JP2001302193A - リフトキャリッジ及びリフトキャリッジを製造するための方法 - Google Patents

リフトキャリッジ及びリフトキャリッジを製造するための方法

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JP2001302193A JP2001118782A JP2001118782A JP2001302193A JP 2001302193 A JP2001302193 A JP 2001302193A JP 2001118782 A JP2001118782 A JP 2001118782A JP 2001118782 A JP2001118782 A JP 2001118782A JP 2001302193 A JP2001302193 A JP 2001302193A
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アルトーニ エンリコ
Ulrich Jochem
ヨッヘム ウルリッヒ
Ralf Minor
ミノーア ラルフ
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
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    • B66F9/08Masts; Guides; Chains

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトキャリッジ、特に産業車両のためのフ
ォーク支持体であって、荷重受容手段を受容するための
フロントプレートと、リフト装置でリフトキャリッジを
受容するための受容フランジとを有している形式のもの
を改良して、製造の手間が少なく製造コストが安価とな
るようなものを提供する。 【解決手段】 リフトキャリッジ1が一体的に構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトキャリッ
ジ、特に産業車両のためのフォーク支持体であって、荷
重受容手段を受容するためのフロントプレートと、リフ
ト装置でリフトキャリッジを受容するための受容フラン
ジとを有している形式のものに関する。また本発明は、
リフトキャリッジを製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両はリフトマスト(Hubmas
t)を有していて、このリフトマスト内にリフトキャリ
ッジが摺動可能に支承されている。受容フランジは、原
則として2つの垂直な脚より形成されており、これらの
脚にガイドローラが配置されていて、これらのガイドロ
ーラはリフトキャリッジを、リフトフレームのプロフィ
ール内で支えている。リフトキャリッジのフロントプレ
ートは、公知のリフトキャリッジにおいてフォーク支持
体として構成されていて、上側のガイドプロフィールと
下側のガイドプロフィールとから成っている。フロント
プレートは、荷重受容手段を受容するために用いられ
る。荷重受容手段として、フロントプレートにフォーク
又は、例えばサイドスライダ又は回転装置等の組み付け
装置を組み付けることができる。
【0003】公知のリフトキャリッジにおいては、リフ
トキャリッジは多数の個別部分、例えば2つの脚と、上
側及び下側のそれぞれ1つのガイドプロフィールと、場
合によってはこのガイドプロフィールを接続する垂直ウ
エブとから組み立てられている。個別の構成部分(その
うちのいくつかを潤滑部分として構成することができ
る)の組み立ては、公知のリフトキャリッジにおいては
溶接によって行われる。
【0004】このような形式の多数の構成部分から成る
リフトキャリッジの製造は、多数の長い溶接継ぎ目に基
づいて高価であって、高い製造コストを必要とする。し
かも、多数の構成部分より成るリフトキャリッジを溶接
する際に、溶接の際に生じる局所的な熱導入に基づい
て、溶接のゆがみが生じ、それによって溶接後にリフト
キャリッジに仕上げ処理を施す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、製造
の手間が少なく製造コストが安価となるような、リフト
キャリッジ及び、このリフトキャリッジを製造するため
の方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、リフトキャリッジが一体的に構成されていることに
よって解決された。
【0007】
【発明の効果】リフトキャリッジを1つの構成部分とし
て構成することによって、製造の手間が少なく安価な製
造コストで簡単な製造が得られる。何故ならば、高価な
溶接継ぎ目は避けられ、多数の構成部分から溶接された
リフトキャリッジにおいて必要な仕上げ作業は必要なく
なるからである。
【0008】特に有利な実施態様によれば、リフトキャ
リッジが鋳造部分として構成されている。リフトキャリ
ッジを鋳造によって製造することによって、リフトキャ
リッジの形状を、鋳造の自由度を利用することによっ
て、簡単な形式で使用の特別な必要に合わせることがで
きる。さらに、鋳造によって製造されたリフトキャリッ
ジにおいては、多数の構成部分の組み合わせを省略し、
仕上げ作業を省略することによって、少ない製造の手間
及び安価製造コストが得られる。
【0009】受容フランジが、互いに間隔を保って配置
された垂直な2つの脚によって形成されているリフトキ
ャリッジの実施態様によれば、脚に、ガイドローラを受
容するためのそれぞれ少なくとも1つの軸受ピンが配置
されている。
【0010】この場合、複数の脚にはねじ結合される軸
受ピンが設けられている。
【0011】軸受ピンが脚に一体的に形成されていれ
ば、製造の手間が少なくてすむ。これによってガイドロ
ーラのための軸受ピンは、鋳造部分として構成されたリ
フトキャリッジにおいて前もって鋳合わせられ、それに
よって少ない構造的手間で、軸受ピンの領域で高い形状
安定性が得られる。このような形式のリフトキャリッジ
においては、ガイドローラを受容するために鋳合わせら
れた軸受ピンを加工するだけでよい。この場合、上側若
しくは下側のガイドローラのための軸受ピンだけ、又は
上側及び下側のガイドローラのための軸受ピンを脚に構
成することができる。
【0012】フロントプレートが、上側及び下側のガイ
ドプロフィールとして形成されていれば、簡単な形式
で、リフトキャリッジをフォーク支持体として、フォー
クに又は種々異なる組み付け装置に配置することがで
き、ユニバーサルに使用することができる。
【0013】有利には、上側のガイドプロフィールの領
域に、荷重受容手段のための固定装置が形成されてい
る。多数の固定装置(例えば多数の溝)を鋳合わせるこ
とによって、簡単な形式で側方の滑りに対して確保する
ことができる。
【0014】有利な実施態様によれば、リフトチェーン
のための固定部材特にチェーンホルダが形成されてい
る。これによって、リフトチェーンのためのチェーンホ
ルダはリフトキャリッジに固定されるか、又はリフトキ
ャリッジに一体的に構成することができる。鋳造の自由
道によって、簡単な形式で、リフトチェーンのためのチ
ェーンホルダをリフトキャリッジに設けることができ
る。
【0015】本発明の実施態様に従って、産業車両のリ
フトフレームに対して相対的なリフトキャリッジの可撓
性(フレキシブル性)が与えられている限りは、各脚
に、ガイドローラを備えた傾斜装置特に偏心体軸のため
の受容装置がそれぞれ1つ形成されていれば、少ない構
造的な手間が得られる。鋳合わせられた受容装置、例え
ば傾斜装置を形成する偏心体軸を支承するためのハーフ
シェルによって、簡単な形式で、リフトキャリッジの可
撓性を可能にする偏心体をリフトキャリッジに回転可能
に支承することができる。
【0016】この場合、有利な形式で、傾斜装置を操作
する駆動装置例えば液圧シリンダのための固定フランジ
が形成されている。リフトキャリッジを鋳造構成部とし
て項絵師することによって、液圧シリンダとして構成さ
れた駆動装置のための固定フランジ例えば固定フォーク
を簡単な形式でリフトキャリッジに鋳合わせることがで
きる。
【0017】有利な実施態様によれば、垂直な脚とフロ
ントプレートとの間にそれぞれ少なくとも1つの支柱が
形成されている。脚とフロントプレートとの間に鋳合わ
せられた、ねじれに対して強い構造が得られる。
【0018】有利な実施態様に従って、フロントプレー
トに少なくとも1つの開口が形成されていれば、リフト
キャリッジに配置された荷重受容手段を良好に目で確認
することができる。この場合、鋳造されたリフトキャリ
ッジにおいては、開口は相応のコアによって簡単に製造
することができる。
【0019】方法の課題は、本発明によれば、リフトキ
ャリッジを鋳造によって製造することによって、解決さ
れる。鋳造によって製造されたリフトキャリッジは、製
造コストが安価で、製造の手間が少ない。しかも鋳造に
よって製造されたリフトキャリッジにおいては簡単な形
式で、鋳型内に種々異なるコアを挿入することによっ
て、種々異なる型のリフトキャリッジの種々異なる変化
例を製造することができる。
【0020】有利な実施態様によれば、材料として、球
状グラファイトを有する鋳鉄が使用されている。球状グ
ラファイトを有する鋳鉄は、高い強度及び延性を有して
いて、特にリフトキャリッジのために適している。
【0021】材料として、球状グラファイトを有するオ
ーステナイト・ベイナイト鋳鉄を使用すれば、特別な利
点が得られる。オーステナイト・ベイナイト鋳鉄は、破
壊による高い延伸及び高い強度を有している。この場
合、リフトキャリッジを、鋳造後に、熱処理にさらすこ
とができる。熱処理によって組織構造が変えられて、材
料特性が改善される。オーステナイト・ベイナイト鋳鉄
から鋳造されたリフトキャリッジの材料特性はこれによ
って、溶接されたリフトキャリッジの材料特性と比較可
能であって、この場合、鋳造による製造によって安価な
製造コスト、少ない製造の手間、形状付与に関する高い
自由度が可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のその他の利点及び詳細
は、概略的に示された実施例に詳しく説明されている。
【0023】図1から図4には、フォーク支持体として
構成されたリフトキャリッジ1が示されており、このリ
フトキャリッジ1は、図示していない昇降装置において
受容フランジ2を形成する、互いに間隔を保って配置さ
れた垂直な2つの脚2a,2bと1つのフロントプレー
ト3とを有している。この場合、リフトキャリッジ1は
一体的な鋳造部分として構成されている。
【0024】フロントプレート3は、下側の水平なフロ
ントプレート4aと上側の水平なガイドプロフィール4
bとを有している。このガイドプロフィール4bによっ
て、フォークとして又は組み付け構成部として構成され
た、図示していない荷重受容手段がリフトキャリッジ1
に固定される。上側のガイドプロフィール4bは、溝と
して構成された多数の固定装置5を備えており、これら
の固定装置5によって、フォークが側方でずれないよう
に固定される。
【0025】この場合、フロントプレート3は、このフ
ロンププレート3の上側の領域に開口8が設けられるよ
うに構成されている。フロントプレート3の下側の領域
には、別の開口が構成されており、この別の開口は、垂
直に延びる中央の支柱7によって側方の開口9a,9b
に分割されている。これらの開口8,9a,9bによっ
て、運転者はフロントプレート3を通してフォーク若し
くは組み付け装置を見ることができる。
【0026】脚2a,2bにはそれぞれ下側の領域で軸
受ピン10a,10bが一体成形されており、この軸受
ピンには、機械的な処理後に下側のガイドローラを回転
可能に固定することができる。切欠8の領域では、脚2
a,2bに、半円形の軸受シェルとして構成された受容
装置11a,11bが設けられており、これらの受容装
置内に、図示していない傾斜装置例えば偏心体軸(上側
のガイドローラを備えている)が配置される。受容装置
11a,11bはさらにそれぞれ、脚2a,2bに構成
されたフランジ面12a,12bを有しており、これら
のフランジ面によって、別の軸受シェルを、対応する脚
2a,2bに固定することができる。これによって、偏
心体軸として構成された傾斜装置(この傾斜装置に上側
のガイドローラが配置されている)を用いて、フォーク
支持体はリフトフレームに対して相対的に傾けられる。
傾斜装置を操作する例えば液圧シリンダとして構成され
た駆動装置は、フォークとして構成されていてフォーク
支持体の下部領域に配置された固定フランジ13で、フ
ォーク支持体に支えられる。
【0027】フォーク支持体には同様に例えばチェーン
ホルダとして構成された、リフトチェーンのための固定
部材14が形成されている。
【0028】フォーク支持体を鋳造部分として構成する
ことによって、簡単な形式で、脚2a,2bとフロント
プレート3との間を補強するための補強リブを構成する
支柱15a,15b,16a,16bを形成することが
できる。しかも簡単な形式で、軸受ピン10a,10
b、固定部材14、固定フランジ13、フランジ面12
a,12bを有する軸受シェル11a,11b並びに開
口8,9a,9bをフォーク支持体1に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリフトキャリッジを後ろから見た
図である。
【図2】本発明によるリフトキャリッジの側面図であ
る。
【図3】本発明によるリフトキャリッジの平面図であ
る。
【図4】本発明によるリフトキャリッジの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 リフトキャリッジ、 2 受容フランジ、 3 フ
ロントプレート、 4a,4b ガイドプロフィール、
5 固定装置、 7 支柱、 8,9a,9b 開
口、 10a,10b 軸受ピン、 11a,11b
受容装置、 12a,12b フランジ面、 13 固
定フランジ、 14 固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ ミノーア ドイツ連邦共和国 トロイスドルフ オル ヒデーンプラッツ 22 Fターム(参考) 3F333 AA01 AB13 AD01 BB01 DA10 DB10

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトキャリッジ、特に産業車両のため
    のフォーク支持体であって、荷重受容手段を受容するた
    めのフロントプレートと、リフト装置でリフトキャリッ
    ジを受容するための受容フランジとを有している形式の
    ものにおいて、 リフトキャリッジ(1)が一体的に構成されていること
    を特徴とする、リフトキャリッジ。
  2. 【請求項2】 リフトキャリッジ(1)が鋳造部分とし
    て構成されている、請求項1記載のリフトキャリッジ。
  3. 【請求項3】 受容フランジ(2)が、互いに間隔を保
    って配置された垂直な2つの脚(2a,2b)によって
    形成されており、これらの脚(2a,2b)に、ガイド
    ローラを受容するためのそれぞれ少なくとも1つの軸受
    ピン(10a,10b)が配置されている、請求項1又
    は2記載のリフトキャリッジ。
  4. 【請求項4】 軸受ピン(10a;10b)が脚(2
    a;2b)に一体的に形成されている、請求項3記載の
    リフトキャリッジ。
  5. 【請求項5】 フロントプレート(3)が、上側及び下
    側のガイドプロフィール(4b,4a)として形成され
    ている、請求項1から4までのいずれか1項記載のリフ
    トキャリッジ。
  6. 【請求項6】 上側のガイドプロフィール(4b)の領
    域に、荷重受容手段のための固定装置(5)が形成され
    ている、請求項5記載のリフトキャリッジ。
  7. 【請求項7】 リフトチェーンのための固定部材(1
    4)特にチェーンホルダが形成されている、請求項1か
    ら6までのいずれか1項記載のリフトキャリッジ。
  8. 【請求項8】 各脚(2a,2b)に、ガイドローラを
    備えた傾斜装置特に偏心体軸のための受容装置(11
    a,11)がそれぞれ1つ形成されている、請求項3か
    ら7までのいずれか1項記載のリフトキャリッジ。
  9. 【請求項9】 傾斜装置を操作する駆動装置特に液圧シ
    リンダのための固定フランジ(13)が形成されてい
    る、請求項8記載のリフトキャリッジ。
  10. 【請求項10】 垂直な脚(2a,2b)とフロントプ
    レート(3)との間にそれぞれ少なくとも1つの支柱
    (15a,15b;16a,16b)が形成されてい
    る、請求項3から9までのいずれか1項記載のリフトキ
    ャリッジ。
  11. 【請求項11】 フロントプレート(3)に少なくとも
    1つの開口(8;9a,9b)が形成されている、請求
    項1から10までのいずれか1項記載のリフトキャリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 リフトキャリッジ(1)が、球状グラ
    ファイトを有する鋳造鉄、特に球状グラファイトを有す
    るオーステナイト・ベイナイト鋳鉄より成っている、請
    求項2から11までのいずれか1項記載のリフトキャリ
    ッジ。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれか1項
    記載のリフトキャリッジを製造するための方法におい
    て、リフトキャリッジ(1)を鋳造によって製造するこ
    とを特徴とする、リフトキャリッジを製造するための方
    法。
  14. 【請求項14】 材料として、球状グラファイトを有す
    る鋳鉄を使用する、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 材料として、球状グラファイトを有す
    るオーステナイト・ベイナイト鋳鉄を使用する、請求項
    13又は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 リフトキャリッジ(1)を、鋳造後
    に、熱処理にさらす、請求項13から15までのいずれ
    か1項記載の方法。
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