JP4475735B2 - エンコーダ、その制御方法及び座標入力装置 - Google Patents

エンコーダ、その制御方法及び座標入力装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式ロータリエンコーダ及びその制御方法、並びに光学式ロータリエンコーダを用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年PCの操作性を向上するためにGUI(Graphical User Interface)が採用されているが、ディスプレイ画面上のアイコン等を指示するために、マウスやトラックボール等の座標入力装置が用いられている。
このような座標入力装置においては、座標入力装置に内蔵されたボールの回転量及び回転方向をXY2方向の直交成分に分離して測定するために光学式ロータリエンコーダが用いられることが多い。
【0003】
一般に光学式ロータリエンコーダは、発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子と、スリットの入った円板とを備える。円板は発光素子と受光素子との間に設置されている。円板が回転したとき、円板のスリットは発光素子からの光を透過若しくは遮断する。受光素子はスリットを透過した光を受光する。受光された光は、円板の回転速度及び回転方向に対応した電気パルス信号として変換される。
【0004】
光学式ロータリエンコーダを用いた座標入力装置では、座標入力装置の操作量及び操作方向は光学式ロータリエンコーダの円板の回転量及び回転方向として検出される。
光学式ロータリエンコーダ内の発光素子及び受光素子の組としては、発光ダイオード(LED)及びフォトトランジスタの組が用いられるのが一般的である。フォトトランジスタは、内部にフォトダイオード及びトランジスタを備えてなる素子であり、フォトダイオードで光電気変換した信号をトランジスタで増幅する光増幅機能を有する。
【0005】
LED及びトランジスタは共にアナログ素子であるのでその特性には個体差がある。すなわち、LEDにおいては例えば発光強度に関して個体差があり、フォトトランジスタにおいては例えば受光感度に関して個体差がある。このような個体差が大きいと、温度の微妙な変化や時間の経過による素子の劣化のために光学式ロータリエンコーダ内の円板の回転量及び回転方向に関する情報の抽出が困難になり、特に座標入力装置に光学式ロータリエンコーダを用いた場合においては正常なマウスカーソルの移動が不可能となる。
【0006】
そのため、一般にLED及びフォトトランジスタを用いた光学式ロータリエンコーダを設計する場合には、上述のような各素子の個体差を除去するために、各種処理回路の素子の定数を調整したり、LEDとフォトトランジスタとの間の距離を調整してLEDとフォトトランジスタとの間に所望の光結合の強度を得ることで、光学式ロータリエンコーダの安定出力を確保している。
【0007】
また、一般にLEDやフォトトランジスタは、上述した各個体差に基づいたいわゆる「ランク」毎に分類される。例えばLEDは同一電流を流したときの発光量の相対レベル(発光ランク)毎に分類され、一方フォトトランジスタは同一光量が照射されたときに流れる光電流の相対レベル(受光ランク)毎に分類される。光学式ロータリエンコーダを設計する際は、このような各素子に関するランクについて十分に考慮し、光学式ロータリエンコーダの安定動作を保証するLEDとフォトトランジスタの最適な組み合わせを選択している。
【0008】
光学式ロータリエンコーダの設計の際の、上述したような回路調整及びLEDとフォトトランジスタとの間の距離の調整は、コストがかかり信頼性にも欠ける。また、発光ランク及び受光ランクを考慮した設計では、利用可能な素子の選択範囲が狭まり、結果として設計コストがかかることになる。
また更に、例えば上述の光学式ロータリエンコーダを座標入力装置に用いた場合、フォトトランジスタの出力を座標入力装置内の座標演算処理手段であるマイクロコンピュータへ直接に入力することは可能ではあるが、使用されるマイクロコンピュータの規格により入力ポートのスレッショルド電圧が異なるため調整が必要である。
【0009】
近年、このような欠点を有するフォトトランジスタを改良発展させた受光素子として、フォトICと呼ばれる素子が市場に供給されており、光学式ロータリエンコーダの受光素子としてフォトICを用いたものも数多く出回っている。
通常のフォトトランジスタは2個のフォトダイオードを備えるが、これに対し、フォトICは4個のフォトダイオードを備え、更に数百個のトランジスタを備える。フォトICでは、受光した光の位相が互いに反転した2つの信号を生成するようにフォトダイオード2個を一組として使用されており、この2つの信号の差動信号を得て、その差動信号を矩形状に波形整形して電気パルス信号を出力する。
【0010】
従ってフォトICは、光増幅の機能しか持たない通常のフォトトランジスタに比べて、温度、湿度及び発光量(経時変化による光量劣化)の変化に対して耐性を有するという利点がある。
また、フォトICの出力信号は矩形状の電気パルス信号、すなわちハイ若しくはローの2値信号であるので、例えば座標入力装置の光学式ロータリエンコーダにフォトICを用いた場合は座標入力装置内のマイクロコンピュータへの直接入力も可能であるという利点も有する。
【0011】
フォトICは集積回路であるので受光機能以外にも種々の付加機能を更に持たせることができるという利点もある。例えば、発光素子であるLEDを間欠駆動しフォトICで受光する場合等において、LEDが消えてもフォトICが受光時のデータを内部メモリに記憶するデータホールド機能を持たせることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように光学式ロータリエンコーダにフォトICを用いることはフォトトランジスタを用いることに比べて多くの利点を有するといえるが、いくつかの欠点がある。
まず第1に、通常のフォトトランジスタは受光しなければ基本的には電流は出力されないが、フォトICは集積回路であるので受光しなくても常時電流を消費し続けてしまうという欠点である。
【0013】
フォトICは、常時電流を消費し続けるもののその値は数百μA〜数mAであるため、PS/2等のインタフェースを有する座標入力装置に使用する場合等には特に障害とはならなかった。しかし、近年急速に普及しつつあるUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)インタフェースにおいては、座標入力装置のサスペンドモード時の消費電流が規格で一般に定められている。サスペンドモードはスタンバイモードとも呼ばれ、例えば通常使用可能な機能を一時的に休止したり使用不可能にし、通常動作時よりも消費電力を低減することで省電力化を図るモードである。なお、スリープモードも同様の意味で用いられるがサスペンドモードの方がスリープモードよりも一層低消費電力であると当業分野では解釈されている。USBインタフェースを用いた座標入力装置等の周辺機器のサスペンドモード時における消費電流は500μA未満でなければならないことが規格で定められいる。しかしながら、フォトIC1個あたりの消費電流は最大200μAであり、通信線だけでも約250μAの電流を消費するので、フォトICが2個用いられる座標入力装置における全消費電流は650μAとなり、この規格を超えてしまうことになる。
【0014】
このようにフォトICを座標入力装置の光学式ロータリエンコーダの受光素子として用いることは、従来のフォトトランジスタを用いた場合に比べて有利な点を数多く有するが、その一方で特にサスペンドモード時等における消費電流の低減化についてはまだ課題が残されているといえる。
従って、本発明の第1の目的は、上記課題に鑑み、フォトICを受光素子として用いた低消費電力化された光学式ロータリエンコーダを提供することにある。
【0015】
本発明の第2の目的は、上記課題に鑑み、フォトICを受光素子として用いた低消費電力化された光学式ロータリエンコーダを備えてなる座標入力装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記課題に鑑み、フォトICを受光素子として用いた低消費電力化された光学式ロータリエンコーダの制御方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を実現するために、第1の発明によれば、発光素子と、発光素子からの光を受光するフォトICとを備えるエンコーダは、フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第1の駆動電力出力端子であって、フォトICを所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力する第1の駆動電力出力端子を有する駆動手段を備える。
【0017】
上記第2の目的を実現するために、第2の発明によれば、複数のスリットが円周に沿って等間隔に形成されたスリット円板を更に備える第1の発明によるエンコーダを備える座標入力装置は、スリット円板の回転情報に基づいてコンピュータに対する座標入力データを生成する。
上記第3の目的を実現するために、第3の発明によれば、発光素子と、発光素子からの光を受光するフォトICとを備えるエンコーダの制御方法は、フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第1の駆動電力出力端子からフォトICを所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力する。
【0018】
第1の発明によれば、受光素子としてフォトICを用いた光学式ロータリエンコーダにおいて、フォトICの駆動電源として間欠電力を供給することによって、エンコーダの消費電力を低減することができる。更にエンコーダの発光素子も間欠駆動させれば、消費電力をより一層低減することができる。
第2の発明によれば、駆動電源として間欠電力を供給され得るエンコーダを座標入力装置の移動量及び移動方向の検出に用いるので、座標入力装置の消費電力を低減することができる。
【0019】
第3の発明によれば、受光素子としてフォトICを用いた光学式ロータリエンコーダの制御方法として、フォトICの駆動電源として間欠電力を供給することができるので、エンコーダの消費電力を低減することができる。更にエンコーダの発光素子も間欠駆動させることもできるので、消費電力をより一層低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明によるエンコーダは、発光素子と、発光素子からの光を受光するフォトICと、フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第1の駆動電力出力端子であって、フォトICを所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電圧を出力する第1の駆動電力出力端子を有する駆動手段を備える。フォトICを間欠駆動することによってエンコーダの消費電力を低減する。
【0021】
図1は、本発明の第1の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例によるエンコーダ1は、発光素子11と、フォトIC12と、スリット(図示せず)の入ったスリット円板13と、駆動手段14とを備えてなる。
発光素子11は、本実施例ではLEDであるが、その他の発光素子であってもよい。
【0022】
フォトIC12は、一対の電源端子として駆動電力入力端子21及び接地端子22を有しており、駆動電力入力端子21は後述する駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23に接続され、接地端子22は接地されている。フォトIC12はその内部に4個のフォトダイオード(図示せず)と数百個のトランジスタ(図示せず)とを備えてなり、駆動電力入力端子21に5V、接地端子22に0Vの電圧を印加したときに駆動される。
【0023】
スリット円板13は、発光素子11とフォトIC12との間に設置されている。発光素子11が発光しているときにスリット円板13が回転すると、スリット円板13のスリットは発光素子11からの光を透過若しくは遮断する。フォトIC12はこの透過した光を受光する。
駆動手段14は、フォトIC12を駆動するための駆動電力を供給する。駆動手段14は第1の駆動電力出力端子23を有しており、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12を駆動するための電圧を出力する。第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の駆動電力入力端子21に接続されている。出力される電圧がパルス状であれば、フォトIC12は間欠駆動することになる。本実施例によれば、第1の駆動電力出力端子23からパルス電圧として5V又は0Vを交互に出力することができる。
【0024】
本実施例によるフォトIC12は接地端子22が接地されているので、駆動入力端子21に5Vが印加されたときに動作する。つまり、駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から出力される電圧が5VのときにフォトIC12は動作し0Vのときに動作が停止することになる。従って、駆動手段14によってパルス電圧を出力することでフォトICが間欠駆動されることができる。
【0025】
駆動手段14は、例えばマイクロコンピュータで実現でき、パルス周期やデューティ比を予めプログラムしておいてもよい。また、マイクロコンピュータの代わりに通常のパルス発振器を用いてもよい。
また、後述するように本実施例によるエンコーダ1を座標入力装置のボール回転検出に用いる場合は、座標入力装置に内蔵される座標演算処理用のマイクロコンピュータに本実施例の駆動手段14の機能を更に持たせることが好ましく、このときマイクロコンピュータの空いている出力ポートのうちの1つを第1の駆動電力出力端子23として割り当ててもよい。
【0026】
図2は、本発明の第2の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例によるエンコーダ1は、第1の実施例と同様の構成要素を備えてなるが、フォトIC12の駆動電力入力端子21には5Vが常時印加され、かつ接地端子22は駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23に接続されている点を特徴とする。その他の点については第1の実施例と同様である。
【0027】
フォトIC12は、既に説明したように、駆動電力入力端子21に5V、接地端子22に0Vの電圧が印加されたときに動作するが、本実施例では駆動電力入力端子21には5Vが常時印加されているので、接地端子22を0VにさえすればフォトIC12は動作することになる。
駆動手段14は、フォトIC12を駆動するための駆動電力を供給する。駆動手段14は、第1の駆動電力出力端子23を有しており、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12を駆動するための電圧を出力するが、本実施例では第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の接地端子22に接続されている。出力される電圧がパルス状であれば、フォトIC12は間欠駆動することになる。本実施例によれば、第1の駆動電力出力端子23からパルス電圧として5V又は0Vを交互に出力することができる。
【0028】
本実施例によるフォトIC12は駆動電力入力端子21に5Vの電圧が常時印加されているので、接地端子22に0Vが印加されたときに動作する。つまり、接地端子22に接続された第1の駆動電力出力端子23から出力される電圧が0VのときにフォトIC12は動作し5Vのときに動作が停止することになる。従って、駆動手段14によってパルス電圧を出力することでフォトIC12を間欠駆動することができる。
【0029】
図3は、本発明の第1又は第2の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
本発明の第1及び第2の実施例では、駆動手段14はパルス電圧をフォトIC12の駆動電源として供給することができ、これによってフォトIC12を間欠駆動することが可能となる。しかし、第1の実施例において第1の駆動電力出力手段23から5V(第2の実施例においては0V)の電圧が出力されてフォトIC12の電源がONした直後はフォトIC12内部の状態が不安定であり、このとき出力された信号はノイズが乗っており正常なものとはいえない。そこで本発明においては、フォトIC12の電源がONしてからその内部状態が安定するまで信号出力を一定時間待機する。
【0030】
第1の実施例において駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から5V(第2の実施例においては0V)の電圧が出力されると、図3のステップ101に示すように、フォトIC1の電源がONする。
次いで、ステップ102において、フォトIC12は、信号出力を一定時間待機する。その待機時間は少なくともフォトIC12の内部状態が安定するまでの時間であり、例えば20μsである。
【0031】
そしてステップ103において、フォトIC12は受光結果をサンプリングして、後段のマイクロコンピュータなどの座標演算処理手段(図示せず)で読み取りホストへ出力する。
そして、ステップ104において、第1の駆動電力出力端子23は第1の実施例においては0V(第2の実施例においては5V)の電圧を出力し、フォトIC1の電源をOFFする。
【0032】
上述のステップ101からステップ104までが実行される期間は、駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から第1の実施例においては5V(第2の実施例においては0V)の電圧が出力されている期間であり、間欠駆動してもフォトIC1の正常動作を確保できる例えば0.5秒である。例えばパルス電圧のデューティ比が50%である場合は、ステップ101からステップ104までが実行される期間はパルス電圧の周期の半分である。
【0033】
以上説明したように、本発明の第1及び第2の実施例によれば、フォトIC12を間欠駆動することによって、エンコーダ1の消費電流を低減することができる。
図4は本発明の第3の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例は、第1の実施例同様フォトIC12を間欠駆動するとともに、発光素子11についてもそれに同期して間欠駆動するものであり、フォトIC12及び発光素子11に対して同じ駆動電力を第1の駆動電力出力端子23から供給する点を特徴とする。
【0034】
本実施例によるエンコーダ1は、第1の実施例と同様の構成要素を備えてなるが、駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23は、フォトIC12の駆動電力入力端子21に接続されると共に発光素子11の陽極側にも接続されている。フォトIC12の接地端子22は接地されている。その他の点については第1の実施例と同様である。
【0035】
駆動手段14は、フォトIC12及び発光素子11を駆動するための駆動電力を供給する。駆動手段14は第1の駆動電力出力端子23を有しており、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側に接続されている。
第1の駆動電力出力端子23は、フォトIC12及び発光素子11を駆動するための電圧を出力する。発光素子11及びフォトIC12は、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧が5Vのときに動作し、0Vのときに動作が停止する。本実施例によれば、駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23からパルス電圧として5V又は0Vを交互に出力することができ、それによりフォトIC12及び発光素子11を同期させながら間欠駆動させることができる。
【0036】
なお、既に説明した各実施例同様、本実施例によるエンコーダ1を座標入力装置のボール回転検出に用いる場合は、座標入力装置に内蔵される座標演算処理用のマイクロコンピュータに本実施例の駆動手段14の機能を更に持たせればよく、このときマイクロコンピュータの空いている出力ポートのうちの1つを第1の駆動電力出力端子23として割り当てればよい。
【0037】
図5は、本発明の第3の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
上述のように本発明の第3の実施例では、発光素子11及びフォトIC12の駆動電力を共に駆動手段14から供給するが、第1の駆動電力出力端子23からパルス電圧が出力されたとき、発光素子11及びフォトIC12は同期しながら間欠駆動をする。
【0038】
駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から5Vの電圧が出力されると、図5のステップ201に示すように、発光素子11及びフォトIC1の電源がONする。
次いで、ステップ202において、フォトIC12は、信号出力を一定時間待機する。その待機時間は少なくともフォトIC12の内部状態が安定するまでの時間であり、例えば20μsである。
【0039】
そしてステップ203において、フォトIC12は受光結果をサンプリングして、後段のマイクロコンピュータなどの座標演算処理手段(図示せず)で読み取りホストへ出力する。
そして、ステップ204において、第1の駆動電力出力端子23は0Vを出力し、発光素子11及びフォトIC1の電源をOFFする。
【0040】
上述のステップ201からステップ204までが実行される期間は、駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から5Vの電圧が出力されている期間であり、間欠駆動してもフォトIC1の正常動作を確保できる例えば0.5秒である。
以上説明したように、本発明の第3の実施例によれば、フォトIC12と共に発光素子11も間欠駆動されることによって、エンコーダ1の消費電流を第1及び第2の実施例よりも更に低減することができる。
【0041】
図6は本発明の第4の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例は、第3の実施例同様、発光素子11及びフォトIC12をパルス電圧を用いて間欠駆動することができるが、特に、駆動手段14の駆動電圧を出力するための端子を発光素子11とフォトIC12とで別々に接続して、発光素子11及びフォトIC12を個別に駆動可能にした点を特徴とする。
【0042】
本実施例によるエンコーダ1は、上述の各実施例と同様の構成要素を備えて成る。
駆動手段14は、第1の駆動電力出力端子23と第2の駆動電力出力端子24とを有している。第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の駆動電力入力端子21に接続され、第2の駆動電力出力端子24は発光素子11の陽極側に接続されている。フォトIC12の接地端子は接地されている。
【0043】
第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24はそれぞれ、フォトIC12及び発光素子11を駆動するための電圧を個別に出力することができ、パルス電圧を出力すれば、フォトIC12及び/又は発光素子11を間欠駆動することができる。
なお、既に説明した各実施例同様、本実施例によるエンコーダ1を座標入力装置のボール回転検出に用いる場合は、座標入力装置に内蔵される座標演算処理用のマイクロコンピュータに本実施例の駆動手段14の機能を更に持たせればよく、このときマイクロコンピュータの空いている出力ポートのうちの2つを第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24に割り当てればよい。
【0044】
図7は、本発明の第4の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
上述のように、駆動手段14の駆動電圧を出力するための端子は発光素子11とフォトICとで別々に接続されるので、発光素子11及びフォトIC12を個別に駆動することが可能である。
【0045】
本実施例では、発光素子11及びフォトIC12を共にパルス電圧を用いて間欠駆動できるが、例えば、フォトIC12を発光素子11よりも先に電源をONさせ、フォトIC12発光素子11よりも後にOFFさせるようにする。従って、第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧は、パルス周期自体は同じであるがデューティ比が異なるものになる。
【0046】
図8は本発明の第4の実施例における間欠駆動用のパルス電圧を例示する図である。
図8に例示されたように、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の方が第2の駆動電力出力端子24よりもデューティ比が大きい。第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧のパルス周期は同じであるが、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち上りは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち上りよりも時間的に早く、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち下がりよりも時間的に遅い。このようなパルス電圧をそれぞれフォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側に印加することによって、フォトIC12を発光素子11よりも先に電源をONさせ、フォトIC12発光素子11よりも後にOFFさせることができる。
【0047】
駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から5Vの電圧が出力されると、図7のステップ301に示すように、フォトIC1の電源がONする。
第1の駆動電力出力端子23に時間的に遅れて第2の駆動電力出力端子24から5Vの電圧が出力されると、図7のステップ302に示すように、発光素子11の電源がONする。
【0048】
次いで、ステップ303において、フォトIC12は、信号出力を一定時間待機する。その待機時間は少なくともフォトIC12の内部状態が安定するまでの時間であり、例えば20μsである。
そしてステップ304において、フォトIC12は受光結果をサンプリングして、後段のマイクロコンピュータなどの座標演算処理手段(図示せず)で読み取りホストへ出力する。
【0049】
次いで、ステップ305において、第2の駆動電力出力端子24は0Vを出力し、発光素子11の電源をOFFする。
そして、ステップ306において、第1の駆動電力出力端子23は0Vを出力し、フォトIC1の電源をOFFする。
なお、図8に例示されるパルス電圧はあくまでも例である。本実施例では、デューティ比の異なる2種類のパルス電圧を用いて発光素子11及びフォトIC12を個別に間欠駆動し、例えばフォトIC12を発光素子11よりも先に電源をONさせ、フォトIC12発光素子11よりも後にOFFさせるようにしているが、全く同じデューティ比及びパルス周期を有するパルス電圧を、第1の駆動電出力端子23及び第2の駆動電出力端子24から同期させて出力することによって、第3の実施例のように発光素子11及びフォトIC12の間欠駆動を同期させてもよい。
【0050】
また、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち上りは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち上りよりも時間的に同時かあるいは早く、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち下がりよりも時間的に同時かあるいは遅いようなパルス電圧であればよい。また、発光素子11の陽極側にデューティ比100%のパルス電圧として常時5Vの電圧を印加して、フォトIC12のみパルス電圧を印加してもよく、これにより図1及び図2を参照して説明した第1及び第2の実施例と同じ作用を得ることもできる。
【0051】
以上説明したように、本発明の第4の実施例によれば、フォトIC12と共に発光素子11も間欠駆動することによって、エンコーダ1の消費電流をより一層低減することができる。
また、本実施例では、駆動手段14の駆動電圧を出力するための端子を発光素子11とフォトICとで別々に接続しているので、発光素子11及びフォトIC12を個別に駆動することが可能であり、このようなエンコーダ1を適用できる用途も広がる。
【0052】
図9は本発明の第5の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例は、第3の実施例の代替例であり、フォトIC12及び発光素子11に対して同じ駆動電力を第1の駆動電力出力端子23から供給する点は同じであるが、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の接地端子22及び発光素子の陰極側に接続される点を特徴とする。
【0053】
本実施例によるエンコーダ1は、上述の各実施例と同様の構成要素を備えて成る。
フォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側には5Vが常時印加されている。駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23にはフォトIC12の接地端子22及び発光素子11の陰極側が接続されている。
【0054】
第2の実施例でも説明したように、フォトIC12の駆動電力入力端子21に常に5Vが印加されているとき接地端子22に0Vを印加するとフォトIC12は動作する。これと同様に、陽極側に5Vが印加されている発光素子11については、陰極側に0Vを印加すると動作する。つまり、フォトIC12及び発光素子11は双方とも、第1の駆動電力出力端子23から出力される電圧が0Vのときに動作し、5Vのときに動作が停止する。従って駆動手段14の第1の駆動電力出力端子23から間欠駆動用のパルス電圧を出力すると、フォトIC12及び発光素子11は同期して動作することができる。
【0055】
なお、本実施例の動作のフローチャートは図5と同様である。
図10は本発明の第6の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
本実施例は、第4の実施例の代替例であり、駆動手段14の駆動電圧を出力するための端子を発光素子11とフォトIC12とで別々に接続し、発光素子11及びフォトIC12を個別に駆動可能にした点は同じであるが、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の接地端子22に接続され、第2の駆動電力出力端子24は発光素子11の陰極側に接続される点が異なる。
【0056】
本実施例によるエンコーダ1は、上述の各実施例と同様の構成要素を備えてなる。
フォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側には5Vの電圧が常時印加されている。
駆動手段14は、第1の駆動電力出力端子23と第2の駆動電力出力端子24とを有しており、第1の駆動電力出力端子23はフォトIC12の接地端子22に接続され、第2の駆動電力出力端子24は発光素子11の陰極側に接続されている。
【0057】
第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24はそれぞれ、フォトIC12及び発光素子11を駆動するための電圧を個別に出力する。出力される電圧がパルス状であれば、フォトIC12及び発光素子11は間欠駆動されることになる。
第5の実施例において説明したように、発光素子11及びフォトIC12は、第1の駆動電力出力端子23から出力される電圧が0Vのときに動作し、5Vのときに動作が停止する。従って例えば、第5の実施例の図7のフローチャートで説明したようにフォトIC12を発光素子11よりも先に電源をONさせ、フォトIC12発光素子11よりも後にOFFさせるためには、駆動手段14は第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の方が第2の駆動電力出力端子24よりもデューティ比が小さいパルス電圧をそれぞれ出力すればよい。すなわち、第1の駆動電力出力端子23及び第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧のパルス周期は同じであるが、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち下がりは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち下がりよりも時間的に早く、第1の駆動電力出力端子23から出力されるパルス電圧の立ち上がりは第2の駆動電力出力端子24から出力されるパルス電圧の立ち上がりよりも時間的に遅くなるようなパルス電圧を、それぞれフォトIC12の駆動電力入力端子21及び発光素子11の陽極側に印加すればよい。
【0058】
なお、本実施例では、2種類のパルス電圧を用いて発光素子11及びフォトIC12を個別に間欠駆動できるが、全く同じデューティ比及びパルス周期を有するパルス電圧を、第1の駆動電出力端子23及び第2の駆動電出力端子24から同期させて出力することによって、第5の実施例のように発光素子11及びフォトIC12の間欠駆動を同期させてもよい。
【0059】
上述の本発明の第5及び第6の実施例によればそれぞれ第3及び第4の実施例と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、受光素子にフォトICを用いた光学式ロータリエンコーダにおいて、本発明の第1〜6の実施例によれば、フォトICを間欠駆動することで、低消費電力化を図ることができる。また更に、第3〜6の実施例では発光素子も間欠駆動され得るのでより一層低消費電力化を図ることができる。
【0060】
続いて、本発明の第7の実施例として、フォトICを受光素子として用いた低消費電力化された光学式ロータリエンコーダを備えてなる座標入力装置について説明する。
まず、本実施例による座標入力装置の構成及び基本動作について説明する。
図11は本発明の第7の実施例による座標入力装置の分解斜視図である。
【0061】
ユーザによるマウス51の操作によってボール60が回転する。このボール60に対して相互に直交するX軸及びY軸に沿って、X軸用シャフト61及びY軸用シャフト62がボール60に接触するように配置されている。ボール60とX軸用シャフト61及びY軸用シャフトと62の接触を維持するために、X軸及びY軸に対して45度の方向に押さえ付けるローラ65が設置されている。
【0062】
X軸用シャフト61及びY軸用シャフト62の先端には、光学式ロータリエンコーダとして、X軸用エンコーダ70及びY軸用エンコーダ71が取り付けられており、ボール60の回転方向及び回転量をX軸方向とY軸方向とに分離して検出する。X軸用エンコーダ70はX軸用スリット円板63、X軸用発光素子66及びX軸用フォトIC67を、Y軸用エンコーダ71はY軸用スリット円板64、Y軸用発光素子68及びY軸用フォトIC69を、それぞれ備える。X軸用スリット円板63及びY軸用スリット円板64にはそれぞれ一定角度ごとにスリットが設けられており、X軸用発光素子66及びY軸用発光素子68より発せられた光のうち、X軸用スリット円板63及びY軸用スリット円板64のスリットをそれぞれ通過した光は、X軸用フォトIC67及びY軸用フォトIC69でそれぞれ受光される。
【0063】
X軸用フォトIC67及びY軸用フォトIC69は、後述するようにそれぞれ4個ずつのフォトダイオード(図11には示さず)を有する。この4個のフォトダイオードは2個1組とし、2組のフォトダイオード対として使用される。1組のフォトダイオードが受光する光は位相が互いに反転しており(位相が180度ずれている)、この2つの信号の差動信号を得て、その差動信号を矩形状に波形整形して電気パルス信号を出力する。後述するように、2組のフォトダイオード対は並んで設置されており、2組のフォトダイオード対から出力される電気パルス信号の位相はスリット円板の回転方向に依存してものとなる。この位相のずれの向きからスリット円板の回転方向がわかり、更にカウント数からスリット円板の回転量がわかる。
【0064】
図12は本発明の第7の実施例による座標入力装置の回路構成図である。
X軸用エンコーダ70及びY軸用エンコーダ71は、マウス51に内蔵されるマイクロコンピュータで実現される制御ブロック72に接続されている。同様に、マウス51の左右クリックスイッチからの各信号線(図示せず)も制御ブロック72に接続されている。
【0065】
制御ブロック72は、X軸用エンコーダ70及びY軸用エンコーダ71の後述するフォトダイオード対から出力されるパルス信号から、座標入力装置51の移動方向及び移動量を検知し、左右クリックスイッチ(図示せず)からの情報と共に、所定のフォーマットでホストに伝送する。
次に、本発明の第7の実施例における光学式ロータリエンコーダの構成及び動作原理について説明する。なお、説明を簡略化するために、X軸用エンコーダ70の構成及び動作原理についてのみ例示するが、Y軸用エンコーダ71についても同様である。
【0066】
図13は本発明の第7の実施例における光学式ロータリエンコーダの分解斜視図であり、図14はフォトICとスリットとの位置関係を説明する模式図であり、図15はフォトICの出力を説明するタイムチャートである。
図13に示すように、X軸用エンコーダ70は、X軸用スリット円板63とX軸用発光素子66とX軸用フォトIC67とを備える。X軸用フォトIC67は、4個のフォトダイオードPDA、PDa、PDB及びPDbを有するが、各フォトダイオードは2個1組で使用される。以下、フォトダイオードPDA及びPDaの対をフォトダイオード対PA、フォトダイオードPDB及びPDbの対をフォトダイオード対PBと呼ぶことにする。図15に示すように、フォトダイオードPDA及びPDaの出力VA及びVa、並びにフォトダイオードPDB及びPDbの出力VB及びVbがそれぞれ互いに反転する(位相が180度ずれる)ように、図14を参照して説明するようにX軸用スリット円板63のスリットに対して4個のフォトダイオードPDA、PDa、PDB及びPDbが設置される。
【0067】
図14は、X軸用スリット円板63をX軸用発光素子66(図14には示さず)の方向から見た図になる。図14において、X軸用スリット円板63のスリット間隔を1ピッチとして定義したとき、本実施例におけるスリットの幅は例えば1/2ピッチであるものとする。本実施例では、X軸用スリット円板63に対して1/4ピッチ毎に4個のフォトダイオードがPDA、PDb、PDa、PDBの順に配置される。
【0068】
各フォトダイオードPDA及びPDa、並びにフォトダイオードPDB及びPDbにおいては、それぞれ一方がスリットの一つに重なっているときは、もう一方が他のスリット位置からずれるように配置される。また、各フォトダイオード対PA及びPBとしては、後述するようにスリット円板の回転方向を検出するため、図14に示すようにずれて設置される。このように配置することによって、例えば図14においてX軸用スリット円板63が矢印の方向に回転しているときを考えると、図15に示すようなフォトダイオードPDA及びPDaの出力VA及びVa、並びにフォトダイオードPDB及びPDbの出力VB及びVbがそれぞれ反転した(位相が180度ずれた)状態で出力されることになる。
【0069】
次に、フォトICの基本動作について説明する。
図16は、フォトICの基本動作のフローチャートである。
ステップ401において、X軸用フォトIC67に内蔵された4個のフォトダイオードPDA、PDb、PDa、PDBは、X軸用発光素子66から発せられた光のうち、X軸用スリット円板63のスリットを通過した光をそれぞれ受光し、ステップ402において増幅する。このときの各フォトダイオードPDA、PDb、PDa及びPDBから出力される信号は、図15においてVA、Va、VB、Vbとして例示されている。既に説明したように出力信号VAとVa、並びに出力信号VBとVbは互いに反転している。
【0070】
ステップ403において、各フォトダイオード対PA及びPB毎に、出力信号VAとVa、並びに出力信号VBとVbに対してそれぞれ差が取られ、差動信号が生成される。
次いで、ステップ404において、各差動信号が矩形状に波形整形され、各フォトダイオード対PA及びPBの出力としてパルス信号VoutA及びVoutBが生成される。各フォトダイオード対PA及びPBは、図14に示すように並んで設置されているものとしてみなされるので、パルス信号VoutA及びVoutBはスリット円板の回転方向に依存して位相がずれることになる。
【0071】
このようにフォトICは通常のフォトトランジスタの2倍である4個のフォトダイオードを用いて差動信号を生成してから矩形状のパルス信号を生成するので、温度や発光素子の発光量が変化してもフォトトランジスタに比べて安定した出力を得ることができる。また生成されたパルス信号は2値信号であるので座標入力装置に直接入力することができる。
【0072】
図17は、スリット円板の回転方向の検出を説明する図である。
既に説明したように、フォトIC内には各フォトダイオード対PA及びPBが並んで設置されているので、各フォトダイオード対PA及びPBの出力VoutA及びVoutBは、スリット円板の回転方向によって図17(a)、(b)に示すように位相関係が変わることになる。従って、図16に示すように、各エンコーダの各フォトダイオード対から出力されたパルス信号の位相関係に基づいて制御ブロック72でスリット円板の回転方向を検出することができ、パルス数をカウントすることによってスリット円板の回転量を検出できる。
【0073】
以上説明したような方法で、座標入力装置51の移動方向及び移動量を検出することができる。
続いて本発明の座標入力装置におけるフォトICの間欠駆動について説明する。
既に説明したように、近年急速に普及しつつあるUSBインタフェースにおいては座標入力装置のサスペンドモード時の消費電流が規格で一般に定められているが、エンコーダの受光素子としてフォトICを用いた場合には、サスペンドモード時の規格に対応すべく、フォトICの消費電力を低減させる必要がある。本実施例では、座標入力装置の消費電力を低減するためにエンコーダ内のフォトIC、更には発光素子を間欠駆動させる。
【0074】
本実施例の座標入力装置は、通常モード及びサスペンドモードを有するものとする。特に座標入力装置のインタフェースとしてUSBの適用の可能性を考慮して、サスペンドモードは消費電力をより一層低減するものとする。
表1は、本発明の第7の実施例の座標入力装置に用いられるエンコーダにおいて、通常モードとサスペンドモードとにおける発光素子及びフォトICの駆動状態の組合わせとそれを実現するエンコーダの原理構成図とを示すものである。
【0075】
【表1】
Figure 0004475735
【0076】
表1に示されるエンコーダの各駆動状態の組合わせは、既に説明した図1、2、4、6、9及び10の回路構成で実現される。そのそれぞれは既に説明した通りなので詳しい説明は省略する。
既に説明したように、消費電力を低減するためにフォトICを常に間欠駆動するのが理想的ではあるが、この場合フォトICに与える負荷も大きい。従ってフォトICを連続ONするか、あるいは完全にOFFすることがより好ましいといえる。
【0077】
また、例えばUSBインタフェースでは、通常モード時の消費電流規格値は100mA以下と定められているが、座標入力装置の消費電流最大値は最大60mAであることから、通常モード時では連続駆動し、サスペンドモード時のみ間欠駆動してもよい。この場合、座標入力装置の移動を検知することによるレジューム復帰(ウェイクアップ)が可能となる。
【0078】
更には、表1に示されるサスペンドモード時はフォトICの電源をOFFする場合では、座標入力装置の移動を検知することによるレジューム復帰(ウェイクアップ)は不可能であるので、この場合は例えば座標入力装置に備えられるクリックスイッチを押したときに座標入力装置からレジューム復帰できるようにする。
【0079】
このように、表1に示される駆動状態の組合わせは、各原理構成図を参照して説明したエンコーダで実現できるが、このうち、図10に示されるエンコーダ回路を用いて座標入力装置を構成する場合を例にとって詳しく説明する。
図18は、本発明の第7の実施例による座標入力装置の回路構成図である。
座標入力装置81は、X軸用エンコーダ82とY軸用エンコーダ83とマイクロコンピュータ84とを備える。X軸用エンコーダ82は発光素子であるX軸用LED85及びX軸用フォトIC86を備え、Y軸用エンコーダ83は発光素子であるY軸用LED87及びY軸用フォトIC88を備える。X軸用フォトIC86は既に説明したような2組のフォトダイオード対XA及びXBを備え、Y軸用フォトIC88は2組のフォトダイオード対YA及びYBを備える。
【0080】
マイクロコンピュータ84は座標入力装置81の座標演算処理手段である。その入力ポートMXA、MXB、MYA及びMYBには各フォトダイオード対XA、XB、YA及びYBの出力が接続されており、各フォトダイオード対から出力された2値信号が入力され、座標入力装置81の移動量及び移動方向が演算され、ホストへ出力される。
【0081】
図10を参照して説明した駆動手段としては、本実施例ではマイクロコンピュータ84が用いられる。マイクロコンピュータ84の空きポートであるVTにはY軸用LED87の陰極が接続され、同じく空きポートであるVRにはX軸用フォトIC86及びY軸用フォトIC88の接地端子が接続される。
フォトICは駆動電圧としてパルス電圧を印加してフォトICを間欠駆動したときその出力は不安定になるという傾向があるので、これを防ぐために一対の電源端子間にはバイパスコンデンサが並列に挿入される。これによりパルス電圧を用いてフォトICを急速にON/OFFしても安定した出力を得ることができる。なお、このバイパスコンデンサを、既に説明した図1、2、4、6,9及び10のフォトICの一対の電源端子間に並列すればより安定した出力を得ることができる。
【0082】
このような回路構成において、マイクロコンピュータ84の各ポートVT及びVRから出力される駆動電圧を、通常モード時又はサスペンドモード時毎に使い分ければ表1の各操作のような状態に駆動できる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、受光素子としてフォトICを用いた光学式ロータリエンコーダにおいて、フォトICの駆動電源として間欠電力を供給することによって、エンコーダの消費電力を低減することができる。フォトICが間欠駆動されることより発生する出力の不安定は、フォトICの一対の電源端子間に並列にバイパスコンデンサを挿入することによって解消できる。
【0084】
更にエンコーダの発光素子も間欠駆動させれば、消費電力をより一層低減することができる。
また、このようなエンコーダを座標入力装置の移動量及び移動方向の検出に用いれば、座標入力装置の省電力化につながるので、例えば消費電力規格値が厳密に確定されているUSBインタフェースを備える座標入力装置には特に有効である。
【0085】
フォトICは、通常のフォトトランジスタの2倍である4個ののフォトダイオードを用いて差動信号を生成してから矩形状のパルス信号を生成するので、温度や発光素子の発光量が変化してもフォトトランジスタに比べて安定した出力を得ることができる。また生成されたパルス信号は2値信号であるので座標入力装置内のマイクロコンピュータへの直接入力も可能である。また、フォトICは集積回路であるので、データホールド機能等、種々の付加機能を更に持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図3】本発明の第1又は第2の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例によるエンコーダの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例における間欠駆動用のパルス電圧を例示する図である。
【図9】本発明の第5の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図10】本発明の第6の実施例によるエンコーダの原理構成図である。
【図11】本発明の第7の実施例による座標入力装置の分解斜視図である。
【図12】本発明の第7の実施例による座標入力装置の回路構成図である。
【図13】本発明の第7の実施例における光学式ロータリエンコーダの分解斜視図である。
【図14】フォトICとスリットとの位置関係を説明する模式図である。
【図15】フォトICの出力を説明するタイムチャートである。
【図16】フォトICの基本動作のフローチャートである。
【図17】スリット円板の回転方向の検出を説明する図である。
【図18】本発明の第7の実施例による座標入力装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1…エンコーダ
11…発光素子
12…フォトIC
13…スリット円板
14…駆動手段
21…駆動電力入力端子
22…接地端子
23…第1の駆動電力出力端子
24…第2の駆動電力出力端子
60…ボール
61…X軸用シャフト
62…Y軸用シャフト
63…X軸用スリット円板
64…Y軸用スリット円板
66…X軸用発光素子
67…X軸用フォトIC
68…Y軸用発光素子
69…Y軸用フォトIC
70…X軸用エンコーダ
71…Y軸用エンコーダ
72…制御ブロック
81…座標入力装置
82…X軸用エンコーダ
83…Y軸用エンコーダ
84…マイクロコンピュータ
85…X軸用LED
86…X軸用フォトIC
87…Y軸用LED
88…Y軸用フォトIC
XA、XB、YA、YB…フォトダイオード対
PDA、PDa、PDB、PDb…フォトダイオード

Claims (7)

  1. 発光素子と、該発光素子からの光を受光するフォトICとを備えるエンコーダであって、
    前記フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第1の駆動電力出力端子であって、該フォトICを所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力する第1の駆動電力出力端子を有する駆動手段と、
    前記フォトICを間欠駆動することにより生じる出力電圧の不安定を防ぐための、前記フォトICの前記一対の電源端子間に接続されるコンデンサと、
    を備えることを特徴とするエンコーダ。
  2. 前記発光素子は、前記第1の駆動電力出力端子に接続される請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 前記発光素子は、前記第1の駆動電力出力端子と同様の駆動電力を出力する第2の駆動電力出力端子に接続される請求項1に記載のエンコーダ。
  4. 前記駆動手段は、前記フォトICの間欠駆動と同期して更に前記発光素子を間欠駆動する請求項又はに記載のエンコーダ。
  5. 前記所望の期間は、前記フォトICの消費電力を低減する低電力消費モード時である請求項1に記載のエンコーダ。
  6. 複数のスリットが円周に沿って等間隔に形成されたスリット円板を更に備える請求項1〜のいずれか一項に記載のエンコーダを備える座標入力装置であって、
    前記スリット円板の回転情報に基づいてコンピュータに対する座標入力データを生成することを特徴とする座標入力装置。
  7. 発光素子と、該発光素子からの光を受光するフォトICとを備えるエンコーダの制御方法であって、
    前記フォトICの一対の電源端子のいずれか一方が接続される第1の駆動電力出力端子から前記フォトICを所望の期間だけ間欠駆動するための駆動電力を出力することと、
    前記フォトICを間欠駆動することにより生じる出力電圧の不安定を防ぐために、前記一対の電源端子間にコンデンサを並列に挿入して前記フォトICの出力電圧を安定化させることと、
    を特徴とするエンコーダの制御方法。
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