JP3517555B2 - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JP3517555B2 JP3517555B2 JP19654397A JP19654397A JP3517555B2 JP 3517555 B2 JP3517555 B2 JP 3517555B2 JP 19654397 A JP19654397 A JP 19654397A JP 19654397 A JP19654397 A JP 19654397A JP 3517555 B2 JP3517555 B2 JP 3517555B2
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- magnetic pole
- magnetized
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Description
に係わり、特にロータを構成する永久磁石を2層構成と
したモータに関するものである。
えばステップモータとしては、図17に示すものがあ
る。ボビン101にステータコイル105が同心状に巻
回され、ボビン101は2個のステータヨーク106で
軸方向から挟持固定されており、かつステータヨーク1
06にはボビン101の内径面円周方向にステータ歯1
06aと106bが交互に配置され、ケース103に
は、ステータ歯106aまたは106bと一体のステー
タヨーク106が固定されてステータ102が構成され
ている。
15と軸受108が固定され、他方のケース103には
他の軸受108が固定されている。ロータ109はロー
タ軸110に固定されたロータ磁石111から成り、ロ
ータ磁石111はステータ102のステータヨーク10
6aと放射状の空隙部を形成している。そして、ロータ
軸110は2個の軸受108の間に回転可能に支持され
ている。
ータによってカメラのレンズを駆動するようにしたもの
は特開平3−180823号公報等で公知のものになっ
ている。これは円弧状のステップモータを撮影レンズの
周囲に配置し、ステップモータの出力軸によりメネジを
駆動させ、レンズを保持するレンズホルダに固着された
オネジを光軸と平行方向に前後させるものである。
来例の小型のステップモータはロータの外周にケース1
03、ボビン101、ステータコイル105、ステータ
ヨーク106等が同心状に配置されているためにモータ
の外形寸法が大きくなってしまう欠点があった。また、
ステータコイル105への通電により発生する磁束は図
18に示すように主としてステータ歯106aの端面1
06a1とステータ歯106bの端面106b1とを通
過するためロータ磁石111に効果的に作用しないので
モータの出力は高くならない欠点がある。また、従来の
レンズ操出し装置では、円弧状のステップモータをレン
ズの周囲に配置したたため、円周方向での占有面積が大
きく、その他の機構、例えばシャッタを駆動するための
アクチュエータ等を同一面内に配置することが困難な場
合がある。
構成の超小型のモータを提供することにある。
駆動力の高いモータを提供することにある。
に、本発明は、円筒形状に形成されるとともに少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第1の着磁層と、軸方向に隣接した位置で少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第2の着磁層とが形成されたロータである永久磁石
と、前記永久磁石を挟んで前記永久磁石の軸方向に配置
された第1のコイルおよび第2のコイルと、前記第1の
コイルによって励磁されるとともに前記永久磁石の第1
の着磁層の外周面と対向する筒状の第1の外側磁極と、
前記第1のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第1の着磁層の内周面に対向する筒状の第1の内
側磁極と、前記第2のコイルによって励磁されるととも
に前記永久磁石の第2の着磁層の外周面と対向する筒状
の第2の外側磁極と、前記第2のコイルによって励磁さ
れるとともに前記永久磁石の第2の着磁層の内周面に対
向する筒状の第2の内側磁極と、前記第1の外側磁極と
前記第2の外側磁極を固定する非磁性材料からなる連結
部材と、を有し、前記第2の着磁層は前記第1の着磁層
に対して位相がずれているとともに、前記第2の外側磁
極は前記第1の外側磁極に対して位相がずれており、前
記第1の外側磁極の先端と前記第2の外側磁極の先端が
対向し、前記第1の内側磁極の先端と前記第2の内側磁
極の先端が対向することを特徴とする。
ともに少なくともその外周面を複数に分割して異なる極
に交互に着磁された第1の着磁層と、軸方向に隣接した
位置で少なくともその外周面を複数に分割して異なる極
に交互に着磁された第2の着磁層とが形成されたロータ
である永久磁石と、前記永久磁石を挟んで前記永久磁石
の軸方向に配置された第1のコイルおよび第2のコイル
と、円筒形状であって、前記第1の着磁層の外周面に対
向する部位と前記第2の着磁層の外周面に対向する部位
にそれぞれ穴を設けた外側磁極と、前記第1のコイルに
よって励磁されるとともに前記永久磁石の第1の着磁層
の内周面と対向する筒状の第1の内側磁極と、前記第2
のコイルによって励磁されるとともに前記永久磁石の第
2の着磁層の内周面と対向する筒状の第2の内側磁極
と、前記第2の着磁層は前記第1の着磁層に対して位相
がずれているとともに、前記外側磁極の前記第2の着磁
層と対向する部位の穴は前記第1の着磁層に対向する部
位の穴に対して位相がずれており、前記第1の内側磁極
の先端と前記第2の内側磁極の先端が対向することを特
徴とする。
する。
1のステップモータを示す図であり、そのうち、図1は
ステップモータの分解斜視図であり、図2はステップモ
ータの組み立て後の軸方向の断面図であり、図3は、図
2のA−A線での断面図およびB−B線での断面図であ
り、図4はステップモータの組み立て後の特定部品の側
面配置図である。
る中空の円筒形状の永久磁石であり、このロータを構成
する永久磁石1は、その外周表面を円周方向にn分割し
て(本実施例では4分割して)S極、N極が交互に着磁
された着磁部1a、1b、1c、1dからなる第1の着
磁層と、軸方向に隣合う位置で外周表面を円周方向にn
分割して(本実施例では4分割して)S極、N極が交互
に着磁された着磁部1e、1f、1g、1hからなる第
2の着磁層とからなる。第1の着磁層と第2の着磁層の
位相は、180/n度、即ち、45度位相をずらして着
磁されている。第1の着磁層では着磁部1a、1cがS
極に着磁され、着磁部1b、1dがN極に着磁されてい
る。また、第2の着磁層では着磁部1e、1gがS極に
着磁され、着磁部1f、1hがN極に着磁されている。
2は永久磁石1に固着されている。これら回転軸2と永
久磁石1とでロータを構成している。3及び4は円筒形
状のコイルであり、コイル3及び4は前記永久磁石1と
同心でかつ永久磁石1を軸方向に挟む位置に配置され、
コイル3及び4はその外径が前記永久磁石1の外径とほ
ぼ同じ寸法である。
ステータ及び第2のステータであり、これら第1のステ
ータ18及び第2のステータ19は外筒及び内筒からな
っており、メタルインジェクションモールド(MIT)
により形成する望ましい。第1のステータ18の外筒及
び内筒の間にコイル3が設けられ、このコイル3が通電
されることにより第1のステータ18が励磁される。第
1のステータ18の外筒及び内筒はその先端部が外側磁
極18a、18b及び内側磁極18c、18dを形成し
ており、この内側磁極18cと内側磁極18dの位相は
互いに同位相になるように390/n(n/2)度すな
わち180度ずれて形成され、内側磁極18cに対し外
側磁極18aが対向配置しており、また内側磁極18d
に対し外側磁極18bが対向配置している。第1のステ
ータ18の外側磁極18a、18b及び内側磁極18
c、18b及び内側磁極18c、18dは永久磁石1の
一端側の外周面及び内周面に対向して永久磁石1の一端
側を挟み込むように設けられる。また第1のステータ1
8の穴18eには回転軸2の一端部が回転可能に嵌合す
る。
コイル4が設けられ、このコイル4が通電されることに
より第2のステータ19が励磁される。第2のステータ
19の外筒及び内筒はその先端部が外側磁極19a、1
9b及び内側磁極19c、19dを形成しており、この
内側磁極19cと内側磁極19dの位相は互いに同位相
となるように360/(n/2)度すなわち180度ず
れて形成され、内側磁極19cに対し外側磁極19aが
対向配置しており、内側磁極19dに対し外側磁極19
bが対向配置している。第2のステータ19の外側磁極
19a、19b及び内側磁極19c、19dは永久磁石
1の他端側の外周面及び内周面に対向して永久磁石1の
他端側を挟み込むように設けられる。また第2のステー
タ19の穴19eには回転軸2の他端部が回転可能に嵌
合する。
リングであり、この連結リング10の内面側の一端側に
は溝10a、10bが設けられ、他端側には溝10a、
10bに対し位相を360/n度(本実施例では90
度)ずらした溝10c、10dが設けられ、溝10a、
10bに第1ステータ8の外側磁極8a、8bを嵌合
し、溝10c、10dに第2のステータ19の外側磁極
19a、19bを嵌合し、これら嵌合部分を接着剤によ
り固定して、連結リング10に第1のステータ18及び
第2のステータ19が取り付けられるものである。
は互いに外側磁極18a、18b及び内側磁極18c、
18dの先端と外側磁極19a、19b及び内側磁極1
9c、19dの先端とを360/n度(本実施例では9
0度)の位相で対向させ、第1のステータ18と第2の
ステータ19とを連結リング10の内面側の突出部10
e、10fの幅だけ隔てて連結リング10により固定さ
れている。
3の(a)、(b)、(c)、(d)は図2のA−A線
での断面図を示し、図3の(e)、(f)、(g)、
(h)は図2のB−B線での断面図を示している。図3
の(a)と(e)が同時点での断面図であり、図3の
(b)と(f)が同時点での断面図であり、図3の
(c)と(g)が同時点での断面図であり、図3の
(d)と(h)が同時点での断面図である。
明する。図3の(a)と(e)の状態からコイル3及び
4に通電して第1のステータ18の外側磁極18a、1
8bをN極とし、内側磁極18c、18dをS極とし、
第2のステータ19の外側磁極19a、19bをS極と
し、内側磁極19c、19dをN極に励磁すると、永久
磁石1は反時計方向に45度回転し、図3の(b)と
(f)に示す状態になる。
のステータ18の外側磁極18a、18bをS極とし、
内側磁極18c、18dをN極とし、第2のステータ1
9の外側磁極19a、19bをS極とし、内側磁極19
c、19dをN極に励磁すると、ロータ1は更に反時計
方向に45度回転し、図3の(c)と(g)に示す状態
になる。
のステータ19の外側磁極19a、19bをN極とし、
内側磁極19c、19dをS極とし、第1のステータ1
8の外側磁極18a、18bをS極とし、内側磁極18
c、18dをN極に励磁すると、永久磁石1は更に反時
計方向に45度回転し、図3の(d)と(h)に示す状
態になる。以後、このようにコイル3及びコイル4への
通電方向を順次切り替えていくことにより永久磁石1は
通電位相に応じた位置へと回転していく。
がモータを超小型化する上で最適な構成であることにつ
いて述べる。ステップモータの基本構成の特徴について
述べると、第1に、永久磁石を中空の円筒形状に形成し
ていること、第2に、永久磁石の外周面を周方向にn分
割して異なる極に交互に着磁していること、第3に、永
久磁石の軸方向に第1のコイル、永久磁石、第2のコイ
ルを順に配置していること、第4に、第1、第2のコイ
ルにより励磁される第1、第2のステータの外側磁極及
び内側磁極を永久磁石の外周面及び内周面に対向させて
いること、第5に、図4に示すように第1のステータ1
8の外側磁極18a、18bと第2のステータ19の外
側磁極19a、19bは360/n度(本実施例では9
0度)位相で軸方向に対向し、第1のステータ18の外
側磁極18a、18bの先端と第2のステータ19の外
側磁極19a、19bの先端は軸方向に最も近い位置に
配置されていること、である。
久磁石の径にステータの磁極を対向して設けるだけの大
きさがあればよく、また、ステップモータの軸方向の長
さも永久磁石の長さに第1のコイルと第2のコイルの長
さを加えただけの長さがあればよいことになる。このた
め、このステップモータの大きさは、永久磁石及びコイ
ルの径と長さによって決まるもので、永久磁石及びコイ
ルの径と長さをそれぞれ非常に小さくすればステップモ
ータを超小型化する事ができるものである。
1のステータの外側磁極と第2のコイルにより励磁され
る第2のステータの外側磁極は、最も近接した箇所がエ
ッジ同志で形成される。この箇所での磁気抵抗は大きく
なり漏れ磁束が減少し、第1のステータ及び第2のステ
ータ側での各々別個の効率的な磁気回路を形成してモー
タの出力を高める。
それぞれ非常に小さくすると、ステップモータとしての
出力精度を維持することが難しくなるが、これは永久磁
石を中空の円筒形状に形成し、この中空の円筒形状に形
成された永久磁石の外周面及び内周面に第1、第2のス
テータの外側磁極及び内側磁極を対向させる単純な構造
により、ステップモータとしての出力精度の問題を解決
している。この時、後述する実施例2の如く、永久磁石
の外周面だけではなく、永久磁石の内周面も円周方向に
着磁すれば、モータの出力を更に高めることができる。
り、ステップモータのロータの回転動作を説明するもの
である。前述した本発明の実施例1において、ロータを
構成する永久磁石1は、その外周表面を円周方向にn分
割してS極、N極に交互に着磁しているが、本発明の実
施例2においては、永久磁石1の外周表面だけでなく、
図5に示しす如く永久磁石1の内周表面も円周方向にn
分割して(本実施例では4分割して)S極、N極を交互
に着磁しているものである。この時、永久磁石1の内周
表面は隣接する外周表面と異なる極に着磁されており、
着磁部1a、1cの内周表面がN極に着磁され、着磁部
1b、1dの内周表面がS極に着磁されている。
周表面だけでなく、永久磁石1の内周表面も円周方向に
n分割してS極、N極を交互に着磁していることから、
永久磁石1の内周表面と第1ステータ18の内側磁極1
8c、18d並びに第2のステータ19の内側磁極19
c、19dとの関係でモータの出力を増大させることが
できるものである。
るステップモータを図6〜図8により説明するが、実施
例1の図1〜図4と同一符号を付して説明する。前述し
た本発明の実施例1においては、第1のステータ18及
び第2のステータ19は外筒及び内筒を一体的に形成し
ているが、本発明の実施例3においては、図6に示す如
く第1ステータ18及び第2のステータ19の外筒を一
体的に形成し、第1のステータ18及び第2のステータ
19の内筒を別々に形成しているものである。
モータの分解斜視図であり、図7はステップモータの組
み立て後の軸方向の断面図であり、図8は図7のA−A
線での断面図及びB−B線での断面図である。
磁石であり、円周をn分割して(本実施例では4分割し
て)S極、N極が交互に着磁された1a、1b、1c、
1dからなる第1の着磁層と円周を同じく4分割してS
極、N極が交互に着磁された1e、1f、1g、1hか
らなる第2の着磁層とから成る。第1の着磁層と第2の
着磁層の位相は180/n度、即ち、45°ずれて着磁
されている。本実施例では第1の着磁層の1a、1c及
び第2の着磁層の1e、1gの外周面がS極、内周面が
N極になるよう着磁されており、第1の着磁層の1b、
1d及び第2の着磁層の1f、1hの外周面がN極、内
周面がS極になるように着磁されている。
る。回転軸2と永久磁石1とにより、ロータが構成され
る。3、4はコイルであり、前記永久磁石1と同心でか
つ永久磁石1を軸方向にはさむ位置に配置される。コイ
ル3、コイル4は外径が前記永久磁石1の外径とほぼ同
じ寸法である。5は軟磁性材料からなる第1ヨークでコ
イル3の内部3aに挿入される5d部と前記永久磁石1
の第1の着磁層の内部に対向する歯5b、5cを持つ。
歯5b、5cは第1の着磁層の極に対し同位相となるよ
うに360/(n/2)度すなわち180°ずれて形成
されている。第1ヨークの穴5aと、回転軸2の2a部
とは回転可能に嵌合する。
イル4の内部4aに挿入される6d部と前記永久磁石1
の第2の着磁層の内部に対向する歯6b、6cを持つ。
歯6b、6cは第2の着磁層の極に対し同位相となるよ
うに360/(n/2)度すなわち180°ずれて形成
されている。第2ヨーク6の穴6aと回転軸2の2b部
とは回転可能に嵌合する。
b、5cとが、また第2ヨーク6はコイル挿入部6d部
と歯6b、6cとがそれぞれ同径であるためコイルの挿
入が容易となる。第1ヨーク5の歯5b、5cと第2ヨ
ーク6の歯6b、6cとは360/n度、本実施例では
90度位相、即ち、互いに軸方向に関して90度位相で
対向する位置にある。7は軟磁性材料からなる第3ヨー
クである。前記コイル3、コイル4と永久磁石1とは外
径がほぼ同じであるため第3ヨークはコイル3、コイル
4、永久磁石1の外周に対して適当なギャップをもって
覆うような単純な筒形状で構成される。
e部と結合され、7f部での第2ヨーク6e部と結合さ
れる。また第3ヨーク7は第1ヨーク5の歯5b、5c
に永久磁石1をはさんで対向する位置に7a、7b部が
あり、第2ヨーク6の歯6b、6cに永久磁石1をはさ
んで対向する位置に7c、7d部があり、それ以外の部
分には穴7g、7h、7i、7jが形成されている。第
1ヨーク5の歯5b、5cと第2ヨーク6の歯6b、6
cとは90度位相であるから、それらの歯に対向すべき
第3ヨーク7の磁極部7a、7c、7d、また磁極部7
b、7c、7dは図6に示すように近接した端面の一部
を一体的に連結し単一の円筒部品として形成されるの
で、強度が向上し、安定した部品の製造が容易となる。
また、以上説明した第1ヨーク5と第3ヨーク7とのエ
アギャップ、第2ヨーク6と第3ヨーク7とのエアギャ
ップのほとんどに永久磁石1が挿入されている構造なの
で、コイル3、コイル4への通電により発生する磁束は
効果的に永久磁石に作用し出力を高める。
図8の(a)、(b)、(c)、(d)は図7のA−A
断面を示し、図8の(e)、(f)、(g)、(h)は
図7のB−B断面を示している。図8の(a)と(e)
とが同時点での断面図であり、図8の(b)と(f)と
が同時点での断面図であり、図8の(c)と(g)とが
同時点での断面図であり、図8の(d)と(h)とが同
時点での断面図である。
略すると、図8の(a)、(e)の状態からコイル3、
コイル4に通電して第1ヨーク5の歯5b、5cをS
極、歯5b、5cに対向する第3ヨークの7a、7b部
をN極、第2ヨーク6の歯6b、6cをN極、歯6b、
6cに対向する第3ヨークの7c、7d部をS極に励磁
すると、永久磁石1は反時計方向に45°回転し、図7
の(b)、(f)に示す状態になる。
ーク5の歯5b、5cをN極、歯5b、5cに対向する
第3ヨークの7a、7bをS極、第2ヨーク6の歯6
b、6cをN極、歯6b、6cに対向する第3ヨークの
7c、7d部をS極に励磁すると、永久磁石1はさらに
反時計方向に45°回転し、図7の(c)、(g)に示
す状態になる。
ーク6の歯6b、6cをS極、歯6b、6cに対向する
第3ヨーク7の7c、7dをS極励磁すると永久磁石1
はさらに反時計方向に45°回転し、図8の(d)、
(h)に示す状態になる。このようなコイル3、コイル
4への通電方向を順次切換えていくことにより永久磁石
1及び回転軸2からなるロータは通電位相に応じた位置
へと回転していく。
成する永久磁石1の外周表面だけでなく、永久磁石1の
内周表面も円周方向にn分割してS極、N極を交互に着
磁しているが、本発明の実施例3においては、ロータを
構成する永久磁石1の外周表面だけを円周方向にn分割
してS極、N極を交互に着磁するようにしてもよい。
例4のステップモータを示す図であり、そのうち、図9
はステップモータの分解斜視図であり、図10はステッ
プモータの断面図である。図9、図10において、8は
軟磁性材料からなる第1外ヨークであり、歯8a、8b
が第1ヨーク5の歯5b、5cと永久磁石1の第1の着
磁層をはさむ位置に形成されている。9は軟磁性材料か
らなる第2の外ヨークであり、歯9a、9bが第2ヨー
ク6の歯6a、6cと永久磁石1の第2の着磁層をはさ
む位置に形成されている。第1外ヨーク8は、コイル3
と永久磁石1を適当ギャップをもって覆い、第2外ヨー
ク9はコイル4と永久磁石1を適当なギャップをもって
覆う。第1外ヨーク8と第1ヨーク5とは一体に形成し
てもコイル3を組み込むことは可能で、また第2外ヨー
ク9と第2ヨーク6とは一体的に成形してもコイル4を
組み込むことは可能である。第1外ヨーク8と第1ヨー
ク5、第2外ヨーク9と第2ヨーク6をそれぞれ一体化
した場合、歯8a、8bと歯5b、5cとの位相関係が
精度良く構成することが可能で、また同じく、歯9a、
9bと歯6b、6cとの位相関係が精度良く構成するこ
とが可能である。それによってさらに高出力なものとな
る。
り、溝10a、10bに第1外ヨーク8の歯8a、8b
が嵌合し、溝10c、10dに第2外ヨーク9の歯9
a、9bが嵌合し、第1外ヨーク8、第2外ヨーク9を
公知の方法、例えば、接着剤により固定する。第1外ヨ
ーク8と第2外ヨーク9は連結リング10の内側突出部
10e、10fにより所定の間隔を持って固定されてい
る。また、連結リング10の溝10a、10bと10
c、10dは360/n度(本実施例では90度)位相
であり、第1外ヨーク8の歯8a、8bは第2外ヨーク
9の歯9a、9bと360/n度(本実施例では90
度)位相で軸方向に対向して配置されている。
わせは、実施例3における第3ヨーク7と同様な働きを
する。また第1外ヨーク8は図10に示すように一端が
第1ヨーク5と接続されかつコイル3の外径部を覆い、
他端である歯8a、8bが永久磁石1の外周部に所定の
隙間をもって対向している。第2外ヨーク9は図10に
示すように一端が第2ヨーク6に接続されかつコイル4
の外径部を覆い、他端である歯9a、9bが永久磁石1
の外周部に所定の隙間をもって対向している。
3、図14、図15、図16は永久磁石1の回転位相を
示し、各図の(a)は第1着磁層を示し、各図の(b)
は第2着磁層を示す。もし図11に示す実施例3のよう
に第3ヨーク7が一体で構成されていると永久磁石1の
第1の着磁層Cと第2の着磁層Dとの間で第3ヨーク7
を介して磁束の行き来が生じる。そのため、図13、図
15に示す永久磁石1の回転位置では、図14、図16
に示す場合よりもコギングによる力が強くなる。これら
コギングの強い位相は1回転中に90°ピッチで4回あ
らわれる。本モータはコイル3、4への通電を順次交番
させていく場合、8回で1回転するのでコイル3、4へ
の通電により発生する電磁力とコギングによる力とが常
に一致するわけではない。
回転が滑らかにならない。実施例4では非磁性材料から
なる連結リング10により第1外ヨーク8と第2外ヨー
ク9とを磁気的に分断しているので、第1の着磁層と第
2の着磁層との間で第1外ヨーク8、第2外ヨーク9を
介して磁束の行き来はほとんどなくなり、コギングの発
生も第1の着磁層による90°ピッチの4回と、それと
45°位相のずれた第2の着磁層による90°ピッチの
4回との計8回となる。また発生の頻度も45°ピッチ
で生じるので、発生する駆動力の変動は小さく回転がな
めらかなモータとなる。
成する永久磁石1の外周表面だけではなく、永久磁石1
の内周表面も円周方向にn分割してS極、N極を交互に
着磁しているが、本発明の実施例4においては、ロータ
を構成する永久磁石1の外周表面だけを円周方向にn分
割してS極、N極を交互に着磁するようにしてもよい。
して説明しているが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、ホール素子等を用いてロータ位置に応じて通
電切替えを行えば、ブラシレスモータとしても使えるこ
とは勿論である。
ータの径は永久磁石の外周面に外側磁極を対向させて設
けるだけの大きさがあればよく、モータの軸方向の長さ
は永久磁石の長さに第1のコイルと第2のコイルの長さ
を加えただけの長さがあればよく、非常に小型化するこ
とができる。
前記したように360/n度位相で軸方向に対向し、第
1、第2の外側磁極は近接した箇所が、磁気抵抗の大き
なギャップで形成されることによりモータとして効果的
な出力を得ることができる。更に、第1、第2のステー
タを同一部品で構成できるのでモータの組み立てを容易
にでき、且つ、性能のばらつきが少ないモータが得られ
る。
タの分解斜視図である。
完成状態の断面図である。
回転動作説明図である。
後の特定部品の側面配置図である。
タのロータの回転動作説明図である。
タの分解斜視図である。
完成状態の断面図である。
回転動作説明図である。
タの分解斜視図である。
立て完成状態の断面図である。
の実施例3の断面図である。
ータの拡大斜視図である。
ータの第1、第2の着磁層と第1、第2ヨークとの関係
の第1の状態を示す説明図である。
ータの第1、第2の着磁層と第1、第2ヨークとの関係
の第2の状態を示す説明図である。
ータの第1、第2の着磁層と第1、第2ヨークとの関係
の第3の状態を示す説明図である。
ータの第1、第2の着磁層と第1、第2ヨークとの関係
の第4の状態を示す説明図である。
図である。
タの磁束の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒形状に形成されるとともに少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第1の着磁層と、軸方向に隣接した位置で少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第2の着磁層とが形成されたロータである永久磁石
と、 前記永久磁石を挟んで前記永久磁石の軸方向に配置され
た第1のコイルおよび第2のコイルと、 前記第1のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第1の着磁層の外周面と対向する筒状の第1の外
側磁極と、 前記第1のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第1の着磁層の内周面に対向する筒状の第1の内
側磁極と、 前記第2のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第2の着磁層の外周面と対向する筒状の第2の外
側磁極と、 前記第2のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第2の着磁層の内周面に対向する筒状の第2の内
側磁極と、 前記第1の外側磁極と前記第2の外側磁極を固定する非
磁性材料からなる連結部材と、を有し、 前記第2の着磁層は前記第1の着磁層に対して位相がず
れているとともに、前記第2の外側磁極は前記第1の外
側磁極に対して位相がずれており、前記第1の外側磁極
の先端と前記第2の外側磁極の先端が対向し、前記第1
の内側磁極の先端と前記第2の内側磁極の先端が対向す
ることを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 前記第1の着磁層の外周面を分割した数
と前記第2の着磁層の外周面を分割した数をともにnと
すると、前記第2の着磁層は前記第1の着磁層に対し
て、180/n度位相がずれており、前記第2の外側磁
極は前記第1の外側磁極に対して、360/n度位相が
ずれていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 【請求項3】 円筒形状に形成されるとともに少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第1の着磁層と、軸方向に隣接した位置で少なくと
もその外周面を複数に分割して異なる極に交互に着磁さ
れた第2の着磁層とが形成されたロータである永久磁石
と、 前記永久磁石を挟んで前記永久磁石の軸方向に配置され
た第1のコイルおよび第2のコイルと、 円筒形状であって、前記第1の着磁層の外周面に対向す
る部位と前記第2の着磁層の外周面に対向する部位にそ
れぞれ穴を設けた外側磁極と、 前記第1のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第1の着磁層の内周面と対向する筒状の第1の内
側磁極と、 前記第2のコイルによって励磁されるとともに前記永久
磁石の第2の着磁層の内周面と対向する筒状の第2の内
側磁極と、 前記第2の着磁層は前記第1の着磁層に対して位相がず
れているとともに、前記外側磁極の前記第2の着磁層と
対向する部位の穴は前記第1の着磁層に対向する部位の
穴に対して位相がずれており、前記第1の内側磁極の先
端と前記第2の内側磁極の先端が対向することを特徴と
するモータ。 - 【請求項4】 前記第1の着磁層の外周面を分割した数
と前記第2の着磁層の外周面を分割した数をともにnと
すると、前記第2の着磁層は前記第1の着磁層に対し
て、180/n度位相がずれており、前記外側磁極の前
記第2の着磁層と対向する部位の穴は前記第1の着磁層
に対向する部位の穴に対して、360/n度位相がずれ
ていることを特徴とする請求項3に記載のモータ。 - 【請求項5】 前記永久磁石の内周面が複数に分割さ
れ、隣接する外周面と異なる極に着磁されていることを
特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のモータ。 - 【請求項6】 前記第1のコイルと前記第2のコイルは
前記永久磁石と略同じ径に形成されていることを特徴と
する請求項1から5のいずれかに記載のモータ。
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CNB981156908A CN1147044C (zh) | 1997-07-07 | 1998-07-07 | 电动机 |
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JPH1127924A JPH1127924A (ja) | 1999-01-29 |
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-
1997
- 1997-07-07 JP JP19654397A patent/JP3517555B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1127924A (ja) | 1999-01-29 |
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