JP2008245241A - データ通信装置、データ通信システム及びデータ通信方法 - Google Patents

データ通信装置、データ通信システム及びデータ通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】双方向のデータ通信を可能にすることでシステムを小型化でき、安価なシステム構成を可能にするデータ通信技術を提供することを課題とする。
【解決手段】立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号を入力する信号端子(IN)と、基準電圧を入力する基準電圧端子(GND)と、前記受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出回路(11)と、前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出回路(12)と、前記立ち上がり検出回路及び前記立ち下がり検出回路の検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ信号変換回路(13)と、前記データ信号変換回路により生成されたクロック信号及びデータ信号を入力し、前記信号端子に送信信号を出力する内部回路(14)とを有するデータ通信装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ通信に関し、特にデータ通信装置間のデータ通信に関する。
データキャリア装置とデータキャリア駆動装置とが双方向データ通信を行うシステムにおいて、システムを小型化する目的で、2個の接点で双方向のデータ通信を可能にする構成としては、例えば、下記の特許文献1に記載されている。
上記特許文献1に記載されているデータ通信システムにおいては、データキャリア装置はデータキャリア駆動装置から信号入力するための信号端子と、基準電位を入力するための基準電位端子とを有する。データキャリア駆動装置からデータキャリア装置の信号端子への入力信号は、デューティ比が異なる部分を有し、かつ全体ではパルス周波数が一定であるパルス信号である。データキャリア装置は、この入力されたパルス信号を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ通信回路を有し、この入力されるパルス信号を電源電圧として全ての動作をする。また、データキャリア装置は、信号端子を介してデータキャリア駆動装置にデータ信号を出力するために定電流を流すか否かを制御するスイッチ回路を有する。データキャリア駆動装置は、データキャリア装置の信号端子に流れる電流に応じてデータ信号を生成する電流検出回路を有する。
データキャリア装置は、データキャリア駆動装置から入力される、デューティ比が異なる部分を有し、かつ全体ではパルス周波数が一定であるパルス信号を基に、クロック信号及びデータ信号を生成してデータ通信を行う。また、データキャリア駆動装置は、データキャリア装置のデータ信号としての定電流を流すか否かを制御するスイッチ回路により制御されたデータキャリア装置の信号端子に流れる電流を検出する電流検出回路によりデータ信号を生成してデータ通信を行う。これにより、2個の接点で双方向のデータ通信を可能としている。
特開2006−135888号公報
しかしながら、上述した双方向データ通信システムには以下のような問題点がある。データキャリア装置は信号端子と基準電位端子との2端子間にデータキャリア駆動装置から入力されるパルス信号を電源電圧として全ての動作をする必要がある。このデータキャリア駆動装置からのパルス信号はデューティ比が異なる部分を有しており、データキャリア装置を安定して動作させるにはデータキャリア装置内に内部回路の電源となる定電圧を生成する定電圧回路を設けるのが有効な手段となる。このとき、データキャリア駆動装置からのパルス信号はこの定電圧回路が生成する電圧より低い部分が無いようにする必要がある。したがって、データキャリア駆動装置からのパルス信号の低電圧側の電圧は、データキャリア装置内の定電圧回路が生成する電圧より高くする必要があることとなる。
ここで、データキャリア駆動装置から入力されるパルス信号を検出するために、例えば、入力されたパルス信号電圧の絶対値を検出する電圧値検出回路を設けた場合を考える。この場合、この電圧値検出回路の精度や、データキャリア装置内の定電圧回路の精度、入力されたパルス信号電圧の振幅値の精度、データキャリア駆動装置とデータキャリア装置間の電圧ノイズ等を考慮する必要がある。それを考慮すると、データキャリア駆動装置から入力されるパルス信号の高電圧側の電圧は十分高くすることが望まれる。
しかしながら、データキャリア装置を半導体プロセスで製造する場合、データキャリア駆動装置から入力されるパルス信号を高くすることは、このデータキャリア装置に要求される耐圧が高くなる。そのため、データキャリア装置を構成する素子が大きくなり、チップ面積の増大によるコストの上昇を招くという問題点がある。
また、データキャリア駆動装置からデータキャリア装置の信号端子への入力信号は、デューティ比が異なる部分を有し、かつ全体ではパルス周波数が一定であるパルス信号である。この方法においては、入力するパルス信号のデューティ比を厳密に制御する必要があり、データキャリア駆動装置がマイコン等により構成される高価なシステムにする必要があることとなり、これもシステム全体のコストの上昇を招くという問題点がある。
本発明の目的は、2個のデータ通信装置がデータ通信を行うシステムにおいて、2個の接点で、双方向のデータ通信を可能にすることでシステムを小型化でき、しかも、安価なシステム構成を可能にするデータ通信技術を提供することである。
本発明のデータ通信装置は、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号を入力する信号端子と、基準電圧を入力する基準電圧端子と、前記受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出回路と、前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出回路と、前記立ち上がり検出回路及び前記立ち下がり検出回路の検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ信号変換回路と、前記データ信号変換回路により生成されたクロック信号及びデータ信号を入力し、前記信号端子に送信信号を出力する内部回路とを有し、前記データ信号変換回路は、前記立ち上がり検出回路又は前記立ち下がり検出回路により検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のデータ通信装置は、信号端子と、送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号を前記信号端子に出力する送信信号出力回路と、前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成する電流検出回路とを有することを特徴とする。
また、本発明のデータ通信システムは、第1のデータ通信装置及び第2のデータ通信装置が少なくとも信号端子を介して接続されるデータ通信システムであって、前記第1のデータ通信装置は、送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号を前記信号端子を介して前記第2のデータ通信装置に出力する送信信号出力回路と、前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成する電流検出回路とを有し、前記第2のデータ通信装置は、基準電圧を入力する基準電圧端子と、前記第1のデータ通信装置から前記信号端子を介して入力する受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出回路と、前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出回路と、前記立ち上がり検出回路及び前記立ち下がり検出回路の検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ信号変換回路と、前記データ信号変換回路により生成されたクロック信号及びデータ信号を入力し、前記信号端子に送信信号を出力する内部回路とを有し、前記データ信号変換回路は、前記立ち上がり検出回路又は前記立ち下がり検出回路により検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のデータ通信方法は、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号を信号端子に入力する受信信号入力ステップと、基準電圧を基準電圧端子に入力する基準電圧入力ステップと、前記受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出ステップと、前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出ステップと、前記立ち上がり検出ステップ及び前記立ち下がり検出ステップの検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成する信号生成ステップと、前記クロック信号及び前記データ信号を基に前記信号端子に送信信号を出力する送信信号出力ステップとを有し、前記信号生成ステップは、前記立ち上がり検出ステップ又は前記立ち下がり検出ステップにより検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とする。
また、データ通信方法は、送信データに応じて、立ち上り時間又は立ち下り時間が異なるパルスを有する送信信号を信号端子に出力する送信信号出力ステップと、前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成するデータ生成ステップとを有することを特徴とする。
2端子接続でデータ通信をすることができるのでシステムを小型化できる。また、データ通信装置に入力する電圧振幅を下げることが可能になり、素子の耐圧を下げてコストを低減できる。更には、データ送受信の周期を精度よく一定値に保つことも必要ないので、データ通信システムのコストを低減することができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態によるデータキャリア装置10及びその駆動装置15を含むデータ通信システムを示すブロック図である。図1において、10はデータキャリア駆動装置15とのデータ通信を2個の接点で行うデータキャリア装置(第2のデータ通信装置)であり、IN端子(信号端子)とGND端子(基準電圧端子)の2端子を有する。また、15はコントロール装置としてのデータキャリア駆動装置(第1のデータ通信装置)である。このデータキャリア駆動装置15とデータキャリア装置10はIN端子とGND端子の2個の接点のみで接続され、この2個の接点を介してデータ通信を行う。このデータキャリア装置10は、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子及びGND端子間へ入力される信号からデータキャリア装置10を構成する全ての回路の電源電圧を生成している。また、このデータキャリア装置10は、立ち上がり検出回路11と、立ち下がり検出回路12と、データ信号変換回路13と、内部回路14とから構成されている。立ち上がり検出回路11は、IN端子から入力される信号の立ち上がりを検出する。立ち下がり検出回路12は、IN端子から入力される信号の立ち下がりを検出する。データ信号変換回路13は、立ち上がり検出回路11及び立ち下がり検出回路12からの信号を基にしてデータ通信に必要なクロック信号CLK及びデータ信号DATAを生成する。内部回路14は、データ信号変換回路13からのクロック信号CLKとデータ信号DATAが入力され、これらを基にしてデータキャリア駆動装置15とのデータ通信を行う。この内部回路14は、定電流Itを引くあるいは出す手段を有している。この定電流Itは制御用信号Vtのスイッチ回路によりオンオフ制御され、この定電流Itの有無をデータキャリア装置10から送信する送信信号とする。スイッチ回路は、IN端子に接続され、制御用信号Vtに応じて、IN端子に送信信号を出力するための定電流Itを流すか否かを制御する。なお、スイッチ回路は、実際には内部回路14の一部である。
データキャリア駆動装置15は、送信信号出力回路と電流検出回路とを有する。送信信号出力回路は、送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号をデータキャリア装置10のIN端子に出力する。電流検出回路は、IN端子に流れる電流に応じて受信データを生成する。
次に、図1のデータ通信システムのデータ通信方法について図2のタイミングチャートを用いて説明する。データキャリア装置10のIN端子には、データキャリア駆動装置15の送信信号出力回路から電圧振幅のハイレベルがV1、ローレベルがV2であり、ローレベルV2からハイレベルV1への立ち上がり時間が一定の値を有するパルス電圧が入力される。そのパルス電圧は、ハイレベルV1からローレベルV2への立ち下がり時間f1と、時間f1に対して十分に長い立ち下がり時間f2との異なる2つの立ち下がり時間を有する。GND端子は、基準電圧としてのグランド電位に接続される。このとき、パルス電圧のローレベルであるV2はグランド(GND)電位に対して十分大きいこととなる。
図1の立ち上がり検出回路11は、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスがローレベルV2からハイレベルV1へと立ち上がったことを検出する。例えば、立ち上がり検出回路11は、IN端子に入力されるパルスのローレベルV2からハイレベルV1への立ち上がりに同期して、あるローレベルからあるハイレベルへと切り替わった後、再びローレベルへと切り替わる出力信号Vrを出力する。
また、図1の立ち下がり検出回路12は、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスがハイレベルV1からローレベルV2へと立ち下がったことを検出する。例えば、立ち下がり検出回路12は、IN端子に入力されるパルスのハイレベルV1からローレベルV2への立ち下がりに同期して、あるローレベルからあるハイレベルへと切り替わった後、再びローレベルへと切り替わる出力信号Vfを出力する。
図1のデータ信号変換回路13は、立ち上がり検出回路11の出力信号Vrと立ち下がり検出回路12の出力信号Vfとが入力され、データ通信に必要なクロック信号CLK及びデータ信号DATAを生成する。図3は、本実施形態によるデータキャリア装置10内のデータ信号変換回路13の一例を示す図である。本回路例は、データ信号変換回路13を具体的に示すものである。データ信号変換回路13は、IN1とIN2の2つの入力端子と、OUT1とOUT2の2つの出力端子とを有している。IN1端子には、バッファ回路の入力と、SRフリップフロップ回路のリセット端子とが接続される。IN2端子には、SRフリップフロップ回路のセット端子が接続される。OUT1端子には、バッファ回路の出力が接続される。OUT2端子には、SRフリップフロップ回路の出力Q端子が接続される。ここで、論理的にはバッファ回路が無く、IN1端子に入力される信号がそのままOUT1端子に出力される回路構成であってもよい。
ここで、図2に示すように、図3のデータ信号変換回路13のIN1端子に立ち上がり検出回路11の出力信号Vrを入力することにより、クロック信号CLKは、立ち上がり検出回路11の出力信号Vrと同様の信号として生成され、OUT1端子から出力される。また、IN2端子に立ち下がり検出回路12の出力信号Vfを入力することにより、データ信号DATAは、立ち下がり検出回路12の出力信号Vfの立ち上がりに同期してローレベルからハイレベルへと切り替わる。したがってデータ信号DATAは、立ち上がり検出回路11の出力信号Vrの立ち上がりに同期してハイレベルからローレベルへと切り替わる信号として生成され、OUT2端子から出力される。
IN端子のパルスが短い立ち下がり時間f1を有するときには、出力信号Vfのパルスが発生し、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成される。これに対して、IN端子のパルスが長い立ち下がり時間f2を有するときには、出力信号Vfのパルスが発生せず、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成されない。
図2に示すように、データキャリア装置10に入力されるパルス信号の立ち上がり及び立ち下がりに応じてデータ信号DATAが切り替わり、データキャリア装置10に入力されるパルス信号の周波数と同期したクロック信号CLKが得られる。ここで、クロック信号CLKのデューティ比が50%ではないが、クロック信号CLKの立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを使用すれば、必ずしもデューティ比が50%である必要がない。エッジを使用すれば、パルス信号を送るデータキャリア駆動装置15とのタイミングの同期も可能となり、データキャリア駆動装置15とデータキャリア装置10とのタイミング設計が容易となる。
また、内部回路14は、生成されたクロック信号CLK及びデータ信号DATAを入力してデータ通信を行う。具体的には、データキャリア装置10がデータ信号を送る場合には、制御用信号Vtにより定電流Itをオンオフ制御する。データキャリア駆動装置15は、この定電流Itの有無をデータキャリア駆動装置15内の電流検出回路によって検出することにより、データキャリア装置10から送信するデータ信号を検出する。これにより、データキャリア装置10とデータキャリア駆動装置15との双方向通信が行われる。
データキャリア装置10は、入力されるパルス信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出しており、従来の双方向データ通信システムで行われているような、データキャリア装置に入力されるパルス信号電圧の絶対値を検出する電圧値検出回路等を設ける必要がない。そのため、データキャリア装置10は、電圧値検出回路の精度等を考慮して、データキャリア装置10に入力されるパルス信号の高電圧側の電圧を高くすることが不要となる。データキャリア装置10を半導体プロセスで製造する場合、データキャリア装置10に要求される耐圧を高くすることが不要となるため、データキャリア装置10を構成する素子が小さくなり、チップ面積の低減によりコストを抑制することが可能となる。
また、データキャリア装置10に入力されるパルス信号のデューティ比を厳密に制御する必要がなく、データキャリア駆動装置15がマイコン等により構成される高価なシステムにすることが不要となるため、システム全体のコストを抑制することが可能となる。
図4は、本実施形態によるデータキャリア装置10内の立ち上がり検出回路11と立ち下がり検出回路12の回路の一例を示す図である。本回路例は、立ち上がり検出回路11と立ち下がり検出回路12を具体的に示すものである。
まず、立ち上がり検出回路11の構成を説明する。コンパレータC21の正側入力端子には、抵抗R1と抵抗R2が接続され、抵抗R1の他端はIN端子に接続され、抵抗R2の他端はGND端子に接続される。また、コンパレータC21の負側入力端子には、抵抗R3と抵抗R4と容量C1が接続され、抵抗R3の他端はIN端子に接続され、抵抗R4及び容量C1の他端はGND端子に接続される。
次に、立ち下がり検出回路12の構成を説明する。コンパレータC22の負側入力端子には、抵抗R1と抵抗R2が接続され、抵抗R1の他端はIN端子に接続され、抵抗R2の他端はGND端子に接続される。また、コンパレータC22の正側入力端子には、抵抗R5と抵抗R6と容量C2が接続され、抵抗R5の他端はIN端子に接続され、抵抗R6及び容量C2の他端はGND端子に接続される。
次に、図4の回路の動作について図5のタイミングチャートを用いて説明する。ここで、コンパレータC21の負側入力端子をA、コンパレータC21の正側入力端子及びコンパレータC22の負側入力端子をB、コンパレータC22の正側入力端子をCとする。各端子A、B及びCの電圧はそれぞれIN端子とGND端子間にかかる電圧を抵抗比で分圧したものであり、その電圧をデータキャリア装置10に入力されるパルス信号が静止状態にあるときにおいて、「A>B>C」となるように各端子の抵抗比により設定する。
ここで、データキャリア装置10に入力されるパルス信号がローレベルからハイレベルに切り替わると、A端子には容量C1が接続されているため、A端子の立ち上がりはB端子の立ち上がりより遅くなる。これは、容量C1と抵抗R3と抵抗R4の並列合成抵抗(以下R3//R4と略)により設定される時定数によるものである。そのため、A端子とB端子の電圧は、「A<B」となり、コンパレータC21の出力電圧V21がハイレベルに切り替わることとなる。その後、容量C1と抵抗R3//R4により設定される時定数より十分長い時間が経つと、A端子とB端子の電圧は、「A>B」となり、コンパレータC21の出力電圧V21がローレベルに切り替わることとなる。したがって、図5のタイミングチャートに示すように、データキャリア装置10に入力されるパルス信号がローレベルからハイレベルになるのに同期したコンパレータC21の出力電圧V21が得られる。
ここで、データキャリア装置10に入力されるパルス信号が短い立ち下がり時間f1でハイレベルからローレベルに切り替わると、C端子には容量C2が接続されているため、C端子の立ち下がりはB端子の立ち下がりより遅くなる。これは、容量C2と抵抗R5と抵抗R6の並列合成抵抗(以下R5//R6と略)により設定される時定数によるものである。そのため、C端子とB端子の電圧は、「B<C」となり、コンパレータC22の出力電圧V22がハイレベルに切り替わることとなる。その後、容量C2と抵抗R5//R6により設定される時定数より十分長い時間が経つと、C端子とB端子の電圧は、「B>C」となり、コンパレータC22の出力電圧V22がローレベルに切り替わることとなる。これに対して、データキャリア装置10に入力されるパルス信号が容量C2と抵抗R5//R6により設定される時定数により十分に長い立ち下がり時間f2でハイレベルからローレベルに切り替わると、C端子とB端子の電圧は、「B>C」を維持することとなる。したがって、図5のタイミングチャートに示すように、データキャリア装置10に入力されるパルス信号がハイレベルからローレベルになるときの立ち下がり時間に応じて切り替わるコンパレータC22の出力電圧V22が得られる。
IN端子のパルスが短い立ち下がり時間f1を有するときには、出力信号Vfのパルスが発生し、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成される。これに対して、IN端子のパルスが長い立ち下がり時間f2を有するときには、出力信号Vfのパルスが発生せず、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成されない。また、上記の出力電圧V21は図2の出力電圧Vrに対応し、上記の出力電圧V22は図2の出力電圧Vfに対応する。
データ信号変換回路13は、このようにして得られた各コンパレータ出力信号V21及びV22を入力し、データ通信に必要なクロック信号CLK及びデータ信号DATAを生成する。ここで、図5に示したタイミングチャートでは、データ信号変換回路13は、コンパレータC21の出力電圧V21と同様の信号をクロック信号CLKとして生成する。例えば、データ信号変換回路13は、SRフリップフロップ回路を有する。コンパレータC22の出力電圧V22をSRフリップフロップ回路のセット端子に入力し、コンパレータC21の出力電圧V21をSRフリップフロップ回路のリセット端子に入力する。これにより、データ信号DATAが生成される。データ信号DATAは、コンパレータC22の出力電圧V22の立ち上がりに同期してローレベルからハイレベルへと切り替わり、コンパレータC21の出力電圧V21の立ち上がりに同期してハイレベルからローレベルへと切り替わる信号として生成される。
ここで、図4の回路例においては、各コンパレータの入力電圧の関係はIN端子とGND端子間にかかる電圧と抵抗と容量のみで決めており、各端子の相対的な関係が維持できていれば良く、厳密な精度を必要としない。そのため、データキャリア装置10を半導体プロセスで製造する場合には、そのプロセスの製造ばらつきの影響を受けにくい回路構成となっている。
ここで、図2のタイミングチャートでは、立ち下がり時間f1又はf2が異なるパルスを有する受信信号がIN端子に入力される場合を例に説明したが、立ち上がり時間が異なるパルスを有する受信信号がIN端子に入力される場合も同様に適用することができる。この場合のタイミングチャートを図6に示す。データキャリア装置10のIN端子には、データキャリア駆動装置15の送信信号出力回路から電圧振幅のハイレベルがV1、ローレベルがV2であり、ハイレベルV1からローレベルV2への立ち下がり時間が一定の値を有するパルス電圧が入力される。そのパルス電圧は、ローレベルV2からハイレベルV1への立ち上がり時間r1と、時間r1に対して十分に長い立ち上がり時間r2との異なる2つの立ち上がり時間を有する。GND端子は、基準電圧としてのグランド電位に接続される。このとき、パルス電圧のローレベルであるV2はグランド(GND)電位に対して十分大きいこととなる。
図1の立ち下がり検出回路12は、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスがハイレベルV1からローレベルV2へと立ち下がったことを検出する。例えば、立ち下がり検出回路12は、IN端子に入力されるパルスのハイレベルV1からローレベルV2への立ち下がりに同期して、あるローレベルからあるハイレベルへと切り替わった後、再びローレベルへと切り替わる出力信号Vfを出力する。
また、図1の立ち上がり検出回路11は、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスがローレベルV2からハイレベルV1へと立ち上がったことを検出する。例えば、立ち上がり検出回路11は、IN端子に入力されるパルスのローレベルV2からハイレベルV1への立ち上がりに同期して、あるローレベルからあるハイレベルへと切り替わった後、再びローレベルへと切り替わる出力信号Vrを出力する。
図6に示すように、図3のデータ信号変換回路13のIN1端子に立ち下がり検出回路12の出力信号Vfを入力することにより、クロック信号CLKは、立ち下がり検出回路12の出力信号Vfと同様の信号として生成され、OUT1端子から出力される。また、IN2端子に立ち上がり検出回路11の出力信号Vrを入力することにより、データ信号DATAは、立ち上がり検出回路11の出力信号Vrの立ち上がりに同期してローレベルからハイレベルへと切り替わる。したがってデータ信号DATAは、立ち下がり検出回路12の出力信号Vfの立ち上がりに同期してハイレベルからローレベルへと切り替わる信号として生成され、OUT2端子から出力される。
IN端子のパルスが短い立ち上がり時間r1を有するときには、出力信号Vrのパルスが発生し、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成される。これに対して、IN端子のパルスが長い立ち上がり時間r2を有するときには、出力信号Vrのパルスが発生せず、データ信号DATAは立ち上がりエッジが形成されない。
図6に示すように、データキャリア装置10に入力されるパルス信号の立ち上がり及び立ち下がりに応じてデータ信号DATAが切り替わり、データキャリア装置10に入力されるパルス信号の周波数と同期したクロック信号CLKが得られる。また、内部回路14は、生成されたクロック信号CLK及びデータ信号DATAを入力してデータ通信を行う。具体的には、データキャリア装置10がデータ信号を送る場合には、制御用信号Vtにより定電流Itをオンオフ制御する。データキャリア駆動装置15は、この定電流Itの有無をデータキャリア駆動装置15内の電流検出回路によって検出することにより、データキャリア装置10から送信するデータ信号を検出する。これにより、データキャリア装置10とデータキャリア駆動装置15との双方向通信が行われる。
ここで、システムの消費電力を抑えるには、データキャリア装置10が送るデータ信号としての定電流Itを細かくオンオフ制御し、定電流Itが流れている時間はできるだけ短いほうが望ましい。また、この定電流Itの有無はデータキャリア駆動装置15内の電流検出回路によって検出する。したがって定電流Itが流れるタイミングはデータキャリア駆動装置15の送信信号出力回路からの送信信号と同期が取れたほうが、データキャリア駆動装置15内の電流検出回路による検出が容易となる。加えて、検出時以外に定電流Itが流れていることによる無駄な消費電力を抑えることが可能となる。
例えば、データキャリア駆動装置15内の電流検出回路が抵抗を有し、この抵抗に流れる電流値により生じる抵抗両端の電圧差により定電流Itの有無を検出する回路構成を想定する。
この場合、定電流Itが流れたときに、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子への電圧値が、定電流Itが流れていないときの電圧値から、電流検出回路としての抵抗で生じる電圧分だけ低下することが考えられる。データキャリア装置10は、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子及びGND端子間へ入力される信号からデータキャリア装置10を構成する全ての回路の電源電圧を生成している。
図6に示すデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスのローレベルV2期間中に定電流Itが流れると、これによるデータキャリア装置10のIN端子への電圧値の低下は、データキャリア装置10にとっては電源電圧の低下となってしまう。
これは、データキャリア装置10の安定動作にとって好ましくないことがある。したがって、システム全体において、データキャリア装置10が送るデータ信号としての定電流Itを流す期間は、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスのハイレベルV1期間中のみとすることが有効となる場合がある。
この場合、図6に示すタイミングチャートのように、データキャリア装置10が送るデータ信号としての定電流Itをオンオフ制御する制御用信号Vtを制御し、データ信号DATAがハイレベル期間中のみ定電流Itが流れるように制御することが有効となる。
データ信号DATAは、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力される電圧の立ち上がり及び立ち上がり時間に応じてローレベルからハイレベルへと切り替わり、立ち下がりに同期してハイレベルからローレベルへと切り替わる。
このとき、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力される電圧に同期して、データキャリア装置10が送るデータ信号としての定電流Itが流れるため、データキャリア駆動装置15内の電流検出回路による検出が容易となる。また、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルスのハイレベルV1期間中のみ定電流Itが流れるように制御しているため、定電流Itが流れている時間を短くでき、無駄な消費電力を抑えることが可能となる。また、データキャリア駆動装置15内の電流検出回路の回路構成によっては生じることが考えられる、定電流Itが流れたことによるデータキャリア装置10のIN端子への電圧値の低下を抑えることができ、データキャリア装置10の安定動作が可能となる。
なお、本実施形態において、二つの例を説明した。一例目は、図2のタイミングチャートに示す、立ち下がり時間f1又はf2が異なるパルスを有する受信信号がIN端子に入力される場合である。2例目は、図6のタイミングチャートに示す、立ち上がり時間r1又はr2が異なるパルスを有する受信信号がIN端子に入力される場合である。しかしながら、パルス電圧の立ち上がり及び立ち下がりとデータ通信のクロック信号CLK及びデータ信号DATAとはどのような関係であってもよい。
ここで、図7に、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧の立ち上がり及び立ち下がりとデータ通信のクロック信号CLK及びデータ信号DATAとの関係を入れ替えて通信を行うタイミングチャートの一例を示す。データキャリア装置10からデータキャリア駆動装置15へデータ送信としての定電流Itを流さない期間においては、異なる立ち下がり時間f1及びf2をそれぞれ有するパルスを受信信号としてIN端子に入力している。データキャリア装置10からデータキャリア駆動装置15へデータ送信としての定電流Itを流す期間においては、異なる立ち上がり時間r1とr2をそれぞれ有するパルスを受信信号としてIN端子に入力している。
図7の例では、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧の立ち上がり及び立ち下がりとデータ通信のクロック信号CLK及びデータ信号DATAとの関係を入れ替える制御信号Vcを設けている。この制御信号Vcが切り替わるタイミングは、例えば、クロック信号CLKのパルスカウント数を用いて、クロック信号CLKのパルス数があらかじめ設定したカウント値に達したときに、制御信号Vcのローレベルとハイレベルとを切り替える。ちなみに、制御信号Vcの切り替えの途中にIN端子に入力されている入力信号は立ち下がり時間がf2となっている。これは、立ち下がり時間をf1と急峻にしてしまうとデータ信号DATAがハイレベルとなってしまうためである。その結果、定電流Itを流す期間をIN端子へ入力されるパルス信号がハイレベルなV1期間中のみとする本来の意図と異なってしまう。
本例では、図3のデータ信号変換回路13のIN1端子及びIN2端子に入力する信号と、立ち上がり検出回路11の出力信号Vr及び立ち下がり検出回路12の出力信号Vfとの関係を制御信号Vcにより切り替えている。これにより、データキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧の立ち上がり及び立ち下がりとデータ通信のクロック信号CLK及びデータ信号DATAとの関係を入れ替えている。
また、本実施形態において、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧に同期して、データ通信のクロック信号CLKが常に出力される例を説明した。しかしながらクロック信号CLKが出力されない期間の存在するデータ通信を行ってもよい。この期間は、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間を十分に長い時間とする、あるいは、常にローレベルV2とすることで設定することができる。これにより、データキャリア装置10におけるクロック信号CLK及びデータ信号DATAの信号レベルを固定させ、データキャリア装置10内の内部回路14を静止状態とし、データキャリア装置10の消費電力を抑えることが可能となる。
また、本実施形態において、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧のデータ信号としての立ち上がり時間又は立ち下がり時間の種類は3値以上の多値にすることにより、データ通信時間の短縮を図ってもよい。
また、本実施形態において、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧の周波数及びデューティ比は一定であっても一定でなくてもよい。
また、本実施形態において、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10のIN端子に入力されるパルス電圧のデータ信号としては、立ち上がり時間又は立ち下がり時間の種類を2値以上持たせる他に、別のデータ信号を付加してもよい。例えば、パルス信号の周波数の種類を2値以上持たせたり、パルス信号のデューティ比の種類を2値以上持たせたりすることにより、立ち上がり時間又は立ち下がり時間でのデータ信号とは別のデータ信号を付加し、データ通信時間の短縮を図ってもよい。
また、本実施形態の説明において、信号端子としてのIN端子と、基準電圧端子としてのGND端子の2端子からなる構成としたが、基準電圧端子は必ずしもGND電位である必要はない。例えば、データキャリア駆動装置15から、データキャリア装置10の1端子に対して、基準電圧としてある定電圧が入力され、データキャリア装置10の残るもう1端子に対して、データキャリア駆動装置15から信号が入力される構成であってもよい。
また、必ずしも、データキャリア装置10の基準電圧をデータキャリア駆動装置15から入力しなくてもよい。データキャリア装置10の1端子に対して、データキャリア駆動装置15以外からある基準電圧が入力され、データキャリア装置10の残るもう1端子に対して、データキャリア駆動装置15から信号が入力されるようにしてもよい。
また、例えば、データキャリア装置10の基準電圧端子が定電圧ではなく、データキャリア駆動装置15からデータキャリア装置10の2端子に入力される信号が、ともに周波数およびデューティ信号を有している構成であったりしてもよい。データキャリア装置10の2端子間に発生する信号を基にデータキャリア駆動装置15とデータキャリア装置10間のデータ通信を行うことができれば、データキャリア駆動装置15及びデータキャリア装置10の信号はいかなる構成であってもよい。
以上のように、本実施形態によれば、第1及び第2の接点を介してデータ通信を行う第1のデータ通信装置及び第2のデータ通信装置(データキャリア駆動装置15及びデータキャリア装置10)を有する2線接触式データ通信システムが提供される。データキャリア駆動装置15とデータキャリア装置10とは、第1の接点であるIN端子と第2の接点であるGND端子の2端子のみで接続される。データキャリア駆動装置15からIN端子を介してデータキャリア装置10に電圧が印加され、第2の接点であるGND端子が接続される。
データキャリア装置10は、受信信号入力ステップで立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号をIN端子に入力し、基準電圧入力ステップで基準電圧をGND端子に入力する。データキャリア装置10は、IN端子に入力される受信信号及びGND端子に入力される基準電圧を基に、全ての回路(立ち上がり検出回路11、立ち下がり検出回路12、データ信号変換回路13及び内部回路14)の電源電圧を生成する。立ち上がり検出回路11は、立ち上がり検出ステップで、IN端子に入力される受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する。立ち下がり検出回路12は、立ち下がり検出ステップで、IN端子に入力される受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する。データ信号変換回路(信号生成回路)13は、信号生成ステップで、立ち上がり検出回路11及び立ち下がり検出回路12の検出結果を基にクロック信号CLK及びデータ信号DATAを生成する。具体的には、データ信号変換回路13は、立ち上がり検出回路11又は立ち下がり検出回路12により検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号DATAを生成する。内部回路(送信信号出力回路)14は、送信信号出力ステップで、データ信号変換回路13により生成されたクロック信号CLK及びデータ信号DATAを入力し、それを基にIN端子に送信信号を出力する。
また、データキャリア駆動装置15内の送信信号出力回路は、送信信号出力ステップで、送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号をデータキャリア装置10のIN端子に出力する。データキャリア駆動装置15内の電流検出回路(データ生成回路)は、データ生成ステップで、IN端子に流れる定電流の有無を検出することにより、データキャリア装置10からの受信データを生成する。これにより、データキャリア装置10とデータキャリア駆動装置15との双方向通信が行われる。
本実施形態によれば、2個の接点で、双方向のデータ通信を可能にすることでシステムを小型化できる。また、安価でデータキャリア装置10及びその駆動装置15を実現することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態に係るデータキャリア装置及びその駆動装置の構成例を示す図である。 図1の構成の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るデータキャリア装置のデータ信号変換回路の回路構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデータキャリア装置の立ち上がり検出回路及び立ち下がり検出回路の回路構成例を示す図である。 図4の構成の動作を示すタイミングチャートである。 図1の構成の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るパルス電圧の立ち上がり及び立ち下がりとデータ通信のクロック信号CLK及びデータ信号DATAとの関係を入れ替えたときの動作の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 データキャリア装置
11 立ち上がり検出回路
12 立ち下がり検出回路
13 データ信号変換回路
14 内部回路
15 データキャリア駆動装置

Claims (8)

  1. 立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号を入力する信号端子と、
    基準電圧を入力する基準電圧端子と、
    前記受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出回路と、
    前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出回路と、
    前記立ち上がり検出回路及び前記立ち下がり検出回路の検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ信号変換回路と、
    前記データ信号変換回路により生成されたクロック信号及びデータ信号を入力し、前記信号端子に送信信号を出力する内部回路とを有し、
    前記データ信号変換回路は、前記立ち上がり検出回路又は前記立ち下がり検出回路により検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 前記受信信号及び前記基準電圧を基に前記立ち上がり検出回路、前記立ち下がり検出回路、前記データ信号変換回路及び前記内部回路の電源電圧を生成することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 前記内部回路は、前記信号端子に接続され、前記信号端子に前記送信信号を出力するために定電流を流すか否かを制御するスイッチ回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ通信装置。
  4. 前記基準電圧は、グランド電位であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ通信装置。
  5. 信号端子と、
    送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号を前記信号端子に出力する送信信号出力回路と、
    前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成する電流検出回路と
    を有することを特徴とするデータ通信装置。
  6. 第1のデータ通信装置及び第2のデータ通信装置が少なくとも信号端子を介して接続されるデータ通信システムであって、
    前記第1のデータ通信装置は、
    送信データに応じて、立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する送信信号を前記信号端子を介して前記第2のデータ通信装置に出力する送信信号出力回路と、
    前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成する電流検出回路とを有し、
    前記第2のデータ通信装置は、
    基準電圧を入力する基準電圧端子と、
    前記第1のデータ通信装置から前記信号端子を介して入力する受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出回路と、
    前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出回路と、
    前記立ち上がり検出回路及び前記立ち下がり検出回路の検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成するデータ信号変換回路と、
    前記データ信号変換回路により生成されたクロック信号及びデータ信号を入力し、前記信号端子に送信信号を出力する内部回路とを有し、
    前記データ信号変換回路は、前記立ち上がり検出回路又は前記立ち下がり検出回路により検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とするデータ通信システム。
  7. 立ち上がり時間又は立ち下がり時間が異なるパルスを有する受信信号を信号端子に入力する受信信号入力ステップと、
    基準電圧を基準電圧端子に入力する基準電圧入力ステップと、
    前記受信信号の立ち上がり又は立ち上がり時間を検出する立ち上がり検出ステップと、
    前記受信信号の立ち下がり又は立ち下がり時間を検出する立ち下がり検出ステップと、
    前記立ち上がり検出ステップ及び前記立ち下がり検出ステップの検出結果を基にクロック信号及びデータ信号を生成する信号生成ステップと、
    前記クロック信号及び前記データ信号を基に前記信号端子に送信信号を出力する送信信号出力ステップとを有し、
    前記信号生成ステップは、前記立ち上がり検出ステップ又は前記立ち下がり検出ステップにより検出される立ち上がり時間又は立ち下がり時間を基にデータ信号を生成することを特徴とするデータ通信方法。
  8. 送信データに応じて、立ち上り時間又は立ち下り時間が異なるパルスを有する送信信号を信号端子に出力する送信信号出力ステップと、
    前記信号端子に流れる電流に応じて受信データを生成するデータ生成ステップとを有することを特徴とするデータ通信方法。
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