JP2004021316A - 通信方法、電子機器、および通信プログラム - Google Patents

通信方法、電子機器、および通信プログラム Download PDF

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    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end

Abstract

【課題】データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信する通信方法、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信する電子機器、およびデータ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、その電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムに関し、パリティ・チェックやCRCとは別に、データの内容がノイズ等により変化したことを検出する。
【解決手段】データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信過程61と、その同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視過程62とを有する。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信する通信方法、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信する電子機器、およびデータ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、その電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子機器間でのデータ転送には、同期転送方式と非同期転送方式との2種類があり、これらのうちの同期転送方式は、送信側から、データとともに同期信号を送信し、受信側では、送信されてきた同期信号に同期してデータを受信する方式である。ここで、データが正しく受信されなかった場合、すなわち、データ転送にエラーがあった場合には、データの再送信が行われることがある。特開平8−221335号公報には、同期信号の周期をチェックすることで、転送エラー時の再送信の成功率を高める技術が提案されている。また、非同期転送方式であっても、特開平9−6725号公報に記載された技術のように、転送エラーの検出精度を高めるため、同期信号を用いる技術も知られている。
【0003】
ところで、電子機器間でのデータ転送のエラーを検出する方法として、数多くの技術が提案されている。例えば、特開昭63−275074号公報には、一連のデータを順次転送する際に、データ転送のタイミングを支配する電子機器の基準クロックと同期信号とのタイミングのズレを正確に検知することで、個々のデータの欠落や重複を検知する技術が提案されている。しかしながら、この公報に記載された技術では、データの内容がノイズ等により変化してしまったことを検出することはできない。データの内容がノイズ等により変化したことを検出する典型的な方法としては、パリティ・チェックや、生成多項式と呼ばれる定数を用いたCRC(Cyclic Redundancy Checking)と称される方法が知られている。これらパリティ・チェックやCRCはいずれも、送信側で、送信するデータの後ろに冗長ビットを付加して転送し、受信側で、送られてきたデータと冗長ビットとの双方を用いて、データの内容が正確に転送されたか否かを判定する。パリティ・チェックには、偶数パリティと奇数パリティという2種類の方式があり、CRCでは、用いた定数のビット長によって冗長ビットのビット数が変わってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、パリティ・チェックを行う場合に、採用した方式が受信側と送信側との間でくい違っていると、転送エラーの検出はでたらめなものとなってしまう。また、CRCを行う場合にも、用いた定数が受信側と送信側との間で異なっていると、やはり転送エラーの検出はでたらめなものとなってしまう。
【0005】
また、このようなパリティ・チェックやCRCが採用されていないインターフェースもある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、パリティ・チェックやCRCとは別に、データの内容がノイズ等により変化したことを検出することができる通信方法、電子機器、および通信プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のうちの通信方法には、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信する送信方法と、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を受信する受信方法と、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送受信する送受信方法との3つの方法が含まれており、いずれの方法においても、上記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視過程を有することを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成する本発明のうちの電子機器には、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信する送信側の電子機器と、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を受信する受信側の電子機器と、データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送受信する電子機器との3つの電子機器が含まれており、いずれの電子機器においても、上記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部を備えたことを特徴とする。
【0009】
上記同期信号監視過程を有する受信方法や、上記同期信号監視部を備えた受信側の電子機器では、送信されてきた同期信号になまりやリンギングが生じている場合には、その同期信号に同期して受信したデータの内容が正確であるという信頼性は低くなることを前提にしている。したがって、その同期信号をモニタすることによって、パリティ・チェックやCRCを行わなくても、データの内容が正確であるという信頼性の評価を行うことができる。また、パリティ・チェックやCRCを行うにしても、それらのチェックを行う前に、データの内容が正確であるという信頼性の評価を行うことができる。
【0010】
また、上記同期信号監視過程を有する送信方法や、上記同期信号監視部を備えた送信側の電子機器では、送信した同期信号の信号波形が所定の基準を満足していれば、その同期信号に同期して送信したデータの内容が正確であるという信頼性が高まることを前提にしている。したがって、その同期信号をモニタすることによって、その同期信号の信号波形が所定の基準を満足しているか否かを判定し、データとともに送信した同期信号が所定の基準を満足していれば、データを送信した直後に、その送信したデータについて、送信時点では、データの内容が正確であったという保証をすることができる。
【0011】
また、本発明の通信方法においては、上記同期信号監視過程は、上記同期信号の所定区間の時間幅が所定の許容最小時間幅と所定の許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることが、データ通信の実情に即しており好ましく、本発明の電子機器においては、上記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備え、上記同期信号監視部は、上記同期信号の所定区間の時間幅が上記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることが、同じくデータ通信の実情に即しており好ましい。
【0012】
また、本発明の通信方法や本発明の電子機器では、一連のデータを順次送信する場合や、一連のデータを順次受信する場合には、クロック信号によって同期をとることが行われる。いずれの場合にも、そのクロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を上記所定区間の時間幅として監視対象とすることが好ましい。
【0013】
ここで、上記所定区間の時間幅として監視する項目(クロック信号の立ち上がり時間等)の選定は、データの内容がノイズ等により変化したことを検出する精度と、上記同期信号監視部の処理負荷とのバランスにより決定すればよい。
【0014】
さらに、本発明の通信方法においては、上記同期信号監視過程による監視結果を通信の相手先に報告する通信結果報告過程を有することが好ましく、本発明の電子機器においては、上記同期信号監視部による監視結果を上記データ通信部による通信の相手先に報告する通信結果報告部を備えたものであることが好ましい。
【0015】
このような報告を行うことで、通信の相手先でも、データの信頼性を知ることができ、データの信頼性が低い場合には、データの再送信処理や受信データの処理を中止する処理等の必要な処理を続けて行うことができる。
【0016】
上記目的を達成する本発明のうちの通信プログラムは、データ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、その電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムであって、
上記電子機器を、
データとそのデータ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信部と、
上記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えた電子機器として動作させることを特徴とする。
【0017】
本発明の通信プログラムを、プログラムを実行する機能を有する電子機器にインストールして実行することにより、その電子機器を本発明の電子機器として動作させることができる。
【0018】
また、本発明の通信プログラムにおいて、上記電子機器を、さらに、上記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備えた電子機器として動作させる通信プログラムであって、
上記同期信号監視部は、上記同期信号の所定区間の時間幅が上記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明の電子機器の一実施形態である光磁気ディスク装置(MO)が接続された、同じく本発明の電子機器の一実施形態であるパーソナルコンピュータの外観図である。
【0021】
図1に示すパーソナルコンピュータ(PC)100は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等が内蔵された本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に画像や文字列を表示する表示部102、パーソナルコンピュータ100に利用者の指示を入力するためのキーボード103、表示画面102a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104を備えている。
【0022】
本体部101は、さらに外観上、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROMが装填されるFD装填口101a、CD−ROM装填口101bを有しており、それらの奥には、それらの装填口101a、101bから装填されたフレキシブルディスク(FD)やCD−ROMをドライブしてアクセスするFDドライブやCD−ROMドライブも内蔵されている。
【0023】
また、このパーソナルコンピュータ100は、SCSI(Small Computer System Interface)コネクタや、RS−232C(Recommended Standard232C)コネクタも備えている。
【0024】
一方、光磁気ディスク(MO)装置200は、CPU、およびRAM(ランダムアクセスメモリ)を備えている他、F−ROM(フラッシュメモリ)も備えている。また、この光磁気ディスク装置200は、外観上、光磁気ディスクが装填されるMO装填口201aを有しており、その奥には、装填された光磁気ディスクをドライブしてアクセスするMOドライブも内蔵されている。F−ROMには、光磁気ディスクに対して情報の読み書きを行うプログラムが記憶されており、CPUはそのプログラムを実行し、RAMはそのプログラムの作業領域として使用される。さらに、この光磁気ディスク装置200は、図1に示すパーソナルコンピュータ100と同じく、SCSIコネクタや、RS−232Cコネクタも備えている。
【0025】
図1に示すパーソナルコンピュータ100のSCSIコネクタと、同じく図1に示す光磁気ディスク装置のSCSIコネクタは、SCSIケーブル300によって接続されている。
【0026】
図2は、図1に示した外観を有する、パーソナルコンピュータと光磁気ディスク装置それぞれのハードウェア構成図である。
【0027】
このハードウェア構成図のうち、図1に示すパーソナルコンピュータ100の部分には、CPU111、RAM112、ハードディスクコントローラ113、FDドライブ114、CD−ROMドライブ115、マウスコントローラ116、キーボードコントローラ117、ディスプレイコントローラ118、SCSIコントローラ119、およびRS−232Cコントローラ120が示されており、それらはCPUバス110で相互に接続されている。
【0028】
ハードディスクコントローラ113は、このパーソナルコンピュータ100の本体部に内蔵されたハードディスクドライブのハードディスク130をアクセスするものである。また、FDドライブ114、CD−ROMドライブ115は、図1を参照して説明したように、それぞれFD装填口101aおよびCD−ROM装填口101bから装填されたFD140、CD−ROM150をアクセスするものである。
【0029】
また、このハードウェア構成図のうち、図1に示す光磁気ディスク装置200の部分には、CPU211、F−ROM212、RAM213、ODC(光磁気ディスクコントローラ)214、DSP(デジタル信号制御回路)215、SCSIコントローラ216、およびRS−232Cコントローラ217が示されており、それらはバス210で相互に接続されている。
【0030】
パーソナルコンピュータ100のSCSIコントローラ119と、光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216とは、SCSIケーブル300で接続されており、パーソナルコンピュータ100と光磁気ディスク装置200の間では、SCSIケーブル300を介して、データ転送が行われる。これらのSCSIコントローラ119,216はいずれも、SCSIの規格に準拠してデータ転送を行うとともに、詳しくは後述する、データ転送のエラー検出を行うものである。また、これらのSCSIコントローラ119,216と同様にいずれの機器100,200にも配備されているRS−232Cコントローラ120、217は、RS−232Cの規格に準拠して、データ転送を制御するものである。
【0031】
光磁気ディスク装置200に備えられたODC214は、光磁気ディスクに対する情報の読み出しや書き込みを制御するものである。このODC214は、光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216に送られてきたコマンドを受信し、その受信したコマンドをデコードして、そのコマンドが示す動作を実行する。また、このODC214は、書込みデータのパリティ・チェックや、CRC(Cyclic Redundancy Checking)等を行う。光磁気ディスク装置200に備えられたCPU211及びDSP215は、光磁気ディスクの回転駆動や取込み・送出し、および光磁気ディスクに対するトラッキングやフォーカシングなどといった、この光磁気ディスク装置200の基礎動作を制御するものである。
【0032】
図3は、本発明の通信プログラムの一実施形態を示す模式図である。
【0033】
図3に示す通信プログラム400は、CD−ROM150に格納されており、この通信プログラム400は、データ通信部410、基準記憶部420、同期信号監視部430、および通信結果報告部440から構成されている。この通信プログラム400を構成する各部の作用は、図4に示す電子機器500を構成する各部の作用と行わせて説明する。
【0034】
この図3に示す通信プログラム400は、CD−ROM150に格納されており、このCD−ROM150が図1に示すパーソナルコンピュータ100のCD−ROM装填口101bから装填されて図2に示すCD−ROMドライブ115によりアクセスされることにより、そこに格納された通信プログラム400がパーソナルコンピュータ100にアップロードされる。パーソナルコンピュータ100にアップロードされた通信プログラム400はそのパーソナルコンピュータ100のハードディスク130に格納され、実行にあたっては、そのハードディスク130内の通信プログラム400が読み出されてRAM112に展開され、CPU111で実行される。
【0035】
尚、本発明の通信プログラム400は、CD−ROM150に格納された状態からパーソナルコンピュータ100にアップロードされることに限らず、他の可搬型記憶媒体(例えば図2に示すFD140)に格納された状態からパーソナルコンピュータ100にアップロードされてもよく、あるいは、図1、図2に示すパーソナルコンピュータ100をインターネット等の通信網に接続しておき、通信プログラム400はその通信網を経由してパーソナルコンピュータ100にローディングされてもよく、さらには、そのパーソナルコンピュータ100のハードディスク130にあらかじめ格納されていてもよく、最終的にパーソナルコンピュータ100で実行されるものであればよい。
【0036】
図4は、本発明の電子機器の一実施形態の機能構成ブロック図である。
【0037】
この図4の電子機器500は、図1、図2に示すパーソナルコンピュータ100内で図3の通信プログラム400が実行されることにより、パーソナルコンピュータ100内に実現されるものである。
【0038】
図4に示す電子機器500は、データ通信部510、基準記憶部520、同期信号監視部530、および通信結果報告部540から構成されている。これらデータ通信部510、基準記憶部520、同期信号監視部530、および通信結果報告部540は、図3に示す通信プログラム400の、それぞれ、データ通信部410、基準記憶部420、同期信号監視部430、および通信結果報告部440に対応するが、図4の電子機器500を構成する各部は、いずれも、図1、図2に示すパーソナルコンピュータ100のハードウェアと、そのパーソナルコンピュータ内で動作するオペレーティングシステム(OS)と、さらに、そのOS上で実行されるアプリケーションプログラムとしての、図3に示す通信プログラム400との複合で構成されるのに対し、図3に示す通信プログラム400を構成する各部410〜440は、これらの複合のうちのアプリケーションプログラムの部分のみで構成されている。図3の通信プログラム400を構成する各部410〜440の、その通信プログラムがパーソナルコンピュータ内で実行されたときの各作用は、図4の電子機器500を構成する各部510〜540の各作用と同一であり、以下では、図4の電子機器500を構成する各部510〜540の各作用を説明することで、図3の通信プログラム400を構成する各部の各作用の説明を兼ねるものとする。
【0039】
図4に示す電子機器を構成するデータ通信部510は、データとそのデータ受信用の同期信号(ここではクロック信号)との双方を送信したり、受信したり、あるいは送受信するものである。すなわち、このデータ通信部510は、データ受信を行うときにはデータ受信部に相当し、データ送信を行うときにはデータ送信部に相当する。図4に示す基準記憶部520は、データ受信用の同期信号の信号波形の所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておくものである。図4に示す同期信号監視部530は、データ受信用の同期信号の所定区間の時間幅が基準記憶部520に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものである。すなわち、この同期信号監視部530は、データ受信用の同期信号であるクロック信号の所定区間の時間幅を監視対象にするものであり、クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、監視対象とするものである。図4に示す通信結果報告部540は、同期信号監視部530による監視結果をデータ通信部510による通信の相手先に報告するものである。
【0040】
図5は、図4に示す電子機器において行われるデータ通信の各過程を示したフローチャートである。
【0041】
図5に示すように、図4に示す電子機器500において行われるデータ通信は、データ通信過程61と、同期信号監視過程62と、受信結果報告過程63との3つの過程からなる。データ通信過程61は、データとそのデータ受信用の同期信号(ここではクロック信号)との双方を送信したり、受信したり、あるいは送受信する過程である。すなわち、このデータ通信過程61は、データ受信を行うときにはデータ受信過程に相当し、データ送信を行うときにはデータ送信過程に相当する。同期信号監視過程62は、データ受信用の同期信号の所定区間の時間幅が図5に示す基準記憶部520に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視する過程である。すなわち、この同期信号監視過程62は、データ受信用の同期信号であるクロック信号の所定区間の時間幅を監視対象にする過程であり、クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、監視対象とする過程である。なお、データ通信課程61を実行している途中で、同時にこの同期信号監視過程62を実行してもよい。通信結果報告過程63は、同期信号監視過程62による監視結果を通信の相手先に報告する過程である。
【0042】
続いて、図2に示すパーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラ119について詳述する。
【0043】
図6は、図2に示すパーソナルコンピュータに備えられたSCSIコントローラの、データ転送のエラー検出を行う部分の回路図である。
【0044】
図2に示すパーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラ119には、データストローブライン1190が設けられており、図示省略したが、さらに、このデータストローブライン1190とは別に、データを伝達するデータラインも設けられている。また、そのSCSIコントローラ119の、データ転送のエラー検出を行う部分は、立上り検出回路1191,立下り検出回路1192,“High”期間検出回路1193,“Low”期間検出回路1194,および動作周波数検出回路1195を有する。
【0045】
ここで、図2に示すパーソナルコンピュータ100が、図2に示す光磁気ディスク装置200に装填された光磁気ディスクに記録されているデータを読み出す際には、光磁気ディスク装置200からSCSIケーブル300を経由させて、光磁気ディスクに記録されているデータをデータストローブ信号とともに送信させる。データストローブ信号は、光磁気ディスク装置200において生成されたクロック信号である。パーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラ119の、データ転送を行う部分は、光磁気ディスクに記録されていたデータを、そのデータとともに送信されてきたデータストローブ信号に同期して受信する。受信したデータは、不図示のデータラインに入力され、データストローブ信号は、データストローブライン1190に入力される。一方、図2に示すパーソナルコンピュータ100が有するデータを、図2に示す光磁気ディスク装置200に装填された光磁気ディスクに書込む際には、パーソナルコンピュータ100から、光磁気ディスクに書込むデータを、データストローブ信号とともに送信する。図示省略したが、パーソナルコンピュータ100のSCSIコントローラ119はクロック信号生成器も備えており、ここでのデータストローブ信号は、このクロック信号生成器で生成されたものである。生成されたデータストローブ信号は、データストローブライン1190を経由して、SCSIコントローラ119の、データ転送を行う部分に送られる。また、光磁気ディスクに書込むデータは、不図示のデータラインを経由して、同様にデータ転送を行う部分に送られる。パーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラ119の、データ転送を行う部分は、光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216に向けて光磁気ディスクに書込むデータを、データストローブ信号とともに送信する。
【0046】
図7(a)は、一連のデータを順次転送する際の、データラインにおけるデータの移り変わりを示す図であり、図7(b)は、データストローブ信号を示す図である。
【0047】
図7(a)および図7(b)はともに、図の左右方向を時間軸として表した図であり、図7(a)の時間軸と図7(b)の時間軸は揃えられている。また、図7(b)は、図の上下方向を電圧値を表す軸として表した図である。
【0048】
図7(a)では、データラインにおいて一連のデータのうちの個々のデータが確定している区間Dを、平行な線で示している。図2に示すパーソナルコンピュータ100が受信側である場合には、そのパーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラ119の、データ転送を行う部分は、図7(b)に示されたデータストローブ信号の立上がりをトリガにして、個々のデータを取込む。一方、図2に示すパーソナルコンピュータ100が送信側である場合には、そのデータ転送を行う部分は、データストローブ信号の立上がりと、データの確定区間が1対1の関係で同期するように、データをデータストローブ信号とともに送信する。
【0049】
次に、図7(b)を参照しながら、図6に示す各検出回路1191〜1195について説明する。各検出回路1191〜1195は、データストローブ信号のHレベルやLレベルを閾値によって判定することで、データストローブ信号の所定区間を検出するものである。パーソナルコンピュータ100のハードディスク130には、データストローブ信号の、Hレベルを判定する閾値とLレベルを判定する閾値が記録されている。これらの閾値は、各検出回路ごとに値が異なるものであってもよいが、図7(b)に示す例では、いずれの検出回路でも、Hレベルの閾値は4.5Vであり、Lレベルの閾値は1.5Vである。また、各検出回路1191〜1195はいずれも、データストローブ信号よりも高速なクロックを用いて、検出した所定区間の時間幅を求めるものであるが、パーソナルコンピュータ100のハードディスク130には、データ転送時に動作させる検出回路を指定する情報が記録されており、データ転送時には、5つの検出回路1191〜1195のうち、この情報で指定された検出回路のみが動作する。ここでは、データ転送時に、総ての検出回路が動作するものとして、図7(b)とともに図6も用いて説明する。図6に示す立上り検出回路1191は、ハードディスク130から、Hレベルの閾値とLレベルの閾値との2つの閾値を取得して、データストローブ信号の値が、信号の立上がり区間において、Lレベルの閾値に到達した瞬間からHレベルの閾値に到達するまでの時間幅(立上り時間Tr)を計測するものであり、立下り検出回路1192も、これら2つの閾値を取得して、データストローブ信号の値が、信号の立下がり区間において、Hレベルの閾値まで低下した瞬間からLレベルの閾値に低下するまでの時間幅(立下り時間Tf)を計測するものである。また、“High”期間検出回路1193は、これら2つの閾値のうちHレベルの閾値のみを取得して、データストローブ信号の値が、信号の立上り区間においてHレベルの閾値に到達した瞬間から、立下り区間においてHレベルの閾値に低下するまでの時間幅(Hレベルの時間幅Th)を計測するものであり、“Low”期間検出回路1194は、Lレベルの閾値のみを取得して、データストローブ信号の値が、信号の立下り区間においてLレベルの閾値まで低下した瞬間から、立上り区間においてHレベルの閾値に到達するまでの時間幅(Lレベルの時間幅Tl)を計測するものである。さらに、動作周波数検出回路1195は、Lレベルの閾値のみを取得して、データストローブ信号の値が、信号の立上り区間においてLレベルの閾値に到達した瞬間から、次の立上り区間においてLレベルの閾値に再び到達するまでの時間幅Fh、すなわちデータストローブ信号の一周期を計測するものである。なお、動作周波数検出回路1195は、このようにデータストローブ信号の所定の転送周期、例えば、一周期を計測するものであればよく、データストローブ信号の、信号波形のいずれの区間を利用して計測してもよい。また、検出回路は、これらの検出回路1191〜1195に限らず、データストローブ信号の、信号波形の所定区間の時間幅を計測するものであればよく、例えば、データストローブ信号の値が、信号の立上り区間においてLレベルの閾値に到達した瞬間から、次の立上り区間においてHレベルの閾値に到達するまでの時間幅Flを計測するものであってもよい。
【0050】
また、各検出回路1191〜1195によって計測した各時間幅(Tr等)が、データストローブ信号のクロック周波数から算出した時間幅からずれていればいるほど、データストローブ信号に同期するデータの内容が正確であるという信頼性は低くくなるという見地にたって、このパーソナルコンピュータ100のハードディスク130には、各検出回路1191〜1195によって計測される時間幅Tr,Tf,Th、Tl,Fhについて許容することができる範囲が、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを用いて記録されている。選択された検出回路は、ハードディスク130から、それぞれが計測する時間幅についての許容最小時間幅と許容最大時間幅とを取得し、計測した時間幅が、許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視する。
【0051】
また、各検出回路1191〜1195は、それぞれにおける監視結果を検出信号として出力することができるものである。パーソナルコンピュータ100のハードディスク130には、各検出回路に検出信号を出力させるか否かを表す情報が記録されている。各検出回路1191〜1195は、その情報にしたがって、検出信号を、出力したりあるいは出力しなかったりする。ここでの説明では、各検出回路1191〜1195は、検出信号を出力するものとする。ここで、このパーソナルコンピュータ100が受信側であれば、受信したデータの送信元にこの検出信号を送信し、送信側であれば、送信したデータの送信先にこの検出信号を送信することで、検出信号を受信した相手方では、データ転送が正常に行われたか否かを判定することができる。すなわち、時間幅が、許容最小時間幅と許容最大時間幅との間に入っていることを表す検出信号であれば、データ転送は正常に行われたものとみなすことができ、その間から外れていることを表す検出信号であれば、転送エラーとみなすことができる。また、この検出信号に基づく監視結果を、パーソナルコンピュータ100のハードディスク130に保存しておけば、過去に遡って転送エラーが生じた恐れがあるか否かという統計情報を確認することができる。これにより、転送システムの品質確認ができる。
【0052】
なお、このパーソナルコンピュータ100のハードディスク130には、各検出回路の閾値、許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値、動作させる検出回路を指定する情報、および検出信号を出力させるか否かを表す情報が、工場出荷の段階ですでに記録されているが、キーボード103やマウス104を操作することにより、それらの値や情報の内容を変更することができる。
【0053】
以上説明した、図6に示す、パーソナルコンピュータ100に備えられたSCSIコントローラの、データ転送のエラー検出を行う部分の回路は、図2に示す光磁気ディスク装置200に備えられたSCSIコントローラ216の、データ転送のエラー検出を行う部分にも備えられている。また、図2に示すパーソナルコンピュータ100のハードディスクドライブのハードディスク130のように、光磁気ディスク装置200のF−ROM212にも、各種の値や情報をあらかじめ記録させておいてもよいが、ここでは、そのF−ROM212には、各種の値や情報が未記録であることにして説明を行う。
【0054】
まず、これらの値や情報を、そのF−ROM212に記録する設定処理について、図8を用いて説明する。
【0055】
図8は、図2に示す光磁気ディスク装置に対して、その光磁気ディスク装置に接続された、図2に示すパーソナルコンピュータが行う設定処理のフローチャートである。
【0056】
図8に示す設定処理ルーチンを実行する設定処理プログラムは、この光磁気ディスク装置200に接続している上位機器であるホスト(ここでは、図2に示すパーソナルコンピュータ100)のハードディスク130にインストールされており、図8に示す設定処理ルーチンは、この設定処理プログラムが起動されることにより開始される。なお、設定処理プログラムは、可搬型ディスクやインターネット経由で供給され、ハードディスクにインストールされる。
【0057】
まず、利用者によって、パーソナルコンピュータ100上で、光磁気ディスク装置200に備えられた5つの検出回路の中から、データ転送時に動作させる検出回路が指定される。また、指定された検出回路については、HレベルやLレベルの閾値や、許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値も、利用者によってパーソナルコンピュータ100上で設定される。さらに、検出回路から監視結果を検出信号として出力させるか否かについても、利用者によってパーソナルコンピュータ100上で選択される。
【0058】
パーソナルコンピュータ100は、これら各種値の設定等が行われると、各種値の設定等の結果に基づいて、光磁気ディスク装置200に対して設定処理を行う。
【0059】
ステップS51では、HレベルやLレベルの閾値、および許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値の設定を行う。すなわち、パーソナルコンピュータ100上で設定された、HレベルやLレベルの閾値、および許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値を、図2に示すパーソナルコンピュータ100のSCSIコントローラ119からSCSIケーブル300を経由させて光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216に送信する。
【0060】
続いて、ステップS52において、光磁気ディスク装置200に備えられた5つの検出回路の中から、データ転送時に動作させる1又は複数の検出回路を設定する。すなわち、パーソナルコンピュータ100上で指定された検出回路を表す情報を、先の値と同様に、パーソナルコンピュータ100のSCSIコントローラ119からSCSIケーブル300を経由させて光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216に送信する。
【0061】
次に、ステップS53において、検出回路における監視結果を表す検出信号を出力させるか否かについての設定を行う。すなわち、監視結果を検出信号として出力させるか否かを表す情報も、ステップS52と同様に、SCSIインターフェースを利用して送信する。
【0062】
これらの各ステップにおいて送信したそれぞれの値や情報は、光磁気ディスク装置200のF−ROM212に記録される。
【0063】
ステップS53の設定が完了すると、この設定処理ルーチンは終了する。
【0064】
なお、パーソナルコンピュータ100から光磁気ディスク装置200への、各種の値や情報の送信は、SCSIインターフェースに限らず、RS−232Cインターフェースを利用してもよく、あるいは、パーソナルコンピュータ100と光磁気ディスク装置200がともに、ATAPI(ATA Packet Interface)やUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394といったインターフェースを備えていれば、それらのインターフェースを利用してもよい。
【0065】
続いて、このような設定が行われた光磁気ディスク装置200における、データ転送について説明する。
【0066】
ここではまず、図9を用いて、図2に示すパーソナルコンピュータ100(ホスト)が、図2に示す光磁気ディスク装置200に装填された光磁気ディスクに記録されているデータを読み出す場合、すなわち、光磁気ディスク装置200が、ホストからリードコマンドを受けた場合について説明する。この場合には、光磁気ディスク装置200は送信側になる。
【0067】
図9は、ホストからリードコマンドを受けた際に、光磁気ディスク装置が行うリードコマンド処理のフローチャートである。
【0068】
リードコマンドは、パーソナルコンピュータ100からSCSIケーブル300を経由して光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216に送られてくる。図9に示すリードコマンド処理ルーチンは、光磁気ディスク装置200がリードコマンドを受け取るたびに起動する。
【0069】
このリードコマンド処理では、まず、送られてきたリードコマンドに従って、図2に示すODC214が、図1に示すMO装填口201aに装填された光磁気ディスクからデータを読み出す(ステップS61)。光磁気ディスクから読み出されたデータは、ODC214から光磁気ディスク装置200に備えられたSCSIコントローラ216の、データ転送を行う部分に送られる。また、光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216も、図2に示すパーソナルコンピュータ100のSCSIコントローラ119と同様にクロック信号生成器を備えており、このクロック信号生成器によってデータストローブ信号が生成され、生成されたデータストローブ信号も、そのデータ転送を行う部分に送られる。光磁気ディスク装置200が有する各検出回路のうち、データ転送時に動作することを指定された検出回路は、F−ROM212から各種値を取得し、データストローブ信号が、SCSIコントローラ216のデータ転送を行う部分に入力される直前に、そのデータストローブ信号の信号波形の、所定区間の時間幅を計測し、計測した時間幅が、取得した許容最小時間幅と許容最大時間幅との間に入っているか否かを判定する(ステップS62)。この光磁気ディスク装置200のF−ROM212には、検出回路から、それぞれにおける監視結果を検出信号として出力させることを表す情報が記録されており、ステップS62における判定がなされると、検出回路は、その判定結果を表す検出信号を出力する。出力された検出信号は、この光磁気ディスク装置200のCPU211に送られるとともにパーソナルコンピュータ100にも送られる。時間幅が許容範囲に入っていることを表す検出信号が出力された場合には、データストローブ信号に同期して送信したデータの信頼性は高いものとみなすことができ、リードコマンド処理は正常終了する。一方、時間幅が許容範囲から外れていることを表す検出信号が出力された場合には、検出信号に基づくその旨の監視結果を、光磁気ディスク装置200のF−ROM212に保存し(ステップS63)、リードコマンド処理は終了する。なお、この場合は、同期して送信したデータの信頼性は低いものとみなし、光磁気ディスク装置200に備えられたCPU211は、ODC214に、ステップS61におけるデータ読出し処理を再実行させるか、あるいは、検出信号を受信したパーソナルコンピュータ100が、先に送ったリードコマンドの内容と同じ内容のリードコマンドを光磁気ディスク装置200に再び送信することが好ましい。
【0070】
ここで、図8を用いて説明した設定処理が初期設定として実行され、その後、その初期設定に基づいて、図9を用いて説明したリードコマンド処理が実行された場合について、具体的な例をあげてさらに説明する。
【0071】
図10は、ある具体例における、図8を用いて説明した設定処理から図9を用いて説明したリードコマンド処理にかけての処理の流れの概要を示す図である。
【0072】
図2に示すパーソナルコンピュータ100上では、データ転送時に動作させる回路として、光磁気ディスク装置200に備えられた5つの検出回路のうち、立上り時間Trを計測する立上り検出回路1191のみが指定されている。また、その立上り検出回路1191用のHレベルの閾値としては4.5Vの値が設定されており、Lレベルの閾値として1.25Vの値が設定されている。また、その立上り検出回路1191が計測した時間幅に対する許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値も設定されている。さらに、検出回路による監視結果を検出信号として出力させることが選択されている。
【0073】
まず、パーソナルコンピュータ100(図10では‘HOST’と表示)は、光磁気ディスク装置200(図10では‘Drive’と表示)に対して、図8に示す設定処理を実行する。光磁気ディスク装置200のF−ROM212は、検出回路に関する、各種の値や情報が未記録の状態であり、ここでは、この設定処理が初期設定になる。この初期設定により、磁気ディスク装置200のF−ROM212には、立上り検出回路1191用の、Hレベルの閾値として4.5Vの値が記録されLレベルの閾値として1.25Vの値が記録される。また、その立上り検出回路1191が計測した時間幅に対する許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値や、検出回路による監視結果を検出信号として出力することも記録される。
【0074】
このようにして初期設定がなされた後、パーソナルコンピュータ100からリードコマンドが送られてくると、光磁気ディスク装置200は、図9に示すリードコマンド処理を実行する。ここで、そのリードコマンド処理のうちの、立ち上がり時間Trの検出処理について、図10から一旦離れて、図11及び図12を用いて詳述する。
【0075】
図11は、データストローブ信号の信号波形の一例を示す図である。
【0076】
図11の上方には、データストローブ信号が示されている。二点鎖線は、データストローブ信号の、設計上の波形を示しており、実線は、なまってしまった波形を示している。ここでは、この実線で示される、なまってしまった波形を例にあげて説明する。また、図11には、データストローブ信号の下に、そのデータストローブ信号の立上り時間Trを計測する際に用いられる基本クロック信号が示されている。図11は、図の左右方向を時間軸として表した図であり、図の上下方向を電圧値を表す軸として表した図である。図11では、データストローブ信号の時間軸と基本クロック信号の時間軸とを互いに揃えて示している。
【0077】
立上り検出回路1191は、まず、データストローブ信号の表す値が1.25Vに達したか否かを、図11に示された基本クロック信号が立上がるたびに判定する。立上り検出回路1191は、データストローブ信号の表す値が1.25Vに達すると、基本クロック信号のカウントを開始する。続いて、立上り検出回路1191は、基本クロック信号が立上がるたびに、データストローブ信号の表す値が、4.5Vに達したか否かを判定する。また、これと同時に、立上り検出回路1191は、データストローブ信号の表す値が、1.25Vに低下しないかをモニタする。
【0078】
立上り検出回路1191は、データストローブ信号の表す値が、4.5Vに達すると、基本クロック信号のカウントを終了する。立上り検出回路1191は、基本クロック信号のカウントを終了するとすぐに、基本クロック信号のカウント値から立上り時間Trを算出し、算出した立上り時間Trが、許容最小時間幅と許容最大時間幅との間に入っているか異かを判定する。図11に実線で示す、なまってしまったデータストローブ信号では、立上り検出回路1191で計測された立上り時間Trは、許容最大時間幅よりも長く、立上り検出回路1191は、その旨を表す検出信号を即座に出力する。
【0079】
一方、データストローブ信号の表す値が、1.25Vに低下すると、立上り検出回路1191は、立上り時間Trを算出することなく基本クロック信号のカウント値をクリアし、立上り時間が、許容最小時間幅と許容最大時間幅との間から外れていることを表す検出信号を即座に出力する。
【0080】
図12は、データストローブ信号の、信号波形の他の一例を示す図である。
【0081】
図12に示すデータストローブ信号は、反射等の影響より、1.25Vに達した後、4.5Vに達する前に1.25Vに低下してしまっている。そのため、立上り検出回路1191は、データストローブ信号の表す値が、1.25Vに低下した時点(図中の矢印参照)で、立上り時間が、許容最小時間幅と許容最大時間幅との間から外れていることを表す検出信号を出力する。
【0082】
ここで、図10に戻って説明を続ける。立上り検出回路1191から出力された検出信号は、パーソナルコンピュータ100に送られる。パーソナルコンピュータ100は、送られてきた検出信号から、立上り時間Trが許容範囲から外れていることを検出すると、先に送ったリードコマンドの内容と同じ内容のリードコマンドを光磁気ディスク装置200に再び送信するリトライ処理を実行する。
【0083】
ここで、データの内容がノイズ等により変化したことを検出する精度を高めるため、利用者が、パーソナルコンピュータ100上で、光磁気ディスク装置200に備えられた5つの検出回路のうち、既に指定している立上り検出回路1191を除いた4つの検出回路の中から、1又は複数の検出回路をさらに指定すると、既に指定されている立上り検出回路1191による立上り時間Trの計測の他に、新たに指定された検出回路による時間幅の計測も、以後行われることになる。なお、既に指定されている立上り検出回路1191に代えて、別の検出回路を指定することもできる。
【0084】
ここでは、図13を用いて、利用者が、パーソナルコンピュータ100上で、既に指定されている立上り検出回路1191に加えて、Hレベルの時間幅Thを計測する“High”期間検出回路1193も指定し、その“High”期間検出回路1193用のHレベルの閾値として4.75Vの値を設定するとともにHレベルの時間幅Thに対する許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値も設定した場合について説明する。
【0085】
図13は、図10を用いて説明した処理の流れの後に続く処理の流れの概要を示す図である。
【0086】
新たな検出回路の指定が行われると、図8に示す設定処理が、初期設定の設定条件に新たな設定条件を追加する処理として再び実行される。ここでは、磁気ディスク装置200のF−ROM212に、“High”期間検出回路1193用のHレベルの閾値として4.75Vの値が追加されるとともに、High”期間検出回路1193用の許容最小時間幅と許容最大時間幅それぞれの値も追加される。
【0087】
このようにして、初期設定の設定条件に新たな設定条件が追加された後、パーソナルコンピュータ100からリードコマンドが送られてくると、光磁気ディスク装置200は、図10に示すリードコマンド処理を実行し、立上り検出回路1191による監視結果を表す検出信号と、High”期間検出回路1193による監視結果を表す検出信号との双方が、パーソナルコンピュータ100に送られる。
【0088】
なお、選択する検出回路の組み合わせは、データ内容の信頼性をどこまで高めるかということと処理負荷とのバランスにより決定すればよく、例えば、立上り検出回路1191と動作周波数検出回路1195との2つの検出回路を交互に用いたり、2つ同時に用いたりしてもよい。
【0089】
次に、図14を用いて、図2に示すパーソナルコンピュータ100(ホスト)が有するデータを、図2に示す光磁気ディスク装置200に装填された光磁気ディスクに書込む場合、すなわち、光磁気ディスク装置200が、ホストからライトコマンドを受けた場合について説明する。この場合には、光磁気ディスク装置200は受信側になる。
【0090】
図14は、ホストからライトコマンドを受けた際に、光磁気ディスク装置が行うライトコマンド処理のフローチャートである。
【0091】
ライトコマンドは、リードコマンドと同様に、パーソナルコンピュータ100からSCSIケーブルを経由して光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216の、データ転送を実行する部分に送られてくる。また、このライトコマンドとともに、光磁気ディスクへの書込みデータ、およびデータストローブ信号もSCSIケーブルを経由してSCSIコントローラ216の、データ転送を実行する部分に送られてくる。送信されてきた書込みデータは、不図示のデータラインに入力され、データラインを経由して図2に示すODC214に送られる。一方、書込みデータとともに送信されてきたデータストローブ信号は、データストローブライン1190に入力される。光磁気ディスク装置200のSCSIコントローラ216が有する各検出回路のうち、データ転送時に動作することが指定された検出回路は、F−ROM212から各種値を取得し、データストローブ信号が、データストローブライン1190に入力された直後に、そのデータストローブ信号の信号波形の、所定区間の時間幅を計測し、計測した時間幅が、取得した許容最小時間幅と許容最大時間幅との間に入っているか否かを判定する(ステップS111)。ステップS111の実行タイミングと、ステップS111における判定を受けたデータストローブ信号に同期して受信した書込みデータに対するODC214によるパリティ・チェックやCRCの実行タイミングとでは、ステップS111の実行タイミングの方が早い。この光磁気ディスク装置200のF−ROM212には、検出回路から、それぞれにおける監視結果を検出信号として出力させることを表す情報が記録されており、ステップS111における判定がなされると、検出回路は、その判定結果を表す検出信号を出力する。出力された検出信号は、この光磁気ディスク装置200のCPU211に送られるとともにパーソナルコンピュータ100にも送られる。時間幅が許容範囲に入っていることを表す検出信号が出力された場合には、受信した書込みデータの信頼性は高いものとみなし、送られてきたライトコマンドに従って、図2に示すODC214が、図1に示すMO装填口201aに装填された光磁気ディスクに、書込みデータを書込み(ステップS112)、ライトコマンド処理は正常終了する。一方、時間幅が許容範囲から外れていることを表す検出信号が出力された場合には、検出信号に基づくその旨の監視結果を、光磁気ディスク装置200のF−ROM212に保存して(ステップS113)、ライトコマンド処理は終了する。なおこの場合は、受信した書込みデータの信頼性は低いものとみなし、光磁気ディスク装置200に備えられたCPU211が、パーソナルコンピュータ100に向けて書込みデータの再送を要求するホストリトライ処理を実行することが好ましい。また、前述の統計情報を、光磁気ディスク装置の不揮発性メモリに格納して、転送状況の品質確認に利用しても良い。
【0092】
なお、これまでの説明は、パーソナルコンピュータと光磁気ディスク装置との組み合わせを例にあげたものであったが、本発明はディスク装置等の記憶装置に限られず、SCSIとは異なるパラレル・インターフェースを備えた電子機器(コンピュータシステム,外部記憶装置,通信装置,送信装置,受信装置,転送装置,インタフェース装置,送受信装置等を含む)や、シリアル・インターフェースを備えた電子機器に広く採用することができる。
【0093】
以下、本発明の各種態様を付記する。
【0094】
(付記1) データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信過程と、
前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視過程とを有することを特徴とする通信方法。
【0095】
(付記2) 前記同期信号監視過程は、前記同期信号の所定区間の時間幅が所定の許容最小時間幅と所定の許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする付記1記載の通信方法。
【0096】
(付記3) 前記同期信号がクロック信号であって、前記同期信号監視過程は、該クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、前記所定区間の時間幅として監視対象とするものであることを特徴とする付記1記載の通信方法。
【0097】
(付記4) 前記同期信号監視過程による監視結果を通信の相手先に報告する受信結果報告過程を有することを特徴とする付記1記載の通信方法。
【0098】
(付記5) データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信部と、
前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えたことを特徴とする電子機器。
【0099】
(付記6) 送信されてきたデータを、該データとともに送信されてきた同期信号に同期して少なくとも受信するデータ受信部と、
送信されてきた同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えたことを特徴とする電子機器。
【0100】
(付記7) データを、該データ受信用の同期信号とともに少なくとも送信するデータ送信部と、
送信した同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えたことを特徴とする電子機器。
【0101】
(付記8) 前記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備え、
前記同期信号監視部は、前記同期信号の所定区間の時間幅が前記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする付記5から7のうちいずれか1つの付記記載の電子機器。
【0102】
(付記9) 前記同期信号がクロック信号であって、前記同期信号監視部は、該クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、前記所定区間の時間幅として監視対象とするものであることを特徴とする付記5から7のうちいずれか1つの付記記載の電子機器。
【0103】
(付記10) 前記同期信号監視部による監視結果を前記データ通信部による通信の相手先に報告する通信結果報告部を備えたことを特徴とする付記5記載の電子機器。
【0104】
(付記11) 前記同期信号監視部による監視結果を前記データ受信部により受信されたデータの発信元に報告する受信結果報告部を備えたことを特徴とする付記6記載の電子機器。
【0105】
(付記12) 前記同期信号監視部による監視結果を前記データ送信部によるデータの送信先に報告する送信結果報告部を備えたことを特徴とする付記7記載の電子機器。
【0106】
(付記13) データ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、該電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムであって、
前記電子機器を、
データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信部と、
前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えた電子機器として動作させることを特徴とする通信プログラム。
【0107】
(付記14) データ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、該電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムであって、
前記電子機器を、
送信されてきたデータを、該データとともに送信されてきた同期信号に同期して少なくとも受信するデータ受信部と、
送信されてきた同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えた電子機器として動作させることを特徴とする通信プログラム。
【0108】
(付記15) データ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、該電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムであって、
前記電子機器を、
データを、該データ受信用の同期信号とともに少なくとも送信するデータ送信部と、
送信した同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えた電子機器として動作させることを特徴とする通信プログラム。
【0109】
(付記16) 前記電子機器を、さらに、前記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備えた電子機器として動作させる通信プログラムであって、
前記同期信号監視部は、前記同期信号の所定区間の時間幅が前記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする付記13記載の通信プログラム。
【0110】
(付記17) 前記同期信号がクロック信号であって、前記同期信号監視部は、該クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、前記所定区間の時間幅として監視対象とするものであることを特徴とする付記13から15のうちのいずれか1つの付記記載の通信プログラム。
【0111】
(付記18) 前記電子機器を、さらに、前記同期信号監視部による監視結果を前記データ通信部による通信の相手先に報告する通信結果報告部を備えた電子機器として動作させることを特徴とする付記13記載の通信プログラム。
【0112】
(付記19) 前記電子機器を、さらに、前記同期信号監視部による監視結果を前記データ受信部により受信されたデータの発信元に報告する受信結果報告部を備えた電子機器として動作させることを特徴とする付記14記載の通信プログラム。
【0113】
(付記20) 前記電子機器を、さらに、前記同期信号監視部による監視結果を前記データ送信部による通信の相手先に報告する送信結果報告部を備えた電子機器として動作させることを特徴とする付記15記載の通信プログラム。
【0114】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、パリティ・チェックやCRCとは別に、信号波形のなまり等により生ずるデータの内容がノイズ等により変化したことを検出することができ、さらにデータ送信先に報告することで、早急にデータの再送信をうながすことができ、誤ったデータを受信側で処理しないようにすることができる。その結果、データ転送の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の一実施形態である光磁気ディスク装置(MO)が接続された、同じく本発明の電子機器の一実施形態であるパーソナルコンピュータの外観図である。
【図2】図1に示した外観を有する、パーソナルコンピュータと光磁気ディスク装置それぞれのハードウェア構成図である。
【図3】本発明の通信プログラムの一実施形態を示す模式図である。
【図4】本発明の電子機器の一実施形態の機能構成ブロック図である。
【図5】図4に示す電子機器において行われるデータ通信の各過程を示したフローチャートである。
【図6】図2に示すパーソナルコンピュータに備えられたSCSIコントローラの、データ転送のエラー検出を行う部分の回路図である。
【図7】一連のデータを順次転送する際の、データラインにおけるデータの移り変わりを示す図(a)と、データストローブ信号を示す図(b)である。
【図8】図2に示す光磁気ディスク装置に対して、その光磁気ディスク装置に接続された、図2に示すパーソナルコンピュータが行う設定処理のフローチャートである。
【図9】ホストからリードコマンドを受けた際に、光磁気ディスク装置が行うリードコマンド処理のフローチャートである。
【図10】ある具体例における、図8を用いて説明した設定処理から図9を用いて説明したリードコマンド処理にかけての処理の流れの概要を示す図である。
【図11】データストローブ信号の信号波形の一例を示す図である。
【図12】データストローブ信号の、信号波形の他の一例を示す図である。
【図13】図10を用いて説明した処理の流れの後に続く処理の流れの概要を示す図である。
【図14】ホストからライトコマンドを受けた際に、光磁気ディスク装置が行うライトコマンド処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100  パーソナルコンピュータ
101  本体部
102  表示部
103  キーボード
104  マウス
111  CPU
112  RAM
113  ハードディスクコントローラ
114  FDドライブ
115  CD−ROMドライブ
116  マウスコントローラ
117  キーボードコントローラ
118 ディスプレイコントローラ
119  SCSIコントローラ
1190  データストローブライン
1191  立上り検出回路
1192  立下り検出回路
1193  “High”期間検出回路
1194  “Low”期間検出回路
1195  動作周波数検出回路
120  RS−232Cコントローラ
200  光磁気ディスク装置
211  CPU
212  F−ROM
213  RAM
214  ODC
215  DSP
216  SCSIコントローラ
217  RS−232Cコントローラ
300  SCSIケーブル
400  通信プログラム
410  データ通信部
420  基準記憶部
430  同期信号監視部
440  通信結果報告部
500  電子機器
510  データ通信部
520  基準記憶部
530  同期信号監視部
540  通信結果報告部
61  データ通信過程
62  同期信号監視過程
63  受信結果報告過程

Claims (10)

  1. データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信過程と、
    前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視過程とを有することを特徴とする通信方法。
  2. 前記同期信号監視過程は、前記同期信号の所定区間の時間幅が所定の許容最小時間幅と所定の許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  3. 前記同期信号がクロック信号であって、前記同期信号監視過程は、該クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、前記所定区間の時間幅として監視対象とするものであることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  4. 前記同期信号監視過程による監視結果を通信の相手先に報告する通信結果報告過程を有することを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  5. データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信部と、
    前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 前記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備え、
    前記同期信号監視部は、前記同期信号の所定区間の時間幅が前記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 前記同期信号がクロック信号であって、前記同期信号監視部は、該クロック信号の、立ち上がり時間、立ち下がり時間、Hレベルの時間幅、Lレベルの時間幅、および所定の転送周期の中から選択された1つもしくは複数を、前記所定区間の時間幅として監視対象とするものであることを特徴とする請求項5又は6記載の電子機器。
  8. 前記同期信号監視部による監視結果を前記データ通信部による通信の相手先に報告する通信結果報告部を備えたことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  9. データ通信を担うハードウェアを有するとともにプログラムを実行する機能を有する電子機器内で実行され、該電子機器にデータ通信を行わせる通信プログラムであって、
    前記電子機器を、
    データと該データ受信用の同期信号との双方を送信又は/及び受信するデータ通信部と、
    前記同期信号の信号波形の所定区間の時間幅が所定の基準を満足しているか否かを監視する同期信号監視部とを備えた電子機器として動作させることを特徴とする通信プログラム。
  10. 前記電子機器を、さらに、前記所定区間の、許容最小時間幅と許容最大時間幅とを表す基準情報を記憶しておく基準記憶部を備えた電子機器として動作させる通信プログラムであって、
    前記同期信号監視部は、前記同期信号の所定区間の時間幅が前記基準記憶部に記憶された基準情報により表される許容最小時間幅と許容最大時間幅との間にあるか否かを監視するものであることを特徴とする請求項9記載の通信プログラム。
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