JP2001296147A - エンコーダ、その制御方法及び座標入力装置 - Google Patents

エンコーダ、その制御方法及び座標入力装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトICを受光素子として用いた低消費電
力化されたエンコーダ、その制御方法及び座標入力装置
の実現。 【解決手段】 発光素子11と、発光素子11からの光を受
光するフォトIC12とを備えるエンコーダ1は、フォト
IC12の一対の電源端子21、22のいずれか一方が接続さ
れる第1の駆動電力出力端子23であって、フォトIC12
を所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力す
る第1の駆動電力出力端子23を有する駆動手段14を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ロータリエ
ンコーダ及びその制御方法、並びに光学式ロータリエン
コーダを用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年PCの操作性を向上するためにGU
I(Graphical User Interface)が採用されているが、
ディスプレイ画面上のアイコン等を指示するために、マ
ウスやトラックボール等の座標入力装置が用いられてい
る。このような座標入力装置においては、座標入力装置
に内蔵されたボールの回転量及び回転方向をXY2方向
の直交成分に分離して測定するために光学式ロータリエ
ンコーダが用いられることが多い。
【0003】一般に光学式ロータリエンコーダは、発光
素子と、発光素子からの光を受光する受光素子と、スリ
ットの入った円板とを備える。円板は発光素子と受光素
子との間に設置されている。円板が回転したとき、円板
のスリットは発光素子からの光を透過若しくは遮断す
る。受光手段はスリットを透過した光を受光する。受光
された光は、円板の回転速度及び回転方向に対応した電
気パルス信号として変換される。
【0004】光学式ロータリエンコーダを用いた座標入
力装置では、座標入力装置の操作量及び操作方向は光学
式ロータリエンコーダの円板の回転量及び回転方向とし
て検出される。光学式ロータリエンコーダ内の発光素子
及び受光素子の組としては、発光ダイオード(LED)
及びフォトトランジスタの組が用いられるのが一般的で
ある。フォトトランジスタは、内部にフォトダイオード
及びトランジスタを備えてなる素子であり、フォトダイ
オードで光電気変換した信号をトランジスタで増幅する
光増幅機能を有する。
【0005】LED及びトランジスタは共にアナログ素
子であるのでその特性には個体差がある。すなわち、L
EDにおいては例えば発光強度に関して個体差があり、
フォトトランジスタにおいては例えば受光感度に関して
個体差がある。このような個体差が大きいと、温度の微
妙な変化や時間の経過による素子の劣化のために光学式
ロータリエンコーダ内の円板の回転量及び回転方向に関
する情報の抽出が困難になり、特に座標入力装置に光学
式ロータリエンコーダを用いた場合においては正常なマ
ウスカーソルの移動が不可能となる。
【0006】そのため、一般にLED及びフォトトラン
ジスタを用いた光学式ロータリエンコーダを設計する場
合には、上述のような各素子の個体差を除去するため
に、各種処理回路の素子の定数を調整したり、LEDと
フォトトランジスタとの間の距離を調整してLEDとフ
ォトトランジスタとの間に所望の光結合の強度を得るこ
とで、光学式ロータリエンコーダの安定出力を確保して
いる。
【0007】また、一般にLEDやフォトトランジスタ
は、上述した各個体差に基づいたいわゆる「ランク」毎
に分類される。例えばLEDは同一電流を流したときの
発光量の相対レベル(発光ランク)毎に分類され、一方
フォトトランジスタは同一光量が照射されたときに流れ
る光電流の相対レベル(受光ランク)毎に分類される。
光学式ロータリエンコーダを設計する際は、このような
各素子に関するランクについて十分に考慮し、光学式ロ
ータリエンコーダの安定動作を保証するLEDとフォト
トランジスタの最適な組み合わせを選択している。
【0008】光学式ロータリエンコーダの設計の際の、
上述したような回路調整及びLEDとフォトトランジス
タとの間の距離の調整は、コストがかかり信頼性にも欠
ける。また、発光ランク及び受光ランクを考慮した設計
では、利用可能な素子の選択範囲が狭まり、結果として
設計コストがかかることになる。また更に、例えば上述
の光学式ロータリエンコーダを座標入力装置に用いた場
合、フォトトランジスタの出力を座標入力装置内の座標
演算処理手段であるマイクロコンピュータへ直接に入力
することは可能ではあるが、使用されるマイクロコンピ
ュータの規格により入力ポートのスレッショルド電圧が
異なるため調整が必要である。
【0009】近年、このような欠点を有するフォトトラ
ンジスタを改良発展させた受光素子として、フォトIC
と呼ばれる素子が市場に供給されており、光学式ロータ
リエンコーダの受光素子としてフォトICを用いたもの
も数多く出回っている。通常のフォトトランジスタは2
個のフォトダイオードを備えるが、これに対し、フォト
ICは4個のフォトダイオードを備え、更に数百個のト
ランジスタを備える。フォトICでは、受光した光の位
相が互いに反転した2つの信号を生成するようにフォト
ダイオード2個を一組として使用されており、この2つ
の信号の差動信号を得て、その差動信号を矩形状に波形
整形して電気パルス信号を出力する。
【0010】従ってフォトICは、光増幅の機能しか持
たない通常のフォトトランジスタに比べて、温度、湿度
及び発光量(経時変化による光量劣化)の変化に対して
耐性を有するという利点がある。また、フォトICの出
力信号は矩形状の電気パルス信号、すなわちハイ若しく
はローの2値信号であるので、例えば座標入力装置の光
学式ロータリエンコーダにフォトCIを用いた場合は座
標入力装置内のマイクロコンピュータへの直接入力も可
能であるという利点も有する。
【0011】フォトICは集積回路であるので受光機能
以外にも種々の付加機能を更に持たせることができると
いう利点もある。例えば、発光素子であるLEDを間欠
駆動しフォトICで受光する場合等において、LEDが
消えてもフォトICが受光時のデータを内部メモリに記
憶するデータホールド機能を持たせることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように光学式ロー
タリエンコーダにフォトICを用いることはフォトトラ
ンジスタを用いることに比べて多くの利点を有するとい
えるが、いくつかの欠点がある。まず第1に、通常のフ
ォトトランジスタは受光しなければ基本的には電流は出
力されないが、フォトICは集積回路であるので受光し
なくても常時電流を消費し続けてしまうという欠点であ
る。
【0013】フォトICは、常時電流を消費し続けるも
ののその値は数百μA〜数mAであるため、PS/2等
のインタフェースを有する座標入力装置に使用する場合
等には特に障害とはならなかった。しかし、近年急速に
普及しつつあるUSB(ユニバーサル・シリアル・バ
ス)インタフェースにおいては、座標入力装置のサスペ
ンドモード時の消費電流が規格で一般に定められてい
る。サスペンドモードはスタンバイモードとも呼ばれ、
例えば通常使用可能な機能を一時的に休止したり使用不
可能にし、通常動作時よりも消費電力を低減することで
省電力化を図るモードである。なお、スリープモードも
同様の意味で用いられるがサスペンドモードの方がスリ
ープモードよりも一層低消費電力であると当業分野では
解釈されている。USBインタフェースを用いた座標入
力装置等の周辺機器のサスペンドモード時における消費
電流は500μA未満でなければならないことが規格で
定められいる。しかしながら、フォトIC1個あたりの
消費電流は最大200μAであり、通信線だけでも約2
50μAの電流を消費するので、フォトICが2個用い
られる座標入力装置における全消費電流は650μAと
なり、この規格を超えてしまうことになる。
【0014】このようにフォトICを座標入力装置の光
学式ロータリエンコーダの受光素子として用いること
は、従来のフォトトランジスタを用いた場合に比べて有
利な点を数多く有するが、その一方で特にサスペンドモ
ード時等における消費電流の低減化についてはまだ課題
が残されているといえる。従って、本発明の第1の目的
は、上記課題に鑑み、フォトICを受光素子として用い
た低消費電力化された光学式ロータリエンコーダを提供
することにある。
【0015】本発明の第2の目的は、上記課題に鑑み、
フォトICを受光素子として用いた低消費電力化された
光学式ロータリエンコーダを備えてなる座標入力装置を
提供することにある。本発明の第3の目的は、上記課題
に鑑み、フォトICを受光素子として用いた低消費電力
化された光学式ロータリエンコーダの制御方法を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を実現す
るために、第1の発明によれば、発光素子と、発光素子
からの光を受光するフォトICとを備えるエンコーダ
は、フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続
される第1の駆動電力出力端子であって、フォトICを
所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力する
第1の駆動電力出力端子を有する駆動手段を備える。
【0017】上記第2の目的を実現するために、第2の
発明によれば、複数のスリットが円周に沿って等間隔に
形成されたスリット円板を更に備える第1の発明による
エンコーダを備える座標入力装置は、スリット円板の回
転情報に基づいてコンピュータに対する座標入力データ
を生成する。上記第3の目的を実現するために、第3の
発明によれば、発光素子と、発光素子からの光を受光す
るフォトICとを備えるエンコーダの制御方法は、フォ
トICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第
1の駆動電力出力端子からフォトICを所望の期間だけ
間欠駆動するための駆動電力を出力する。
【0018】第1の発明によれば、受光素子としてフォ
トICを用いた光学式ロータリエンコーダにおいて、フ
ォトICの駆動電源として間欠電力を供給することによ
って、エンコーダの消費電力を低減することができる。
更にエンコーダの発光素子も間欠駆動させれば、消費電
力をより一層低減することができる。第2の発明によれ
ば、受光素子としてフォトICを用いた光学式ロータリ
エンコーダの制御方法として、フォトICの駆動電源と
して間欠電力を供給することができるので、エンコーダ
の消費電力を低減することができる。更にエンコーダの
発光素子も間欠駆動させることもできるので、消費電力
をより一層低減することができる。
【0019】第3の発明によれば、駆動電源として間欠
電力を供給され得るエンコーダを座標入力装置の移動量
及び移動方向の検出に用いるので、座標入力装置の消費
電力を低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明によるエンコーダは、発光
素子と、発光素子からの光を受光するフォトICと、フ
ォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される
第1の駆動電力出力端子であって、フォトICを所望の
期間だけ間欠駆動するための駆動電圧を出力する第1の
駆動電力出力端子を有する駆動手段を備える。フォトI
Cを間欠駆動することによってエンコーダの消費電力を
低減する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例によるエン
コーダの原理構成図である。本実施例によるエンコーダ
1は、発光素子11と、フォトIC12と、スリット
(図示せず)の入ったスリット円板13と、駆動手段1
4とを備えてなる。発光素子11は、本実施例ではLE
Dであるが、その他の発光素子であってもよい。
【0022】フォトIC12は、一対の電源端子として
駆動電力入力端子21及び接地端子22を有しており、
駆動電力入力端子21は後述する駆動手段14の第1の
駆動電力出力端子23に接続され、接地端子22は接地
されている。フォトIC12はその内部に4個のフォト
ダイオード(図示せず)と数百個のトランジスタ(図示
せず)とを備えてなり、駆動電力入力端子21に5V、
接地端子22に0Vの電圧を印加したときに駆動され
る。
【0023】スリット円板13は、発光素子11とフォ
トIC12との間に設置されている。発光素子11が発
光しているときにスリット円板13が回転すると、スリ
ット円板13のスリットは発光素子11からの光を透過
若しくは遮断する。フォトIC12はこの透過した光を
受光する。駆動手段14は、フォトIC12を駆動する
ための駆動電力を供給する。駆動手段14は第1の駆動
電力出力端子23を有しており、第1の駆動電力出力端
子23はフォトIC12を駆動するための電圧を出力す
る。第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の駆
動電力入力端子21に接続されている。出力される電圧
がパルス状であれば、フォトIC12は間欠駆動するこ
とになる。本実施例によれば、第1の駆動電力出力端子
23からパルス電圧として5V又は0Vを交互に出力す
ることができる。
【0024】本実施例によるフォトIC12は接地端子
22が接地されているので、駆動入力端子21に5Vが
印加されたときに動作する。つまり、駆動手段14の第
1の駆動電力出力端子23から出力される電圧が5Vの
ときにフォトIC12は動作し0Vのときに動作が停止
することになる。従って、駆動手段14によってパルス
電圧を出力することでフォトICが間欠駆動されること
ができる。
【0025】駆動手段14は、例えばマイクロコンピュ
ータで実現でき、パルス周期やデューティ比を予めプロ
グラムしておいてもよい。また、マイクロコンピュータ
の代わりに通常のパルス発振器を用いてもよい。また、
後述するように本実施例によるエンコーダ1を座標入力
装置のボール回転検出に用いる場合は、座標入力装置に
内蔵される座標演算処理用のマイクロコンピュータに本
実施例の駆動手段14の機能を更に持たせることが好ま
しく、このときマイクロコンピュータの空いている出力
ポートのうちの1つを第1の駆動電力出力端子23とし
て割り当ててもよい。
【0026】図2は、本発明の第2の実施例によるエン
コーダの原理構成図である。本実施例によるエンコーダ
1は、第1の実施例と同様の構成要素を備えてなるが、
フォトIC12の駆動電力入力端子21には5Vが常時
印加され、かつ接地端子22は駆動手段14の第1の駆
動電力出力端子23に接続されている点を特徴とする。
その他の点については第1の実施例と同様である。
【0027】フォトIC12は、既に説明したように、
駆動電力入力端子21に5V、接地端子22に0Vの電
圧が印加されたときに動作するが、本実施例では駆動電
力入力端子21には5Vが常時印加されているので、接
地端子22を0VにさえすればフォトIC12は動作す
ることになる。駆動手段14は、フォトIC12を駆動
するための駆動電力を供給する。駆動手段14は、第1
の駆動電力出力端子23を有しており、第1の駆動電力
出力端子23はフォトIC12を駆動するための電圧を
出力するが、本実施例では第1の駆動電力出力端子23
はフォトIC12の接地端子22に接続されている。出
力される電圧がパルス状であれば、フォトIC12は間
欠駆動することになる。本実施例によれば、第1の駆動
電力出力端子23からパルス電圧として5V又は0Vを
交互に出力することができる。
【0028】本実施例によるフォトIC12は駆動電力
入力端子21に5Vの電圧が常時印加されているので、
接地端子22に0Vが印加されたときに動作する。つま
り、接地端子22に接続された第1の駆動電力出力端子
23から出力される電圧が0VのときにフォトIC12
は動作し5Vのときに動作が停止することになる。従っ
て、駆動手段14によってパルス電圧を出力することで
フォトIC12を間欠駆動することができる。
【0029】図3は、本発明の第1又は第2の実施例に
よるエンコーダの動作を示すフローチャートである。本
発明の第1及び第2の実施例では、駆動手段14はパル
ス電圧をフォトIC12の駆動電源として供給すること
ができ、これによってフォトIC12を間欠駆動するこ
とが可能となる。しかし、第1の実施例において第1の
駆動電力出力手段23から5V(第2の実施例において
は0V)の電圧が出力されてフォトIC12の電源がO
Nした直後はフォトIC12内部の状態が不安定であ
り、このとき出力された信号はノイズが乗っており正常
なものとはいえない。そこで本発明においては、フォト
IC12の電源がONしてからその内部状態が安定する
まで信号出力を一定時間待機する。
【0030】第1の実施例において駆動手段14の第1
の駆動電力出力端子23から5V(第2の実施例におい
ては0V)の電圧が出力されると、図3のステップ10
1に示すように、フォトIC14の電源がONする。次
いで、ステップ102において、フォトIC12は、信
号出力を一定時間待機する。その待機時間は少なくとも
フォトIC12の内部状態が安定するまでの時間であ
り、例えば20μsである。
【0031】そしてステップ103において、フォトI
C12は受光結果をサンプリングして、後段のマイクロ
コンピュータなどの座標演算処理手段(図示せず)で読
み取りホストへ出力する。そして、ステップ104にお
いて、第1の駆動電力出力端子23は第1の実施例にお
いては0V(第2の実施例においては5V)の電圧を出
力し、フォトIC14の電源をOFFする。
【0032】上述のステップ101からステップ104
までが実行される期間は、駆動手段14の第1の駆動電
力出力端子23から第1の実施例においては5V(第2
の実施例においては0V)の電圧が出力されている期間
であり、間欠駆動してもフォトIC14の正常動作を確
保できる例えば0.5秒である。例えばパルス電圧のデ
ューティ比が50%である場合は、ステップ101から
ステップ104までが実行される期間はパルス電圧の周
期の半分である。
【0033】以上説明したように、本発明の第1及び第
2の実施例によれば、フォトIC12を間欠駆動するこ
とによって、エンコーダ1の消費電流を低減することが
できる。図4は本発明の第3の実施例によるエンコーダ
の原理構成図である。本実施例は、第1の実施例同様フ
ォトIC12を間欠駆動するとともに、発光素子11に
ついてもそれに同期して間欠駆動するものであり、フォ
トIC12及び発光素子11に対して同じ駆動電力を第
1の駆動電力出力端子23から供給する点を特徴とす
る。
【0034】本実施例によるエンコーダ1は、第1の実
施例と同様の構成要素を備えてなるが、駆動手段14の
第1の駆動電力出力端子23は、フォトIC12の駆動
電力入力端子21に接続されると共に発光素子11の陽
極側にも接続されている。フォトIC12の接地端子2
2は接地されている。その他の点については第1の実施
例と同様である。
【0035】駆動手段14は、フォトIC12及び発光
素子11を駆動するための駆動電力を供給する。駆動手
段14は第1の駆動電力出力端子23を有しており、第
1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の駆動電力
入力端子21及び発光素子11の陽極側に接続されてい
る。第1の駆動電力出力端子23は、フォトIC12及
び発光素子11を駆動するための電圧を出力する。発光
素子11及びフォトIC12は、第1の駆動電力出力端
子23から出力されるパルス電圧が5Vのときに動作
し、0Vのときに動作が停止する。本実施例によれば、
駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23からパルス
電圧として5V又は0Vを交互に出力することができ、
それによりフォトIC12及び発光素子11を同期させ
ながら間欠駆動させることができる。
【0036】なお、既に説明した各実施例同様、本実施
例によるエンコーダ1を座標入力装置のボール回転検出
に用いる場合は、座標入力装置に内蔵される座標演算処
理用のマイクロコンピュータに本実施例の駆動手段14
の機能を更に持たせればよく、このときマイクロコンピ
ュータの空いている出力ポートのうちの1つを第1の駆
動電力出力端子23として割り当てればよい。
【0037】図5は、本発明の第3の実施例によるエン
コーダの動作を示すフローチャートである。上述のよう
に本発明の第3の実施例では、発光素子11及びフォト
IC12の駆動電力を共に駆動手段14から供給する
が、第1の駆動電力出力端子23からパルス電圧が出力
されたとき、発光素子11及びフォトIC12は同期し
ながら間欠駆動をする。
【0038】駆動手段14の第1の駆動電力出力端子2
3から5Vの電圧が出力されると、図5のステップ20
1に示すように、発光素子11及びフォトIC14の電
源がONする。次いで、ステップ202において、フォ
トIC12は、信号出力を一定時間待機する。その待機
時間は少なくともフォトIC12の内部状態が安定する
までの時間であり、例えば20μsである。
【0039】そしてステップ203において、フォトI
C12は受光結果をサンプリングして、後段のマイクロ
コンピュータなどの座標演算処理手段(図示せず)で読
み取りホストへ出力する。そして、ステップ204にお
いて、第1の駆動電力出力端子23は0Vを出力し、発
光素子11及びフォトIC14の電源をOFFする。
【0040】上述のステップ201からステップ204
までが実行される期間は、駆動手段14の第1の駆動電
力出力端子23から5Vの電圧が出力されている期間で
あり、間欠駆動してもフォトIC14の正常動作を確保
できる例えば0.5秒である。以上説明したように、本
発明の第3の実施例によれば、フォトIC12と共に発
光素子11も間欠駆動されることによって、エンコーダ
1の消費電流を第1及び第2の実施例よりも更に低減す
ることができる。
【0041】図6は本発明の第4の実施例によるエンコ
ーダの原理構成図である。本実施例は、第3の実施例同
様、発光素子11及びフォトIC12をパルス電圧を用
いて間欠駆動することができるが、特に、駆動手段14
の駆動電圧を出力するための端子を発光素子11とフォ
トIC12とで別々に接続して、発光素子11及びフォ
トIC12を個別に駆動可能にした点を特徴とする。
【0042】本実施例によるエンコーダ1は、上述の各
実施例と同様の構成要素を備えて成る。駆動手段14
は、第1の駆動電力出力端子23と第2の駆動電力出力
端子24とを有している。第1の駆動電力出力端子23
はフォトIC12の駆動電力入力端子21に接続され、
第2の駆動電力出力端子24は発光素子11の陽極側に
接続されている。フォトIC12の接地端子は接地され
ている。
【0043】第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆
動電力出力端子24はそれぞれ、フォトIC12及び発
光素子11を駆動するための電圧を個別に出力すること
ができ、パルス電圧を出力すれば、フォトIC12及び
/又は発光素子11を間欠駆動することができる。な
お、既に説明した各実施例同様、本実施例によるエンコ
ーダ1を座標入力装置のボール回転検出に用いる場合
は、座標入力装置に内蔵される座標演算処理用のマイク
ロコンピュータに本実施例の駆動手段14の機能を更に
持たせればよく、このときマイクロコンピュータの空い
ている出力ポートのうちの2つを第1の駆動電力出力端
子23及び第2の駆動電力出力端子24に割り当てれば
よい。
【0044】図7は、本発明の第4の実施例によるエン
コーダの動作を示すフローチャートである。上述のよう
に、駆動手段14の駆動電圧を出力するための端子は発
光素子11とフォトICとで別々に接続されるので、発
光素子11及びフォトIC12を個別に駆動することが
可能である。
【0045】本実施例では、発光素子11及びフォトI
C12を共にパルス電圧を用いて間欠駆動できるが、例
えば、フォトIC12を発光素子11よりも先に電源を
ONさせ、発光素子11をフォトIC12よりも後にO
FFさせるようにする。従って、第1の駆動電力出力端
子23及び第2の駆動電力出力端子24から出力される
パルス電圧は、パルス周期自体は同じであるがデューテ
ィ比が異なるものになる。
【0046】図8は本発明の第4の実施例における間欠
駆動用のパルス電圧を例示する図である。図8に例示さ
れたように、第1の駆動電力出力端子23から出力され
るパルス電圧の方が第2の駆動電力出力端子24よりも
デューティ比が大きい。第1の駆動電力出力端子23及
び第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電
圧のパルス周期は同じであるが、第1の駆動電力出力端
子23から出力されるパルス電圧の立ち上りは第2の駆
動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち上
りよりも時間的に早く、第1の駆動電力出力端子23か
ら出力されるパルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電力
出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち下がりよ
りも時間的に遅い。このようなパルス電圧をそれぞれフ
ォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11
の陽極側に印加することによって、フォトIC12を発
光素子11よりも先に電源をONさせ、発光素子11を
フォトIC12よりも後にOFFさせることができる。
【0047】駆動手段14の第1の駆動電力出力端子2
3から5Vの電圧が出力されると、図7のステップ30
1に示すように、フォトIC14の電源がONする。第
1の駆動電力出力端子23に時間的に遅れて第2の駆動
電力出力端子24から5Vの電圧が出力されると、図7
のステップ302に示すように、発光素子11の電源が
ONする。
【0048】次いで、ステップ303において、フォト
IC12は、信号出力を一定時間待機する。その待機時
間は少なくともフォトIC12の内部状態が安定するま
での時間であり、例えば20μsである。そしてステッ
プ304において、フォトIC12は受光結果をサンプ
リングして、後段のマイクロコンピュータなどの座標演
算処理手段(図示せず)で読み取りホストへ出力する。
【0049】次いで、ステップ305において、第2の
駆動電力出力端子24は0Vを出力し、発光素子11の
電源をOFFする。そして、ステップ306において、
第1の駆動電力出力端子23は0Vを出力し、フォトI
C14の電源をOFFする。なお、図8に例示されるパ
ルス電圧はあくまでも例である。本実施例では、デュー
ティ比の異なる2種類のパルス電圧を用いて発光素子1
1及びフォトIC12を個別に間欠駆動し、例えばフォ
トIC12を発光素子11よりも先に電源をONさせ、
発光素子11をフォトIC12よりも後にOFFさせる
ようにしているが、全く同じデューティ比及びパルス周
期を有するパルス電圧を、第1の駆動電圧出力端子23
及び第2の駆動電圧出力端子24から同期させて出力す
ることによって、第3の実施例のように発光素子11及
びフォトIC12の間欠駆動を同期させてもよい。
【0050】また、第1の駆動電力出力端子23から出
力されるパルス電圧の立ち上りは第2の駆動電力出力端
子24から出力されるパルス電圧の立ち上りよりも時間
的に同時かあるいは早く、第1の駆動電力出力端子23
から出力されるパルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電
力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち下がり
よりも時間的に同時かあるいは遅いようなパルス電圧で
あればよい。また、発光素子11の陽極側にデューティ
比100%のパルス電圧として常時5Vの電圧を印加し
て、フォトIC12のみパルス電圧を印加してもよく、
これにより図1及び図2を参照して説明した第1及び第
2の実施例と同じ作用を得ることもできる。
【0051】以上説明したように、本発明の第4の実施
例によれば、フォトIC12と共に発光素子11も間欠
駆動することによって、エンコーダ1の消費電流をより
一層低減することができる。また、本実施例では、駆動
手段14の駆動電圧を出力するための端子を発光素子1
1とフォトICとで別々に接続しているので、発光素子
11及びフォトIC12を個別に駆動することが可能で
あり、このようなエンコーダ1を適用できる用途も広が
る。
【0052】図9は本発明の第5の実施例によるエンコ
ーダの原理構成図である。本実施例は、第3の実施例の
代替例であり、フォトIC12及び発光素子11に対し
て同じ駆動電力を第1の駆動電力出力端子23から供給
する点は同じであるが、第1の駆動電力出力端子23は
フォトIC12の接地端子22及び発光素子の陰極側に
接続される点を特徴とする。
【0053】本実施例によるエンコーダ1は、上述の各
実施例と同様の構成要素を備えて成る。フォトIC12
の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側には
5Vが常時印加されている。駆動手段14の第1の駆動
電力出力端子23にはフォトIC12の接地端子22及
び発光素子11の陰極側が接続されている。
【0054】第2の実施例でも説明したように、フォト
IC12の駆動電力入力端子21に常に5Vが印加され
ているとき接地端子22に0Vを印加するとフォトIC
12は動作する。これと同様に、陽極側に5Vが印加さ
れている発光素子11については、陰極側に0Vを印加
すると動作する。つまり、フォトIC12及び発光素子
11は双方とも、第1の駆動電力出力端子23から出力
される電圧が0Vのときに動作し、5Vのときに動作が
停止する。従って駆動手段14の第1の駆動電力出力端
子23から間欠駆動用のパルス電圧を出力すると、フォ
トIC12及び発光素子11は同期して動作することが
できる。
【0055】なお、本実施例の動作のフローチャートは
図5と同様である。図10は本発明の第6の実施例によ
るエンコーダの原理構成図である。本実施例は、第4の
実施例の代替例であり、駆動手段14の駆動電圧を出力
するための端子を発光素子11とフォトIC12とで別
々に接続し、発光素子11及びフォトIC12を個別に
駆動可能にした点は同じであるが、第1の駆動電力出力
端子23はフォトIC12の接地端子22に接続され、
第2の駆動電力出力端子24は発光素子11の陰極側に
接続される点が異なる。
【0056】本実施例によるエンコーダ1は、上述の各
実施例と同様の構成要素を備えてなる。フォトIC12
の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側には
5Vの電圧が常時印加されている。駆動手段14は、第
1の駆動電力出力端子23と第2の駆動電力出力端子2
4とを有しており、第1の駆動電力出力端子23はフォ
トIC12の接地端子22に接続され、第2の駆動電力
出力端子24は発光素子11の陰極側に接続されてい
る。
【0057】第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆
動電力出力端子24はそれぞれ、フォトIC12及び発
光素子11を駆動するための電圧を個別に出力する。出
力される電圧がパルス状であれば、フォトIC12及び
発光素子11は間欠駆動されることになる。第5の実施
例において説明したように、発光素子11及びフォトI
C12は、第1の駆動電力出力端子23から出力される
電圧が0Vのときに動作し、5Vのときに動作が停止す
る。従って例えば、第5の実施例の図7のフローチャー
トで説明したようにフォトIC12を発光素子11より
も先に電源をONさせ、発光素子11をフォトIC12
よりも後にOFFさせるためには、駆動手段14は第1
の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の方
が第2の駆動電力出力端子24よりもデューティ比が小
さいパルス電圧をそれぞれ出力すればよい。すなわち、
第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端
子24から出力されるパルス電圧のパルス周期は同じで
あるが、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパ
ルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電力出力端子24か
ら出力されるパルス電圧の立ち下がりよりも時間的に早
く、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス
電圧の立ち上がりは第2の駆動電力出力端子24から出
力されるパルス電圧の立ち上がりよりも時間的に遅くな
るようなパルス電圧を、それぞれフォトIC12の駆動
電力入力端子21及び発光素子11の陽極側に印加すれ
ばよい。
【0058】なお、本実施例では、2種類のパルス電圧
を用いて発光素子11及びフォトIC12を個別に間欠
駆動できるが、全く同じデューティ比及びパルス周期を
有するパルス電圧を、第1の駆動電圧出力端子23及び
第2の駆動電圧出力端子24から同期させて出力するこ
とによって、第5の実施例のように発光素子11及びフ
ォトIC12の間欠駆動を同期させてもよい。
【0059】上述の本発明の第5及び第6の実施例によ
ればそれぞれ第3及び第4の実施例と同様の効果を得る
ことができる。以上説明したように、受光素子にフォト
ICを用いた光学式ロータリエンコーダにおいて、本発
明の第1〜6の実施例によれば、フォトICを間欠駆動
することで、低消費電力化を図ることができる。また更
に、第3〜6の実施例では発光素子も間欠駆動され得る
のでより一層低消費電力化を図ることができる。
【0060】続いて、本発明の第7の実施例として、フ
ォトICを受光素子として用いた低消費電力化された光
学式ロータリエンコーダを備えてなる座標入力装置につ
いて説明する。まず、本実施例による座標入力装置の構
成及び基本動作について説明する。図11は本発明の第
7の実施例による座標入力装置の分解斜視図である。
【0061】ユーザによるマウス51の操作によってボ
ール60が回転する。このボール60に対して相互に直
交するX軸及びY軸に沿って、X軸用シャフト61及び
Y軸用シャフト62がボール60に接触するように配置
されている。ボール60とX軸用シャフト61及びY軸
用シャフトと62の接触を維持するために、X軸及びY
軸に対して45度の方向に押さえ付けるローラ65が設
置されている。
【0062】X軸用シャフト61及びY軸用シャフト6
2の先端には、光学式ロータリエンコーダとして、X軸
用エンコーダ70及びY軸用エンコーダ71が取り付け
られており、ボール60の回転方向及び回転量をX軸方
向とY軸方向とに分離して検出する。X軸用エンコーダ
70はX軸用スリット円板63、X軸用発光素子66及
びX軸用フォトIC67を、Y軸用エンコーダ71はY
軸用スリット円板64、Y軸用発光素子68及びY軸用
フォトIC69を、それぞれ備える。X軸用スリット円
板63及びY軸用スリット円板64にはそれぞれ一定角
度ごとにスリットが設けられており、X軸用発光素子6
6及びY軸用発光素子68より発せられた光のうち、X
軸用スリット円板63及びY軸用スリット円板64のス
リットをそれぞれ通過した光は、X軸用フォトIC67
及びY軸用フォトIC69でそれぞれ受光される。
【0063】X軸用フォトIC67及びY軸用フォトI
C69は、後述するようにそれぞれ4個ずつのフォトダ
イオード(図11には示さず)を有する。この4個のフ
ォトダイオードは2個1組とし、2組のフォトダイオー
ド対として使用される。1組のフォトダイオードが受光
する光は位相が互いに反転しており(位相が180度ず
れている)、この2つの信号の差動信号を得て、その差
動信号を矩形状に波形整形して電気パルス信号を出力す
る。後述するように、2組のフォトダイオード対は並ん
で設置されており、2組のフォトダイオード対から出力
される電気パルス信号の位相はスリット円板の回転方向
に依存してものとなる。この位相のずれの向きからスリ
ット円板の回転方向がわかり、更にカウント数からスリ
ット円板の回転量がわかる。
【0064】図12は本発明の第7の実施例による座標
入力装置の回路構成図である。X軸用エンコーダ70及
びY軸用エンコーダ71は、マウス51に内蔵されるマ
イクロコンピュータで実現される制御ブロック72に接
続されている。同様に、マウス51の左右クリックスイ
ッチからの各信号線(図示せず)も制御ブロック72に
接続されている。
【0065】制御ブロック72は、X軸用エンコーダ7
0及びY軸用エンコーダ71の後述するフォトダイオー
ド対から出力されるパルス信号から、座標入力装置51
の移動方向及び移動量を検知し、左右クリックスイッチ
(図示せず)からの情報と共に、所定のフォーマットで
ホストに伝送する。次に、本発明の第7の実施例におけ
る光学式ロータリエンコーダの構成及び動作原理につい
て説明する。なお、説明を簡略化するために、X軸用エ
ンコーダ70の構成及び動作原理についてのみ例示する
が、Y軸用エンコーダ71についても同様である。
【0066】図13は本発明の第7の実施例における光
学式ロータリエンコーダの分解斜視図であり、図14は
フォトICとスリットとの位置関係を説明する模式図で
あり、図15はフォトICの出力を説明するタイムチャ
ートである。図13に示すように、X軸用エンコーダ7
0は、X軸用スリット円板63とX軸用発光素子66と
X軸用フォトIC67とを備える。X軸用フォトIC6
7は、4個のフォトダイオードPDA、PDa、PDB
及びPDbを有するが、各フォトダイオードは2個1組
で使用される。以下、フォトダイオードPDA及びPD
aの対をフォトダイオード対PA、フォトダイオードP
DB及びPDbの対をフォトダイオード対PBと呼ぶこ
とにする。図15に示すように、フォトダイオードPD
A及びPDaの出力VA及びVa、並びにフォトダイオ
ードPDB及びPDbの出力VB及びVbがそれぞれ互
いに反転する(位相が180度ずれる)ように、図14
を参照して説明するようにX軸用スリット円板63のス
リットに対して4個のフォトダイオードPDA、PD
a、PDB及びPDbが設置される。
【0067】図14は、X軸用スリット円板63をX軸
用発光素子66(図14には示さず)の方向から見た図
になる。図14において、X軸用スリット円板63のス
リット間隔を1ピッチとして定義したとき、本実施例に
おけるスリットの幅は例えば1/2ピッチであるものと
する。本実施例では、X軸用スリット円板63に対して
1/4ピッチ毎に4個のフォトダイオードがPDA、P
Db、PDa、PDBの順に配置される。
【0068】各フォトダイオードPDA及びPDa、並
びにフォトダイオードPDB及びPDbにおいては、そ
れぞれ一方がスリットの一つに重なっているときは、も
う一方が他のスリット位置からずれるように配置され
る。また、各フォトダイオード対PA及びPBとして
は、後述するようにスリット円板の回転方向を検出する
ため、図14に示すようにずれて設置される。このよう
に配置することによって、例えば図14においてX軸用
スリット円板63が矢印の方向に回転しているときを考
えると、図15に示すようなフォトダイオードPDA及
びPDaの出力VA及びVa、並びにフォトダイオード
PDB及びPDbの出力VB及びVbがそれぞれ反転し
た(位相が180度ずれた)状態で出力されることにな
る。
【0069】次に、フォトICの基本動作について説明
する。図16は、フォトICの基本動作のフローチャー
トである。ステップ401において、X軸用フォトIC
67に内蔵された4個の4個のフォトダイオードがPD
A、PDb、PDa、PDBは、X軸用発光素子66か
ら発せられた光のうち、X軸用スリット円板63のスリ
ットを通過した光をそれぞれ受光し、ステップ402で
増幅する。このときの各フォトダイオードPDA、PD
b、PDa及びPDBから出力される信号は、図15に
おいてVA、Va、VB、Vbとして例示されている。
既に説明したように出力信号VAとVa、並びに出力信
号VBとVbは互いに反転している。
【0070】ステップ403において、各フォトダイオ
ード対PA及びPB毎に、出力信号VAとVa、並びに
出力信号VBとVbに対してそれぞれ差が取られ、差動
信号が生成される。次いで、ステップ404において、
各差動信号が矩形状に波形整形され、各フォトダイオー
ド対PA及びPBの出力としてパルス信号VoutA及
びVoutBが生成される。各フォトダイオード対PA
及びPBは、図14に示すように並んで設置されている
ものとしてみなされるので、パルス信号VoutA及び
VoutBはスリット円板の回転方向に依存して位相が
ずれることになる。
【0071】このようにフォトICは通常のフォトトラ
ンジスタの2倍である4個ののフォトダイオードを用い
て差動信号を生成してから矩形状のパルス信号を生成す
るので、温度や発光素子の発光量が変化してもフォトト
ランジスタに比べて安定した出力を得ることができる。
また生成されたパルス信号は2値信号であるので座標入
力装置に直接入力することができる。
【0072】図17は、スリット円板の回転方向の検出
を説明する図である。既に説明したように、フォトIC
内には各フォトダイオード対PA及びPBが並んで設置
されているので、各フォトダイオード対PA及びPBの
出力VoutA及びVoutBは、スリット円板の回転
方向によって図17(a)、(b)に示すように位相関
係が変わることになる。従って、図16に示すように、
各エンコーダの各フォトダイオード対から出力されたパ
ルス信号の位相関係に基づいて制御ブロック72でスリ
ット円板の回転方向を検出することができ、パルス数を
カウントすることによってスリット円板の回転量を検出
できる。
【0073】以上説明したような方法で、座標入力装置
51の移動方向及び移動量を検出することができる。続
いて本発明の座標入力装置におけるフォトICの間欠駆
動について説明する。既に説明したように、近年急速に
普及しつつあるUSBインタフェースにおいては座標入
力装置のサスペンドモード時の消費電流が規格で一般に
定められているが、エンコーダの受光素子としてフォト
ICを用いた場合には、サスペンドモード時の規格に対
応すべく、フォトICの消費電力を低減させる必要があ
る。本実施例では、座標入力装置の消費電力を低減する
ためにエンコーダ内のフォトIC、更には発光素子を間
欠駆動させる。
【0074】本実施例の座標入力装置は、通常モード及
びサスペンドモードを有するものとする。特に座標入力
装置のインタフェースとしてUSBの適用の可能性を考
慮して、サスペンドモードは消費電力をより一層低減す
るものとする。表1は、本発明の第7の実施例の座標入
力装置に用いられるエンコーダにおいて、通常モードと
サスペンドモードとにおける発光素子及びフォトICの
駆動状態の組合わせとそれを実現するエンコーダの原理
構成図とを示すものである。
【0075】
【表1】
【0076】表1に示されるエンコーダの各駆動状態の
組合わせは、既に説明した図1、2、4、6、9及び1
0の回路構成で実現される。そのそれぞれは既に説明し
た通りなので詳しい説明は省略する。既に説明したよう
に、消費電力を低減するためにフォトICを常に間欠駆
動するのが理想的ではあるが、この場合フォトICに与
える負荷も大きい。従ってフォトICを連続ONする
か、あるいは完全にOFFすることがより好ましいとい
える。
【0077】また、例えばUSBインタフェースでは、
通常モード時の消費電流規格値は100mA以下と定め
られているが、座標入力装置の消費電流最大値は最大6
0mAであることから、通常モード時では連続駆動し、
サスペンドモード時のみ間欠駆動してもよい。この場
合、座標入力装置の移動を検知することによるレジュー
ム復帰(ウェイクアップ)が可能となる。
【0078】更には、表1に示されるサスペンドモード
時はフォトICの電源をOFFする場合では、座標入力
装置の移動を検知することによるレジューム復帰(ウェ
イクアップ)は不可能であるので、この場合は例えば座
標入力装置に備えられるクリックスイッチを押したとき
に座標入力装置からレジューム復帰できるようにする。
【0079】このように、表1に示される駆動状態の組
合わせは、各原理構成図を参照して説明したエンコーダ
で実現できるが、このうち、図10に示されるエンコー
ダ回路を用いて座標入力装置を構成する場合を例にとっ
て詳しく説明する。図18は、本発明の第7の実施例に
よる座標入力装置の回路構成図である。座標入力装置8
1は、X軸用エンコーダ82とY軸用エンコーダ83と
マイクロコンピュータ84とを備える。X軸用エンコー
ダ82は発光素子であるX軸用LED85及びX軸用フ
ォトIC86を備え、Y軸用エンコーダ83は発光素子
であるY軸用LED87及びY軸用フォトIC88を備
える。X軸用フォトIC86は既に説明したような2組
のフォトダイオード対XA及びXBを備え、Y軸用フォ
トIC88は2組のフォトダイオード対YA及びYBを
備える。
【0080】マイクロコンピュータ84は座標入力装置
81の座標演算処理手段である。その入力ポートMX
A、MXB、MYA及びMYBには各フォトダイオード
対XA、XB、YA及びYBの出力が接続されており、
各フォトダイオード対から出力された2値信号が入力さ
れ、座標入力装置81の移動量及び移動方向が演算さ
れ、ホストへ出力される。
【0081】図10を参照して説明した駆動手段として
は、本実施例ではマイクロコンピュータ84が用いられ
る。マイクロコンピュータ84の空きポートであるVT
にはY軸用LED87の陰極が接続され、同じく空きポ
ートであるVRにはX軸用フォトIC86及びY軸用フ
ォトIC88の接地端子が接続される。フォトICは駆
動電圧としてパルス電圧を印加してフォトICを間欠駆
動したときその出力は不安定になるという傾向があるの
で、これを防ぐために一対の電源端子間にはバイパスコ
ンデンサが並列に挿入される。これによりパルス電圧を
用いてフォトICを急速にON/OFFしても安定した
出力を得ることができる。なお、このバイパスコンデン
サを、既に説明した図1、2、4、6,9及び10のフ
ォトICの一対の電源端子間に並列すればより安定した
出力を得ることができる。
【0082】このような回路構成において、マイクロコ
ンピュータ84の各ポートVT及びVRから出力される
駆動電圧を、通常モード時又はサスペンドモード時毎に
使い分ければ表1の各操作のような状態に駆動できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受光素子としてフォトICを用いた光学式ロータリエン
コーダにおいて、フォトICの駆動電源として間欠電力
を供給することによって、エンコーダの消費電力を低減
することができる。フォトICが間欠駆動されることよ
り発生する出力の不安定は、フォトICの一対の電源端
子間に並列にバイパスコンデンサを挿入することによっ
て解消できる。
【0084】更にエンコーダの発光素子も間欠駆動させ
れば、消費電力をより一層低減することができる。ま
た、このようなエンコーダを座標入力装置の移動量及び
移動方向の検出に用いれば、座標入力装置の省電力化に
つながるので、例えば消費電力規格値が厳密に確定され
ているUSBインタフェースを備える座標入力装置には
特に有効である。
【0085】フォトICは、通常のフォトトランジスタ
の2倍である4個ののフォトダイオードを用いて差動信
号を生成してから矩形状のパルス信号を生成するので、
温度や発光素子の発光量が変化してもフォトトランジス
タに比べて安定した出力を得ることができる。また生成
されたパルス信号は2値信号であるので座標入力装置内
のマイクロコンピュータへの直接入力も可能である。ま
た、フォトICは集積回路であるので、データホールド
機能等、種々の付加機能を更に持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるエンコーダの原理
構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるエンコーダの原理
構成図である。
【図3】本発明の第1又は第2の実施例によるエンコー
ダの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施例によるエンコーダの原理
構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例によるエンコーダの動作
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例によるエンコーダの原理
構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例によるエンコーダの動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例における間欠駆動用のパ
ルス電圧を例示する図である。
【図9】本発明の第5の実施例によるエンコーダの原理
構成図である。
【図10】本発明の第6の実施例によるエンコーダの原
理構成図である。
【図11】本発明の第7の実施例による座標入力装置の
分解斜視図である。
【図12】本発明の第7の実施例による座標入力装置の
回路構成図である。
【図13】本発明の第7の実施例における光学式ロータ
リエンコーダの分解斜視図である。
【図14】フォトICとスリットとの位置関係を説明す
る模式図である。
【図15】フォトICの出力を説明するタイムチャート
である。
【図16】フォトICの基本動作のフローチャートであ
る。
【図17】スリット円板の回転方向の検出を説明する図
である。
【図18】本発明の第7の実施例による座標入力装置の
回路構成図である。
【符号の説明】
1…エンコーダ 11…発光素子 12…フォトIC 13…スリット円板 14…駆動手段 21…駆動電力入力端子 22…接地端子 23…第1の駆動電力出力端子 24…第2の駆動電力出力端子 60…ボール 61…X軸用シャフト 62…Y軸用シャフト 63…X軸用スリット円板 64…Y軸用スリット円板 66…X軸用発光素子 67…X軸用フォトIC 68…Y軸用発光素子 69…Y軸用フォトIC 70…X軸用エンコーダ 71…Y軸用エンコーダ 72…制御ブロック 81…座標入力装置 82…X軸用エンコーダ 83…Y軸用エンコーダ 84…マイクロコンピュータ 85…X軸用LED 86…X軸用フォトIC 87…Y軸用LED 88…Y軸用フォトIC XA、XB、YA、YB…フォトダイオード対 PDA、PDa、PDB、PDb…フォトダイオード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、該発光素子からの光を受光
    するフォトICとを備えるエンコーダであって、 前記フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続
    される第1の駆動電力出力端子であって、該フォトIC
    を所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力す
    る第1の駆動電力出力端子を有する駆動手段を備えるこ
    とを特徴とするエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記フォトICの前記一対の電源端子間
    に接続されるコンデンサを更に備える請求項1に記載の
    エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記発光素子は、前記第1の駆動電力出
    力端子に接続される請求項1に記載のエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記発光素子は、前記第1の駆動電力出
    力端子と同様の駆動電力を出力する第2の駆動電力出力
    端子に接続される請求項1に記載のエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記フォトICの間欠
    駆動と同期して更に前記発光素子を間欠駆動する請求項
    3又は4に記載のエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記所望の期間は、前記フォトICの消
    費電力を低減する低電力消費モード時である請求項1に
    記載のエンコーダ。
  7. 【請求項7】 複数のスリットが円周に沿って等間隔に
    形成されたスリット円板を更に備える請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載のエンコーダを備える座標入力装置で
    あって、 前記スリット円板の回転情報に基づいてコンピュータに
    対する座標入力データを生成することを特徴とする座標
    入力装置。
  8. 【請求項8】 発光素子と、該発光素子からの光を受光
    するフォトICとを備えるエンコーダの制御方法であっ
    て、 前記フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続
    される第1の駆動電力出力端子から前記フォトICを所
    望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力するこ
    とを特徴とするエンコーダの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記一対の電源端子間にコンデンサを並
    列に挿入して電圧を安定化させる請求項8に記載のエン
    コーダの制御方法。
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