JP2004325125A - 光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダ - Google Patents
光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明による光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダは、主電源(2)とバックアップ用バッテリ(6)間にスイッチング部(4)を接続し、主電源(2)オン時もバックアップ用バッテリ(6)から電源を供給してボルテージディレイを防止する方法と構成である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダに関し、特に、主電源オン時にもバックアップ用バッテリの第2電源を消費させ、バックアップ用バッテリのボルテージディレイによるバックアップ不良を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の光学式エンコーダとしては、バッテリーバックアップ式が採用されている(特許文献1参照)。
前述の光学式エンコーダに用いられている電源としては、図示していないが外部の主電源とバックアップ用バッテリの両方を採用し、主電源オフ時にバッテリバックアップを行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−278408号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光学式エンコーダは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、近年のバックアップ用バッテリは、リチウム電池を用いているため、長時間、主電源が正常で消費しない状態が続くと、その後、主電源オフとなっても周知のボルテージディレイ現象(規定の電圧を発生することができなくなる現象)によって動作不良となることがあり、主電源オフ時にエンコーダの動作が不良となることがあった。
また、他の手段として、バッテリを抵抗器によって消費させることもできるが、近年のエンコーダは小型化が要求され、抵抗器等を追加するスペースを確保することは困難であった。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、主電源オン時にもバックアップ用バッテリの第2電源を消費させ、バックアップ用バッテリのボルテージディレイによるバックアップ不良を防止するようにした光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法は、主電源からの第1電源により作動する発光体からの光を符号板を介して受光体で受光し、前記受光体から検出信号を得ると共に、前記主電源オフ時にバックアップ用バッテリからの第2電源により前記発光体を作動させるようにした光学式エンコーダを用い、前記主電源オン時にスイッチング部を介して前記バックアップ用バッテリからの第2電源を前記発光体に供給する方法であり、また、本発明による光学式エンコーダは、主電源からの第1電源により作動する発光体からの光を符号板を介して受光体で受光し、前記受光体から検出信号を得ると共に、前記主電源オフ時にバックアップ用バッテリからの第2電源により前記発光体を作動させるようにした光学式エンコーダにおいて、前記主電源及び発光体に接続されたスイッチング部と、前記スイッチング部に接続されたコントローラ及びバックアップ用バッテリとを備え、前記主電源オン時に前記スイッチング部を介して前記第2電源を前記発光体に供給する構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法及び光学式エンコーダの好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものはその概略を示す光学式エンコーダであり、この光学式エンコーダ1のスイッチング部4には工場等の外部からの商業電源等の主電源2の第1電源3が供給されている。
【0008】
前記スイッチング部4にはコントローラ5及びバックアップ用バッテリ6が接続され、このバックアップ用バッテリ6の電圧は電圧検出部7によって検出されると共に、このバックアップ用バッテリ6の第2電源8は前記スイッチング部4に供給されている。
【0009】
前記スイッチング部4にはLED等の発光体9が接続され、この発光体9からの光は、直動又は回転する符号板10を介して受光体11に受光され、この受光体11からはエンコーダの検出信号12が出力されるように構成されている。
【0010】
次に、動作について説明する。まず、図1の状態で、主電源2が正常でオンの時、コントローラ5の制御によりスイッチング部4を介して第1電源3が発光体9に供給されて駆動されるが、この状態では、コントローラ5及びスイッチング部4の制御によって第2電源8が予め設定された期間により定期的にスイッチング部4に供給される。
【0011】
前述の場合、発光体9を駆動するのに必要とする電源の一部を第2電源8によって賄うようにし、第2電源8は間欠的であるため、スイッチング部4ではこの第2電源8の一部が供給されるタイミングに合わせてスイッチング部4で第1電源3の電圧レベルを間欠的に下げることにより、発光体9に対しては、第2電源8を定期的に間欠消費するにも拘わらず、常時安定した電圧が供給される。
【0012】
前述の状態で、主電源2がオフとなった場合には、コントローラ5及びスイッチング部4によって第2電源8がフルに供給されるように制御され、発光体9の安定駆動が行われる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、バックアップ用バッテリを主電源オン時においても定期的に消費するようにしたため、従来発生していたバッテリのボルテージディレイ現象を防止することができ、主電源オフ時における光学式エンコーダの動作不良を防止することができる。
また、本発明を実現するために必要とする部品としてはスイッチング部であるが、周知の電子スイッチング回路等をエンコーダ基板に追加するだけであるため、ディスクリートの電子部品としては追加する必要がなく、最小限の追加で済み、光学式エンコーダの小型化に障害となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式エンコーダを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光学式エンコーダ
2 主電源
3 第1電源
4 スイッチング部
5 コントローラ
6 バックアップ用バッテリ
7 電圧検出部
8 第2電源
9 発光体
10 符号板
11 受光体
12 検出信号
Claims (2)
- 主電源(2)からの第1電源(3)により作動する発光体(9)からの光を符号板(10)を介して受光体(11)で受光し、前記受光体(11)から検出信号(12)を得ると共に、前記主電源(2)オフ時にバックアップ用バッテリ(6)からの第2電源(8)により前記発光体(9)を作動させるようにした光学式エンコーダを用い、前記主電源(2)オン時にスイッチング部(4)を介して前記バックアップ用バッテリ(6)からの第2電源(8)を前記発光体(9)に供給することを特徴とする光学式エンコーダにおけるバックアップ用バッテリのボルテージディレイ防止方法。
- 主電源(2)からの第1電源(3)により作動する発光体(9)からの光を符号板(10)を介して受光体(11)で受光し、前記受光体(11)から検出信号(12)を得ると共に、前記主電源(2)オフ時にバックアップ用バッテリ(6)からの第2電源(8)により前記発光体(9)を作動させるようにした光学式エンコーダにおいて、前記主電源(2)及び発光体(9)に接続されたスイッチング部(4)と、前記スイッチング部(4)に接続されたコントローラ(5)及びバックアップ用バッテリ(6)とを備え、前記主電源(2)オン時に前記スイッチング部(4)を介して前記第2電源(8)を前記発光体(9)に供給することを特徴とする光学式エンコーダ。
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JP2015035706A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 発振回路の制御方法、発振用回路、発振器、電子機器及び移動体 |
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2003
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