JP2001303039A - 無機蛍光体及びその製造方法 - Google Patents

無機蛍光体及びその製造方法

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JP2001303039A
JP2001303039A JP2000116408A JP2000116408A JP2001303039A JP 2001303039 A JP2001303039 A JP 2001303039A JP 2000116408 A JP2000116408 A JP 2000116408A JP 2000116408 A JP2000116408 A JP 2000116408A JP 2001303039 A JP2001303039 A JP 2001303039A
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phosphor
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inorganic
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Hisahiro Okada
尚大 岡田
Noriko Ohara
徳子 大原
Yusuke Kawahara
雄介 川原
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTなどのディスプレイ装置や蛍光灯、更
にその他の種々の装置や材料に無機蛍光体を適用するに
当たって、それぞれの用途に応じて要求される諸特性を
満たしながら、特に小粒径で輝度の高い無機蛍光体を提
供し、更に、焼成後の分級や機械的粉砕が不要であり且
つコストの低い、極めて均質性に優れ高輝度な無機蛍光
体の製造方法を提供する。 【解決手段】 380nm〜430nmに励起波長を持
つ事を特徴とする無機蛍光体。但し、該蛍光体を感材で
使用する場合は除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機蛍光体及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTなどのディスプレイ装置や蛍光灯
には古くから種々の蛍光体が使用されており、それら蛍
光体の諸特性を向上させる技術が多く開示されている。
蛍光体の諸特性の中でも輝度特性は最も重要な特性の1
つであり、高輝度である蛍光体が望まれている。
【0003】さらに、従来は電子線、紫外線により発光
したが、こうした特別な励起源を必要としない蛍光体が
存在すれば新たな用途が生み出される。省エネルギーの
観点からも今後必要である。例えば昼光下で光る蛍光体
といえば有機蛍光体があげられるが、それ自身着色して
いるため、純粋に発光を得る事は出来ず、保存性も低か
った。
【0004】また、製法の面では従来の金属酸化物を混
合して、溶融させる方法では、賦活剤を各粒子にコント
ロールして入れる事が困難であった。そのため過剰と思
われる量の賦活剤を原材料として必要としていたが、確
実に利用出来ればコストダウンにもつながるため、粒子
設計の技術が求められている。
【0005】従来の一般的な蛍光体製造方法(原料粉末
を乾式で混合し、微量のフラックスと共に焼成)では、
個々の蛍光体粒子の微視的な制御が困難で、結果として
巨視的な輝度等の性能が十分に満足できるものではなか
った。
【0006】特開平9−328681号公報には、緻密
かつ均質で高輝度な蛍光面を形成することを目的とし
て、粒子表面から中心へ向かう方向に沿って濃度分布を
有する蛍光体粒子が開示されているが、内部組成が著し
く均一である粒子や、各組成の含有率の粒子間分布等を
規定した蛍光体粒子はこれまでに開示されていない。
【0007】一方、輝度等の諸特性向上を目的とする無
機蛍光体の製造方法として、特開平6−287551号
公報には金属アルコキシドの溶液状態で混合調製する工
程を含む製造方法が開示されているが、より効果の高い
詳細な実施態様は開示されていない。また、特開平11
−61113号公報には金属アルコキシドを含む混合溶
液を加水分解して複合酸化物ゾル水溶液を合成する工程
を含む製造方法が開示されているが、この場合の目的物
は蛍光性多孔質粒子であり、本発明の目的物とは異なる
ものである。
【0008】上記のように、輝度等の諸特性向上を目的
として種々の無機蛍光体を構成する組成や蛍光体の製造
方法等に工夫を施した技術が多く開示されているが、十
分に満足できるものは得られていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、CR
Tなどのディスプレイ装置や蛍光灯、更にその他の種々
の装置や材料に無機蛍光体を適用するに当たって、それ
ぞれの用途に応じて要求される諸特性を満たしながら、
特に小粒径で輝度の高い無機蛍光体を提供することを目
的とする。更に、焼成後の分級や機械的粉砕が不要であ
り且つコストの低い、極めて均質性に優れ高輝度な無機
蛍光体の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
【0011】(1) 380nm〜430nmに励起波
長を持つ事を特徴とする無機蛍光体。但し、該蛍光体を
感光材料で使用する場合は除く。
【0012】(2) 390nm〜420nmに励起波
長を持つ事を特徴とする前記1に記載の無機蛍光体。但
し、該蛍光体をハロゲン化銀感光材料で使用する場合は
除く。
【0013】(3) 固相法で作製した無機蛍光体よ
り、可視光部に相対強度1.05倍以上発光する無機蛍
光体を液相法で作製した事を特徴とする無機蛍光体。
【0014】(4) 固相法で作製した無機蛍光体よ
り、可視光部に相対強度1.05倍以上発光する無機蛍
光体を液相法で作製した事を特徴とする前記1または2
に記載の無機蛍光体。
【0015】(5) 液相法で合成した無機蛍光体にお
いて、構成する賦活剤含有量が結晶母体の0.03mo
l%以下である事を特徴とする無機蛍光体。
【0016】(6) 無機蛍光体粒子の母核と付活部分
を構成する組成の含有率の粒子間分布の変動係数が50
%以下であることを特徴とする無機蛍光体。
【0017】(7) 無機蛍光体粒子の母核と付活部分
を構成する組成の分布が粒子内で均一である粒子が粒子
数で50%以上であることを特徴とする無機蛍光体。
【0018】(8) 励起波長の光を照射しても発光し
ない蛍光体粒子が粒子数で20%以下であることを特徴
とする無機蛍光体。
【0019】(9) XY色座標系で発光色が任意の点
を中心として半径0.055の円形内に包含される蛍光
体粒子が粒子数で70%以上である事を特徴とする無機
蛍光体。
【0020】(10) 無機蛍光体の平均粒径が1.0
μm以下である事を特徴とする前記1〜9のいずれか1
項に記載の無機蛍光体。
【0021】(11) 前記無機蛍光体の粒径分布の変
動係数が100%以下である事を特徴とする前記1〜1
0のいずれか1項に記載の無機蛍光体。
【0022】(12) ゾルゲル法で無機蛍光体を製造
する方法であって、熟成温度40℃以上、熟成時間15
分以上であることを特徴とする無機蛍光体製造方法。
【0023】(13) ゾルゲル法で無機蛍光体を製造
する方法であって、攪拌させながら熟成温度40℃以
上、熟成時間15分以上であることを特徴とする無機蛍
光体製造方法。
【0024】(14) 無機蛍光体形成時に原料として
添加した賦活剤を70%以上該蛍光体結晶格子内に取り
込ませる事を特徴とする無機蛍光体製造方法。
【0025】(15) 無機蛍光体前駆体に超音波を与
えることを特徴する無機蛍光体製造方法。
【0026】(16) 無機蛍光体前駆体を形成後、該
前駆体の焼成時間が15分/g以下であることを特徴と
する無機蛍光体製造方法。
【0027】(17) 無機蛍光体の焼成後に粉砕およ
びまたは分級の工程を経ないことを特徴する前記12〜
16のいずれか1項に記載の無機蛍光体製造方法。
【0028】(18) 原料溶液として少なくともリン
酸塩溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含
んで形成された事を特徴とするリン酸系無機蛍光体。
【0029】(19) 原料溶液として少なくともハロ
ゲン塩溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を
含んで形成された事を特徴とするハロゲン系無機蛍光
体。
【0030】(20) 原料溶液として少なくともアル
ミン酸塩溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程
を含んで形成された事を特徴とするアルミン酸系無機蛍
光体。
【0031】(21) 原料溶液として少なくともケイ
酸塩溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含
んで形成された事を特徴とするケイ酸系無機蛍光体。
【0032】以下に本発明を更に詳しく説明する。本発
明の無機蛍光体の励起波長は380nm〜430nmで
あるが、より好ましくは390nm〜420nm、更に
好ましくは400nm〜410nmである。蛍光体は元
来、電子線や水銀、アルゴン、キセノンの輝線を励起源
として用い、それ以外の励起源は長年現れず、専用の使
い方しかされてこなかった。しかし、より低エネルギー
で励起する事が出来れば、昼光下で用いる事も可能とな
り、減法混色で構成された描画に蛍光を加えるなどの新
たな用途が生まれる。例えば能動発光液晶などはカラー
フィルターを現在の蛍光体で作ろうとすると、バックラ
イトをブラックライトあるいはより短波な紫外線にしな
ければならず、液晶分子の寿命が短くなってしまうが、
本発明の蛍光体は既存のバックライトを用いる事が出
来、液晶分子の寿命も実用的なレベルが確保出来る。ま
た、色変換方式の有機ELにも用いる事が出来る。有機
蛍光体では寿命が短かったり、色再現域が狭かったり問
題があるが、本発明の蛍光体を用いればCRTに準ずる
色再現域を確保でき、寿命も長い。また、装飾用、描画
用蛍光色としても使用可能である。その際、400nm
付近の励起であれば、吸収による着色は人間の目には問
題にならないレベルである。
【0033】本発明の蛍光体作製には液相法が適してい
る。固相法は各組成物が微視的に溶融し、拡散混合が起
こるのを待たなければならないため、場合によっては、
焼成を何度も繰り返す必要があった。これは時間的にも
エネルギー的にもかなりのロスが発生する。しかし、液
相法で元素をコントロールして組み込んだ前駆体を用い
ると、結晶化のエネルギーを与えるだけで、高輝度な蛍
光体を得る事が出来る。よって、同一焼成条件で比較し
た場合、エネルギー的には液相法の方が圧倒的に有利で
ある。場合によってはマクロでの結晶化が起こらなくて
も、元素の組み立てがコントロールしてなされれば発光
させる事が出来る。例えばアルミン酸系の蛍光体など、
固相法では反応しなかった温度でも、液相法の前駆体を
用いれば発光させる事が出来る。
【0034】ここで言う液相法とは、ゾルゲル法、共沈
法、晶析法などの一般的な方法を用いる事が出来る。ゾ
ルゲル法の溶媒は反応原料が溶解すれば何を用いてもよ
いが、環境面から考えてエタノールが望ましい。また、
反応開始剤としては酸でも塩基でも良いが、加水分解速
度の観点から塩基の方が望ましい。塩基の種類としては
反応が開始すればNaOH、アンモニア等一般的なもの
を用いる事が出来るが、除去しやすさから考えて、アン
モニアが望ましい。反応開始剤の混合方法は、先にグラ
ンドに添加されていてもよく、原料と同時に添加して
も、原料に加えても良いが、均一性を高めるために、先
にグランドに添加されているのが好ましい。複数の反応
原料を用いる場合、原料の添加順序は同時でも異なって
もよく、活性によって適切な順序を組み立てる事が出
来、場合によってはダブルアルコキシドを形成してもよ
い。
【0035】晶析法、共沈法の溶媒は反応原料が溶解す
れば何を用いてもよいが、過飽和度制御のしやすさから
水が好ましい。複数の反応原料を用いる場合、原料の添
加順序は同時でも異なってもよく、活性によって適切な
順序を組み立てる事が出来る。どの方法でも反応中は温
度、添加速度、攪拌速度、pHなどを制御してもよく、
反応中に超音波を照射してもよい。粒径制御のために界
面活性剤やポリマーなどを添加しても構わない。原料が
添加し終ったら液を濃縮、及び/または熟成してもよ
い。得られた沈殿はろ過、洗浄、乾燥してもよく、乾燥
と同時に焼成してもよい。また、沈殿に超音波を照射し
てもよく、焼成せずに発光すれば焼成の工程は省く事が
出来る。
【0036】焼成は還元雰囲気下、酸化雰囲気下のどち
らでもよく、必要に応じて選ぶ事が出来る。また、本発
明の蛍光体は同じ輝度を得るのに固相法に比べ、100
度以上低い温度で焼成する事が可能であるため、コス
ト、生産性の面からも大変有利である。また、融剤のよ
うな不純物を混入しなくとも十分に焼成過程が進むた
め、失活する割合が減少し、発光効率の面からも有利で
ある。
【0037】また、液相法では溶液の段階で各元素を均
一に混合でき、反応条件を整える事で、コントロールし
て組み入れる事が出来るため、未反応原料が減少する。
特に賦活剤の組み込み方が問題となるが、添加した賦活
剤原料の70%以上、好ましくは80%以上、より好ま
しくは90%以上が反応に寄与することが望ましい。そ
の結果、賦活剤の添加量を減少する事が出来る。本発明
の蛍光体の賦活剤含有量は結晶母体の0.03mol%
以下である事が好ましく、より好ましくは、0.025
mol%、更に好ましくは0.02mol%以下であ
る。例えば、Ba 2SiO4にEuを賦活する場合、従来
法では0.035mol%必要だった所、液相法では
0.01mol%で十分である。これはEuの確実な取
り込み、非局在化などの効果による。また、この場合、
元素存在比(%)Eu/(Ba+Si+O+Eu)×1
00であらわすと、従来法は0.5%、液相法は0.1
4%であり、約1/3量ですむ。これは特にコストの面
で重要である。
【0038】本発明の無機蛍光体粒子は、母核や付活部
分を構成する組成の含有率の粒子間分布の変動係数が5
0%以下であることが好ましく、30%以下であること
が更に好ましく、15%以下であることが最も好まし
い。
【0039】粒子内に含有する組成の含有率の測定方法
としては、サブミクロン〜ナノメートルオーダーの高い
分解能を有する二次イオン質量分析(SIMS)装置を
用いて、一個一個の粒子の組成を測定することができ
る。蛍光体粒子を試料台に乗せ、カーボンなどを蒸着さ
せて測定することが好ましい。また、特に粒径1μm以
下の蛍光体粒子を測定する場合には、粒子を一定の厚さ
に押しつぶして測定することも可能である。更にその含
有率の粒子間分布変動係数の算出方法としては、二次イ
オン質量分析(SIMS)装置により少なくとも100
個の蛍光体粒子の組成含有率を測定した際の組成含有率
の標準偏差を平均含有率で除した値に100を乗じて得
られる値である。
【0040】本発明の無機蛍光体粒子は、母核や付活部
分を構成する組成の分布が粒子内で均一である粒子が粒
子数で50%以上であることが好ましく、60%以上で
あることが更に好ましく、80%以上であることが最も
好ましい。
【0041】ここで組成の分布が粒子内で均一であると
は、1つの粒子内のどこの領域においてもある組成の含
有率が微視的に一定であることである。より具体的に
は、後述する微視的な分布の測定方法において、ある組
成の各切片における含有率の差が、その組成の含有率の
理論値の20%以下であることである。
【0042】粒子内に含有する組成の微視的な分布の測
定方法としては、透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、
電子線を照射した際に試料から発生する特性X線を解析
することにより、一個一個の粒子の内部組成分布を測定
することができる。試料となる蛍光体粒子を例えば厚さ
50nm程度の切片として連続的に切り出し、その切片
を電子顕微鏡観察用のメッシュに乗せてカーボン蒸着を
施し、透過法で観察を行うことが可能である。更に組成
分布が微視的に均一である粒子の比率の算出方法として
は、少なくとも100個の蛍光体粒子について透過型電
子顕微鏡写真によって測定し、その比率を算出すればよ
い。
【0043】本発明の無機蛍光体粒子は、励起波長の光
を照射しても発光しない蛍光体粒子が粒子数で20%以
下であることが好ましく、15%以下であることが更に
好ましく、10%以下であることが最も好ましい。
【0044】励起波長の光を照射した際に発光する光の
輝度の測定方法としては、走査型近視野原子間力顕微鏡
(SNOAM:Scannning Near−fie
ldOptical/Atomic−force Mi
croscopy)を用いて、一個一個の粒子の輝度を
測定することができる。蛍光体粒子を試料台に載せ、光
ファイバーを介して照射する励起光の波長、及び検知す
る発光色の波長を設定して測定することが可能である。
更に励起波長の光を照射しても発光しない粒子の比率の
算出方法としては、少なくとも100個の蛍光体粒子に
ついて走査型近視野原子間力顕微鏡によって測定し、そ
の比率を算出すればよい。
【0045】本発明の蛍光体は発光色が均一である事が
望ましく、具体的にはXY色座標系で任意の点を中心と
した半径0.055の円形内に包含される蛍光体粒子が
粒子数で70%以上、好ましくは80%以上、より好ま
しくは90%以上であるとよい。
【0046】蛍光体の組成は本発明を満たせば何を用い
てもよく、希土類元素賦活の金属酸化物、金属硫化物あ
るいは金属硫酸化物、ハロリン酸化合物等があげられ
る。以下に例をあげるがこれに限定されるものではな
い。 Red: Y22S:Eu3+ Gd22S:Eu3+ YVO4:Eu3+22S:Eu,Sm SrTiO3:Pr BaSi2Al28:Eu2+ BaMg2Al1627:Eu2+0.65Gd0.35BO3:Eu3+ La22S:Eu3+,Sm Green: Ba2SiO4:Eu2+ Zn(Ga,Al)24:Mn Y3(Al,Ga)512:Tb Y2SiO5:Tb ZnS:Cu, Zn2SiO4:Mn Blue: BaAl2Si28:Eu2+ BaMgAl1423:Eu2+2SiO5:Ce ZnGa24 ZnS:Ag,Cl 本発明では、例えば個々の粒子の組成を従来には知られ
ていない程度に粒子間及び粒子内で均一に制御すること
によって、より少ない蛍光体の量で高い輝度の発光を得
ることができた。そしてその結果、現状の性能を得るに
当たってはよりコストを低くすることが可能となった。
【0047】本発明の無機蛍光体は、液相法によって製
造することが好ましい。更に無機蛍光体粒子の組成によ
っては、液相法の中でもゾルゲル法によって製造するこ
とが最も好ましい。ゾルゲル法による製造方法に関して
は後述する。
【0048】液相法によって無機蛍光体を製造すると、
従来のような乾式ではなく溶液系での反応であるため、
個々の粒子の制御、及び粒子間の均一性に顕著に優れた
無機蛍光体を製造することができる。
【0049】
【実施例】実施例1 Y2SiO5:Ce,Tbを固相法で作製したものをA、
Ba2SiO4:Euを固相法で作製したものをB1、液
相法で作製したものをB2とする。
【0050】A及び、B1の合成方法はそれぞれの金属
酸化物を化学量論量混合し、1000℃で2時間焼成し
た。B2はテトラエトキシシラン8.3gとユーロピウ
ムアセチルアセトナート0.097gをエタノール15
0mlに溶解し、水:エタノール=150ml:150
mlをアンモニアでpH10に調整した液に滴下し、滴
下終了後、エバポレーターで15倍に濃縮し、0.3M
硝酸バリウム水溶液295mlを添加、60℃10時間
熟成後、ろ過、洗浄、乾燥し、1000℃で2時間焼成
した。
【0051】以下に、AとBの発光強度測定結果を示
す。Aの254nm励起を基準とし、それを100とし
た相対強度であらわす。測定は大塚電子製PTI−20
00による。
【0052】
【表1】
【0053】このように近紫外線励起に適した蛍光体を
得る事が出来た。また、固相法に比べ液相法は同一焼成
条件においておよそ1.2倍以上の輝度が得られた。
【0054】実施例2 Ba2SiO4:Euの合成をEuの量を表2のように変
えて行った。それ以外はB1と同様にしてB11〜B1
4、B2と同様にしてB21〜24を作製した。表2に
固相法でEuを0.05mol%添加した場合の発光強
度を100として相対強度を示す。励起波長は410n
m発光波長は501nmとする。また、XY色座標系の
半径5の円に入った粒子数の測定は蛍光光度計の励起光
のスリットをずらし、0.2gの蛍光体に対し25個所
に照射した結果とする。
【0055】
【表2】
【0056】以上のように固相法の約1/7量の賦活剤
で、同等の輝度が得られ、発光色の均一性も高い事がわ
かった。
【0057】B21の合成中、ゲルのろ液を採取し、残
存Eu量をICPで測定したところ、検出されなかっ
た。よって、添加したEuはすべて粒子内に組み込まれ
たことがわかる。さらに固相法の場合、賦活剤はゾルゲ
ル法の7倍量の時点で輝度が同じになるので、固相法で
のEu有効利用率は液相法B21を基準に考えて13%
である。また、液相法ではB22、23、24と輝度に
変化がみられないので、0.02ですでに飽和している
ことがわかる。それ以上添加することは逆にEuの局在
を促進し、輝度が落ちるおそれがあるほか、コストの面
からも無駄である。
【0058】実施例3 <試料3−1の調製>バリウム、シリカ、ユーロピウム
それぞれの酸化物原料粉体を、バリウム:シリカ:ユー
ロピウム=2:1:0.005のモル比になるように混
合し、1000℃で2時間焼成して、試料3−1を得
た。走査型電子顕微鏡により平均粒子径及び粒径分布を
測定した結果、平均粒子径は3.92μm、粒径分布は
344%であった。
【0059】<試料3−2の調製>テトラエトキシシラ
ン8.3gとユーロピウムアセチルアセトナート0.0
97gをエタノール150mlに溶解した溶液と、0.
3M硝酸バリウム水溶液295mlを、水:エタノール
=1:1の混合液300mlをアンモニアでpH10に
調整した母液に5.0ml/minで同時に滴下した。
滴下終了後、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエ
ートを0.75g添加し、ロータリーエバポレーターで
濃縮乾固した。残った固体をエタノール中に分散・洗浄
し、ろ過後、イソプロパノールを用いて再度洗浄し、乾
燥後、400℃で5時間、続いて900℃で2時間焼成
し、試料3−2を得た。平均粒子径は0.88μm、粒
径分布は61%であった。
【0060】<試料3−3の調製>上記試料3−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートのエタノール溶液の滴下速度を
3.0ml/minに変更した以外は試料3−2の調製
方法と同様に調製し、試料3−3を得た。平均粒子径は
0.92μm、粒径分布は68%であった。
【0061】<試料3−4の調製>上記試料3−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートのエタノール溶液の滴下速度を
2.0ml/minに変更した以外は試料3−2の調製
方法と同様に調製し、試料3−4を得た。平均粒子径は
0.94μm、粒径分布は71%であった。
【0062】<試料3−5の調製>上記試料3−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートのエタノール溶液の滴下速度を
1.0ml/minに変更した以外は試料3−2の調製
方法と同様に調製し、試料3−5を得た。平均粒子径は
0.97μm、粒径分布は72%であった。
【0063】<組成の含有率の測定>試料3−1〜試料
3−5それぞれについて、二次イオン質量分析(SIM
S)装置を用いて、100個の粒子についてシリカの含
有率を測定し、その粒子間分布を算出した。また、バリ
ウムやユーロピウムについても同様の測定を行った結
果、ほぼ同様の値を得た。これらの結果を表3に示す。
【0064】<輝度の測定>試料3−1〜試料3−5そ
れぞれについて、実施例1と同様な方法で輝度の測定を
行った。試料3−1の輝度を100としたときの試料3
−2〜試料3−5相対輝度を表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】表3より、各組成含有率の粒子間分布が狭
い本発明の蛍光体粒子は、比較の粒子に対して輝度が高
いことが確認された。
【0067】実施例4 <試料4−1の調製>バリウム、シリカ、ユーロピウム
それぞれの酸化物原料粉体を、バリウム:シリカ:ユー
ロピウム=2:1:0.005のモル比になるように混
合し、1000℃で2時間焼成して、試料4−1を得
た。走査型電子顕微鏡により平均粒子径及び粒径分布を
測定した結果、平均粒子径は3.92μm、粒径分布は
344%であった。
【0068】<試料4−2の調製>テトラエトキシシラ
ン8.3gとユーロピウムアセチルアセトナート0.0
97gをエタノール100mlに溶解した溶液と、0.
3M硝酸バリウム水溶液295mlを、水:エタノール
=1:1の混合液300mlをアンモニアでpH10に
調整した母液に同時に滴下した。滴下終了後、ポリオキ
シエチレンソルビタントリオレエートを0.75g添加
し、ロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。残った
固体をエタノール中に分散・洗浄し、ろ過後、イソプロ
パノールを用いて再度洗浄し、乾燥後、400℃で5時
間、続いて900℃で2時間焼成し、試料4−2を得
た。平均粒子径は0.85μm、粒径分布は62%であ
った。
【0069】<試料4−3の調製>上記試料4−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートを溶解するエタノールの量を18
0mlに変更した以外は試料4−2の調製方法と同様に
調製し、試料4−3を得た。平均粒子径は0.91μ
m、粒径分布は65%であった。
【0070】<試料4−4の調製>上記試料4−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートを溶解するエタノールの量を25
0mlに変更した以外は試料4−2の調製方法と同様に
調製し、試料4−4を得た。平均粒子径は0.96μ
m、粒径分布は73%であった。
【0071】<試料4−5の調製>上記試料4−2の調
製方法において、テトラエトキシシランとユーロピウム
アセチルアセトナートを溶解するエタノールの量を30
0mlに変更した以外は試料4−2の調製方法と同様に
調製し、試料4−5を得た。平均粒子径は0.98μ
m、粒径分布は77%であった。
【0072】<内部組成分布の測定>試料4−1〜試料
4−5それぞれについて、透過型電子顕微鏡(TEM)
を用いて、100個の粒子について内部組成の分布を測
定し、微視的に均一な粒子の比率を算出した。これらの
結果を表4に示す。
【0073】<輝度の測定>実施例3と同様に、試料4
−1〜試料4−5それぞれについて、輝度の測定を行っ
た。試料4−1の輝度を100としたときの試料4−2
〜試料4−5相対輝度を表4に示す。
【0074】
【表4】
【0075】表4より、内部組成分布が微視的に均一な
粒子比率の多い本発明の蛍光体粒子は、比較の粒子に対
して輝度が高いことが確認された。
【0076】実施例5 <内部組成分布の測定>実施例3で調製した試料3−1
〜試料3−5について、走査型近視野原子間力顕微鏡
(SNOAM)を用いて、100個の粒子について輝度
を測定し、発光しない粒子の比率を算出した。これらの
結果を表5に示す。
【0077】<輝度の測定>実施例3と同様に、試料3
−1〜試料3−5それぞれについて、輝度の測定を行っ
た。試料3−1の輝度を100としたときの試料3−2
〜試料3−5相対輝度を表5に示す。
【0078】
【表5】
【0079】表5より、励起光を照射しても発光しない
粒子比率の少ない本発明の蛍光体粒子は、比較の粒子に
対して輝度が高いことが確認された。 実施例6 蛍光体6−1(比較例) Ba2SiO4:Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0080】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中、40℃
で10分間熟成させた。その後撹拌を行っているエタノ
ール(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙
(Advantec5A)を用いた濾過により分取し、
室温で乾燥した。
【0081】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体6−1(比較例)
を得た。
【0082】蛍光体6−2(本発明) Ba2SiO4
Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0083】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中で60℃
で10時間熟成させた。その後撹拌を行っているエタノ
ール(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙
(Advantec5A)を用いた濾過により分取し、
室温で乾燥した。
【0084】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体6−2(本発明)
を得た。
【0085】蛍光体6−3(本発明) Ba2SiO4
Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0086】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中で攪拌を
しながら60℃で10時間熟成させた。その後撹拌を行
っているエタノール(約300ml)中に1ml/mi
nで添加、ろ紙(Advantec5A)を用いた濾過
により分取し、室温で乾燥した。
【0087】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体6−3(本発明)
を得た。
【0088】次に得られた蛍光体6−1の10gに、ト
ルエン/エタノール=1/1の混合溶液(300g)で
溶解されたブチラール(BX−1)30gを加え、攪拌
した後、Wet膜厚200μmでガラス上に塗布した。
得られた塗布済みガラスを100℃のオーブンで4時間
加熱乾燥して、蛍光膜6−1を作製した。
【0089】また、これと同じ方法で蛍光体6−2を塗
設した蛍光膜6−2、蛍光体6−3を塗設した蛍光膜6
−3を作製した。
【0090】これら蛍光膜に波長147nmの紫外線お
よび405nmの近紫外線を照射し蛍光強度を測定し、
蛍光膜6−1の値をそれぞれ100とした相対強度で表
した。
【0091】
【表6】
【0092】表6より本発明の蛍光体を使用した蛍光膜
は、固相法で作製した比較例より紫外光(147nm)
および近紫外光(405nm)の両光源においても発光
強度が高いことがわかる 実施例7 蛍光体7−1(比較例) Ba2SiO4:Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0093】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中、60℃
で10時間熟成させた。その後撹拌を行っているエタノ
ール(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙
(Advantec5A)を用いた濾過により分取し、
室温で乾燥した。
【0094】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体7−1(比較例)
を得た。
【0095】蛍光体7−2(本発明) Ba2SiO4
Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0096】得られた湿潤ゲルに、20KHzの超音波
を1時間照射し、さらに密閉容器中で60℃で10時間
させた。ろ紙(Advantec5A)を用いた濾過に
より分取し、室温で乾燥した。
【0097】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体7−2(本発明)
を得た。
【0098】蛍光体7−3(本発明) Ba2SiO4
Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0099】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中、60℃
で10時間熟成させた。その後撹拌を行っているエタノ
ール(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙
(Advantec5A)を用いた濾過により分取し、
室温で乾燥した。
【0100】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で15分間の熱処理を施し蛍光体7−3(比較
例)を得た。
【0101】蛍光体7−4(本発明) Ba2SiO4
Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0102】得られた湿潤ゲルに、20KHzの超音波
を1時間照射し、さらに密閉容器中で60℃で10時間
させた。ろ紙(Advantec5A)を用いた濾過に
より分取し、室温で乾燥した。
【0103】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で15分間熱処理を施し蛍光体7−4(本発明)
を得た。
【0104】次に得られた蛍光体7−1の10gに、ト
ルエン/エタノール=1/1の混合溶液(300g)で
溶解されたブチラール(BX−1)30gを加え、攪拌
した後、Wet膜厚200μmでガラス上に塗布した。
得られた塗布済みガラスを100℃のオーブンで4時間
加熱乾燥して、蛍光膜7−1を作製した。
【0105】また、これと同じ方法で蛍光体7−2を塗
設した蛍光膜7−2、蛍光体7−3を塗設した蛍光膜7
−3、蛍光体7−4を塗設した蛍光膜7−4を作製し
た。
【0106】これら蛍光膜に波長147nmの紫外線お
よび405nmの近紫外線を照射し蛍光強度を測定し、
蛍光膜7−1の値をそれぞれ100とした相対強度で表
した。
【0107】
【表7】
【0108】表7より本発明の蛍光体を使用した蛍光膜
は、固相法で作製した比較例より紫外光(147nm)
および近紫外光(405nm)の両光源においても発光
強度が高いことがわかる。また、焼成時の加温時間を少
なくすることによって、より小粒径の蛍光体が得られ
た。
【0109】実施例8 蛍光体8−1(比較例) Sr10(PO46Cl2:E
2+の合成 組成式:Sr10(PO46Cl2:Eu2+で表される無
機蛍光体を製造するにあたり、以下の方法で製造した。
【0110】1)秤量 各原料をできるだけ正確に秤量する SrCl2 15.86g(1.00×10-1mol) H2(PO4) 5.82g(6.00×10-2mol) Eu23 1.759g(5.00×10-3mol) 2)混合 各原料をプラスチック製のボールミル容器に入れ、径3
mmのTiO2ボール、及びエタノール約50mlを加
えて蓋をし、1晩、回転台で回転させる。
【0111】3)溶媒の除去 Advantec5Cのろ紙を用いた減圧ろ過により溶
媒を除去する。
【0112】4)自然乾燥した混合原料をるつぼに入
れ、2%H2−N2雰囲気下で焼成する。これにより蛍光
体8−1(比較例)を得た。
【0113】蛍光体8−2(本発明) Sr10(P
46Cl2:Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法フローにて一次粒
子を作製した。炭酸ストロンチウム、燐酸水素ナトリウ
ム、塩化ユーロピウムをそれぞれ純水に溶解し、これを
アンモニアを加えた水中に約1ml/minの速度で攪
拌しながら滴下し、沈殿を得た。得られた沈殿を濾過に
より分取し、室温で乾燥した。
【0114】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体8−2(本発明)
を得た。
【0115】次に得られた蛍光体8−1の10gに、ト
ルエン/エタノール=1/1の混合溶液(300g)で
溶解されたブチラール(BX−1)30gを加え、攪拌
した後、Wet膜厚200μmでガラス上に塗布した。
得られた塗布済みガラスを100℃のオーブンで4時間
加熱乾燥して、蛍光膜8−1を作製した。
【0116】また、これと同じ方法で蛍光体8−2を塗
設した蛍光膜8−2を作製した。これら蛍光膜に波長1
47nmの紫外線および405nmの近紫外線を照射し
蛍光強度を測定し、蛍光膜8−1の値をそれぞれ100
とした相対強度で表した。
【0117】
【表8】
【0118】表8より本発明の蛍光体を使用した蛍光膜
は、固相法で作製した比較例より紫外光(147nm)
および近紫外光(405nm)の両光源においても発光
強度が高いことがわかる 実施例9 蛍光体9−1(比較例) BaAl2Si28:Eu2+
の合成 組成式:BaAl2Si28:Eu2+で表される無機蛍
光体を製造するにあたり、以下の方法で製造した。
【0119】1)秤量 各原料をできるだけ正確に秤量する BaCO3 3.256g(1.65×10-2mol) SiO2 1.980g(3.30×10-2mol) Eu23 0.047g(1.15×10-2mol) Al23 3.36g(3.30×10-2mol) 2)混合 各原料をプラスチック製のボールミル容器に入れ、径3
mmのTiO2ボール、及びエタノール約50mlを加
えて蓋をし、1晩、回転台で回転させる。
【0120】3)溶媒の除去 Advantec5Cのろ紙を用いた減圧ろ過により溶
媒を除去する。
【0121】4)自然乾燥した混合原料をるつぼに入
れ、2%H2−N2雰囲気下で焼成する。これにより蛍光
体9−1(比較例)を得た。
【0122】蛍光体9−2(本発明) BaAl2Si2
8:Eu2+の合成 上記蛍光体を以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解し、これをアンモニアを加えた水−エタノール中に約
1ml/minの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調
製した。得られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃
縮し、これに0.3mol/lのバリウム硝酸塩水溶液
を295ml添加し、ゲル化させた。
【0123】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中、60℃
で1晩熟成させた。その後撹拌を行っているエタノール
(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙(A
dvantec5A)を用いた濾過により分取し、室温
で乾燥した。
【0124】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体9−2(本発明)
を得た。
【0125】次に得られた蛍光体9−1の10gに、ト
ルエン/エタノール=1/1の混合溶液(300g)で
溶解されたブチラール(BX−1)30gを加え、攪拌
した後、Wet膜厚200μmでガラス上に塗布した。
得られた塗布済みガラスを100℃のオーブンで4時間
加熱乾燥して、蛍光膜9−1を作製した。
【0126】また、これと同じ方法で蛍光体9−2を塗
設した蛍光膜9−2を作製した。これら蛍光膜に波長1
47nmの紫外線および405nmの近紫外線を照射し
蛍光強度を測定し、蛍光膜9−1の値をそれぞれ100
とした相対強度で表した。
【0127】
【表9】
【0128】表9より本発明の蛍光体を使用した蛍光膜
は、固相法で作製した比較例より紫外光(147nm)
および近紫外光(405nm)の両光源においても発光
強度が高いことがわかる 実施例10 蛍光体10−1(比較例) Ba2SiO4:Eu2+の合
成 組成式:Ba2SiO4:Eu2+で表される無機蛍光体を
製造するにあたり、以下の方法で製造した。
【0129】1)秤量 各原料をできるだけ正確に秤量する BaCO3 15.783g(4.0mol) SiO2 2.403g(2.0mol) Eu23 0.704g(0.1mol) 2)混合 各原料をプラスチック製のボールミル容器に入れ、径3
mmのTiO2ボール、及びエタノール約50mlを加
えて蓋をし、1晩、回転台で回転させる。
【0130】3)溶媒の除去 Advantec5Cのろ紙を用いた減圧ろ過により溶
媒を除去する。
【0131】4)自然乾燥した混合原料をるつぼに入
れ、2%H2−N2雰囲気下で焼成する。これにより蛍光
体10−1(比較例)を得た。
【0132】蛍光体10−2(本発明) Ba2Si
4:Eu2+の合成 上記蛍光体は以下に示される、液相法合成フローにて一
次粒子を作製した。テトラエトキシシランとユーロピウ
ム(3価)アセチルアセトナート錯体をエタノールに溶
解したものを溶液A、トリエトキシアルミニウムをエタ
ノールに溶解したものを溶液Bとする。この溶液A,B
をアンモニアを加えた水−エタノール中に約1ml/m
inの速度で攪拌しながら滴下し、ゾルを調製した。得
られたゾルをエバポレーターで約15倍に濃縮し、これ
に0.033mol/lのバリウム硝酸塩水溶液を50
0ml添加し、ゲル化させた。
【0133】得られた湿潤ゲルは、密閉容器中、60℃
で1晩熟成させた。その後撹拌を行っているエタノール
(約300ml)中に1ml/minで添加、ろ紙(A
dvantec5A)を用いた濾過により分取し、室温
で乾燥した。
【0134】乾燥ゲルは、2%H2−N2雰囲気中、10
00℃で2時間の熱処理を施し蛍光体10−2(本発
明)を得た。
【0135】次に得られた蛍光体10−1の10gに、
トルエン/エタノール=1/1の混合溶液(300g)
で溶解されたブチラール(BX−1)30gを加え、攪
拌した後、Wet膜厚200μmでガラス上に塗布し
た。得られた塗布済みガラスを100℃のオーブンで4
時間加熱乾燥して、蛍光膜10−1を作製した。
【0136】また、これと同じ方法で蛍光体10−2を
塗設した蛍光膜10−2を作製した。これら蛍光膜に波
長147nmの紫外線および405nmの近紫外線を照
射し蛍光強度を測定し、蛍光膜10−1の値をそれぞれ
100とした相対強度で表した。
【0137】
【表10】
【0138】表10より本発明の蛍光体を使用した蛍光
膜は、固相法で作製した比較例より紫外光(147n
m)および近紫外光(405nm)の両光源においても
発光強度が高いことがわかる
【0139】
【発明の効果】本発明により、CRTなどのディスプレ
イ装置や蛍光灯、更にその他の種々の装置や材料に無機
蛍光体を適用するに当たって、それぞれの用途に応じて
要求される諸特性を満たしながら、特に小粒径で輝度の
高い無機蛍光体を提供し、更に、焼成後の分級や機械的
粉砕が不要であり且つコストの低い、極めて均質性に優
れ高輝度な無機蛍光体の製造方法を提供することができ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/79 CQE C09K 11/79 CQE Fターム(参考) 4H001 CA01 CA02 CF01 CF02 XA08 XA13 XA14 XA15 XA17 XA38 XA39 XA56 XA65 YA58 YA63

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 380nm〜430nmに励起波長を持
    つ事を特徴とする無機蛍光体。但し、該蛍光体を感光材
    料で使用する場合は除く。
  2. 【請求項2】 390nm〜420nmに励起波長を持
    つ事を特徴とする請求項1に記載の無機蛍光体。但し、
    該蛍光体をハロゲン化銀感光材料で使用する場合は除
    く。
  3. 【請求項3】 固相法で作製した無機蛍光体より、可視
    光部に相対強度1.05倍以上発光する無機蛍光体を液
    相法で作製した事を特徴とする無機蛍光体。
  4. 【請求項4】 固相法で作製した無機蛍光体より、可視
    光部に相対強度1.05倍以上発光する無機蛍光体を液
    相法で作製した事を特徴とする請求項1または2に記載
    の無機蛍光体。
  5. 【請求項5】 液相法で合成した無機蛍光体において、
    構成する賦活剤含有量が結晶母体の0.03mol%以
    下である事を特徴とする無機蛍光体。
  6. 【請求項6】 無機蛍光体粒子の母核と付活部分を構成
    する組成の含有率の粒子間分布の変動係数が50%以下
    であることを特徴とする無機蛍光体。
  7. 【請求項7】 無機蛍光体粒子の母核と付活部分を構成
    する組成の分布が粒子内で均一である粒子が粒子数で5
    0%以上であることを特徴とする無機蛍光体。
  8. 【請求項8】 励起波長の光を照射しても発光しない蛍
    光体粒子が粒子数で20%以下であることを特徴とする
    無機蛍光体。
  9. 【請求項9】 XY色座標系で発光色が任意の点を中心
    として半径0.055の円形内に包含される蛍光体粒子
    が粒子数で70%以上である事を特徴とする無機蛍光
    体。
  10. 【請求項10】 無機蛍光体の平均粒径が1.0μm以
    下である事を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の無機蛍光体。
  11. 【請求項11】 前記無機蛍光体の粒径分布の変動係数
    が100%以下である事を特徴とする請求項1〜10の
    いずれか1項に記載の無機蛍光体。
  12. 【請求項12】 ゾルゲル法で無機蛍光体を製造する方
    法であって、熟成温度40℃以上、熟成時間15分以上
    であることを特徴とする無機蛍光体製造方法。
  13. 【請求項13】 ゾルゲル法で無機蛍光体を製造する方
    法であって、攪拌させながら熟成温度40℃以上、熟成
    時間15分以上であることを特徴とする無機蛍光体製造
    方法。
  14. 【請求項14】 無機蛍光体形成時に原料として添加し
    た賦活剤を70%以上該蛍光体結晶格子内に取り込ませ
    る事を特徴とする無機蛍光体製造方法。
  15. 【請求項15】 無機蛍光体前駆体に超音波を与えるこ
    とを特徴する無機蛍光体製造方法。
  16. 【請求項16】 無機蛍光体前駆体を形成後、該前駆体
    の焼成時間が15分/g以下であることを特徴とする無
    機蛍光体製造方法。
  17. 【請求項17】 無機蛍光体の焼成後に粉砕およびまた
    は分級の工程を経ないことを特徴する請求項12〜16
    のいずれか1項に記載の無機蛍光体製造方法。
  18. 【請求項18】 原料溶液として少なくともリン酸塩溶
    液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含んで形
    成された事を特徴とするリン酸系無機蛍光体。
  19. 【請求項19】 原料溶液として少なくともハロゲン塩
    溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含んで
    形成された事を特徴とするハロゲン系無機蛍光体。
  20. 【請求項20】 原料溶液として少なくともアルミン酸
    塩溶液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含ん
    で形成された事を特徴とするアルミン酸系無機蛍光体。
  21. 【請求項21】 原料溶液として少なくともケイ酸塩溶
    液と1種類以上の金属塩溶液を混合する過程を含んで形
    成された事を特徴とするケイ酸系無機蛍光体。
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