室4の前面開口
部を開閉する扉6が上下方向に回動可能に設けられてい
ると共に、機械室5の前部に位置させてに操作パネル7
が設けられている。操作パネル7には、複数個のキー8
や表示部9が設けられている。
【0015】上記加熱室4内の底部には、回転台駆動モ
ータ10により回転される回転台11が配設され、この
回転台11上に回転皿12が着脱可能に載置されるよう
になっている。上記内箱3の左右の側壁には、オーブン
調理用の角皿(図示せず)を載置するための皿受け部3
a(図2参照)が設けられている。内箱3の機械室5側
の側壁には、加熱室4内にマイクロ波を供給して加熱室
4内に収容された被調理物を加熱するための加熱手段を
構成するマグネトロン13が配設されている。内箱3の
天井部には、これも加熱手段を構成する、オーブン調理
用のヒータ14が配設されている。また、内箱3の天井
部には、加熱室4内の温度を測定するための庫内温度セ
ンサ15が配設されている。この庫内温度センサ15
は、例えばサーミスタにより構成されている。
【0016】そして、内箱3の機械室5側の側壁の上部
には、赤外線温度センサ16が配設されている。この赤
外線温度センサ16は、例えば図4に示すように、ケー
ス17内に、配線基板18と、この配線基板18上に設
けられたサーモパイルからなる8個の赤外線センサ素子
19と、同じく配線基板18上に設けられ、当該赤外線
温度センサ16自身の温度を測定するためのセンサ温度
測定手段としてのセンサ温度測定素子20とを備えると
共に、ケース17の前面部に結像用のレンズ21を設け
て構成されている。
【0017】この場合、赤外線温度センサ16は、8個
の赤外線センサ素子19を一列の直線上に配列してライ
ンセンサとして構成されていて、これら8個の赤外線セ
ンサ素子19が、図5に示すように、回転皿12の中心
を含んだ半径分の範囲の温度を8箇所の領域19aに分
けて測定できるように構成されている。従って、回転台
11を回転させることにより、回転皿12上であれば、
被調理物Aがどこに載置されていてもその温度を測定す
ることができるようになっている。
【0018】上記機械室5には、図3に示すように冷却
ファン22が配設されていて、この冷却ファン22が運
転されると、機械室5内に配設された上記マグネトロン
13や赤外線温度センサ16などが冷却されるようにな
っている。また、上記操作パネル7の裏側には、マイク
ロコンピュータを含んだ制御部23が設けられている。
この制御部23は、本発明における被調理物温度判定手
段及び制御手段を構成する。この制御部23には、操作
パネル7に設けられたキー8、庫内温度センサ15、及
び赤外線温度センサ16の各信号が入力されるようにな
っている。この場合、赤外線温度センサ16からは、8
個の赤外線センサ素子19の各信号と、1個のセンサ温
度測定素子20の信号とが、1本の信号線で制御部23
に順次送信されるようになっている。
【0019】そして、上記制御部23は、キー8、庫内
温度センサ15、及び赤外線温度センサ16の各信号
と、予め備えたプログラムに基づき、表示部9、回転台
駆動モータ10、マグネトロン13、ヒータ14、及び
冷却ファン22を制御する機能を有している。
【0020】さて、上記構成において、レンジ調理を行
う場合には、回転皿12上に被調理物を載置し、扉6を
閉じた状態で、キー8によりレンジ調理を行う操作をす
る。すると、制御部23は、回転台駆動モータ10を回
転させると共に、マグネトロン13を発振動作させる。
これに伴い、回転皿12上に載置された被調理物が回転
されながら、マイクロ波により加熱調理される。このと
き、赤外線温度センサ16により回転皿12上に載置さ
れた被調理物の温度が測定され、その測定データに基づ
き制御部23が被調理物の温度を判定し、これに基づい
て制御部23はマグネトロン13を制御する。
【0021】ここで、赤外線温度センサ16による被調
理物の温度測定について説明する。赤外線温度センサ1
6は、前述したように、サーモパイルからなる8個の赤
外線センサ素子19と、1個のセンサ温度測定素子20
とを備えていて、8個の赤外線センサ素子19は、回転
皿12上に載置された複数箇所の温度を測定し、1個の
センサ温度測定素子20は赤外線温度センサ16自身の
温度を測定し、これら8個の赤外線センサ素子19の各
信号(測定データ)と、1個のセンサ温度測定素子20
の信号(測定データ)とが制御部23に出力される。制
御部23では、各赤外線センサ素子19による測定デー
タと、センサ温度測定素子20による測定データとに基
づいて、被調理物の温度を判定する。このように、サー
モパイルからなる赤外線センサ素子19を使用した赤外
線温度センサ16は、測定物の温度を測定する場合に
は、赤外線温度センサ16自身の温度の測定データも必
要となるため、赤外線温度センサ16自身の温度を測定
するためのセンサ温度測定素子20を備えている。
【0022】一方、オ−ブン調理を行う場合には、図示
しない角皿上に被調理物を載置し、その角皿を、皿受け
部3aを利用して加熱室4内に配置し、扉6を閉じた状
態で、キー8によりオーブン理を行う操作をする。する
と、制御部23は、ヒータ14を通電して発熱させ、こ
のヒータ14により被調理物を加熱調理する。このとき
は、加熱室4内の温度を庫内温度センサ15により測定
し、その測定データに基づき制御部23が加熱室4内の
温度を判定し、これに基づいて制御部23はヒータ14
を制御する。
【0023】このようなオーブン調理の場合、加熱室4
内が高温(例えば250℃)になると共に、内箱3の機
械室5側の側壁に設けられた赤外線温度センサ16の温
度も上昇するようになる。電子部品である赤外線温度セ
ンサ16には使用温度範囲が定められており、その温度
を越えると故障を招くおそれがある。
【0024】図6には、オーブン調理の際の庫内温度
(加熱室4内の温度)と、上記赤外線温度センサ16の
温度の変化を示している。この図6において、制御部2
3は、初めは庫内温度が250℃になるように温度コン
トロールを行う。この場合、ヒータ14の加熱に伴い、
内箱3の機械室5側の側壁に設けられた赤外線温度セン
サ16の温度も上昇するようになり、そのままの制御を
行っていくと、赤外線温度センサ16の保証上限温度で
ある90℃を越えてしまうおそれがある。そこで、本実
施例においては、制御部23は、オーブン調理の際に
は、所定の周期で、図1のセンサの保護及び異常判定の
ルーチンを実行する。
【0025】このルーチンでは、まず、ステップS1に
おいて、赤外線温度センサ16のセンサ温度測定素子2
0によるセンサ自身の温度の測定データ(センサ温度)
が、予め設定された異常判定温度である85℃より大き
いか否かを判定する。センサ温度測定素子20によるセ
ンサ温度が85℃以下であれば、「NO」に従ってステ
ップS2へ移行する。ステップS2では、センサ温度測
定素子20によるセンサ温度の時間変化を検出し、5秒
間で30℃以上変化したか否かを判定する。センサ温度
の5秒間の変化が、30℃より小さい場合には、「N
O」に従ってステップS3へ移行する。
【0026】ステップS3では、センサ温度測定素子2
0によるセンサ温度が、(庫内温度センサ15による庫
内温度×0.3+20)℃より大きいか否かを判定し、
小さい場合には、「NO」に従ってステップS4へ移行
する。また、ステップS4では、センサ温度測定素子2
0によるセンサ温度が、(庫内温度センサ15による庫
内温度×0.25−20)℃より小さいか否かを判定
し、小さい場合には、「NO」に従ってステップS5へ
移行する。
【0027】この場合、センサ温度測定素子20及び庫
内温度センサ15が共に正常である場合には、図7に示
すように、これらセンサ温度測定素子20及び庫内温度
センサ15の測定データには相関関係がある。図7の斜
線で示した範囲内にあれば、センサ温度測定素子20及
び庫内温度センサ15は共に正常であると判定でき、範
囲外であれば、どちらかのセンサが異常であると判定で
きる。
【0028】ステップS5においては、センサ温度測定
素子20によるセンサ温度が、予め設定された設定温度
である70℃より大きいか否かを判定する。センサ温度
測定素子20によるセンサ温度が70℃以下であれば、
「NO」に従ってステップS1へ移行するが、70℃よ
り大きいと判定された場合には、「YES」に従ってス
テップS6へ移行し、ここで冷却ファン22を動作させ
ると共に、庫内温度のコントロール温度を250℃から
例えば200℃とするように、コントロール温度を変更
させる指令を出す。
【0029】冷却ファン22を動作させることで、赤外
線温度センサ16が冷却され、また、庫内温度のコント
ロール温度を250℃から200℃に変更することで、
赤外線温度センサ16の温度上昇が抑えられ、この結
果、図6に示すように、赤外線温度センサ16の温度は
下がり、保証温度を越えることが防止されるようにな
る。
【0030】ステップS1において、センサ温度測定素
子20によるセンサ温度が、異常判定温度である85℃
を越えた場合(「YES」)、ステップS2において、
センサ温度測定素子20によるセンサ温度が5秒間で3
0℃以上変化した場合(「YES」)、ステップS3に
おいて、センサ温度測定素子20によるセンサ温度が、
(庫内温度センサ15による庫内温度×0.3+20)
℃より大きいと判定された場合(「YES」)、或い
は、ステップS4において、センサ温度測定素子20に
よるセンサ温度が、(庫内温度センサ15による庫内温
度×0.25−20)℃より小さいと判定された場合
(「YES」)は、ステップS7へ移行して加熱の中止
を指令し、ステップS8でセンサが異常であることを表
示部9に表示させる。
【0031】上記した実施例においては、次のような効
果を得ることができる。まず、赤外線温度センサ16を
備えたものにおいて、赤外線温度センサ16自身の温度
を測定するセンサ温度測定素子19による測定データ
(センサ温度)を、被調理物の温度を判定する用途以外
の用途、この場合、冷却ファン22を動作させたり、庫
内温度のコントロール温度を変更させたりすることによ
り、赤外線温度センサ16を保護するようにしている。
従って、センサ温度測定素子19による測定データ(セ
ンサ温度)を利用して赤外線温度センサ16を保護する
ようにしているので、赤外線温度センサの使用温度範囲
に納まるようにするために、赤外線温度センサに対する
冷却構造を十分な余裕をもって設計する場合とは違い、
殊更コストを高くすることなく、赤外線温度センサ16
を使用温度範囲で良好に使用することができるようにな
る。
【0032】また、ヒータ14を用いたオーブン調理に
おいて、センサ温度測定素子20による測定データ(セ
ンサ温度)と、加熱室4内の温度を測定する庫内温度セ
ンサ15による測定データ(庫内温度)とを比較するこ
とに基づいて、赤外線温度センサ16及び庫内温度セン
サ15のうちの少なくとも一方のセンサが異常であるか
否かを判定することができる。
【0033】さらに、センサ温度測定素子29による測
定データ(センサ温度)が、予め設定された異常判定温
度(85℃)に達したか否かを判定することにより、赤
外線温度センサ26が異常であるか否かを判定できる。
【0034】被調理物の加熱中には、加熱室4の側壁も
上昇するために赤外線温度センサ26の温度も上昇し、
調理終了後は、庫内が冷却されることに伴い、赤外線温
度センサ26の温度も徐々に下降するようになる。も
し、赤外線温度センサ26が故障し、自身の温度を検出
できなくなった場合は、故障前のデータとは異なる値と
なる可能性が高い。そこで、センサ温度測定素子20に
よる測定データ(センサ温度)の時間変化をチェックし
ていれば、故障した時点で、測定データが急激に変化し
たようにみえるので、その測定データの時間変化に基づ
き、赤外線温度センサ16が異常であるか否かを判定す
ることができる。
【0035】そして、赤外線温度センサ16または庫内
温度センサ15が異常であると判定された場合に、調理
を中止することで、安全性を向上でき、また、異常であ
ることを報知することで、異常が発生したことを使用者
に知らせることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、被調理物の温度を赤外線を利用して測定する
赤外線センサ素子を有すると共に、自身の温度を測定す
るセンサ温度測定手段を有する赤外線温度センサを備え
たものにおいて、そのセンサ温度測定手段による測定デ
ータを、被調理物の温度を判定する用途以外の用途、例
えば赤外線温度センサを保護する用途に用いるようにす
ることにより、殊更コストを高くすることなく、赤外線
温度センサを良好に使用することができるようになる。
【0037】また、センサ温度測定手段による測定デー
タに基づき、赤外線温度センサの異常も判定できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、制御部の制御
内容を示すフローチャート
【図2】扉を開放した状態での外観斜視図
【図3】電気的制御関係を示す図
【図4】赤外線温度センサの原理的な構成図
【図5】赤外線温度センサの温度測定範囲を示す図
【図6】ヒータ加熱調理時の庫内温度と赤外線温度セン
サの温度の変化を示す図
【図7】庫内温度センサと赤外線温度センサの異常判定
を行うための図
【符号の説明】
図面中、1は本体、4は加熱室、6は扉、13はマグネ
トロン(加熱手段)、14はヒータ(加熱手段)、15
は庫内温度センサ、16は赤外線温度センサ、19は赤
外線センサ素子、20はセンサ温度測定素子(センサ温
度測定手段)、22は冷却ファン、23は制御部(被調
理物温度判定手段、制御手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 7/02 355 F24C 7/02 355R 541 541M 7/04 7/04 A 301 301Z H05B 6/68 320 H05B 6/68 320Q 330 330D Fターム(参考) 3K086 AA05 BA02 BB02 BB03 CA02 CA04 CA15 CB04 CC01 CC03 CC11 CD02 CD19 3L086 AA02 BD05 BE11 CB05 CB16 CC16 CC23 DA01 DA17 3L087 AA01 BB05 BB12 BC01 BC14 BC19 DA01 DA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に収容された被調理物の温度を
    赤外線を利用して測定する赤外線センサ素子を有すると
    共に、自身の温度を測定するセンサ温度測定手段を有す
    る赤外線温度センサと、 前記赤外線センサ素子による測定データと前記センサ温
    度測定手段による測定データとに基づいて前記被調理物
    の温度を判定する被調理物温度判定手段と、 前記センサ温度測定手段による測定データを、前記被調
    理物の温度を判定する用途以外の用途に用いる制御手段
    とを具備したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、センサ温度測定手段による
    測定データを、赤外線温度センサを保護する用途に用い
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 赤外線温度センサは機械室内に配設さ
    れ、前記機械室内を冷却する冷却ファンを備え、 制御手段は、センサ温度測定手段による測定データに基
    づき前記冷却ファンの運転を制御することを特徴とする
    請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 被調理物を加熱する加熱手段を備え、 制御手段は、センサ温度測定手段による測定データに基
    づき前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1
    または2記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 被調理物を加熱するヒータと、加熱室内
    の温度を測定する庫内温度センサとを備え、 制御手段は、前記庫内温度センサによる測定データに基
    づき前記ヒータを制御すると共に、センサ温度測定手段
    による測定データと前記庫内温度センサによる測定デー
    タとに基づいて前記赤外線温度センサ及び前記庫内温度
    センサのうちの少なくとも一方のセンサが異常であるか
    否かを判定する機能を備えていることを特徴とする請求
    項1または2記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 制御手段は、センサ温度測定手段による
    測定データが、予め設定された異常判定温度に達した場
    合、赤外線温度センサが異常であると判定することを特
    徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 制御手段は、センサ温度測定手段による
    測定データの時間変化を検出し、その測定データが短時
    間に急激に変化したことを検出した場合は、赤外線温度
    センサが異常であると判定することを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 制御手段は、異常であると判定した場
    合、調理を中止すると共に、異常であることを報知する
    ことを特徴とする請求項5、6、7のいずれかに記載の
    加熱調理器。
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