JP2001302265A - ガラス切断用カッターホイール - Google Patents

ガラス切断用カッターホイール

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JP2001302265A
JP2001302265A JP2000123188A JP2000123188A JP2001302265A JP 2001302265 A JP2001302265 A JP 2001302265A JP 2000123188 A JP2000123188 A JP 2000123188A JP 2000123188 A JP2000123188 A JP 2000123188A JP 2001302265 A JP2001302265 A JP 2001302265A
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JP
Japan
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cutter wheel
diamond
holder
cemented carbide
cutter
Prior art date
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Application number
JP2000123188A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yoshitake
理人 吉武
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Allied Material Corp
Original Assignee
Allied Material Corp
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/10Glass-cutting tools, e.g. scoring tools
    • C03B33/105Details of cutting or scoring means, e.g. tips
    • C03B33/107Wheel design, e.g. materials, construction, shape

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス切断用のカッターホイールの刃部にダ
イヤモンドを使い、容易に高精度のカッターホイールを
得て、ホルダーへの取り付けを容易にするとともに、回
転がスムーズなカッターホイールを得る。 【解決手段】 カッターホイール本体は、焼結ダイヤモ
ンドからなり、片側の側面に超硬合金層を設ける。刃部
を含めたカッターホイール本体をダイヤモンドにするこ
とで、超硬合金からなるカッターホイールより寿命を大
幅に向上させるとともに、片側の側面に超硬合金層を設
けることで、厚みの加工を容易にし、厚み精度を向上さ
せることができる。カッターホイールの材料として、切
削工具用のブランクを使えば、容易に製造できる。高精
度に仕上げることにより、ホルダーへ取り付けた時に、
ホルダーの締め付けを調整する必要がなくなり、片側の
側面がダイヤモンドであるので、ホルダーとの摩擦抵抗
が小さくなり、回転がスムーズになる。これらの効果か
ら、切断精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶などのガラス
切断に使用するためのカッターホイールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から液晶などのガラスを切断するた
めに、超硬合金やダイヤモンドの刃を有するカッターホ
イールが使用されている。これらは刃部だけでなくカッ
ターホイール本体(以下、本体と略す)が同じ材料で構
成されているため、超硬合金のものは比較的加工がしや
すく安価に工具が得られるが、寿命は短くなる。また、
ダイヤモンドのものについては、超硬合金のものに比べ
寿命は大幅に長くなるが、材料費は高価になり加工コス
トも高くなる。
【0003】これらの問題点を解決するものとして、例
えば実開昭59−160531号公報に記載されるよう
なカッターホイールがある。このカッターホイールは、
本体をセラミックとしたものであり、ダイヤモンドのカ
ッターに比べて安価になり、超硬合金より耐摩耗性に優
れ、寿命が向上されるものとされている。しかしなが
ら、寿命の点から見れば、ダイヤモンドの刃の優位性は
高く、材料費が高くても寿命全体からみればさほどコス
ト高にはならないため、依然としてダイヤモンドの刃が
使用されている。
【0004】前述のダイヤモンドの刃を有するカッター
ホイールは、カッターホイール全体をダイヤモンドとし
ているため、加工には手間がかかり高価なものとなる。
特に高精度の加工するためには、加工コストが非常に高
いものとなる。
【0005】ダイヤモンドの刃を有するカッターホイー
ルの改良されたものとして、特開平3−287396号
公報に記載のものがある。このカッターホイールは、焼
結ダイヤモンドの本体の両側面に超硬合金の層を設けた
ものである。この提案は、刃部にダイヤモンドを使った
長寿命のカッターホイールを安価に得るものとされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にこれ
らのガラス切断用のカッターホイールは超硬合金製のホ
ルダーに挟み込むように取り付け、ホルダーを締め付け
た状態で使用される。このホルダーに取り付ける際、で
きるだけ容易に脱着できるよう、ホルダー及びカッター
ホイール共に高精度に仕上げ、締め付け具合を調整しな
くて良いようにすることが望ましい。しかしながら、ダ
イヤモンドからなるカッターホイールでは、高精度に仕
上げるのが困難であり、加工コストも大きくなる。
【0007】具体的には、本体の厚み公差を現状ではお
よそ±0.01mmとなるように仕上げているが、この
ような公差ではホルダーに取り付けた際にわずかな隙間
が発生し、ホルダーを締め付けて調整する必要がある。
また締め付けすぎれば、カッターホイールがスムーズに
回転しないため、取り付けに手間がかかることになる。
このような問題を解決するためには、本体の厚みの公差
を±0.005mm程度にする必要があるが、前述のよ
うに本体全体がダイヤモンドのカッターホイールでは加
工が困難である。
【0008】また、ダイヤモンドの両側面に超硬合金の
層を設けたものでは、厚みの公差を±0.005mm程
度にすることは可能となる。しかしながら、側面を超硬
にするとダイヤモンドより摩擦係数が高いため、カッタ
ーホイールの回転抵抗が大きくなり、特に前述のように
高精度にしたものでは、スムーズに回転できないという
問題が発生する。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するもの
であり、ダイヤモンドのカッターホイールでも厚みが高
精度に仕上げられるとともに、スムーズに回転すること
ができて、切断精度が向上し、加工コストも低くするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のカッターホイー
ルは、カッターホイール本体が焼結ダイヤモンドからな
るガラス切断用のカッターホイールにおいて、片側の側
面に超硬合金の層が設けられていることを特徴とする。
前記カッターホイール本体は、板状のブランクを材料と
し、これを加工すれば容易にダイヤモンドのカッターホ
イールが得られ、カッターホイール本体の厚みが高精度
に加工できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のカッターホイールの材料
として、超硬合金基板の上に焼結ダイヤモンドが形成さ
れた切削工具用の板状ブランクを使用する。この材料の
ダイヤモンドの面はあらかじめ研磨仕上げされており、
これを円板状に切断する。次にダイヤモンドの面を基準
にして、超硬合金の面を研磨し、所定の厚みの公差内に
仕上げる。厚みの公差を決めるために、比較的加工の容
易な超硬合金の面を加工して行うので、容易に高精度に
仕上げることができる。また、板状のブランクに形成さ
れた超硬合金の面を除去する必要もなく、加工が容易に
なって、製造コストが低くなる。
【0012】
【実施例】図1は本発明のカッターホイールの側面図、
図2は正面図であり、図3はカッターホイールをホルダ
ーに取り付けた状態を表す図である。1は焼結ダイヤモ
ンド、1aはダイヤモンドの刃部、2は超硬合金層、3
はカッターホイール、4は取付用の穴、5はホルダーで
ある。厚み1.1mmの超硬合金の板上に厚み0.5m
mの焼結ダイヤモンドが形成された切削工具用ブランク
をワイヤーによりφ2.9mmに切断し、ダイヤモンド
の面を基準にして、超硬合金層の面を平面研削し、全体
の厚みを0.65mmにした。これにより焼結ダイヤモ
ンドの厚みが0.5mm、超硬合金層2の厚みが0.1
5mmとなっている。なお、このブランクのダイヤモン
ドの面はあらかじめ研磨仕上げされており、厚みの公差
は±0.005mmになるように仕上げた。次に、中心
部に穴加工を行い、取付用の穴4を設けた。この穴4を
基準にして刃部1aの加工を行った。刃部1aは断面が
山型になるように研削を行い、所定の形状及び寸法に仕
上げて、カッターホイール3を製作した。
【0013】以上のようにして製作したカッターホイー
ル3をスクライブ装置のホルダー5に取り付け、水晶の
切断を行って、切断精度及び寿命を確認した。ホルダー
5を高精度に仕上げておけば、カッターホイール3とホ
ルダー5とのがたつきがなく、取り付けた際にホルダー
5の締め付け具合を調整する必要がなく、簡単に装着で
きた。またカッターホイール3の回転もスムーズであっ
た。本発明のカッターホイールと比較するため、カッタ
ーホイールがダイヤモンドのみからなるもの、本体がダ
イヤモンドで両側面が超硬合金からなるもの、本体全体
が超硬合金からなるものを用意し、比較試験を行った。
切断精度については、切り口の凹凸の大きさで比較し
た。
【0014】試験の結果、寿命については、本発明のカ
ッターホイールを含め、刃部がダイヤモンドからなるも
のはすべて同等であったのに対し、超硬合金のものはお
よそ1/20であった。カッターホイールの取り付け状
態や切断精度については、本発明のものは、ホルダーに
取り付けて特に調整しなくてもスムーズに回転し、切断
精度は9〜15μm、平均は12μmであった。ダイヤ
モンドのみからなるものは、ホルダーに取り付ける際に
締め付けの調整が必要であり、カッターホイールがスム
ーズに回転するように取り付けるのに手間がかかり、切
断精度は15〜25μm、平均は20μmであった。本
体がダイヤモンドで両側面が超硬合金からなるものは、
取り付けは容易であったが、切断精度は11〜17μ
m、平均は14μmであった。本発明のものに比べ精度
が悪いのは、回転抵抗が大きくスムーズに回転しないた
めと考えられる。超硬合金のみからなるものについて
も、取り付けは容易であったが、回転抵抗が大きいため
にスムーズに回転せず、切断精度は12〜20μm、平
均は17μmであった。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明のカッターホイー
ルは、刃部がダイヤモンドからなるため、工具の寿命が
長く、しかも厚みの精度が高いため、ホルダーに取り付
けたときにも調整が不要で簡単に装着できる。また、カ
ッターホイールの回転がスムーズに行われて、切断精度
が向上する。さらに、厚みの精度を容易に向上させるこ
とができるため、製作コストも低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】本発明の一実施例の正面図である。
【図3】カッターホイールをホルダーに取り付けた状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 焼結ダイヤモンド 1a ダイヤモンド刃部 2 超硬合金層 3 カッターホイール 4 取付用の穴 5 ホルダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッターホイール本体が焼結ダイヤモン
    ドからなるガラス切断用のカッターホイールにおいて、
    カッターホイール本体の片側の側面に超硬合金の層が設
    けられていることを特徴とするカッターホイール。
JP2000123188A 2000-04-24 2000-04-24 ガラス切断用カッターホイール Pending JP2001302265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093190A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd スクライビングホイール
CN102718397A (zh) * 2012-06-05 2012-10-10 江苏天工工具有限公司 一种钻玻璃孔的砂轮钻头

Cited By (3)

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