JP2000174850A - 高速シリアルバスコントローラ装置、及び同装置に於ける送信制御方法 - Google Patents

高速シリアルバスコントローラ装置、及び同装置に於ける送信制御方法

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JP2000174850A
JP2000174850A JP10349589A JP34958998A JP2000174850A JP 2000174850 A JP2000174850 A JP 2000174850A JP 10349589 A JP10349589 A JP 10349589A JP 34958998 A JP34958998 A JP 34958998A JP 2000174850 A JP2000174850 A JP 2000174850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に任意のエラーパケットを発生させる機能
を付加することにより、システム試験の効率向上を図っ
た高速シリアルバスコントローラを提供すること。 【解決手段】シリアルバスコントローラに於いて、LI
NK−IC33に送信データを設定する送信用FIFO
331とエラー送信制御用の領域を有するレジスタ33
2、バス調停要求により得たバスを獲得した後にパケッ
ト送信する送信用制御部333を設け、レジスタ332
の設定により任意の形式のパケットを発生できる機能を
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信データを送受
信するシリアルバスコントローラ、特にIEEE139
4にて規定される通信データを送受信する高速シリアル
バスコントローラ装置、及び高速シリアルバスコントロ
ーラ装置に於ける送信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ通信は、パラレル通信方式
とシリアル通信方式の2種類に大別できるものであっ
た。
【0003】パラレル通信方式では高速通信が実現可能
となるが、接続距離が短く制限されたり、接続部分例え
ばコネクタが大型化するという欠点がある。パラレルバ
スの一例がSCSI(Small Computer
SystemInterface)である。
【0004】一方、シリアル通信方式にあっては、シリ
アルバスの接続部分を小型化を図れると共に、接続距離
を比較的長くすることが可能ではある。しかし、パラレ
ルバスほどの高速化通信は困難なものであった。シリア
ルバスの例としてイーサネット(IEEEE802.
3)や、USB(Universal Serial
Bus)、IEEE1394等があげられる。
【0005】近年、電子機器の軽薄短小化に伴い、シリ
アルバスに関する高速化技術の標準化が活発化されてき
ている。IEEE1394は、パーソナルコンピュータ
やAV機器、通信機器を融合した新しいデジタル民生機
器を実現する中核技術の一つである高速化インターフェ
ースに関するものである。このIEEE1394では、
高速で安定したデータ通信が可能なように種々の規定が
ある。その規定の幾つかを以下に例示する。
【0006】 (1)主要なパケットは32bit単位である。 (2)ヘッダ部、データ部に別れている。即ち、ヘッダ
部の形式は数通りに決められており、データ部の長さは
ヘッダ部に宣言される。 (3)ヘッダ部、データ部夫々にCRCというエラー検
出コードが付く。 (4)データ受信後、直ぐに認識(Ack)を返す。こ
の作業をハードウエアにて実現する。 (5)認識(Ack)は8bit長で、コード、パリテ
ィによりエラー検出できる。
【0007】上記規定を遵守することにより、バスに流
れるデータはかなり制限されてエラーが少ない、或いは
エラー発生しても直ぐ検出でき、高速データ通信を実現
可能となるものである。システム設計者は上記規定に違
わないようシステム設計を行うものであるであると共
に、上記規定に違反した場合の動作が適切であるかも検
証する必要がある。
【0008】従来の高速シリアルバスコントローラ及び
その送受信の例を図11に示す。111はデータ通信の
媒体となるケーブルであり、現在は主に電気信号をデー
タの媒体としている。112は物理層のIC(PHY−
IC)であり、ケーブル111を流れるアナログの電気
信号を、データリンク(Data−LINK)層のIC
(LINK−IC)113が認識可能なデジタルデータ
に変換する機能を有する。このLINK−IC113
は、物理層のIC(PHY−IC)112から受信した
データを規定の形式に変換し、ソフトウェアにて制御可
能なインターフェースを作成する機能を有するものであ
る。114はトランザクション(Transactio
n)層に存するホスト(HOST)であり、ホストとし
て主にマイコン(MPU)等が用いられる。マイコン上
で、LINK−IC113を制御するソフトウェアを動
作させることにより、データ送受信を行う階層である。
【0009】上記のような構成にあって、この高速シリ
アルバスでデータを送受信する場合、ユーザは所望の送
信データをトランザクション層114のHOST経由に
て設定すればよい。実際に流れるデータの形式やタイミ
ングは、ケーブル111やPHY−IC112、LIN
K−IC113のハードウェアが自動的に設定して送信
する。データ受信の場合も、ケーブル111やPHY−
IC112、LINK−IC113のハードウェアがデ
ータを判断し、Ack送信等の適切な処置を施して必要
なデータのみをトランザクション層のHOST114に
伝達する。上記ケーブル111、PHY−IC112、
LINK−IC113のハードウェアにて強力なエラー
検出を行うことで、トランザクション層のソフトウェア
に人為的なミスが生じても、データ通信機能を妨げない
ように工夫されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した高
速シリアルバスを用いたシステムを設計する場合、ハー
ドウェア障害が発生し、誤ったデータが伝送路上を流れ
た場合の処理が正しくなされているかも検証しなくては
ならない。この従来の検証方法を図11を参照して以下
に説明する。
【0011】121及び122はノイズ発生装置であ
り、LINK−IC113やPHY−IC112の状態
を監視して、必要なときに伝送路上にノイズを発生させ
る。適切なタイミングにてノイズ発生させることによ
り、エラーデータの発生が可能である。但し、ノイズ発
生の精度を高めようとすればするほど、装置が複雑化す
る。又、ノイズ発生装置121、122だけでは起こし
得ないエラーも存在するものである。特にIEEE13
94には以下に示すような種々のエラーが規定されてい
る。システム設計段階で、これらのエラー処理を個々に
確認するのは非常に煩わしく手間を要する作業である。
【0012】(1)ヘッダCRCエラー (2)データCRCエラー (3)データ長エラー (4)ヘッダの型(トランザクションコード等)エラー (5)32bit単位でないパケットの伝送 (6)禁止アドレスへのアクセス (7)認識(Ack)パケットのコードエラー (8)認識(Ack)パケットのCRCエラー (9)その他のエラー
【0013】そこで、本発明は上記事情を考慮して成さ
れたもので、上記不具合を解消し、容易に任意のエラー
パケットを発生させる機能を付加することにより、シス
テム試験の効率向上を図った高速シリアルバスコントロ
ーラ装置、及び高速シリアルバスコントローラ装置に於
ける送信制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為、シリアルバスコントローラに於いて、予め想定
されたエラーを簡単に発生させるスイッチ手段と、レジ
スタの設定により任意の形式のパケットを発生できる機
能を設けたことを特徴とする。これにより、システム試
験の簡略化を実現する。
【0015】又、本発明は上記目的を達成する為、シリ
アルバスのパケット送信に於いて、パケットのヘッダ部
又はデータ部のCRCエラーを発生させるスイッチ手段
を有し、その設定によって簡単にヘッダCRCエラーパ
ケット又はデータCRCエラーパケットを発生できるよ
うにしたことを特徴とする送信制御装置にある。
【0016】更に、本発明は上記目的を達成する為、シ
リアルバスのパケット送信に於いて、パケットのデータ
長エラーを発生させるスイッチ手段を有し、その設定に
よって簡単にデータ長エラーパケットを発生できること
を特徴とする送信制御装置にある。
【0017】更に、本発明は上記目的を達成する為、シ
リアルバスのパケット送信に於いて、任意のデータ形式
を設定できるレジスタ領域を持ち、その設定によって任
意の形式のパケットを発生できることを特徴とする送信
制御装置にある。
【0018】更に、本発明は上記目的を達成する為、シ
リアルバスのパケット送信に於いて、認識(Ack)パケ
ットのパリティエラーを発生させるスイッチ手段を持
ち、そのスイッチ手段を設定することによって簡単に受
信パケットに対する認識(Ack)を返信するときに、
認識(Ack)のパリティエラーを発生できることを特
徴とする送信制御装置にある。
【0019】更に、本発明は上記目的を達成する為、シ
リアルバスのパケット送信に於いて、任意の認識(Ac
k)パケットを設定できるレジスタ領域を持ち、その設
定によって簡単に受信パケットに対する認識(Ack)
を返信するときに、任意の認識(Ack)コードにを発
生できることを特徴とする送信制御装置にある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図を
参照して説明する。図1は本実施形態のシリアルバスコ
ントローラの概略構成を示す図であり、各ノード(NO
DE)は、物理層(PHY)、データリンク層(Dat
a LINK)、トランザクション層(Transac
tion)にあって、ケーブル31に接続される物理層
のIC(PHY−IC)32、リンク層のIC(LIN
K−IC)33、ホスト(HOST)34を有してい
る。
【0021】ここで、ケーブル31はデータ通信の媒体
となるものであり、現在は主に電気信号をデータの媒体
としているが、将来的にはこれらが光ケーブルになった
り、赤外線等コードレスの媒体になっても構わないもの
である。又、PHY−IC32は、ケーブル31を流れ
るアナログの電気信号を、相互にデジタル接続されるL
INK−IC33が認識可能なデジタルデータに変換す
る機能を有する。LINK−IC33は、PHY−IC
32から受信したデータを規定の形式に変換し、ソフト
ウェアにて制御可能なインターフェースを作成する機能
を有するものである。ホスト34はLINK−IC33
と相互にデジタル接続されるものであり、ホストとして
はマイコン(MPU)が用いられている。そして、マイ
コン上で、LINK−IC33を制御するソフトウェア
を動作させることにより、データ送受信を行う。
【0022】ところで、上記LINK−IC33は本発
明の実施形態の主対象であり、図2にその送信機能を示
す。即ち、LINK−IC33は、送信用FIFO(T
x data FIFO)331とレジスタ(Reg)
332、送信制御部(Controller)333と
から構成される。
【0023】通常の送信は送信用FIFO331にデー
タを書き込んでから、レジスタ332の特定のビット
(ATGOで示す)を1にセットすると、送信制御部3
33にてバスの調停をした後、CRCを付加する等正し
いパケット形式に整えてPHY−IC32へデータ送信
する。送信完了後、ATGOは0にリセットされ、次の
送信の為に待機状態になる。
【0024】ここで、レジスタ332にエラー送信制御
用のビット334を設けることで、本発明を実現する。
このビット334のレジスタの一例を図3に示す。通常
のレジスタアクセスが可能なように32bitのレジス
タを設けてある。
【0025】図4に、本実施形態に適用する高速シリア
ルバス(IEEE1394)のパケットの形式を示す。
【0026】図4の(a)は、主要なパケット(Mai
n Packet)の形式である。1クワッドレット
(Quadlet)=32ビット単位のパケットである
ことを特徴とする。伝送路上では第1クワッドレット
(1st Quadlet)のビット0から最終クワッ
ドレットのビット31迄シリアルに転送される。ヘッダ
部(Header)が2〜5クワッドレット、データ部
が0又は2クワッドレット以上ある。ヘッダ部の最終ク
ワッドレット及びパケットの最終クワッドレットに夫々
CRCと称されるエラー検出コードが付加されている。
パケットの形式は第一クワッドレットのビット24から
ビット27迄の4ビットのコード(TCcde)により
決定される。
【0027】図4の(b)は、認識パケット(Ack
Packet)の形式である。一部の主要なパケットを
受信したノードは必ずそれに対する認識パケットを返さ
なくてはならない。認識パケットは8ビット長で前半の
4ビットが認識コード、後半の4ビットがその反転値
(Parity)である。
【0028】図4の(c)は、PHY形式パケット(P
HY Packet)の形式と称される特殊なパケット
である。これらは前述のPHY−IC32同士の情報交
換の為に用いられる。又、その一部はLINK−ICに
まであがってくる。この形式のパケットは2クワッドレ
ット長(64ビット長)と定められており、前半の1ク
ワッドレットがPHY形式パケットのデータ部で、後半
の1クワッドレットがその反転値(Parity)であ
る。
【0029】上記構成につき、その動作/作用を以下に
説明する。先ず、CRCエラーを発生させる場合の各処
理、即ちヘッダCRCエラーの発生、データCRCエラ
ーの発生、ヘッダCRCエラー及びデータCRCエラー
の発生の処理を図5のフローチャートを参照して説明す
る。最初に、ヘッダCRCエラーの発生処理を説明す
る。先ず、送信用FIFO331に送信データを設定す
る(ステップS502)。続いて、エラー送信制御レジ
スタ334即ち図3のビット12(HDCrcEr)に
1を設定すると共に(ステップS504)、レジスタ3
32の領域332aの送信開始フラグ(ATGO)に1
を設定する(ステップS506)。そして、LINC−
IC33の送信制御部333がバスの調停を要求し(ス
テップS508)、バスを獲得した後、パケットを送信
する(ステップS510)。このとき、パケットのヘッ
ダCRCの内の1つのビットが反転し、ヘッダCRCエ
ラーのパケットを送信する。
【0030】次に、データCRCエラーの発生処理を説
明する。先ず、送信用FIFO331に送信データを設
定する(ステップS502)。続いて、エラー送信制御
レジスタ334即ち図3のビット13(DTCrcE
r)に1を設定すると共に(ステップS504)、レジ
スタ332の領域332aの送信開始フラグ(ATG
O)に1を設定する(ステップS506)。そして、L
INK−IC33の送信制御部333がバスの調停を要
求し(ステップS508)、バスを獲得した後、パケッ
トを送信する(ステップS510)。このとき、パケッ
トのデータCRCの内の1つのビットが反転し、ヘッダ
CRCエラーのパケットを送信する。又、データ部のな
いパケット送信の場合はエラーを発生しない。
【0031】最後に、ヘッダCRCエラー及びデータC
RCエラーの発生処理を説明する。先ず、送信用FIF
O331に送信データを設定する(ステップS50
2)。続いて、エラー送信制御レジスタ334即ち図3
のビット13(DTCrcEr)とビット12(HDC
rcEr)に1を設定すると共に(ステップS50
4)、レジスタ332の領域332aの送信開始フラグ
(ATGO)に1を設定する(ステップS506)。そ
して、LINK−IC33の送信制御部333がバスの
調停を要求し(ステップS508)、バスを獲得した
後、パケットを送信する(ステップS510)。このと
き、ヘッダCRC及びデータCRCの誤ったパケットを
送信する。又、データ部のないパケット送信の場合はヘ
ッダCRCエラーのみ発生する。
【0032】尚、エラーでないパケットの送信の場合
は、上記ステップS504の処理をスキップすることに
より、エラーのない送信が実現できるものである。次
に、データ長エラーを発生させる場合の各処理、即ちデ
ータ長が規定より長いパケットの発生、データ長が規定
より短いパケットの発生を図6のフローチャートを参照
して説明する。
【0033】データ長が規定より長いパケットの発生処
理を説明する。送信用FIFO331に送信データを設
定する(ステップS602)。続いて、エラー送信制御
レジスタ334即ち図3のビット15(DTLong)
に1を設定すると共に(ステップS604)、レジスタ
332の所定領域332aの送信開始フラグ(ATG
O)に1を設定する(ステップS606)。そして、L
INK−IC33の送信制御部333がバスの調停を要
求し(ステップS608)、バスを獲得した後、パケッ
トを送信する(ステップS610)。データ部のあるパ
ケット送信の場合、データ部が1クワッドレット(32ビ
ット)長いパケットを送信する。又、データCRCは正
しく付加される。
【0034】データ長が規定より短いパケットの発生処
理を説明する。送信用FIFO331に送信データを設
定する(ステップS602)。続いて、エラー送信制御
レジスタ334即ち図3のビット14(DTShor
t)に1を設定すると共に(ステップS604)、レジ
スタ332の所定領域332aの送信開始フラグ(AT
GO)に1を設定する(ステップS606)。そして、
LINK−IC33の送信制御部333がバスの調停を
要求し(ステップS608)、バスを獲得した後、パケ
ットを送信する(ステップS610)。データ部のある
パケット送信の場合、データ部が1クワッドレット(32
ビット)短いパケットを送信する。但し、ヘッダ部で宣
言したデータ長が0〜4バイトの場合はデータ部のない
パケットを送信する。又、CRCは正しく付加される。
【0035】尚、エラーでないパケットの送信の場合
は、上記ステップS604の処理をスキップすることに
より、エラーのない送信が実現できるものである。
【0036】以下に、アライメントエラーを発生させる
場合の処理を図7のフローチャートを参照して説明す
る。ここで、アライメントエラーとはパケット長が32
ビット単位でないパケットのことをいう。本実施形態に
よるシリアルバスコントローラでアライメントエラーを
発生させる場合PHY−IC32、LINK−IC33
のインターフェースにより以下のような規定がある。即
ち、転送速度が約100Mz(S100)の場合、送信
パケット長は2ビット単位となる。転送速度が約200
Mz(S200)の場合、送信パケット長は4ビット単
位となる。転送速度が約400Mz(S400)の場
合、送信パケット長は8ビット単位となる。
【0037】送信用FIFO331に送信データを設定
する(ステップS702)。エラー送信制御レジスタ3
34即ち図3のビット28からビット24(Align
Err[28:24])に2〜30迄の数値(2進で0
0010〜11110)を設定する(ステップS70
4)。レジスタ332の所定領域332aの送信開始フ
ラグ(ATGO)に1を設定する(ステップS70
6)。LINK−IC33送信制御部333がバスの調
停を要求し(ステップS708)、バスを獲得した後、
パケットを送信する(ステップS710)。この時、送
信データの最終クワッドレットがAlignErrで示
されたビット数で打ち切られる。
【0038】例えばS100送信時、5クワッドレット
パケット送信に対し、AlignErr=10ビットと
設定すると、実際の送信は5クワッドレット+10ビッ
トになる。CRCもエラーになる。
【0039】又、S400送信時、5クワッドレットパ
ケット送信に対し、AlignErr=10ビットと設
定すると、AlignErr[28:24]の下位3ビ
ットは無視され、AlignErr=8ビットと解釈さ
れる。実際の送信は5クワッドレット+8ビットにな
る。CRCもエラーになる。
【0040】尚、エラーでないパケットの送信の場合
は、上記ステップS704の処理をスキップすることに
より、エラーのない送信が実現できるものである。
【0041】続いて、任意形式のパケットを発生させる
場合の処理を以下に説明する。エラー送信制御レジスタ
324即ち図3のビット9からビット0(AnyPac
ket Leng[9:0])迄に任意の値を設定する
ことで、送信用FIFO331に設定されたデータを形
式化することなくそのまま送信することができる。An
yPacketLeng[9:0]は送信したいデータ
の長さで、単位はバイト(8ビット)である。但し、下
位2ビットは常にゼロとする。アライメントエラーを起
こしたい場合は上記AlignErrと組み合わせて使
用する。以下に任意形式のパケットを発生させる処理手
順を図8を参照して説明する。
【0042】送信用FIFO331に送信データを設定
する(ステップS802)。この時、パケットの形式や
CRC等もユーザ側で計算し設定する必要がある。エラ
ー送信制御レジスタ334即ち図3のビット9からビッ
ト0(AnyPacketLeng[9:0])に送信
したいパケット長をバイト単位で設定する(ステップS
804)。但し、実際の送信はクワッドレット単位なの
で、AnyPacketLent[1:0]は常にゼロ
を設定する。レジスタ332の所定領域332aの送信
開始フラグ(ATGO)に1を設定する(ステップS8
06)。送信制御部333がバスの調停を要求し(ステ
ップS808)、バスを獲得した後、パケットを送信す
る(ステップS810)。尚、エラーでないパケットの
送信の場合は、上記ステップS804の処理をスキップ
することにより、エラーのない送信が実現できるもので
ある。
【0043】Ackのパリティエラーを発生させる場合
の処理に関し、図9を参照して説明する。エラー送信制
御レジスタ334図3のビット23(AckParE
r)を1に設定する(ステップS902)。自ノード宛
でAckが必要なパケットを受信する(ステップS90
4)。受信したパケットに対してAckを送信する時に
Ackのパリティが誤ったAckを返信する(ステップ
S906)。尚、エラーでないパケットの送信の場合
は、上記ステップS904の処理をスキップすることに
より、エラーのない送信が実現できるものである。
【0044】最後に、任意のAckコードを返送する場
合の処理を図10を参照して説明する。エラー送信制御
レジスタ334即ち図3のビット20(AckParE
r)を1に設定し、ビット19からビット16(Any
Ack[19:16])に任意のAckコードを設定す
る(ステップS1002)。自ノード宛でAckが必要
なパケットを受信する(ステップS1004)。受信し
たパケットに対してAckを送信するときにAnyAc
kで設定したAckコードにてAckを返信する(ステ
ップS1006)。AckParErと組み合わせるこ
とにより、任意のAckコード+パリティエラーのAc
kを返信できる(ステップS1008)。尚、エラーで
ないパケットの送信の場合は、上記ステップS1002
の処理をスキップすることにより、エラーのない送信が
実現できるものである。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、予め想
定されるエラーを簡単に発生することができるので、シ
ステム試験の効率が向上する。又、夫々のエラーの組合
せが可能なので、複雑なエラーパケットも発生可能とな
る。更に、任意形式のパケットも発生できるので、シス
テム設計者が考えるあらゆる状況下での試験が可能とな
り、システム試験の品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるシリアルバスコント
ローラの概略構成を示す図。
【図2】同実施形態に係わり、LINC−ICの送信機
能を示す図。
【図3】同実施形態に係わり、レジスタにエラー送信制
御用のビットを設けたレジスタの一例を示す図。
【図4】同実施形態に係わり、高速シリアルバス(IE
EE1394)のパケットの形式を示す図。
【図5】同実施形態に係わり、CRCエラーを発生させ
る場合の各処理の流れを示すフローチャート。
【図6】同実施形態に係わり、データ長エラーを発生さ
せる場合の各処理の流れを示すフローチャート。
【図7】同実施形態に係わり、アライメントエラーパケ
ットを発生させる手順を示すフローチタャート。
【図8】同実施形態に係わり、任意形式のパケットを発
生させる場合の処理を示すフローチャート。
【図9】同実施形態に係わり、Ackのパリティエラー
を発生させる場合の処理を示すフローチャート。
【図10】同実施形態に係わり、任意のAckコードを
返送する場合の処理を示すフローチャート。
【図11】従来の高速シリアルバスコントローラ及びそ
の送受信の例を示す図。
【図12】従来の検証方法を示す図。
【符号の説明】
31…ケーブル、32…物理層のIC(PHY−I
C)、33…データリンク層のIC(LINK−I
C)、34…ホスト(HOST)、331…送信用FI
FO、332…レジスタ、333…送信制御部、334
…エラー送信レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B083 AA03 BB06 CC12 CE01 DD10 GG08 5K033 AA05 AA06 BA04 CB04 CB14 CC01 DA13 DB12 EA01 EA05 5K034 AA16 DD02 FF13 HH04 HH09 KK01 KK21 MM01 TT02 5K035 AA04 AA07 BB02 CC01 CC10 DD03 GG04 JJ04 MM01 MM06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理層に設けられ、データ通信の媒体と
    なるケーブルを流れるアナログ信号をデジタルデータに
    変換する第1の制御回路手段と、 上記物理層に隣接するデータリンク層に設けられ、上記
    第1の制御回路手段にて変換されたデジタルデータを認
    識し、所定の形式に変換してソフトウェア制御可能なイ
    ンターフェース機能を作成する第2の制御回路手段と、 上記データリンク層に隣接するトランザクション層に設
    けられ、上記第2の制御回路手段を制御するソフトウェ
    アを動作させることによりデータの送受信を行うホスト
    とを具備する高速シリアルバスコントローラ装置にあっ
    て、 上記第2の制御回路手段は、 送信データを設定する送信用FIFOと、 エラー送信制御用の領域を有するレジスタと、 バス調停要求により得たバスを獲得した後にパケット送
    信する送信制御部とを設けたことを特徴とする高速シリ
    アルバスコントローラ装置。
  2. 【請求項2】 高速シリアルバスのパケット送信を行う
    シリアルバスコントローラ装置に於いて、 上記パケットのヘッダ部のCRCエラーを発生させる手
    段を設け、 この手段の設定により、ヘッダCRCエラーパケット又
    はデータCRCエラーパケットを発生可能としたことを
    特徴とする高速シリアルバスコントローラ装置。
  3. 【請求項3】 高速シリアルバスのパケット送信を行う
    シリアルバスコントローラ装置に於いて、 パケットのデータ長エラーを発生させる手段を設け、 この手段の設定により、データ長エラーパケットを発生
    可能としたことを特徴とする高速シリアルバスコントロ
    ーラ装置。
  4. 【請求項4】 高速シリアルバスのパケット送信を行う
    シリアルバスコントローラ装置に於いて、 任意のデータ形式を設定できるレジスタ領域を設け、 この領域の設定により、任意形式のパケットを発生可能
    としたことを特徴とする高速シリアルバスコントローラ
    装置。
  5. 【請求項5】 高速シリアルバスのパケット送信を行う
    シリアルバスコントローラ装置に於いて、 認識パケットのパリティエラーを発生させる手段を設
    け、 この手段の設定により、受信パケットに対する認識を返
    信する際に認識のパリティエラーを発生可能としたこと
    を特徴とする高速シリアルバスコントローラ装置。
  6. 【請求項6】 高速シリアルバスのパケット送信を行う
    シリアルバスコントローラ装置に於いて、 任意の認識パケットを設定できるレジスタ領域を設け、 この領域の設定により、受信パケットに対する認識を返
    信する際に任意の認識コードを発生可能としたことを特
    徴とする高速シリアルバスコントローラ装置。
  7. 【請求項7】 物理層に設けられ、データ通信の媒体と
    なるケーブルを流れるアナログ信号をデジタルデータに
    変換する第1の制御回路手段と、 上記物理層に隣接するデータリンク層に設けられ、上記
    第1の制御回路手段にて変換されたデジタルデータを認
    識し、所定の形式に変換してソフトウェア制御可能なイ
    ンターフェース機能を作成する第2の制御回路手段と、 上記データリンク層に隣接するトランザクション層に設
    けられ、上記第2の制御回路手段を制御するソフトウェ
    アを動作させることによりデータの送受信を行うホスト
    とを有する高速シリアルバスコントローラ装置に於い
    て、 上記第2の制御回路手段は、 内設する送信用FIFOに送信データを設定し、 内設レジスタのエラー送信制御用の領域を所定の状態に
    設定すると共に、送信開始フラグを設定し、 バス調停要求に基づきバスを獲得してパケット送信する
    ようにしたことを特徴とする高速シリアルバスコントロ
    ーラ装置に於ける送信制御方法。
  8. 【請求項8】 上記第2の制御回路手段は、内設レジス
    タのエラー送信制御用の領域を所定の状態に設定し、 自ノード宛にてAckが必要なパケットを受信し、 この受信パケットに対してAck送信する際にAckの
    パリティが誤Ackを返信するようにしたことを特徴と
    する請求項7記載の高速シリアルバスコントローラ装置
    に於ける送信制御方法。
  9. 【請求項9】 上記第2の制御回路手段は、内設レジス
    タのエラー送信制御用の領域を所定の状態に設定すると
    共に、任意のAckコードを設定し、 自ノード宛にてAckが必要なパケットを受信し、 この受信パケットに対してAck送信する際にAnyA
    ckにて設定したAckコードを返信するようにし、 AckParErと組合せることにより、任意のAck
    コードとパリティエラーのAck返信可能としたことを
    特徴とする請求項7記載の高速シリアルバスコントロー
    ラ装置に於ける送信制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008544389A (ja) * 2005-06-21 2008-12-04 エヌエックスピー ビー ヴィ PCIExpressデバイスのデータ完全性の並列検査方法

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