JP2001298938A - 駆動伝達装置及び該駆動伝達装置を用いた絞り羽根駆動装置 - Google Patents

駆動伝達装置及び該駆動伝達装置を用いた絞り羽根駆動装置

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JP2001298938A JP2000116078A JP2000116078A JP2001298938A JP 2001298938 A JP2001298938 A JP 2001298938A JP 2000116078 A JP2000116078 A JP 2000116078A JP 2000116078 A JP2000116078 A JP 2000116078A JP 2001298938 A JP2001298938 A JP 2001298938A
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magnetic pole
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力 青島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力が高く特に軸方向に関して小型であり、
安定した性能を備え、レイアウトの容易で安定した性能
を備えた小型のモータを提供する。 【構成】 少なくとも外周面に歯車部を備え該歯車部の
周方向に分割して異なる極に交互に着磁され回転軸を中
心として回転可能なマグネットを備え、マグネットの軸
方向にコイルを配置し、コイルにより励磁される外側磁
極部と内側磁極部がマグネットの外周面及び内周面に対
向したステータとからなる第一の駆動装置と、少なくと
も外周面に歯車部を備え該歯車部が周方向に分割して異
なる極に交互に着磁され回転軸を中心として回転可能な
マグネットを備え、マグネットの軸方向にコイルを配置
し、コイルにより励磁される外側磁極部と内側磁極部が
マグネットの外周面及び内周面に対向したステータとか
らなる第二の駆動装置とを備える。第一の駆動装置と前
記第二の駆動装置を軸方向が平行になる様配置し第一の
駆動装置のマグネットの歯車部と第二の駆動装置のマグ
ネットの歯車部とに噛み合うギヤ部を備える出力手段を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超小型に構成したモー
タにより構成される駆動伝達装置及び該駆動伝達装置を
用いた絞り羽根駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型円筒形状のステップモータと
しては図10に示すものがある。ボビン101にステー
タコイル105が同心状に巻回され、ボビン101は2
個のステータヨーク106で軸方向から挟持固定されて
おり、かつステータヨーク106にはボビン101の内
径面円周方向にステータ歯106aと106bが交互に
配置され、ケース103には、ステータ歯106aまた
は106bと一体のステータヨーク106が固定されて
ステータ102が構成されている。
【0003】2組のケース103の一方にはフランジ1
15と軸受け108が固定され、他方のケース103に
は他の軸受け108が固定されている。ロータ109は
ロータ軸110に固定されたロータ磁石111からな
り、ロータ磁石111はステータ102のステータヨー
ク106aと放射状の空隙部を形成している。そして、
ロータ軸110は2個の軸受け108の間に回転可能に
支持されている。
【0004】また1個のコイルで駆動するステップモー
タとしては時計で多く用いられている図12に示すもの
がある。201は永久磁石からなるロータ、202、2
03はステータ、204はコイルである。
【0005】しかしながら、図10に示す上記従来の小
型のステップモータはロータの外周にケース103、ボ
ビン101、ステータコイル105、ステータヨーク1
06が同心状に配置されているためモータの外形寸法が
大きくなってしまう欠点があった。また、ステータコイ
ル105への通電により発生する磁束は図11に示すよ
うに主としてステータ歯106aの端面106a1とス
テータ歯106bの端面106b1とを通過するためロ
ータ磁石111に効果的に作用しないのでモータの出力
は高くならない欠点がある。
【0006】図12に示すものに関してもステータ20
2とステータ203のギャップが小さいところにコイル
への通電で発生する磁束が集中し効果的にマグネットに
作用しない。
【0007】本出願人はこのような問題を解決したモー
タを本出願人は特開平09−331666として提案し
ている。この提案されたモータは円周方向に等分割して
異なる極に交互に着磁された永久磁石からなるロータを
円筒形状に形成し、該ロータの軸方向に第1のコイル、
ロータ及び第2のコイルを順に配置し、第1のコイルに
より励磁される第1の外側磁極及び第1の内側磁極をロ
ータの外周面及び内周面に対向させ、第2のコイルによ
り励磁される第2の外側磁極及び第2の内側磁極をロー
タの外周面及び内周面に対向させる様に構成したもので
あり、ロータ軸である回転軸が円筒形状の永久磁石内か
ら取り出されている。
【0008】このような構成のモータは、出力が高くモ
ータの外形寸法を小さいものとする事ができるがロータ
軸と永久磁石との接合の容易化が望まれる。さらに上記
構成ではマグネットを薄くすることにより第1の外側磁
極と第1の内側磁極の間の距離及び第2の外側磁極と第
2の内側磁極の間の距離を結果的に小さくでき磁気回路
の磁気抵抗を小さくする事ができる。これによれば第1
のコイル及び第2のコイルに流す電流は少ない電流で多
くの磁束を発生させる事ができる。
【0009】
【発明が解決しよとする課題】しかしながら、上記特開
平09−331666等で記載されているタイプのモー
タは軸方向の長さがある程度必要とされる。このため最
近は、軸方向の長さを非常に短くして超小型に構成した
モータにより構成される駆動伝達装置が要望されてお
り、特に、超小型に構成したモータにより構成される駆動
伝達装置ハ、カメラの鏡筒内に配置され、絞り羽根やシ
ャッタ、レンズ等を駆動するために用いられる駆動伝達
装置として使用する場合に軸方向の長さを非常に短くし
て超小型に構成したモータにより構成される駆動伝達装
置が必要とされるものである。
【0010】本発明の目的は、第1に、出力が高く超小
型に構成したモータにより構成される駆動伝達装置を提
供することにある。
【0011】本発明の目的は、第2に、安定した性能を
備え軸方向の長さを非常に短くして超小型に構成したモ
ータにより構成される駆動伝達装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明の目的は、第3に、レイアウトの容
易で安定した性能を軸方向の長さを非常に短くして超小
型に構成したモータにより構成される駆動伝達装置を提
供することにある。
【0013】本発明の目的は、第4に、絞り羽根を開閉
駆動するアクチエータとして光軸と平行方向に関してレ
ンズの配置の邪魔にならない構成の絞り羽根駆動装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的着を達成するた
めに、本発明は、少なくとも外周面に歯車部を備え該歯
車部の周方向に分割して異なる極に交互に着磁されて回
転可能なマグネットを備え、前記マグネットの軸方向に
コイルを配置し、該コイルにより励磁される外側磁極部
と内側磁極部が前記マグネットの外周面及び内周面に対
向したステータとからなる第1の駆動装置と、少なくと
も外周面に歯車部を備え歯車部が周方向に分割して異な
る極に交互に着磁されてて回転可能なマグネットを備
え、該マグネットの軸方向にコイルを配置し、該コイル
により励磁される外側磁極部と内側磁極部が前記マグネ
ットの外周面及び内周面に対向したステータとからなる
第2の駆動装置とを備え、前記第1の駆動装置と前記第
2の駆動装置を軸方向が平行になるよう並べて配置し、
前記第1の駆動装置のマグネットの歯車部と前記第2の
駆動装置のマグネットの歯車部とに噛み合うギヤ部を備
える出力手段を備える駆動伝達装置とすることを特徴と
する駆動伝達装置とすることを特徴とするものである。
【0015】上記構成において、第1の駆動装置及び第
2の駆動装置の径はマグネットの外周面に対向する外側
磁極で決められ、第1の駆動装置及び第2の駆動装置の
軸方向の長さはコイル、マグネットを順に配置すること
で決められ、第1の駆動装置及び第2の駆動装置を非常
に小型化することができるものである。
【0016】また、コイルにより発生する磁束は外側磁
極と内側磁極との間にあるマグネットを横切るので効果
的に作用する。前記第一の駆動装置及び第二の駆動装置
のマグネットとに連結された出力手段によって双方向の
回転が可能な駆動伝達装置として動作でき前記第1の駆
動装置と前記第2の駆動装置を軸方向が平行になる様配
置してあるので軸方向の長さが短い駆動伝達装置として
構成することができる。
【0017】さらにマグネットの着磁部にギヤを形成し
これに噛み合うギヤを持つ連結手段で第1の駆動装置及
び第2の駆動装置のマグネットを連動させる構造にした
事で、このマグネットの着磁部に形成されたギヤ部は電
磁駆動力を発生する部分として働くとともに連結手段と
の連結部分としても働くので省スペース化され前記第一
の駆動装置と前記第二の駆動装置を軸方向の長さを更に
短くするものである。
【0018】上記目的を達成するために、本発明は、第
1の発明に加え、第1の駆動装置および第2の駆動装置
のそれぞれのマグネットに形成されたギヤ部の歯数は着
磁極数の整数倍で構成され歯の位相は着磁された極の中
心に対して対称に配置されるように形成されている事を
特徴とするものである。
【0019】これにより、マグネットの着磁された各極
の位置的な中心に対して対称な形状の着磁強度分布とな
り各着磁部のバランスが良くなり安定した出力の駆動伝
達装置となる。
【0020】上記目的を達成するために、本発明は、第
1の発明および第2の発明に加えさらに前記マグネット
の着磁極数をNとすると前記マグネットの外周面に対向
している外側磁極部は(N/2−1)個所で構成される
事を特徴とするものである。
【0021】この構成によれば、外側磁極のピッチは
(2×360/N)度が(N/2−1)個所と(360
/N)度が1個所となり比較的ピッチの大きい(360
/N)度の隙間から連結手段が第1の駆動装置のマグネ
ットのギヤ部および第2の駆動装置のギヤ部とに連結す
る構成とする事ができ連結手段は軸方向に関して外側磁
極部と重複する位置に配置可能となり、駆動伝達装置の
軸方向に関する寸法を小さく構成できる。
【0022】上記目的を達成するために、本発明は、上
記第1の発明或いは第2の発明、第3の発明に記載のモ
ータを備え、光軸廻りに回転可能で回転により絞り羽根
を開閉し且つ前記第1の駆動装置のマグネットと前記第
2の駆動装置のマグネットに連結された出力手段により
駆動される絞り羽根を備えた絞り羽根駆動装置である。
【0023】上記構成により、絞り羽根を駆動するアク
チエータとして光軸と平行方向に関して短く他のレンズ
や構造物に対して邪魔にならない出力が高くかつ安価な
小型の駆動伝達装置をそなえる絞り羽根駆動装置とする
事ができる。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1〜図8は本発明の実施例を
示す図であり、そのうち、図1は絞り羽根駆動機構の分
解斜視図であり、図2は第1駆動装置の分解斜視図、図
3は第2駆動装置の分解斜視図、図4は第1駆動装置の
断面図、図5〜図8は第1駆動装と置第2駆動装置と出
力手段からなるモータの関係を示す断面図である。第2
駆動装置は第1駆動装置と同じ構造をしているため断面
図は図4に示す第1駆動装置に準ずる。
【0025】図1から図8において、1はロータを構成
する円筒形状のマグネットであり、このロータであるマ
グネット1は、その外周表面を円周方向にn分割して
〈本実施例では10分割して〉S極、N極が交互に着磁
された着磁部1a,1b,1c,1d、1e,1f,1
g,1h,1i,1jとすると、この着磁部1a,1
c,1e,1g,1iがS極に着磁され、着磁部1b,
1d,1f,1h,1jがN極に着磁されている。また
マグネット1は射出成形により形成されるプラスチック
マグネット材料により構成されている。これにより円筒
形状の半径方向に関しての厚さは非常に薄く構成する事
ができる。
【0026】またマグネット1には軸方向中央部に内径
が小なる嵌合部1wを備えている。1pはマグネットに
形成されたギヤ部で歯数はマグネット1の着磁極数と同
数即ち10枚で構成されておりもちろん着磁されてい
る。各歯の位相と着磁位相は本実施例の場合は図5〜図
8に示すようにマグネット各極の中心と歯先が一致する
位相で形成されている。また歯数は着磁極数の整数倍で
あれば良く例えば着磁極数10極の2倍の20枚であっ
ても良い。その場合は図9に示すように着磁極の中心に
対して対称に各歯が配置されるようになっている。歯数
10枚の場合でも20枚の場合でもいずれにせよ着磁極
の中心に対して対称に各歯が配置されて外形形状も着磁
極の中心に対して対称であるので各着磁部の各極の中心
に対して対称な着磁強度を持つ磁石とする事ができ安定
した出力を取り出せるマグネットとする事ができる。
【0027】7は回転軸でロータであるマグネット1の
嵌合部1wに圧入にて固着されている。回転軸7は一端
が第2ステータ19に回転可能に支持され他端が地板3
0に回転可能に指示されている。
【0028】マグネット1は射出成形により成形される
プラスチックマグネットからなるため圧入による組み立
てでも割れが発生する事はなくまた軸方向中央部に内径
が小なる嵌合部1wを備えるという複雑な形状でも製造
が容易となる。また回転軸7とマグネット1は圧入で組
み立ておよび固着されるので組み立てが容易で安価で製
造可能となる。これらの回転軸7とマグネット1とでロ
ータを構成している。2は円筒形状のコイルであり、コ
イル2は前記マグネット1と同心でかつ、マグネット1
を軸方向に重ねて配置され、コイル2はその外径が前記
マグネット1の外径とほぼ同じ寸法である。
【0029】18は軟磁性材料からなる第1のステータ
で、第1のステータは外筒および中空柱形状の内筒から
なっている。第1のステータ18の外筒はその先端部に
(N/2−1)個即ち4個の第1の外側磁極18a,1
8b,18c,18d,を形成している。21は第一の
補助ステータで内径部21fが第1のステータ18の内
筒18fに嵌合して固着されかつ外径部には前記第1の
ステータの外側磁極18a,18b,18c,18d,
に対向した位相に対向部21a,21b,21c,21
d部が形成されている。対向部21a,21b,21
c,21d部はそれぞれがマグネット1の着磁に関して
同位相になるように360/〈n/2〉度の整数倍、即
ち72度の整数倍ずれて形成されており、また第1のス
テータ18の第1の外側磁極18a,18b,18c,
18d,18eはそれぞれがマグネット1の着磁に関し
て同位相になるように360/〈n/2〉度の整数倍、
即ち72度の整数倍ずれて形成されている。外側磁極の
18a,18bの間隔と18b,18cの間隔と18
c,18dの間隔は360/〈n/2〉度即ち72度で
構成され18a,18dのみは360/〈n/2〉度の
2倍即ち144度で構成されている。
【0030】第1のステータ18の中空柱形状の内筒1
8fと補助ステータ21とで第1の内側磁極を構成して
いる。以上で請求項記載の第一の駆動装置を構成してい
る。図1においてAで示す。
【0031】3はロータを構成する円筒形状のマグネッ
トであり、このロータであるマグネット3は、その外周
表面を円周方向にn分割して〈本実施例では10分割し
て〉S極、N極が交互に着磁された着磁部3a,3b,
3c,3d、3e,3f,3g,3h,3i,3jとす
ると、この着磁部3a,3c,3e,3g,3iがS極
に着磁され、着磁部3b,3d,3f,3h,3jがN
極に着磁されている。またマグネット3は射出成形によ
り形成されるプラスチックマグネット材料により構成さ
れている。これにより円筒形状の半径方向に関しての厚
さは非常に薄く構成する事ができる。
【0032】またマグネット3には軸方向中央部に内径
が小なる嵌合部3wを備えている。3pはマグネットに
形成されたギヤ部で歯数はマグネット3の着磁極数と同
数即ち10枚で構成されておりもちろん着磁されてい
る。各歯の位相と着磁位相は本実施例の場合は図5〜図
8に示すようにマグネット各極の中心と歯先が一致する
位相で形成されている。また歯数は着磁極数の整数倍で
あれば良く例えば着磁極数10極の2倍の20枚であっ
ても良い。その場合は図9に示すマグネット1のように
着磁極の中心に対して対称に各歯が配置されるようにな
っている。歯数10枚の場合でも20枚の場合でもいず
れにせよ着磁極の中心に対して対称に各歯が配置されて
外形形状も着磁極の中心に対して対称であるので各着磁
部の各極の中心に対して対称な着磁強度を持つ磁石とす
る事ができ安定した出力を取り出せるマグネットとする
事ができる。
【0033】8は回転軸でロータであるマグネット3の
嵌合部3wに圧入にて固着されている。回転軸8は一端
が第2ステータ19に回転可能に支持され他端が地板3
0に回転可能に指示されている。
【0034】マグネット3は射出成形により成形される
プラスチックマグネットからなるため圧入による組み立
てでも割れが発生する事はなくまた軸方向中央部に内径
が小なる嵌合部3wを備えるという複雑な形状でも製造
が容易となる。また回転軸8とマグネット3は圧入で組
み立ておよび固着されるので組み立てが容易で安価で製
造可能となる。これらの回転軸8とマグネット3とでロ
ータを構成している。4は円筒形状のコイルであり、コ
イル4は前記マグネット3と同心でかつ、マグネット1
を軸方向に重ねて配置され、コイル4はその外径が前記
マグネット3の外径とほぼ同じ寸法である。
【0035】19は軟磁性材料からなる第2のステータ
で、第2のステータは外筒および中空柱形状の内筒から
なっている。第2のステータ19の外筒はその先端部が
第2の外側磁極19a,19b,19c,19d,を形
成している。22は第二の補助ステータで内径部22f
が第2のステータ19の内筒19fに嵌合して固着され
かつ外径部には前記第2のステータの外側磁極19a,
19b,19c,19dに対向した位相に対向部22
a,22b,22c,22d部が形成されている。対向
部22a,22b,22c,22d部はそれぞれがマグ
ネット3の着磁に関して同位相になるように360/
〈n/2〉度の整数倍、即ち72度整数倍ずれて形成さ
れており、また第2のステータ19の第2の外側磁極1
9a,19b,19c,19dはそれぞれがマグネット
3の着磁に関して同位相になるように360/〈n/
2〉度の整数倍、即ち72度の整数倍ずれて形成されて
いる。外側磁極の19a,19bの間隔と19b,19
cの間隔と19c,19dの間隔は360/〈n/2〉
度即ち72度で構成され19a,19dのみは360/
〈n/2〉度の2倍即ち144度で構成されている。
【0036】第2のステータ19の中空柱形状の内筒1
9fと補助ステータ22とで第2の内側磁極を構成して
いる。
【0037】本実施例の場合は図5〜図8に示すように
マグネット各極の中心と歯先が一致する位相で形成され
ている。以上で請求項記載の第二の駆動装置を構成して
いる。図1においてBで示す。
【0038】30は地板で、31は地板の嵌合部30A
と回転可能に取り付けられた出力リングである。地板に
は開口部30Dがある。第1の駆動装置Aと第2の駆動
装置Bは第1ステータ18、第2ステータ19が公知の
方法たとえば接着やビス止め等により地板30に固定さ
れている。
【0039】上記第一の駆動装置と上記第二の駆動装置
は地板30に軸方向が平行になる様配置されている。出
力リング31にはギヤ部31Aがありギヤ部31Aは前
記第一の駆動装置のマグネットと一体的に構成された第
一ギヤ23と前記第二の駆動装置のマグネットと一体的
に構成された第二ギヤ24とに噛み合って連結されてい
る。出力リング31は請求項で記載した出力手段であ
る。
【0040】これにより前記第一の駆動装置のマグネッ
ト1と前記第二の駆動装置のマグネット3とは出力リン
グ31を介してお互いに連動して駆動する事ができる。
この場合のマグネット1の着磁位相と第1のステータの
外側磁極18a,18b,18c,18dの関係はマグ
ネット3の着磁位相と第2のステータの外側磁極19
a,19b,19c,19dの関係に対して180/n
度、即ち18°ずれて配置されている。出力リング31
は第1のステータの外側磁極のうち磁極部の隙間が離れ
ている18aと18dの間の位置でマグネット1のギヤ
部と噛み合い、また第2のステータの外側磁極のうち磁
極部の隙間が離れている19aと19dの間の位置でマ
グネット3のギヤ部と噛み合っているので各外側磁極と
は当接する事無く軸方向に関して外側磁極部と重複する
位置に配置可能になりモータの軸方向に関する寸法を小
さく構成できる。即ち図4中のH寸法を小さくする事が
できる。
【0041】出力リング31は第1の駆動装置と第2の
駆動装置によって回転駆動される。この様子は後述す
る。32、33は絞り羽根であり地板30に形成された
カム溝30A、30Bにダボ32A、33Aが摺動可能
に嵌合し、且つ孔32B、33Bが出力リング31のダ
ボ31B、31Cに回転可能に嵌合している。出力リン
グ31の回転により絞り羽根32、33は光軸廻りに回
転しつつ開口量を変化させるよう構成されている。
【0042】第1のステータ18の外側磁極18a,1
8b、,18c,18d及び第2のステータ19の外側
磁極19a,19b,19c,19d は切欠き穴と軸
と平行方向に延出する歯により構成されている。この構
成によりモータの直径を最小限にしつつ磁極の形成が可
能となる。つまりもし、外側磁極を半径方向に延びる凹
凸で形成するとその分モータの直径は大きくなってしま
うのであるが、本実施例では切欠き穴と軸と平行方向に
延出する歯により外側磁極を構成しているので第1の駆
動装置及び第2の駆動装置の直径を最小限に抑える事が
できる。また開口部30Dを遮らぬように第1の駆動装
置及び第2の駆動装置を配置してあるがそれらの直径D
を最小限に抑える事ができる事で開口部を除いた部分の
幅Wが小さく抑えられ絞り羽根駆動装置そのものの直径
も小さく抑える事ができる。その様子を図1及び図4に
示す。
【0043】第1の駆動装置も第2の駆動装置とも長さ
はマグネットの長さに第1のコイル或いは第2のコイル
の長さを加えただけの長さがあればほぼ良い事になり非
常に短いアクチエータとして構成できそれら第1の駆動
装置も第2の駆動装置を軸方向が平行になるよう並べて
配置してあるので絞り羽根を駆動するアクチエータとし
て光軸と平行方向に関して短く他のレンズや構造物に対
して邪魔にならないように構成できる。
【0044】第1のステータ18の外側磁極18a,1
8b,18c,18dおよび第1の内側磁極の一部を構
成する第一の補助ステータの外径部21a,21b,2
1c,21dはマグネット1の一端側の外周面および内
周面に対向してマグネット1の一端側を挟み込むように
設けられる。
【0045】第2のステータ19の外側磁極19a,1
9b,19c,19dおよび第2の内側磁極の一部を構
成する第2の補助ステータ22の外径部22a,22
b,22c,22dはマグネット1の他端側の外周面お
よび内周面に対向してマグネット1の他端側を挟み込む
ように設けられる。
【0046】第1のステータ18の外筒および内筒の間
にコイル2が設けられ、このコイル2に通電される事に
より第1のステータ18及び第1の補助ヨーク21とが
励磁される。
【0047】第2のステータ19の外筒および内筒の間
にコイル4が設けられ、このコイル4に通電される事に
より第2のステータ19及び第2の補助ヨーク22とが
励磁される。
【0048】したがって、コイル2により発生する磁束
は外側磁極18a,18b、18c、18dおよび内側
磁極の一部を構成する対向部21a、21b、21c、
21dとの間にあるロータであるマグネット1を横切る
ので、効果的にロータであるマグネットに作用し、コイ
ル4により発生する磁束は外側磁極19a,19b、1
9c、19dおよび内側磁極の一部を構成する対向部2
2a、22b、22c、22dとの間のロータであるマ
グネット3を横切るので、効果的にロータであるマグネ
ットに作用しモータの出力を高める。
【0049】前記第1の内側磁極は前記第1のコイルの
内径よりも大きな外径を有し前記第2の内側磁極は前記
第2のコイルの内径よりも大きな外径を有している事に
よりコイルの内径を小さくしてコイルの占有する体積を
大きくしても第一の外側磁極と第一の内側磁極の距離お
よび第二の外側磁極と第二の内側磁極の距離を小さく構
成する事が可能になる。これによりコイル側から見た磁
気抵抗は小さく構成されるため小さな電力によっても多
くの磁束を発生させる事ができるのでモータの出力が高
まる。
【0050】図5〜図8は第1駆動装と置第2駆動装置
と出力手段からなるモータの関係を示す断面図である
【0051】マグネット1の着磁位相と第1のステータ
の外側磁極18a,18b,18c,18dの関係はマ
グネット3の着磁位相と第2のステータの外側磁極19
a,19b,19c,19dの関係に対して180/n
度、即ち18°ずれて配置されている。
【0052】次に出力リング31が第1の駆動装置と第
2の駆動装置によって駆動されるようすを説明する。図
5の状態はコイル2のみに通電して第1のステータ18
の外側磁極18a,18b,18c,18d,をN極と
し、第1の内側磁極の一部を構成する第1の補助ヨーク
21の対向部21a,21b,21c,21dをS極と
した場合のものである。マグネット1のS極に着磁され
た着磁部が第1のステータ18外側磁極の中心に位置出
しされる。この場合では第1のステータ18外側磁極1
8aの中心にマグネット1の着磁部1cが対向するよう
に位置出しされている。第1のステータ18外側磁極1
8bの中心にマグネット1の着磁部1eが対向するよう
に位置出しされている。第1のステータ18外側磁極1
8cの中心にマグネット1の着磁部1gが対向するよう
に位置出しされている。第1のステータ18外側磁極1
8dの中心にマグネット1の着磁部1iが対向するよう
に位置出しされている。
【0053】図5の状態からコイル2の通電を切りコイ
ル4に通電して、第2のステータ19の外側磁極19
a,19b,19c,19dをS極とし、第2の内側磁
極の一部を構成する第2の補助ヨーク22の対向部22
a,22b,22c,22dをN極に励磁すると、マグ
ネット3のN極に着磁された着磁部が第2のステータ1
9外側磁極の中心に位置出しされる。この場合では第2
のステータ19外側磁極19aの中心にマグネット3の
着磁部3bが対向するように位置出しされている。第2
のステータ19外側磁極19bの中心にマグネット3の
着磁部3dが対向するように位置出しされている。第2
のステータ19外側磁極19cの中心にマグネット3の
着磁部3fが対向するように位置出しされている。第2
のステータ19外側磁極19dの中心にマグネット3の
着磁部3hが対向するように位置出しされている。
【0054】出力リング31によって連結されているマ
グネット1およびマグネット3は反時計方向に18度回
転し、それに対応した位置に出力リング31も同時に回
転し図6に示す状態になる。
【0055】次にコイル2への通電を図5に示す状態に
対し反転した方向にしかつコイル4への通電をきる。
【0056】第1のステータ18の外側磁極18a,1
8b,18c,18dをS極とし、第2の内側磁極の一
部を構成する第1の補助ヨーク21の対向部21a,2
1b,21c,21dをN極に励磁すると、マグネット
1のN極に着磁された着磁部が第1のステータ18外側
磁極の中心に位置出しされる。この場合では第1のステ
ータ18外側磁極18aの中心にマグネット1の着磁部
1bが対向するように位置出しされている。第1のステ
ータ18外側磁極18bの中心にマグネット1の着磁部
1dが対向するように位置出しされている。第1のステ
ータ18外側磁極18cの中心にマグネット1の着磁部
1fが対向するように位置出しされている。第1のステ
ータ18外側磁極18dの中心にマグネット1の着磁部
1hが対向するように位置出しされている。
【0057】出力リング31によって連結されているマ
グネット1およびマグネット3は反時計方向に18度回
転し、それに対応した位置に出力リング31も同時に回
転し図7に示す状態になる。
【0058】次にコイル4への通電を図6に示す状態に
対し反転した方向にしかつコイル2への通電をきる。
【0059】第2のステータ19の外側磁極19a,1
9b,19c,19dをN極とし、第2の内側磁極の一
部を構成する第2の補助ヨーク22の対向部22a,2
2b,22c,22dをS極に励磁すると、マグネット
3のS極に着磁された着磁部が第2のステータ19外側
磁極の中心に位置出しされる。この場合では第2のステ
ータ19外側磁極19aの中心にマグネット3の着磁部
3aが対向するように位置出しされている。第2のステ
ータ19外側磁極19bの中心にマグネット3の着磁部
3cが対向するように位置出しされている。第2のステ
ータ19外側磁極19cの中心にマグネット3の着磁部
3eが対向するように位置出しされている。第2のステ
ータ19外側磁極19dの中心にマグネット3の着磁部
3gが対向するように位置出しされている。
【0060】出力リング31によって連結されているマ
グネット1およびマグネット3は反時計方向に18度回
転し、それに対応した位置に出力リング31も同時に回
転し図8に示す状態になる。
【0061】以後このようにコイル2およびコイル4へ
の通電方向を順次切り換えていくことによりマグネット
1及びマグネット3、出力リング31も同時に回転し通
電位相に応じた位置へと回転していくものである。
【0062】ここで、このような構成のアクチエータが
超小型化となる上で最適な構成である事について述べ
る。アクチエータ基本構成について述べると、第1に第
1の駆動装置および第2駆動装置のマグネットを中空の
円筒形状に形成している事、第2に第1の駆動装置およ
び第2駆動装置のマグネットの外周面を周方向にn分割
して異なる極に交互に着磁している事、第3に第1の駆
動装置および第2駆動装置のマグネットの軸方向にコイ
ルとマグネットを順に配置している事、第4に第1の駆
動装置および第2駆動装置の第1、第2のコイルにより
励磁される第1、第2のステータの外側磁極および内側
磁極をマグネットの外周面および内周面に対向させてい
る事、第5に第1の駆動装置および第2駆動装置の外側
磁極を切欠き穴と軸と平行方向に延出する歯により構成
しているの事第6に第1の駆動装置および第2駆動装置
のを平行に並べて配置している事第7に外側磁極部に対
向しているマグネットにギヤ部を設けてそのギヤ部にお
いて連結手段によって第1の駆動装置のマグネットと第
2の駆動装置のマグネットを連結している事第8にそれ
ぞれのマグネットに形成されたギヤ部の歯数は着磁極数
の整数倍で構成され歯の位相は着磁された極の中心に対
して対称に配置されるように形成されている事第9に前
記マグネットの着磁極数をNとすると前記マグネットの
外周面に対向している外側磁極部は(N/2−1)個所
で構成し1個所外側磁極部のピッチが(360×4/
N)度即ち本実施例では144度となる個所を設け該個
所の隙間において連結リングとギヤ部の噛み合いをおこ
なう構成とする事である。
【0063】この第一の駆動装置および第二の駆動装置
の径はマグネットの径にステータの磁極を対向させるだ
けの大きさがあればよく、また、第一の駆動装置および
第二の駆動装置の長さはマグネットの長さに第1のコイ
ル或いは第2のコイルの長さを加えただけの長さがあれ
ばほぼ良い事になる。このため第一の駆動装置および第
二の駆動装置の大きさは、マグネットおよびコイルの径
と長さによって決まるもので、マグネットおよびコイル
の径と長さをそれぞれ非常に小さくすれば第一の駆動装
置および第二の駆動装置を超小型にする事ができるもの
である。
【0064】この時、マグネットおよびコイルの径と長
さをそれぞれ非常に小さくすると、第一の駆動装置およ
び第二の駆動装置としての精度を維持する事が難しくな
るが、これはマグネットを中空の円筒形状に形成し、こ
の中空の円筒形状に形成されたマグネットの外周面およ
び内周面に第1、第2のステータの外側磁極および内側
磁極を対向させる単純な構造により第一の駆動装置およ
び第二の駆動装置の精度の問題を解決している。この
時、マグネットの外周面だけでなく、マグネットの内周
面も円周方向に分割して着磁すれば、モータの出力を更
に高める事ができる。
【0065】開口部30Dを遮らぬように第1の駆動装
置及び第2の駆動装置を配置してあるがそれらの直径が
を最小限に抑える事ができる事で絞り羽根駆動装置その
ものの直径も小さく抑える事ができる。
【0066】第1の駆動装置および第2駆動装置を軸方
向が平行になるよう並べて配置している事で絞り羽根を
駆動するアクチエータとして光軸と平行方向に関して短
く他のレンズや構造物に対して邪魔にならないように構
成できる。
【0067】前述したようにマグネット1の着磁位相と
第1のステータの外側磁極18a,18b,18c,1
8dの関係はマグネット3の着磁位相と第2のステータ
の外側磁極19a,19b,19c,19dの関係に対
して180/n度、即ち18°ずれて配置する必要があ
る。またギヤ1p及びギヤ3pの歯数はマグネット1、
3の着磁極数と同数即ち10枚で構成されており歯の位
相はマグネット1あるいはマグネット3の着磁極の中心
に対して対称の位相になるように形成されている。各極
の着磁強度はバランス良く形成され安定した出力のモー
タとする事ができる。
【0068】出力リング31は第1のステータの外側磁
極のうち磁極部の隙間が離れている18aと18dの間
の位置でマグネット1のギヤ部と噛み合い、また第2の
ステータの外側磁極のうち磁極部の隙間が離れている1
9aと19dの間の位置でマグネット3のギヤ部と噛み
合っているので各外側磁極とは当接する事無く軸方向に
関して外側磁極部と重複する位置に配置可能になりモー
タの軸方向に関する寸法(図4中のH寸法)を小さく構
成できる。
【0069】本実施例ではマグネットの着磁極数とギヤ
部の歯数が同じでしかもマグネット各極の中心と歯先が
一致する位相で形成している。そのため組み立て作業者
はマグネット1のギヤ1p、マグネット3のギヤ3pの
歯の位相を見る事でマグネットの着磁位相を検出可能で
ある。
【0070】これによりマグネットの着磁位相をギヤの
歯の位置を見る事で目視可能になるので組み立て時に第
一の駆動装置のマグネットと前記第二の駆動装置のマグ
ネットの前記出力手段を介しての相対的回転位置を所定
の位置で組み立てやすくなり組み立ての作業効率が高ま
る。
【0071】本実施例ではマグネット1とマグネット3
とを着磁極数と同数の歯数のギヤと出力リングのギヤに
て連結したが、組み立ての容易さを考慮しなければ第1
ギヤ、第2ギヤの歯数はマグネット1とマグネット3と
を着磁極数と同数にしなくて着磁極数の整数倍であれば
歯の位相はマグネット1あるいはマグネット3の着磁極
の中心に対して対称の位相になるように形成する事が可
能になり各極の着磁強度はバランス良く形成され安定し
た出力のモータとする事ができる。歯数を着磁極数の2
倍にしたものを図9に示す。図9では着磁部の中心は歯
と歯の中心に位置し着磁部の中心に対しマグネットの形
状も対称なものとなるように構成されているため着磁部
の中心に対し磁気分布も対称形状となる。
【0072】本実施例では第1の駆動装置と第2の駆動
装置と出力手段である出力リングによって構成するモー
タは絞り羽根を駆動するためのアクチエータとして用い
たが、他の用途例えばレンズ駆動のためのカム筒等を回
転させる等にも使用可能で高出力で直径が小さく且つ軸
方向の長さも短いという利点を持ったモータとしても有
用なものとなる。
【0073】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
少なくとも外周面に歯車部を備え該歯車部の周方向に分
割して異なる極に交互に着磁され回転軸を中心として回
転可なマグネットを備え、該マグネットの軸方向にコイ
ルを配置し、前記コイルにより励磁される外側磁極部と
内側磁極部が前記マグネットの外周面及び内周面に対向
したステータとからなる第1の駆動装置と、少なくとも
外周面に歯車部を備え該歯車部が周方向に分割して異な
る極に交互に着磁され回転軸を中心として回転可能なマ
グネットを備え、該マグネットの軸方向にコイルを配置
し、前記コイルにより励磁される外側磁極部 と内側磁
極部が前記マグネットの外周面及び内周面に対向したス
テータとからなる第2の駆動装置とを備え、前記第1の
駆動装置と前記第2の駆動装置を軸方向が平行になる様
配置し前記第1の駆動装置のマグネットの歯車部と前記
第二の駆動装置のマグネットの歯車部とに噛み合うギヤ
部を備える出力手段とを備えた駆動伝達装置としたこと
で、双方向の回転が可能な軸方向の長さの短く出力の高
い駆動伝達装置とすることができる。
【0074】さらに、第1の駆動装置および第2の駆動
装置のそれぞれのマグネットに形成されたギヤ部の歯数
は着磁極数の整数倍で構成され歯の位相は着磁された極
の中心に対して対称に配置されるように形成されている
事によりマグネットの着磁された各極の位置的な中心に
対して対称な形状の着磁強度分布となり各着磁部のバラ
ンスが良くなり安定した出力の駆動伝達装置となる。
【0075】さらに前記マグネットの着磁極数をNとす
ると前記マグネットの外周面に対向している外側磁極部
は(N/2−1)個所で構成した事により外側磁極のピ
ッチは(2×360/N)度が(N/2−1)個所と
(360/N)度が1個所となり比較的ピッチの大きい
(360/N)度の隙間から連結手段が第1の駆動装置
のマグネットのギヤ部および第2の駆動装置のギヤ部と
に連結する構成とする事ができ連結手段は軸方向に関し
て外側磁極部と重複する位置に配置可能となり、駆動伝
達装置の軸方向に関する寸法を小さく構成できる。
【0076】上記のモータを備え、光軸廻りに回転可能
で回転により絞り羽根を開閉し且つ前記第1の駆動装置
のマグネットと前記第2の駆動装置のマグネットに連結
された出力手段により駆動される絞り羽根を備えた絞り
羽根駆動機構にしたことによりより絞り羽根を駆動する
アクチエータとして光軸と平行方向に関して短く他のレ
ンズや構造物に対して邪魔にならない出力が高くかつ安
価な小型のモータをそなえる絞り羽根駆動装置とする事
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る絞り羽根駆動機構の分解斜
視図である。
【図2】図2は図1に示す第1駆動装置の分解斜視図で
ある。
【図3】図3は図1に示す第1駆動装置の分解斜視図で
ある。
【図4】図4は第1駆動装置の断面図である。
【図5】図5は第1駆動装と置第2駆動装置と出力手段
からなるモータの関係を示す断面図である。
【図6】図6は第1駆動装と置第2駆動装置と出力手段
からなるモータの関係を示す断面図である。
【図7】図7は第1駆動装と置第2駆動装置と出力手段
からなるモータの関係を示す断面図である。
【図8】図8は第1駆動装と置第2駆動装置と出力手段
からなるモータの関係を示す断面図である。
【図9】図9は他の実施例でマグネットのギヤ部と着磁
位相の関係を示す平面図である。
【図10】図10は従来のステップモータの断面図であ
る。
【図11】図11は従来のステップモータのステータの
様子を示す断面図である。
【図12】図12は別の従来のステップモータの平面図
である。
【符号の説明】
1 マグネット 2 コイル 3 マグネット 4 コイル 7 回転軸 8 回転軸 18 第1のステータ 19 第2のステータ 21 補助ステータ 22 補助ステータ 23 第1のギヤ 24 第2のギヤ 30 地板 31 出力リング 32 絞り羽根 33 絞り羽根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも外周面に歯車部を備え該歯車部
    の周方向に分割して異なる極に交互に着磁されて回転可
    能なマグネットを備え、前記マグネットの軸方向にコイ
    ルを配置し、該コイルにより励磁される外側磁極部と内
    側磁極部が前記マグネットの外周面及び内周面に対向し
    たステータとからなる第1の駆動装置と、少なくとも外
    周面に歯車部を備え歯車部が周方向に分割して異なる極
    に交互に着磁されてて回転可能なマグネットを備え、該
    マグネットの軸方向にコイルを配置し、該コイルにより
    励磁される外側磁極部と内側磁極部が前記マグネットの
    外周面及び内周面に対向したステータとからなる第2の
    駆動装置とを備え、前記第1の駆動装置と前記第2の駆
    動装置を軸方向が平行になるよう並べて配置し、前記第
    1の駆動装置のマグネットの歯車部と前記第2の駆動装
    置のマグネットの歯車部とに噛み合うギヤ部を備える出
    力手段とからなることを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の駆動伝達装置において、第
    1の駆動装置および第2の駆動装置のそれぞれのマグネ
    ットに形成されたギヤ部の歯数は着磁極数の整数倍で構
    成され、歯の位相は着磁された極の中心に対して対称に
    配置されるように形成されていることを特徴とする駆動
    伝達装置。
  3. 【請求項3】請求項1或いは請求項2記載の駆動伝達装
    置において、前記マグネットの着磁極数をNとすると前
    記マグネットの外周面に対向した外側磁極部は(N/2
    −1)個所で構成されることを特徴とする駆動伝達装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2或いは請求項3記載の
    駆動伝達装置において、前記出力手段により開平駆動さ
    れる絞り羽根を備えたことを特徴とする絞り羽根駆動装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100444504C (zh) * 2002-12-20 2008-12-17 佳能株式会社 励动器

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