JP2001296676A - 正帯電型電子写真感光体 - Google Patents

正帯電型電子写真感光体

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JP2001296676A
JP2001296676A JP2000110417A JP2000110417A JP2001296676A JP 2001296676 A JP2001296676 A JP 2001296676A JP 2000110417 A JP2000110417 A JP 2000110417A JP 2000110417 A JP2000110417 A JP 2000110417A JP 2001296676 A JP2001296676 A JP 2001296676A
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Akiteru Fujii
章照 藤井
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度、高解像度で繰り返し安定性に優れ、
600nm以下の短波長単色光露光に適した正帯電型電
子写真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性基体上に、CuKα線によるX線
回折においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3゜に
最大回折ピークを示す結晶型のチタニルフタロシアニン
を含有する感光層を有する電子写真感光体であって、且
つ波長600nm以下の単色光で像露光される正帯電型
電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
関する。詳しくは、高感度、高解像度を有する正帯電型
電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体の感光層にはセレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機系の光導電性物
質が広く用いられていた。しかしながら、セレン、硫化
カドミウムは毒物として回収が必要であり、セレンは熱
により結晶化するために耐熱性に劣り、硫化カドミウ
ム、酸化亜鉛は耐湿性に劣り、また酸化亜鉛は耐刷性が
ないなどの欠点を有している。
【0003】このため近年では、有機系の光導電性物質
を電子写真用感光体の感光層に用いる研究が大きく進展
し、その特性も多くの点で無機感光体を凌ぐようにな
り、複写機、プリンターに搭載される感光体の大部分が
有機系の感光体になるに至っている。有機系の光導電性
物質は無機系のものに比し、成膜が容易でかつ低コスト
である、長波長光源に対する感度が得やすい、材料の毒
性が無い、感光層の組成選択の余地が大きい、種類によ
っては透明な感光体を製造できる、可とう性を有し、ベ
ルト状に加工可能である、等の利点を有する。
【0004】有機系電子写真感光体においては、電荷キ
ャリアーの発生と移動の機能を別々の化合物に分担させ
る、いわゆる機能分離型の感光体が、材料選択の余地が
大きく、感光体の特性の制御がし易いことから、開発の
主流となっている。層構成の観点からは、電荷発生材料
と電荷輸送材料を同一の層中に有する単層型感光体と、
別々の層(電荷発生層と電荷輸送層)中に分離、積層す
る積層型感光体が知られている。このうち積層型感光体
は、感光体設計上からは、層ごとに機能の最適化が計り
やすく、特性の制御も容易なことから現行感光体の大部
分はこのタイプになっている。このような積層型感光体
の大部分は、基体上に少なくとも電荷発生層、電荷輸送
層をこの順序で有するものである(順二層型)。該電荷
輸送層においては、好適な電子輸送材料の種類が極めて
少ないのに対して、正孔輸送材料は特性の良好な材料が
数多く知られている。そのため、このような正孔輸送材
料を用いた積層型感光体においては、負帯電方式が採用
される。このような負帯電方式において、負のコロナ放
電により感光体を帯電させる場合には発生するオゾンが
環境および感光体特性に悪影響を及ぼすことがある。
【0005】これに対し、特開昭61−77054号公
報、同61−188543号公報、特開平2−2286
70号公報、特公平7−97223号公報、同7−97
225号公報記載のような単層型の正帯電感光体を使用
する際には、そのようなオゾン発生が低減されることが
一つの利点と考えられており、電気特性面では負帯電の
積層型感光体より劣るものが多いものの、一部実用化さ
れている。このようなオゾン発生に対する効果の他に
も、単層型感光体は、塗布工程が少なくなる、半導体レ
ーザー光に対する干渉縞が生じ難い、等の利点がある。
加えて、表面近傍で電荷が発生するので、照射光の感光
層中での拡散が少なく、さらに表面電荷中和に至るまで
に、電荷キャリアの拡散による画像ボケが起きづらいた
め、高解像度が期待できる。
【0006】また、正帯電感光体としては、このような
単層型感光体の他に、基体上に少なくとも電荷輸送層、
電荷発生層をこの順序で積層した、逆二層型感光体も知
られている。この場合、感光体表面の電荷発生層で電荷
が発生するため、順二層型の場合のような、電荷輸送に
伴う電荷の拡散および電荷輸送層を光が通過する際の光
の拡散に起因する画像ボケ、解像度低下が抑制でき、高
解像度化が期待できる点は、単層型感光体と類似してい
る。しかしながら、感光体表面に、末圧の薄い電荷発生
層があるため、耐刷性に問題があるほか、環境中の、オ
ゾン等のガスによる影響も、順二層型の場合より受けや
すいといった欠点を有しているため、実際には電荷発生
層の上に保護層を設ける必要があり、実用例はほとんど
無かった。
【0007】一方、像露光の方法としては、従来は近赤
外光を用いるのが主流であったが、近年の短波長半導体
レーザー、LEDの開発によって、複写機、プリンタに
も、可視光使用による光路設計の容易さ、短波長化によ
り、レーザー光のスポット径を小さくすることが可能に
なり、感光体のさらなる解像度向上が可能になることか
ら、可視光、しいては近紫外領域の短波長露光の可能性
が指摘され始めている。特に、より露光波長が短波長化
するにつれ、従来の主流であった負帯電積層型感光体に
おいては、様々な問題点が指摘されている。例えば、負
帯電積層型感光体においては、基体上に電荷発生層、電
荷輸送層がこの順で積層されているため、像露光に際し
ては電荷輸送層を通して電荷発生層に光照射することに
なる。しかし、電荷輸送層は、780nm程度の近赤外
光に対しては吸収を有さず、透明であるものの、特に6
00nmより短波長になると、様々な吸収を持った組成
分による光吸収による遮光効果に伴う感度低下、電荷輸
送層の光吸収による劣化等の副作用が生じると考えられ
る。これに対し、正帯電単層型、及び正帯電逆二層型感
光体においては、電荷発生は感光体表面近傍において起
こるため、露光波長の短波長化に伴う、そのような副作
用に対して強いと考えられる。
【0008】さらに、現在の有機材料系の電荷発生材料
は、一般に短波長になるにつれて、感度が低下する。こ
のため、より吸収を増やす必要があるが、負帯電積層型
感光体の場合には、電荷発生層はあまり厚くすると電荷
の蓄積等の悪影響が出てしまうために、膜厚には上限が
あり、短波長光に対する十分な感度が期待できない。一
方、正帯電型感光体においては、負帯電積層型では感度
低下が起きる短波長領域の露光に対しても、吸収深度が
十分取れ、積層型のような感度低下が生じにくい。
【0009】以上のような理由から、短波長露光に対し
ては、負帯電積層型感光体よりも、正帯電型感光体の方
が様々な利点を有している。しかしながら、従来の正帯
電型感光体、例えば単層型感光体は、積層型感光体に比
べ感度が低く、また繰り返し使用した場合の帯電性低下
の度合いが大きく安定性に問題がある、等種々の問題を
有していた。例えば、特公平7−97223号公報記載
の感光体は、用途としてはアナログ用であり、青色再現
性を向上させるためにフタロシアニンを一定量以下の少
量含有させているに過ぎず、デジタル用、特に780n
m付近の単色光使用時には感度が不十分である。同様
に、特開平2−228670号公報記載の感光体も、ア
ナログ用に用いるため、赤色再現性を得るためにX型無
金属フタロシアニンの量を一定量以下に制限しており、
デジタル用、特に780nm付近の単色光使用時には感
度が不十分である。特開昭61−188543号公報記
載の感光体は、フタロシアニンとしてX型無金属フタロ
シアニンを用いているため、感度が十分とは言えない。
また、特開平9ー240051号公報では、チタニルフ
タロシアニンを電荷発生材料として用いた感光体を、正
帯電で400〜500nmの短波長露光で使用すること
も提案されているが、α型のフタロシアニンの結晶型が
用いられているため、感度的に不十分であり、特に高速
プロセスになるにつれ、より高感度な材料が所望され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑
みてなされたものであり、高感度、高解像度を有し、且
つ、繰り返し使用時の耐久性に優れた高寿命、高安定
な、600nm以下の短波長の単色光で露光することの
できる正帯電用の電子写真感光体を提供することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、導電性基体上
に、少なくとも特定の結晶構造を有するチタニルフタロ
シアニンを含む感光層を有する正帯電型感光体が、短波
長単色光による露光に適することを見出し、本発明を完
成した。
【0012】即ち本発明の第一の要旨は、導電性基体上
に、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角(2
θ±0.2)27.3゜に最大回折ピークを示す結晶型
のチタニルフタロシアニンを含有する感光層を有する電
子写真感光体であって、且つ波長600nm以下の単色
光で像露光されることを特徴とする正帯電型電子写真感
光体、に存する。
【0013】本発明の第二の要旨は、前記電子写真感光
体、電子写真感光体を帯電させる帯電手段、像露光を行
い静電画像を形成する像露光手段、及びトナーで現像す
る現像手段を有する電子写真装置、に存する。本発明の
第三の要旨は、導電性基体上に、CuKα線によるX線
回折においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3゜に
最大回折ピークを示す結晶型のチタニルフタロシアニン
を含有する感光層を有する電子写真感光体を、波長60
0nm以下の単色光で像露光することを特徴とする正帯
電型電子写真感光体の露光方法、に存する。
【0014】本発明の電子写真感光体は、高感度、高解
像度を有すると共に、繰り返し特性の優れた高寿命、高
安定な感光体であり、高解像度電子写真方式に最適であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本発明の電子写真感光体は、導電性基体上に少なく
とも感光層を有するものである。 (1)導電性支持体 導電性支持体としては、例えばアルミニウム、アルミニ
ウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や
金属、カーボン、酸化錫などの導電性粉体を添加して導
電性を付与した樹脂材料やアルミニウム、ニッケル、I
TO(酸化インジウム酸化錫合金)等の導電性材料をそ
の表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙などが主と
して使用される。形態としては、ドラム状、シート状、
ベルト状などのものが用いられる。金属材料の導電性支
持体の上に、導電性・表面性などの制御のためや欠陥被
覆のため、適当な抵抗値を持つ導電性材料を塗布したも
のでも良い。
【0016】導電性支持体としてアルミニウム合金等の
金属材料を用いた場合、陽極酸化処理、化成皮膜処理等
を施してから用いても良い。陽極酸化処理を施した場
合、公知の方法により封孔処理を施すのが望ましい。支
持体表面は、平滑であっても良いし、特別な切削方法を
用いたり、研磨処理を施したりすることにより、粗面化
されていても良い。また、支持体を構成する材料に適当
な粒径の粒子を混合することによって、粗面化されたも
のでも良い。 (2)感光層 本発明においては、感光層中に含有される電荷発生材料
として、特定の結晶型オキシチタニウムフタロシアニン
を用いることを必要とする。 <層構成>本発明の感光層は正帯電型であることが必要
である。具体的な構成としては、 電荷輸送物質及びバインダ−樹脂を含有する層中に電
荷発生物質を分散させた単層型感光体。 電荷輸送物質及びバインダ−樹脂を主成分とした電荷
輸送層、電荷発生物質を主成分とする電荷発生層をこの
順に積層した逆二層型感光体。の様な構成が基本的な形
の例として挙げられ、特にが好ましい。 <電荷発生材料>本発明において、フタロシアニン化合
物は、電荷発生機能を担う。フタロシアニン化合物は、
負帯電積層型感光体の電荷発生層にも使用されるもの
の、その膜厚は1μ以下で、膜中での電荷の滞留はほと
んど問題にならないのに対して、単層型感光体では通常
その10倍以上の膜厚で用いられるので、例えばそれ自
身が電荷の移動のトラップにならないことが必要であ
る。また、負帯電積層型感光体中の、電荷発生層の場合
と異なり、単層型感光体では、電荷発生材料がかなり希
薄な濃度領域で使用され、しかも周りを電荷輸送材料等
が取り囲む形になっているので、周りの材料と、電気物
性面あるいは分散性、液安定性等の諸物性面を総合的に
勘案して、より相性の良い材料を選択する必要がある。
すなわち、負帯電積層型感光体の電荷発生層として使用
される材料が必ずしもそのまま単層型感光体に使用でき
るだけでなく、積層型感光体で良好な感度を有していて
も、単層型では低感度になってしまうことも多い。感度
以外にも、たとえば帯電性、残留電位、繰り返し安定
性、膜中の分散性、塗布液の安定性等についても同様な
ことが言える。
【0017】上記のような観点から、本発明に用いられ
る結晶型オキシチタニウムフタロシアニンは、CuKα
線によるX線回折においてブラッグ角(2θ±0.2)
27.3゜に最大回折ピークを示すものを用いる必要が
ある。この結晶型オキシチタニウムフタロシアニンは、
例えば特開昭62−67094号公報の第2図(同公報
ではII型と称されている)、特開平2−8256号公
報の第1図、特開昭64−17066号公報の第1図、
特開昭63−20365号公報の第1図、電子写真学会
誌第92巻(1990年発行)第3号第250〜258
頁(同刊行物ではY型と称されている)に示されたもの
であり、27.3°に最大回折ピークを示すことが特徴
である。また、この結晶型オキシチタニウムフタロシア
ニンは27.3°以外に通常7.4゜、9.7゜、2
4.2゜にピークを示す。本明細書では、本発明に用い
られる結晶型オキシチタニウムフタロシアニンを、学術
発表での呼称に従いY型と呼ぶこととする。
【0018】回折ピークの強度は、結晶性、試料の配向
性、及び測定法により変化する場合があるが、粉末試料
のX線回折を行う場合に通常用いられるブラッグ−ブレ
ンターノの集中法による測定では、Y型結晶は27.3
°に最大回折ピークを有する。また、薄膜光学系(一般
に薄膜法あるい平行法とも呼ばれる)により測定された
場合、試料の状態によっては27.3°が最大回折ピー
クとならない場合があるが、これは結晶粉末が特定の方
向に配向しているためと考えられる。
【0019】感光層中における電荷発生材料の含有量
は、少な過ぎると感度が低く、また感光層のより深い、
基体側まで光が侵入してしまい、そこで発生した電子が
排出されにくくなり、多すぎると帯電性の低下を招くた
め、後述するバインダーポリマー100重量部に対して
1〜30重量部、好ましくは2〜20重量部含まれるこ
とがが好ましい。
【0020】本発明においては、感度を調節する等の目
的で、Y型オキシチタニウムフタロシアニン以外の電荷
発生材料を混合して用いても良いが、混合する場合に
は、電荷発生材料がα型オキシチタニウムフタロシアニ
ン、β型オキシチタニウムフタロシアニン等のチタン含
有フタロシアニン系化合物とのみ混合するのであれば、
電荷発生材料中のY型オキシチタニウムフタロシアニン
の割合は通常30重量%以上であり、50%重量以上が
好ましく、70重量%以上が更に好ましい。また、チタ
ン含有フタロシアニン系化合物以外の電荷発生材料とも
混合するのであれば、電荷発生材料中のY型オキシチタ
ニウムフタロシアニンの割合は通常40重量%以上であ
り、60%重量以上が好ましく、80重量%以上が更に
好ましい。 <正孔輸送材料>正孔輸送材料は、上記電荷発生材料が
光を吸収して電子と正孔の電荷分離を起した後に、正孔
を輸送する役割を担う。本発明においては、感光体は正
帯電方式であるため、正孔は、表面近傍で発生し、基体
まで移動することになるので、正孔の移動度が高いもの
を使用することが望ましい。好適な材料例としては、ピ
ラゾリン誘導体、カルバゾール誘導体、オキサゾール誘
導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、アリール
アミン誘導体、ブタジエン誘導体、オキサジアゾール誘
導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリ
アゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘
導体、イミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ベンゾ
チアゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、アクリ
ジン誘導体、フェナジン誘導体等の低分子化合物が使用
できる。このうち、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導
体、アリールアミン誘導体、ブタジエン誘導体、スチリ
ル化合物が好ましい。以上の正孔輸送型電荷輸送剤は1
種、または2種以上を組み合わせて用いられる。正孔輸
送性化合物の含有量としては、特に制限はないが、バイ
ンダーポリマー100重量部に対して通常は10重量部
以上500重量部以下、好ましくは30重量部以上15
0重量部以下、さらに好ましくは40重量部以上100
重量部以下である。 <電子輸送材料>電子輸送性材料は、前記電荷発生材料
が光を吸収して電子と正孔の電荷分離を起した後に、電
子を輸送する役割を担う。本発明においては、電子輸送
性化合物は、単層型の場合に特に有効である。単層で正
帯電方式の場合には、電子は、表面近傍で正孔と電荷分
離することにより発生した後、表面まで移動し、表面電
荷を打ち消す役割を担っている。電子の移動距離として
は必ずしも長くないので、電子の移動度は必ずしも正孔
輸送剤量ほど高いことは必要ないものの、電子が感光層
中に残留したままだと続くプロセスにおいて帯電性の低
下をまねくので、十分電子の抜けが良いものを使用する
ことが望ましい。材料としては、バインダー樹脂に対し
て相溶、非相溶いずれであっても良く、例えばペリレン
系化合物、アゾ系化合物、チアピリリウム塩誘導体、ピ
リリウム塩誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン
誘導体、アントラキノン誘導体、ジフェノキノン誘導
体、ジシアノビニル系化合物、エステル系化合物、フル
オレノン誘導体等が挙げられる。このうち、ジフェノキ
ノン誘導体、ペリレン系化合物、アゾ系化合物、エステ
ル系化合物が好ましく、ペリレン系化合物がより好適に
用いられる。好ましい電子輸送性化合物の例を表−1に
示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】電子輸送性化合物の含有量としては、少な
すぎると電子輸送能が不足し、多すぎると帯電性が低下
するため、バインダーポリマー100重量部に対して通
常は0.1〜70重量部、好ましくは1〜50重量部、
より好ましくは2〜35重量部、非相溶型化合物の場合
は、2〜20重量部であることがさらに好ましい。な
お、本発明においては、電子輸送材料は電荷発生材料と
異なる材料を使用しており、使用上、電荷発生材料に電
子輸送機能を担わせてはおらず、電子輸送材料に電荷発
生機能を担わせてはいない。もちろん、ペリレン系化合
物、アゾ系化合物はそれ自身、600nm以下の可視領
域の光に対して電荷発生機能を有するものの、本発明に
おいては、その電荷発生量は、高感度なフタロシアニン
系化合物の電荷発生量に比べてはるかに少なく、ほとん
ど無視できる。また、本発明で使用するフタロシアニン
系化合物は、ほとんど電子輸送機能を有していない。即
ち、本発明では電子輸送性化合物は専ら電子輸送機能の
みで、実質電荷発生を行っておらず、また電荷発生材料
は専ら電荷発生機能のみで実質電子輸送機能を有してお
らず、両者の機能はほぼ完全に分離されている。従っ
て、本発明は、電荷発生顔料に、それ自身電子の輸送機
能を持たせて使用する、例えば特許第2729616号
公報記載の感光体とは、主旨および構成を異にするもの
である。 <バインダーポリマー>感光層の膜形成に際してはバイ
ンダーポリマーが使用される。この場合、感光層は上記
フタロシアニン化合物、正孔輸送性化合物、電子輸送性
化合物および各種添加剤とバインダーポリマーを溶剤に
溶解あるいは分散して得られる塗布液を塗布、乾燥して
得ることができる。バインダーポリマーとしては、例え
ばブタジエン、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルアル
コール、エチルビニルエーテル等のビニル化合物の重合
体及び共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルホ
ルマール、部分変性ポリビニルアセタール、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、セ
ルロースエーテル、フェノキシ樹脂、ケイ素樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂等が挙げ
られる。これらは適当な硬化剤等を用いて熱、光等によ
り架橋させて用いる事もできる。これらのバインダーは
単独で、または2種類以上を組み合わせて用いることが
できる。 <その他の添加剤>感光層中には必要に応じて電子吸引
性化合物を添加しても良い。電子吸引性化合物として
は、テトラシアノキノジメタン、ジシアノキノメタン、
ジシアノキノビニル基を有する芳香族エステル類等のシ
アノ化合物;2,4,6−トリニトロフルオレノン等の
ニトロ化合物;ペリレン等の縮合多環芳香族化合物;ジ
フェノキノン誘導体;キノン類;アルデヒド類;ケトン
類;エステル類;酸無水物;フタリド類;置換及び無置
換サリチル酸の金属錯体;置換及び無置換サリチル酸の
金属塩;芳香族カルボン酸の金属錯体;芳香族カルボン
酸の金属塩が挙げられる。好ましくは、シアノ化合物
、ニトロ化合物、縮合多環芳香族化合物、ジフェノキ
ノン誘導体、置換及び無置換サリチル酸の金属錯体、置
換及び無置換サリチル酸の金属塩;芳香族カルボン酸の
金属錯体;芳香族カルボン酸の金属塩を用いるのがよ
い。
【0026】更に、上記感光層は成膜性、可とう性、塗
布性機械的強度、製膜性、耐久性等を向上させるために
周知の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング
剤を含有していてもよい。 <感光層の形成方法>感光層形成のための塗布液作製に
際しては、フタロシアニン化合物、正孔輸送性化合物、
電子輸送性化合物、バインダーポリマー等の組成物を別
々に乾式、あるいは適当な溶媒中で分散/溶解した後に
混合する方法、あるいは、組成物のうち2種以上を一緒
に分散あるいは溶解した後に混合する等の方法が適宜用
いられる。分散には通常ボールミル、超音波分散器、ペ
イントシェイカー、アトライター、サンドグラインダ等
を使用する。分散、あるいは溶解に用いる溶媒として
は、ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミ
ン、イソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、
トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、
1,2ージクロルエタン、1,2ージクロルプロパン、
1,1,2−トリクロルエタン、1,1,1−トリクロ
ルエタン、トリクロルエチレン、テトラクロルエタン、
ジクロルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、ジメチルグリコール、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ジメチルスルホキシド、メチルセルソルブ、等が挙
げられる。これらの分散媒は、1種単独で使用してもよ
く、或いは2種以上を混合溶媒として用いても良い。こ
の塗布液をディッピング法、スプレー法、バーコーター
法、ブレード法、ロールコーター法、ワイヤーバー塗工
法、ナイフコーター塗工法、等の塗布法により塗布後、
乾燥する。
【0027】単層型感光体の場合、感光層の膜厚は通常
5μm〜100μm、好ましくは8μmから80μm、
より好ましくは10μm〜60μmの範囲で使用され
る。逆二層型感光体の場合、電荷発生層の膜厚は通常
0.05μm〜2μm、好ましくは0.1μmから1μ
m、より好ましくは0.2μm〜0.8μmの範囲で使
用される。電荷輸送層の膜厚は通常5μm〜80μm、
好ましくは8μmから60μm、より好ましくは10μ
m〜40μmの範囲で使用される。 (3)電子写真感光体本発明の電子写真感光体は、上述
したように導電性支持体上に少なくとも感光層を設けて
なるものであるが、必要に応じて、下引き層、中間層、
透明絶縁層、表面保護層等を有していてもよいことは言
うまでもない。
【0028】下引き層は通常、感光層と導電性支持体の
間に使用され、通常使用される公知のものが使用でき
る。下引き層としては酸化チタン、酸化アルミニウム、
ジルコニア、酸化珪素などの無機微粒子、有機顔料およ
び架橋ポリマー等の有機微粒子、ポリアミド樹脂、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、カゼイン、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、セルロース、ニトロセルロース、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルブチラールなどの樹脂
等の成分を使用することができる。これらの微粒子、樹
脂は単独でまたは2種以上を混合してしようできる、厚
さは、通常0.01〜50μm、好ましくは0.01〜
10μmである。
【0029】本感光体に表面保護層を設ける場合、保護
層の厚みは0.01〜20μmが可能であり、好ましく
は0.1〜10μmである。保護層には前記のバインダ
ーを用いることができるが、前記の電荷発生剤、電荷輸
送剤、添加剤、金属、金属酸化物などの導電材料、滑剤
等を含有しても良い。このようにして得られる電子写真
感光体は長期間にわたって優れた耐刷性を維持する感光
体であり、複写機、プリンター、ファックス、製版機等
の電子写真分野に好適である。 (4)電子写真装置本発明の電子写真感光体を使用する
複写機・プリンター等の電子写真装置は、少なくとも帯
電、露光、現像、転写の各プロセスを含むが、どのプロ
セスも通常用いられる方法のいずれを用いても良い。
【0030】帯電方法(帯電器)としては、例えばコロ
ナ放電を利用したコロトロンあるいはスコロトロン帯
電、導電性ローラーあるいはブラシ、フィルムなどによ
る接触帯電などいずれを用いても良い。このうち、コロ
ナ放電を利用した帯電方法では暗部電位を一定に保つた
めにスコロトロン帯電が用いられることが多い。本発明
において、露光は、波長600nm以下の単色光を用い
る。具体的には、半導体レーザー、ガスレーザー等のレ
ーザー光、LEDあるいは、ハロゲンランプ、蛍光灯等
をフィルターでカットして単色光化したものが用いられ
る。この場合の単色光とは、発光スペクトルの半値幅が
20nm以下のものを指す。このうち、半導体レーザ
ー、LEDが好ましく、半導体レーザーとしては、19
95年に日亜化学工業により発表された410nm発振
の青紫色半導体レーザーに代表されるように、350〜
600nm、より好ましくは400〜500nmに発振
波長を有する半導体レーザーが好適に用いられる。
【0031】現像方法としては、磁性あるいは非磁性の
一成分現像剤、二成分現像剤などを接触あるいは非接触
させて現像する一般的な方法が用いられる。転写方法と
しては、コロナ放電によるもの、転写ローラーあるいは
転写ベルトを用いた方法等いずれでもよい。転写は、紙
やOHP用フィルム等に対して直接行っても良いし、一
旦中間転写体(ベルト状あるいはドラム状)に転写した
のちに、紙やOHP用フィルム上に転写しても良い。
【0032】通常、転写の後、現像剤を紙などに定着さ
せる定着プロセスが用いられ、定着手段としては一般的
に用いられる熱定着、圧力定着などを用いることができ
る。これらのプロセスのほかに、通常用いられるクリー
ニング、除電等のプロセスを有しても良い。
【0033】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの
実施例によって限定されるものではない。なお、実施例
中「部」とあるのは、「重量部」を示す。 実施例1 [感光体の作製]図1に示すCuKα線による粉末X線
スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシ
アニン5部をトルエン70部と共にサンドグラインダー
により分散した。同様に下記構造式のペリレン顔料
(A)8部をトルエン112部と共にサンドグラインダ
ーにより分散した。一方、下記化学構造を有する正孔輸
送材料(B)を70重量部、下記化学構造を有するポリ
カーボネート樹脂(C)100部をトルエン420部に
溶解し、これに上記の2種の分散液を、ホモジナイザー
により均一になるように混合した。このように調整した
塗布液を、支持体として、アルミニウム蒸着層を有する
膜厚75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥膜厚が
30μmになるように塗布し、正帯電単層型の電子写真
感光体を得た。
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】
【化3】
【0037】[感光体の評価]上記で得られた実施例及
び各比較例の感光体の感度として半減露光量(E1/2
をElectrostatic Paper Analyzer (川口電機製モデル
EPA−8100)により測定した。即ち、暗所でコロ
ナ電流が50μAになるように設定した印可電圧による
コロナ放電により感光体を正帯電し、ついで0.055
μW/cm2の強度の450〜600nmの単色光によ
り露光し、表面電位が700Vから350Vに半減する
のに要した露光量(E1/2)を求めた。それらの結果を
表−2に示す。
【0038】比較例1 [感光体の作製]図1に示すCuKα線による粉末X線
スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシ
アニンン10重量部にn-プロパノール200重量部を加
え、サンドブラインドミルで10時間粉砕し微粒化分散
処理を行った。次にポリビニルブチラール(電気化学工
業(株)製、商品名「デンカブチラール」#6000
C)5重量部の10%メタノール溶液と混合し分散液を
作成した。 次にこの分散液をポリエステルフィルム上
に蒸着したアルミニウム蒸着面上にバーコーターにより
乾燥後の膜厚が0.4μmとなるように電荷発生層を設
けた。 この電荷発生の上に、下記化学構造を有する正
孔輸送材料(D)70重量部、および、上記化学構造式
のポリカーボネート樹脂(C)100重量部をテトラヒ
ドロフラン/トルエン混合溶液 560重量部で溶解さ
せた溶液をフィルムアプリケータにより塗布し、乾燥後
の膜厚が25μmとなるように電荷輸送層を設けて負帯
電積層型の感光体を作製した。
【0039】
【化4】
【0040】[感光体の評価]上記で得られた実施例及
び各比較例の感光体の感度として半減露光量(E1/2
をElectrostatic Paper Analyzer (川口電機製モデル
EPA−8100)により測定した。即ち、暗所でコロ
ナ電流が−50μAになるように設定した印可電圧によ
るコロナ放電により感光体を正帯電し、ついで0.05
5μW/cm2の強度の450〜600nmの単色光に
より露光し、表面電位が−700Vから−350Vに半
減するのに要した露光量(E1/2)を求めた。それらの
結果を表−2に示す。この結果から、短波長露光になる
につれ、正帯電型が有利であることがわかる。
【0041】比較例2 実施例1におけるオキシチタニウムフタロシアニンを図
2に示すCuKα線による粉末X線スペクトルパターン
を有するβ型オキシチタニウムフタロシアニンに代えた
以外は実施例−1と同様に感光体を作製、評価した。結
果を表−2に示す。
【0042】比較例3 実施例1におけるオキシチタニウムフタロシアニンをX
型無金属フタロシアニンに代えた以外は実施例1と同様
に感光体を作製、評価した。結果を表−2に示す。
【0043】
【表5】
【0044】
【発明の効果】本発明の正帯電型電子写真感光体は、高
感度、高解像度で繰り返し安定性に優れ、600nm以
下の短波長単色光露光に適したものである本発明の電子
写真感光体はデジタル式電子写真複写機やレーザープリ
ンター、ファックスに効果的に使用されるが、さらに電
子写真技術を利用した各種製版システム、軽印刷機等に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、比較例1に使用したY型オキシチタ
ニウムフタロシアニンの粉末X線回折スペクトルパター
ンを示す図である。
【図2】実施例2に使用したβ型オキシチタニウムフタ
ロシアニンの粉末X線回折スペクトルパターンを示す図
である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に、CuKα線によるX線
    回折においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3゜に
    最大回折ピークを示す結晶型のチタニルフタロシアニン
    を含有する感光層を有する電子写真感光体であって、且
    つ波長600nm以下の単色光で像露光されることを特
    徴とする正帯電型電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真感光体、電子
    写真感光体を帯電させる帯電手段、像露光を行い静電画
    像を形成する像露光手段、及びトナーで現像する現像手
    段を有する電子写真装置。
  3. 【請求項3】 導電性基体上に、CuKα線によるX線
    回折においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3゜に
    最大回折ピークを示す結晶型のチタニルフタロシアニン
    を含有する感光層を有する電子写真感光体を、波長60
    0nm以下の単色光で像露光することを特徴とする正帯
    電型電子写真感光体の露光方法。
  4. 【請求項4】 波長500nm以下の単色光で像露光す
    る請求項3に記載の正帯電型電子写真感光体の露光方
    法。
  5. 【請求項5】 感光層中に電子輸送材料を含む請求項3
    又は4に記載の正帯電型電子写真感光体の露光方法。
  6. 【請求項6】 電子輸送材料がペリレン系化合物である
    請求項5に記載の正帯電型電子写真感光体の露光方法。
  7. 【請求項7】 感光層中に正孔輸送材料を含有する請求
    項3〜6のいずれかに記載の電子写真感光体の露光方
    法。
  8. 【請求項8】 感光層が、電荷発生材料と電荷輸送材料
    とを同一層中に含有する単層構造である請求項3〜7の
    いずれかに記載の正帯電型電子写真感光体の露光方法。
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