JP2001296547A - 液晶基板用プローバ - Google Patents

液晶基板用プローバ

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JP2001296547A
JP2001296547A JP2000108862A JP2000108862A JP2001296547A JP 2001296547 A JP2001296547 A JP 2001296547A JP 2000108862 A JP2000108862 A JP 2000108862A JP 2000108862 A JP2000108862 A JP 2000108862A JP 2001296547 A JP2001296547 A JP 2001296547A
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pixel
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JP2000108862A
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Yuko Furukawa
雄康 古川
Yoshinobu Hasegawa
吉伸 長谷川
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Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査作業の効率化を図る。 【解決手段】 液晶基板12のゲート電極に接触する探
針43を有するゲートプローブ41と、1辺のデータ電
極に接触する探針47を有する第1データプローブ45
と、他の1辺のデータ電極に接触する探針61を有する
第2データプローブ58と、液晶基板12内のピクセル
電極に接触する探針51を有するピクセルプローブ49
とを備えた液晶基板用プローバ11である。第1及び第
2データプローブ45,58の間隔を液晶基板12の大
きさに合わせて調整するデータプローブ移動機構59を
備えた。データプローブ移動機構59側の第2データプ
ローブ58とピクセルプローブ49とは連動させた。ピ
クセルプローブ49と第2データプローブ58との相対
位置を微調整する相対位置調整機構60を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶基板のゲート
電極、データ電極及びピクセル電極に探針を当てて行わ
れるトランジスタの特性検査や、データ線又はゲート線
のオープンショート検査等に用いる液晶基板用プローバ
に関し、特に液晶基板の大きさの違いに対して迅速に対
応できる液晶基板用プローバに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶基板用プローバは、図2に
示すように、基板ステージ1上に、ゲートプローブ2
と、第1データプローブ3と、第2データプローブ4
と、ピクセルプローブ5とを備えている。
【0003】液晶基板6には、その1辺(図中の下側
辺)にデータ電極、このゲート電極に直交する2辺(図
中の左右側辺)にデータ電極、その内部にピクセル電極
がそれぞれ設けられている。
【0004】ゲートプローブ2は、液晶基板6の1辺6
Aに位置するゲート電極に接触する探針2Aを備えてい
る。このゲートプローブ2はX軸移動機構7に取り付け
られている。このX軸移動機構7によって、ゲートプロ
ーブ2の探針2Aが液晶基板6上の1辺6Aに配列され
たゲート電極のうちの検査対象電極に位置合わせされ
る。
【0005】第1データプローブ3は、液晶基板6のう
ち上記ゲート電極に直交する1辺6B(図中の左側辺)
に位置するデータ電極に接触する探針3Aを備えてい
る。この第1データプローブ3はY軸移動機構8に取り
付けられている。このY軸移動機構8によって、第1デ
ータプローブ3の探針3Aが液晶基板6上の1辺6Bに
配列されたデータ電極のうちの検査対象電極に位置合わ
せされる。
【0006】第2データプローブ4は、液晶基板6のう
ち上記ゲート電極に直交する他の1辺6C(図中の右
辺)に位置するデータ電極に接触する探針4Aを備えて
いる。この第2データプローブ4はY軸移動機構9に取
り付けられている。このY軸移動機構9によって、第2
データプローブ4の探針4Aが液晶基板6上の他の1辺
6Cに配列されたデータ電極のうちの検査対象電極に位
置合わせされる。
【0007】ピクセルプローブ5は、液晶基板6中に位
置するピクセル電極に接触する探針5Aを備えている。
このピクセルプローブ5はXY軸移動機構10に取り付
けられている。このXY軸移動機構10によって、ピク
セルプローブ5の探針5Aが、液晶基板6中の検査対象
位置のピクセル電極に位置合わせされる。
【0008】基板ステージ1は、その上側面に液晶基板
6を載置するための部材である。この基板ステージ1
は、前後、左右、上下及び回転方向の微調整を行う調整
機構を備えている。
【0009】以上の構成により、基板ステージ1上に液
晶基板6が載置されて位置合わせをされた状態で、ゲー
トプローブ2と第1データプローブ3と第2データプロ
ーブ4の各探針が液晶基板6の3つの辺6A,6B,6
Cの特定の電極(ゲート電極及びデータ電極)にそれぞ
れ接触され、またピクセルプローブ5の探針が特定のピ
クセル電極に接触されて、トランジスタの特性検査等が
行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の液
晶基板用プローバでは、大型の液晶基板6の場合は、図
2に示すように、左右の第1及び第2データプローブ
3,4に整合するが、図3及び図4に示すように、液晶
基板6が小型の場合は、第1及び第2データプローブ
3,4を同時に接触させることができない。
【0011】このため、図3のように、液晶基板6の左
側のデータ電極を第1データプローブ3で検査した後、
図4に示すように、基板ステージ1で液晶基板6を右側
へ移動させて、液晶基板6の右側のデータ電極を第2デ
ータプローブ4で検査しなければならない。このため、
検査に時間がかかり、検査作業の効率が悪いという問題
点がある。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、検査作業の効率化を図った液晶基板用プロー
バを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る液晶基
板用プローバは、液晶基板の1辺に位置するゲート電極
に接触する探針を有するゲートプローブと、上記ゲート
電極に直交する1辺に位置するデータ電極に接触する探
針を有する第1データプローブと、上記ゲート電極に直
交する他の1辺に位置するデータ電極に接触する探針を
有する第2データプローブと、上記液晶基板中に位置す
るピクセル電極に接触する探針を有するピクセルプロー
ブとを備えた液晶基板用プローバにおいて、上記第1及
び第2データプローブの一方又は両方に、各データプロ
ーブの間隔を液晶基板の大きさに合わせて調整するデー
タプローブ移動機構を備えたことを特徴とする。
【0014】前記構成により、検査する液晶基板の大き
さが変わったときは、データプローブ移動機構によって
第1及び第2データプローブの間隔をその液晶基板の大
きさに合わせて調整する。これにより、液晶基板の両側
のデータ電極に第1及び第2データプローブを同時に接
触させることができる。この結果、大きさの異なる液晶
基板を効率的に検査することができる。
【0015】第2の発明に係る液晶基板用プローバは、
第1の発明に係る液晶基板用プローバにおいて、上記デ
ータプローブ移動機構が、上記ピクセルプローブと連結
して設けられ、データプローブ移動機構に備えられたデ
ータプローブと上記ピクセルプローブとが連動すること
を特徴とする。
【0016】前記構成により、データプローブ移動機構
によって第1及び第2データプローブの間隔を液晶基板
の大きさに合わせた状態で、データプローブ移動機構に
備えられたデータプローブと上記ピクセルプローブとを
連動させることで、複数箇所を連続的に検査する場合
に、各プローブをY軸方向に一体的に移動させて各探針
を検査対象位置のデータ電極及びピクセル電極に連続的
に接触させることができる。これにより、検査作業の効
率化を図ることができる。
【0017】第3の発明に係る液晶基板用プローバは、
第2の発明に係る液晶基板用プローバにおいて、上記ピ
クセルプローブと、このピクセルプローブに連動するデ
ータプローブとの相対位置を微調整する相対位置調整機
構を備えたことを特徴とする。
【0018】前記構成により、相対位置調整機構でピク
セルプローブとデータプローブとの相対位置を微調整す
ることで、各探針をピクセル電極とデータ電極に正確に
接触させることができる。即ち、同時に動くピクセルプ
ローブとデータプローブの各探針を、それぞれが接触す
べきピクセル電極及びデータ電極に正確に接触させるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶基板用プ
ローバについて、添付図面を参照しながら説明する。図
1は本実施形態に係る液晶基板用プローバのプローブユ
ニットを示す斜視図、図5は本実施形態に係る液晶基板
用プローバのプローブユニットを示す平面図、図6は本
実施形態に係る液晶基板用プローバのプローブユニット
を示す正面図、図7は本実施形態に係る液晶基板用プロ
ーバを示す平面図、図8は本実施形態に係る液晶基板用
プローバを示す正面図、図9は本実施形態に係る液晶基
板用プローバのプローブユニットでの検査時の動作状態
を示す平面図、図10は図9のプローブユニットに小さ
な液晶基板を載置した時の動作状態を示す平面図であ
る。
【0020】図7及び図8に示す本実施形態の液晶基板
用プローバ11は、液晶表示パネル(LCD)等の液晶
基板12の検査に用いられる装置である。なお、液晶基
板12は、上述した従来の技術の液晶基板6と同様に、
その1辺12Aにゲート電極、このゲート電極に直交す
る2辺12B,12Cにデータ電極、その内部にピクセ
ル電極がそれぞれ設けられている。液晶基板用プローバ
11は、この液晶基板12に対して3辺から探針を接触
させて検査を行う。
【0021】液晶基板用プローバ11は主に、カセット
設置部14と、ローダ・アンローダ部15と、測定部1
6とから構成されている。
【0022】カセット設置部14は、未検査の液晶基板
12及び検査済みの液晶基板12を収納した液晶基板収
納カセット17を設置する装置である。
【0023】ローダ・アンローダ部15は、カセット設
置部14と測定部16との間で液晶基板12を搬送する
ための装置である。このローダ・アンローダ部15は、
液晶基板12を支持してカセット設置部14と測定部1
6との間で搬送する搬送ロボット18と、この搬送ロボ
ット18の前後への移動を案内する搬送レール19とか
ら構成されている。この搬送ロボット18によって、カ
セット設置部14に設置された液晶基板収納カセット1
7内の液晶基板12が取り出されて測定部16に搬送さ
れ、検査終了後の液晶基板12が液晶基板収納カセット
17に戻されるようになっている。
【0024】測定部16は、液晶基板12を検査するた
めの装置である。この測定部16は主に、基板ステージ
20と、プローブユニット21と、顕微鏡22と、操作
部23と、アライメント用カメラ24とから構成されて
いる。
【0025】基板ステージ20は、検査のために液晶基
板12を支持するための載置台である。この基板ステー
ジ20は、載置された液晶基板12を左右方向に移動さ
せて左右位置調整を行うX移動機構25と、載置された
液晶基板12を前後方向に移動させて前後位置調整を行
うY移動機構26と、載置された液晶基板12を上下方
向に移動させて高さ調整を行うZ移動機構27と、載置
された液晶基板12を回転させて角度調整を行うθ移動
機構28と、液晶基板12を直接に支持してずれないよ
うに吸着するチャック部29とから構成されている。
【0026】顕微鏡22は、探針の接触状態等を確認す
るための装置である。この顕微鏡22は、顕微鏡レール
30に取り付けられて、プローブユニット21の上側を
前後左右に移動できるようになっている。
【0027】操作部23は、装置全体を操作するための
部位である。作業者は、この操作部23で、ローダ・ア
ンローダ部15、測定部16等を操作して、検査を行
う。
【0028】アライメント用カメラ24は、基板ステー
ジ20のチャック部29に載置された液晶基板12の位
置合わせを行うための装置である。液晶基板12にはア
ライメントマーク(図示せず)が形成されており、アラ
イメント用カメラ24はこのアライメントマークを撮影
しながら液晶基板12の位置合わせを行う。
【0029】プローブユニット21は、基板ステージ2
0に載置された液晶基板12に直接探針を接触させて検
査を行うための装置である。このプローブユニット21
は、図1、図5及び図6に示すように構成されている。
プローブユニット21は、ベースプレート32に載置さ
れた状態で、基板ステージ20に臨ませて設けられてい
る。ベースプレート32は、装置本体側に一体的に取り
付けられて、プローブユニット21を堅固に支持してい
る。ベースプレート32には、基板ステージ20のチャ
ック部29に面する位置に四角形の開口33が設けられ
ている。プローブユニット21の後述する各探針43,
47,61は、この開口33を介して、チャック部29
に載置された液晶基板12に臨まされている。
【0030】プローブユニット21は、ゲート検査部3
6と、第1データ検査部37と、第2データ検査部38
と、ピクセル検査部39とから構成されている。
【0031】ゲート検査部36は、ゲートプローブ41
と、ゲートプローブ用X軸駆動装置42とから構成され
ている。ゲートプローブ41は、液晶基板12の1辺1
2Aに位置するゲート電極に接触して検査を行うための
部材である。このゲートプローブ41はゲート電極に直
接に接触する探針43を備えて構成されている。ゲート
プローブ用X軸駆動装置42は、ゲートプローブ41を
支持してX軸方向(図5及び図6の左右方向)に移動さ
せるための装置である。このゲートプローブ用X軸駆動
装置42によって、ゲートプローブ41のX軸方向の位
置が正確に調整され、液晶基板12の測定対象となる特
定のゲート電極に探針43の先端を正確に位置合わせで
きるようになっている。
【0032】第1データ検査部37は、第1データプロ
ーブ45と、第1データプローブ用Y軸駆動装置46と
から構成されている。第1データプローブ45は、液晶
基板12のゲート電極に直交する1辺12Bに位置する
データ電極に接触して検査を行うための部材である。こ
の第1データプローブ45はデータ電極に直接に接触す
る探針47を備えて構成されている。第1データプロー
ブ用Y軸駆動装置46は、第1データプローブ45を支
持してY軸方向に移動させるための装置である。この第
1データプローブ用Y軸駆動装置46によって、第1デ
ータプローブ45のY軸方向の位置が正確に調整され、
液晶基板12の測定対象となる特定のデータ電極に探針
47の先端を正確に位置合わせできるようになってい
る。
【0033】ピクセル検査部39は、ピクセルプローブ
49と、ピクセルプローブ用XY軸駆動装置50とから
構成されている。ピクセルプローブ49は、液晶基板1
2の内部に位置するピクセル電極に接触して検査を行う
ための部材である。このピクセルプローブ49はピクセ
ル電極に直接に接触する探針51を備えて構成されてい
る。
【0034】ピクセルプローブ用XY軸駆動装置50
は、ピクセルプローブ49を支持してXY軸方向に移動
させるための装置である。このピクセルプローブ用XY
軸駆動装置50は、X軸駆動部52と、Y軸駆動部53
とから構成されている。X軸駆動部52は、ピクセルプ
ローブ49を直接に支持してX軸方向に移動させるため
の装置である。このX軸駆動部52は、支持梁54の下
側面に取り付けられている。この支持梁54は、Y軸駆
動部53に掛け渡して取り付けられている。Y軸駆動部
53は、ピクセルプローブ49をY軸方向に移動させる
ための装置である。このY軸駆動部53は、ベースプレ
ート32の開口33を挟んだ左右にそれぞれ設けられた
左側駆動機構55及び右側駆動機構56によって構成さ
れている。これら左側駆動機構55及び右側駆動機構5
6は、支持梁54をその両側から支持してY軸方向に移
動させるようになっている。これにより、ピクセルプロ
ーブ49は、X軸方向の位置をX軸駆動部52で、Y軸
方向の位置をY軸駆動部53で調整されて、正確に位置
合わせされるようになっている。即ち、液晶基板12の
内側の測定対象となる特定のピクセル電極に探針51の
先端を正確に位置合わせできるようになっている。
【0035】第2データ検査部38は、第2データプロ
ーブ58と、データプローブ移動機構59と、相対位置
調整機構60とから構成されている。第2データプロー
ブ58は、液晶基板12のゲート電極に直交する他の1
辺12Cに位置するデータ電極に接触して検査を行うた
めの部材である。この第2データプローブ58はデータ
電極に直接に接触する探針61を備えて構成されてい
る。
【0036】データプローブ移動機構59は、第1デー
タプローブ45及び第2データプローブ58の間隔を液
晶基板12の大きさに合わせて調整するための機構であ
る。このデータプローブ移動機構59は具体的には、第
2データプローブ58を支持してX軸方向に移動させて
第1データプローブ45と第2データプローブ58の間
隔を調整する。データプローブ移動機構59は、ピクセ
ルプローブ用XY軸駆動装置50の支持梁54の上側
に、X軸方向に配設して取り付けられている。これによ
り、相対位置調整機構60を支持してX軸方向へ移動さ
せることで、第1データプローブ45と第2データプロ
ーブ58の間隔を調整するようになっている。このデー
タプローブ移動機構59による相対位置調整機構60の
移動範囲は、最大寸法の液晶基板12に合わせて設定さ
れている。即ち、データプローブ移動機構59によって
第1データプローブ45と第2データプローブ58との
間隔を最大にしたときに、各データプローブ45,58
が最大寸法の液晶基板12に整合するように設定されて
いる。
【0037】データプローブ移動機構59は、支持梁5
4に固定されることで、ピクセルプローブ49と連結
し、一体的にY軸方向に移動するようになっている。こ
れにより、ピクセルプローブ49と第2データプローブ
58とが、X軸駆動部52、支持梁54、データプロー
ブ移動機構59及び相対位置調整機構60を介して、互
いに連結され、検査に際してY軸方向に連動するように
なっている。
【0038】相対位置調整機構60は、互いに連結され
たピクセルプローブ49と第2データプローブ58との
相対位置を微調整するための装置である。この相対位置
調整機構60は、水平梁部60Aと、垂直梁部60Bと
から構成されている。水平梁部60Aは、データプロー
ブ移動機構59に支持された状態で、それ自体がY軸方
向に移動できるようになっている。垂直梁部60Bは、
水平梁部60Aの端部から下方へ垂下して設けられ、そ
の下端部に第2データプローブ58が取り付けられてい
る。
【0039】[動作]以上のように構成された液晶基板
用プローバ11では、次のようにして液晶基板12の検
査が行われる。
【0040】カセット設置部14の液晶基板収納カセッ
ト17に収納された液晶基板12が、搬送ロボット18
によって取り出され、測定部16に搬送される。測定部
16に搬送された液晶基板12は、基板ステージ20の
チャック部29に載置される。チャック部29に載置さ
れた液晶基板12は位置合わせが行われる。具体的に
は、アライメント用カメラ24で液晶基板12のアライ
メントマークを確認しながら、基板ステージ20でチャ
ック部29に載置された液晶基板12をX方向及びY方
向に移動させることにより行われる。
【0041】このとき、液晶基板12が最大寸法の場合
は、図9に示すようにして検査される。
【0042】ゲート検査部36では、ゲートプローブ4
1がゲートプローブ用X軸駆動装置42によって設定位
置に移動され、探針43の先端が検査対象位置のゲート
電極に位置合わせされる。また、第1データ検査部37
では、第1データプローブ45が第1データプローブ用
Y軸駆動装置46によって設定位置に移動され、探針4
7の先端が検査対象位置のデータ電極に位置合わせされ
る。さらに、ピクセル検査部39では、ピクセルプロー
ブ49がX軸駆動部52によって設定位置に移動され、
探針51の先端が検査対象位置のピクセル電極に位置合
わせされる。
【0043】一方、第2データ検査部38では、まずデ
ータプローブ移動機構59で、相対位置調整機構60を
X軸方向に移動させて、第1データプローブ45と第2
データプローブ58との間隔を調整し、液晶基板12の
大きさに合わせる。液晶基板12は、アライメント用カ
メラ24による位置合わせで、その一方の辺12Bを第
1データプローブ45に合わせて調整されているため、
データプローブ移動機構59によって第2データプロー
ブ58を液晶基板12の他方の辺12Cに合わせる。こ
のとき、液晶基板12は最大寸法であるため、第2デー
タプローブ58はほとんど移動されることはなく、微調
整だけ行われる。
【0044】さらに、相対位置調整機構60で、第2デ
ータプローブ58をY軸方向に移動させて、第2データ
プローブ58とピクセルプローブ49との位置調整を行
う。通常、ピクセル電極とデータ電極の位置は整合し、
Y軸方向に同じ間隔で配設されているため、それらの電
極位置に合わせて相対位置調整機構60で、第2データ
プローブ58とピクセルプローブ49との位置調整を行
う。
【0045】以上のようにして各探針の位置を液晶基板
12に合わせて調整した後、基板ステージ20のZ移動
機構27によってチャック部29に載置された液晶基板
12を上昇させて、各探針と各電極とを接触させ、検査
を行う。
【0046】複数箇所を検査する場合は、基板ステージ
20のZ移動機構27で液晶基板12を降下させ、ゲー
トプローブ用X軸駆動装置42、第1データプローブ用
Y軸駆動装置46及びピクセルプローブ用XY軸駆動装
置50で各プローブを設定量だけずらして各探針と各電
極とを整合させる。このとき、ピクセルプローブ49と
第2データプローブ58は、ピクセルプローブ用XY軸
駆動装置50によって一体的に移動され、ピクセルプロ
ーブ49及び第2データプローブ58の各探針51,6
1が各電極に同時に整合される。次いで、Z移動機構2
7で液晶基板12を上昇させて検査を行う。
【0047】一方、液晶基板12が小型である場合は、
図10に示すようにして検査される。
【0048】この場合、小型の液晶基板12がチャック
部29に載置された後、アライメント用カメラ24とX
移動機構25とY移動機構26とで、ゲート検査部36
側の左端部に位置合わせされる。
【0049】次いで、上記同様に、ゲート検査部36で
は、ゲートプローブ用X軸駆動装置42でゲートプロー
ブ41の探針43の先端が検査対象位置のゲート電極に
位置合わせされる。第1データ検査部37では、第1デ
ータプローブ用Y軸駆動装置46で第1データプローブ
45の探針47の先端が検査対象位置のデータ電極に位
置合わせされる。ピクセル検査部39では、X軸駆動部
52によってX軸方向が、Y軸駆動部53によってY軸
方向が調整されて、ピクセルプローブ49が設定位置に
移動され、探針51の先端が検査対象位置のピクセル電
極に位置合わせられる。
【0050】一方、第2データ検査部38では、データ
プローブ移動機構59で、相対位置調整機構60がX軸
方向に移動されて、第1データプローブ45と第2デー
タプローブ58との間隔が調整され、小型の液晶基板1
2の大きさに合わされる。
【0051】さらに、相対位置調整機構60で、第2デ
ータプローブ58をY軸方向に移動させて、第2データ
プローブ58とピクセルプローブ49との位置調整を行
う。
【0052】以上のようにして各探針の位置を調整した
後、上記同様に、基板ステージ20のZ移動機構27に
よってチャック部29に載置された液晶基板12を上昇
させて、各探針と各電極とを接触させ、検査を行う。複
数箇所を検査する場合は、Z移動機構27で液晶基板1
2を降下させ、ゲートプローブ用X軸駆動装置42、第
1データプローブ用Y軸駆動装置46及びピクセルプロ
ーブ用XY軸駆動装置50で各プローブを設定量だけず
らして各探針と各電極とを整合させる。ピクセルプロー
ブ49及び第2データプローブ58の各探針51,61
はピクセルプローブ用XY軸駆動装置50によって各電
極に同時に整合される。そして、Z移動機構27で液晶
基板12を上昇させて検査を行う。
【0053】[効果]以上のように、データプローブ移
動機構59で、液晶基板12の大きさに合わせて第1デ
ータプローブ45と第2データプローブ58との間隔を
調整するようにしたので、大きさの異なる液晶基板12
に対して、その両側のデータ電極に第1及び第2データ
プローブ45,58を確実に接触させて、同時に検査す
ることができる。この結果、大きさの異なる液晶基板1
2を効率的に検査することができる。
【0054】また、ピクセルプローブ49と第2データ
プローブ58とを連動させるようにしたので、複数箇所
を連続的に検査する場合は、ピクセルプローブ用XY軸
駆動装置50で各プローブ49,58をY軸方向に一体
的に移動させて各探針51,61を検査対象位置のピク
セル電極及びデータ電極に連続的に接触させることがで
きる。これにより、検査作業の効率化を図ることができ
る。
【0055】さらに、相対位置調整機構60でピクセル
プローブ49と第2データプローブ58との相対位置を
微調整するようにしたので、同時に動くピクセルプロー
ブとデータプローブの各探針を、ピクセル電極とデータ
電極に正確に接触させることができ、検査作業の効率化
を図ることができる。
【0056】[変形例] (1) 上記実施形態では、データプローブ移動機構5
9を、第2データプローブ58側に設けたが、第1デー
タプローブ45側に設けてもよい。この場合も、上記実
施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
【0057】(2) 上記実施形態では、各プローブ4
1,45,49,58に1本の探針を備えたが、複数本
の探針を備えてもよい。この場合も、上記実施形態と同
様の作用、効果を奏することができる。
【0058】(3) 上記実施形態では、相対位置調整
機構60を第2データプローブ58側に設けたが、ピク
セルプローブ49側に設けてもよい。この場合も、上記
実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
【0059】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
【0060】(1) データプローブ移動機構で、液晶
基板の大きさに合わせて第1データプローブと第2デー
タプローブとの間隔を調整するようにしたので、大きさ
の異なる液晶基板に対して、その両側のデータ電極に第
1及び第2データプローブを確実に接触させて、同時に
検査することができる。この結果、大きさの異なる液晶
基板12を効率的に検査することができる。
【0061】(2) 第2データプローブとピクセルプ
ローブとを連動させるようにしたので、検査に際して、
一方のデータ電極とピクセル電極に同時に探針を接触さ
せることができ、検査作業の効率化を図ることができ
る。
【0062】(3) 相対位置調整機構でピクセルプロ
ーブと第2データプローブとの相対位置を微調整するよ
うにしたので、同時に動くピクセルプローブとデータプ
ローブの各探針を、ピクセル電極とデータ電極に正確に
接触させることができ、検査作業の効率化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバの
プローブユニットを示す斜視図である。
【図2】従来の液晶基板用プローバのプローブユニット
を示す平面図である。
【図3】従来の液晶基板用プローバのプローブユニット
での検査時の動作状態を示す平面図である。
【図4】従来の液晶基板用プローバのプローブユニット
での検査時の動作状態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバの
プローブユニットを示す平面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバの
プローブユニットを示す正面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバを
示す平面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバを
示す正面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る液晶基板用プローバの
プローブユニットでの検査時の動作状態を示す平面図で
ある。
【図10】図9のプローブユニットに小さな液晶基板を
載置した時の動作状態を示す平面図である。
【符号の説明】
11:液晶基板用プローバ、12:液晶基板、12A,
12B,12C:辺、14:カセット設置部、15:ロ
ーダ・アンローダ部、16:測定部、17:液晶基板収
納カセット、18:搬送ロボット、19:搬送レール、
20:基板ステージ、21:プローブユニット、22:
顕微鏡、23:操作部、24:アライメント用カメラ、
25:X移動機構、26:Y移動機構、27:Z移動機
構、28:θ移動機構、29:チャック部、30:顕微
鏡レール、32:ベースプレート、33:開口、36:
ゲート検査部、37:第1データ検査部、38:第2デ
ータ検査部、39:ピクセル検査部、41:ゲートプロ
ーブ、42:ゲートプローブ用X軸駆動装置、43:探
針、45:第1データプローブ、46:第1データプロ
ーブ用Y軸駆動装置、47:探針、49:ピクセルプロ
ーブ、50:ピクセルプローブ用XY軸駆動装置、5
1:探針、52:X軸駆動部、53:Y軸駆動部、5
4:支持梁、55:左側駆動機構、56:右側駆動機
構、58:第2データプローブ、59:データプローブ
移動機構、60:相対位置調整機構、60A:水平梁
部、60B:垂直梁部、61:探針。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G011 AA02 AC02 AC06 AC09 AE03 2G032 AA00 AB01 AD08 AE01 AF02 AF04 AK04 AL04 2H088 EA03 FA10 FA12 FA16 FA24 FA30 GA02 HA02 HA08 JA05 MA16 2H092 JB77 MA57 NA14 NA25 NA27 NA30 PA06 QA07 9A001 BB06 KK37 LL05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶基板の1辺に位置するゲート電極に
    接触する探針を有するゲートプローブと、上記ゲート電
    極に直交する1辺に位置するデータ電極に接触する探針
    を有する第1データプローブと、上記ゲート電極に直交
    する他の1辺に位置するデータ電極に接触する探針を有
    する第2データプローブと、上記液晶基板中に位置する
    ピクセル電極に接触する探針を有するピクセルプローブ
    とを備えた液晶基板用プローバにおいて、 上記第1及び第2データプローブの一方又は両方に、各
    データプローブの間隔を液晶基板の大きさに合わせて調
    整するデータプローブ移動機構を備えたことを特徴とす
    る液晶基板用プローバ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶基板用プローバに
    おいて、 上記データプローブ移動機構が、上記ピクセルプローブ
    と連結して設けられ、データプローブ移動機構に備えら
    れたデータプローブと上記ピクセルプローブとが連動す
    ることを特徴とする液晶基板用プローバ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液晶基板用プローバに
    おいて、 上記ピクセルプローブと、このピクセルプローブに連動
    するデータプローブとの相対位置を微調整する相対位置
    調整機構を備えたことを特徴とする液晶基板用プロー
    バ。
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